JP3534020B2 - マルチキャリア変調方式用復調回路 - Google Patents
マルチキャリア変調方式用復調回路Info
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Description
システムにおいて、伝送路の状態に応じてパケット毎に
異なるサブキャリア変調方式を用いたマルチキャリア信
号を復調するマルチキャリア変調方式用復調回路に関し
て、特に復調回路の内部に残留キャリア周波数誤差や位
相雑音に起因する位相回転を検出補正する位相トラッキ
ング回路を含んだ復調回路に関する。
キャリアを用いて情報伝送する方式である。サブキャリ
アごとに入力データ信号は16QAM(Quadrature amplitude
modulation)等に変調される。このマルチキャリア変調
方式の中で各サブキャリアの周波数が直交関係にある直
交マルチキャリア変調方式は、直交周波数分割多重(OF
DM : Orthogonal frequency division multiplexing)変
調方式とも呼ばれ、OFDM変調信号は逆離散フーリエ変換
(Inverse discrete Fourier transform)回路を用いて一
括生成される。この信号は搬送波帯に周波数変換され送
信アンテナより送信される。受信器では受信した搬送波
信号をベースバンド信号に周波数変換する。その後、AD
コンバータ(Analog to digital converter)に入力さ
れ、ディジタルベースバンド信号として出力されOFDM復
調等の処理が行われる。
受信器間の局部発振器の誤差により生じるキャリア周波
数誤差を一定の要求範囲内まで抑えることが可能である
が、AFCによって残留キャリア周波数誤差が生じる。さ
らに送受信器での周波数変換操作の際に位相雑音が受信
信号に加わる。伝送速度の高速化に適している16QAM等
のM値QAMをサブキャリア変調に用いる方式では、復調
の際に絶対位相を基準に受信シンボルのデータ判定を行
うため残留キャリア周波数誤差や位相雑音による位相回
転が誤り率の劣化につながる。これらの位相回転に対す
る補正回路としては、既知であるパイロットサブキャリ
ア信号を送信して、受信器でパイロットサブキャリアの
位相回転量を検出し補正を行う位相トラッキング回路の
使用が一般的である。
回路のブロック図を図7に示す。従来の復調回路では、
チャネル等化後のサブキャリア信号に対してパイロット
サブキャリアを利用して位相トラッキングを行う。この
復調回路の動作を以下に示す。AFC回路1において受信O
FDM信号のキャリア周波数誤差の補正が行われる。その
後、時間領域OFDM受信信号s1はFFT回路2に入力されO
FDM一括復調が行われる。OFDM復調された各サブキャリ
ア信号s2はチャネル等化回路3に入力され、マルチパ
ス伝送路で生じた各チャネルの伝達関数を推定しサブキ
ャリアごとにチャネル等化を行う。また、チャネル等化
回路3で検出されたサブキャリアごとのチャネル伝達関
数は、位相回転量検出の際に各パイロットサブキャリア
信号の重み付け操作に用いることも可能である。チャネ
ル等化信号s3はサブキャリア変調方式復調回路に入力
され、パケットの先頭部に送信されるサブキャリア変調
方式情報信号に基づいてデータ部のサブキャリア変調方
式が判定され判定信号s4を出力する。チャネル等化信
号s3はパイロットサブキャリア抽出回路5でパイロッ
トサブキャリア信号s5とパイロットサブキャリア信号
以外の情報サブキャリア信号s6とに分けられる。位相
回転量検出回路6ではパイロットサブキャリア信号s5
に対して既知のパイロットデータ信号を用いて1OFDMシ
ンボル当たりの位相回転量s7を検出する。フィルタ7
においては複数のOFDMシンボルに渡り時間方向の平均化
操作を行うことで熱雑音の影響を押さえ、残留キャリア
周波数誤差および位相雑音による位相回転量s8を抽出
する。その後、位相補正回路8において、抽出された位
相回転量s8を用いて情報サブキャリア信号s6に対し
て位相回転量の補正を行い位相補正信号s9を出力す
る。判定回路9においてはサブキャリア変調方式復調回
路4で判定された判定信号s4に基づいてデータの判定
が行われデータs10を出力する。
復調回路では残留キャリア周波数と位相雑音に起因する
位相回転の検出及び補正を行っている。位相回転の検出
及び補正を行うことで、サブキャリアの変調方式に位相
回転による劣化が大きいM値OFDM変調方式を用いること
が可能になる。
するM値QAM変調方式をOFDM変調方式のサブキャリア変
