JP3520902B2 - 縦型風力選別機 - Google Patents
縦型風力選別機Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造原料、産業廃
棄物等の被処理物を軽量物と重量物とに分別するための
縦型風力選別機に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、この種の縦型風力選別機は、一般
に図３に示すように、上部に被処理物１の投入口２と空
気排出口３とを設けると共に、下部に空気取入口（図示
略）を設けた選別機本体４を備え、この選別機本体４の
空洞内に千鳥状に複数の邪魔板５を配設して、該空洞内
にジグザグ状の流路６を形成し、軽量物排出口３に接続
した吸引手段（図示略）を作動させて、前記流路６内に
上方へ向う空気の流れを発生させる構造となっていた。 【０００３】このような縦型風力選別機においては、上
記流路６内に上方へ向う空気の流れを発生させた状態
で、投入口２から被処理物１を選別機本体４内に投入す
ると、被処理物１が上側の邪魔板５から、流路６の折返
し部分６ａを経て下側の邪魔板５へ順次乗り移りながら
落下し、この間、被処理物１に含まれる軽量物は上向き
の空気の力を受けて上方へ、重量物は自重により下方へ
それぞれ流動して、両者の分別が進むようになる。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の縦型風力選別機によれば、各邪魔板５から流路
６の折返し部分６ａ内に放出された被処理物１には慣性
力が作用しているので、前記折返し部分６ａ内で該被処
理物１から分離された軽量物と重量物とは、そのまま直
線的に選別機本体４の内壁に向かい、そこで急角度で方
向転換して上または下方向へ流動するようになる。この
結果、流路６の折返し部分６ａには軽量物および重量物
の澱みまたは溜りが生じ、そこで両者の再混合が起っ
て、選別機本体４の内壁と下側の邪魔板５との連接部に
固形物７が堆積し、これが空気および被処理物１の円滑
な流れを邪魔して、選別能力を大きく低下させる原因と
なっていた。 【０００５】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
ることを課題としてなされたもので、その目的とすると
ころは、選別機本体内のジグザグ状の流路の折返し部分
における固形物の堆積を予防し、もって選別能力の大幅
な向上を図ることにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、選別機本体の空洞内に千鳥状に複数の邪魔
板を配設して、該空洞内にジグザグ状の流路を形成し、
前記流路内に上方へ向う空気の流れを発生させ、かつこ
の空気の流れの中に被処理物を投入することにより、軽
量物と重量物とを上・下方向へ分別するようにした縦型
風力選別機において、前記流路の折返し部分に、各邪魔
板から放出された被処理物から分離した軽量物に上向き
の円弧運動を与える補助邪魔板を、重量物の流動の障害
とならないように配置する構成としたことを特徴とす
る。 【０００７】上記のように構成した縦型風力選別機にお
いては、流路の折返し部分に配置した補助邪魔板が被処
理物から分離した軽量物に対し上向きの円弧運動を与え
るので、軽量物は円滑に上方向へ流動し、一方、重量物
は補助邪魔板に遮られることなく自重で下方向へ流動
し、したがって、流路の折返し部分で軽量物と重量物と
が再混合、固形化することはなくなる。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。 【０００９】図１は、本発明にかゝる縦型風力選別機の
一つの実施の形態を示したものである。同図において、
１０は、四角筒状の選別機本体で、その上部には被処理
物１１の投入口１２と空気排出口１３とが設けられ、ま
た、その下部には空気取入口と重量物受部（何れも図示
略）とが設けられている。前記投入口１２にはロータリ
ーバルブ１４が内装され、一方、空気排出口１３にはブ
ロワを内蔵する吸引手段（図示略）が配管接続されてい
る。前記ロータリーバルブ１４は投入口１２の気密性を
維持する役割をなし、これにより、いま、図示を略すブ
ロワを作動させると、選別機本体１０内には空気取入口
から空気排出口１３に至る上向きの空気の流れが形成さ
れるようになる。 【００１０】上記選別機本体１０の空洞内には、千鳥状
に複数の邪魔板１５が配設されており、これら邪魔板１
５によって該空洞内にはジグザグ状の流路１６が形成さ
れている。より詳しくは、各邪魔板１５は、選別機本体
