JP3518481B2 - 同期はずれ検出装置 - Google Patents

同期はずれ検出装置

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JP3518481B2 JP2000116263A JP2000116263A JP3518481B2 JP 3518481 B2 JP3518481 B2 JP 3518481B2 JP 2000116263 A JP2000116263 A JP 2000116263A JP 2000116263 A JP2000116263 A JP 2000116263A JP 3518481 B2 JP3518481 B2 JP 3518481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期はずれ検出装
置に関し、特に、マルチフレームごとに同期ビットを配
置したディジタル情報列についての同期はずれを検出す
る同期はずれ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】時分割多重方式により送受信されるデジ
タル情報列(通信データ)の構成において、ある周期で
繰り返されるフレームの集合であり、かつこの集合の先
頭がマルチフレーム同期ビットで規定されるものをマル
チフレームという。このマルチフレームを構成する各フ
レームは、マルチフレーム同期ビットを基準とする構成
位置により伝送情報の種別が識別される。
【0003】また、マルチフレーム同期ビットは、従来
からマルチフレームごとに反転・非反転を繰り返す符号
を有して通信データに付加される。このマルチフレーム
同期ビットによる同期はずれ検出の方法としては、連続
する二つのマルチフレーム同期ビットの符号及びビット
値を比較し、符号がお互いに反転関係にあるか否か、そ
してビット値が同一であるか否かを調べることにより、
同期はずれの判定を行うものがある。
【0004】このようなマルチフレームの同期はずれ検
出であって、かつ外部から伝送されてくる通信データを
もとに内部回路の同期確立を行う方式は、様々な装置で
用いられており、その信頼性の向上が要求されている。
また、同期はずれが生じた場合の検出についても、その
確実性が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら行われているマルチフレームの同期はずれ検出におい
ては、連続する二つのマルチフレーム同期ビットを比較
した結果、反転関係にないときを同期はずれと判断して
いたため、例えば、一回の同期はずれにともなって位相
のずれが生じたことで、タイミング順序が反転・非反転
から非反転・反転となったマルチフレーム同期ビットに
ついては、その位相のずれが生じた後のマルチフレーム
同期ビットを同期はずれとは判断せず看過されることが
あった。
【0006】また、前方保護処理を行う場合には、その
処理を行う前提として、連続して複数回の同期はずれが
検出される必要があるが、一回の同期はずれにともなっ
て位相のずれが生じタイミング順序が逆転した上記のよ
うな通信データの場合には、仮に、その一回の同期はず
れが検出されたとしても、その後のタイミング順序の逆
転による同期はずれが検出されないことから、連続した
同期はずれが得られず、よって、前方保護処理が行われ
ないことがあった。
【0007】このように、同期はずれの原因及びデータ
崩れの形態によっては、同期はずれとして検出されない
場合や前方保護処理が行われない場合が存在していた。
さらに、この存在が、同期はずれの検出の確実性を引き
下げるとともに、検出装置の信頼性を低下させる要因と
なっていた。
【0008】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、同期確立時の正常な同期信号から生成し
た期待値との照合を行い、より正確な同期はずれ検出を
可能とする同期はずれ検出装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の同期はずれ検出装置は、複
数のフレームを有したマルチフレームにより区分され、
かつ、マルチフレームごとに反転・非反転を繰り返すマ
ルチフレーム同期ビットを付加した通信データについて
同期はずれの検出を行う同期はずれ検出装置であって、
同期確立時の位相及びビット値により期待値同期ビット
を生成し、かつ出力する期待値生成部と、通信データに
付加されたマルチフレーム同期ビットの反転周期に合わ
せ、期待値生成部から期待値同期ビットを受信し反転処
理し期待値生成部へ返送する処理を行う反転処理部と、
