JP3728132B2 - 冷凍機構の送風装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷凍機構の送風装置に関し、更に詳細には、食品や飲料品等を冷蔵保存するための収納室を備えた冷蔵庫等に装備されて該収納室を冷却するための冷凍機構において、該冷凍装置を構成する凝縮器に冷却用空気を供給する送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品や飲料品等の被冷蔵物品を冷蔵保存するショーケースや冷蔵庫等では、内装板と外装板との間に断熱材を配設した断熱箱体の内部に収納室を内部画成すると共に、冷凍機構における圧縮機や凝縮器および電装盤等を収納する機械室を画成した機体を、例えば前記断熱箱体の下部に設けて冷蔵庫本体が構成されている。そして、前記冷凍機構の冷凍運転のもとに前記収納室の所定位置に設置した冷却器が冷却され、収納室内の空気を該冷却器に接触させながら循環させることにより、該収納室内が設定温度に冷却されるに至る。
【0003】
前記冷凍機構では、冷凍運転において、前記圧縮機で圧縮されて高温高圧のガス状態の冷媒が、前記凝縮器で熱を放出しながら高圧液体の冷媒に状態変化するようになっているため、例えば凝縮器の近傍に設置した送風装置(ファン)で凝縮器に空気を供給して、空気と凝縮器との間で熱交換を行なわせて該凝縮器を冷却するようになっている。そして、凝縮器との熱交換により適宜昇温された空気は、前記機体の下部に設置された蒸発皿に吹付けられてこの蒸発皿の貯留部に貯留された除霜水や結露水等の排水の蒸発に供されたり、前記圧縮機に向けて吹付けられて該圧縮機の冷却に供されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来の送風装置では、モータおよび該モータの回転軸に取付けられるファンブレードから構成されるファンが、凝縮器に対して基本的に1基しか装備されていなかった。このため、1基で凝縮器を効率的に冷却するためには前記ファンの大型化が必須であるから、多量の空気を供給し得る大型のファンブレードと、このファンブレードを連続的に回転させるための大型かつ高出力のモータが必要となる。従って前記ファンブレードにおいては、軽量化および高剛性化のためにアルミニウム等で製作しなければならず、製造コストが嵩む欠点を内在していた。一方前記モータにおいては、コンデンサモータ等の高価なモータを採用しなければならず、これによるコストアップも無視できない問題となっていた。また、大型のファンの採用で凝縮器の冷却は好適に行ない得るとしても、空気の吹出し方向および吹出し範囲が該ファンの空気吹出し側の正面に限られているため、蒸発皿と圧縮機の両方へ空気を効率的に吹付けることができず、蒸発皿内の排水の蒸発および圧縮機の冷却の何れも効率的になし得ない課題を内在していた。更には、モータが1基しかないため、該モータが故障した場合には凝縮器の冷却がなされず、冷凍機構の冷凍運転が停止して収納室の冷却が完全に停止してしまう欠点も指摘される。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたもので、凝縮器に冷却用空気を供給する2基の小型ファンを蒸発皿および圧縮機に隣接した部位に夫々設置し、これらのファンを介して吹出される空気を前記蒸発器と圧縮機に向けて別々に吹付けるよう構成することで、蒸発皿における排水の蒸発効率向上と圧縮機における冷却効率向上を図った冷凍機構の送風装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため本発明に係る冷凍機構の送風装置は、冷凍機構における圧縮機や凝縮器等が機械室の内部に設置されると共に、除霜水や結露水等の排水を受け止めて蒸発させる蒸発皿が前記機械室の下部に設置される装置において、
前記凝縮器に冷却用空気を供給する第1ファンおよび第2ファンを、凝縮器の空気吹出し面に対して略対角線上に位置するよう配置すると共に、第1ファンは、前記圧縮機の近傍で、かつ凝縮器の空気吹出し面の上側に設置し、第2ファンは、前記蒸発皿の近傍で、かつ凝縮器の空気吹出し面の下側に設置し、
