JP2000084434A - 破砕機 - Google Patents

破砕機

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JP2000084434A
JP2000084434A JP10261079A JP26107998A JP2000084434A JP 2000084434 A JP2000084434 A JP 2000084434A JP 10261079 A JP10261079 A JP 10261079A JP 26107998 A JP26107998 A JP 26107998A JP 2000084434 A JP2000084434 A JP 2000084434A
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crushing
injection nozzle
crushed material
crushed
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JP10261079A
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Munemasa Ueno
宗正 上野
Masakuni Sannomiya
政邦 三宮
Tsutomu Shirai
勉 白井
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Uenotex Co Ltd
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Uenotex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破砕機構を備えた破砕機体及び噴射ノズル機
構を備えた選別機体を一体に構成しているので、破砕機
により破砕された破砕物を別途配備した選別設備まで自
動搬送する搬送設備を不要とすることができ、全体の設
備コストの低減及び設備の小型化並びに省スペース化を
図ることができる。 【解決手段】 破砕機体1の下部に選別機体10を配設
し、選別機体内に破砕室2に連通する選別室11を形成
し、選別室に破砕室から落下してくる破砕物Rを吹き飛
ばし可能な圧縮空気を噴射する噴射ノズル機構12を配
設し、選別室の下部に破砕物の質量により異なるそれぞ
れの飛行軌跡に応じた落下回収位置に複数個の選別回収
部13を配設してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば都市ゴミや産
業廃棄物等を破砕する際に用いられる破砕機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の破砕機として、特開平8−
103678号公報に示す如く、破砕機体内に破砕室を
形成し、該破砕室内に回転軸を横設し、該回転軸にロー
ル状の回転体を配設し、該回転体の外周部分に複数個の
回転刃を配設し、該破砕機体に該回転刃と協働して被破
砕物を剪断破砕する固定刃を備えてなる一軸剪断式構造
の破砕機や破砕室内に二個又は数個の回転刃は配設し、
相互に異方向に回転する回転刃の協働により被破砕物を
剪断破砕する多軸剪断式構造の破砕機、その他の剪断式
構造以外の各種の破砕機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら従
来構造の場合、破砕機により破砕された破砕物を別途配
備した選別設備まで自動搬送し、その選別設備におい
て、破砕物の比重に応じて重量物、中量物、軽量物等に
風力により弁別する設備としているため、破砕機と選別
設備との間の搬送設備が不可欠となると共に破砕された
破砕物の種類が多種に及ぶこともあって、搬送設備の構
造が複雑化し易く、それだけ大掛かりな設備となり、全
体の設備コストの高騰並びに設備の大型化を余儀なくさ
れることがあるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を
解決することを目的とし、本発明のうちで、請求項1記
