JP3520229B2 - 圧力調理器 - Google Patents

圧力調理器

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JP3520229B2
JP3520229B2 JP32106299A JP32106299A JP3520229B2 JP 3520229 B2 JP3520229 B2 JP 3520229B2 JP 32106299 A JP32106299 A JP 32106299A JP 32106299 A JP32106299 A JP 32106299A JP 3520229 B2 JP3520229 B2 JP 3520229B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸し器や炊飯器
等、調理鍋内に圧力を投入して調理する圧力調理器に関
し、特に、その調理鍋内に投入する圧力を調節可能とし
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力調理器は、圧力セン
サによって調理鍋の内圧を一定に維持しながら、また
は、温度センサと調理鍋の内圧との相関関係により調理
鍋の内圧を一定に維持しながら、前記圧力センサまたは
温度センサの検出値に応じて調理鍋の加熱手段を制御し
て所定の調理フローを実行することにより、希望する食
材を調理するものである。
【0003】前記調理鍋の内部に圧力を投入する手段と
しては、所定重量の調圧ボールと、該調圧ボールを移動
させるソレノイドからなる調圧器が好適に用いられてい
る。この調圧器は、調理鍋の上端開口を閉塞する蓋体の
内部に配設されており、該蓋体の調理鍋と連通する開口
上に前記調圧ボールを移動させることにより、自重によ
って開口を閉鎖し、調理鍋内を大気圧以上に昇圧できる
ようにしている。
【0004】しかし、前記調圧器では、調理鍋の内部に
圧力を投入するか否かのオン、オフ制御だけであり、調
理鍋の内圧を調節する手段は搭載されていない。
【0005】そこで、特開平10−328022号で
は、圧力調理器である電気炊飯器において、内鍋内の圧
力を複数段階に調圧できるようにしたものを提供してい
る。具体的には、この電気炊飯器では、蓋体に設けた開
口を自重によって閉鎖する弁体を磁性材料によって形成
し、該弁体を磁力発生体によって閉弁方向に吸引するこ
とにより、2種類の調圧機能を発揮できるようにしてい
る。また、前記磁力発生体としては電磁石が適用され、
該電磁石への通電電流を制御することにより複数段階の
調圧を可能に構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
気炊飯器では、商用電源からの供給電力が電圧変動する
と、前記電磁石への通電量が変化するため、その変化に
より内鍋内の調圧に影響を与え、希望通りの内圧を維持
できないという問題がある。また、内鍋の内圧を大略的
に圧力設定することは可能であるが、その内圧に微調節
し、希望の設定圧力に調節することはできない。さら
に、希望の時間に応じて徐々に内鍋の内圧を調節するこ
とはできないという不便な点がある。
【0007】そこで、本発明では、商用電源からの供給
電力の変動に拘わらず、希望通りの圧力制御を可能と
し、かつ、希望の設定内圧に確実に調節および維持でき
る圧力調理器を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の圧力調理器は、調理鍋と、該調理鍋を収容
する本体と、前記調理鍋を加熱する加熱手段と、前記本
体に開閉可能に取り付けられ前記本体の開口部を閉塞す
る蓋体と、該蓋体に設けられ前記調理鍋の開口部を密閉
する内蓋と、該内蓋に設けられ前記調理鍋内と連通する
開口を閉塞または開放する弁体および該弁体を駆動する
ソレノイドを用いた駆動機構からなり前記調理鍋内に圧
力を投入する圧力投入手段とを備えた圧力調理器におい
て、商用電源から通電される通電量に応じて前記弁体が
開口を閉塞するシール力または内蓋が調理鍋を密閉する
シール力を調節するシール力調節手段と、該シール力調
節手段への通電量を前記調理鍋内に投入する圧力に応じ
て設定する通電量設定手段と、前記シール力調節手段に
印加される電圧を検出する電圧検出手段とを設け、前記
圧力投入手段によって圧力を投入する圧力炊飯工程の実
行中に前記通電量設定手段で設定した通電量によって前
記シール力調節手段に印加される理論電圧と、前記電圧
検出手段による検出電圧とを比較して、前記通電量設定
手段の設定を微調節し、かつ、前記圧力炊飯工程終了後
にむらし工程を実行しながら通電量設定手段によるシー