前記第1ファンから吹出された空気を前記圧縮機に向けて吹付け、前記第2ファンから吹出された空気を前記蒸発皿に向けて吹付けるよう構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る冷凍機構の送風装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお本実施例では、冷凍機構が実施される装置として、冷蔵庫につき例示して説明することとする。図1は、本実施例の冷凍装置が設置される冷蔵庫を一部破断した状態で示す正面図、図2は、図1に示した冷蔵庫を一部破断した状態で示す側面図である。
【0008】
(冷蔵庫について)
本実施例の冷蔵庫10は、内装板12と外装板13との間にウレタン等の発泡断熱材14を充填してなる断熱箱体11と、該箱体11が載置される機体15から基本的に構成されている。この機体15の内部には、冷凍機構30の構成部品や電装箱35等が収納される機械室16が画成されると共に、機体15における下面前方の左右および下面後方の左右には、該機体15と設置床面との間に所要の間隔を設けるための複数の脚17およびローラ18が配設されている。そして、前記機体15と設置床面との間に画成された空間部19に、後述する蒸発皿50が引出し可能に設置されるようになっている。
【0009】
前記断熱箱体11では、収納室20の下方に画成された空間に、前記冷凍機構30の構成部材である冷却器33や、ファンモータを備えた冷気循環装置26および冷気案内ダクト27等が配設または形成されている。そして、冷気循環装置26により収納室20から空間に送り込まれた空気は、前記冷却器33との熱交換により冷気となって収納室20へ送り出され、該収納室20を冷却するようになっている。また収納室20には、冷気の通過を許容する複数の棚網73が、上下方向の間隔を調整可能に設置し得るようになっており、食品や飲料品等の被冷蔵物品が整然と整列して収納載置される。なお前記断熱箱体11の前部には、前方に開口する矩形状の開口部11aが形成され、この前方開口部11aの内周囲には、枠部材23にガラス板24を装着して構成される前扉21と後扉22とが夫々左右方向にスライド自在に支持されて、前方開口部11aを開閉し得るようになっている。
【0010】
(冷凍機構について)
本実施例の冷凍機構30を構成する各種部品は、図3〜図5に示すように、前記機体15を構成するベース板25に固定セットした状態で機械室16内に収納されている。すなわち、左側前部に矩形状の開口部49が形成されたベース板25の左側後部に圧縮機31が設置され、該ベース板25の右側に凝縮器32が設置される一方、この凝縮器32と前記開口部49との間に該凝縮器32を冷却するための送風装置36が設置されている。これら凝縮器32と送風装置36とは、左右両側が開口したコ字状のカバー部材34で上方から覆蓋され、このカバー部材34の装着により左右方向に開口したダクトが形成されている。また、前記カバー部材34の前側には、前記冷凍機構30を含む各種電装部品を制御する基板等を収納した電装箱35が配設されている。
【0011】
(送風装置について)
前記送風装置36は、図3〜図5に示すように、前記カバー部材34の左側開口部に整合する矩形状の取付基板37に組付けられる2基のファン40,44から構成されている。このうち第1ファン40は、例えば「くま取りコイル形単相誘導タイプ」の小型のモータ41と、該モータ41の回転軸に固定される合成樹脂成形製のファンブレード42から構成されており、前記取付基板37の後部上方側に形成した円形開口部39に該ファンブレード42を整合した状態で、ブラケット43を利用して該基板37に固定されている。また第2ファン44は、前記第1ファン40と基本構成が同一で、「くま取りコイル形単相誘導タイプ」の小型のモータ45と、該モータ45の回転軸に固定される合成樹脂成形製のファンブレード46から構成されており、前記取付基板37の前部下方側に形成した円形開口部39に該ファンブレード46を整合した状態で、ブラケット47を利用して該基板37に固定されている。従って、図3および図5から明らかなように、前記第1ファン40および第2ファン44は、前記凝縮器32の空気吹出し面に対して略対角線上に配置され、第1ファン40は空気吹出し面の上側に設置されて前記圧縮機31の右側方に位置し、前記第2ファン44は空気吹出し面の下側に設置されて前記開口部49を介して蒸発皿50の右上方に位置している。