載の発明は、破砕機体内に破砕室を形成し、該破砕室内
に被破砕物を破砕する破砕機構を備えてなり、上記破砕
機体の下部に選別機体を配設し、該選別機体内に上記破
砕室に連通する選別室を形成し、該選別室に破砕室から
落下してくる破砕物を吹き飛ばし可能な圧縮空気を噴射
する噴射ノズル機構を配設し、該選別室の下部に破砕物
の質量により異なるそれぞれの飛行軌跡に応じた落下回
収位置に複数個の選別回収部を配設してなることを特徴
とする破砕機にある。
【0005】又、請求項2記載の発明は、上記破砕室か
ら落下してくる破砕物を上記噴射ノズル機構の空気噴射
位置に落下案内可能な案内部材を配設してなることを特
徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記
選別回収部の上部の隣り合う落下口部の境部分に飛行し
てくる破砕物の落下回収位置を変更可能な位置変更部材
を配設してなることを特徴とするものであり、又、請求
項4記載の発明は、上記噴射ノズル機構に上下に配置さ
れる複数個の噴射ノズルを配設したことを特徴とするも
のであり、又、請求項5記載の発明は、上記上下の噴射
ノズルの間に破砕物を下の噴射ノズルの空気噴射位置に
落下案内可能な補助案内部材を配設してなることを特徴
とするものであり、又、請求項6記載の発明は、上記位
置変更部材に上記噴射ノズル機構により吹き飛ばされて
くる破砕物を受けて飛行方向後方の選別回収部に回収案
内可能な受面部材を配設してなることを特徴とするもの
である。
【0006】又、請求項7記載の発明は、上記選別機体
に上記噴射ノズル機構の空気噴射方向の前方位置に吹抜
口部を配設し、該吹抜口部に吹き飛ばされてくる破砕物
を捕捉する捕捉機構を配設してなることを特徴とするも
のであり、又、請求項8記載の発明は、上記吹抜口部に
噴射ノズル機構からの空気を吸込可能な空気吸込源を接
続してなることを特徴とするものであり、又、請求項9
記載の発明は、上記選別機体を複数個の分割機体により
分割移動組立構造に形成してなることを特徴とするもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は本発明を一軸剪断
式破砕機に適用した実施の形態例を示し、図1乃至図4
は第一形態例、図5は第二形態例、図6は第三形態例、
図7は第四形態例である。
【0008】図1乃至図4の実施の第一形態例におい
て、1は破砕機体であって、内部に破砕室2が形成さ
れ、破砕室2内に被破砕物Wを破砕する破砕機構3が設
けられ、この場合、破砕機構3として、破砕室2の上部
に図示省略の押込機構により被破砕物Wの押込作用をな
す押込部材4を配設し、破砕室2内に一個の回転軸5を
横設し、回転軸5を回転させる図外の回転機構を配設
し、この回転軸5に回転体6を配設し、回転体6の外周
部分に複数個の回転刃7を配設し、一方、破砕機体1に
回転刃7と協働して被破砕物Wを剪断破砕する固定刃8
を配設し、回転刃7と固定刃8との下方位置に通過穴9
aをもつスクリーン部材9を配置して構成している。
【0009】10は選別機体であって、上記破砕機体1
の下部に取付固定され、選別機体10内に破砕室2に連
通する選別室11を形成し、選別室11に破砕されて破
砕室2から落下してくる破砕物Rを吹き飛ばし可能な圧
縮空気Aを噴射する噴射ノズルSをもつ噴射ノズル機構
12を配設し、噴射ノズルSとしては複数個の小穴から
なるノズル穴や例えば0.2mm乃至5mm幅の細長い
スリット状の穴を噴出口とする構造のものが用いられ、
選別室11の下部に破砕物Rの質量により異なるそれぞ
れの飛行軌跡に応じた落下回収位置に複数個の選別回収
部13としての、ガラス瓶等の破砕物の重量物R1、缶
類、プラスチック製容器等の破砕物の中量物R2、フィ
ルムや紙類等の破砕物の軽量物R3のそれぞれ比重の異
なる三種類に弁別するための三個の選別回収部13a・
13b・13cを配設している。尚、選別回収部13の
数は2個又は4個以上の場合もある。
【0010】この場合、上記スクリーン部材9の下方位
置に破砕室2から落下してくる破砕物Rを上記噴射ノズ