１０の対向内壁に縦方向に位置をずらして交互に配置さ
れ、それぞれは、先端側が所定の角度θで下方傾斜する
ように対応する内壁に取付けられている。また、各邪魔
板１５は、相手側内壁との間に所定の隙間を開けるよう
にその長さＬが設定されており、前記した隙間は流路１
６の折返し部１６ａとして提供されている。 【００１１】しかして、上記流路１６の各折返し部１６
ａには補助邪魔板１７が配設されている。各補助邪魔板
１７は、折返し部１６ａを挟んで連接する一対の邪魔板
１５のうちの、下側の邪魔板１５と同じ内壁に該下側の
邪魔板とほゞ平行をなすように、かつ上側の邪魔板１５
の延長面と交差するように傾斜状態で取付けられてい
る。各補助邪魔板１７はまた、それぞれの先端が前記折
返し部１６ａの中間域に位置しかつ前記上側の邪魔板１
５の延長面上から下方へ突出しないようにその取付位置
並びに長さが設定されている。流路１６の各折返し部１
６ａは、前記補助邪魔板１７の存在によりその開口面積
が縮小するようになるが、その開口距離Ｄとしては、後
述する被処理物１１の分離（選別）に必要な十分な大き
さが確保されている。 【００１２】以下、上記のように構成した縦型風力選別
機の作用を、図２も参照して説明する。被処理物１１の
分別に際しては、予め図示を略す吸引手段のブロワを作
動させて、選別機本体１０内の流路１６内に上向きの空
気を流れを発生させ、投入口１２から選別機本体１０の
空洞内に被処理物１１を投入する。すると、この被処理
物１１は、先ず最上段の邪魔板１５の上に落下し、その
上を下方へ滑動して、図２に示すように流路１６の折返
し部１６ａ内に所定の速度（放出速度）ｖで放出され
る。この時、折返し部１６ａの開口内を上向きの空気Ａ
が流通しており、これにより、前記邪魔板１５から放出
された被処理物１１には、前記放出速度ｖと、上向きの
風速ｖw と重力による落下速度ｖg とが作用し、被処理
物１１はこれらの合成速度Ｖで補助邪魔板１７へ向けて
流動しようとする。しかして、この被処理物１１には軽
量物と重量物とが含まれており、軽量物は上向きの風速
ｖw の影響を強く受けると共に補助邪魔板１７に誘導さ
れて、円弧を描いて上方へ流動し（細い点線で示す）、
一方、重量物は放出速度ｖと落下速度ｖg との影響を強
く受けて補助邪魔板１７の先端をかすめるように下方へ
流動し（太い点線で示す）する。これにより流路１６の
折返し部１６ａには、軽量物および重量物の澱みまたは
溜りが生じることはなく、両者は明瞭に分別される。 【００１３】上記のように分別された重量物は、そのま
ま下側の邪魔板１５上に落下するが、この段階では、重
量物に十分大きな下向きの速度が作用しているので、該
重量物は下側の邪魔板１５上に円滑に乗り移り、そのま
ゝ下方へ滑動して次の流路１６の折返し部１６ａに放出
され、そこで、再び上記したと同様の分離作用を受け
て、軽量物と重量物とにさらに分別される。このように
して、流路１６の各折返し部１６ａで軽量物と重量物と
の分別が起こり、最終的に被処理物１１は軽量物と重量
物とに完全に分別され、軽量物は空気排出口１３から図
示を略す吸引手段に、重量物は選別機本体１０の下部の
重量物受部内にそれぞれ回収される。 【００１４】なお、本発明で対象する被処理物１０とし
ては、木質系成形素材のような製造原料や車両部品のシ
ュレッダダストのような産業廃棄物があり、例えばシュ
レッダダストの場合は、ウレタンフォームの破砕片、紙
くず、木くず等が軽量物として、廃プラスチックの破砕
片、表皮材の破砕片等が重量物として分別されることに
なる。 【００１５】こゝで、上記実施の形態における各邪魔板
１５は、その長さＬおよび傾斜角度θを調整可能に設け
るようにしても良く、また、各補助邪魔板１７は、その
取付位置Ｐ（図１）を調整可能に設けるようにしても良
いものである。このように邪魔板１５および補助邪魔板
１７を調整可能に設けることにより、被処理物１１の種
類に応じて、軽量物と重量物との分離効果が最大に発揮
されるように各条件（放出速度ｖ、上向きの風速ｖw 、
開口距離Ｄ等）を設定することができ、適用範囲が拡大
する。 【００１６】 【発明の効果】以上、説明したように、本発明にかゝる
縦型風力選別機によれば、選別機本体内のジグザグ状の
流路の折返し部分に配置した補助邪魔板により軽量物と
重量物とを上・下方向へ円滑に分離誘導するようにした
ので、前記折返し部分に固形物が堆積することはなくな
り、選別能力が著しく向上するものとなる。
棄物等の被処理物を軽量物と重量物とに分別するための
縦型風力選別機に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、この種の縦型風力選別機は、一般