ル力調節手段への通電量の設定を徐々に減少または増加
させ、前記シール力調節手段によって調理鍋の内圧を徐
々に減圧させる減圧制御処理を実行させるようにし、さ
らに、前記減圧制御処理終了後、前記ソレノイドを駆動
させて前記弁体を前記開口から退避させて圧力投入状態
を解除するように構成したものである。
【0009】前記圧力調理器によれば、通電量設定手段
の設定を変更することにより、シール力調節手段によっ
て弁体が開口を閉塞するシール力または内蓋が調理鍋を
密閉するシール力を調節し、調理鍋内に投入する圧力を
調節することができる。そのうえ、その通電量設定手段
の設定値によってシール力調節手段に印加される理論電
圧と、電圧検出手段による実際の検出電圧とを比較し、
通電量設定手段による設定を微調節するようにしている
ため、商用電源に電圧変動が生じても、シール力調節手
段への通電量を常に設定値に維持できる。その結果、商
用電源による供給電力が変動しても調理鍋の内圧を希望
の設定に調節および維持することができる。
【0010】前記圧力調理器では、前記弁体の少なくと
も一部を磁性材料によって形成するとともに、前記シー
ル力調節手段として電磁コイルを用いることが好まし
い。このようにすれば、電磁コイルへの通電量を調節す
ることにより、該電磁コイルで発生する電磁力を調節
し、その電磁力に応じて弁体を開弁方向または閉弁方向
に移動させ、確実に弁体による開口のシール力を調節で
きる。
【0011】なお、前記シール力調節手段によって調理
鍋の内圧を徐々に減圧させる工程としては、少なくとも
調理終了時に、前記調理鍋の内圧を大気と同等にするよ
う減圧し、蓋体の解放時に調理鍋内の蒸気が噴出するこ
とを防止することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は本発明の圧力調理器である圧
力制御方式の炊飯器1を示す。この第1実施形態の炊飯
器1は、内鍋2と、該内鍋2を収容する本体3と、該本
体3に回動可能に取り付けられる蓋体8とからなる。
【0013】前記内鍋2は、熱伝導率が高いアルミ等か
らなる鍋母材の外面に、後述する誘導加熱コイル6への
高周波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加
熱される強磁性材料をコーティングや接合等を施したも
のである。
【0014】前記本体3は、有底筒形状をなす胴体4の
内部に、前記内鍋2を収容する非導電性材料からなる保
護枠5を備えている。これら胴体4と保護枠5との間に
は、加熱手段である誘導加熱コイル6と、内鍋用温度セ
ンサ7と、マイコン33を実装した制御基板32とが配
設されている。
【0015】前記誘導加熱コイル6は、前記保護枠5の
下面に配設され、高周波電流が通電されることにより、
前記内鍋2を電磁誘導加熱するものである。
【0016】前記内鍋用温度センサ7は、前記保護枠5
の側部に配設され、その先端の検出部を前記保護枠5に
設けた貫通孔を通して内鍋2の側面に接触させ、該内鍋
2の温度をマイコン33に出力するものである。
【0017】前記蓋体8は、前記本体3の開口部を閉塞
するもので、上板9と、下板11と、該下板11の底面
に着脱可能に取り付けられ内鍋2の開口部を密閉する内
蓋19とからなる。そして、この蓋体8の内部には、図
示しない蓋用の温度センサと、安全弁21と、圧力投入
手段である調圧器22と、シール力調節手段である電磁
コイル31とが配設されている。
【0018】前記上板9には、炊飯時に内鍋2内の圧力
が設定圧力を越えると、その圧力とともに蒸気を外部
(大気)に排気する排気口10が設けられ、この排気口
10の下側縁を囲むように、後述するダクト17が配設
されている。
【0019】前記下板11には、従来と同様に下面に放
熱板12が配設されるとともに、該放熱板12と下板1
1との間に蓋ヒータ13が配設されている。この下板1
1は、後述する調圧器22の取付部分が開口され、この
開口を囲繞するように調圧器22の加圧機構23を収容
するケース14が取り付けられている。このケース14
には、後述する駆動機構であるソレノイド30を配設す
る側にプランジャを挿通させる挿通口15が設けられ、
この挿通口15に内鍋2からの蒸気の漏れを防止するシ
ール部材16が配設されている。また、このケース14
の下部には、該ケース14内と前記上板9の排気口10
と連通させるためのダクト17が一体に設けられてい
る。このダクト17の上端縁には、上板9の下面に圧接
されるパッキン18が配設されている。
【0020】前記内蓋19には、内鍋2の上端縁に圧接
して該内鍋2内を密閉するパッキン20が全周にかけて
配設されている。また、この内蓋19には、前記下板1
