JP3871270B2 - 送信装置および通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、送信装置および通信システムに関するものであり、特に、高速ディジタル通信に好適な送信装置およびこの送信装置を備えた通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、携帯電話に代表される移動体通信産業の発展は飛躍的な進歩を遂げている。この飛躍的進歩に伴い、移動体通信による各種サービスも多種・多様化されている。特に、今後の移動体通信のニーズは、音声だけでなく、テキスト、画像などの様々な種類のデータを統合して通信するマルチメディア通信に移行するのが必然的であり、今後さらに予想される伝送情報量の増大とも相まって伝送信号の高速化が求められている。
【0003】
図22は、基地局と移動局との間の通信を説明するための図である。同図に示すように、近時の移動体通信では、移動局2から基地局1へ向かう上り回線や、基地局1から移動局2へ向かう下り回線の両者において、周波数選択性フェージングの影響を低減できるDS−CDMA(Direct Sequence−Code Division Multiple Access)伝送方式、MC−CDMA(Multi Carrier−Code Division Multiple Access)伝送方式、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送方式などの伝送方式が適用されている。これらの伝送方式は、それぞれの伝送方式が持つ特性や、技術的条件および既存インフラとの適合性条件などに基づいて、それぞれ使い分けがなされてきている。
【0004】
例えば、DS−CDMA伝送方式(特に、直交マルチコード伝送方式)では、コード多重数や拡散率を可変することにより様々な伝送レートを実現できるのが特徴であり、実際に、携帯電話システムにおけるDS−CDMA伝送の下りリンクでは、多数ユーザのデータ多重信号の伝送を実現している。
【0005】
また、このDS−CDMA伝送方式では、遅延時間の異なるパスを逆拡散処理によって分離し、この分離した信号を一つに集めるRAKE合成と呼ばれる手法を用いて受信信号電力を高めるようにしている。
【0006】
このDS−CDMA伝送方式を含み上述の各種伝送方式においても、これまでの様々な研究によって種々の改良が加えられ、多数の成果が得られている。その結果、これらの伝送方式の改善を目的とした公報が多数存在する(例えば、特許文献1〜5など)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−004211号公報(第4−5頁、図1など)
【特許文献2】
特開平10−126380号公報(第3−12頁、図1など)
【特許文献3】
特開2003−92560号公報(第4−6頁、図11など)
【特許文献4】
特開2003−110519号公報(第3−5頁、図1など)
【特許文献5】
特開2002−345035号公報(第6−12頁、図2、5)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の各特許文献に開示されている技術は、現在の携帯電話の主流である1990年代のディジタル通信技術(2G(第2世代技術))の改良や、IMT−2000(International Mobile Telecommunication−2000)などに代表される2000年代のディジタル通信技術(3G(第3世代技術))に関するものがほとんどであり、第4世代の高速ディジタル通信への適用(例えば、移動:100Mb/s、静止:1Gb/s)や高速マルチメディア通信への適用(例えば、テキスト、音声、画像などの同時通信)を目的とする技術を開示しているものは少ない。
【0009】
将来(第3世代から第4世代にかけての)の高速マルチメディア通信システムを考えるとき、解決しなければならない技術的な課題は多い。特に、送信信号のデータレートの高速化への対応と、厳しい電力制限への対応とが重要な課題として挙げられるが、これらの課題に対して柔軟かつ的確に対処していかなければならない。
【0010】
例えば、上述のRAKE合成を用いるDS−CDMA伝送方式では、送信信号のデータレートの増大とともに分離すべきパス数が増大するので、RAKE合成のための多くの相関器が必要となる。
【0011】
RAKE合成では各パスの振幅と位相を推定して相関器出力を同相合成することが必要である。しかしながら、パス数が多くなると、各パスの平均信号電力が小さくなるので遅延パスの振幅と位相を精度よく推定することができなくなることと、遅延パス間の干渉による符号直交性の崩れが大きくなってしまうことから、伝送特性が劣化してしまうといった問題点がある。
【0012】
一方、データレートの高速化への対応に加え、厳しい電力制限にも対応していかなければならないが、データレートの高速化への対応と厳しい電力制限への対応とは密接な関係がある。例えば、64kbpsの変調データを5GHz帯で伝送するときのピーク送信電力は、8kbpsの変調データを2GHz帯で伝送するときの約90倍にも達するともいわれている。
【0013】
したがって、将来の高速マルチメディア通信システムにおいては、移動局から個々に送信される送信信号の送信電力を抑制する必要があるが、従来技術を用いた処理の考え方では、通信セルのセル半径を小さくしなければならず、稼働中の既存インフラに対して大幅な設計変更を余儀なくさせることを意味する。また、このことは、既存システムから新システムへ移行する場合に、莫大な経費が必要となることを意味する。
