JP2007126921A - パネルユニット及びカーテンウォール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルを支持するフレーム枠等の支持材を有しながら、外観的にはガラスのみによって外壁面を構成しているように見せたパネルユニットを提供する。
【解決手段】ガラスと、このガラスを支持する、上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠6とからなるパネルユニット1であって、前記ガラスは室外側ガラス4と室内側ガラス3とが接着膜5によって接合された合わせガラス2とされ、前記室内側ガラス3に前記フレーム枠6を取り付けた構造とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、外観的にガラスのみによって外壁面を構成しているように見せたパネルユニット及びこれを用いたカーテンウォール構造に関する。
都市化の近代化に伴って、益々、カーテンウォールに対する需要が高まっている。また、近年においては、カーテンウォール構造の多様化が進み、パネルを支持するフレームが目立たず、全体として見れば、各隣接パネル間に目地を残すのみでパネルが連続しているように見えるデザイン(従来構造A)や、フレーム枠状の支持材を有さず、パネル(主として板ガラス)の四隅、又は四隅及び側縁の一部を直接支持することによりパネルのみによって外壁面を構成するフレームレス工法(従来構造B)に関心が高まっている。
前記従来構造Aとしては、下記特許文献1、特許文献2及び特許文献3などの先行例を挙げることができる。前記特許文献1には、周縁部に斜めカット面を有する下側支持材をフレームに係止して取り付けた後、この下側支持材上にレインバリヤ(シール材)およびセッティングブロックを介在させてガラスを載置し、次いでガラスの上辺部にレインバリヤを介して上側支持材を係合させてガラスを取付けた構造が記載されている。また、特許文献2には、予めガラスを環状フレームにより固定したガラスユニットとしておき、このガラスユニットを建物側の支持材に固定する方法が開示されている。特許文献3には、パネルと、この四周の背面を保持し、室外側端面がパネルの外面より実質的に室外側に突出しないでパネルの四周面を係止する係止部材とを有し、各係止部材は、構造部材により保持され、前記各固定部および開き窓は、それらの各パネル外面が同一平面上に位置され、かつその平面より突出する部分が存在しないで配置されているフラットカーテンウォールが記載されている。
前記従来構造Bとしては、例えば、下記特許文献4において、建物構造体に設けた支持部材に固定される固定ブラケットと、背面に前記固定ブラケットに結合されるロッドを備えた上部ブラケット、及び2分割されて該上部ブラケットに着脱可能に装着される左右の下部ブラケットからなる正面が方形のブラケットと、平面がほぼ三角形状で前面側に外側に開口し前記面板の角部に挿入される面板挿入穴、及び背面側に内側に開口し前記ブラケットの角部に挿入されるブラケット挿入穴が設けられた複数の面板ファスナーとを備え、これら面状ファスナーによってパネル(ガラス)の4隅で支持するようにした構造が開示されている。このカーテンウォール構造は、「DPG工法」と呼ばれる比較的新形式のカーテンウォールであり、ガラスパネルを支持するフレームを有しないため、採光性に優れ開放感溢れる空間の創造が可能になるなどの利点を有するものである。
特開平5−39691号公報 特開平4−293884号公報 特開平6−341185号公報 特開2001−220848号公報
しかしながら、上記従来構造Aの場合は、一般的なカーテンウォールに比べれば、パネルを支持するフレームが目立たず意匠性が高いが、室外側から見た場合、パネルの四周縁に沿って小幅ながらやはり枠材の一部が存在することになり、ガラス面のみを強調したい場合の構造としては不十分である。
一方、従来構造Bの場合も、室外側から見た場合、パネルの四隅に僅かながら支持材が露出するため、ガラス面のみを強調したい場合の構造としては不十分である。また、他と比べると意匠性に優れるとしても、使用するパネルとしては現状では実質的に強化ガラスに限定されるため、この強化ガラスの製作コストが嵩み施工費がフレーム枠を有する通常のカーテンウォールよりもかなり割高となってしまうなどの問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、パネルを支持するフレーム枠等の支持材を有しながら、外観的にはガラスのみによって外壁面を構成しているように見せたパネルユニット及びこれを用いたカーテンウォール構造を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、ガラスと、このガラスを支持する支持材とからなるパネルユニットであって、前記ガラスは室外側ガラスと室内側ガラスとが接着膜又は接着剤によって接合された合わせガラスとされ、前記室内側ガラスに前記支持材を取り付けたことを特徴とするパネルユニットが提供される。
