JP3518355B2 - 乾燥方法 - Google Patents

乾燥方法

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JP3518355B2
JP3518355B2 JP21460598A JP21460598A JP3518355B2 JP 3518355 B2 JP3518355 B2 JP 3518355B2 JP 21460598 A JP21460598 A JP 21460598A JP 21460598 A JP21460598 A JP 21460598A JP 3518355 B2 JP3518355 B2 JP 3518355B2
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広くは食品およ
び食品原料、ならびに、ごみまたはごみの焼却残さ等の
廃棄物の乾燥、殺菌および性状変化等の方法に関するも
のであり、特に、ごみ固形化燃料(RDF)の製造プロ
セスおよびコンポストの製造プロセスの中に含まれてい
る乾燥工程に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般廃棄物または産業廃棄物からごみ固
形化燃料(RDF)を製造するプロセスや、厨芥ごみや
有機汚泥からコンポストを製造するプロセスには、乾燥
工程が含まれるのが通常である。この乾燥工程には、プ
ロパン、天然ガス、灯油または重油などを燃焼させて熱
風を発生し、これに被乾燥物を直接接触させて加熱する
形式の乾燥装置が使用されることが多い。最も良く使用
されるロータリーキルン型の直接加熱型乾燥装置を図9
に示す。
【0003】図9に示すように、被乾燥物2は、回転ド
ラム1aの内部に、投入装置3 によって定量供給され
る。一方、燃料6aおよび燃焼用空気6bを熱風炉7 に
供給して熱風を発生させ、これを直接被乾燥物2に吹き
付けて乾燥を行う。ここで、熱風と被乾燥物2との接触
効率を上げ、乾燥効率を上げるために、回転ドラム1a
の中央で攪拌羽根4を軸を中心にして回転させ、被乾燥
物を攪拌する場合もある。
【0004】被乾燥物2は、排出装置8より乾燥物9と
して排出する。また、供給した熱風は、発生した水蒸気
と共に、誘因ファン16を通し、排出ガス10として排
出する。
【0005】熱風炉7で発生する熱風の温度は、600
〜1500℃程度であるが、これを被乾燥物と接触させ
ると発火する場合がある。このため、排出ガス10の一
部を、循環バイパス17を通じて再び乾燥装置(回転ド
ラム1a)内に戻すことにより、熱風の温度を下げる。
20wt.%以上の水分を含む被乾燥物と接触する直前
の熱風の温度は、通常350〜600℃程度であり、こ
れが被乾燥物と接触し終わった後のガス温度は70〜2
00℃程度である。また、乾燥装置出口の被乾燥物の温
度は、通常、ガス温度より低く、70℃程度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの乾燥プロセス
では、次の理由により、ポリクロロベンゼン類、ポリク
ロロフェノール類等の有機塩素化合物の発生は無いもの
と思われていた。
【0007】1)含水率の高い被乾燥物自体の温度は上
がらない。 2)有機塩素化合物の構成元素である塩素を供給するた
めに必要とされる乾燥装置排ガス中のHCl濃度は、通
常10ppm以下程度と低い。
【0008】3)有機塩素化合物は、廃棄物等の燃焼に
より発生したガスの冷却過程において合成されることが
知られており、このとき飛灰が触媒としての機能を果た
している。乾燥プロセスではこの飛灰が存在しない。
【0009】しかしながら、この乾燥プロセスにおける
有機塩素化合物の発生挙動を詳細に検討したところ、乾
燥装置出口において有機塩素化合物が検出されることも
有り得ることが判明した。これは、次の理由による。
【0010】1)被乾燥物自体の平均温度は上がらなく
ても、局部の過熱により雰囲気ガス中に揮散する有機物
は存在し、雰囲気ガスの温度は有機塩素化合物を合成す
るのに充分である。
【0011】2)HCl濃度は、10ppm以下程度で
あっても、数μg/Nm3 程度の有機塩素化合物を合成
するのに充分である。3)生成量は少ないが、無触媒下
でも有機塩素化合物は合成しうる。