調方式として用いるには、残留キャリア周波数誤差およ
び位相雑音に起因する位相回転によりデータ判定時の信
号判定点が回転するため復調回路内に位相回転の検出補
正回路が必須となる。このM値QAM-OFDM変調方式に用い
るサブキャリア変調方式には16QAM、64QAM等が考えられ
る。これらのサブキャリア変調方式の選択はデータの送
受信を行う伝送路環境に従って行われる。具体的には以
下の通りである。データを送信した後に受信側からの肯
定応答(ACK:Positive acknowledgement)あるいは否定応
答(NACK:Negative acknowkedgement)の受信確認情報に
応じて、変調方式の多値数を下げるあるいは上げる様に
行われる。しかし、従来の復調回路では変調方式の多値
数を下げる、あるいは上げた場合に応じて復調回路の回
路構成やパラメータは変更されない。
境の良い伝送路では64QAM等の多値数の多い変調方式が
選択されるが、熱雑音から位相回転量を抽出するための
平均に用いるフィルタのタップ係数は少ないほうが望ま
しい。熱雑音が少ない環境では複数のOFDMシンボルに渡
り平均操作を行うことで、希望のOFDMシンボルに不必要
な前後のOFDMシンボルの位相回転が加わる影響が大きく
なるためである。また、信号対雑音電力比の小さい伝送
路では多値数を下げた16QAM等の変調方式が選択される
ことになるが、この場合には熱雑音を抑圧するためにタ
ップ係数の多いフィルタの方が位相回転量を正しく抽出
できる。
数が固定されている。仮にタップ係数を少なく固定した
場合には、熱雑音の多い伝送路で使用した場合には熱雑
音の影響を十分に抑えることができずに位相回転量を高
精度に抽出することができない。また、逆にタップ係数
を多く固定した場合には、熱雑音の少ない伝送路で使用
した場合にフィルタリングを行うことで隣接OFDMシンボ
ル間の位相の影響を受けるために高精度に位相回転量を
抽出することができない。この様に復調回路の平均フィ
ルタのタップ係数が固定であるために高精度に位相回転
量を検出することができずにパケット誤り率が大きくな
る問題があった。
ア変調方式判定部で判定されたサブキャリア変調方式に
応じて、復調回路の平均フィルタのタップ係数を伝送路
環境に従って適応的に選択することで、残留キャリア周
波数誤差や位相雑音に起因する位相回転に対して高精度
に位相トラッキングを行う復調回路を提供することを目
的とする。
記載の発明は、平滑化に用いるフィルタ手段はその特性
が可変であり、変調方式判定手段の出力信号であるサブ
キャリア変調方式情報信号の判定結果により前記フィル
タ手段の特性を適応的に選択することを特徴とする。
いている変調方式に応じて復調回路の平均フィルタのタ
ップ係数が固定されているため、伝送路に応じた位相回
転量検出が精度よく行うことができずに特性が劣化する
ことが問題であった。
じて変調方式を切替える場合には、受信側にデータ部に
用いている変調方式を知らせる必要がある。受信側に知
らせる手段としては図4に示す様に復調器の同期用プリ
アンブル信号の後に、データ部のサブキャリア変調に用
いている変調方式を示すサブキャリア変調方式情報信号
を送信し、これを復調し判定を行うことが一般的であ
る。
ている変調方式を示す信号を復調して、データ復調の際
に変調方式に応じて復調回路の平均フィルタのタップ係
数をパケット毎に適応的に変化させる。送信パケットに
使用される変調方式は、伝送路の状態に応じて適応的に
選択送信される。具体的には、雑音が多い場合には、16
QAMのような1シンボル当たりに伝送できるデータは少
ないが雑音に対する特性が優れる変調方式を送信し、ま
た、雑音が少ない場合には雑音に対して劣化が大きい
が、1シンボル当たりに伝送できるデータ数が大きい64
QAMのような変調方式を用いるように制御し送信され
る。本発明のマルチキャリア変調方式用復調回路では、
選択されるサブキャリア変調方式が伝送路の状態を反映
していることを利用している。16QAMを用いてデータが
変調されていると判定した場合には、熱雑音が多い領域
と判断できフィルタのタップ係数を多くすることで位相
回転量の抽出精度を向上することができる。また、逆に
64QAMによりデータが変調されていると判断した場合に
は、熱雑音が少ない領域と判断ができ、フィルタのタッ
プ係数を減少させることで位相回転量の抽出精度を向上
することができる。
変調信号判定部で判定される。その受信パケットのデー
タ部で用いた変調信号をmとする。ここで、16QAM,64QA
Mを選択送信している場合に、16QAMとして判定された場
