JP3519294B2 - Ofdm通信装置及びofdm通信方法 - Google Patents

Ofdm通信装置及びofdm通信方法

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JP3519294B2
JP3519294B2 JP33610698A JP33610698A JP3519294B2 JP 3519294 B2 JP3519294 B2 JP 3519294B2 JP 33610698 A JP33610698 A JP 33610698A JP 33610698 A JP33610698 A JP 33610698A JP 3519294 B2 JP3519294 B2 JP 3519294B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM方式を用
いたディジタル無線通信システムの通信機器に使用する
OFDM通信装置及びOFDM通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル無線通信システムにお
いて、マルチキャリアディジタル変調方式の一種で、ノ
イズやマルチパス妨害に強いOFDM(Orthogonal Fre
quencyDivision Multiplexing:直交周波数分割多重)方
式の採用が検討されている。
【0003】以下、従来のOFDM通信装置の信号処理
について、図面を用いて説明する。図8は、従来のOF
DM通信装置の構成を示すブロック図である。図8
(a)は送信側を示し、図8(b)は受信側を示す。
【0004】まず、送信側において、メッセージは、変
調回路11にて変調された後、制御信号Aによる切替ス
イッチ12の切替制御により、送信側及び受信側で既知
であるAGC(Automatic Gain Control:自動利得制
御)用シンボル及び同期獲得用のパイロットシンボルを
挿入され、IFFT変換回路13にて逆高速フーリエ変
換(Inverse Fast Fourier Transform)される。
【0005】そして、逆高速フーリエ変換された送信信
号は、制御信号Bによる切替スイッチ14の切替制御に
より、メッセージの前及びパイロットシンボルの前にガ
ード区間が設けられ、D/A変換回路15にてアナログ
に変換され、増幅された後にアンテナから無線送信され
る。
【0006】また、受信側において、受信信号は、AG
Cシンボルを用いて自動利得制御された後、A/D変換
回路21にてディジタルに変換され、FFT変換回路2
2にて高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform)さ
れ、同期検波器23にて、パイロットシンボルを用いて
フェージングによる位相変動、振幅変動を除去されるこ
とにより同期検波され、判定回路24にて2値化判定に
より復調され、メッセージが取り出される。
【0007】図9に従来のOFDM通信装置における送
信信号のフレーム構成図を示す。図9に示すように、O
FDM通信装置は、メッセージ31の前にAGC用シン
ボル32及び2つのパイロットシンボル33を挿入す
る。
【0008】そして、メッセージの前にメッセージの最
後部と同じ波形の信号を付加したガード区間34を設
け、パイロットシンボル33の前にパイロットシンボル
33の最後部と同じ波形の信号を付加したガード区間3
5を設ける。ガード区間を設けることにより、ガード区
間より短い遅延時間の遅延波を受信側のFFT処理で除
去することができる。
【0009】従来のOFDM通信装置は、ガ−ド区間挿
入の制御を1つの制御信号で行っているため、パイロッ
トシンボルの前のガード区間とメッセージの前のガード
区間とが同じ長さとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、パイロットシ
ンボルの前のガード区間が短いと、マルチパス環境下に
おいて生じるAGC用シンボルとパイロットシンボルと
の間の符号間干渉を十分に除去できず、フェージング歪
検出精度が劣化して、シンボルタイミング検出精度、周
波数オフセット量検出精度及び伝送路推定精度が悪くな
る。一方、メッセージの前のガード区間が長いと伝送効
率が低下する。
【0011】しかしながら、従来のOFDM通信装置
は、メッセージの前のガード区間とパイロットシンボル
の前のガード区間とが同じ長さであるため、伝送効率を
低下させずに伝送路推定精度を向上させることができな
い。
