JP3521736B2 - 配膳車 - Google Patents

配膳車

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JP3521736B2
JP3521736B2 JP07937798A JP7937798A JP3521736B2 JP 3521736 B2 JP3521736 B2 JP 3521736B2 JP 07937798 A JP07937798 A JP 07937798A JP 7937798 A JP7937798 A JP 7937798A JP 3521736 B2 JP3521736 B2 JP 3521736B2
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弘一 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院やその他ホテ
ルや学校等で使用される配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば病院において各病室の患者に給食
する場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛りつけ
た食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車
内に多数収容し、配膳車を走行させて各病室を回りなが
ら、配膳車からトレーを取り出して患者に配達すること
によって行われている。
【0003】このような配膳車として従来から各種のも
のが提供されており、例えば特開平8−33523号公
報、特開平8−33524号公報、特開平8−3352
5号公報等にみられるように、最近では保温と保冷の機
能を有する配膳車が提供されている。また、従来の配膳
車は配膳係の作業者が押したり引いたりして走行させる
のが一般的であったが、このように保温や保冷の機能を
設けると配膳車の重量が重くなるので、モータで車輪を
駆動させて自走させる自走式の配膳車が提案されるに至
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような配膳
車は、夜間は動力を停止させて厨房内に載置させておく
ことが多く、この間に配膳車の庫内や、配膳車の保温・
保冷機能及び自走機能を制御する制御部内にゴキブリ等
の害虫が侵入することがあり、配膳車がゴキブリ等によ
って汚染されて配膳車にて配膳される食品の衛生が保て
なくなる恐れがあった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、配膳車の内部へのゴキブリの侵入を防止すること
ができる配膳車を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】本発明の請求項1に記載の配膳車は、給食
用のトレーを多数収容する車両本体1の下面に走行用の
車輪13を設けて形成される配膳車において、車両本体
1の下方に気流を発生させる送風ファン2を車両本体1
の下面の周縁に設けると共に、送風ファン2にて発生さ
れる気流を送風ファン2の外側斜め下方に導くルーバ4
を送風ファン2の外側に設けて成ることを特徴とするも
のである。
【0007】また本発明の請求項2に記載の発明は、
食用のトレーを多数収容する車両本体1の下面に走行用
の車輪13を設けて形成される配膳車において、車両本
体1の下方に気流を発生させる送風ファン2を車両本体
1の下面の周縁に設けると共に、送風ファン2にて発生
される気流を送風ファン2の外側斜め下方に導くルーバ
4を送風ファン2の外側に設け、送風ファン2にて発生
される気流を車両本体1の下方へ誘導する送風路39を
車両本体1に設けて成ることを特徴とするものである。
また本発明の請求項3に記載の発明は、給食用のトレー
を多数収容する車両本体1の下面に走行用の車輪13を
設けて形成される配膳車において、車両本体1の下方に
気流を発生させる送風ファン2を車両本体1の下面の周
縁に設けると共に、送風ファン2にて発生される気流を
送風ファン2の外側斜め下方に導くルーバ4を送風ファ
ン2の外側に設け、送風ファン2にて発生される気流を
車両本体1の下方へ誘導する送風路39を車両本体1に
設け、車両本体1の下端の外周部に全周に亘ってバンパ
ー9を下方に垂下して形成し、バンパー9内に前記送風
路39を設けて成ることを特徴とするものである。
【0008】また本発明の請求項4に記載の発明は、