【0014】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、データレートの上昇と送信電力制限とに的確に対応することができ、将来の高速マルチメディア通信システムへの移行を柔軟かつ容易に実現することができる通信装置および通信システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる通信装置にあっては、変調データが拡散符号によって拡散変調された所定のデータレートの拡散信号に対し、該拡散信号の後部の所定の一部をガードインターバルとして自己の前部に付加したデータフレームを生成するガードインターバル挿入処理部が備えられ、該データフレームを用いて所定の伝送方式による通信を行う送信装置において、前記ガードインターバル挿入処理部は、前記所定のデータレートを基準データレートとし、該基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、該生成された拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして該拡散信号列の前部に付加することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、ガードインターバル挿入処理部は、所定のデータレートを基準データレートとし、基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、生成された拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして拡散信号列の前部に付加するようにしている。
【0017】
つぎの発明にかかる通信システムにあっては、変調データが拡散符号によって拡散変調された所定のデータレートの拡散信号に対し、該拡散信号の後部の所定の一部をガードインターバルとして自己の前部に付加したデータフレームを生成するガードインターバル挿入処理部が備えられ、該生成されたデータフレームを用いてDS−CDMA信号の送信を行う送信装置と、前記送信装置から送信されたDS−CDMA信号を受信し、該受信されたDS−CDMA通信信号から前記ガードインターバルを除去した拡散信号を生成し、該生成された拡散信号に対して前記所定のデータレートの逆数をFFTインターバル長としたFFT処理によって周波数等化処理を行う受信装置とを備えた通信システムにおいて、前記ガードインターバル挿入処理部は、前記所定のデータレートを基準データレートとし、該基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、該生成された拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして該拡散信号列の前部に付加することを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、ガードインターバル挿入処理部が、変調データが拡散符号によって拡散変調された所定のデータレートの拡散信号に対し、拡散信号の後部の所定の一部をガードインターバルとして自己の前部に付加したデータフレームを生成したDS−CDMA信号の送信を行う送信装置と、受信したDS−CDMA通信信号からガードインターバルを除去した拡散信号に対して所定のデータレートの逆数をFFTインターバル長としたFFT処理によって周波数等化処理を行う受信装置とを備えた通信システムにおいて、送信装置に備えられたガードインターバル挿入処理部が、所定のデータレートを基準データレートとし、基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、この生成された拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして拡散信号列の前部に付加するようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる送信装置および通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0020】
実施の形態1.
図1は、周波数等化処理を行うDS−CDMA伝送系(基地局/移動局)の送受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示す送受信装置は、送受信アンテナ9を通じて送信信号(DS−CDMA信号)を送信するための送信系(同図の上段部分)と、送受信アンテナ9を介して受信信号(DS−CDMA信号)を受信する受信系(同図の下段部分)とから構成される。
【0021】
図1において、送信系には、送信データにPSK変調やQAM変調などの1次変調を施した変調データ(di)を生成するデータ変調処理部11と、この変調データから拡散信号を生成する拡散処理部12と、この拡散信号に対してスクランブル符号を用いた変調を行うスクランブル変調処理部13と、スクランブル変調処理部13から出力された信号に対してガードインターバルと呼ばれる冗長な信号を付加するガードインターバル挿入処理部14とが備えられている。
【0022】
一方、受信系は、送信系で行われる処理と全く逆の処理が行われ、この処理に対応する処理部がそれぞれ備えられる。すなわち、受信系には、送受信アンテナ9を通じて受信された受信信号からガードインターバルを除去するガードインターバル除去処理部21と、ガードインターバル除去処理部21から出力された信号に対して周波数領域での等化処理を行う周波数等化処理部22と、周波数等化処理部22から出力された擬似雑音系列の広帯域信号を拡散信号に戻すスクランブル解除処理部23と、スクランブル解除処理部23から出力された拡散信号に対して元の変調データを生成するための逆拡散処理部24と、逆拡散処理部24から出力された変調データを復調するデータ復調処理部25とが備えられている。
【0023】
つぎに、この送受信装置の動作について図2および図3を用いて説明する。図2は、シングルコードDS−CDMA伝送での送信系の処理概要を説明するためのブロック図であり、図3は、シングルコードDS−CDMA伝送での受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【0024】