【0012】
このように構成された本実施例の送風装置36では、第1ファン40および第2ファン44の各モータ41,45を同時に駆動制御して各ファンブレード42,46を回転させることにより、凝縮器32の右側近傍の空気をカバー部材34内へ順次吸引し、該凝縮器32を通過する際に熱交換を図って凝縮器32を冷却させるようになっている。そして、前記凝縮器32を通過して空気吹出し面側へ流出した空気のうち、第1ファン40を介して取付基板37の左側に吹出された昇温空気は、主に前記圧縮機31へ吹付けられて該圧縮機31の冷却に供され、第2ファン44を介して取付基板37の左側に吹出された昇温空気は、前記開口部49を介して主に前記蒸発皿50の上方へ吹付けられ、該蒸発皿50の貯留部53に貯留された排水の蒸発に供されるようになっている。
【0013】
(蒸発皿について)
前記機体15の下方には、前記空間部19に突出しかつ前方に開口した載置部28が形成され、本実施例に係る蒸発皿50は、この載置部28に対して前方側から出入れ可能にセットされるようになっている(図9)。この蒸発皿50は、図6および図7に示すように、前記載置部28の高さ寸法を前提として全体がトレー状を呈する合成樹脂製であって、前記脚17,17間の間隔よりも適宜小さい幅寸法に設定された平面矩形状の本体部51と、この本体部51の前縁部に連設されて冷蔵庫10の幅寸法と同一寸法に設定された横長の露受部52とが一体的に形成され、全体が冷蔵庫10底面の略前側半分の領域に対応するサイズとされている。そして、この本体部51および露受部52により、除霜水や結露水等の排水を貯留するための貯留部53が画成されている。また、前記収納室20の底面部から下方へ垂設した排水パイプ48が、前記開口部49を介して前記貯留部53に臨んでおり、除霜により発生した除霜水や結露水が該貯留部53内へ排出されるようになっている。
【0014】
(本体部)
前記本体部51における左右の側壁54,55および後壁56の上端部には、水平外方へ延出する庇部57が一体的に形成されており、蒸発皿50全体の捻れ剛性や撓み剛性の向上が図られている。また本体部51の底板58には、左右方向および前後方向に延在する複数個の堰部材が、前記貯留部53の深さ寸法と略同一高さに突出した状態で該底板58と一体的に形成されている。すなわち、前記底板58の前後略中央部には、左右方向に延在する3つの台形板状の第1堰部材59,60,61が千鳥状に配設され、これにより貯留部53は前後に略2分割されている。また、前記各第1堰部材59,60,61を挟む前後には、前後方向に延在する3つずつの第2堰部材62,63,64,65,66,67が、略同間隔で並列状に配設されている。これにより前記貯留部53は、略8分割されて区画化されている。なお、各堰部材の端部同志は連設されておらず、貯留部53内の排水は第1堰部材59,60,61または第2堰部材62,63,64,65,66,67の間を適宜流動して、該貯留部53全体に均一的に貯留されるようになっている。
【0015】
また前記第2堰部材のうち、左側前後および中央前後に位置する堰部材62,63,64,65は、図8(a)に示すように、垂直に形成された垂直部68と、この垂直部68の頂部から約45度の角度で正面右側に下方傾斜する傾斜部69とから形成されている。すなわち、これらの第2堰部材62,63,64,65は、図4に示すように、蒸発皿50を載置部28にセットした際に、ベース板25に形成された前記開口部49に臨んで前記送風装置36からの空気が直接的に吹付けられる部位に位置し、かつ該空気の吹付け方向と直交方向に延在すると共に、前記第2ファン44側へ指向した傾斜部69は、上方へ向かうに従って送風装置36から離間する方向へ傾斜している。これにより、前記第2ファン44から吹付けられる昇温空気のスムーズな吹抜けが図られると共に、この昇温空気の風圧による排水の傾斜部69への乗上あげが許容されるようになっている(図10)。なお、前記第2堰部材のうち、右側前後に位置する堰部材66,67は、図4に示すように前記開口部49に臨んでいないので、前記第1堰部材59,60,61と同様に、単なる垂直の台形板状を呈している(図8(a))。
【0016】
(露受部)