【0012】有機塩素化合物の発生量は、熱効率を高
く、また、装置を小型にするために、乾燥容器に投入す
る熱媒の温度を高くするほど高くなることがわかった。
特に、熱媒の温度が350℃以上になると、発生量は顕
著である。電気ヒーターに電気を通電すること等により
加熱した面(以下、「加熱面」という)による乾燥にお
いても、加熱面の温度が350℃以上になると、同じ理
由により有機塩素化合物の発生量が顕著に多くなる。
【0013】この有害な有機塩素化合物を環境に放散さ
せないためには、排出ガス中の有機塩素化合物の濃度を
連続的に測定し、必要に応じて低減するための手段を実
施することが有効である。有機塩素化合物の濃度は、エ
レクトロンキャプチャディテクタまたは質量分析計を備
えたガスクロマトグラフ等により測定できるが、これら
の装置では連続測定は困難であり、また、測定対象物に
よっては、サンプリング、採取サンプルの処理および測
定という手順を踏むことが必要であった。
【0014】従って、この発明の目的は、有機物または
含炭素化合物、および、塩素化合物を含有する物質を乾
燥させる方法において、排出ガス中の有機塩素化合物の
存在を安価、容易且つ連続的に検出する手段を提供する
ものであり、また、排出ガス中の有機塩素化合物の含有
量を極力抑えることができる手段を提供するものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機物または
含炭素化合物、および、塩素化合物を含有する物質を乾
燥させる方法において、排出ガス中の有機塩素化合物の
存在を安価、容易且つ連続的に検出し、また、有機塩素
化合物を排出ガス中に含有させないものであり、次のよ
うな構成からなっている。
【0016】請求項1記載の発明は、有機物または含炭
素化合物、および、塩素化合物を含有する物質を乾燥さ
せる方法において、被乾燥物から発生し、および/また
は被乾燥物と接触し、乾燥装置から排出されるガスに含
まれる一酸化炭素の濃度を測定し、前記一酸化炭素の濃
度を前記ガスに含まれる有機塩素化合物濃度の指標とし
て用いることに特徴を有するものである。
【0017】請求項2記載の発明は、有機物または含炭
素化合物、および、塩素化合物を含有する物質を乾燥さ
せる方法において、被乾燥物から発生し、および/また
は被乾燥物と接触し、乾燥装置から排出されるガスに含
まれる一酸化炭素の濃度を測定し、前記一酸化炭素の濃
度を基準にして前記乾燥装置を制御して前記ガスに含ま
れる有機塩素化合物濃度を制御すること特徴とする乾燥
方法。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載の乾
燥方法において、前記一酸化炭素の濃度を100ppm
以下に維持することに特徴を有するものである。請求項
4記載の発明は、有機物または含炭素化合物、および、
塩素化合物を含有する物質を乾燥させる方法において、
被乾燥物から発生し、および/または被乾燥物と接触
し、乾燥装置から排出されるガスに含まれる一酸化炭素
の濃度を測定して、前記一酸化炭素の濃度を10ppm
以上100ppm以下の所定の値以下に維持して前記ガ
スに含まれる有機塩素化合物濃度を制御することに特徴
を有するものである。
【0019】請求項5記載の発明は、有機物または含炭
素化合物、および、塩素化合物を含有する物質を乾燥さ
せる方法において、乾燥装置内部の被乾燥物と接触して
いる雰囲気ガスに含まれる一酸化炭素の濃度を測定し、
前記一酸化炭素の濃度を前記ガスに含まれる有機塩素化
合物濃度の指標として用いることに特徴を有するもので
ある。
【0020】請求項6記載の発明は、有機物または含炭
素化合物、および、塩素化合物を含有する物質を乾燥さ
せる方法において、乾燥装置内部の被乾燥物と接触して
いる雰囲気ガスに含まれる一酸化炭素の濃度を測定し、
前記一酸化炭素の濃度を基準にして前記乾燥装置を制御
して前記ガスに含まれる有機塩素化合物濃度を制御する
ことに特徴を有するものである。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載の乾
燥方法において、前記一酸化炭素の濃度を100ppm
以下に維持することに特徴を有するものである。請求項
8記載の発明は、有機物または含炭素化合物、および、
塩素化合物を含有する物質を乾燥させる方法において、