合にはm=1、また64QAMと判定された場合にはm=2
とする。熱雑音を抑圧し位相回転量を抽出するフィルタ
の平均シンボル数をnとすると式(1)の様にフィルタの
平均シンボル数を選択する。
式(2)として示すことができる。
フィルタのタップ係数が全て1の移動平均フィルタとし
た。実際には判定値mに応じて平均シンボル数、タップ
係数共にサブキャリア変調方式に応じて選択する。
調方式判定手段で判定したサブキャリア変調方式に応じ
て復調回路の平均フィルタのタップ係数を適応的に選択
する手法を用いることで、タップ係数が固定なために位
相回転量を高精度に検出できなかった従来技術の問題を
解決している。本発明を用いることにより熱雑音の大小
に応じた特性の劣化を生じること無く伝送環境に適応的
に応じた高品質な伝送が可能である。
復調回路の実施の形態を図1に示す。本実施の形態では
図5に示す送信スペクトルのモデル図の様にOFDMシンボ
ルごとに挿入されるパイロットサブキャリアを用いて位
相回転量を検出している。
信OFDM信号はAFC回路101において受信信号のキャリア周
波数誤差の補正が行われる。その後、時間領域OFDM受信
信号s101はFFT回路102に入力されOFDM復調が行われ
る。OFDM復調された各サブキャリア信号s102は、チャ
ネル等化回路103に入力され、推定したサブキャリアご
とのチャネル伝達関数を用いてチャネル等化が行われ
る。ここで、チャネル等化回路で検出された各サブキャ
リアごとのチャネル伝達関数は、位相回転量検出の際に
各パイロットサブキャリア信号の重み付け操作に用いる
ことも可能である。サブキャリア変調方式復調回路104
はチャネル等化信号s103から、サブキャリア変調方式
を検出及び判定し判定信号s104として出力する。
チャネル等化信号s103からのパイロットサブキャリア
の抜き出しが行われパイロットサブキャリア信号s105
と情報サブキャリア信号s106が分けて出力される。位
相回転検出回路106ではパイロットサブキャリア信号s1
05から1OFDMシンボル当たりの位相回転信号s107を検
出する。その際に、チャネル等化回路で推定されたサブ
キャリアごとのチャネル伝達関数を利用して重み付けを
行うことも可能である。この検出された位相回転信号s
107の平滑化をフィルタ107にて数OFDMシンボルに渡って
行い、熱雑音の影響を抑圧し位相回転量の抽出を行う。
このフィルタは判定信号s104より式(1)、式(2)に従い
タップ係数を変化させ熱雑音に応じたフィルタリングを
行いデータ部に加わった位相回転量s108を抽出する。
ア変調方式用復調回路の特徴とするところであり、請求
項1に記載のフィルタ手段に対応している。
回路108において位相回転量の補正を行い位相補正信号
s109を出力する。判定回路109では判定信号s104で示
される変調信号のしきい値からの距離に応じてデータの
判定が行われデータs110を出力する。
の実施の形態を図2に示す。本実施の形態では図5に示
す送信スペクトルのモデル図の様にOFDMシンボルごとに
挿入されるパイロットサブキャリアを用いて位相回転量
を検出する。実施の形態の動作は以下の通りである。受
信OFDM信号はAFC回路201において受信信号のキャリア周
波数誤差の補正が行われる。その後、時間領域OFDM受信
信号s201はFFT回路202に入力されOFDM復調が行われ
る。OFDM復調された各サブキャリア信号s202は、チャ
ネル等化回路203に入力され、推定したサブキャリアご
とのチャネル伝達関数を用いてチャネル等化が行われ
る。ここで、チャネル等化回路で検出された各サブキャ
リアごとのチャネル伝達関数は、位相回転量検出の際に
各パイロットサブキャリア信号の重み付け操作に用いる
ことも可能である。パイロットサブキャリア抽出回路20
4ではチャネル等化信号に対してパイロットサブキャリ
ア信号s204の抜き出しが行われ、パイロットサブキャ
リア信号s204と情報サブキャリア信号s205とに分ける
操作を行う。位相回転検出回路205ではパイロットサブ
キャリア信号s204から1OFDMシンボル当たりの位相回
転信号s206を検出する。その際に、チャネル等化回路
で推定されたサブキャリアごとのチャネル伝達関数を利
用して重み付けを行うことも可能である。この検出され
た位相回転信号s206に対してフィルタ206では数OFDMシ
ンボルに渡る平均化を行い、熱雑音の影響を抑圧し位相
回転量の抽出を行う。このフィルタはパケットの先頭部
分で送信されるデータ部の変調信号の情報が記述されて