食用のトレーを多数収容する車両本体1の下面に走行用
の車輪13を設けて形成される配膳車において、車両本
体1の下方に気流を発生させる送風ファン2を車両本体
1に設け、送風ファン2にて発生される気流を車両本体
1の下方へ誘導する送風路39を車両本体1に設け、
両本体1の下端の外周部に全周に亘ってバンパー9を下
方に垂下して形成し、バンパー9内に前記送風路39を
設けて成ることを特徴とするものである。また本発明の
請求項5に記載の配膳車は、送風ファン2の稼動時間を
制御するタイマ16を設けることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図4及び図5は本発明の一実施例の全体の構造を
示すものであり、車両本体1の下面に車輪13を設けて
形成している。車輪13は図5のように、ACサーボモ
ータ等のモータ17によって駆動される一対の駆動輪1
3aと、首降り回動自在な一対の操向輪13bとで構成
されているものであり、駆動輪13aは車両本体1の後
部寄りに、操向輪13bは車両本体1の前部寄りにそれ
ぞれ取り付けるようにしている。
【0010】車両本体1は、下面に車輪13を取り付け
た台車6と、両側の側面が開口部18となった箱状にス
テンレス等の金属材で作製される温冷庫19と、この温
冷庫19に両側の開口部18を除いて、その前面や後
面、上面、すなわち温冷庫19の外面に外装されるプラ
スチック成形品の外装パネル20とで形成しており、温
冷庫19は台車6の上に固定してある。図4では、外装
パネル20は、車両本体1の前面部を構成する前外装パ
ネル20aと、後面部を構成する後外装パネル20b
と、屋根部を構成する上外装パネル20cとで形成する
ようにしている。
【0011】また、車両本体1の下端の台車6の外周部
には全周に亘って図4のようにゴム弾性を有するプラス
チックで作製したカラーのバンパー9を取り付けてい
る。このバンパー9は車両本体1の外面より外側に突出
するように設けられているものであり、図4、5に示す
ように車両本体1の両側にそれぞれ設けられる前バンパ
ー9aと、車両本体1の後端部に設けられる後バンパー
9bと、前後のバンパー9a、9b間において車両本体
1の両側にそれぞれ設けられる側バンパー9cとで形成
している。このように車両本体1の下端にバンパー9を
設けることによって、配膳車が建物の壁面や設備・機器
等にぶつかってもバンパー9で衝撃を吸収することがで
きるものであり、また車両本体1の下面の車輪13はバ
ンパー9でガードされており、足が車両本体1の下の車
輪13に巻き込まれたりすることを防ぐことができるも
のである。ここでバンパー9は外方へ傾斜させて突出さ
せるものであり、配膳車を走行させる際に壁面や設備・
機器等に衝突するときには、バンパー9の突出する先端
が当たるようにして、衝撃を高く吸収できるようにして
いる。
【0012】車両本体1の前部の前外装パネル20aの
上部には、図4に示すように前方へ開口する凹部21を
形成しており、この凹部21内において車両本体1の前
面に操作パネル22を設けている。操作パネル22に
は、車輪13を駆動するモータ17を操作するスイッチ
25や、温冷庫19の温蔵庫23内の加熱温度や冷蔵庫
24内の冷却温度をコントロールするスイッチ25等、
各種のスイッチを設けている。
【0013】また、車両本体1には配膳車の走行方向を
コントロールするために、車両本体1の前面にハンドル
26を取り付けている。このハンドル26は図4に示す
ように横に長い棒状に形成しており、車両本体1に突出
させて固定した一対の固定杆27の間にハンドル26を
架設することによって、操作パネル22の下側において
凹部21内に設けるようにしている。
【0014】更に車両本体1の前面と後面の少なくとも
一方には作業台28を取り付けている。図4の実施例で
は、前外装パネル20aの凹部21より下側に浅い凹所
29を凹設しており、この凹所29の上端部内に作業台
28の一端を上下回動自在に枢着することによって、作
業台28を取り付けるようにしている。また温冷庫19
内には間仕切り(図示せず)を設けて温冷庫19内を温
蔵庫23と冷蔵庫24とに仕切っている。また車両本体
1の両側の開口部18にはそれぞれ4枚ずつ扉30を取
り付けている。4枚の扉30のうち最も前の扉30aは
前部室32の冷蔵庫24を開閉するものであって、車両
本体1の開口部18の前の側縁部にヒンジで枢支してお
り、図4の矢印のように開くことができるようにしてい
る。次の扉30bは前部室32の温蔵庫23を開閉する