乾燥装置内部の被乾燥物と接触している雰囲気ガスに含
まれる一酸化炭素の濃度を測定して、前記一酸化炭素の
濃度を10ppm以上100ppm以下の所定の値以下
に維持して前記ガスに含まれる有機塩素化合物濃度を制
御することに特徴を有するものである。
【0022】次に、上記構成によるこの発明の作用につ
いて説明する。通常使用されている乾燥装置からは、被
乾燥物の種類や乾燥条件によって、無視できない濃度の
有機塩素化合物が発生する。本発明者らは、被乾燥物か
ら発生し、および/または被乾燥物と接触し、乾燥装置
から排出されるガス、および、乾燥装置内部の被乾燥物
と接触している雰囲気ガスに含まれる有機塩素化合物の
濃度が、前記ガスに含まれる一酸化炭素の濃度と正の相
関を持つことを見出した。前記ガスに含まれる一酸化炭
素の濃度を、赤外線式ガス分析計等の既知の一酸化炭素
濃度分析計を用いて測定することにより、前記ガスに含
まれる有機塩素化合物の濃度を安価、容易且つ連続的に
検出することが可能となる。
【0023】ここで、廃棄物の燃焼において、その燃焼
排ガスに含まれる有機塩素化合物の濃度が前記ガスに含
まれる一酸化炭素の濃度とある程度の相関を持つことは
知られており、前記ガス中の一酸化炭素濃度を低減させ
ることを基準として焼却炉の燃焼を制御するのが一般的
である。燃焼反応の中間生成物である一酸化炭素が排ガ
ス中にどれだけ含まれているかが、不完全燃焼の度合い
の指標となっている。しかし、燃焼排ガスと乾燥排ガス
とは本質的に異なったものであり、本発明における乾燥
のような、燃焼を全く伴わない加熱においても一酸化炭
素が発生しており、前記一酸化炭素濃度が有機塩素化合
物の濃度と相関を持つことはこれまでに全く知られてお
らず、本発明者らが新規に発見した事実である。また、
一酸化炭素濃度を、指標として用いて乾燥装置を制御す
ることにより、有害物質を環境中に放散させない進歩し
た乾燥方法を実現することができる。
【0024】また、一酸化炭素濃度を検出する手段を備
えた乾燥装置としては、例えば、特開昭57−1322
13号(以下、「先行技術1」という)および特開平9
−793号公報(以下、「先行技術2」という)が提案
されている。しかしながら、先行技術1においては、一
酸化炭素を含む還元性ガスの検出により被乾燥物の変質
を検知することを目的としており、先行技術2において
は、被乾燥物から発生する一酸化炭素ではなく、被乾燥
物を乾燥させるための熱風を発生するバーナの燃焼状態
が悪化した際に生成する一酸化炭素の検出を目的として
いる。
【0025】これに対して、本発明は、一酸化炭素より
も環境に与える影響がはるかに大きい有機塩素化合物の
濃度を検知する手段として、測定の容易な一酸化炭素の
濃度を用いるものであり、前述の発明とは異なるもので
ある。
【0026】被乾燥物から発生し、および/または被乾
燥物と接触し、乾燥装置から排出されるガス、ならび
に、乾燥装置内部の被乾燥物と接触している雰囲気ガス
の一酸化炭素濃度が、100ppm以下、望ましくは1
0ppm以下である場合、前記ガスの有機塩素化合物濃
度はほぼ検出限界の無視できる値となる。ここで、熱媒
またはパージガス等として被乾燥物に直接接触させるた
めに投入するガスに、あらかじめ一酸化炭素が含まれて
いる場合、被乾燥物から発生し、および/または被乾燥
物と接触し、乾燥装置から排出されるガス、ならびに、
乾燥装置内部の被乾燥物と接触している雰囲気ガスの一
酸化炭素濃度は、乾燥装置内で発生した一酸化炭素のみ
による値よりも高い値として検出される。この場合、装
置に投入した一酸化炭素分に相当する濃度を測定値から
差し引かなければならないことは言うまでもない。
【0027】更に、本発明者らは、乾燥装置の排出ガス
中の有機塩素化合物濃度を低下させる方法として、乾燥
装置の内部温度、または、投入する熱媒の温度を低下さ
せることが有効であることを見出した(特願平9−32
8868号)。
【0028】これより、被乾燥物から発生し、および/
または被乾燥物と接触し、乾燥装置から排出されるガ
ス、または、乾燥装置内部の被乾燥物と接触している雰
囲気ガスに含まれる一酸化炭素の濃度を測定し、この値
が、100ppm、望ましくは10ppmを超えた場合
に、乾燥装置の内部温度、または、投入する熱媒の温度