ル機構12の空気噴射位置に落下案内可能な案内部材1
4を選別機体10に対して固定的に配設して構成してい
る。
【0011】15は位置変更部材であって、上記選別室
11の幅に合わせた羽根ダンパー板状に形成され、この
位置変更部材15を選別回収部13としての三個の選別
回収部13a・13b・13cの上部の隣り合う落下口
部M1・M2・M3の境部分に枢着部16により揺動自在
に枢着し、図示省略の作動機構又は切換レバーにより位
置変更部材15の揺動角度を調節し、この角度調節によ
って上記飛行してくる破砕物Rの落下回収位置を変更す
るように構成している。
【0012】又、この場合、上記噴射ノズル機構12と
して、上下に配置される複数個、この場合に二個の噴射
ノズル12a・12bを上下二段に配設し、かつ、上下
の噴射ノズル12a・12bの間に破砕物Rを下の噴射
ノズル12bの空気噴射位置に落下案内可能な補助案内
部材17を配設してなり、又、この場合、上記位置変更
部材15に噴射ノズル機構12により吹き飛ばされてく
る破砕物Rを受けて飛行方向後方の選別回収部13aに
回収案内可能な受面部材18を配設して構成している。
【0013】又、この場合、上記選別機体10に噴射ノ
ズル機構12の空気噴射方向の前方位置に室外に連通す
る吹抜口部19を形成し、この吹抜口部19に吹き飛ば
されてくる破砕物Rを捕捉する捕捉機構20を配設し、
かつ、必要に応じて、吹抜口部19に噴射ノズル機構1
2からの空気を吸込可能な図示省略の集塵機及び吸込ブ
ロワー又は単に吸込ブロワー等からなる空気吸込源に連
なる吸込ダクト21を接続して構成している。
【0014】この捕捉機構20としては、吹抜口部19
に図示省略のフィルター部材を固定的に配置する構造と
することもあり、この場合、上記捕捉機構20として、
上記選別機体10に旋回軸22を回転自在に配設すると
共に旋回軸22を旋回させる旋回用モータ23を配設
し、旋回軸22に上記吹抜口部19及び吹抜口部19外
としての、この場合、選別室11の室内壁11aに対面
しつつ旋回可能な旋回面部材24を取付け、旋回面部材
24に吹抜口部19への空気通過を許容して上記噴射ノ
ズル機構12により吹き飛ばされてくる破砕物Rを捕捉
可能な合成樹脂製網材や金網材、多数の小穴を有するパ
ンチングメタル等の多孔板面材等からなる捕捉面体25
を配設し、選別機体11の内壁に旋回面部材24の外周
面を覆う遮蔽部材11bを立設してなり、しかして、旋
回面部材24を旋回用モータ23により回転させ、噴射
ノズル機構12により吹き飛ばされて吹抜口部19を通
過しようとする破砕物Rを空気吸込源の吸込力をもって
捕捉面体25により捕捉し、捕捉された破砕物Rを吹抜
口部19外としての選別室11の室内壁11aに対面し
た非吸込位置において破砕物Rを釈放自重落下させるよ
うに構成している。尚、選別機体11の上記吸込口部1
1の形成されていない非吸込位置に圧縮空気を捕捉面体
25を介して選別室11内に吹き出す空気吹出口を形成
し、空気吹出口からの圧縮空気により捕捉面体25に捕
捉された破砕物Rを強制的に釈放させる構造を採用する
こともある。
【0015】この場合、旋回面部材24は、軸筒24a
に複数個の仕切板24bを放射状に突設し、仕切板24
bの両側面に複数個の扇状の通過領域穴24cを有する
面板24d・24eを取付け、選別室11側の面板24
dに通過領域穴24cを覆う大きさのパンチングメタル
からなる捕捉面体25aを取付け、選別室11と反対側
の面板24eに通過領域穴24cを覆う大きさのパンチ
ングメタルからなる捕捉面体25bを取付け、捕捉面体
25aとしてのパンチングメタルを捕捉面体25bとし
てのパンチングメタルよりも穴の径の大きいものを選択
して用い、即ち、捕捉能力の異なる捕捉面体25a・2
5bを各面板24d・24eに取付けてなり、かつ面板
24dの通過領域穴24cの境部分に複数個の仕切板2
4fを放射状に形成し、しかして、捕捉面体25aによ
り比較的大きな破砕物Rを捕捉し、次いで、捕捉面体2
5bにより比較的小さな破砕物Rを捕捉し、捕捉面体2
5aにより捕捉した破砕物Rはそのまま非吸込位置にお