通信データを受信し、かつ記憶するデータ保持部と、こ
のデータ保持部に記憶された通信データを取り出すとと
もに、期待値生成部から出力された期待値同期ビットを
入力し、取り出した通信データの有するマルチフレーム
同期ビットと、入力した期待値同期ビットとを照合し、
照合の結果、これら同期ビットの位相及び/又はビット
値が一致しなかったときに、通信データの同期はずれが
検出されたものと判断して、同期エラー信号を出力する
照合部とを有し、データ保持部が、通信データの有する
フレームを記憶するフレーム記憶回路を複数有し、照合
部が、第一の照合回路と第二の照合回路とを有し、デー
タ保持部における複数のフレーム記憶回路のうちの一つ
が、通信データに付加されたマルチフレーム同期ビット
の有するフレームを新フレームとして記憶するととも
に、複数のフレーム記憶回路のうちの他の一つが、新フ
レームを有するマルチフレームを受信する前に受信した
マルチフレームの有するフレームであってマルチフレー
ム同期ビットが付加されたものを旧フレームとして記憶
したときに、照合部における第一の照合回路が、複数の
フレーム記憶回路の一つから新フレームを取り出すとと
もに、期待値生成部及び反転処理部のそれぞれから出力
される期待値同期ビットのうち、新フレームの有するマ
ルチフレーム同期ビットと同じ反転状態のものを入力し
て、新フレームの有するマルチフレーム同期ビットと、
入力した期待値同期ビットとの照合を行い、第二の照合
回路が、複数のフレーム記憶回路の他の一つから旧フレ
ームを取り出すとともに、期待値生成部及び反転処理部
のそれぞれから出力される期待値同期ビットのうち、旧
フレームの有するマルチフレーム同期ビットと同じ反転
状態のものを入力して、旧フレームの有するマルチフレ
ーム同期ビットと、入力した期待値同期ビットとの照合
を行う構成としてある。
【0010】同期はずれ検出装置をこのような構成とす
ると、従来、同期はずれにともなう位相のずれにより、
マルチフレーム同期ビットの反転状態のタイミングが逆
転した場合に検出できなかった同期はずれを、正常に受
信された場合の通信データに付加されたマルチフレーム
同期ビットの位相及びビット値により生成された期待値
同期ビットと照合することにより確実に検出することが
できる。このため、同期はずれの検出の信頼性及び正確
性を向上させることができる。
【0011】
【0012】しかも、同期はずれ検出装置をこのような
構成とすると、連続したマルチフレームのそれぞれに付
加されたマルチフレーム同期ビットについて同期はずれ
の検出を行うことができる。また、マルチフレーム同期
ビットの反転状態について反転・非反転のタイミングが
逆転した通信データであっても、その状態を同期はずれ
として検出することが可能となる。
【0013】また、請求項記載の同期はずれ検出装置
は、フレーム記憶回路が、D−Flipflopを含む
回路からなる構成としてある。フレーム記憶回路をこの
ような構成とすると、通信データの有するフレームごと
の記憶が可能となる。したがって、マルチフレーム同期
ビットを付加したフレームが記憶されるとともに照合回
路へ送信されるため、迅速に同期はずれの検出を行わせ
ることができる。また、簡易な回路構成のD−Flip
flop回路を用いることにより、小型化を図ることが
できる。
【0014】また、請求項記載の同期はずれ検出装置
は、照合部が、同期エラー信号を第一の照合回路及び第
二の照合回路のそれぞれから入力したときに、連続エラ
ー信号を出力する同期エラー信号出力回路を設けた構成
としてある。照合部をこのような構成とすると、前方保
護装置へ送信される同期エラー信号に、同期はずれが連
続して生じていることを内容として付することができ
る。したがって、前方保護装置に対して単発の同期はず
れにともなう同期エラー信号を送信することがないた
め、前方保護装置において必要とする同期エラー信号を
効率的に送信することができる。
【0015】また、請求項記載の同期はずれ検出装置
は、期待値生成部が、予め記憶された位相及びビット値
にしたがって、生成した期待値同期ビットを反転処理部
へ送信する構成としてある。期待値生成部をこのような
構成とすると、通信データに付加されるマルチフレーム
同期ビットの位相等が既知である場合に、予めその位相
等を記憶するとともに、その位相等にもとづいて、期待
値同期ビットを生成することができる。
【0016】また、請求項記載の同期はずれ検出装置
は、通信データを受信し、この通信データに付加された
マルチフレーム同期ビットの位置検索を行い、検索の結
果として得られた同期確立時の位相及びビット値により