1の開口と対応する位置が開口され、この開口に調圧器
22を構成する加圧機構23が一体に取り付けられてい
る。
【0021】前記蓋用温度センサは、内鍋2の上部の温
度を検出することによって、炊飯する米の温度(飯温)
を検出し、その検出温度を後述する制御手段に出力する
ものである。
【0022】前記安全弁21は、何等かの要因で前記内
鍋2の内圧が設定値以上である異常圧力に昇圧すること
を防止するもので、前記内鍋2の内部を臨むように前記
内蓋19に配設されている。
【0023】前記調圧器22は、内蓋19の開口に配設
され、前記内鍋2内に圧力を投入する加圧機構23と、
前記蓋体8の下板11に配設され、前記加圧機構23を
駆動させる駆動機構であるソレノイド30とからなる。
【0024】前記加圧機構23は、逆止弁24と、台座
部材26と、開口27を閉塞する弁体である調圧ボール
28と、キャップ29とからなり、前記内鍋2内を大気
圧以上に維持するものである。前記逆止弁24は、内蓋
19の開口に固定されるもので、その中央には内鍋2と
連通する流入口25が設けられている。前記台座部材2
6は、前記流入口25を囲繞する大きさの上下開口の筒
体からなる。この台座部材26の上端開口27は、開口
面積を狭めるように縮径されている。前記調圧ボール2
8は、自重によって内鍋2内に連通する前記開口27を
閉塞するものである。本実施形態の調圧ボール28は、
磁性材料からなる球状部材の外周を樹脂で被覆したもの
を使用している。また、この調圧ボール28は、内鍋2
内の圧力が約1.25atmを越えると、その圧力で浮
き上がる重さのものを使用している。前記キャップ29
は、前記調圧ボール28を内部に収容した状態で台座部
材26に着脱可能に取り付けられるもので、後述するソ
レノイド30のプランジャを挿通する挿通孔と、ダクト
17に連通する多数の通気口が設けられている。
【0025】前記駆動機構であるソレノイド30は、前
記下板11におけるケース14の側部に配設されてい
る。このソレノイド30は、そのプランジャを待避位置
とすることにより前記調圧ボール28を開口27上に転
動させ、または、プランジャを進出位置とすることによ
り開口27上から待避させ、内鍋2内への圧力の投入を
オン、オフするものである。
【0026】前記シール力調節手段である電磁コイル3
1は、通電される電流の大きさに応じて電磁力を発生
し、前記調圧ボール28を上向きに吸引することによ
り、調圧ボール28の自重による開口27のシール力を
軽減し、内鍋2内に投入可能な圧力を調節(減少)する
ものである。
【0027】前記制御手段であるマイコン33は、前記
本体3内に配設した制御基板32に実装され、記憶され
たプログラムに従って、予熱、中ぱっぱ、電力制御、炊
き上げ、むらし、及び、保温の各工程を順次実行して炊
飯動作を実行するとともに、前記内鍋用温度センサ7お
よび蓋用温度センサからの出力に基づいて、前記加熱手
段による内鍋2の加熱量を調節するものである。
【0028】また、本実施形態のマイコン33は、炊飯
工程のうち、内鍋2内に圧力を投入する圧力炊飯工程に
おいて、前記電磁コイル31への通電量を設定する通電
量設定手段の役割をなし、内鍋2内に投入する圧力を調
節できるようになっている。さらに、電磁コイル31に
印加される実際の電圧を検出する電圧検出手段の役割を
なし、設定した通電量による理論電圧と、実際の電圧と
を比較して、電磁コイル31への通電量を微調節できる
ようになっている。そのうえ、前記電磁コイル31への
通電量の設定を徐々に変更することによって、内鍋2の
内圧を徐々に低減できるようにしている。
【0029】前記構成とするために、本実施形態のマイ
コン33は、図2に示すように、前記通電量設定手段を
構成する7つの出力ポート34a〜34gにそれぞれ相
違する抵抗値の抵抗36a〜36gが接続され、これら
抵抗36a〜36gの他端がトランジスタ37のベース
に接続している。ここで、このトランジスタ37は、ベ
ースに印加される電圧値に応じ、エミッタの電圧を変更
するものである。このトランジスタ37は、ベースに抵
抗38を介して直流電源VCCが接続されるとともに抵
抗39を介してアースされ、コレクタに前記電磁コイル
31が接続され、エミッタに抵抗40を介してマイコン
33の入力ポート35が接続されるとともに、抵抗41
を介してアースされている。なお、前記電磁コイル31
にはダイオード42が並列に接続されている。また、こ
の電磁コイル31は、ダイオード43,44を介して商
用電源に接続されている。
【0030】前記のように電気接続されたマイコン33
は、7つの出力ポート34a〜34gのうち、所定の出