【0012】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、伝送効率をほとんど低下させずにシンボルタイミ
ング検出精度、周波数オフセット量検出精度及び伝送路
推定精度を向上させることができるOFDM通信装置及
びOFDM通信方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、メッセ
ージの前のガード区間とパイロットシンボルの前のガー
ド区間との長さを異ならせて設定し、それぞれのガード
区間に対応する信号を送信信号に挿入する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係るOFD
M通信装置は、メッセージに既知信号であるパイロット
シンボルを挿入する挿入手段と、前記挿入手段の出力に
対して逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換手段と、
記パイロットシンボルの前に設けるガード区間が前記メ
ッセージの前に設けるガード区間よりも長くなるように
前記メッセージの前と前記パイロットシンボルの前に設
ける前記ガード区間の長さをそれぞれ制御するガード区
間制御手段と、前記逆フーリエ変換手段の出力に対して
前記ガード区間制御手段にて長さを制御された前記ガー
ド区間を設けるガード区間設定手段と、を具備する構成
を採る。
【0015】この構成により、パイロットシンボルの前
に設けるガード区間をメッセージの前に設けるガード区
間より長くすることができるため、伝送効率をほとんど
低下させずにシンボルタイミング検出精度、周波数オフ
セット量検出精度及び伝送路推定精度を向上させること
ができる。
【0016】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、ガード区間制御手段は、回線品質の善し悪しに基づ
いて、前記パイロットシンボルの前に設けるガード区間
の長さを制御する構成を採る。
【0017】この構成により、回線品質に基づいてパイ
ロットシンボルの前に設けるガード区間の長さを可変制
御することができるため、回線品質が良い場合はガード
区間を短くして伝送効率の向上を図り、回線品質が悪い
場合はガード区間を長くしてシンボルタイミング検出精
度、周波数オフセット量検出精度及び伝送路推定精度の
向上を図ることができ、結果として、伝送効率の向上
と、シンボルタイミング検出精度、周波数オフセット量
検出精度及び伝送路推定精度の向上の両立を図ることが
できる。
【0018】本発明の第3の態様は、第2の態様のOF
DM通信装置において、回線品質の善し悪しに基づい
て、前記パイロットシンボルの振幅を制御する第1増幅
手段を具備する構成を採る。
【0019】この構成により、回線品質に基づいて、パ
イロットシンボルの前に設けるガード区間の長さを制御
するとともに、パイロットシンボルの振幅の制御を行う
ことができるので、さらに、伝送効率の向上と、シンボ
ルタイミング検出精度、周波数オフセット量検出精度及
び伝送路推定精度の向上の両立を図ることができる。
【0020】本発明の第4の態様は、第1の態様のOF
DM通信装置において、ガード区間制御手段は、回線品
質の平均値の善し悪しに基づいて、前記パイロットシン
ボルの前に設ける前記ガード区間の長さを制御する構成
を採る。
【0021】この構成により、パイロットシンボルの前
に設けるガード区間の長さの制御を回線品質の平均値に
基づいて行うことができるので、さらに、パイロットシ
ンボルの前に設けるガード区間の長さを適応的に制御す
ることができる。
【0022】本発明の第5の態様は、第4の態様のOF
DM通信装置において、回線品質の平均値の善し悪しに
基づいて、前記パイロットシンボルの振幅を制御する第
2増幅手段を具備する構成を採る。
【0023】この構成により、回線品質の平均値に基づ
いて、パイロットシンボルの前に設けるガード区間の長
さを制御するとともに、パイロットシンボルの振幅の制
御を行うことができるので、さらに、伝送効率の向上
と、シンボルタイミング検出精度、周波数オフセット量
検出精度及び伝送路推定精度の向上の両立を図ることが
できる。
【0024】本発明の第6の態様は、第1から第5のい
ずれかの態様のOFDM通信装置において、前記ガード
区間設定手段は、前記逆フーリエ変換手段にて逆フーリ
エ変換された前記パイロットシンボルが連続する場合に
は、連続する前記パイロットシンボル間には前記ガード
区間を設けない構成を採る。
【0025】この構成により、シンボルタイミング検出
精度、周波数オフセット量検出精度及び伝送路推定精度