を、前記ガスの一酸化炭素濃度が100ppm以下、望
ましくは10ppm以下になるまで低下させることによ
り、有機塩素化合物を排ガス中に含有させないことが可
能になる。ここで、前記ガスの一酸化炭素濃度を100
ppm以下、望ましくは10ppm以下に維持する手段
は、特に乾燥装置の内部温度、または、投入する熱媒の
温度を低下させる方法に限らない。
【0029】また、特に有機塩素化合物の発生が微量で
ある乾燥装置については、被乾燥物から発生し、および
/または被乾燥物と接触し、乾燥装置から排出されるガ
ス、または、乾燥装置内部の被乾燥物と接触している雰
囲気ガスに含まれる一酸化炭素の濃度を測定し、あらか
じめ基準値として10ppm以上100ppm以下の所
定値を定めておき、測定値がこの値以下に維持されてい
ることを確認しながら乾燥を行うことにより、有機塩素
化合物を排出ガス中に含有させていないことを安価、容
易且つ連続的に確認することが可能となる。ここでは、
例えば、測定値が基準値を超えた場合に作動する警報装
置を設置すること、あるいは、測定値を連続記録するこ
となどにより、測定値が基準値を超えていないことを確
認することができる。有機塩素化合物を排出していない
ことを示すために、前記ガスの一酸化炭素濃度の連続記
録結果を提示することも可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は、この発明の第1の実施の
形態に係る乾燥装置を示す工程図である。図1に示すよ
うに、乾燥装置においては、乾燥容器1bに被乾燥物2
および熱媒5を投入し、乾燥物9および排出ガス10を
排出するようになっている。乾燥容器1bは熱媒5を直
接的に被乾燥物2と接触させる1重構造でも、間接的に
被乾燥物と接触させる2重構造でもよい。熱媒5は、気
体または液体のいずれでも良い。乾燥容器1bの加熱方
法は、熱媒5の投入による方法に限らず、電気ヒーター
に電気を通電すること等により加熱した面を用いても良
い(図示せず)。また、乾燥容器1b内の圧力は正圧お
よび負圧のうちのどちらでもよい。
【0031】排出ガス10に含まれる一酸化炭素の濃度
を測定するために、排出ガス10の一部を一酸化炭素濃
度連続分析計11に導入する。導入する方法としては分
析計11内にポンプを組み込み、これによりガスの吸引
を行う等の手段を用いる。一酸化炭素濃度連続分析計1
1としては、例えば、赤外線式ガス分析計を使用する
が、特にこれに限定するものではない。
【0032】排出ガス10は、必要に応じてガス浄化装
置(図示せず)を通した後、大気放散する。一酸化炭素
濃度分析計11の計測値は、装置運転者が認識できるよ
うに表示させる。更に、一酸化炭素濃度と有機塩素化合
物濃度との関係を示す検量線を作成し、一酸化炭素濃度
の測定値を有機塩素化合物濃度に変換する変換機を設置
することにより、乾燥装置の運転者が有機塩素化合物の
濃度を連続的に知ることも可能となる(図示せず)。
【0033】〔第2の実施の形態〕図2は、この発明の
第2の実施の形態に係る乾燥装置を示す工程図である。
被乾燥物2の乾燥方法は、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0034】乾燥容器1b内の被乾燥物2と接触してい
る雰囲気ガスに含まれる一酸化炭素の濃度を測定するた
めに、乾燥容器1b内のガスの一部を一酸化炭素濃度連
続分析計11に導入する。導入する方法としては分析計
11内にポンプを組み込み、これによりガスの吸引を行
う等の手段を用いる。一酸化炭素濃度連続分析計11と
しては、例えば、赤外線式ガス分析計を使用するが、特
にこれに限定するものではない。
【0035】一酸化炭素濃度連続分析計11の計測値の
取り扱いは、第1の実施の形態と同様である。 〔第3の実施の形態〕図3は、この発明の第3の実施の
形態に係る乾燥装置を示す工程図である。被乾燥物2の
乾燥方法および排出ガス10に含まれる一酸化炭素濃度
の測定方法は、第1の実施の形態と同様である。
【0036】一酸化炭素濃度連続分析計11からの信号
は、制御装置12に入力する。一酸化炭素濃度があらか
じめ設定した所定値を超えた場合に、制御装置12から
出された制御信号13が熱媒5を制御して一酸化炭素濃
度を所定値以下に戻すように調整する。所定値は、10
0ppm以下の値が望ましく、更に望ましくは10pp