いて釈放自重落下させ、捕捉面体25bにより捕捉した
破砕物Rは捕捉面体25aと捕捉面体25bとの対向間
隙より非吸込位置において釈放自重落下させ、又、上記
仕切板24b及び仕切板24fの仕切作用により、或る
通過領域穴24cに対向する位置の捕捉面体25a・2
5bにより捕捉した破砕物Rが隣り合う通過領域穴24
c側に移行しないように構成している。
【0016】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、図1の如く、人為的又は自動的に、破砕機体1内の
破砕室2に図外のホッパーを介してフィルム、ランナ、
プラスチックラップ等の都市ゴミや産業廃棄物等の被破
砕物Wを投入し、被破砕物Wは図示省略のシリンダ機構
等からなる押込機構の押込部材4により回転軸5に向け
て押し込まれ、破砕機構3が駆動し、破砕室2内におい
て、図示省略のモータ等からなる回転機構により回転軸
5が回転し、ロール状の回転体6は回転し、回転体6の
回転により回転刃7は図中矢印方向の時計廻りに回転
し、この回転刃7の回転により破砕機体1に取り付けら
れた固定刃8との協働により被破砕物Wを剪断破砕する
ことになり、破砕された破砕物Rはスクリーン部材9の
通過穴9aを介して落下し、通過穴9aより大きな被破
砕物Wは再び回転体6の上方にまわってから再度剪断破
砕され、このようにして被破砕物Wの剪断破砕が行われ
ることになる。
【0017】そして、上記破砕機体1の下部に選別機体
10が配設され、破砕物Rは上記破砕室2から選別室1
1内に落下し、この破砕室2から落下してくる破砕物R
は噴射ノズル機構12の圧縮空気Aにより水平方向又は
斜め上向き方向に吹き飛ばされ、破砕物Rは破砕物Rの
質量により異なる飛行軌跡をもって吹き飛ばされ、この
飛行軌跡に応じた落下回収位置に選別回収部13として
の複数個、この場合、三個の選別回収部13a・13b
・13cが配設され、よって、ガラス瓶等の破砕物の重
量物R1は選別回収部13aに回収され、缶類、プラス
チック製容器等の破砕物の中量物R2は選別回収部13
bに回収され、フィルムや紙類等の破砕物の軽量物R3
は選別回収部13cに回収され、この場合比重の異なる
三つの種類の破砕物Rに弁別されることになる。
【0018】従って、破砕機体1内の破砕室2に投入さ
れた被破砕物Wは破砕機構3により破砕され、破砕され
て破砕室2から落下してくる破砕物Rは噴射ノズル機構
12の圧縮空気Aにより水平方向又は斜め上向き方向に
吹き飛ばされ、破砕物Rは破砕物Rの質量により異なる
飛行軌跡をもって吹き飛ばされ、破砕物Rは飛行軌跡に
応じた複数個の選別回収部13に回収することができ、
よって、破砕機構3を備えた破砕機体1及び噴射ノズル
機構13を備えた選別機体11を一体に構成しているの
で、破砕機により破砕された破砕物を別途配備した選別
設備まで自動搬送する搬送設備を不要とすることがで
き、それだけ全体の設備コストの低減及び設備の小型化
並びに省スペース化を図ることができる。
【0019】又、この場合、上記破砕室2から落下して
くる破砕物Rを上記噴射ノズル機構12の空気噴射位置
に落下案内可能な案内部材14を配設しているので、破
砕物Rを圧縮空気Aにより確実に吹き飛ばすことがで
き、それだけ選別能力を高めることができ、又、この場
合、上記選別回収部13の上部の隣り合う落下口部M1
・M2・M3の境部分に飛行してくる破砕物Rの落下回収
位置を変更可能な位置変更部材15を配設しているか
ら、図示省略の作動機構又は切換レバーにより位置変更
部材15の揺動角度を調節することにより、各選別回収
部13への破砕物Rの選別回収能力を高めることができ
る。
【0020】又、この場合、上記噴射ノズル機構12に
上下に配置される複数個の噴射ノズルS、この場合、二
個の噴射ノズル12a・12bを上下二段に配設してい
るので、破砕物Rを複数段に吹き飛ばすことができ、風
力選別能力を高めることができ、又、この場合、上記上
下の噴射ノズル12a・12bの間に破砕物Rを下の噴
射ノズル12bの空気噴射位置に落下案内可能な補助案