図2において、データ変調処理部11から出力された変調データ(d1)が拡散処理部12に入力される。拡散処理部12は、変調データにW−H(Walsh−Hadamard)系列符号などの直交拡散符号系列(C1)を乗算して拡散信号を生成する。スクランブル変調処理部13は、この拡散信号にM系列などのスクランブル符号(Cscr)を乗算する。このスクランブル変調処理は、拡散信号として生成された信号系列を擬似雑音系列の信号に変換するために行われる。ガードインターバル挿入処理部14は、スクランブル変調処理部13によって生成された擬似雑音信号に対してガードインターバルと呼ばれる冗長な信号を付加する。このガードインターバル挿入処理は、マルチパスによるシンボル間干渉を防止するために行われる。このガードインターバルが付加された信号は、送信信号として送受信アンテナ9から送信される。
【0025】
図3において、送受信アンテナ9を通じて受信されたガードインターバル付加信号は、ガードインターバル除去処理部21にてガードインターバルが除去される。ガードインターバル除去信号は、シリアル/パラレル変換部41を介して、FFT処理部42、重み付け処理部43、IFFT処理部44を備えた周波数等化処理部22に入力される。周波数等化処理部22では、シリアル/パラレル変換部41から出力された時間領域のパラレル信号がFFT処理部42によって周波数領域の信号に変換され、重み付け処理部43にて重み付け処理、すなわち、周波数等化処理が行われた後、IFFT処理部44にて時間領域の信号に戻される。周波数等化処理部22において周波数領域での等化処理が行われて時間領域に戻された信号はパラレル/シリアル変換部45にてシリアル信号に変換されスクランブル解除処理部23に入力される。スクランブル解除処理部23では、送信系で用いられたスクランブル符号(Cscr)と複素共役なスクランブル符号(Cscr *)にて擬似雑音系列の広帯域信号が拡散信号に変換され、逆拡散処理部24に入力される。逆拡散処理部24は、スライディング相関器や、マッチドフィルタなどによって実現される相関器47を有している。相関器47では、送信系で用いられた直交拡散符号系列(C1)と複素共役な直交拡散符号系列(C1 *)を用いて拡散信号から変調データが生成され、データ復調処理部25に出力される。
【0026】
ところで、MC−CDMA伝送方式やOFDM伝送方式などにおいては、サブキャリアを用いたマルチキャリア信号を伝送するために、送信側において逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理が行われる。また、近時、DS−CDMA伝送方式では、受信側において、周波数領域等化処理を施すためのFFT処理が行われることがある。
【0027】
受信側でこのFFT処理を適用するためには、受信信号がFFT処理の時間内で周期信号として扱えなければならない。ところが、移動通信では一般に、伝送路が遅延時間の異なる複数の遅延パスで構成される。そこで、受信信号を周期波形として扱えるようにするための処理が必要となる。この処理を示したものが図4である。すなわち、図4は、ガードインターバル(GI)を付加したDS−CDMA信号のデータフレームの構成図である。
【0028】
ガードインターバルは、上述したような遅延時間の異なる複数の遅延パスによって生ずるデータフレーム間の干渉を防止するために挿入されるものであり、伝送路における最大遅延時間に応じてその長さが設定される。最大遅延時間がガードインターバル以内であれば、受信信号はFFT処理の時間内で周期波形とみなすことができる。
【0029】
図4に示すように、送信側では、拡散符号によって拡散された拡散信号のチップ系列の末尾のNgチップがコピーされ、データフレームの先頭にガードインターバル(GI)として付加される。ここで、拡散符号によって帯域拡大された高速のデータ系列をチップ系列といい、そのデータ系列の最小単位を指して1チップという。例えば、周期256チップといったら、1ビットの帯域が拡散符号化によって256倍の帯域に拡大されることを意味している。いま、チップ長(1チップの長さ)をTCとするとガードインターバル長Tgは、Tg=Ng×TCで表される。また、拡散率をSF(Spreading Factor)で表すと、1ビットの拡散信号長であるデータシンボル長は、SF×TCとなる。その結果、ガードインターバルを付加した変調データのデータ長である送信シンボル長は、(Ng+SF)×TCとなる。このガードインターバルの挿入により、伝送効率はSF/(SF+Ng)となり、Ng/(SF+Ng)の電力損失が生じることになる。つまり、拡散率に比してガードインターバルの長さをあまり長くすると伝送効率が低下するとともに、大きな電力損失が生ずることになる。
【0030】
図5は、ガードインターバル(GI)が挿入されたシングルコードDS−CDMA伝送信号のデータフレームの構成を示す図である。同図に示すように、このデータフレームは、拡散信号の末尾のチップ系列がコピーされてデータフレームの先頭にガードインターバルとして付加されている。なお、TD1はデータシンボル長であり、受信系の周波数等化処理部22のFFT処理部42で処理されるFFTインターバル長に一致している。つまり、同図に示すデータフレームでは、FFT処理に用いられるサンプル数は拡散率SFに等しく、拡散処理された1チップがFFT処理のサンプル1個に対応していることになる。また、拡散信号の拡散率を128とし、ガードインターバルとして32チップ用いるとすれば、データフレーム長は160チップであり、このときの伝送効率は、128/(128+32)=0.8である。
【0031】