を維持して、伝送効率を向上させることができる。
【0026】本発明の第7の態様に係る基地局装置は、
第1から第6のいずれかの態様のOFDM通信装置を搭
載する構成を採る。本発明の第8の態様に係る通信端末
装置は、第1から第6のいずれかの態様のOFDM通信
装置を搭載する構成を採る。
【0027】この構成により、伝送効率をほとんど低下
させずにシンボルタイミング検出精度、周波数オフセッ
ト量検出精度及び伝送路推定精度を向上させるOFDM
方式の無線通信を行うことができる。
【0028】本発明の第9の態様に係るOFDM通信方
法は、メッセージに既知信号であるパイロットシンボル
を挿入して逆フーリエ変換を行うステップと、前記パイ
ロットシンボルの前に設けるガード区間が前記メッセー
ジの前に設けるガード区間よりも長くなるように前記メ
ッセージの前と前記パイロットシンボルの前に設ける前
記ガード区間の長さをそれぞれ制御するステップと、逆
フーリエ変換された前記メッセージ及び前記パイロット
シンボルの前に長さを制御された前記ガード区間を設け
るステップと、を具備するようにした。
【0029】この方法により、パイロットシンボルの前
に設けるガード区間をメッセージの前に設けるガード区
間より長くすることができるため、伝送効率をほとんど
低下させずにシンボルタイミング検出精度、周波数オフ
セット量検出精度及び伝送路推定精度を向上させること
ができる。
【0030】本発明の第10の態様は、第9の態様のO
FDM通信方法において、回線品質が悪いと判定された
場合に、パイロットシンボルの前に設けるガード区間を
長くするようにした。
【0031】この方法により、回線品質に基づいてパイ
ロットシンボルの前に設けるガード区間の長さを可変制
御することができるため、回線品質が良い場合はガード
区間を短くして伝送効率の向上を図り、回線品質が悪い
場合はガード区間を長くしてシンボルタイミング検出精
度、周波数オフセット量検出精度及び伝送路推定精度の
向上を図ることができ、結果として、伝送効率の向上
と、シンボルタイミング検出精度、周波数オフセット量
検出精度及び伝送路推定精度の向上の両立を図ることが
できる。
【0032】本発明の第11の態様は、第9の態様のO
FDM通信方法において、逆フーリエ変換された前記パ
イロットシンボルが連続する場合には、連続する前記パ
イロットシンボル間には前記ガード区間を設けないよう
にした。
【0033】この方法により、シンボルタイミング検出
精度、周波数オフセット量検出精度及び伝送路推定精度
を維持して、伝送効率を向上させることができる。
【0034】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0035】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るOFDM通信装置の構成を示すブロック図
である。図1(a)は送信側を示し、図1(b)は受信
側を示す。
【0036】変調回路101は、ディジタルのメッセー
ジに対して、QPSK等の変調を行う。切替スイッチ1
02は、制御信号Aの制御に基づいて、メッセージにA
GC用シンボル及びパイロットシンボルを挿入する。I
FFT変換回路103は、切替スイッチ102の出力信
号に対して、逆高速フーリエ変換処理を行う。
【0037】切替スイッチ104は、制御信号Bの制御
に基づいて、メッセージの前とパイロットシンボルの前
とにそれぞれガード区間を設ける。切替スイッチ105
は、制御信号Cの制御に基づいて、メッセージの前に設
ける第1ガード区間と、パイロットシンボルの前に設け
る第2ガード区間との長さを異ならせる。D/A変換回
路106は、切替スイッチ104の出力信号をアナログ
に変換する。
【0038】A/D変換回路201は、アナログの受信
信号をディジタルに変換する。FFT変換回路202
は、A/D変換回路201の出力信号に対して高速フー
リエ変換を行う。
【0039】同期検波器203は、FFT変換回路20
2の出力信号に含まれるパイロットシンボルを用いてフ
ェージングによる位相変動、振幅変動を除去し、同期検
波を行う。判定回路204は、同期検波器203の出力
信号を2値化判定して復調し、メッセージを取り出す。
【0040】次に、実施の形態1に係るOFDM通信装
置における信号の流れについて、図1を用いて説明す
る。
【0041】まず、送信側において、メッセージは、変
調回路101にて変調された後、制御信号Aによる切替
スイッチ102の切替制御により、送信側及び受信側で
既知であるAGC(Automatic Gain Control:自動利得