上記請求項1記載の発明は、室外側ガラスと室内側ガラスとが接着膜又は接着剤によって接合された合わせガラスとし、前記室内側ガラスに対して支持材を取り付けたパネルユニット構造とするものであり、前記支持材が室内側ガラスに取り付けられるため、室外側から見た場合、前記支持材が外面に露出せず、外観的にはガラスのみによって外壁面を構成しているように見せることが可能となる。
請求項2に係る本発明として、前記支持材が、上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠、又はガラス四隅に形成された通孔に貫通状態で取り付けられた支持ボルトである請求項1記載のパネルユニットが提供される。
上記請求項2記載の発明は、支持材の具体例を挙げたものであり、支持材としては、例えば上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠、ガラス四隅に形成された通孔に貫通状態で取り付けられた支持ボルトとすることができる。後者の支持ボルトは従来のDPG工法に対応させたものであるが、本発明はコスト的に安く済むフレーム枠で支持する構造の方が望ましい。
請求項3に係る本発明として、前記支持材が、上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠とされ、前記下枠に対して室外側に突出する水平突出フランジを形成し、この水平突出フランジ片上に前記室外側ガラスを直接的に或いは介在物を介して載置させるようにしてある請求項1記載のパネルユニットが提供される。
上記請求項3記載の発明は、上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠の内、下枠に対して室外側に突出する水平突出フランジを形成し、この水平突出フランジ片上に前記室外側ガラスを直接的に或いは介在物を介して載置するようにしてある。従って、外側ガラスについても室外側から目立たないように自重のみを支持することが可能となる。
請求項4に係る本発明として、前記室内側ガラスと室外側ガラスとは外形寸法をほぼ同寸、又は前記支持材を含めた室内側ガラスの外形寸法を室外側ガラスとほぼ同寸としてある請求項1〜3いずれかに記載のパネルユニットが提供される。
上記請求項4では、室内側ガラスと室外側ガラスとは外形寸法をほぼ同寸とするか、前記支持材を含めた室内側ガラスの外形寸法を室外側ガラスとほぼ同寸とするため、設置状態(シール充填無しの状態)で、目地部分に支持材を見えないようにするか、ほとんど目立たないようにすることができる。
請求項5に係る本発明として、カーテンウォールパネルは、室外側ガラスと室内側ガラスとが接着膜又は接着剤によって接合された合わせガラスとされ、前記室外側ガラス及び室内側ガラスの内、前記室内側ガラスが上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠又はガラス四隅に形成された通孔に貫通状態で取り付けられた支持ボルトによって支持されるとともに、前記フレーム枠又は支持ボルトが方立及び/又は無目によって直接的に、或いは他部材を介して間接的に支持されていることを特徴とするカーテンウォール構造が提供される。
上記請求項5記載の本発明においては、室外側ガラスと室内側ガラスとが接着膜又は接着剤によって接合された合わせガラスとし、前記室内側ガラスを上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠又はガラス四隅に形成された通孔に貫通状態で取り付けられた支持ボルトによって支持するとともに、前記フレーム枠又は支持ボルトを方立及び/又は無目によって直接的又は間接的に支持されたカーテンウォール構造とするものであり、前記支持材が室内側ガラスに取り付けられ、室外側ガラスのみが外部に露出する構造となるため、外観的にはガラスのみによって外壁面を構成しているように見せることが可能となる。
請求項6に係る本発明として、前記カーテンウォールパネル間の縦目地及び横目地に対して、前記室外側ガラスと面一でシール材が充填されていることを特徴とする請求項5記載のカーテンウォール構造が提供される。
上記請求項6記載の発明では、カーテンウォールパネル間の縦目地及び横目地にシール材を充填するものであり、シール材の充填によって室内側ガラスを支持する前記フレーム枠を完全に隠蔽することが可能となる。
以上詳説のとおり本発明によれば、パネルを支持するフレーム枠等の支持材を有しながら、外観的にはガラスのみによって外壁面を構成しているように見せることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係るカーテンウォール構造の外観図、図2は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図、図4は図2の要部拡大図、図5は図3の要部拡大図である。