前記露受部52は、図3および図5に示すように、蒸発皿50を載置部28にセットした際に、機体15の前部に装着されるフロントパネル29の外面よりも適宜前方へ延出するようになっている。また露受部52の前端部は、後方へ向けて下方傾斜した傾斜壁70が形成されており、例えば前記フロントパネル29の前面に沿って流下した結露水等を受止めて貯留部53に案内し得るようになっている(図11)。なお、この露受部52は、前述したように、冷蔵庫10の全幅に略一致する幅寸法に設定されているので、蒸発皿50を載置部28にセットすると前記脚17,17の前側を覆い、冷蔵庫10の前面側から左右の脚17,17が視認し得ないようになっている(図1)。そして露受部52の左右中央には、蒸発皿50を載置部28に対して出入れする際に指先を掛けるための指掛部71が形成されている。
【0017】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成された本実施例に係る冷凍機構の送風装置の作用につき説明する。前記蒸発皿50は、冷蔵庫10の運転に先立ち、前記載置部28に対して前方側から押込むだけで容易に収納セットされる(図9)。前記載置部28に収納された蒸発皿50は、その本体部51の貯留部53が前記ベース板25に形成した開口部49に整合していると共に、露受部52が機体15の下方に画成された空間部19の前側に位置している。従って、左右の前記脚17,17が露受部52によって覆われると共に、露受部52の前面に形成された傾斜壁70により該露受部52自体も目立たなくなり、冷蔵庫10全体の外的美観の向上が図られる。
【0018】
そして本実施例の冷蔵庫10では、前記蒸発皿50がセットされたもとで、前記冷凍機構30による冷凍運転が開始されると、前記圧縮機31→凝縮器32→冷却器33→圧縮機31と冷媒が循環することにより、冷却器33が冷媒の気化熱によって冷却される。そして、前記冷気循環装置26により収納室20から空間に送り込まれた空気は、冷却された冷却器33との熱交換により冷気となって収納室20へ送り出され、該収納室20全体が所定温度に冷却される。
【0019】
一方、本実施例の送風装置36では、前記冷凍機構30の冷凍運転開始に伴い、第1ファン40および第2ファン44の各モータ41,45が駆動してファンブレード42,46が回転し、吸引される空気が凝縮器32を通過することで該凝縮器32が冷却される。そして、凝縮器32との熱交換により適宜昇温された空気のうち、第1ファン40から吹出された昇温空気は、冷凍運転によって加熱した前記圧縮機31へ吹付けられ、該圧縮機31の冷却に供される。一方、凝縮器32との熱交換により適宜昇温された空気のうち、第2ファン44から吹出された昇温空気は、前記開口部49を介して蒸発皿50における貯留部53の上方へ吹付けられる。
【0020】
実施例の冷蔵庫10では、前記前扉21を開閉して収納室20に対して被冷蔵物品を出入れする際に、外気温度と収納室20内の温度との温度差により該前扉21および後扉22におけるガラス板24の外面に結露が生ずる。この結露水は、前記ガラス板24に沿って流下した後に収納室20の底面に回収され、前記排水パイプ48を介して蒸発皿50の貯留部53へ排出される。なお結露水による排水は、一度に多量に発生することは殆どないので貯留部53全体に行渡ることはなく、前記送風装置36における第2ファン44を介して吹出された昇温空気の吹付けにより、比較的短時間で蒸発してしまう。
【0021】
一方、前記冷凍機構30が継続的に冷凍運転されると、前記冷却器33の表面に霜が層状に成長して冷却能力が低下してしまうため、該冷却器33への着霜量が所定値を越えた場合は除霜運転を行なう。この除霜運転によって発生した除霜水は、収納室20の底面に一旦回収された後、前記排水パイプ48を介して蒸発皿50の貯留部53に排出される。このような除霜水による排水は、一回の除霜運転により比較的多量に発生するので、前記貯留部53全体に行渡った状態で貯留されるが、前記第1堰部材59,60,61および第2堰部材62,63,64,65,66,67は、排水の水面から上方へ突出している。そして、貯留部53内に貯留された所定量の排水に対し、前記送風装置36における第2ファン44を介して吹出された昇温空気が吹付けられると、該昇温空気の風圧により、排水の一部が前記第2堰部材62,63,64,65における傾斜部69に乗り上げられる(図10)。これにより、排水面の面積(昇温空気との接触面積)が広くなるので、蒸発効率の向上が図られて排水の蒸発に要する時間が短縮される。