同期確立信号を出力する同期引き込み部を設け、期待値
生成部が、同期引き込み部から出力された同期確立信号
を受信し、この同期確立信号の示す位相及びビット値に
もとづいて期待値同期ビットを生成する構成としてあ
る。
【0017】同期はずれ検出装置をこのような構成とす
ると、期待値生成手段おいて、同期確立された出力信号
にもとづいて期待値同期ビットを生成することができる
ため、同期はずれ検出の信頼性の向上を図ることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の同期はずれ検出装置の
第一の実施形態について、図1を参照して説明する。同
図は、本実施形態の同期はずれ検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0019】同図に示すように、同期はずれ検出装置1
0は、期待値生成手段11と、エラー判定手段12とを
設けている。ここで、期待値生成手段11は、期待値生
成部11−1と、反転処理部11−2とを有している。
【0020】期待値生成部11−1は、正常な同期のと
れた通信データが受信できた場合に得られるべき同期ビ
ットを期待値同期ビットとして生成する。この期待値同
期ビットの生成にあたり、期待値生成部11−1には、
期待値同期ビットの規格等が予め入力されている。
【0021】また、期待値生成部11−1は、通信デー
タに付加されるマルチフレーム同期ビットの位相及びビ
ット値が既知の場合は、図示しない記憶部にそれらを予
め記憶することができる。期待値生成部11−1をこの
ような構成とすれば、記憶した位相等により期待値同期
ビットを生成することができる。ビット値とは、フレー
ム内のビットの値及びこの値の符号をいう。
【0022】また、期待値生成部11−1は、期待値信
号を生成するために、同期確立時の位相、ビット値等を
内容とする信号(同期確立信号)を受信することができ
る。この同期確立信号を受信する場合は、同期はずれ検
出装置10の外部に設けられた同期引き込み装置20か
ら出力されたものを用いる。
【0023】同期引き込み装置20は、同期がとれてい
ない状況下で通信データの同期パタンの位置検索を行う
とともに、同期確立できた時点からマルチフレーム同期
ビットと同位相で同期確立信号を出力する。
【0024】また、同期引き込み装置20は、同期引き
込み部として同期はずれ検出装置10内に設けることが
できる。同期はずれ検出装置10に同期引き込み部を設
ける構成とすれば、期待値生成手段11おいて同期確立
された出力信号にもとづいて期待値同期ビットを生成す
ることができるため、同期はずれ検出の信頼性の向上を
図ることができる。
【0025】反転処理部11−2は、期待値同期ビット
の符号の反転処理を行う。反転処理は、マルチフレーム
ごと(一つのマルチフレームを構成するn個のフレーム
ごと)に行われる。
【0026】エラー判定手段12は、データ保持部12
−1と、照合部12−2とを有する。データ保持部12
−1は、通信データをマルチフレームごと又はフレーム
ごとに記憶し、一定時間保持した後、出力する。
【0027】照合部12−2は、通信データのマルチフ
レームに付加されたマルチフレーム同期ビットと、期待
値同期ビットとを照合することにより同期はずれ検出を
行う。照合部12−2における照合は、反転状態および
ビット値の正誤を対象とする。
【0028】また、同期はずれ検出において、照合部1
2−2は、マルチフレーム同期ビットがマルチフレーム
ごとに反転・非反転を繰り返すことから、この反転周期
に合わせて、照合する期待値同期ビットを期待値生成部
11−1又は反転処理部11−2から受信する。
【0029】照合部12−2において、通信データの同
期はずれが検出されたときは、同期エラー信号が出力さ
れる。この同期エラー信号は、前方保護装置40へ送信
することができる。
【0030】前方保護装置40は、伝送路の雑音等を原
因として一時的に生じた同期はずれを、復旧処理を要す
るものと判断しないために、連続した複数回の同期エラ
ー信号を受信したときに同期はずれと判断する機能を有
する。そして、同期エラー信号を連続して複数回受信し
た前方保護装置40は、同期はずれ信号を出力する。
【0031】次に、本実施形態の同期はずれ検出装置の
動作について、図1を参照して説明する。入力されたデ
ジタル情報列である通信データが、同期引き込み装置2
0及びエラー判定手段12のそれぞれへ送信される。
【0032】同期引き込み装置20において、受信され
た通信データにもとづき同期確立できた時点から、通信
データのマルチフレーム同期ビットと同じ位相及びビッ