m以下の値である。制御方法は、例えば熱媒5の温度お
よび/または流量を低下させるものである。一酸化炭素
濃度を所定値以下に戻す方法としては、熱媒5を制御す
ることの他に乾燥容器1b内に水を噴霧して容器内部温
度を低下させること等があるが、特にこれらに限定する
ものではない。
【0037】熱媒5の温度および/または流量を低下さ
せる、または、乾燥容器1bの内部温度を低下させるこ
とにより一酸化炭素濃度は低下するが、同時に被乾燥物
2に与えられる熱量は低下し、その結果、乾燥物9の含
水率が上昇する。乾燥物9の含水率を所定値に維持する
ためには、被乾燥物2の投入量を減少させることが有効
である。熱媒5および被乾燥物2を同時に制御すること
等により乾燥物9の含水率を一定に保つシステムを構成
することは、製品の品質を維持する上で必要である。
【0038】〔第4の実施の形態〕図4は、この発明の
第4の実施の形態に係る乾燥装置を示す工程図である。
被乾燥物2の乾燥方法、および、乾燥容器1b内の被乾
燥物2と接触している雰囲気ガスに含まれる一酸化炭素
濃度の測定方法は、第2の実施の形態と同様である。
【0039】一酸化炭素濃度連続分析計11からの信号
による乾燥装置の制御方法は、第3の実施の形態と同様
である。 〔第5の実施の形態〕図5は、この発明の第5の実施の
形態に係る乾燥装置を示す工程図である。被乾燥物2の
乾燥方法、および、排出ガス10に含まれる一酸化炭素
濃度の測定方法は、第1の実施の形態と同様である。
【0040】一酸化炭素濃度連続分析計11からの信号
は、警報装置14に入力する。警報装置14は、一酸化
炭素濃度が10ppm以上100ppm以下の設定値を
超えた場合に作動する。一酸化炭素濃度連続分析計11
からの信号は、この他に、連続記録計に入力し、経時変
化を記録してもよい(図示せず)。
【0041】乾燥装置の運転者は、有機塩素化合物を排
出ガス10中に含有させない条件で通常の運転を行う
が、警報装置14の作動により有機塩素化合物が生成す
る異常事態が生じたことを確認した場合、装置の設定条
件を変更し、一酸化炭素濃度連続分析計11の測定値が
10ppm以上100ppm以下の設定値以下になるよ
う調整を行う。
【0042】〔第6の実施の形態〕図6は、この発明の
第6の実施の形態に係る乾燥装置を示す工程図である。
被乾燥物2の乾燥方法、および、乾燥容器1b内の被乾
燥物2と接触している雰囲気ガスに含まれる一酸化炭素
濃度の測定方法は、第2の実施の形態と同様である。
【0043】一酸化炭素濃度連続分析計11からの信号
の利用方法は、第5の実施の形態と同様である。
【0044】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。上述し
た実施の形態による実験データの実施例を以下に示す。
【0045】〔実施例1〕まず、排出ガス中の一酸化炭
素濃度は測定するが、測定値による乾燥機の制御を行わ
ない場合の実施例を示す。装置は図8に示すものであ
り、排出ガス10の一部を赤外線式一酸化炭素濃度連続
分析計11に導入した。この実施例では制御装置12は
作動させず、制御信号13は出力させなかった。また、
このとき、熱風炉7から排出される熱風中の一酸化炭素
濃度も赤外線一酸化炭素濃度分析計を用いて測定したが
(図示せず)、濃度は常時2ppm以下であった。この
ときの実験条件を示す。
【0046】被乾燥物種類 :一般廃棄物(50mmア
ンダー(以下)に破砕) 被乾燥物投入量:0.5〜1.5t(トン)/h(時
間) 投入物含水率 :40〜50wt.% 排出物含水率 :5〜10wt.% 回転ドラム1aに投入する被乾燥物2の重量を変化さ
せ、且つ、乾燥物9の含水率がほぼ一定値になるように
回転ドラム1aに投入する熱風の温度を制御したとき、
排出ガス10中の一酸化炭素濃度は熱風温度の低下と共
に低下した。排出ガス10中のダイオキシン類(有機塩
素化合物)濃度( 等価濃度[ng−TEQ/Nm3 ])
を測定し、ダイオキシン類濃度測定中の一酸化炭素の平
均濃度に対してプロットしたものを図7に黒丸印(●)
によって示す。ダイオキシン類濃度は一酸化炭素濃度の
低下と共に低下し、両者の間には良好な相関関係が見ら
れた。この検量線を用いることにより、連続的に、一酸
化炭素濃度から有機塩素化合物濃度を知ることが可能と