ものであって、車両本体1の支柱31にヒンジで枢支し
ており、図4の矢印のように開くことができるようにし
ている。次の扉30cは後部室33の温蔵庫23を開閉
するものであって、車両本体1の支柱31にヒンジで枢
支しており、図4の矢印のように開くことができるよう
にしている。次の扉30dは後部室33の冷蔵庫24を
開閉するものであって、車両本体1の開口部18の後の
側縁部にヒンジで軸支しており、図4の矢印のように開
くことができるようにしている。
【0015】また台車6にはその下面の後部寄りに駆動
輪13aを、前部寄りには操向輪13bをそれぞれ取り
付けている。一対の駆動輪13aはACサーボモータ等
のモータ17に連結してあり、モータ17にて駆動され
るようにしている。また一対の操向輪13bは自在車輪
としてそれぞれ水平面で首降り可動自在に取り付けてい
る。
【0016】上記のような保温と保冷の機能を有し、自
走式に形成される配膳車にあっては、モータ17や温蔵
庫23、冷蔵庫24に給電するバッテリー34、冷蔵庫
24のエバポレーターに接続される冷却機ユニット3
5、モータ17の制御、温蔵庫23や冷蔵庫24の制御
を行う制御回路等を内蔵する制御機36等の制御部37
は、配膳車の重心を下方に設定して配膳車を安定させる
ために車両本体1の下部の前後部や下面に収納するよう
にしている。例えば図5に示すように、バッテリー34
は車両本体1の後部の後外装パネル20b内に、制御機
36は車両本体1の前部の前外装パネル20aの内にそ
れぞれ収納し、冷凍庫ユニットは駆動車輪13と操向車
輪13の間において台車6の下面に配置するようにして
いる。ここで上記のバッテリー34は配膳車を停止して
いる間、病院内等の電源から充電するのである。このよ
うな本発明に係る配膳車のあって、主食や副食、デザー
ト等を盛った食器をトレーの上に並べ、このトレーを温
冷庫19内に多数収納して運搬することができる。
【0017】上記のような配膳車は、夜間は動力を停止
させて厨房内に静置させておくことが多く、この間に配
膳車の庫内や、配膳車の保温・保冷機能、自走機能等を
制御する制御部37内にゴキブリ等の害虫が侵入するこ
とがあり、配膳車がゴキブリ等によって汚染されて配膳
車にて配膳される食品の衛生が保てなくなる恐れがある
ため、本発明では配膳車に送風ファン2を設け、この送
風ファン2にて配膳車の車両本体1の下方に気流を発生
させるようにしたものである。これは気流を感じる方向
へは近寄らないというゴキブリの習性を利用したもので
あり、このようにすると、配膳車を動力を停止させて静
置する際に、送風ファン2にて配膳車の車両本体1の下
方に気流を発生させることにより配膳車にゴキブリが近
づくことを防ぐことができ、配膳車の庫内や、配膳車の
保温・保冷機能、自走機能等を制御する制御部37内に
ゴキブリが侵入することを防止し、配膳車のゴキブリに
よる汚染を防止して配膳車にて配膳される食品の衛生を
保つことができるものである。
【0018】この送風ファン2は、モータ等の動力にて
回転させることができるものであり、このモータ等には
上記のバッテリー36から電力を供給することができ
る。この送風ファン2は、図1に示すように、車両本体
1の台車6の底部の周縁に複数個設けることができ、こ
の際、送風ファン2は少なくとも走行用の各車輪13付
近に設けることが好ましい。この送風ファン2を設ける
際は、図1(b)に示すように、回転することによって
気流を下方から上方に向けて発生させる送風ファン2を
車両本体1の底部の周縁に設けると共に、この送風ファ
ン2の周囲を覆うカバー体5を車両本体1の底部から下
方に突出させて設けるものである。ここでこのカバー体
5の周面には、この周面に沿って複数の開口部3を形成
すると共に、この開口部3の上下の縁端にはルーバ4を
外方の斜め下方に向けて突出させて設けている。
【0019】このようにすると、送風ファン2を回転さ
せた際、この送風ファン2の回転によって発生した下方
から上方に向かう気流は、車両本体1の底部に妨げられ
てカバー体5の開口部3から送風ファン2の周囲に向け
て送風されることとなる。このとき気流の向きはルーバ
4の突出方向に規制されてルーバ4の外側斜め下方に向
かい、配膳車の車両本体1の下方に気流を広範囲に亘っ
て発生させることができて、配膳車にゴキブリが近づく
ことを防ぐことができ、配膳車へのゴキブリの侵入を防
止することができるものである。ここでゴキブリは配膳
車の車輪13をつたって配膳車に侵入する場合が多い