ト値で同期確立信号が出力される。出力された同期確立
信号が、期待値生成部11−1へ送信される。
【0033】期待値生成部11−1において、受信され
た同期確立信号により位相及びビット値が設定され、か
つ設定された位相及びビット値を有した期待値同期ビッ
トが生成される。生成された期待値同期ビットが、予め
入力された規格等又は同期引き込み装置20から送信さ
れてきた通信データの反転周期にしたがい反転処理部1
2へ送信され、反転処理されて、期待値生成部11へ返
送される。
【0034】一方、エラー判定手段30へ送信された通
信データは、データ保持部12−1において、マルチフ
レームごと又はフレームごとに記憶保持されて照合部1
2−2へ送信される。通信データの受信にともない、照
合部12−2において、期待値生成部11−1から期待
値同期ビットが取り込まれる。
【0035】なお、照合部12−2において、通信デー
タの受信にともない、期待値生成部11−1又は反転処
理部11−2のいずれかから出力された期待値同期ビッ
トのうち、通信データのマルチフレームに付加されたマ
ルチフレーム同期ビットと同じ位相及びビット値を有す
るものが選定されて取り込むようにすることもできる。
取り込まれた期待値同期ビットと、受信された通信デー
タのマルチフレームに付加されたマルチフレーム同期ビ
ットとが照合部12−2において照合され、同期が確認
される。
【0036】照合の結果、同期がとれていることが確認
されたときは、正常同期信号が出力される。一方、同期
がとれていないときは、同期エラー信号が出力され、か
つ前方保護装置30へ送信される。前方保護装置30に
おいて、同期エラー信号が連続して一定回数以上受信さ
れたときは、同期はずれ信号が出力される。
【0037】通信データのマルチフレーム同期ビットと
期待値同期ビットとを照合する、このような同期はずれ
検出装置を用いることとすれば、従来、同期はずれにと
もなう位相のずれにより、反転状態が逆転したマルチフ
レーム同期ビットに対しても、同期はずれとして検出す
ることができる。すなわち、同期確立された期待値同期
ビットを用いることにより、位相のずれを原因とするた
めに、エラー発生後も、マルチフレーム同期ビットの反
転状態が反転・非反転を繰り返す通信データについても
同期はずれとして検出することができる。
【0038】[第二実施形態]次に、本発明の同期はず
れ検出装置の第二の実施形態について、図2を参照して
説明する。同図は、本実施形態の同期はずれ検出装置の
内部構成を示すブロック図である。
【0039】本実施形態は、第一実施形態と比較して、
データ保持部および照合部の内部構成が相違する。すな
わち、第一実施形態では、データ保持部がマルチフレー
ム又はフレームを記憶する機能を有し、また照合部がマ
ルチフレームごとに同期はずれの検出のための照合を行
う機能を有することとしているのに対し、本実施形態で
は、データ保持部がフレーム単位で記憶する複数の記憶
部を有し、また照合部が複数のマルチフレームについて
同期はずれの検出を行う機能を有する点で異なる。他の
構成要素は第一実施形態と同様である。したがって、図
2において、図1と同様の構成部分については同一の情
報を付して、その詳細な説明を省略する。
【0040】図2に示すように、同期はずれ検出装置1
0は、期待値生成部11−1及び反転処理部11−2を
有する期待値生成手段11と、データ保持部12−1及
び照合部12−2を有するエラー判定手段12とを設け
ている。ここで、データ保持部12−1は、複数のフレ
ーム記憶回路12−1−a〜12−1−mを有する。
【0041】フレーム記憶回路12−1−a〜12−1
−mのそれぞれは、通信データのマルチフレームを構成
するフレームの一つを記憶する。そして、これらフレー
ム記憶回路12−1−a〜12−1−nは、図2に示す
ように直列に接続される。
【0042】フレーム記憶回路12−1−a〜12−1
−mをこのような接続とすることにより、新たに送信さ
れてきたフレームの受信にともない、各回路において記
憶されているフレームを、隣接するフレーム記憶回路1
2−1−a〜12−1−mへ移動させることができる。
【0043】すなわち、新たなフレームを受信したとき
に、フレーム記憶回路12−1−a〜12−1−(m−
1)のそれぞれが、それまで記憶していたフレームを隣
接するフレーム記憶回路12−1−b〜12−1−mへ
送出して記憶させ、かつ通信データを受信する端子の最
も近くに接続されたフレーム記憶回路12−1−aが新
たなフレームを受信して記憶することができる。
【0044】また、フレーム記憶回路12−1−a〜1
2−1−mは、一つのマルチフレームを構成するフレー