内部材17を配設しているから、破砕物Rを下の噴射ノ
ズル12bにより確実に吹き飛ばすことができ、それだ
け選別能力を高めることができ、又、この場合、上記位
置変更部材15に上記噴射ノズル機構12により吹き飛
ばされてくる破砕物Rを受けて飛行方向後方の選別回収
部13に回収案内可能な受面部材18を配設しているか
ら、上記位置変更部材15の落下回収位置の変更調節に
伴って受面部材18も落下回収位置の変更作用を行うこ
とになり、それだけ各選別回収部13への破砕物Rの選
別回収能力を高めることができる。
【0021】又、この場合、上記選別機体10に上記噴
射ノズル機構12の空気噴射方向の前方位置に吹抜口部
19を配設し、吹抜口部19に吹き飛ばされてくる破砕
物Rを捕捉する捕捉機構20を配設しているから、吹抜
口部19に別途集塵設備を配備することがなく、それだ
け装置全体の小型化及び経済性を高めることができ、
又、この場合、上記吹抜口部19に噴射ノズル機構12
からの空気を吸込可能な空気吸込源を接続しているか
ら、捕捉効率を高めることができる。
【0022】又、この場合、上記捕捉機構20として、
選別機体10に上記吹抜口部19及び吹抜口部19外に
対面しつつ旋回可能な旋回面部材24を配設し、旋回面
部材24に吹抜口部19への空気通過を許容して噴射ノ
ズル機構12により吹き飛ばされてくる破砕物Rを捕捉
可能な捕捉面体25を配設しているから、旋回面部材2
4の旋回動作に伴って、吹抜口部19に対面した位置に
おいて、噴射ノズル機構12により吹き飛ばされて吹抜
口部19を通過しようとする破砕物Rを捕捉面体25に
より捕捉し、捕捉された破砕物Rを吹抜口部19外とし
ての選別室11の室内壁11aに対面した非吸込位置に
おいて破砕物Rを釈放自重落下させ、この場合、選別回
収部13cに回収することができ、捕捉機構20の構造
を簡素化することができると共に捕捉面体25の種類の
選択の余地を拡大でき、捕捉能力を容易に変更すること
もできて破砕物Rの種類の融通性を高めることができ、
吹抜口部19に大掛かりな集塵機を設備する必要もな
く、それだけ装置の製作コストの低減及び装置の小型化
を図ることができる。
【0023】又、この場合、上記吹抜口部19に噴射ノ
ズル機構12からの空気を吸込可能な空気吸込源を接続
しているから、圧縮空気Aの吹き飛ばし圧力に相俟って
捕捉面板25への捕捉効率を高めることができ、又、こ
の場合、上記旋回面部材24に複数個の仕切板16a・
16fを放射状に突設しているから、旋回面部材16の
旋回動作に伴って、捕捉面体25により破砕物Rの捕捉
及び釈放を繰り返すに際し、捕捉面体25により捕捉し
た破砕物Rが吹抜口部19を介して外に排出通過する空
気の流れにより吹抜口部19側に移行することを防ぐこ
とができ、それだけ捕捉及び釈放の協働作用を確実に行
うことができ、捕捉効率を高めることができ、又、この
場合、上記旋回面部材24として、軸筒24aに複数個
の仕切板24b・24fを放射状に突設し、仕切板24
b・24fの両側面に複数個の通過領域穴24cを有す
る面板24d・24eを配設し、各面板24d・24e
に捕捉能力の異なる捕捉面体25a・25bを配設して
構成しているから、例えば穴径やメッシュの大きさが異
なる捕捉面体25a・25bを選択し、この捕捉能力の
異なる捕捉面体25a・25bを使用するにより段階的
に破砕物Rを捕捉することができ、それだけ捕捉の融通
性を高めることができる。
【0024】図5の第二形態例は別例構造を示し、この
場合、上記第一形態例に比較して、上記捕捉機構20を
配置しない構造としたものであり、捕捉機構20の特有
の効果を得ることはできないものの、上記第一形態例と
略同様な作用効果を得ることができる。
【0025】図6の第三形態例は別例構造を示し、この
場合、上記第一形態例に比較して、上記噴射ノズル機構
12の噴射ノズルSを単一個により構成すると共に補助
案内部材17及び受面部材18を配置していない構造と
したものであり、これら部材の特有の効果を得ることは
できないものの、上記第一形態例と略同様な作用効果を
得ることができる。