これに対して、図6は、拡散信号の拡散率が図5の場合の1/2のときのデータフレームの構成を示す図であり、図7は、拡散信号の拡散率が図5の場合の1/4のときのデータフレームの構成を示す図である。図6の例では、拡散率が1/2になった分データレートは2倍になっている。例えば、図5に示す拡散信号の元のデータの変調速度が128kb/sだとすれば、図6に示す拡散信号の元のデータの変調速度は256kb/sである。このとき、ガードインターバル挿入処理部14は、拡散信号の2個分を直列に配置した拡散信号列を生成し、この拡散信号列の後部チップの所定の一部をガードインターバルとして拡散信号列の前部に付加するようにしている。また、このときの伝送効率を上記の数値を用いて計算すれば、(64×2)/(64×2+32)=0.8であり、図5に示すデータフレームを用いたデータ伝送の伝送効率を維持している。
【0032】
また、図7の例では、拡散率が1/4になった分データレートは4倍になっており、拡散信号の元のデータの変調速度は512kb/sである。このとき、ガードインターバル挿入処理部14は、拡散信号の拡散信号の4個分を直列に配置した拡散信号列を生成し、この拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして拡散信号列の前部に付加するようにしている。上記と同様に、伝送効率を計算すれば、(32×4)/(32×4+32)=0.8であり、図5に示すデータフレームを用いたデータ伝送の伝送効率を維持している。
【0033】
ところで、OFDM伝送信号などに適用されているガードインターバル挿入処理の考え方では、変調データごとの拡散信号系列1個に対し、ガードインターバル1個を付与するように処理している。図8は、このOFDM信号などに適用されているガードインターバル挿入処理によって生成されたDS−CDMA信号のデータフレームの構成を示す図である。すなわち、同図(a)では、データレートが2倍(TD:データシンボル長)のときに基準ガードインターバル長(Tg)の1/2の長さのガードインターバルを付加しており、同図(b)では、データレートが2倍のときに基準ガードインターバル長のガードインターバルを付加している。
【0034】
図8(a)では、データレートが2倍になった場合に伝送効率を低下させないようにガードインターバルの長さを1/2にしている。このときの伝送効率を計算すると、64/(64+16)=0.8であり、図6に示すガードインターバル挿入処理での伝送効率(0.8)を維持しているものの、ガードインターバルの長さが16チップしかないので遅延パスの影響を受けやすくなっている。
【0035】
また、図8(b)での伝送効率は、64/(64+32)≒0.67であり図6に示すガードインターバル挿入処理での伝送効率(0.8)より低下している。この理由は、データレートが2倍になった場合でもガードインターバルの長さを固定しているので、ガードインターバルのオーバーヘッドが大きくなり、伝送効率が低下することになる。
【0036】
一方、図6および7に示すガードインターバル挿入処理では、基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの信号をn個直列に並べた信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして拡散信号列の前部に付加するようにしているので、伝送効率を低下させることなく、また、遅延パスの影響を受けることのない効果的なガードインターバルの挿入処理を行うことができている。
【0037】
なお、図6および図7では、データレートがそれぞれ2倍、4倍の例について示したが、このデータレートは任意の整数倍であっても構わない。すなわち、ガードインターバル挿入処理部14は、所定のデータレートを基準データレートとし、この基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、この拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして該拡散信号列の前部に付加するようにすればよい。
【0038】
また、図2において、拡散処理部12が、変調データにW−H系列符号などの直交拡散符号系列を乗算して拡散信号を生成する例について示したが、ここで生成される拡散信号は、直交拡散符号に限られるものでなく、任意の拡散符号によって拡散された拡散信号であってもよい。
【0039】
さらに、図6において、拡散信号を2個直列に配置した拡散信号列の長さは、TD2×2=TD1でありFFTインターバルの長さに等しい。したがって、このデータフレームを用いたとしても逆拡散処理部24以外の処理部に対する影響は全くなく、受信系の処理部に変更を加えることなくそのまま使用することができる。また、逆拡散処理部24では、拡散符号の情報に併せて当該拡散符号が用いられるデータレートの情報が明らかであればよく、通常の相関器での処理が可能である。
【0040】
また、例えば、DS−CDMA伝送信号として、図5〜図7に示す異なるデータレートの信号が混在しているような場合であっても、拡散符号の情報とデータレートの情報とを用いることで、逆拡散処理部24での相関処理が可能である。したがって、異なるデータレートの信号が混在するような場合であっても、両者の信号伝送が可能であり、将来のマルチメディア通信システムの実現が容易なものとなる。
【0041】
以上説明したように、この実施の形態の送信装置および通信システムによれば、通信装置に備えられたガードインターバル挿入処理部が、所定のデータレートを基準データレートとし、この基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、生成された拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして拡散信号列の前部に付加するようにしているので、伝送効率を低下させることのない、効果的なガードインターバルの挿入処理を行うことができる。また、異なるデータレートの信号が混在しているような通信システムに適用することができるので、将来の高速マルチメディア通信システムの実現を容易かつ柔軟に行うことができる。
【0042】
実施の形態2.