図1に示されるように、本カーテンウォール構造は、パネルを支持するフレーム枠を有しながら、外観的にはガラスのみによって外壁面を構成しているように見せたものであり、カーテンウォールパネルPは、室外側ガラス4と室内側ガラス3とが接着膜又は接着剤によって接合された合わせガラス2とされ、前記室外側ガラス4及び室内側ガラス3の内、前記室内側ガラス3が上枠7、下枠8及び左右縦枠9,10からなるフレーム枠6によって支持されるとともに、前記フレーム枠6が方立20及び無目21によって支持された構造である。
以下、具体的に本カーテンウォール構造について詳述する。
〔パネルユニット1〕
先ず最初に、本カーテンウォール構造に好適に使用されるパネルユニット1について、図8〜図10に基づき詳述する。なお、図8はパネルユニット1の縦断面図、図9はパネルユニット1の横断面図、図10は下枠8と縦枠9、10との連結部構造を示す斜視図である。
本パネルユニット1は、室外側ガラス4と室内側ガラス3とが接着膜5によって接合された合わせガラス2とされ、前記室外側ガラス4と室内側ガラス3の内、室内側ガラス3に上枠7、下枠8及び左右縦枠9,10からなるフレーム枠6を取り付けたものである。
前記室外側ガラス4及び室内側ガラス3は、ほぼ同寸の矩形状ガラスが使用され、前記室内側ガラス3においては周縁部の室外側寄り部分に傾斜状のカット面3aが形成されている。前記室外側ガラス4と室内側ガラス3とは、フィルム状の接着膜5によって堅固に接合されている。前記接着膜5は、合わせガラスに用いられる中間膜などが好適に使用されるが、機能的には前記室外側ガラス4と室内側ガラス3とを離脱しないように接着し得るものであればよい。また、機能性中間膜の採用により、着色、遮音性、遮熱性、紫外線カット等の機能を持たせるようにすることも可能である。なお、前記接着膜5はガラス全面に設けても良いし、接着強度が十分であれば部分的に設けてもよい。また、前記室外側ガラス4と室内側ガラス3との接合は接着剤によることも可能である。
前記フレーム枠6を構成する上枠7は、図8に示されるように、室外側部分に前記室内側ガラス3のガラス支持用係合溝部7aを備えるとともに、室内側部分に外方に開口する取付用係合溝部7bを備えた部材であり、前記ガラス支持用係合溝部7aを構成する室外側係止片は、前記室内側ガラス3の周縁部に形成された傾斜状カット面3aに係合する略三角形状の係止爪7cとされ、スペーサ11を間に介してガラス支持用係合溝7aに室内側ガラス3の周縁部が嵌合され、かつ室内側ガラス3の周縁部内側と前記取付用係合溝部7bの室外側壁との間に、バッカー12,第1シール材13,第2シール材14が充填され、前記室内側ガラス3が堅固に嵌合支持されるようになっている。また、上枠7の取付け状態では前記室外側ガラス4の上面と前記上枠7の上面とは面一となっている。
前記下枠8は、前記上枠7と同様に、室外側部分に前記室内側ガラス3のガラス支持用係合溝部8aを備えるとともに、室内側部分に外方に開口する取付用係合溝部8bを備えた部材であり、前記ガラス支持用係合溝部8aを構成する室外側係止片は、前記室内側ガラス3の周縁部に形成された傾斜状カット面3aに係合する略三角形状の係止爪8cとされるが、前記係止爪8cより室外側に延在する水平突出片8dを有し、この水平突出フランジ片8d上に前記室外側ガラス4を直接的に、或いは図示例のように介在物(スペーサ15)を介して載置させるようにし、室外側ガラス4の自重を支持するようになっている。室内側ガラス3は、スペーサ11を間に介してガラス支持用係合溝8aに室内側ガラス3の周縁部が嵌合され、かつ室内側ガラス3の周縁部内側と前記取付用係合溝部8bの室外側壁との間に、バッカー12,第1シール材13,第2シール材14が充填され、前記室内側ガラス3が堅固に嵌合支持されるようになっている。
一方、左右縦枠9(10)は、図9に示されるように、室外側部分に前記室内側ガラス3のガラス支持用係合溝部9a(10a)を備えるとともに、室内側部分に外方に開口する取付用係合溝部9b(10b)を備えた部材であり、前記ガラス支持用係合溝部9a(10a)を構成する室外側係止片は、前記室内側ガラス3の周縁部に形成された傾斜状カット面3aに係合する略三角形状の係止爪9c(10c)とされ、スペーサ11を間に介してガラス支持用係合溝9a(10a)に室内側ガラス3の周縁部が嵌合され、かつ室内側ガラス3の周縁部内側と前記取付用係合溝部9b(10b)の室外側壁との間にバッカー12,第1シール材13,第2シール材14が充填され、前記室内側ガラス3が堅固に嵌合支持されるようになっている。また、取付け状態で室外側ガラス4の側面と前記左右縦枠9(10)の側面とが面一となっている。