に図３に示すように、上部に被処理物１の投入口２と空
気排出口３とを設けると共に、下部に空気取入口（図示
略）を設けた選別機本体４を備え、この選別機本体４の
空洞内に千鳥状に複数の邪魔板５を配設して、該空洞内
にジグザグ状の流路６を形成し、軽量物排出口３に接続
した吸引手段（図示略）を作動させて、前記流路６内に
上方へ向う空気の流れを発生させる構造となっていた。 【０００３】このような縦型風力選別機においては、上
記流路６内に上方へ向う空気の流れを発生させた状態
で、投入口２から被処理物１を選別機本体４内に投入す
ると、被処理物１が上側の邪魔板５から、流路６の折返
し部分６ａを経て下側の邪魔板５へ順次乗り移りながら
落下し、この間、被処理物１に含まれる軽量物は上向き
の空気の力を受けて上方へ、重量物は自重により下方へ
それぞれ流動して、両者の分別が進むようになる。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の縦型風力選別機によれば、各邪魔板５から流路
６の折返し部分６ａ内に放出された被処理物１には慣性
力が作用しているので、前記折返し部分６ａ内で該被処
理物１から分離された軽量物と重量物とは、そのまま直
線的に選別機本体４の内壁に向かい、そこで急角度で方
向転換して上または下方向へ流動するようになる。この
結果、流路６の折返し部分６ａには軽量物および重量物
の澱みまたは溜りが生じ、そこで両者の再混合が起っ
て、選別機本体４の内壁と下側の邪魔板５との連接部に
固形物７が堆積し、これが空気および被処理物１の円滑
な流れを邪魔して、選別能力を大きく低下させる原因と
なっていた。 【０００５】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
ることを課題としてなされたもので、その目的とすると
ころは、選別機本体内のジグザグ状の流路の折返し部分
における固形物の堆積を予防し、もって選別能力の大幅
な向上を図ることにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、選別機本体の空洞内に千鳥状に複数の邪魔
板を配設して、該空洞内にジグザグ状の流路を形成し、
前記流路内に上方へ向う空気の流れを発生させ、かつこ
の空気の流れの中に被処理物を投入することにより、軽
量物と重量物とを上・下方向へ分別するようにした縦型
風力選別機において、前記流路の折返し部分に、各邪魔
板から放出された被処理物から分離した軽量物に上向き
の円弧運動を与える補助邪魔板を、重量物の流動の障害
とならないように配置する構成としたことを特徴とす
る。 【０００７】上記のように構成した縦型風力選別機にお
いては、流路の折返し部分に配置した補助邪魔板が被処
理物から分離した軽量物に対し上向きの円弧運動を与え
るので、軽量物は円滑に上方向へ流動し、一方、重量物
は補助邪魔板に遮られることなく自重で下方向へ流動
し、したがって、流路の折返し部分で軽量物と重量物と
が再混合、固形化することはなくなる。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。 【０００９】図１は、本発明にかゝる縦型風力選別機の
一つの実施の形態を示したものである。同図において、
１０は、四角筒状の選別機本体で、その上部には被処理
物１１の投入口１２と空気排出口１３とが設けられ、ま
た、その下部には空気取入口と重量物受部（何れも図示
略）とが設けられている。前記投入口１２にはロータリ
ーバルブ１４が内装され、一方、空気排出口１３にはブ
ロワを内蔵する吸引手段（図示略）が配管接続されてい
る。前記ロータリーバルブ１４は投入口１２の気密性を
維持する役割をなし、これにより、いま、図示を略すブ
ロワを作動させると、選別機本体１０内には空気取入口
から空気排出口１３に至る上向きの空気の流れが形成さ
れるようになる。 【００１０】上記選別機本体１０の空洞内には、千鳥状
に複数の邪魔板１５が配設されており、これら邪魔板１
５によって該空洞内にはジグザグ状の流路１６が形成さ
れている。より詳しくは、各邪魔板１５は、選別機本体
１０の対向内壁に縦方向に位置をずらして交互に配置さ
れ、それぞれは、先端側が所定の角度θで下方傾斜する
ように対応する内壁に取付けられている。また、各邪魔
板１５は、相手側内壁との間に所定の隙間を開けるよう
にその長さＬが設定されており、前記した隙間は流路１
６の折返し部１６ａとして提供されている。 【００１１】しかして、上記流路１６の各折返し部１６
ａには補助邪魔板１７が配設されている。各補助邪魔板