力ポート34a〜34gから出力することにより、抵抗
36a〜36gの下流側の点αでの電圧(V1)を変更
する。これにより、前記トランジスタ37は、前記電圧
(V1)に応じてベースに印加される電圧値が変わり、
その電圧値に応じてエミッタの電圧を変更する。その結
果、このトランジスタ37のエミッタと抵抗41間を通
電する電流値が変わることにより、電磁コイル31に通
電する電流(mA)を、0mAから800mAの範囲に
おいて0.01mA毎に微調節できるようになってい
る。
【0031】ここで、前記マイコン33による電磁コイ
ル31への通電量、電磁コイル31で発生する電磁力
(調圧ボールの吸引力)、内鍋2の内圧の関係を図3に
示す。なお、この図3のグラフは、開口27の口径が直
径3.9mm、調圧ボール28が32gで内鍋2内に
1.25atmの内圧を投入できるものを使用した場合
を示している。図示のように、電磁コイル31への通電
量を大きくすれば、それに比例して電磁力は大きくな
る。そして、この電磁力が大きくなれば、それに比例し
て内圧は小さくなる。
【0032】そのため、設定(希望)する内鍋2の内圧
(atm)に応じて、電磁コイル31に通電させる必要
がある電流値(mA)の値が設定される。また、この必
要電流値(mA)により、図2に示す抵抗36a〜36
gの下流側の点αでの電圧値(V1)が設定され、この
電圧値(V1)により前記マイコン33の設定値(H)
が設定される。さらに、前記必要電流値(mA)が正確
に通電されている場合、電圧検出手段であるマイコン3
3の入力ポート35に入力される理論上の電圧値(V
2)は電気回路に応じて一義的に決定される。下記にこ
れらの設定値の一例を示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示すように、本実施形態のマイコン
33は、圧力炊飯工程において、内鍋2内を希望の圧力
とするために設定値(H)を設定する。そして、入力ポ
ート35に入力される電磁コイル31の実際の入力電圧
(V3)が、設定値(H)に基づいた理論電圧値(V
2)と一致しない場合には、電磁コイル31に必要電流
値(mA)を通電できていないと判断し、理論電圧値
(V2)と一致するように出力電圧値(V1)の設定を
微調節する。
【0035】また、本実施形態のマイコン33は、希望
の時間(t1)で内鍋2の現状の内圧(atm1)を希
望の内圧(atm2)まで徐々に減圧するために、所定
時間(t2)毎に設定値(H)を設定変更し、例えば
0.01atm毎に減圧する。そして、前記設定変更す
る時間(t2)を調節することにより、内鍋2の内圧の
減圧曲線の傾きを制御するようになっている。このよう
に、減圧曲線の傾きを制御して減圧することにより、現
状の内圧(atm1)と希望の内圧(atm2)の差が
大きい場合に、希望内圧(atm2)に対応する電流
(mA)を直ぐに電磁コイル31に通電することによる
内鍋2内の蒸気の噴出や、排気口10の周囲への飛散を
防止している。
【0036】次に、前記構成の炊飯器1のマイコン33
により制御可能な炊飯動作の一例について説明する。図
4および図5に示すように、炊飯スイッチが操作される
と、従来と同様に、ステップS1で、誘導加熱コイル6
に通電を開始し、内鍋2の温度が約50℃を維持するよ
うに温度調節して予熱工程を実行する。
【0037】そして、炊飯メニューによって予め設定さ
れた時間が経過すると、ステップS2で、誘導加熱コイ
ル6に対して100%(フルパワー)の電力で通電を開
始した後、ステップS3で、内鍋用温度センサ7を介し
て検出した温度の上昇勾配によって炊飯容量を判別す
る。
【0038】次に、ステップS4で、蓋用温度センサを
介して検出した温度が設定したしきい値になるまで待機
し、しきい値に達すると、ステップS5で、前記調圧器
22のソレノイド30を駆動させ、調圧ボール28を開
口27上に転動させて内鍋2内を密閉し、圧力炊飯工程
を実行する。
【0039】そして、ステップS6で、圧力炊飯工程の
処理1として、3分間タイマをスタートした後、ステッ
プS7で、内鍋2の内圧を1.16atmに制御するよ
うに設定値を表1に示す「3A」として出力ポート34
a〜34gから出力を開始する。ついで、ステップS8
で、内鍋2の内圧が1.16atmを維持するように圧
力補正処理(1)を実行する。その後、ステップS9
で、前記3分タイマがカウントアップしたか否かを検出
し、カウントアップした場合にはステップS10に進
み、カウントアップしていない場合にはステップS8に
戻る。即ち、3分間、内鍋2の内圧が1.16atmを
維持するように圧力制御する。なお、前記圧力補正処理