制御)用シンボル及び同期獲得用のパイロットシンボル
を挿入され、IFFT変換回路103にて逆高速フーリ
エ変換される。
【0042】そして、逆高速フーリエ変換された信号
は、制御信号Bによる切替スイッチ104の切替制御に
より、メッセージの前及びパイロットシンボルの前にガ
ード区間が設けられる。制御信号Cによる切替スイッチ
105の切替制御により、メッセージの前の第1ガード
区間とパイロットシンボルの前の第2ガード区間とは長
さが異なる。
【0043】切替スイッチ104の出力信号は、D/A
変換回路106にてアナログに変換され、増幅された後
にアンテナから無線送信される。
【0044】また、受信側において、受信信号は、AG
Cシンボルを用いて自動利得制御された後、A/D変換
回路201にてディジタルに変換され、FFT変換回路
202にて高速フーリエ変換され、同期検波器203に
て、パイロットシンボルを用いてフェージングによる位
相変動、振幅変動を除去されることにより同期検波さ
れ、判定回路204にて2値化判定により復調され、メ
ッセージが取り出される。
【0045】図2に実施の形態1に係るOFDM通信装
置における送信信号のフレーム構成図を示す。
【0046】図2に示すように、実施の形態1に係るO
FDM通信装置は、メッセージ301の前にAGC用シ
ンボル302及び2つのパイロットシンボル303を挿
入する。
【0047】そして、メッセージの前にメッセージの最
後部と同じ波形の信号を付加した第1ガード区間304
を設け、パイロットシンボル303の前にパイロットシ
ンボル303の最後部と同じ波形の信号を付加した第2
ガード区間305を設ける。ガード区間を設けることに
より、ガード区間より短い遅延時間の遅延波を受信側の
FFT処理で除去することができる。
【0048】ここで、実施の形態1に係るOFDM通信
装置では、制御信号Cによる切替スイッチ105の切替
制御により、第1ガード区間304の長さと第2ガード
区間305の長さとを異ならせることができる。
【0049】これにより、パイロットシンボルの前に設
ける第2ガード区間をメッセージの前に設ける第1ガー
ド区間より長くすることができるため、伝送効率をほと
んど低下させずにシンボルタイミング検出精度、周波数
オフセット量検出精度及び伝送路推定精度を向上させる
ことができる。
【0050】また、図3の送信信号のフレーム構成図に
示すように、制御信号Bによる切替スイッチ104の切
替制御により、パイロットシンボル間にガード区間を設
けないこともできる。
【0051】これにより、シンボルタイミング検出精
度、周波数オフセット量検出精度及び伝送路推定精度を
維持して、伝送効率を向上させることができる。
【0052】また、図4の送信信号のフレーム構成図に
示すように、メッセージが間欠(バースト)である場合
に、制御信号Aによる切替スイッチ103の切替制御及
び制御信号Bによる切替スイッチ104の切替制御によ
り、メッセージが存在しない部分にパイロットシンボル
を挿入し、挿入したパイロットシンボルの前に第2ガー
ド区間を設けることもできる。
【0053】このように、メッセージが間欠(バース
ト)である場合に、パイロットシンボル及びガード区間
を埋めることにより、同期検波において、残留の周波数
オフセットが累積して位相回転量が大きくなることを防
ぐことができる。
【0054】(実施の形態2)図5は、実施の形態2に
おけるOFDM通信装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図5に示すOFDM通信装置において、図1
に示すOFDM通信装置と共通する構成部分について
は、図1と同一符号を付して説明を省略する。
【0055】図5に示すOFDM通信装置は、図1のO
FDM通信装置に対して、送信側に切替スイッチ401
を追加し、受信側にディジタル減算器451と、絶対値
検出器452と、判定回路453とを追加した構成を採
る。また、送信側において、パイロットシンボルの前に
設けるガード区間として、第2ガード区間に加えて、第
2ガード区間よりも長い第3ガード区間の2種類を用意
する。
【0056】切替スイッチ401は、回線品質情報の制
御により、回線品質が良い場合には第2ガード区間を、
回線品質が悪い場合には第3ガード区間を切替スイッチ
105に出力する。
【0057】切替スイッチ105は、制御信号Cの制御
に基づいて、パイロットシンボルの前に設けるガード区
間として、切替スイッチ401から出力された第2ガー
ド区間又は第3ガード区間のいづれかを切替スイッチ1
04に出力する。
