JP3517993B2 - 警報機能付小型電子式計算機 - Google Patents

警報機能付小型電子式計算機

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JP3517993B2
JP3517993B2 JP27082094A JP27082094A JP3517993B2 JP 3517993 B2 JP3517993 B2 JP 3517993B2 JP 27082094 A JP27082094 A JP 27082094A JP 27082094 A JP27082094 A JP 27082094A JP 3517993 B2 JP3517993 B2 JP 3517993B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアのノブに人体が接
触、或いは近接したことを検出して警報を行う警報機能
を有する警報機能付小型電子式計算機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
円高により日本と他の国々との物価の格差が拡大し、国
内旅行と比較して海外旅行に対する割安感がもたれるよ
うになったこともあり、海外旅行を楽しむ人が増えてい
る。
【0003】海外旅行では、お金の管理は非常に大事で
ある。一般の旅行者は旅行先の国の通貨に不慣れであ
り、その国の通貨で表された価格のままではその実際の
価値をイメージするのが困難な人が多いのが実情であ
る。このため、お金を支出するうえで、ホテル代といっ
た旅行先の国での価格を自国の通貨に換算することでそ
の価格を評価している旅行者も多く、このような旅行者
にとって携帯に便利な小型電子式計算機は必需品となっ
ている。
【0004】ところで、日本と比べると、海外旅行する
国の殆どは治安が悪く、快適な旅行を楽しむには身の危
険、盗難等にあわないための細心の注意が必要である。
宿泊先では、個人個人が各部屋に一人きりとなって睡眠
をとることも多く、このときは特に細心の注意が必要と
なる。
【0005】最近では、日本と比べた際の治安の悪さを
よく認識するようになり、身の安全は自分で守るという
意識が向上している。身の危険、盗難といったトラブル
にまきこまれるのを回避するために、旅行者に広く所持
されるようになったものとして小型警報装置がある。
【0006】この小型警報装置は、一般に、ドアのノブ
に取り付けられて使用される。一般的な小型警報装置
は、人体を検出する機能とともに、振動を検出する機能
を備えている。このため、この小型警報装置をドアに取
り付けた場合、ノブを手でまわそうとした際はもとよ
り、ドアを開けようとしてそのドアが振動してもこの振
動を検出して警報が行われるので、他人の不法な侵入を
阻止することができ、身の安全を守ることができる。
【0007】一方、旅行においては衣類、化粧品といっ
た身の回りのものを所持する必要から、非常に荷物が多
くなるのが常であり、旅行者は荷物を少しでも減らした
いという強い要望がある。これは、海外旅行では旅行先
でおみやげを買って帰らなければならない場合も多いこ
とから、海外旅行においては尚更である。
【0008】上記した小型電子式計算機、小型警報装置
は、ともに携帯性に優れたものである。しかし、これら
を多く所持すれば荷物としてかさばることになることに
なるため、不便であり、このようなものに対しても荷物
として減らすことが望まれていた。これは、荷物の管理
を容易にし、また、荷物の種類を減らすことで紛失を起
こす危険性を低減することからも望まれていたものであ
る。
【0009】近年、エレクトロニクス技術の発展により
電子機器は多機能化が進んでいる。しかし、従来の小型
電子式計算機においては、上述したドアを監視する警報
機能を有するものはなく、小型電子式計算機、及び小型
警報装置は海外旅行に携帯される場合も多いことから、
特に荷物を低減するという面で多機能化が切望されてい
た。
【0010】本発明の課題は、他の機能をもたせること
で利便性、及び携帯性を向上させた警報機能付小型電子
式計算機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の警報機能付小型
電子式計算機は、数字を入力するためのテンキー、演算
記号を入力するためのファンクションキーを少なくとも
有し、所望する計算内容を入力するためのキーボード
と、このキーボードから入力された計算内容で計算を行
う計算手段と、この計算手段による計算結果を表示する
表示手段と、装置本体をドアのノブに取り付けるための
取付部材と、ドアのノブに人体が接触、或いは近接した
ことを検出する検出手段と、この検出手段が人体を検出
した際に警報を行う警報手段とを備えている。
【0012】
【0013】また、本発明の警報機能付小型電子式計算
機は、現在時刻を計時する時刻計時手段を更に具備し、
表示手段は、この時刻計時手段が計時した現在時刻を表
示する。
【0014】また、本発明の警報機能付小型電子式計算
機は、キーボードが警報手段による警報を直ちに開始さ
せる警報開始キーと、警報を停止させる警報停止キーと
を具備する。
【0015】この警報開始キー及び警報停止キーは、例
えばキーボードを覆う開閉自在な蓋をさらに具備し、該
蓋が閉状態のとき、警報開始キーは蓋に設けられた孔を
介して外部から直接操作可能で、警報停止キーは操作で