いるサブキャリア変調方式情報信号s209の位相回転量
抽出の際には、熱雑音が多い環境に合わせたタップ係数
を用いることが有効である。この位相回転量s207と情
報サブキャリア信号が入力される位相補正回路207では
位相回転量の補正を行い位相補正信号s208を出力す
る。切替回路208では受信信号の先頭部分で送信される
サブキャリア変調方式情報信号s209と、データ部の信
号であるデータ信号s210とに分けられる。サブキャリ
ア変調方式復調回路はサブキャリア変調方式情報信号s
209から、サブキャリア変調方式を判定し判定信号s211
として出力する。フィルタ206では式(1)、式(2)に従い
タップ係数を変化させ熱雑音に応じたフィルタリングを
行いデータ部に加わった位相回転量s207を抽出する。
ア変調方式用位相トラッキング回路の特徴とするところ
であり、請求項2に記載のフィルタ手段に対応してい
る。判定回路212では判定信号s211で示される変調信号
のしきい値からの距離に応じてデータの判定が行われデ
ータs212を出力する。
の実施の形態を図3に示す。本実施の形態では図5に示
す送信スペクトルのモデル図の様にOFDMシンボルごとに
挿入されるパイロットサブキャリアを用いて位相回転量
を検出する。請求項3による実施例では、残留キャリア
周波数誤差に起因する位相回転と位相雑音に起因する位
相回転の補正を個別に行う場合について示している。
信OFDM信号はAFC回路301において受信信号のキャリア周
波数誤差の補正が行われる。その後、時間領域OFDM受信
信号s301はFFT回路302に入力されOFDM復調が行われ
る。OFDM復調された各サブキャリア信号s302は、チャ
ネル等化回路303に入力され、推定したサブキャリアご
とのチャネル伝達関数を用いてチャネル等化が行われ
る。ここで、チャネル等化回路で検出された各サブキャ
リアごとのチャネル伝達関数は、位相回転量検出の際に
各パイロットサブキャリア信号の重み付け操作に用いる
ことも可能である。パイロットサブキャリア選択回路30
4ではチャネル等化信号s303に対してパイロットサブキ
ャリア信号s304の抜き出しが行われる。定常位相回転
検出回路305ではパイロットサブキャリア信号s304から
定常位相回転信号s305を検出する。その際に、チャネ
ル等化回路で推定されたサブキャリアごとのチャネル伝
達関数を利用して重み付けを行うことも可能である。こ
の検出された位相回転信号s305とチャネル等化信号が
位相補正回路306に入力され定常位相回転量の補正を行
い定常位相回転補正信号s306を出力する。
う。パイロットサブキャリア抽出回路307ではパイロッ
トサブキャリア信号s308と情報サブキャリア信号s307
の分離が行われる。位相回転検出回路308ではパイロッ
トサブキャリア信号s308から1OFDMシンボル当たりの
位相回転量s309を検出する。その際に、チャネル等化
回路で推定されたサブキャリアごとのチャネル伝達関数
を利用して重み付けを行うことも可能である。フィルタ
309では熱雑音の抑圧を行い数OFDMシンボルに渡って平
均された位相回転量s310を抽出する。このフィルタは
パケットの先頭部分で送信されるデータ部の変調信号の
情報が記述されているサブキャリア変調方式情報信号s
312の位相回転量抽出の際には、熱雑音が多い環境に合
わせたタップ係数を用いることが有効である。位相補正
回路310には位相補正回路310と情報サブキャリア信号s
307が入力され位相回転量s310を用いて位相補正を行
う。切替回路311ではサブキャリア変調方式情報信号s3
12と、データ部の信号であるデータ信号s313とに分け
られる。サブキャリア変調方式復調回路312はデータ信
号情報信号s312から、サブキャリア変調方式を検出、
判定し判定信号s314として出力する。フィルタでは式
(1)、式(2)に従いタップ係数を変化させ識別したサブキ
ャリア変調方式に応じたフィルタリングを行い位相回転
量s310を抽出する。
ア用位相トラッキング回路の特徴とするところであり、
請求項3に記載のフィルタ手段に対応している。
変調信号のしきい値からの距離に応じてデータの判定が
行われデータs314を出力する。
シミュレーションによる実施形態の効果を図6に示す。
図には残留キャリア周波数誤差と位相雑音が存在する場
合のパケット誤り率(PER)特性が示されている。シミュ
レーションの条件を表1に示す。
は位相雑音の信号電力比を示す。比較のため残留キャリ
ア周波数誤差、及び位相雑音が存在しない場合の特性も
示した。この場合にはAFCと位相トラッキング回路は用