実施の形態1では、シングルコードDS−CDMA伝送系におけるガードインターバル挿入処理について説明してきたが、実施の形態2では、マルチコードDS−CDMA伝送系での処理について説明する。なお、図9は、マルチコードDS−CDMA伝送での送信系の処理概要を説明するためのブロック図であり、図10は、マルチコードDS−CDMA伝送での受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【0043】
図9に示すこの実施の形態の受信系では、拡散処理部12へ入力される変調データが複数有り、拡散処理部12では複数の直交拡散符号系列(C1〜CP)によって生成された拡散信号が合成され、スクランブル変調処理部13に出力されるように構成されている。なお、その他の構成については、実施の形態1と同一または同等であり、これらの箇所には同一符号を付して示している。
【0044】
また、図10に示すこの実施の形態の送信系では、逆拡散処理部24では複数の相関器471〜47Pが備えられ、複数の直交拡散符号系列(C1〜CP)と複素共役な直交拡散符号系列(C1 *〜CP *)を用いて拡散信号から複数の変調データが生成され、データ復調処理部25に出力されるように構成されている。なお、その他の構成については、実施の形態1と同一または同等であり、これらの箇所には同一符号を付して示している。
【0045】
図11は、複数のユーザごとに拡散信号のデータレートが異なる場合の例を示す図である。同図に示すように、ユーザ1〜3のそれぞれのユーザから出力される拡散信号のデータシンボル長が、TD1=2TD2=4TD3の関係にあり、データレートで見れば、ユーザ1:ユーザ2:ユーザ3=1:2:4の関係にある。これらのユーザごとに異なるデータレートの拡散信号は、拡散処理部12において合成され、スクランブル変調処理部13によって擬似雑音系列の信号に変換され、ガードインターバル挿入処理部14に入力される。
【0046】
図12は、異なるデータレートの拡散信号が重畳された重畳信号に対するGI挿入処理を説明するための図である。DS1、DS2およびDS3の各信号は、それぞれが直交拡散符号系列で拡散されているので、これらの拡散信号を重畳させたとしても、受信側において、ユーザごとの変調データを再生することができる。したがって、同図に示すような重畳信号であっても、実施の形態1と同様に、この重畳された拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとしてこの拡散信号列の前部に付加すればよい。
【0047】
以上説明したように、この実施の形態の送信装置および通信システムによれば、複数のユーザ間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号に対し、所定のデータレートを基準データレートとし、この基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、生成された拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして拡散信号列の前部に付加するようにしているので、伝送効率を低下させることのない、効果的なガードインターバルの挿入処理を行うことができる。また、異なるデータレートの信号が混在しているような通信システムに適用することができるので、将来の高速マルチメディア通信システムの実現を容易かつ柔軟に行うことができる。
【0048】
なお、この実施の形態では、拡散処理部12に入力される変調データがパラレルに入力される場合の例について示したが、変調データがシリアルなビット列であっても構わない。この場合、送信系では、図13に示すように拡散処理部12の前にシリアル/パラレル変換部31を設け、受信系では、図14に示すように、逆拡散処理部24の後にパラレル/シリアル変換部48を設けるようにすればよい。
【0049】
実施の形態3.
図15は、実施の形態3にかかるデータフレームの構成を示す図である。この実施の形態の送信系および受信系は、図1〜図3に示した実施の形態1と同一あるいは同等の構成を用いることができる。すなわち、同図(a)に示すデータフレームでは、FFT処理に用いられるサンプル数は拡散率SFに等しく、拡散処理された1チップがFFT処理のサンプル1個に対応している。例えば、拡散信号の拡散率を128とし、ガードインターバルとして32チップ用いるとすれば、データフレーム長は160チップであり、このときの伝送効率は、128/(128+32)=0.8である。
【0050】
これに対して、図15(b)および同図(c)は、マルチパス遅延が長い場合であっても伝送効率を低下させずに、あるいは、通信セルのセル半径を変更することのない処理を実現するためのデータフレームの構成を示すものである。例えば、同図(b)では、そのFFTインターバルが、同図(a)のFFTインターバルの2倍の長さの拡散信号列を生成し、生成された拡散信号列において、同図(a)の場合の2倍の長さのガードインターバルを付加するようにしている。このときのデータフレーム長は、(128+32)×2=320チップであり、伝送効率は、(128×2)/320=0.8である。すなわち、データフレーム長は増加するものの、同図(a)の例に示す伝送効率を維持することができ、マルチパス遅延に対する耐性を高めることができる。
【0051】
また、同図(c)では、そのFFTインターバルが、同図(a)のFFTインターバルの3倍の長さの拡散信号列を生成し、生成された拡散信号列において、同図(a)の場合の3倍の長さのガードインターバルを付加するようにしている。このときのデータフレーム長は、(128+32)×3=480チップであり、伝送効率は、(128×3)/480=0.8である。すなわち、データフレーム長はさらに増加するものの、同図(a)の例に示す伝送効率を維持することができ、マルチパスフェージングに対する耐性をさらに高めることができる。
