JP3521044B2 - リブガラススクリーンの仕口構造 - Google Patents

リブガラススクリーンの仕口構造

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    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B1/00Border constructions of openings in walls, floors, or ceilings; Frames to be rigidly mounted in such openings
    • E06B1/04Frames for doors, windows, or the like to be fixed in openings
    • E06B1/36Frames uniquely adapted for windows
    • E06B1/38Frames uniquely adapted for windows for shop, show, or like large windows

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  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、リブガラス工法に
よるガラススクリーンの耐震構造に関する。 【0002】 【従来の技術】建物の外壁として大板ガラスを用いて大
開口部を構成するガラススクリーン工法のうちリブガラ
ス(ガラス方立)を用いる工法としては、ガラススタビ
ライザー工法、吊り下げスタビライザー工法が良く知ら
れている。 【0003】ガラススタビライザー工法はガラス方立付
き自立工法とも呼ばれ、リブガラス(方立ガラス、ガラ
ススタビライザーとも云う)を用いて、面板ガラスの自
重による撓みと面板ガラスに加わる風荷重とを支持する
工法であり、また、吊り下げスタビライザー工法はガラ
ス板の上辺部を吊り下げると共にリブガラスを用いてガ
ラス板の自重による撓みを防ぐ工法であり、開口部のガ
ラス板の高さが高い場合に用いられる工法である。 【0004】上記工法のリブガラスの構成として、立設
する複数枚の面板ガラスの縦辺を突き合わせし、突き合
わせ部分に直角に室内側又は室外側にリブガラスを立設
させ、各ガラス板間の突き合わせの目地部分に構造用シ
ーリング材を充填させた片リブ工法、あるいは立設する
複数枚の面板ガラスの縦辺の突き合わせ部分に直角に室
内側及び室外側の両側にそれぞれリブガラスを立設さ
せ、各ガラス板間の突き合わせの目地部分に構造用シー
リング材を充填させた両リブ工法、さらに複数枚の面板
ガラスの縦辺の突き合わせた目地間を貫通させて、該面
板ガラスに直角に室内側及び室外側の両側にまたがった
1枚のリブガラスを立設させ、面板ガラスとリブガラス
間の隙間の目地部分に構造用シーリング材を充填させた
貫通リブ工法の三種類が従来より使用されており、いず
れも面板ガラスとリブガラスとの突き合わせ部には高モ
ジュラスな弾性シーリング材によりシールされ、面板ガ
ラスやリブガラス等のガラス板と上部枠間のシールは低
モジュラスな弾性シーリング材が使われていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】リブガラスを用いた工
法ではいずれも地震等による層間変位が起きたときに上
部枠は構造体と連結し移動するために図7(イ)から
(ロ)に示すようにリブガラスには強制的に傾きが生じ
るのに対し、面板ガラスは上部枠とのシーリング材とし
て低モジュラスなシーリング材を使用しているため、シ
ーリング材の変形により、面板ガラスはロッキングでき
ない状態となり、リブガラスが面外方向にS字変形を起
こすことにより、リブガラスが破損するケースがあり、
リブガラスを破損させないように面板ガラスをロッキン
グさせるためには上部枠と面板ガラス間のシーリング材
に発生した反力がリブガラスと面板ガラス間のシーリン
グ材の反発力に打ち勝たなければならなかった。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、リブガラスで
面板ガラスにかかる正と負の風荷重を確実に受け止め、
地震等により層間変位を受けた時に面板ガラスをロッキ