ムの数に一を加えた数だけ設けられる。このため、マル
チフレーム同期ビットを付加した新たなフレーム(新フ
レーム)が受信された場合、この新フレームがフレーム
記憶回路12−1−aに記憶されるとともに、フレーム
記憶回路12−1−mが、新フレームを含むマルチフレ
ームの一つ前に受信されたマルチフレーム(旧マルチフ
レーム)に含まれるフレームであり、かつ旧マルチフレ
ームのマルチフレーム同期ビットが付加されたもの(旧
フレーム)を記憶することになる。
【0045】また、フレーム記憶回路12−1−a〜1
2−1−mのそれぞれは、D−Flipflopを用い
た回路とすることができる。このD−Flipflop
回路を用いることにより、通信データをフレーム毎に記
憶することが可能となるとともに、簡単な回路構成であ
るため、装置の小型軽量化を図ることができる。
【0046】照合部12−2は、二つの照合回路12−
2−1a及び12−2−1bを有する。照合回路12−
2−1a(第一の照合回路)は、新フレームに付加され
たマルチフレーム同期ビットと、期待値同期ビットとを
照合して同期はずれ検出を行う。
【0047】照合回路12−2−1b(第二の照合回
路)は、旧フレームに付加されたマルチフレーム同期ビ
ットと、期待値同期ビットとを照合して同期はずれ検出
を行う。なお、照合回路12−2−1b及び照合回路1
2−2−1bで行われる同期はずれ検出のそれぞれにお
いて用いられる期待値同期ビットは、互いに反転した位
相及びビット値を有する。
【0048】また、照合部12−2は、図3に示すよう
に、同期エラー信号出力回路12−2−2を設けること
ができる。同期エラー信号出力回路12−2−2は、照
合回路12−2−1a及び12−2−1bのそれぞれの
出力側に接続されている。そして、同期エラー信号出力
回路12−2−2は、同期エラー信号を照合回路12−
2−1a及び12−2−1bのそれぞれから入力したと
きに、連続エラー信号を出力する。
【0049】このような同期エラー信号出力回路12−
2−2を設けることとすれば、前方保護装置に対して、
同期はずれが連続して生じたことを内容とする同期エラ
ー信号を送信することができる。したがって、前方保護
装置に対して単発の同期はずれにともなう同期エラー信
号を送信することがないため、効率的に同期エラー信号
を送信することができるとともに、前方保護装置におけ
る誤動作を抑えることができる。
【0050】次に、本実施形態の同期はずれ検出装置の
動作について、図2を参照して説明する。通信データが
受信されると、同期引き込み装置20及びエラー判定手
段12のそれぞれへ送信される。同期引き込み装置20
において、通信データが受信されると同期確立信号が期
待値生成部11−1へ送信される。
【0051】期待値生成部11−1において、受信され
た同期確立信号にもとづき設定された位相及びビット値
にしたがって同期ビットが生成される。生成された同期
ビットが、反転周期にしたがって反転処理部11−2へ
送信され、反転処理され、再び期待値生成部11−1へ
送られる。
【0052】一方、エラー判定手段12へ送信されてき
た通信データは、フレームごとに順次フレーム記憶回路
12−1−a〜12−1−mに記憶される。照合回路1
2−2−1aにおいて、フレーム記憶回路12−1−a
に記憶されたフレーム(新フレーム)からマルチフレー
ム同期ビットが検出されると、その新フレームが取り出
される。
【0053】マルチフレーム同期ビットが検出されたこ
とにともない、照合回路12−2−1aにおいて、期待
値生成部11−1から出力された期待値同期ビットが受
信される。そして、照合回路12−2−1aにおいて、
受信された期待値同期ビットと、取り出した新フレーム
に付加されたマルチフレーム同期ビットとが照合され
る。
【0054】照合の結果、期待値同期ビットとマルチフ
レーム同期ビットとが一致しているとされたときは、同
期はずれが検出されなかったものとして、正常同期信号
が出力される。一方、一致していないとされたときは、
同期はずれが検出されたものとして、同期エラー信号が
出力され、かつ前方保護装置40へ送信される。
【0055】また、フレーム記憶回路12−1−aにお
いてマルチフレーム同期ビットを付加したフレーム(新
フレーム)が記憶されたことにともない、フレーム記憶
回路12−1−mにおいて、旧フレームが記憶される。
【0056】照合回路12−2−1bにおいて、フレー
ム記憶回路12−1−mに記憶されたフレーム(旧フレ
ーム)からマルチフレーム同期ビットが検出されると、
その旧フレームが取り出される。