いていない。従来の位相トラッキング回路を用いてフィ
ルタでの平均数を1OFDMシンボル,2OFDMシンボルとし
た場合の特性を示した。サブキャリア変調信号の識別が
理想的に行われると仮定すると、本発明を用いた場合に
は16QAMでは2シンボル平均となり64QAMでは1シンボル
平均の値を示すことになる。これに対して従来技術では
1シンボル平均、あるいは2シンボル平均のPER特性を
示すことになるので、PER=0.01において本発明の効果と
従来技術を比較すると、所要Eb/N0が64QAMの場合には約
1.7dB,16QAMの場合には約0.3dBの改善が得られること
になる。
リア変調方式に適した位相回転の抽出が可能になりPER
の劣化を抑え特性が改善することがわかる。
ア用復調回路による、サブキャリア変調方式判定部にて
判定された情報に基づいて復調回路の平均フィルタのタ
ップ係数を適応的に選択することで、変調方式に応じた
位相回転量の抽出が可能となり、残留キャリア周波数誤
差や位相雑音に起因する位相回転が受信信号に加わった
場合にも高精度に位相トラッキングが可能な復調回路を
提供することが可能である。
る。
ある。
例である。
ある。
デル説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 パケットの先頭部にサブキャリア変調方
式情報信号を含む無線パケットマルチキャリア信号を受
信しキャリア周波数誤差補正を行う自動周波数制御手段
と、 前記自動周波数制御手段から出力されるキャリア周波数
誤差の補正が行われたマルチキャリア信号のマルチキャ
リア復調を行いサブキャリア信号を出力するマルチキャ
リア復調手段と、 前記マルチキャリア復調手段の出力信号であるサブキャ
リア信号の検波を行う検波手段と、 前記検波手段からパケットの先頭部にて出力されるサブ
キャリア変調方式情報信号からサブキャリア変調方式の
判定が行われる変調方式判定手段と、 前記検波手段の出力信号からパイロットサブキャリア信
号の抽出を行いパイロットサブキャリア信号と情報サブ
キャリア信号を分けて出力する抽出手段と、 前記抽出手段により得られたパイロットサブキャリア信
号を入力し、前記パイロットサブキャリアの位相回転を
検出する位相回転検出手段と、 前記位相回転検出手段の出力信号を入力し、前記位相回
転検出手段の出力信号を複数シンボルに渡り平滑化する
フィルタ手段と、 前記抽出手段の出力信号である情報サブキャリア信号と
前記フィルタ手段の出力信号を入力し、前記情報サブキ
ャリア信号に前記フィルタ手段の出力信号が示す位相回
転を補正する位相回転を与えることで位相回転補正が行
われたサブキャリア信号を出力する位相補正手段と、 前記位相補正手段の出力信号が入力され前記変調方式判
定手段で判定された変調方式に基づいてデータの判定が
行われる判定手段とにより構成されるマルチキャリア変
調方式用復調回路において、 前記フィルタ手段はその特性が可変であり、前記変調方
式判定手段の出力信号であるサブキャリア変調方式情報
信号の判定結果であるサブキャリア変調方式に従って前
記フィルタ手段の特性を適応的に選択することを特徴と
する、マルチキャリア変調方式用復調回路。 - 【請求項2】 パケットの先頭部にサブキャリア変調方
式情報信号を含む無線パケットマルチキャリア信号を受
信し、キャリア周波数誤差補正を行う自動周波数制御手
段と、 前記自動周波数制御手段の出力信号であるキャリア周波
数誤差の補正が行われた受信信号のマルチキャリア信号
を復調しサブキャリア信号を出力するマルチキャリア復
調手段と、 前記マルチキャリア復調手段の出力信号である前記サブ
キャリア信号の検波を行う検波手段と、 前記検波手段の出力信号からパイロットサブキャリア信
号の抽出を行いパイロットサブキャリア信号と情報サブ
キャリア信号を分けて出力する抽出手段と、 前記抽出手段により得られたパイロットサブキャリア信
号を入力し、前記パイロットサブキャリアの位相回転を
検出する位相回転検出手段と、 前記位相回転検出手段の出力信号を入力し、前記位相回
転検出手段の出力信号を複数シンボルに渡り平滑化する
フィルタ手段と、 前記抽出手段の出力信号である情報サブキャリア信号と
前記フィルタ手段の出力信号を入力し、前記情報サブキ
ャリア信号に前記フィルタ手段の出力信号が示す位相回
転を補正する位相回転を与えることで位相回転補正が行
われたサブキャリア信号を出力する位相補正手段と、 前記位相補正手段から出力されるサブキャリア変調方式
情報信号とデータ信号を切替えて出力する切替手段と、 前記切替手段の出力信号であるサブキャリア変調方式情