(1)の実行時間、および、維持する内鍋2の内圧は、
希望に応じて設定可能である。また、この圧力補正処理
は、誘導加熱コイル6に対する周知の電力制御が並行し
て実行される。
【0040】次に、ステップS10では、圧力炊飯工程
の処理2として、内鍋2の内圧を1.06atmに制御
するように設定値を表1に示す「6A」に設定変更した
後、ステップS11で、内鍋2の内圧が1.06atm
を維持するように圧力補正処理(2)を実行する。その
後、ステップS12で、周知の方法で内鍋2内がドライ
アップしたか否かを検出し、ドライアップを検出した場
合にはステップS13に進み、ドライアップを検出しな
い場合にはステップS11に戻る。即ち、ドライアップ
を検出するまで、内鍋2の内圧が1.06atmを維持
するように圧力制御する。なお、前記圧力補正処理
(2)の実行時間、および、維持する内鍋2の内圧は、
前記(1)と同様に希望に応じて設定可能である。
【0041】ついで、ステップS13では、誘導加熱コ
イル6に対してフルパワーで電力供給して炊き上げ工程
を実行する。
【0042】ついで、ステップS14で、誘導加熱コイ
ル6に対する電力供給を低減してむらし工程を実行しな
がら、このむらし工程が終了した状態で内鍋2の内圧が
大気圧と同等になるように、減圧制御処理を実行する。
【0043】そして、これらの処理が終了すると、ステ
ップS15で、出力ポート34a〜34gからの出力を
停止した後、ステップS16で、ソレノイド30を駆動
させ、調圧ボール28を開口27上から待避させて圧力
投入状態を解除した後、ステップS17で、露とばし工
程を実行すると、炊飯動作が終了する。
【0044】次に、前記マイコン33による圧力補正処
理(1),(2)について説明する。なお、これらは、
圧力補正処理(1)が設定値を前記「3A」として理論
電圧値(V2)を「1.05」とし、圧力補正処理
(2)が設定値を前記「6A」として理論電圧値(V
2)を「2.10」とする点でのみ相違する。
【0045】この圧力補正処理では、図6に示すよう
に、マイコン33は、まず、ステップS20で、入力ポ
ート35に入力される電磁コイル31の実際の入力電圧
値(V3)が、理論電圧値(V2)以上であるか否かを
判断し、理論電圧値(V3)以上である場合(V3≧V
2)にはステップS21に進み、理論電圧値(V3)以
上でない場合(V3<V2)にはステップS25に進
む。
【0046】ステップS21では、入力電圧値(V3)
と理論電圧値(V2)の差を算出する。そして、その差
が0.5Vより大きい場合にはステップS22に進み、
マイコン33からの出力電圧値(V1)を、現在の出力
電圧値V1から0.1V減算した電圧値(V1)となる
ように補正する。また、前記差が0.5V以下で0.0
1V以上である場合にはステップS23に進み、マイコ
ン33からの出力電圧値(V1)を、現在の出力電圧値
V1から0.01V減算した電圧値(V1)となるよう
に補正する。さらに、前記差が0.01Vより小さい場
合にはステップS24に進み、現状の出力電圧値(V
1)を維持する。
【0047】一方、ステップS25では、理論電圧値
(V2)と入力電圧値(V3)の差を算出する。そし
て、その差が0.5Vより大きい場合にはステップS2
6に進み、マイコン33からの出力電圧値(V1)を、
現在の出力電圧値V1に0.1V加算した電圧値(V
1)となるように補正する。また、前記差が0.5V以
下で0.01V以上である場合にはステップS27に進
み、マイコン33からの出力電圧値(V1)を、現在の
出力電圧値V1に0.01V加算した電圧値(V1)と
なるように補正する。さらに、前記差が0.01Vより
小さい場合にはステップS28に進み、現状の出力電圧
値(V1)を維持する。
【0048】このように、本実施形態では、設定する理
論電圧値(V2)と電磁コイル31に印加される実際の
入力電圧値(V3)が一致するように微調節することに
より、内鍋2内に投入する内圧に応じ、必要な電流値
(mA)を電磁コイル31に確実に通電することができ
る。よって、例えば、炊飯器1を接続した商用電源から
の供給電力が電圧変動した場合や、各部品の製造誤差に
よって多少の誤差が生じた場合でも、内鍋2内に投入す
る圧力は、希望する設定内圧(atm)に維持すること
ができる。
【0049】次に、前記マイコン33による減圧制御処
理について説明する。ここで、図4に示す炊飯制御で
は、ステップS13での炊き上げ処理で、内鍋2の内圧
(atm1)は約1.07atmとなっている。そし
て、この内鍋2内の圧力(atm1)を約9分(t1)
で希望の圧力(atm2)である大気圧(1.00at