【0057】マルチフレーム同期ビットが検出されたこ
とにともない、照合回路12−2−1bにおいて、検出
されたマルチフレーム同期ビットの位相及びビット値と
同じものを有する、期待値生成部11−1から出力され
反転処理部11−2において反転処理された期待値同期
ビットが受信される。そして、照合回路12−2−1b
において、取り込まれた期待値同期ビットと、取り出し
た旧フレームに付加されたマルチフレーム同期ビットと
が照合される。
【0058】以下照合回路12−2−1bにおいては、
照合回路12−2−1aと同様に、照合の結果、期待値
同期ビットとマルチフレーム同期ビットとが一致したと
きは、正常同期信号が出力され、一方、一致しなかった
ときは、同期エラー信号が出力され、かつ前方保護装置
30へ送信される。
【0059】前方保護装置30において、受信された同
期エラー信号が、一定回数以上、連続して照合回路12
−2−1a及び照合回路12−2−1bから送信されて
きたときは、通信データが同期はずれであると判断され
て前方保護処理が行われる。
【0060】同期はずれ検出装置をこのような構成とす
ることにより、連続したマルチフレーム同期ビットにつ
いて同期はずれ検出を行うことができる。このため、照
合回路12−2−1a及び12−2−1bの双方におい
て同期はずれが検出されたときは、これら照合回路12
−2−1a及び12−2−1bからほぼ同時に前方保護
装置に対して、同期エラー信号が送信されるため、迅速
かつ適切に前方保護を行わせることができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、通信デ
ータのマルチフレーム同期ビットと、同期確立時の正常
な位相及びビット値により生成された期待値同期ビット
とを照合させることにより、同期エラーの原因にかかわ
らず、確実に同期はずれを検出することができる。した
がって、同期はずれ検出について信頼性、正確性の向上
を図ることができる。
【0062】さらに、同期はずれにともなう位相のずれ
により、マルチフレーム同期ビットの反転状態(反転・
非反転)のタイミングが逆転した通信データについて
も、期待値同期ビットとの照合により確実に検出するこ
とができる。また、同期引き込み装置から同期確立信号
を受信することにより、正常に受信された場合の通信デ
ータに付加されたマルチフレーム同期ビットと同じ位相
及びビット値で期待値同期ビットを生成することができ
る。
【0063】また、複数のフレーム記憶回路と複数の照
合回路とを設けることにより、連続したマルチフレーム
同期ビットについて同期はずれ検出を行うことができ
る。したがって、前方保護装置に対して、マルチフレー
ム同期ビットが連続して同期エラーを生じていることを
即時に伝えることができるため、迅速かつ適切に前方保
護を行わせることができる。
【0064】さらに、同期エラー信号出力回路を設ける
ことにより、、前方保護装置に対して、同期はずれが連
続して生じたことを内容とする同期エラー信号を送信す
ることができる。よって、前方保護装置に対して単発の
同期はずれにともなう同期エラー信号が送信されないこ
とから、効率的に同期エラー信号を送信することができ
るとともに、前方保護装置における誤動作を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の同期はずれ検出装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第二実施形態の同期はずれ検出装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第二実施形態の同期はずれ検出装置の
他の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 10 同期はずれ検出装置 11 期待値生成手段 11−1 期待値生成部 11−2 反転処理部 12 エラー判定手段 12−1 データ保持部 12−1−a〜12−1−m フレーム記憶回路 12−2 照合部 12−2−1a 照合回路 12−2−1b 照合回路 12−2−2 同期エラー信号出力回路 20 同期引き込み装置 30 前方保護装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/00 H04L 7/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフレームを有したマルチフレーム
    により区分され、かつ、前記マルチフレームごとに反転
    ・非反転を繰り返すマルチフレーム同期ビットを付加し