なった。
【0047】排出ガス10中の一酸化炭素濃度が100
ppm以上のとき、排出ガス10中の有機塩素化合物濃
度は無視できない値であった。なお、熱風温度が350
℃以上となる従来の乾燥方法では、排出ガス10中の一
酸化炭素濃度は通常200ppm以上であった。
【0048】排出ガス10中の一酸化炭素濃度が100
ppm以下になる条件で装置の運転を行った結果、排出
ガス中の有機塩素化合物濃度を大きく低減できた。 〔実施例2〕更に、実施例2として、排出ガス中の一酸
化炭素濃度を測定し、測定値による乾燥機の制御を行っ
た。装置は図8に示すものである。排出ガス10の一部
を赤外線式一酸化炭素濃度連続分析計11に導入し、分
析計11からの測定値の出力を制御装置12に入力し
た。制御装置12では、分析計11の測定値が制御装置
12に設定された所定の設定値を超えた際に、熱風温度
および被乾燥物2の投入量を所定の計算値だけ低下させ
るよう、熱風炉7および投入装置3に制御信号13を送
り、制御した。制御装置12に設定した一酸化炭素濃度
の設定値は、50ppmおよび10ppmである。更
に、投入装置3は、乾燥物9の含水率を測定する赤外線
式水分計15からの出力によっても連続的に制御してお
り(制御は図示せず)、乾燥物9の含水率を所定値に合
わせるように調整した。一度低下させた熱風温度および
被乾燥物2の投入量は、徐々に初期設定値に復帰させ
た。このときの実験条件を示す。
【0049】被乾燥物種類 :一般廃棄物(50mmア
ンダー(以下)に破砕) 被乾燥物投入量:0.5〜0.7t(トン)/h(時
間) 投入物含水率 :40〜50wt.% 排出物含水率 :5〜10wt.% 排出ガス10中のダイオキシン類濃度を測定し、ダイオ
キシン類濃度測定中の一酸化炭素の平均濃度に対してプ
ロットしたものを図7に白丸印(○)によって示す。制
御を行わない場合と比較して、長時間、安定してダイオ
キシン類濃度をほぼ定量下限値まで低減することができ
た。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、有機物または含炭素化合物、および、塩素化合物を
含有する物質を乾燥させる方法において、排出ガス中の
有害な有機塩素化合物の存在を安価、容易且つ連続的に
検出することが可能となり、また、排出ガス中の有機塩
素化合物の含有量を極力抑えることが可能となり、かく
して、有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1 】この発明の第1 の実施の形態に係る乾燥装置を
示す工程図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態に係る乾燥装置を
示す工程図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態に係る乾燥装置を
示す工程図である。
【図4】この発明の第4の実施の形態に係る乾燥装置を
示す工程図である。
【図5】この発明の第5の実施の形態に係る乾燥装置を
示す工程図である。
【図6】この発明の第6の実施の形態に係る乾燥装置を
示す工程図である。
【図7】この発明の実施例に係る乾燥装置の排出ガス中
の一酸化炭素濃度と有機塩素化合物濃度との関係を示す
グラフである。
【図8】この発明の実施例に係る乾燥装置を示す概略断
面図である。
【図9】従来の乾燥装置の一例を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1a:回転ドラム 1b:乾燥容器 2:被乾燥物 3:投入装置 4:攪拌羽根 5:熱媒 6a:燃料 6b:空気 7:熱風炉 8:排出装置 9:乾燥物 10:排出ガス 11:一酸化炭素濃度連続分析計 12:制御装置 13:制御信号 14:警報装置 15:水分計 16:誘因ファン 17:循環バイパス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 茂樹 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 立福 輝生 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 横山 隆 