【0052】
なお、図15(b)および(c)に示すようなデータフレームが送信された受信系では、一時的に記憶しておかなければならないメモリなどの容量を増加させる必要があるものの、その他の処理部に対する影響はなく、既存の受信系の処理部に変更を加えることなくそのまま使用することができるというメリットがある。
【0053】
なお、図15(b)および(c)に示す例では、同図(a)に示す基準となるガードインターバル長(基準ガードインターバル長)の整数倍の長さのガードインターバルを付加する例について示したが、整数倍の長さに限られるものではなく、種々の設計条件を考慮して、この整数倍の近傍の値を選ぶこともできる。
【0054】
以上説明したように、この実施の形態の送信装置および通信システムによれば、ガードインターバルの長さを基準ガードインターバル長とするとき、送信装置に備えられたガードインターバル挿入処理部は、拡散信号をm個(mは2以上の整数倍)直列に並べた拡散信号列を生成し、この拡散信号列に対して基準ガードインターバル長の略m倍の長さをガードインターバル長として拡散信号列の前部に付加するようにしているので、伝送効率を低下させることがなく、マルチパス遅延に対する耐性を高めることができる。
【0055】
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、DS−CDMA伝送系におけるガードインターバル挿入処理について説明してきたが、同様な処理が、OFDM伝送系においても実現することができる。そこで、この実施の形態では、OFDM伝送系でのガードインターバル処理について説明する。なお、図16は、OFDM伝送における送信系の処理概要を説明するためのブロック図であり、図17は、OFDM伝送における受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【0056】
図16に示すOFDM送信系では、変調データがシリアル/パラレル変換部61によってパラレル信号に変換されOFDM変調部62に入力される。OFDM変調部62では、IFFT処理によって、直交変調されたOFDM信号が生成される。このOFDM信号は、パラレル/シリアル変換部63にてシリアル変換された後、ガードインターバル挿入処理部64でガードインターバルが付加された後、送信アンテナ65から送信される。
【0057】
一方、図17に示すOFDM受信系では、受信アンテナ71を通じて受信したガードインターバル付加信号は、ガードインターバル除去処理部72にてガードインターバルが除去される。ガードインターバルが除去された信号は、シリアル/パラレル変換部73にてパラレル信号に変換されOFDM復調部74に入力される。OFDM復調部74では、直交周波数を用いたFFT処理が施され、パラレル/シリアル変換部75によってシリアル信号に変換することで元の変調データを復元することができる。
【0058】
図18は、OFDM信号のデータ構造を概念的に示す図である。同図(a)に示す、(D11、D12・・・D1m)、(D21、D22・・・D2m)のそれぞれのデータ列は、OFDM変調が施される単位となるデータブロックである。同図(b)に示す(F11(f1)、F12(f2)・・・F1m(fm))は、変調データ(D11、D12・・・D1m)がそれぞれ、時間軸方向に伸張され、かつ、周波数(f1、f2・・・fm)のサブキャリアを変調した信号を表している。同図(c)に示す(F11〜F1m)、(F21〜F2m)のデータ列は、同図(b)に示す信号が加算された信号(OFDM信号)を表している。
【0059】
図19(a)は、一般的なガードインターバル挿入処理によって生成されたOFDM信号のデータフレームを示す図であり、同図(b)は、実施の形態4にかかるガードインターバル挿入処理によって生成されたOFDM信号のデータフレームを示す図である。同図(a)と同図(b)とでは、伝送効率は同一であるが、マルチパス遅延に対する耐性はガードインターバルの長さが2倍になっている分、同図(b)の伝送方法の方が優れていることが明らかである。
【0060】
ところで、OFDM通信は、無線LAN(IEEE802.11)として、すでに実用化されている。しかしながら、OFDM通信は、ガードインターバルを超えるマルチパス遅延が存在するとシステムがうまく動作しないといった問題点がある。従来技術では、OFDM通信システムの高速化を実現しようとするとき、伝送効率を低下させずに高速化するためには、ガードインターバルの長さを短縮くしなければならなかった。そのため、どうしても伝送距離を犠牲にしなければならなかった。ところが、この実施の形態のガードインターバル挿入処理によれば、伝送効率を低下させることなく、かつ、伝送距離も従来のままで伝送速度の高速化を実現することができる。
【0061】
なお、図19(a)および(b)に示す例では、同図(a)に示す基準となるガードインターバル長(基準ガードインターバル長)の整数倍の長さのガードインターバルを付加する例について示したが、整数倍の長さに限られるものではなく、種々の設計条件を考慮して、この整数倍の近傍の値を選ぶこともできる。
【0062】
以上説明したように、この実施の形態の送信装置および通信システムによれば、ガードインターバルの長さを基準ガードインターバル長とするとき、送信装置に備えられたガードインターバル挿入処理部は、OFDM信号をr個(rは2以上の整数)直列に並べたOFDM信号列に対して基準ガードインターバル長の略r倍の長さをガードインターバル長としてOFDM信号列の後部の一部をガードインターバルとしてOFDM信号列の前部に付加するようにしているので、伝送効率を低下させることなく、かつ、伝送距離も従来のままで伝送速度の高速化を実現することができる。
【0063】
実施の形態5.