前記上枠7、下枠8と、左右縦枠9,10との接合は、図10に示されるように、上枠7又は下枠8に設けたビスホールに対して、左右縦枠9,10の外面側からビスを螺入し両者の連結が図られている。
〔カーテンウォール構造〕
次に、上記パネルユニット1を用いたカーテンウォール構造について具体的に詳述する。
建物の外壁部分には、図2及び図3に示されるように、水平方向に間隔を空けて方立20,20…を配設するとともに、方立20,20間に上下方向に間隔を空けて無目21、21…を配設し、これら方立20…、無目21…によって構成される各枠部に対して前記パネルユニット1、1…が取り付けられるようになっている。
前記方立20は、詳細には図5に示されるように、断面形状が室内外方向に長い矩形状とされ、室外側寄り位置に隔壁20aを有し、この隔壁20aを境に室内側の中空部20Aと、室外側の中空部20Bとが構成されている。前記室外側中空部20Bの幅寸法は室内側中空部20Aより後述するパネル側縁支持部材22の厚み分だけ小幅となっている。前記室外側中空部20Bの両側面には夫々、断面略L字状のパネル側縁支持部材22、22が配設され、室外側中空部20Bを横方向に貫通するボルト24及びナット25によって固定されている。前記パネル側縁支持部材22は、パネル方向に突出するブラケット部分が前記左右縦枠9,10の取付用係合溝部9b、10bに嵌合されることによってパネルユニット1を支持するようになっている。
一方、無目21は、詳細には図4に示されるように、上部側にパネルユニット1の下枠8の取付用係合溝部8bに嵌合される起立ブラケット21aと、下部側にパネルユニット1の上枠7の取付用係合溝部7bに嵌合される垂下ブラケット21bとを有する部材であり、方立20の室外側面にボルト27及びナット28によって取り付けられている。前記無目21の取付けは、ナット28を予め室外側中空部20B内の室外側面に溶接等によって固設しておき、室外側から螺入させたボルト27によって固定できるようになっている。
前記パネルユニット1の取付けに当たっては、方立20,20間にパネルユニット1を持ち込み、下段側パネルユニットの施工時に既に取り付けを終えている無目21の起立ブラケット21aを下枠8の取付用係合溝部8bに嵌合させながら載置する。また、左右縦枠9,10の一方側取付用係合溝部9b(10b)に、パネル側縁支持部材22のブラケット部分を嵌入させるとともに、左右縦枠9,10の他方側取付用係合溝部10b(9b)にパネル側縁支持部材22のブラケット部分を嵌入させ、これらパネル側縁支持部材22、22を方立20に固定する。そして、所定数のパネルユニット1の取付けが完了するか、横一列のパネルユニット1、1…の取付けが完了したならば、無目21を取付け、パネルユニット1、1…の上端部を固定する。
パネルユニット1の取付けを完了したならば、上下方向及び横方向に隣接するパネルユニット1,1間において、図4及び図5に示されるように、室内側ガラス3部位にバックアップ材30とシール材31が充填されるとともに、さらに室外側ガラス4と目地シールが面一になるように、前記室外側ガラス4部位にもバックアップ材32とシール材33が充填され、図6及び図7に示される状態で施工が完了する。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、上下方向及び横方向に隣接するパネルユニット1,1間において、前記室外側ガラスと面一でシール材が充填されるようにしたが、図11に示されるように、室外側ガラス4部位のバックアップ材32とシール材33とを省略し目地部が凹状に形成されていてもよい。
(2)上記形態例では、下枠8において、室外側ガラス4の自重を支持するための水平突出フランジ片8dを設けるようにしたが、図12に示されるように、前記水平突出フランジ片8dを省略するようにしてもよい。この場合、室外側ガラス4は室内側ガラス3との接着力によって保持されることになるが、前記接着膜5や接着剤によっても耐力的に十分な強度で保持することが可能である。なお、前記室内側ガラス3は前記室外側ガラス4よりも下枠8の厚み及びスペーサ11相当分だけ若干小寸とされ、取付け状態で室外側ガラス4下面と下枠8の下面とは面一となっている。
(3)上記形態例では、下枠8に形成された水平突出フランジ片8dの先端面を室外側に露出させるようにしたが、図13に示されるように、前記水平突出フランジ片8dをシール材によって隠蔽するようにしてもよい。具体的には、水平突出フランジ片8dの先端位置を室外側ガラス4の外面よりも室内側に位置させ、水平突出フランジ片8dの先端部分であってかつ室外側ガラス4の下面部分にシール材34(工場施工)を断面略三角形状に施工することにより前記水平突出フランジ片8dを隠蔽することができる。なお、パネル目地間の現場施工シール材33については、前記水平突出フランジ片8dの先端から下段の室外側ガラス4の室外側上縁にかけて傾斜状に施工するのが望ましい。