【0058】ディジタル減算器451は、同期検波回路
203の出力から判定回路204により2値化された信
号を減算する。絶対値検出器452は、ディジタル減算
器451の出力の絶対値を検出する。判定回路453
は、絶対値検出器452の出力が予め設定された閾値よ
り大きいか否かにより、回線品質の善し悪しを決定す
る。
【0059】このように、回線品質に基づいてパイロッ
トシンボルの前に設けるガード区間の長さを可変制御す
ることにより、回線品質が良い場合はガード区間を短く
して伝送効率の向上を図り、回線品質が悪い場合はガー
ド区間を長くしてシンボルタイミング検出精度、周波数
オフセット量検出精度及び伝送路推定精度の向上を図る
ことができ、結果として、伝送効率の向上と、シンボル
タイミング検出精度、周波数オフセット量検出精度及び
伝送路推定精度の向上の両立を図ることができる。
【0060】(実施の形態3)図6は、実施の形態3に
おけるOFDM通信装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図6に示すOFDM通信装置において、図5
に示すOFDM通信装置と共通する構成部分について
は、図5と同一符号を付して説明を省略する。
【0061】図6に示すOFDM通信装置は、図5のO
FDM通信装置に対して、送信側に平均化回路501を
追加した構成を採る。なお、実施の形態3におけるOF
DM通信装置の受信側は、図5のOFDM通信装置と同
一なので省略する。
【0062】平均化回路501は、回線品質情報の平均
値を算出する。切替スイッチ401は、回線品質情報の
平均値の制御により、回線品質が良い場合には第2ガー
ド区間を、回線品質が悪い場合には第3ガード区間を切
替スイッチ105に出力する。
【0063】このように、パイロットシンボルの前に設
けるガード区間の長さの制御を回線品質の平均値に基づ
いて行うことにより、実施の形態2よりもさらに、パイ
ロットシンボルの前に設けるガード区間の長さを適応的
に制御することができる。
【0064】(実施の形態4)図7は、実施の形態4に
おけるOFDM通信装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図7に示すOFDM通信装置において、図5
に示すOFDM通信装置と共通する構成部分について
は、図5と同一符号を付して説明を省略する。
【0065】図7に示すOFDM通信装置は、図5のO
FDM通信装置に対して、送信側に増幅器601を追加
した構成を採る。なお、実施の形態3におけるOFDM
通信装置の受信側は、図5のOFDM通信装置と同一な
ので省略する。
【0066】増幅器601は、回線品質情報の制御によ
り、回線品質が悪い場合にAGC用シンボル及びパイロ
ットシンボルの振幅を増幅する。
【0067】このように、回線品質に基づいて、パイロ
ットシンボルの前に設けるガード区間の長さを制御する
とともに、AGC用シンボル及びパイロットシンボルの
振幅の制御を行うことにより、実施の形態2よりもさら
に、伝送効率の向上と、シンボルタイミング検出精度、
周波数オフセット量検出精度及び伝送路推定精度の向上
の両立を図ることができる。
【0068】なお、実施の形態4は、実施の形態3と組
み合わせることができる。すなわち、回線品質の平均値
に基づいて、パイロットシンボルの前に設けるガード区
間の長さと、AGC用シンボル及びパイロットシンボル
の振幅の制御を行うことができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のOFDM
通信装置及びOFDM通信方法によれば、メッセージの
前のガード区間とパイロットシンボルの前のガード区間
との長さを異ならせて設定し、それぞれのガード区間に
対応する信号を送信信号に挿入することにより、伝送効
率をほとんど低下させずにシンボルタイミング検出精
度、周波数オフセット量検出精度及び伝送路推定精度を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るOFDM通信装置
の構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係るOFDM通信装置の送信
信号の第1フレーム構成図
【図3】上記実施の形態に係るOFDM通信装置の送信
信号の第2フレーム構成図
【図4】上記実施の形態に係るOFDM通信装置の送信
信号の第3フレーム構成図
【図5】本発明の実施の形態2に係るOFDM通信装置
の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係るOFDM通信装置