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 鈴木 康夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 阿部 盛一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 大垣 陽二 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−52023(JP,A) 特開 平10−34110(JP,A) 特開 平9−318029(JP,A) 特開 平7−316572(JP,A) 特開 平8−247423(JP,A) 特開 平10−148319(JP,A) 特開 平4−340015(JP,A) 特開 平9−793(JP,A) 特開 昭57−132213(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 25/00 B09B 3/00 B09B 3/00 ZAB

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物または含炭素化合物、および、塩
    素化合物を含有する物質を乾燥させる方法において、被
    乾燥物から発生し、および/または被乾燥物と接触し、
    乾燥装置から排出されるガスに含まれる一酸化炭素の濃
    度を測定し、前記一酸化炭素の濃度を前記ガスに含まれ
    る有機塩素化合物濃度の指標として用いることを特徴と
    する乾燥方法。
  2. 【請求項2】 有機物または含炭素化合物、および、塩
    素化合物を含有する物質を乾燥させる方法において、被
    乾燥物から発生し、および/または被乾燥物と接触し、
    乾燥装置から排出されるガスに含まれる一酸化炭素の濃
    度を測定し、前記一酸化炭素の濃度を基準にして前記乾
    燥装置を制御して前記ガスに含まれる有機塩素化合物濃
    度を制御すること特徴とする乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記一酸化炭素の濃度を100ppm以
    下に維持することを特徴とする請求項2記載の乾燥方
    法。
  4. 【請求項4】 有機物または含炭素化合物、および、塩
    素化合物を含有する物質を乾燥させる方法において、被
    乾燥物から発生し、および/または被乾燥物と接触し、
    乾燥装置から排出されるガスに含まれる一酸化炭素の濃
    度を測定して、前記一酸化炭素の濃度を10ppm以上
    100ppm以下の所定の値以下に維持して前記ガスに
    含まれる有機塩素化合物濃度を制御することを特徴とす
    る乾燥方法。
  5. 【請求項5】 有機物または含炭素化合物、および、塩
    素化合物を含有する物質を乾燥させる方法において、乾
    燥装置内部の被乾燥物と接触している雰囲気ガスに含ま
    れる一酸化炭素の濃度を測定し、前記一酸化炭素の濃度
    を前記ガスに含まれる有機塩素化合物濃度の指標として
    用いることを特徴とする乾燥方法。
  6. 【請求項6】 有機物または含炭素化合物、および、塩
    素化合物を含有する物質を乾燥させる方法において、乾
    燥装置内部の被乾燥物と接触している雰囲気ガスに含ま
    れる一酸化炭素の濃度を測定し、前記一酸化炭素の濃度
    を基準にして前記乾燥装置を制御して前記ガスに含まれ
    る有機塩素化合物濃度を制御することを特徴とする乾燥
    方法。
  7. 【請求項7】 前記一酸化炭素の濃度を100ppm以
    下に維持することを特徴とする請求項6記載の乾燥方
    法。
  8. 【請求項8】 有機物または含炭素化合物、および、塩
    素化合物を含有する物質を乾燥させる方法において、乾
    燥装置内部の被乾燥物と接触している雰囲気ガスに含ま
    れる一酸化炭素の濃度を測定して、前記一酸化炭素の濃
    度を10ppm以上100ppm以下の所定の値以下に
    維持して前記ガスに含まれる有機塩素化合物濃度を制御
    することを特徴とする乾燥方法。
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