ングさせてリブガラスが面外方向にS字変形を起こすこ
とによる破損を防止させることを目的とするものであ
る。すなわち、本発明は、外壁として立設する複数の面
板ガラスの縦辺の突き合わせ部の片側若しくは両側に面
板ガラスの縦辺と直角にリブガラスを設け、面板ガラス
の縦辺突き合わせ辺とリブガラス縦辺間に構造用シーリ
ング材を充填し、面板ガラスおよびリブガラスを上部枠
と下部枠で支持したガラススクリーン工法において、面
板ガラスの上辺を支持する上部枠の下部で、面板ガラス
間の突き合わせ上端部毎に、面板ガラス間の目地内に納
まる程度の大きさのクロロプレンゴム等の耐候性の硬質
ゴム、あるいはアルミ材等の金属部材の表面にゴムシー
トを貼着したもの、あるいはまたポリカーボネート等の
硬質樹脂のいずれかからなる突起部材を固着させ、地震
等による層間変位時に面板ガラスを強制的にロッキング
させ、面板ガラスとリブガラスとの動きのずれを少なく
してリブガラスの破損を防止することを特徴とするリブ
ガラススクリーンの仕口構造である。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明は、大面積の面板ガラスの
上辺を吊り下げ、又は上部枠にはめ込み、下辺を下部枠
で支持し、さらにリブガラスを立設する面板ガラスと面
板ガラスの突き合わせ部、かつ該面板ガラスに直角にリ
ブガラスを片側若しくは両側に立設させ、面板ガラスの
縦辺突き合わせ辺とリブガラス縦辺間に構造用シーリン
グ材を充填したもので、上部枠及び下部枠と面板ガラス
及びリブガラス間に充填したシーリング材を、リブガラ
スと面板ガラスとの突き合わせ部分のシーリング材より
も弾性係数が大であるシーリング材を充填し接着させ
た。 【0008】つまり面板ガラスと上部枠あるいは下部枠
には高モジュラスな弾性シーリング材を充填し、リブガ
ラスと面板ガラスとの突き合わせ部に中モジュラスなシ
ーリング材を充填したことにより、地震等による層間変
位により面板ガラスの面に平行方向に上部枠が移動し、
リブガラスが強制的にリブガラスの上部枠によって左右
にS字状に傾こうとする力が働くが、面板ガラスと上部
枠とのシーリング材をリブガラスシールよりも硬い材質
としたため、上部枠の変位移動と共に面板ガラスの上辺
も移動し、面板ガラスがロッキングすることとなり、リ
ブガラスはS字状に変形しなくなるためリブガラスは破
損しなくなる。 【0009】つぎに、面板ガラスとリブガラス間のシー
リング材としてリブガラスの縦辺の上部付近と下部付近
を中モジュラスな弾性シーリング材、中央部付近を高モ
ジュラスな弾性シーリング材とし、あるいは、リブガラ
スの縦辺の上部付近と下部付近を低モジュラスな弾性シ
ーリング材、中央部付近を中モジュラスな弾性シーリン
グ材とする等、縦辺の上部付近と下部付近の弾性シーリ
ング材の弾性係数を、中央部付近のそれよりも相対的に
小となるようにした。 【0010】これは地震等による層間変位により面板ガ
ラスの面に平行な方向に上部枠が移動した時、リブガラ
スは強制的にリブガラスの上部枠によって面外方向にS
字変形を起こそうとするが、リブガラスと面板ガラスと
の突き合わせ部の上部付近と下部付近が中央部付近より
も柔らかなシーリング材としたことによって、リブガラ
スの上部枠の移動に伴いリブガラスは強制的に傾けら
れ、かつ面板ガラスのロッキングが不充分であるために
起こるリブガラスのS字変形が、リブガラスシールの上
部付近および下部付近のシーリング材を中央部付近より
も低いものとすればシーリング材が引き伸ばされて変形
し、リブガラスが極端にS字変形することなく、リブガ
ラスが破損することはない。 【0011】あるいは又、面板ガラスの上辺を支持する
上部枠の下部かつ面板ガラス間の突き合わせ上端部に面
板ガラスを強制的にロッキングさせる突起部材を上部枠
に固着連結させたことにより、シーリング材の状態にか
かわらず、地震等による層間変位により面板ガラスの面
に平行な方向に上部枠が移動した時、上部枠に連結固着
の突起部材が強制的に外力を面板ガラスの上辺側に伝
え、面板ガラスのロッキングを生じ易くさせ、リブガラ
スの上部枠によって強制的に傾けられたリブガラスとの
動きのずれが少なくなることにより、層間変位に追従し
易くなる。 【0012】また前記リブガラスを合わせガラスとすれ
ば、リブガラスの強度が増し、さらに板厚も厚くすれば