きない構造とするように、警報開始キーは外部から直接
操作可能で、警報停止キーは外部から直接操作できない
ように構成することが望ましい。
【0016】また、取付部材は、装置本体の所定位置に
回動自在に取り付けられ、未使用時は装置本体に収納さ
れることが望ましい。
【0017】
【作用】本発明の警報機能付小型電子式計算機は、計算
を行う本来の機能に加え、警報を行う警報機能を備える
ことで、ユーザが小型電子式計算機、小型警報装置の2
つを携帯する必要性を回避し、利便性を向上させる。こ
のとき、取付部材を回転自在とし、未使用時の取付部材
は本体に収納することで、警報機能を使用しないときの
本体がコンパクト化され、携帯性が向上される。
【0018】また、本発明の警報機能付小型電子式計算
機は、キーボードから入力される、現在警報を行う状態
か否か、警報音の音量といった警報に関する各種の設定
データ(設定状態)を表示手段に表示させることで、ど
のような設定データが設定されているかをユーザに通知
する。
【0019】また、本発明の警報機能付小型電子式計算
機は、計算を行う本来の機能、警報を行う警報機能に加
えて時計機能(時刻計時機能)を備え、各機能をユーザ
の指定に応じて切り換えるとともに、時計機能により得
た現在時刻を表示手段に表示する。
【0020】さらに、本発明の警報機能付小型電子式計
算機は、警報を開始させる警報開始キーを外部から直接
操作可能とし、警報を停止させる警報停止キーを外部か
らワンアクションで操作できないようにしたので、緊急
のときに反射的な操作で警報を開始させることができる
のに対し、警報が開始されると、ユーザ以外には簡単に
警報を停止できないので、防犯ブザーとして非常に有効
なものとなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明が適用された警報
機能付小型電子式計算機(以降、電卓と記す)100の
回路ブロック図である。本実施例による電卓100は、
後述するように、通常モードの他に、ドア等からの他人
の侵入を監視するドアノブアラームモードを付加モード
として備えている。通常モードとしては、通貨換算を含
む各種計算を行うことができるCAL(電卓)モードを
始め、時刻を表示する時計モード、設定された時刻にア
ラームを発するアラームモード、直ちに大音量の報音を
開始する簡易警報ブザー機能を有している。
【0022】図1に示す如く、この電卓100は、装置
全体の制御を実行するCPU(Central Processing Uni
t )101と、LCD(Liquid Crystal Display)上に
各種表示(詳細は後述する)を行う表示部102と、C
PU101の指示に従って警報音(アラーム)を報音す
る報音部103と、金属等の導電性材料からなり、装置
本体をドアのノブにつり下げるための検出部104と、
ドアのノブに接触、或いは近接した人体、及び振動を検
出する人体検出回路105と、後述するように各種キー
を有するキー部106と、予め設定された周波数のクロ
ックを出力する発振回路107と、この発振回路107
が出力したクロックを所定数分の1に分周する分周回路
108と、この分周回路108から出力されたクロック
を計数することで時刻を計数する時刻計数回路109
と、各種制御用プログラム等を格納したROM(Read O
nly Memory)110と、後述するように各種内部レジス
タを有し、主にワークエリアとして用いられるRAM
(Random Access Memory)111とから構成されてい
る。
【0023】図2は、この電卓100の外観図である。
図示の如く、ケース201上には、前述した表示部10
2と、小数点、イコールキーを含むテンキー202と、
人体の検出におけるセンサ感度を設定するためのボリュ
ームSWAと、通常モードとドアノブアラームモード
(付加モード)とを切り換えるためのスライドSWB
と、警報音の音量を設定するためのキーSW1及びSW
2と、ドアノブアラームモード時においては大音量の報
音を停止させるために機能し、CALモード時において
は設定した2国間の通貨換算を行うために機能するFO
REIGNキーSW3と、大音量の報音を直ちに開始さ
せるためのキーSW4と、CALモードを設定するため
のCALキーSW5と、時計モードとアラームモードの
モード切り換えを行うためのTIME/ALMキーSW
6と、CALモード時において設定した2国間の通貨換
算を行うために機能するHOMEキーSW7と、CAL
モード時においては演算キーとして機能するF1〜F4
キーとが設けられている。
【0024】また、ケース201のその一辺の縁部には
蓋203が開閉自在に取り付けられている。この蓋20
3は、孔204及び205を有し、ケース201を全体
的に覆うものである。
【0025】図3は、蓋203を閉じた状態の電卓10
0の外観図である。図示の如く、蓋203を閉じると、
孔204からは表示部102、また、孔205からはキ
ーSW4のみが覗く状態となる。従って、このときには
キーSW4だけを操作する、即ち簡易報音ブザー機能に
よる大音量の報音を開始させることはできるが、蓋20
3によりFOREIGNキーSW3を操作することがで
きないため、一度防犯ブザーが鳴りだしたらユーザ以外
のものにはこれを容易に止めることができないことにな
る。また、防犯ブザーを鳴らすためには、この蓋203
に設けた孔205からキーSW4を操作しなければなら