【0022】
一方、貯留部53に貯留された排水を廃棄する場合は、前記蒸発皿50を冷蔵庫10の前側へ引出す。そして、載置部28から引出した蒸発皿50を持上げて運搬する際に、バランスが崩れて蒸発皿50を前後に傾けてしまった場合には、排水の水面より突出した前記第1堰部材59,60,61により該排水全体の前後方向への移動が阻止されるので、排水が波打って蒸発皿50から零れることが好適に防止される。また、バランスが崩れて蒸発皿50を左右に傾けてしまった場合には、排水の水面より突出した前記第2堰部材62,63,64,65,66,67により該排水全体の左右方向への移動が阻止されるので、排水が波打って蒸発皿50から零れることが好適に防止される。
【0023】
このように前記蒸発皿50では、貯留部53内に形成した第1堰部材59,60,61および第2堰部材62,63,64,65,66,67により、蒸発皿50を運搬する際に誤って該蒸発皿50を前後または左右に傾けてしまったとしても、前記貯留部53内に溜った排水全体の移動が阻止され、波打った排水が零れることが好適に防止される。また実施例の冷蔵庫10では、前記送風装置36における第2ファン44から吹出された昇温空気の吹付けを利用して蒸発皿50の貯留部53内に貯留した排水を蒸発させるようになっているため、この昇温空気の風圧によって第2堰部材62,63,64,65に形成した傾斜部69に排水が乗上がり、これにより昇温空気との接触面積が増大して蒸発効率が向上する。すなわち、蒸発皿50の外形サイズを大きくすることなく蒸発効率の向上を図ることができる。
【0024】
また前記冷蔵庫10は、蒸発皿50を載置部28にセットした際に冷蔵庫10の前部に位置する露受部52が該冷蔵庫10の全幅に亘って延在しているので、冷蔵庫10を支える脚17,17の前側が好適に覆われ、冷蔵庫10全体の外的美観の向上による質感向上が図られる。しかも、前記露受部52が冷蔵庫10のフロントパネル29よりも適宜前方へ延出しているので、該フロントパネル29の前面(外面)に付着した結露水等を好適に受けることができ、結露水で床が濡れることを防止し得る。更に、蒸発皿50を奥側へ押し込む際には、左右に突出した露受部52が脚17,17に当ってストッパとして機能し、載置部28にセットした蒸発皿50の位置決めが容易になされる。
【0025】
更に本実施例では、凝縮器32を冷却するための送風装置36を第1ファン40と第2ファン44とで構成してあるので、ファンブレード42,46を回転させるためのモータ41,45として低価格の小型モータを採用することが可能となり、コスト低減および運転騒音の低減を図り得る。また各ファンブレード42,46においても、小型化に伴い合成樹脂成形品で対応し得るようになり、これによるコスト低減も図られる。そして、第1ファン40から吹出される空気を圧縮機31の冷却用に供すると共に、第2ファン44から吹出される空気を蒸発皿50に貯留された排水の蒸発に供することができるので、圧縮機31の冷却効率向上および排水の蒸発効率向上が可能となる。更に、前記第1ファン40および第2ファン44の何れか一方が故障したとしても、他方のファンが正常に運転されることで凝縮器32に対する冷却を継続的に行なうことが可能であるから、冷蔵庫10の冷凍運転が急に停止することもない。
【0026】
なお、図12に示すように、前記ベース板25における開口部49の上方(第2ファン44の空気吹出し側)に空気案内部材72を設ければ、第2ファン44から吹出された昇温空気の殆どが蒸発皿50側へ通出案内され、該蒸発皿50の貯留部53内に貯留された排水の蒸発効率を更に向上させることが可能である。また図示しないが、第1ファン40および第2ファン44が、前記取付基板37に対して適宜角度を付与した姿勢で取付け得ることを前提とすれば、例えば第1ファン40においては、空気吹出し側を圧縮機31に指向させた姿勢で取付基板37に取付けることで、該圧縮機31への昇温空気の吹付けが確実になされるから冷却効率の更なる向上が期待できる。また第2ファン44においては、空気吹出し側を蒸発皿50に指向させた姿勢で取付基板37に取付けることで、貯留部53への昇温空気の吹付けが確実になされるから蒸発効率の更なる向上が期待できる。