    た通信データについて同期はずれの検出を行う同期はず
    れ検出装置であって、 同期確立時の位相及びビット値により期待値同期ビット
    を生成し、かつ出力する期待値生成部と、 前記通信データに付加されたマルチフレーム同期ビット
    の反転周期に合わせ、前記期待値生成部から期待値同期
    ビットを受信し反転処理し前記期待値生成部へ返送する
    処理を行う反転処理部と、 前記通信データを受信し、かつ記憶するデータ保持部
    と、 このデータ保持部に記憶された前記通信データを取り出
    すとともに、前記期待値生成部から出力された期待値同
    期ビットを入力し、取り出した前記通信データの有する
    マルチフレーム同期ビットと、入力した前記期待値同期
    ビットとを照合し、照合の結果、これら同期ビットの位
    相及び/又はビット値が一致しなかったときに、前記通
    信データの同期はずれが検出されたものと判断して、同
    期エラー信号を出力する照合部とを有し、 前記データ保持部が、前記通信データの有するフレーム
    を記憶するフレーム記憶回路を複数有し、 前記照合部が、第一の照合回路と第二の照合回路とを有
    し、 前記データ保持部における前記複数のフレーム記憶回路
    のうちの一つが、前記通信データに付加されたマルチフ
    レーム同期ビットの有するフレームを新フレームとして
    記憶するとともに、 前記複数のフレーム記憶回路のうちの他の一つが、前記
    新フレームを有するマルチフレームを受信する前に受信
    したマルチフレームの有するフレームであってマルチフ
    レーム同期ビットが付加されたものを旧フレームとして
    記憶したときに、 前記照合部における第一の照合回路が、前記複数のフレ
    ーム記憶回路の一つから前記新フレームを取り出すとと
    もに、前記期待値生成部及び前記反転処理部のそれぞれ
    から出力される期待値同期ビットのうち、前記新フレー
    ムの有するマルチフレーム同期ビットと同じ反転状態の
    ものを入力して、前記新フレームの有するマルチフレー
    ム同期ビットと、入力した前記期待値同期ビットとの照
    合を行い、 前記第二の照合回路が、前記複数のフレーム記憶回路の
    他の一つから前記旧フレームを取り出すとともに、前記
    期待値生成部及び前記反転処理部のそれぞれから出力さ
    れる期待値同期ビットのうち、前記旧フレームの有する
    マルチフレーム同期ビットと同じ反転状態のものを入力
    して、前記旧フレームの有するマルチフレーム同期ビッ
    トと、入力した前記期待値同期ビットとの照合を行う
    とを特徴とする同期はずれ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記フレーム記憶回路が、D−Flip
    flopを含む回路からなることを特徴とする請求項1
    記載の同期はずれ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記照合部が、前記同期エラー信号を前
    記第一の照合回路及び前記第二の照合回路のそれぞれか
    ら入力したときに、連続エラー信号を出力する同期エラ
    ー信号出力回路を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の同期はずれ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記期待値生成部が、予め記憶された位
    相及びビット値にしたがって、生成した前記期待値同期
    ビットを前記反転処理部へ送信することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の同期はずれ検出装置。
  5. 【請求項5】 前記通信データを受信し、この通信デー
    タに付加されたマルチフレーム同期ビットの位置検索を
    行い、検索の結果として得られた同期確立時の位相及び
    ビット値により同期確立信号を出力する同期引き込み部
    を設け、 前記期待値生成部が、前記同期引き込み部から出力され
    た前記同期確立信号を受信し、この同期確立信号の示す
    位相及びビット値にもとづいて期待値同期ビットを生成
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    同期はずれ検出装置。
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