報信号からデータ部のサブキャリア変調方式を判定する
変調方式判定手段と、 前記切替手段の出力信号であるデータ信号から前記変調
方式判定手段で判定された変調方式に基づいてデータの
判定を行う判定手段とにより構成されるマルチキャリア
変調方式用復調回路において、 前記フィルタ手段はその特性が可変であり、前記変調方
式判定手段の出力信号であるサブキャリア変調方式情報
信号の判定結果であるサブキャリア変調方式に従って前
記フィルタ手段の特性を適応的に選択することを特徴と
する、マルチキャリア変調方式用復調回路。 - 【請求項3】 パケットの先頭部にサブキャリア変調方
式情報信号を含む無線パケットマルチキャリア信号を受
信し、キャリア周波数誤差の補正を行う自動周波数制御
手段と、 前記自動周波数制御手段の出力信号であるキャリア周波
数誤差の補正が行われた受信信号のマルチキャリア復調
を行いサブキャリア信号を出力するマルチキャリア復調
手段と、 前記マルチキャリア復調手段の出力信号である前記サブ
キャリア信号の検波を行う検波手段と、 前記検波手段の出力信号からパイロットサブキャリア信
号のみを選択し出力する選択手段と、 前記選択手段により得られたパイロットサブキャリア信
号を入力し、前記パイロットサブキャリアの定常位相回
転を検出する定常位相回転検出手段と、 前記検波手段の出力信号と前記定常位相回転検出手段の
出力信号を入力し、前記検波手段の出力信号に前記定常
位相回転検出手段の出力信号が示す定常位相回転を補正
する位相回転を与えることで定常位相回転補正が行われ
たサブキャリア信号を出力する第1の位相補正手段と、 前記第1の位相補正手段の出力信号からパイロットサブ
キャリア信号の抽出を行いパイロットサブキャリア信号
と情報サブキャリア信号を分けて出力する抽出手段と、 前記抽出手段により得られたパイロットサブキャリア信
号を入力し、前記パイロットサブキャリアの位相回転を
検出する位相回転検出手段と、 前記位相回転検出手段の出力信号を入力し、前記位相回
転検出手段の出力信号を複数シンボルに渡り平滑化する
フィルタ手段と、 前記抽出手段の出力信号である前記情報サブキャリア信
号と前記フィルタ手段の出力信号を入力し、前記情報サ
ブキャリア信号に前記フィルタ手段の出力信号が示す位
相回転を補正する位相回転を与えることで位相回転補正
を行うサブキャリア信号を出力する第2の位相補正手段
と、 前記第2の位相補正手段から出力されるサブキャリア変
調方式情報信号とデータ信号を切替えて出力する切替手
段と、 前記切替手段の出力信号であるサブキャリア変調方式情
報信号からデータ部のサブキャリア変調方式を判定する
変調方式判定手段と、 前記切替手段の出力信号であるデータ信号から前記変調
方式判定手段で判定された変調方式に基づいてデータの
判定を行う判定手段とにより構成されるマルチキャリア
変調方式用復調回路において、 前記フィルタ手段はその特性が可変であり、前記変調方
式判定手段の出力信号であるサブキャリア変調方式情報
信号の判定結果であるサブキャリア変調方式に従って前
記フィルタ手段の特性を適応的に選択することを特徴と
する、マルチキャリア変調方式用復調回路。 - 【請求項4】 前記フィルタ手段はトランスバーサルフ
ィルタにより構成され、そのタップ数及びタップ係数の
調節によりフィルタの帯域幅を調節できる請求項1、2
又は3に記載のマルチキャリア変調方式用復調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30218599A JP3534020B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | マルチキャリア変調方式用復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30218599A JP3534020B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | マルチキャリア変調方式用復調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001127730A JP2001127730A (ja) | 2001-05-11 |
JP3534020B2 true JP3534020B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
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