【0027】
なお本実施例では、冷凍機構を装備した装置として冷蔵庫を例示したが、本発明に係る冷凍機構の送風装置は、ショーケースや空調装置および製氷機等の冷凍機構を装備した各種装置に応用可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る冷凍機構の送風装置によれば、第1ファンと第2ファンとにより凝縮器の冷却を行なうようになっているので、ファンブレードを回転させるためのモータとして低価格の小型モータを採用することが可能となり、コスト低減および運転騒音の低減を図り得る利点がある。また各ファンブレードにおいても、小型化に伴い合成樹脂成形品で対応し得るようになり、これによるコスト低減も可能である。そして、第1ファンから吹出される空気を圧縮機の冷却用に供すると共に、第2ファンから吹出される空気を蒸発皿に貯留された排水の蒸発に供することができるので、圧縮機の冷却効率向上および排水の蒸発効率向上が可能となる極めて有益な効果を奏する。更に、前記第1ファンおよび第2ファンの何れか一方が故障したとしても、他方のファンが正常に運転されることで凝縮器に対する冷却を継続的に行なうことが可能であるから、冷蔵庫の冷凍運転が急に停止することもない等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る冷凍機構の送風装置が実施された冷蔵庫を一部破断して示す正面図である。
【図2】 図1に示した冷蔵庫を、収納室を破断した状態で示す側面図である。
【図3】 機体の内部に設置された冷凍装置および該機体の下部にセットした蒸発皿を一部破断して示す平面図である。
【図4】 機体の内部に設置された冷凍装置および該機体の下部にセットした蒸発皿を一部破断して示す要部正面図である。
【図5】 機体の内部に設置された冷凍装置および該機体の下部にセットした蒸発皿を一部破断して示す側面図である。
【図6】 蒸発皿の全体形状を示す概略斜視図である。
【図7】 図6に示す蒸発皿の平面図である。
【図8】 (a)は図7におけるX−X線で破断した蒸発皿の要部断面図であり、(b)は図7におけるY−Y線で破断した蒸発皿の縦断側面図である。
【図9】 蒸発皿を冷蔵庫の下部に設けた載置部にセットする状態とセットした状態とを同時に示す要部斜視図である。
【図10】 蒸発皿に形成した第2堰部材の要部拡大断面図であって、吹付けられる空気の風圧により排水が傾斜部に乗り上がっている状態を示している。
【図11】 設置部にセットした蒸発皿の露受部が冷蔵庫の前面より適宜前方へ延出していることにより、フロントパネルの前面に付着した結露水等を好適に受け得ることを示した要部拡大断面図である。
【図12】 第2ファンから吹出された昇温空気を蒸発皿側へ案内する空気案内部材をベース板に装着した状態を示す要部正面図である。
【符号の説明】
16 機械室,30 冷凍機構,31 圧縮機,32 凝縮器,
40 第1ファン,44 第2ファン,50 蒸発皿,72 空気案内部材

Claims (2)

  1. 冷凍機構(30)における圧縮機(31)や凝縮器(32)等が機械室(16)の内部に設置されると共に、除霜水や結露水等の排水を受け止めて蒸発させる蒸発皿(50)が前記機械室(16)の下部に設置される装置において、
    前記凝縮器(32)に冷却用空気を供給する第1ファン(40)および第2ファン (44) を、凝縮器 (32) の空気吹出し面に対して略対角線上に位置するよう配置すると共に、第1ファン (40) は、前記圧縮機(31)の近傍で、かつ凝縮器 (32) の空気吹出し面の上側に設置し、第2ファン(44)は、前記蒸発皿(50)の近傍で、かつ凝縮器 (32) の空気吹出し面の下側に設置し、
    前記第1ファン(40)から吹出された空気を前記圧縮機(31)に向けて吹付け、前記第2ファン(44)から吹出された空気を前記蒸発皿(50)に向けて吹付けるよう構成した
    ことを特徴とする冷凍機構の送風装置。
  2. 前記第2ファン(44)の空気吹出し側には、該ファン(44)から吹出された空気を前記蒸発皿(50)に向けて案内する空気案内部材(72)が装着される請求項1記載の冷凍機構の送風装置。
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