m)にするために、設定変更する時間(t2)は約77
秒に設定される。
【0050】この減圧制御処理では、マイコン33は、
図7に示すように、まず、ステップS30で、設定変更
(77秒)タイマをスタートさせた後、ステップS31
で、出力ポート34a〜34gの設定値(H)を設定す
る。
【0051】ついで、ステップS32で、前記と同様の
圧力補正処理を実行する。
【0052】その後、ステップS33で、入力電圧値
(V3)が最終的な希望の設定圧力(atm2)と対応
する理論電圧値(V2)になったか否かを判断する。そ
して、理論電圧値(V3)以上である場合(V3≧V
2)にはリターンし、理論電圧値(V3)以上でない場
合(V3<V2)にはステップS34に進む。
【0053】ステップS34では、設定変更タイマがカ
ウントアップしたか否かを検出し、カウントアップした
場合にはステップS35に進み、設定変更タイマをリセ
ットした後、ステップS30に戻り、設定変更タイマが
カウントアップしていない場合にはステップS32に戻
る。
【0054】そして、マイコン33は、ステップS30
に戻ると、再び設定変更タイマをスタートさせた後、ス
テップS31で、内鍋2の圧力が0.01atm減圧さ
れる設定値(H)に設定変更する。このようにして、内
鍋2の内圧が希望の圧力になるまで徐々に減圧を繰り返
す。なお、この減圧制御処理は、前記圧力炊飯工程にお
いて、ステップS10で出力ポート34a〜34gの設
定変更を行う際に実行させてもよい。
【0055】このように、本発明の炊飯器1では、内鍋
2内に圧力を投入して炊飯制御を行う圧力炊飯工程にお
いて、誘導加熱コイル6には従来と同様の通電量で通電
して米を加熱できる。同時に、電磁コイル31へ通電す
る電力を、希望の時期に、かつ、希望の通電量に調節
し、調圧ボール28を吸引して該調圧ボール28による
開口27のシール力を調節することにより、内鍋2内を
希望の内圧に設定することができる。その結果、内鍋2
内の米に対して希望の時期に希望の圧力を加えることが
できる。また、前記時期や通電量は、周知の方法でプロ
グラム変更するだけで、段階的に圧力変更することも容
易である。そのため、よりおいしいご飯を炊き上げるた
めに大いに有益である。
【0056】そのうえ、内鍋2の内圧は、前記圧力補正
処理により、商用電源が電圧変動しても希望の圧力に調
節可能であるため、米に対して加える圧力が不足した
り、過剰になることを確実に防止できる。その結果、炊
飯メニューに応じて常に安定した炊き上げが可能であ
る。
【0057】さらに、前記減圧制御処理により、希望の
時間内に希望の圧力に減圧できるため、特に、前記のよ
うに炊飯終了時に内鍋2の内圧を大気圧に減圧するよう
にプログラムすることにより、完全に減圧できていない
状態で使用者が蓋体8を開け、蒸気が一気に噴出する可
能性を無くすことができる。
【0058】なお、前記実施形態では、電磁コイルをケ
ース14の上部に配設し、発生する電磁力によって調圧
ボール28を開弁方向に吸引して移動させるようにした
が、ケース14の下側に配設して調圧ボール28を閉弁
方向に移動させてもよい。
【0059】図8は第2実施形態の炊飯器1を示す。こ
の第2実施形態の炊飯器1は、加圧機構23として、前
記キャップ29のソレノイド30側にケース14内と内
鍋2内とを連通させる開口45が設けられている。ま
た、この開口45を閉塞する弁体46は、シール部材1
6に一体に成形されている。さらに、前記ソレノイド3
0のプランジャには、進出方向(図中、右側)に付勢す
るスプリング47が配設されている。このスプリング4
7は、キャップ29の内側から約1.25atmを越え
ると、その押圧力によって収縮する付勢力のものを適用
している。
【0060】この第2実施形態の炊飯器1では、前記弁
体46の駆動機構であるソレノイド30を、前記弁体4
6によって前記開口45の閉塞するシール力を調節する
シール力調節手段として兼用するように構成している。
【0061】即ち、炊飯動作における圧力炊飯動作を実
行すると、マイコン33は、ソレノイド30に電力を通
電し、弁体46によって開口45を閉塞する。そして、
内鍋2内を希望の圧力に調節する際には、前記ソレノイ
ド30への通電量を調節し、前記開口45への弁体46
のシール力を調節する。かつ、ソレノイド30に印加さ
れる実際の電圧(V3)に基づいて、ソレノイド30へ
の通電量を微調節する。これにより、前記第1実施形態
と同様の作用、効果を得ることができる。
【0062】図9は第3実施形態の炊飯器1を示す。こ
の第3実施形態の炊飯器1は、前記ソレノイド30の代
わりにステッピングモータ等のモータ50を用い、該モ