が、送風ファン2を少なくとも走行用の各車輪13付近
に設けるようにすると、車輪13の周囲に確実に気流を
発生させることができ、配膳車へのゴキブリの侵入を更
に確実に防止することができるものである。
【0020】また、送風ファン2にて発生される気流を
車両本体1の下方へ誘導するダクト7を設けることがで
きる。図2に示すものでは、車両本体1の下部に、本体
ダクト8、垂下ダクト38、及び内方ダクト14から成
る一対のダクト7を、車両本体1の前部寄り及び後部寄
りにそれぞれ設けたものである。ここで本体ダクト8
は、車両本体1の前部寄りに取り付けられる一対の車輪
13(操向輪13b)の上方に、この一対の車輪13
(操向輪13b)間を渡すように設けると共に、車両本
体1の後部寄りに取り付けられる一対の車輪13(駆動
輪13a)の上方に、この一対の車輪13(駆動輪13
a)間を渡すように設けるものである。また垂下ダクト
38は外方に向かって膨らみを有する曲面を形成させな
がら本体ダクト8の両端から下方に垂下させて設けるも
のである。また内方ダクト14は、車両本体1の下方に
配置されている各車輪13の配置位置よりやや内側の本
体ダクト8の下面から下方に突出させて設けるものであ
る。このようにして形成されるダクト7の内部は中空に
形成して、本体ダクト8、垂下ダクト38、及び内方ダ
クト14に亘る送風路39を設けるものである。また垂
下ダクト38の下端には送風路39に通じる外側送風口
11を、車両本体1の内側斜め下方に向かって開口させ
て設け、内方ダクト14の下端には送風路39に通じる
内側送風口15を、内方ダクト14よりも外方に配置さ
れている車輪13に向けて開口させて設けるものであ
る。また本体ダクト8の下面には、送風路39に通じる
気流導入口10を、下方に向けて開口させて形成するも
のであり、この気流導入口10の下方には、モータ等の
動力によって回転し、回転することによって気流を下方
から上方に向けて発生させる送風ファン2を設けるもの
である。
【0021】このようにすると、送風ファン2を回転さ
せた際、この送風ファン2の回転によって発生した下方
から上方に向かう気流は、気流導入口10から本体ダク
ト8内の送風路39の送られ、更に送風路39を通じて
垂下ダクト38及び内方ダクト14に送られて外側送風
口11及び内側送風口15からダクト7外に流出する。
このとき、外側送風口11から外側送風口11の内側に
配置されている各車輪13に向けて気流を発生させるこ
とができると共に、内側送風口15から内側送風口15
より外側に配置されている車輪13に向けて気流を発生
させることができるものである。このため車輪13の外
側上方から車輪13に向けて外側送風口11から気流を
発生させることができると共に、車輪13の内側上方か
ら車輪13に向けて内側送風口15から気流を発生させ
ることができるものであって、車輪13の両側から車輪
13に向けて集中的に気流を発生させることができるも
のであり、ゴキブリは車輪13に近づくことがなく、ゴ
キブリが車輪13を伝って配膳車内に侵入することを更
に確実に防ぐことができるものである。また一つの送風
ファン2にて発生させた気流をダクト7を通じて二つの
車輪13に導くことができるものであり、送風ファン2
の設置個数を低減することができるものである。
【0022】図3は、上記のバンパー9をダクト7と兼
用させるようにして形成したものである。すなわち車両
本体1の下部一面に亘って本体ダクト8を形成すると共
に、本体ダクト8の外周部、すなわち車両本体1の下端
の外周部から全周に亘ってゴムや弾性を有するプラスチ
ックで作製した中空のバンパー9を、バンパー9の内部
と本体ダクト8の内部を連通させて設けることによっ
て、ダクト7を形成すると共にダクト7内に本体ダクト
8からバンパー9に亘る送風路39を形成したものであ
る。ここでこのバンパー9は車両本体1の下部の外面よ
り外側に突出させると共に、斜め下方に向けて傾斜させ
て設けるものであり、車両本体1の下側へスカート状に
垂下して設けるものである。またこのバンパー9の下端
にはバンパー9の全周に亘って、送風路39に通じる外
周送風口40を下方に向けて開口させて設けると共に、
バンパー9の内側の外壁の、車輪13の側方に位置する
各部分には、送風路39に通じる内部送風口12を開口
させて設けるものである。また本体ダクト8の下面に
は、本体ダクト8の内部に通じる気流導入口10を、下
方に向けて開口させて形成するものであり、この気流導
入口10の下方には、モータ等の動力によって回転し、