１７は、折返し部１６ａを挟んで連接する一対の邪魔板
１５のうちの、下側の邪魔板１５と同じ内壁に該下側の
邪魔板とほゞ平行をなすように、かつ上側の邪魔板１５
の延長面と交差するように傾斜状態で取付けられてい
る。各補助邪魔板１７はまた、それぞれの先端が前記折
返し部１６ａの中間域に位置しかつ前記上側の邪魔板１
５の延長面上から下方へ突出しないようにその取付位置
並びに長さが設定されている。流路１６の各折返し部１
６ａは、前記補助邪魔板１７の存在によりその開口面積
が縮小するようになるが、その開口距離Ｄとしては、後
述する被処理物１１の分離（選別）に必要な十分な大き
さが確保されている。 【００１２】以下、上記のように構成した縦型風力選別
機の作用を、図２も参照して説明する。被処理物１１の
分別に際しては、予め図示を略す吸引手段のブロワを作
動させて、選別機本体１０内の流路１６内に上向きの空
気を流れを発生させ、投入口１２から選別機本体１０の
空洞内に被処理物１１を投入する。すると、この被処理
物１１は、先ず最上段の邪魔板１５の上に落下し、その
上を下方へ滑動して、図２に示すように流路１６の折返
し部１６ａ内に所定の速度（放出速度）ｖで放出され
る。この時、折返し部１６ａの開口内を上向きの空気Ａ
が流通しており、これにより、前記邪魔板１５から放出
された被処理物１１には、前記放出速度ｖと、上向きの
風速ｖw と重力による落下速度ｖg とが作用し、被処理
物１１はこれらの合成速度Ｖで補助邪魔板１７へ向けて
流動しようとする。しかして、この被処理物１１には軽
量物と重量物とが含まれており、軽量物は上向きの風速
ｖw の影響を強く受けると共に補助邪魔板１７に誘導さ
れて、円弧を描いて上方へ流動し（細い点線で示す）、
一方、重量物は放出速度ｖと落下速度ｖg との影響を強
く受けて補助邪魔板１７の先端をかすめるように下方へ
流動し（太い点線で示す）する。これにより流路１６の
折返し部１６ａには、軽量物および重量物の澱みまたは
溜りが生じることはなく、両者は明瞭に分別される。 【００１３】上記のように分別された重量物は、そのま
ま下側の邪魔板１５上に落下するが、この段階では、重
量物に十分大きな下向きの速度が作用しているので、該
重量物は下側の邪魔板１５上に円滑に乗り移り、そのま
ゝ下方へ滑動して次の流路１６の折返し部１６ａに放出
され、そこで、再び上記したと同様の分離作用を受け
て、軽量物と重量物とにさらに分別される。このように
して、流路１６の各折返し部１６ａで軽量物と重量物と
の分別が起こり、最終的に被処理物１１は軽量物と重量
物とに完全に分別され、軽量物は空気排出口１３から図
示を略す吸引手段に、重量物は選別機本体１０の下部の
重量物受部内にそれぞれ回収される。 【００１４】なお、本発明で対象する被処理物１０とし
ては、木質系成形素材のような製造原料や車両部品のシ
ュレッダダストのような産業廃棄物があり、例えばシュ
レッダダストの場合は、ウレタンフォームの破砕片、紙
くず、木くず等が軽量物として、廃プラスチックの破砕
片、表皮材の破砕片等が重量物として分別されることに
なる。 【００１５】こゝで、上記実施の形態における各邪魔板
１５は、その長さＬおよび傾斜角度θを調整可能に設け
るようにしても良く、また、各補助邪魔板１７は、その
取付位置Ｐ（図１）を調整可能に設けるようにしても良
いものである。このように邪魔板１５および補助邪魔板
１７を調整可能に設けることにより、被処理物１１の種
類に応じて、軽量物と重量物との分離効果が最大に発揮
されるように各条件（放出速度ｖ、上向きの風速ｖw 、
開口距離Ｄ等）を設定することができ、適用範囲が拡大
する。 【００１６】 【発明の効果】以上、説明したように、本発明にかゝる
縦型風力選別機によれば、選別機本体内のジグザグ状の
流路の折返し部分に配置した補助邪魔板により軽量物と
重量物とを上・下方向へ円滑に分離誘導するようにした
ので、前記折返し部分に固形物が堆積することはなくな
り、選別能力が著しく向上するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかゝる縦型風力選別機の要部構造を示
す断面図である。 【図２】本縦型風力選別機における軽量物と重量物との
分離原理を示す説明図である。 【図３】従来の縦型風力選別機の要部構造を示す断面図
である。 【符号の説明】 １０ 選別機本体 １１ 被処理物 １２ 被処理物の投入口 １３ 空気排出口 １５ 邪魔板 １６ 流路 １６ａ 流路の折返し部 １７ 補助邪魔板
す断面図である。 【図２】本縦型風力選別機における軽量物と重量物との