リブガラスの面板ガラスの縦端縁部とのかかり代幅も増
し、充填した構造用シーリング材と併せてリブガラスで
確実に正と負の両方の風荷重を受け止めることができる
ものとなる。 【0013】 【実施例】以下、本発明に係わるリブガラススクリーン
の免震構造について、図面に基づき詳細に説明する。 【0014】図1は、本発明の実施例であるリブガラス
スクリーンの免震構造の一部を切欠省略した横断面図を
示し、図2(イ)は、層間変位の発生時、シール反力の
つり合いと面板ガラスのロッキングを説明する略正面図
を示し、図2(ロ)は、層間変位の発生時、面板ガラス
のロッキングが小でリブガラスがS字変形した状態を説
明する略正面図を示し、図3、図4は、本発明の別の実
施例を説明するリブガラススクリーンの免震構造の一部
を切欠省略した斜視図を示し、図5は本発明のさらに別
の実施例により層間変位が発生時のガラスの状況を説明
する一部を切欠省略した略正面図を示し、図6は図5の
A部を拡大したリブガラススクリーンの免震構造の一部
を切欠省略した横断面図を示し、図7(イ)、(ロ)
は、それぞれ従来のリブ工法により層間変位の発生前と
発生後のガラス板の状況を説明する一部を切欠省略した
略正面図を示す。 【0015】図1に示すように、建物の開口部となる面
板ガラス1を複数枚並列にして立設し、リブガラス2を
前記面板ガラス1の突き合わせ部分で面板ガラス1に直
角方向に片面側あるいは両面側(図示省略)に立設し
た。面板ガラス1及びリブガラス2はそれぞれ図示しな
い構造躯体と連結の下部枠4、および上部枠3内にて支
持固定されている。 【0016】本発明の実施例としては、図1に示すよう
に上部枠3あるいは下部枠4と面板ガラス1における上
部枠シール6、下部枠シール8を従来工法の低モジュラ
スなシリコーン系シーリング材からなる弾性シーリング
材に代えて弾性係数が高モジュラスのシリコーン系シー
リング材とし、さらに面板ガラス1の縦辺同志の突き合
わせ部およびリブガラス2と面板ガラス1との突き合わ
せ部のリブガラスシール7として高モジュラスのシリコ
ーン系シーリング材に代えて弾性係数が前記上部枠シー
ル6、下部枠シール8よりも小である中モジュラスのシ
リコーン系シーリング材とした。 【0017】このリブガラスシール7を上部枠シール
6、下部枠シール8よりも弾性係数を小にしたことによ
り、図2および図7に示すように地震等による層間変位
9により面板ガラス1の面に平行な方向に上部枠3が移
動した時、リブガラス2はリブガラス2の上部枠3およ
び下部枠が互いに反対方向に移動することによって強制
的に傾こうとする力が働くが、面板ガラス1についても
上部枠シールがリブガラスシール7より硬い材質とした
ため、上部枠あるいは下部枠の移動に引きずられて面板
ガラスの上辺あるいは下辺が移動し、つまり面板ガラス
1について上部枠3と面板ガラス1の上部枠シール6に
発生した反力がガラスリブ2のリブガラスシール7の反
発に打ち勝つため、1/100から1/150程度のロ
ッキング10が容易となりリブガラス3の破損を防ぐこ
とができる。 【0018】次ぎに本発明の別の実施例について説明す
る。図3、図4に示すように、前記構造用シーリング材
として、例えばリブガラス2の縦辺の上部の約1/8〜
約1/5付近と下部の約1/8〜約1/5付近を低モジ
ュラスまたは中モジュラスな弾性シーリング材とし、残
る中央部を中モジュラスまたは高モジュラスな弾性シー
リング材とした。つまり、上部および下部の弾性シーリ
ング材を中央部の弾性シーリング材よりも相対的に弾性
係数が小である柔らかいシーリング材とした。 【0019】これは、地震等による層間変位により面板
ガラス1の面に平行に上枠が移動した時、リブガラス2
には強制的にリブガラス2の上部枠3によって左右に傾
こうとする力が生じ、また面板ガラスはロッキングが不
充分な場合には、リブガラス2と面板ガラス1の突き合
わせ部の前記構造用シーリング材の上部および下部がず
れて、リブガラス2は図2(ロ)に示すようにS字状の
変形を起こし、破損しやすい状態となる。 【0020】一方リブガラスシール7は正および負の風
圧荷重に耐える必要があるため、リブガラスシールは高
めが望ましく、このためリブガラスシール7の上部およ
び下部が低モジュラスの時は中央部のリブガラスシール
7’は中モジュラスのシーリング材とし、また上部およ