回転することによって気流を下方から上方に向けて発生
させる送風ファン2を設けるものである。
【0023】このようにすると、送風ファン2を回転さ
せた際、この送風ファン2の回転によって発生した下方
から上方に向かう気流は、気流導入口10から送風路3
9に送られ、送風路39を通じてバンパー9内に送られ
て、外周送風口40及び内部送風口12からダクト7外
に流出する。このため、外周送風口40から配膳車の外
側斜め下方に向けて気流を発生させることができると共
に、内部送風口12から内部送風口12より内側に配置
されている車輪13に向けて気流を発生させることがで
きるものである。このため配膳車に一つの送風ファン2
を設けるだけで、配膳車の全周に亘ってその下方に外周
送風口40から気流を万遍なく発生させることができ、
配膳車にゴキブリが近づくことを防ぐことができるもの
である。またもしゴキブリがバンパー9の下端を超えて
バンパー9の内側に侵入したとしても、内部送風口12
から車輪13に向けて気流を発生させているため、ゴキ
ブリは車輪13に近づくことがなく、ゴキブリが車輪1
3を伝って配膳車内に侵入することを防ぐことができる
ものである。
【0024】また配膳車を移動させている際に、配膳車
が建物の設備・機器等にぶつかっても、配膳車の車両本
体1の外面より外側に突出するように設けられているバ
ンパー9で衝撃を吸収することができるものであり、ま
た車両本体1の下面の車輪13はバンパー9でガードさ
れており、足が車両本体1の下の車輪13に巻き込まれ
たりすることを防ぐことができるものである。
【0025】また、車両本体1の操作パネル22には、
上記に示したような車輪13を駆動するモータ17を操
作するスイッチ25や、温冷庫19の温蔵庫23内の加
熱温度や冷蔵庫24内の冷却温度をコントロールするス
イッチ25等のほかに、送風ファン2の稼働時間を操作
するタイマ16を設けることができる。ここでこのタイ
マ16は、送風ファン2の稼働時間を設定して送風ファ
ン2を稼働させた際に送風ファン2の動力であるモータ
等へのバッテリー36からの電力の供給を維持し、設定
した稼働時間が経過した際に電力の供給を遮断するもの
である。このようにすると、配膳車を夜間に動力を停止
させて厨房内に静置させておくとき等に送風ファン2を
稼働させる際、送風ファン2の稼働時間をタイマ16に
て設定することができ、例えば次回に配膳車を使用する
時間まで送風ファン2を稼働させるようにタイマ16を
設定するなどして、必要な時間だけ送風ファン2を稼働
させた後自動的に送風ファン2を停止させることができ
るものである。
【0026】上記のように本発明の請求項1乃至4に記
載の配膳車は、給食用のトレーを多数収容する車両本体
の下面に走行用の車輪を設けて形成される配膳車におい
て、車両本体の下方に気流を発生させる送風ファンを車
両本体に設けたため、配膳車を動力を停止させて静置す
る際に、送風ファンにて配膳車の車両本体の下方に気流
を発生させることにより配膳車にゴキブリが近づくこと
を防ぐことができ、配膳車の庫内や、配膳車の保温・保
冷機能及び自走機能を制御する制御部内にゴキブリが進
入することを防止して配膳車がゴキブリによって汚染さ
れることを防止して配膳車にて配膳される食品の衛生を
保つことができるものである。
【0027】また本発明の請求項1乃至3に記載の発明
は、送風ファンを車両本体の下面の周縁に設けると共
に、送風ファンにて発生される気流を送風ファンの外側
斜め下方に導くルーバを送風ファンの外側に設けたた
め、送風ファンによって発生した気流が開口部から噴射
された際に気流の向きがルーバに規制されて斜め下方に
向かい、配膳車の車両本体の下方に気流を広範囲に亘っ
て発生させることをできるものである。
【0028】また本発明の請求項2乃至4に記載の発明
は、送風ファンにて発生される気流を車両本体の下方へ
誘導する送風路を車両本体に設けたため、一つの送風フ
ァンにて発生させた気流を送風路を通じて配膳車の下方
の複数箇所に導くことができ、送風ファンの設置個数を
低減することができるものである。また本発明の請求項
3,4に記載の発明は、車両本体の下端の外周部に全周
に亘ってバンパーを下方に垂下して形成し、バンパー内
に送風路を設けたため、送風ファンによって発生した気
流は送風路に流れ込み、バンパー内を通じてバンパー外
に流出してバンパーの下方に気流を発生させることがで
き、配膳車に一つの送風ファンを設けるだけで、配膳車
の全周に亘ってその下方に気流を万遍なく発生させるこ