(4)上記形態例では、上枠7、下枠8及び左右縦枠9,10と室内側ガラス3との係合部の構造は、ガラス側に傾斜状カット面3aを形成し、枠材側に前記カット面に係止する係止爪7c〜10cを形成するようにしたが、室内側ガラス3と室外側ガラス4とを接着する接着膜5の厚みは6〜7mm程度まで厚くすることが可能であるため、室内側ガラス3側にカット面を形成することなくガラスを支持することも可能である。具体的には、図14(A)、(B)に示されるように、室内側ガラス3と室外側ガラス4との間の周縁部に、例えば挿入溝を有するようにゴム系係止部材40を介装しておき、フレーム枠として室外側に断面L字状の係止部41a〜44aを備えた上枠41、下枠42及び左右縦枠43,44を使用し、前記断面L字状の係止部41a〜44aの屈曲フランジ部分を前記ゴム系係止部材40の挿入溝に差し込んで室内側ガラス3を支持するようにする。なお、図示例では室内側ガラス3の寸法を枠材41〜44の厚み相当分だけ小寸とし、取付け状態で室外側ガラス4の外面と前記枠材41〜44の外面とが面一となっているが、もちろん室内側ガラス3と室外側ガラス4とを同寸としてもよい。
(5)上記形態例では、室内側ガラス3をフレーム枠6によって支持するようにしたが、従来のDPG工法に対応させるために、図15に示されるように、室内側ガラス3のガラス四隅(及び側辺)に形成された通孔に貫通状態で取り付けられた支持ボルト45によって支持するようにしてもよい。
本発明に係るカーテンウォール構造の外観図である。 図2は図1のII−II線矢視図である。 図3は図1のIII−III線矢視図である。 図4は図2の要部拡大図である。 図5は図3の要部拡大図である。 カーテンウォールの完成状態を室外側から見た要部斜視図である。 カーテンウォールの完成状態を室内側から見た要部斜視図である。 パネルユニット1の縦断面図である。 パネルユニット1の横断面図である。 下枠8と縦枠9、10との連結部構造を示す斜視図である。 目地部シール要領の他例を示す要部縦断面図である。 下枠8の他例を示す要部縦断面図である。 下枠8部構造の他例を示す要部縦断面図である。 パネルユニット1及びフレーム枠6の他例を示す、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。 室内側ガラス3を支持ボルトで支持した場合の縦断面図である。
符号の説明
1…パネルユニット、2…合わせガラス、3…室内側ガラス、4…室外側ガラス、5…接着膜、6…フレーム枠、7…上枠、8…下枠、9・10…左右縦枠、20…方立、21…無目、21a…起立ブラケット、21b…垂下ブラケット、22…パネル側縁支持部材、30・32…バックアップ材、31・33…シール材、27…ボルト

Claims (6)

  1. ガラスと、このガラスを支持する支持材とからなるパネルユニットであって、前記ガラスは室外側ガラスと室内側ガラスとが接着膜又は接着剤によって接合された合わせガラスとされ、前記室内側ガラスに前記支持材を取り付けたことを特徴とするパネルユニット。
  2. 前記支持材が、上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠、又はガラス四隅に形成された通孔に貫通状態で取り付けられた支持ボルトである請求項1記載のパネルユニット。
  3. 前記支持材が、上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠とされ、前記下枠に対して室外側に突出する水平突出フランジを形成し、この水平突出フランジ片上に前記室外側ガラスを直接的に或いは介在物を介して載置させるようにしてある請求項1記載のパネルユニット。
  4. 前記室内側ガラスと室外側ガラスとは外形寸法をほぼ同寸、又は前記支持材を含めた室内側ガラスの外形寸法を室外側ガラスとほぼ同寸としてある請求項1〜3いずれかに記載のパネルユニット。
  5. カーテンウォールパネルは、室外側ガラスと室内側ガラスとが接着膜又は接着剤によって接合された合わせガラスとされ、前記室外側ガラス及び室内側ガラスの内、前記室内側ガラスが上枠、下枠及び左右縦枠からなるフレーム枠又はガラス四隅に形成された通孔に貫通状態で取り付けられた支持ボルトによって支持されるとともに、前記フレーム枠又は支持ボルトが方立及び/又は無目によって直接的に、或いは他部材を介して間接的に支持されていることを特徴とするカーテンウォール構造。
  6. 前記カーテンウォールパネル間の縦目地及び横目地に対して、前記室外側ガラスと面一でシール材が充填されていることを特徴とする請求項5記載のカーテンウォール構造。
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