【0026】図7の第四形態例は別例構造を示し、この
場合、上記第一形態例に比較して、上記選別機体10を
分割機体10a・10bにより分割移動組立構造に形成
し、この分割機体10a・10bの間に可動部材26を
支点軸27により可動揺動自在に配設し、可動部材26
を揺動用シリンダとしての可動機構28により揺動自在
に設け、可動部材26にスクリーン部材9や案内部材1
4、位置変更部材15を配設し、上記第一形態例と略同
様な作用効果を得ることができると共に選別機体10内
の選別室2やスクリーン部材の掃除や保守点検作業を容
易に行うことができる。
【0027】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、破砕機体1、破砕機構3、選別機体1
0、噴射ノズル機構12、選別回収部13、捕捉機構2
0の構造や形態並びに数等は適宜設計して変更される。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、人為的又は自動的に破砕機体内の破砕室
に投入された被破砕物は破砕機構により破砕され、破砕
されて破砕室から落下してくる破砕物は噴射ノズル機構
の圧縮空気により吹き飛ばされ、破砕物は破砕物の質量
により異なる飛行軌跡をもって吹き飛ばされ、飛行軌跡
に応じた落下回収位置に複数個の選別回収部が配設さ
れ、比重の異なる種類の破砕物に弁別することができ、
よって、破砕機構を備えた破砕機体及び噴射ノズル機構
を備えた選別機体を一体に構成しているので、破砕機に
より破砕された破砕物を別途配備した選別設備まで自動
搬送する搬送設備を不要とすることができ、それだけ全
体の設備コストの低減及び設備の小型化並びに省スペー
ス化を図ることができる。
【0029】又、請求項2記載の発明にあっては、上記
破砕室から落下してくる破砕物を上記噴射ノズル機構の
空気噴射位置に落下案内可能な案内部材を配設している
ので、破砕物を圧縮空気により確実に吹き飛ばすことが
でき、それだけ選別能力を高めることができ、又、請求
項3記載の発明にあっては、上記選別回収部の上部の隣
り合う落下口部の境部分に飛行してくる破砕物の落下回
収位置を変更可能な位置変更部材を配設しているから、
位置変更部材の位置調節により複数個の各選別回収部へ
の破砕物の選別回収能力を高めることができる。
【0030】又、請求項4記載の発明にあっては、上記
噴射ノズル機構に上下に配置される複数個の噴射ノズル
を配設しているので、破砕物を複数段に段階的に吹き飛
ばすことができ、風力選別能力を高めることができ、
又、請求項5記載の発明にあっては、上記上下の噴射ノ
ズルの間に破砕物を下の噴射ノズルの空気噴射位置に落
下案内可能な補助案内部材を配設しているから、破砕物
を下の噴射ノズルにより確実に吹き飛ばすことができ、
それだけ選別能力を高めることができ、又、請求項6記
載の発明にあっては、上記位置変更部材に上記噴射ノズ
ル機構により吹き飛ばされてくる破砕物を受けて飛行方
向後方の選別回収部に回収案内可能な受面部材を配設し
ているから、上記位置変更部材の落下回収位置の変更調
節に伴って受面部材も落下回収位置の変更作用を行うこ
とになり、それだけ各選別回収部への破砕物の選別回収
能力を高めることができる。
【0031】又、請求項7記載の発明にあっては、上記
選別機体に上記噴射ノズル機構の空気噴射方向の前方位
置に吹抜口部を配設し、該吹抜口部に吹き飛ばされてく
る破砕物を捕捉する捕捉機構を配設してなるから、吹抜
口部に別途、他の集塵機を設備する必要もなく、それだ
け装置の製作コストの低減及び装置の小型化を図ること
ができ、又、請求項8記載の発明にあっては、上記吹抜
口部に噴射ノズル機構からの空気を吸込可能な空気吸込
源を接続しているから、圧縮空気の吹き飛ばし圧力に相
俟って捕捉面板への捕捉効率を高めることができ、又、
請求項9記載の発明にあっては、上記選別機体を複数個
の分割機体により分割移動組立構造に形成してなるの
で、選別機体内の選別室の掃除や保守点検作業を容易に
行うことができる。