ータ50を第2実施形態と同様に、弁体46の駆動機構
およびシール力調節手段として使用している。キャップ
29には、第2実施形態と同様に、開口45が設けられ
ている。また、シール部材16には、弁体46が一体に
成形されている。
【0063】前記モータ50の回転軸51にはねじ溝が
設けられている。この回転軸51には、前記ねじ溝に螺
合するナット部を備えたガイド部材52が配設され、モ
ータ50の駆動によって該ガイド部材52が進退するよ
うになっている。また、このガイド部材52には、前記
モータ50の駆動に従って前記弁体46を押圧する押圧
部材53が、回転軸51の軸と同一方向にスライド可能
に配設されている。この押圧部材53と前記ガイド部材
52との間には、約1.25atmを越えると、その押
圧力によって収縮するスプリング54が配設されてい
る。
【0064】この第3実施形態の炊飯器1では、前記第
2実施形態と同様に、炊飯動作における圧力炊飯動作を
実行すると、マイコン33は、モータ50に電力を通電
し、弁体46によって開口45を閉塞する。そして、内
鍋2内を希望の圧力に調節する際には、前記モータ50
への通電量を調節し、前記開口45への弁体46のシー
ル力を調節する。かつ、モータ50に印加される実際の
電圧(V3)に基づいて、モータ50への通電量を微調
節する。これにより、前記第1実施形態と同様の作用、
効果を得ることができる。
【0065】図10は第4実施形態の炊飯器を示す。こ
の第3実施形態の炊飯器1は、シール力調節手段として
振動子58を用い、該振動子58によって内鍋2と蓋体
8の内鍋19とのシール力を調節するように構成してい
る。また、調圧ボール28は、磁性材料からなる球状部
材は用いずに樹脂のみで成形した点で、前記第1実施形
態と相違している。
【0066】この第4実施形態の炊飯器1では、炊飯動
作における圧力炊飯動作を実行すると、マイコン33
は、振動子58に電力を通電し、その通電量に応じて内
蓋19を振動させ、該内蓋19に配設したパッキン20
と内鍋2との間に隙間を生じさせる。これにより、内蓋
19と内鍋2のシール力を調節することにより、前記各
実施形態と同様に、内鍋2の内圧を調節する。かつ、振
動子8に印加される実際の電圧(V3)に基づいて、振
動子への通電量を微調節する。これにより、前記第1実
施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
【0067】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではない。例えば、前記各実施形態に示すように、
内鍋2内への加圧機構23、駆動機構、および、シール
力調節手段は、種々の変形が可能である。即ち、弁体2
8,46と開口27,45とのシール部または内鍋2と
内蓋19のシール部において、そのシール力を調節する
手段を設け、該シール力調節手段への通電量を設定する
内鍋の内圧に応じて設定する一方、前記シール力調節手
段に印加される実際の電圧(V3)に基づいて通電量を
微調節することにより、前記実施形態と同様の作用、効
果を得ることができる。
【0068】また、前記実施形態では、圧力調理器とし
て炊飯器1に適用したが、蒸し器や圧力調理鍋等に適用
しても同様の作用、効果を得ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の圧力調理器では、供給される通電量に応じ、前記弁体
が開口を閉塞するシール力または内蓋が調理鍋を通電量
に応じて密閉するシール力を調節するシール力調節手段
と、該シール力調節手段への通電量を設定する内圧に応
じて設定する通電量調節手段を設けているため、圧力調
理時に調理鍋内に投入する圧力を調節することができ
る。その結果、調理鍋の内部には、希望の時期に希望の
圧力を投入することが可能になるため、使用者の希望に
応じ、より好ましい調理フローを実施することが可能で
ある。
【0070】そのうえ、前記シール力調節手段に印加さ
れる電圧を検出する電圧検出手段を設け、シール力調節
手段への通電量に応じた理論上の電圧と実際の電圧とを
比較し、シール力調節手段への通電量を微調節するよう
に構成しているため、商用電源に電圧変動が生じても、
電磁コイルへの通電量を常に設定値に維持することがで
きる。その結果、供給電力がどのような環境でも調理鍋
の内圧を希望の設定値に調節および維持することがで
き、常に安定した調理状態を確保することができる。
【0071】また、前記圧力調理器では、前記通電量設
定手段によるシール力調節手段への通電量を徐々に減少
または増加させることにより、内鍋の内圧を徐々に減圧