分離原理を示す説明図である。 【図３】従来の縦型風力選別機の要部構造を示す断面図
である。 【符号の説明】 １０ 選別機本体 １１ 被処理物 １２ 被処理物の投入口 １３ 空気排出口 １５ 邪魔板 １６ 流路 １６ａ 流路の折返し部 １７ 補助邪魔板
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B07B 1/00 - 15/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 選別機本体の空洞内に千鳥状に複数の邪
魔板を配設して、該空洞内にジグザグ状の流路を形成
し、前記流路内に上方へ向う空気の流れを発生させ、か
つこの空気の流れの中に被処理物を投入することによ
り、軽量物と重量物とを上・下方向へ分別するようにし
た縦型風力選別機において、前記流路の折返し部分に、
各邪魔板から放出された被処理物から分離した軽量物に
上向きの円弧運動を与える補助邪魔板を、重量物の流動
の障害とならないように配置したことを特徴とする縦型
風力選別機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02276798A JP3520902B2 (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 縦型風力選別機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02276798A JP3520902B2 (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 縦型風力選別機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11207263A JPH11207263A (ja) | 1999-08-03 |
| JP3520902B2 true JP3520902B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=12091833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02276798A Expired - Fee Related JP3520902B2 (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 縦型風力選別機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3520902B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021238141A1 (zh) * | 2020-05-29 | 2021-12-02 | 浙江宝绿特环保技术工程有限公司 | 多通道z型风选机 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4604540B2 (ja) * | 2004-04-15 | 2011-01-05 | パナソニック株式会社 | 廃棄樹脂成型品の乾式リサイクル処理装置 |
| KR101018705B1 (ko) | 2010-03-03 | 2011-03-04 | 유한회사 대한환경 | 건설폐기물 분류장치 |
| CN105080837A (zh) * | 2015-09-10 | 2015-11-25 | 宁波大发化纤有限公司 | 一种标签纸与聚酯瓶片的分离装置 |
| CN112089090B (zh) * | 2020-10-10 | 2024-01-19 | 云南中烟工业有限责任公司 | 一种使用抛料辊分离轻薄片状梗丝的装置及方法 |
-
1998
- 1998-01-20 JP JP02276798A patent/JP3520902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021238141A1 (zh) * | 2020-05-29 | 2021-12-02 | 浙江宝绿特环保技术工程有限公司 | 多通道z型风选机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11207263A (ja) | 1999-08-03 |
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Legal Events
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