とができるものであり、配膳車にゴキブリが近づくこと
を更に確実に防止することができるものである。また配
膳車を移動させている際に、配膳車が建物の設備・機器
等にぶつかっても、バンパーで衝撃を吸収することがで
きるものであり、また車両本体の下面の車輪をバンパー
でガードして、足が車両本体の下の車輪に巻き込まれた
りすることを防ぐことができるものである。
【0029】また本発明の請求項5に記載の配膳車は、
送風ファンの稼働時間を制御するタイマを設けたため、
配膳車を夜間に動力を停止させて厨房内に静置させてお
くとき等に送風ファンを稼働させる際、送風ファンの稼
働時間をタイマにて設定することができ、例えば次回に
配膳車を使用する時間まで送風ファンを稼働させるよう
にタイマを設定するなどして、必要な時間だけ送風ファ
ンを稼働させた後自動的に送風ファンを停止させること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
(a)は配膳車の車両本体の台車と車輪と送風ファンの
構成を示す概略図、(b)は(a)の一部の拡大した断
面図である。
【図2】本発明の実施の形態の他の例を示すのであり、
配膳車の車両本体の下部に設けられるダクト、送風ファ
ン、及び車輪の構成を示す概略断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の更に他の例を示すのであ
り、配膳車の車両本体の下部に設けられるダクト、送風
ファン、及び車輪の構成を示す概略断面図である。
【図4】本発明の配膳車の全体を示す斜視図である。
【図5】本発明の配膳車の全体を一部破断して示した正
面図である。
【符号の説明】
1 車両本体 2 送風ファン 4 ルーバ 9 バンパー 13 車輪 16 タイマ 39 送風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 31/00 - 31/02 A01M 29/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給食用のトレーを多数収容する車両本体
    の下面に走行用の車輪を設けて形成される配膳車におい
    て、車輌本体の下方に気流を発生させる送風ファンを車
    両本体の下面の周縁に設けると共に、送風ファンにて発
    生される気流を送風ファンの外側斜め下方に導くルーバ
    を送風ファンの外側に設けて成ることを特徴とする配膳
    車。
  2. 【請求項2】 給食用のトレーを多数収容する車両本体
    の下面に走行用の車輪を設けて形成される配膳車におい
    て、車輌本体の下方に気流を発生させる送風ファンを車
    輌本体の下面の周縁に設けると共に、送風ファンにて発
    生される気流を送風ファンの外側斜め下方に導くルーバ
    を送風ファンの外側に設け、送風ファンにて発生される
    気流を車両本体の下方へ誘導する送風路を車両本体の外
    側に設けて成ることを特徴とする配膳車。
  3. 【請求項3】 給食用のトレーを多数収容する車両本体
    の下面に走行用の車輪を設けて形成される配膳車におい
    て、車輌本体の下方に気流を発生させる送風ファンを車
    輌本体の下面の周縁に設けると共に、送風ファンにて発
    生される気流を送風ファンの外側斜め下方に導くルーバ
    を送風ファンの外側に設け、送風ファンにて発生される
    気流を車両本体の下方へ誘導する送風路を車両本体の外
    側に設け、車両本体の下端の外周部に全周に亘ってバン
    パーを下方に垂下して形成し、バンパー内に前記送風路
    を設けて成ることを特徴とする配膳車。
  4. 【請求項4】 給食用のトレーを多数収容する車両本体
    の下面に走行用の車輪を設けて形成される配膳車におい
    て、車両本体の下方に気流を発生させる送風ファンを車
    両本体に設け、送風ファンにて発生される気流を車両本
    体の下方へ誘導する送風路を車両本体の外側に設け、
    両本体の下端の外周部に全周に亘ってバンパーを下方に
    垂下して形成し、バンパー内に前記送風路を設けて成る
    ことを特徴とする配膳車。
  5. 【請求項5】 送風ファンの稼動時間を制御するタイマ
    を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の配膳車。
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