実施の形態1〜3では、DS−CDMA伝送系におけるガードインターバル挿入処理について説明してきたが、同様な処理が、MC−CDMA伝送系においても実現することができる。そこで、この実施の形態では、MC−CDMA伝送系でのガードインターバル処理について説明する。なお、図20は、MC−CDMA伝送における送信系の処理概要を説明するためのブロック図であり、図21は、MC−CDMA伝送における受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【0064】
図20に示すMC−CDMA送信系では、変調データがシリアル/パラレル変換部81によってパラレル信号に変換され、変換されたパラレル信号(d1〜dK)が複製部821〜82Kにそれぞれ入力される。複製部821〜82Kでは、変調データがそれぞれSF個(SF:拡散率)複製され、拡散処理部831〜83Kに入力される。拡散処理部831〜83Kでは、それぞれの変調データがW−H系列符号などの直交拡散符号系列(Ci(1)〜Ci(SF)、i=1〜K)が乗算された拡散信号が生成され、IFFT処理部84に入力される。IFFT処理部84では、n個のサブキャリアによってIFFT処理された信号が出力され、パラレル/シリアル変換部85にてシリアル信号に変換された後、ガードインターバル挿入処理部86でガードインターバルが付加された後、送信アンテナ87から送信される。
【0065】
一方、図21に示すMC−CDMA受信系では、受信アンテナ91を通じて受信したガードインターバル付加信号は、ガードインターバル除去処理部92にてガードインターバルが除去される。ガードインターバルが除去された信号は、シリアル/パラレル変換部93にてパラレル信号に変換されFFT処理部94に入力される。FFT処理部94では、マルチキャリア信号にFFT処理が施され、逆拡散処理部951〜95Kでは、それぞれSF個のサブキャリア送信系で用いられた直交拡散符号系列(Ci(1)〜Ci(SF)、i=1〜K)と複素共役な直交拡散符号系列(Ci *(1)〜Ci *(SF)、i=1〜K)を累積して加算する逆拡散処理が行われ、パラレル/シリアル変換部96を介して元の変調データ(di)が出力される。
【0066】
このように、MC−CDMA伝送系では、送信系においてサブキャリアを用いたマルチキャリア信号が伝送され、受信系においてFFT処理が行われる。したがって、実施の形態1〜3で説明したDS−CDMA伝送系と同様なガードインターバル挿入処理をMC−CDMA伝送系の送信装置および通信システムに適用することができ、DS−CDMA伝送系と同様な効果を得ることができる。
【0067】
なお、図20において、拡散処理部831〜83Kが、それぞれの変調データにW−H系列符号などの直交拡散符号系列を乗算して拡散信号を生成する例について示したが、ここで生成される拡散信号は、直交拡散符号に限られるものでなく、任意の拡散符号によって拡散された拡散信号であってもよい。
【0068】
以上説明したように、この実施の形態の送信装置および通信システムによれば、ガードインターバル挿入処理部は、所定のデータレートを基準データレートとし、基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートのMC−CDMA信号をn個直列に並べたMC−CDMA信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとしてこのMC−CDMA信号列の前部に付加するようにしているので、伝送効率を低下させることのない、効果的なガードインターバルの挿入処理を行うことができる。また、異なるデータレートの信号が混在しているような通信システムに適用することができるので、将来の高速マルチメディア通信システムの実現を容易かつ柔軟に行うことができる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したとおり、この発明によれば、ガードインターバル挿入処理部は、基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの信号をn個直列に並べた信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして拡散信号列の前部に付加するようにしているので、伝送効率を低下させることのない、効果的なガードインターバルの挿入処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】周波数等化処理を行うDS−CDMA伝送系(基地局/移動局)の送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】シングルコードDS−CDMA伝送での送信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図3】シングルコードDS−CDMA伝送での受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図4】従来技術を用いてガードインターバル(GI)を付加したDS−CDMA信号のデータフレームの構成図である。
【図5】ガードインターバル(GI)が挿入されたシングルコードDS−CDMA伝送信号のデータフレームの構成を示す図である。
【図6】拡散信号の拡散率が図5の場合の1/2のときのデータフレームの構成を示す図である。
【図7】拡散信号の拡散率が図5の場合の1/4のときのデータフレームの構成を示す図である。
【図8】OFDM信号などに適用されているガードインターバル挿入処理によって生成されたDS−CDMA信号のデータフレームの構成を示す図である。
【図9】マルチコードDS−CDMA伝送での送信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図10】マルチコードDS−CDMA伝送での受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図11】複数のユーザごとに拡散信号のデータレートが異なる場合の例を示す図である。
【図12】異なるデータレートの拡散信号が重畳された重畳信号に対するGI挿入処理を説明するための図である。
【図13】マルチコードDS−CDMA伝送でのシリアル入力に対する送信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図14】マルチコードDS−CDMA伝送でのシリアル入力に対する受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図15】(a)は、一般的なガードインターバル挿入処理によって生成されたデータフレームの構成を示す図である。
(b)は、伝送効率を固定し、ガードインターバル長を2倍にしたガードインターバル挿入処理よって生成されたデータフレームの構成を示す図である。
(c)は、伝送効率を固定し、ガードインターバル長を3倍にしたガードインターバル挿入処理よって生成されたデータフレームの構成を示す図である。
【図16】OFDM伝送における送信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図17】OFDM伝送における受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図18】OFDM信号のデータ構造を概念的に示す図である。
【図19】(a)は、一般的なガードインターバル挿入処理によって生成されたOFDM信号のデータフレームを示す図である。
(b)は、実施の形態4にかかるガードインターバル挿入処理によって生成されたOFDM信号のデータフレームを示す図である。
【図20】MC−CDMA伝送における送信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図21】MC−CDMA伝送における受信系の処理概要を説明するためのブロック図である。
【図22】基地局と移動局との間の通信を説明するための図である。
【符号の説明】
1 基地局
2 移動局
9 送受信アンテナ
11 データ変調処理部