させることができるため、例えば、調理終了時に完全に
減圧できていない状態で使用者が蓋体を開けることによ
り、調理器内から蒸気が一気に噴出する可能性を無くす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧力調理器である第1実施形態の炊
飯器を示す断面図である。
【図2】 図1のシール力調節手段への電力供給経路を
示す回路図である。
【図3】 電磁コイルへの通電量、電磁コイルで発生す
る電磁力、内鍋の内圧の関係を示すグラフである。
【図4】 第1実施形態の炊飯器によって実行可能な炊
飯フローの一例を示すグラフである。
【図5】 図4の炊飯フローを実行するマイコンの制御
フローを示すフローチャートである。
【図6】 図5の圧力補正処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】 図5の減圧制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】 第2実施形態の炊飯器を示す断面図である。
【図9】 第3実施形態の炊飯器を示す断面図である。
【図10】 第4実施形態の炊飯器を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…炊飯器(圧力調理器)、2…内鍋(調理鍋)、3…
本体、6…誘導加熱コイル、7…内鍋用温度センサ、8
…蓋体、13…蓋ヒータ、14…ケース、16…シール
部材、17…ダクト、19…内蓋、20…パッキン、2
1…安全弁、22…調圧器、23…加圧機構、27…開
口、28…調圧ボール(弁体)、29…キャップ、30
…ソレノイド、31…電磁コイル(シール力調節手
段)、32…制御基板、33…マイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥海 誠 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内 (72)発明者 橋詰 隆平 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−328022(JP,A) 特開 平9−140576(JP,A) 特開 平9−192005(JP,A) 特開 平4−5923(JP,A) 特開 平7−163061(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/086

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理鍋と、該調理鍋を収容する本体と、
    前記調理鍋を加熱する加熱手段と、前記本体に開閉可能
    に取り付けられ前記本体の開口部を閉塞する蓋体と、該
    蓋体に設けられ前記調理鍋の開口部を密閉する内蓋と、
    該内蓋に設けられ前記調理鍋内と連通する開口を閉塞ま
    たは開放する弁体および該弁体を駆動するソレノイドを
    用いた駆動機構からなり前記調理鍋内に圧力を投入する
    圧力投入手段とを備えた圧力調理器において、 商用電源から通電される通電量に応じて前記弁体が開口
    を閉塞するシール力または内蓋が調理鍋を密閉するシー
    ル力を調節するシール力調節手段と、該シール力調節手
    段への通電量を前記調理鍋内に投入する圧力に応じて設
    定する通電量設定手段と、前記シール力調節手段に印加
    される電圧を検出する電圧検出手段とを設け、前記圧力投入手段によって圧力を投入する圧力炊飯工程
    の実行中に 前記通電量設定手段で設定した通電量によっ
    て前記シール力調節手段に印加される理論電圧と、前記
    電圧検出手段による検出電圧とを比較して、前記通電量
    設定手段の設定を微調節し、かつ、 前記圧力炊飯工程終了後にむらし工程を実行しながら
    電量設定手段によるシール力調節手段への通電量の設定
    を徐々に減少または増加させ、前記シール力調節手段に
    よって調理鍋の内圧を徐々に減圧させる減圧制御処理を
    実行させるようにし、さらに、前記減圧制御処理終了後、前記ソレノイドを駆動させて
    前記弁体を前記開口から退避させて圧力投入状態を解除
    する ようにしたことを特徴とする圧力調理器。
  2. 【請求項2】 前記弁体の少なくとも一部を磁性材料に
    よって形成するとともに、前記シール力調節手段として
    電磁コイルを用いたことを特徴とする請求項1に記載の
    圧力調理器。
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