び下部が中モジュラスの時は中央部のリブガラスシール
7’は高モジュラスのシーリング材とした。 【0021】このように層間変位によって強制的に変形
したリブガラス2に対し、面板ガラス1のロッキングが
不充分で、リブガラス2と面板ガラス1の突き合わせ部
の上部付近、下部付近が大きくずれても、リブガラスシ
ール7の上部、下部を中央部よりも低く柔らかいシーリ
ング材7としたことにより、シーリング材7が引き伸ば
されて変形し、リブガラス1が極端にS字変形すること
なく、リブガラス2の破損を防ぐことができる。 【0022】次ぎに本発明のさらに別の実施例として、
図5、図6に示すように面板ガラス1の上辺を支持する
上部枠3の下部かつ複数の面板ガラス1、1、・・間の
突き合わせ上端部に硬度が80〜90度程度の硬質のク
ロロプレンゴムからなる突起部材5を上部枠に固着連結
させた。この突起部材5は面板ガラス1、1、・・間の
突き合わせ部の目地内に納まる程度の大きさとし、リブ
ガラス2と面板ガラス1、1、・・間に充填のリブガラ
スシール7で覆われることとなり、上部枠シール6、下
部枠シール8、リブガラスシール7等のシーリング材の
状態にかかわらず、図5に示すように地震等による層間
変位9により面板ガラス1の面に平行な方向に上部枠3
が移動した時、上部枠3に連結固定した突起部材5が強
制的に層間変位による外力を面板ガラス1の上辺に伝
え、リブガラスの傾きに伴って、面板ガラス1のロッキ
ング10を生じ易くさせ、リブガラス2との動きのずれ
を少なくし、層間変位9に追従し易くさせ、リブガラス
の破損をなくすものである。 【0023】また、リブガラス2を合わせガラスとすれ
ばリブガラス2の強度が増し、板厚も厚くなるのでリブ
ガラス2と面板ガラス1の縦端縁部とのかかり代幅が増
し、充填したリブガラスシール7と併せてリブガラス2
で確実に正負の両方の風荷重を受け止めることができる
ようになる。 【0024】以上好適な実施例について述べたが、本発
明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えら
れるものである。前記した本発明の実施例として説明し
た上部枠3、下部枠4、およびリブガラスシール7とし
て、上部枠3及び下部枠4と面板ガラス1及びリブガラ
ス2間にシーリング材として高モジュラスなシーリング
材、リブガラス2と面板ガラス1との突き合わせ部分の
シーリング材として上部枠3や下部枠4に充填したシー
リング材よりも弾性係数が小である中モジュラスなシー
リング材を充填し接着させるようにすれば、従来工法の
片リブ、両リブ、貫通リブ等のいずれの場合にも応用で
きるもので、前記実施例に限るものではない。 【0025】前記のリブガラス2と面板ガラス1間に充
填するリブガラスシール7としてはシリコーン系シーリ
ング材に限らずポリサルファイド系シーリング材等の低
モジュラスなシーリング材を使用することができ、面板
ガラス1およびリブガラス2と上部枠3間に充填する上
部枠シール6、および下部枠4に充填の下部枠シール8
もシリコーン系シーリング材に限らず酢酸型シリコーン
系シーリング材等の中モジュラスなシーリング材とする
ことができる。 【0026】また、前記本発明の別の実施例として説明
した面板ガラス1とリブガラス2間のシーリング材とし
てリブガラス2の縦辺の上部付近と下部付近を中モジュ
ラスな弾性シーリング材7、中央部付近を高モジュラス
な弾性シーリング材7’とし、あるいは、リブガラスの
縦辺の上部付近と下部付近を低モジュラスな弾性シーリ
ング材、中央部付近を中モジュラスな弾性シーリング材
とする等、縦辺の上部付近と下部付近の弾性シーリング
材の弾性係数を、中央部付近のそれよりも相対的に小と
なるようにしたリブガラスのシーリング構造は、従来工
法の片リブ、両リブ、貫通リブ等のいずれの場合にも応
用でき、前記実施例に限るものではない。 【0027】つぎに、本発明のさらに別の実施例として
説明した上部枠に固着連結の突起部材5としては前記ク
ロロプレンゴム等の耐候性の硬質ゴムに限らず、アルミ
材等の金属部材の表面にゴムシートを貼着したもの、ポ
リカーボネート等の硬質樹脂としたものでも良い。 【0028】面板ガラス1、リブガラス2としては生板
ガラス、半強化ガラス、強化ガラス板、あるいは前記ガ
ラス板を組み合わせPVB、EVAで接着あるいは樹脂