12 拡散処理部
13 スクランブル変調処理部
14 ガードインターバル挿入処理部
21 ガードインターバル除去処理部
22 周波数等化処理部
23 スクランブル解除処理部
24 逆拡散処理部
25 データ復調処理部
31,41,61,73,81、93 シリアル/パラレル変換部
42,94 FFT処理部
43 重み付け処理部
44,84 IFFT処理部
45,48,63,75,85,96 パラレル/シリアル変換部
47,471〜47P 相関器
62 OFDM変調部
64 ガードインターバル挿入処理部
65 送信アンテナ
71 受信アンテナ
72 ガードインターバル除去処理部
74 OFDM復調部
821〜82K 複製部
831〜95K 拡散処理部
86 ガードインターバル挿入処理部
87 送信アンテナ
91 受信アンテナ
92 ガードインターバル除去処理部
951〜95K 逆拡散処理部

Claims (24)

  1. 変調データが拡散符号によって拡散変調された所定のデータレートの拡散信号に対し、該拡散信号の後部の所定の一部をガードインターバルとして自己の前部に付加したデータフレームを生成するガードインターバル挿入処理部が備えられ、該データフレームを用いて所定の伝送方式による通信を行う送信装置において、
    前記ガードインターバル挿入処理部は、前記所定のデータレートを基準データレートとし、該基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、該生成された拡散信号列の後部チップの所定の一部をガードインターバルとして該拡散信号列の前部に付加することを特徴とする送信装置。
  2. 前記拡散信号が、複数のユーザ間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記拡散信号が、複数のアプリケーション間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記所定の伝送方式がDS−CDMA伝送方式であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の送信装置。
  5. 請求項1または2に記載の送信装置を備えたことを特徴とする基地局装置。
  6. 請求項1または3に記載の送信装置を備えたことを特徴とする移動局装置。
  7. 前記所定の伝送方式がDS−CDMA伝送方式であることを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。
  8. 前記所定の伝送方式がDS−CDMA伝送方式であることを特徴とする請求項6に記載の移動局装置。
  9. 変調データが拡散符号によって拡散変調された所定のデータレートの拡散信号に対し、該拡散信号の後部の所定の一部をガードインターバルとして自己の前部に付加したデータフレームを生成するガードインターバル挿入処理部が備えられ、該生成されたデータフレームを用いてDS−CDMA信号の送信を行う送信装置と、
    前記送信装置から送信されたDS−CDMA信号を受信し、該受信されたDS−CDMA通信信号から前記ガードインターバルを除去した拡散信号を生成し、該生成された拡散信号に対して前記所定のデータレートの逆数をFFTインターバル長としたFFT処理によって周波数等化処理を行う受信装置と、
    を備えた通信システムにおいて、
    前記ガードインターバル挿入処理部は、前記所定のデータレートを基準データレートとし、該基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートの拡散信号をn個直列に並べた拡散信号列を生成し、該生成された拡散信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして該拡散信号列の前部に付加することを特徴とする通信システム。
  10. 前記拡散信号が、複数のユーザ間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号であることを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  11. 前記拡散信号が、複数のアプリケーション間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号であることを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  12. 請求項5に記載の基地局装置と、
    請求項9に記載の受信装置を有する移動局装置と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  13. 前記拡散信号が、複数のユーザ間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号であることを特徴とする請求項12に記載の通信システム。
  14. 請求項6に記載の移動局装置と、
    請求項9に記載の受信装置を有する基地局装置と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  15. 前記拡散信号が、複数のアプリケーション間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号であることを特徴とする請求項14に記載の通信システム。
  16. 前記ガードインターバルの長さを基準ガードインターバル長とするとき、
    前記ガードインターバル挿入処理部は、前記拡散信号をm個(mは2以上の整数倍)直列に並べた拡散信号列を生成し、該生成された拡散信号列に対して前記基準ガードインターバル長のm倍の長さをガードインターバル長とすることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  17. 前記ガードインターバルの長さを基準ガードインターバル長とするとき、
    前記ガードインターバル挿入処理部は、前記拡散信号をm個(mは2以上の整数倍)直列に並べた拡散信号列を生成し、該生成された拡散信号列に対して前記基準ガードインターバル長のm倍の長さをガードインターバル長とすることを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
  18. 請求項16に記載の送信装置を備えたことを特徴とする基地局装置。
  19. 請求項16に記載の送信装置を備えたことを特徴とする移動局装置。
  20. 変調データを拡散符号によって拡散変調して得られた拡散信号を直並列変換し、複数のサブキャリアを変調することによって生成した所定のデータレートのマルチキャリア信号に対し、該マルチキャリア信号の後部の所定の一部をガードインターバルとして自己の前部に付加したデータフレームを生成するガードインターバル挿入処理部が備えられ、該生成されたデータフレームを用いてMC−CDMA伝送方式による通信を行う送信装置において、
    前記ガードインターバル挿入処理部は、前記所定のデータレートを基準データレートとし、該基準データレートに対してn倍(nは2以上の整数)のデータレートのマルチキャリア信号をn個直列に並べたマルチキャリア信号列を生成し、該生成されたマルチキャリア信号列の後部の所定の一部をガードインターバルとして該マルチキャリア信号列の前部に付加することを特徴とする送信装置。
  21. 前記拡散信号が、複数のユーザ間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号であることを特徴とする請求項20に記載の送信装置。
  22. 前記拡散信号が、複数のアプリケーション間で同一または異なる整数倍のデータレートの拡散信号が重畳された拡散信号であることを特徴とする請求項20に記載の送信装置。
  23. 請求項20または21に記載の送信装置を備えたことを特徴とする基地局装置。
  24. 請求項20または22に記載の送信装置を備えたことを特徴とする移動局装置。
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