の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係るOFDM通信装置
の構成を示すブロック図
【図8】従来におけるOFDM通信装置の構成を示すブ
ロック図
【図9】従来におけるOFDM通信装置の送信信号のフ
レーム構成図
【符号の説明】
101 変調回路 102 切替スイッチ 103 IFFT変換回路 104 切替スイッチ 105 切替スイッチ 106 D/A変換回路 201 A/D変換回路 202 FFT変換回路 203 同期検波器 204 判定回路 401 切替スイッチ 453 判定回路 501 平均化回路 601 増幅器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 11/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージに既知信号であるパイロット
    シンボルを挿入する挿入手段と、前記 挿入手段の出力に対して逆フーリエ変換を行う逆フ
    ーリエ変換手段と、前記パイロットシンボルの前に設けるガード区間が前記
    メッセージの前に設けるガード区間よりも長くなるよう
    に前記 メッセージの前と前記パイロットシンボルの前に
    設ける前記ガード区間の長さをそれぞれ制御するガード
    区間制御手段と、 前記逆フーリエ変換手段の出力に対して前記ガード区間
    制御手段にて長さを制御された前記ガード区間を設ける
    ガード区間設定手段と、 を具備することを特徴とするOFDM通信装置。
  2. 【請求項2】 ガード区間制御手段は、回線品質の善し
    悪しに基づいて、前記パイロットシンボルの前に設ける
    ガード区間の長さを制御することを特徴とする請求項1
    記載のOFDM通信装置。
  3. 【請求項3】 回線品質の善し悪しに基づいて、前記パ
    イロットシンボルの振幅を制御する第1増幅手段を具備
    することを特徴とする請求項2記載のOFDM通信装
    置。
  4. 【請求項4】 ガード区間制御手段は、回線品質の平均
    値の善し悪しに基づいて、前記パイロットシンボルの前
    に設ける前記ガード区間の長さを制御することを特徴と
    する請求項1記載のOFDM通信装置。
  5. 【請求項5】 回線品質の平均値の善し悪しに基づい
    て、前記パイロットシンボルの振幅を制御する第2増幅
    手段を具備することを特徴とする請求項4記載のOFD
    M通信装置。
  6. 【請求項6】 前記ガード区間設定手段は、前記逆フー
    リエ変換手段にて逆フーリエ変換された前記パイロット
    シンボルが連続する場合には、連続する前記パイロット
    シンボル間には前記ガード区間を設けないことを特徴と
    する請求項1から請求項5のいずれかに記載のOFDM
    通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    のOFDM通信装置を搭載することを特徴とする基地局
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    のOFDM通信装置を搭載することを特徴とする通信端
    末装置。
  9. 【請求項9】 メッセージに既知信号であるパイロット
    シンボルを挿入して逆フーリエ変換を行うステップと、 前記パイロットシンボルの前に設けるガード区間が前記
    メッセージの前に設けるガード区間よりも長くなるよう
    に前記メッセージの前と前記パイロットシンボルの前に
    設ける前記ガード区間の長さをそれぞれ制御するステッ
    プと、 逆フーリエ変換された前記メッセージ及び前記パイロッ
    トシンボルの前に長さを制御された前記ガード区間を設
    けるステップと、 を具備することを特徴とするOFDM通信方法。
  10. 【請求項10】 回線品質が悪いと判定された場合に、
    パイロットシンボルの前に設けるガード区間を長くする
    ことを特徴とする請求項9記載のOFDM通信方法。
  11. 【請求項11】 逆フーリエ変換された前記パイロット
    シンボルが連続する場合には、連続する前記パイロット
    シンボル間には前記ガード区間を設けないことを特徴と
    する請求項9記載のOFDM通信方法。
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