【0032】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態例の全体断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の第一形態例の部分拡大断面図で
ある。
【図3】本発明の実施の第一形態例の部分斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施の第一形態例の部分拡大正面図で
ある。
【図5】本発明の実施の第二形態例の全体断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の第三形態例の全体断面図であ
る。
【図7】本発明の実施の第四形態例の全体断面図であ
る。
【符号の説明】
W 被破砕物 R 破砕物 A 圧縮空気 1 破砕機体 2 破砕室 3 破砕機構 10 選別機体 11 選別室 12 噴射ノズル機構 13 選別回収部 14 案内部材 15 位置変更部材 17 補助案内部材 18 受面部材 19 吹抜口部 20 捕捉機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 勉 新潟県中頸城郡柿崎町大字柿崎7396番地10 ウエノテックス株式会社内 Fターム(参考) 4D021 AB01 DA15 FA02 GA02 GA03 GA08 GA11 GA14 GA18 GA21 GA30 HA01 HA10 4D067 EE01 EE14 EE16 EE22 GA18 GB03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕機体内に破砕室を形成し、該破砕室
    内に被破砕物を破砕する破砕機構を備えてなり、上記破
    砕機体の下部に選別機体を配設し、該選別機体内に上記
    破砕室に連通する選別室を形成し、該選別室に破砕室か
    ら落下してくる破砕物を吹き飛ばし可能な圧縮空気を噴
    射する噴射ノズル機構を配設し、該選別室の下部に破砕
    物の質量により異なるそれぞれの飛行軌跡に応じた落下
    回収位置に複数個の選別回収部を配設してなることを特
    徴とする破砕機。
  2. 【請求項2】 上記破砕室から落下してくる破砕物を上
    記噴射ノズル機構の空気噴射位置に落下案内可能な案内
    部材を配設してなることを特徴とする請求項1記載の破
    砕機。
  3. 【請求項3】 上記選別回収部の上部の隣り合う落下口
    部の境部分に飛行してくる破砕物の落下回収位置を変更
    可能な位置変更部材を配設してなることを特徴とする請
    求項1又は2記載の破砕機。
  4. 【請求項4】 上記噴射ノズル機構に上下に配置される
    複数個の噴射ノズルを配設したことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の破砕機。
  5. 【請求項5】 上記上下の噴射ノズルの間に破砕物を下
    の噴射ノズルの空気噴射位置に落下案内可能な補助案内
    部材を配設してなることを特徴とする請求項4記載の破
    砕機。
  6. 【請求項6】 上記位置変更部材に上記噴射ノズル機構
    により吹き飛ばされてくる破砕物を受けて飛行方向後方
    の選別回収部に回収案内可能な受面部材を配設してなる
    ことを特徴とする請求項3、4又は5記載の破砕機。
  7. 【請求項7】 上記選別機体に上記噴射ノズル機構の空
    気噴射方向の前方位置に吹抜口部を配設し、該吹抜口部
    に吹き飛ばされてくる破砕物を捕捉する捕捉機構を配設
    してなることを特徴とする請求項1記載の破砕機。
  8. 【請求項8】 上記吹抜口部に噴射ノズル機構からの空
    気を吸込可能な空気吸込源を接続してなることを特徴と
    する請求項7記載の破砕機。
  9. 【請求項9】 上記選別機体を複数個の分割機体により
    分割移動組立構造に形成してなることを特徴とする請求
    項1記載の破砕機。
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