を注入した合わせガラス板、あるいは複層ガラス板であ
っても良いし、もしくは前記ガラス板に飛散防止膜を貼
着したものでも良い。 【0029】さらに、前記ガラス板として装飾模様、パ
ターン等をプリント、塗装、またはコーティングしたガ
ラス板であっても良い。 【0030】 【発明の効果】本発明により、地震等による層間変位が
発生し、面板ガラスの面に平行な方向に上部枠が移動し
た時、弾性係数を代えた上部枠シール、下部枠シール、
リブガラスシール等の弾性シーリング材を用いるだけと
いう簡単な構成や、あるいは上部枠に連結固着の突起部
材により強制的に面板ガラスに対して傾きを発生させ、
層間変位発生時リブガラスだけがリブガラスの上部枠に
より強制的に傾きが生じるということでなく、面板ガラ
スに対しても層間変位への追従が容易となる。 【0031】また、リブガラスを合わせガラスとすれば
面板ガラスが受ける正と負の風圧力をリブガラス及び構
造用シーリング材で確実に受け止めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例であるリブガラス工法によるガ
ラス板の耐震構造の一部を切欠省略した横断面図を示
す。 【図2】(イ)層間変位の発生時、シール反力のつり合
いと面板ガラスのロッキングを説明する略正面図を示
す。 (ロ)層間変位の発生時、面板ガラスのロッキングが小
で、リブガラスがS字変形した状態を説明する略正面図
を示す。 【図3】本発明の別の実施例を説明するリブガラススク
リーンの免震構造の一部を切欠省略した斜視図を示す。 【図4】本発明の別の実施例を説明するリブガラススク
リーンの免震構造の一部を切欠省略した斜視図を示す。 【図5】本発明の別の実施例により層間変位が発生時の
ガラスの状況を説明する一部を切欠省略した略正面図を
示す。 【図6】図5のA部を拡大したリブガラススクリーンの
免震構造の一部を切欠省略した横断面図を示す。 【図7】(イ)、(ロ)は、それぞれ従来のリブ工法に
より層間変位の発生前と発生後のガラス板の状況を説明
する一部を切欠省略した略正面図を示す。 【符号の説明】 1 面板ガラス 2 リブガラス 3 上部枠 4 下部枠 5 突起部材 6 上部枠シール 7、7’ リブガラスシール 8 下部枠シール 9 層間変位 10 ロッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川岸 弘 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 鈴木 俊博 東京都千代田区神田錦町三丁目7番地1 セントラル硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−44285(JP,A) 特開 昭60−188563(JP,A) 特開 昭64−71949(JP,A) 実開 平4−111807(JP,U) 特公 平3−62858(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/72 - 2/82 E06B 3/54

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】外壁として立設する複数の面板ガラスの
    辺の突き合わせ部の片側若しくは両側に面板ガラスの縦
    辺と直角にリブガラスを設け、面板ガラスの縦辺突き合
    わせ辺とリブガラス縦辺間に構造用シーリング材を充填
    し、面板ガラスおよびリブガラスを上部枠と下部枠で支
    持したガラススクリーン工法において、面板ガラスの上
    辺を支持する上部枠の下部で、面板ガラス間の突き合わ
    せ上端部毎に、面板ガラス間の目地内に納まる程度の大
    きさのクロロプレンゴム等の耐候性の硬質ゴム、あるい
    はアルミ材等の金属部材の表面にゴムシートを貼着した
    もの、あるいはまたポリカーボネート等の硬質樹脂のい
    ずれかからなる突起部材を固着させ、地震等による層間
    変位時に面板ガラスを強制的にロッキングさせ、面板ガ
    ラスとリブガラスとの動きのずれを少なくしてリブガラ
    スの破損を防止することを特徴とするリブガラススクリ
    ーンの仕口構造。
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