ないため、通常時に誤って防犯ブザーを鳴らす可能性を
低減することができる。
【0026】フック301は、導電材料からなり、電卓
100をドアのノブにつり下げるための取り付け部であ
り、図1の検出部104に相当する。即ち、フック30
1は、本体100のドアへの取り付けの他に、ドアに接
触、或いは近接した人体を検出するためのプローブとし
ても用いられるものである。
【0027】このフック301は、図3に示されている
ように、図に向かってその上部に上に凸の形状をしたへ
こみが設けられている。このため、ノブにつり下げた電
卓100は、このへこみによって安定させることができ
る。
【0028】また、フック301は、ケース201の上
部に軸支(図示せず)され、未使用時はケース201の
裏側に収納することができるようになっている。このた
め、携帯性が向上し、荷物としてかさばるのを回避する
ことができる。
【0029】以上の構成において、図4〜図6を参照し
てその概略動作を説明する。この電卓100には、上述
したように、大別して、通常モードと、人体を検出した
とき警報音を報知するドアノブアラームモード(付加モ
ード)との2つのモードが設けられている。通常モード
は、さらに時計モードと、CALモードと、時刻アラー
ムモードとの3つのモードに分けられる。
【0030】図4は、各種キーの操作とそのキーの操作
により設定されるモードとの関係を示す説明図である。
図4において、DP1はCALモード時の表示部102
の表示例を示し、DP2は時計モード時、DP3は時刻
アラームモード時、DP4はドアノブアラームモード時
の表示例を各々示す。
【0031】時計モードと時刻アラームモードは、TI
ME/ALMキーSW6が操作される度に、時計モード
から時刻アラームモード、或いはその反対に時刻アラー
ムモードから時計モードに切り変わるようになってい
る。
【0032】時刻アラームモードは、アラームを鳴らす
か否か、及びアラームを鳴らす時刻を設定するモードで
ある。本実施例では、この時刻はテンキー202を操作
することで、また、アラームを鳴らすか否かの設定はF
1キーを操作することで行うようになっている。表示例
DP3において、その右上に表示されたマークは、アラ
ームを鳴らすことを設定したことをユーザに通知するも
のであり、この状態でさらにF1キーを操作するとこの
マークは消灯される。表示例DP3は、アラーム時刻と
して午前7時が設定されているときの状態を示してい
る。
【0033】時計モード或いは時刻アラームモードにお
いて、CALキーSW5が操作されると、図4のDP1
に示すCALモードに切り換わる。CALモードにおい
ては、CPU101は、テンキー202及びF1〜F4
キーに対するユーザの操作に従って計算処理を実行し、
その計算結果を表示部102に表示させる。
【0034】このCALモードでは、テンキー202を
操作することで数値を入力した後、FOREIGNキー
SW5を操作すると、予め入力済みの数値がこれに乗算
され、また、HOMEキーSW7を操作すると、反対に
この入力済みの数値で除算され、2国間の通貨換算が行
われる。このとき、例えば1ドルの円換算レートとして
97(円)を予め入力済みとした場合、ドルで数値を入
力した後にFOREIGNキーSW5を操作すると、円
で換算された数値が表示され、円で数値を入力した後に
HOMEキーSW7を操作すると、ドルで換算された数
値が表示される。
【0035】通常モードにおいて、スライドSWBを
“NORMAL”側から“ON”側にスライドさせる
と、ドアノブアラームモードに切り換わる。このとき、
CPU101は、表示例DP4に示すように、その左上
にドアノブアラームモードが設定されたことをユーザに
通知するマーク(ドアノブアラームマーク)を表示させ
る。
【0036】図5は、ドアノブアラームモード設定時に
おける状態遷移を示す説明図である。本実施例では、ド
アノブアラームモードが設定された直後は感度設定状態
となり、表示例DP4のように、このときにはドアノブ
アラームマークだけが表示される。感度設定は、ドアや
ドアノブの種類その他により、電気的特性や振動度合が
異なることから、センサ感度を適度に調節するととも
に、その感度による動作を確認するためのものである。
ボリュームSWAは、この感度調整を行うためのもので
あり、図2に向かって右回りさせると感度がアップし、
逆に左回りさせると感度がダウンする。
【0037】CPU101は、このボリュームSWAの
操作を検出すると、その操作に応じて人体検出回路10
5の抵抗値を新たに設定する。感度設定が終了し、ユー
ザがキーSW1或いはSW2を操作することで警報音の
音量を設定、即ち警報に関する設定データを入力する
と、CPU101は人体の検出を所定期間行わない無検
出状態に遷移させる。表示例DP5は、この無検出状態
における表示例を示している。この表示例DP5におい
て、その上方に一列に表示されたバーの長さは設定され
た音量(このときは大音量である)を表し、やや下方に
横一列に表示された計8つのセグメントは、この無検出
状態がこれから継続する時間を表すものである。
【0038】図6は、無検出状態の残り時間を示すセグ
メントの表示状態の遷移を示す説明図である。図6に示
す如く、キーSW2が操作され、感度設定状態から無検
出状態に遷移すると、最初8箇所点灯されていたセグメ
ントは時間の経過とともに順次消灯され、全てのセグメ
ントが消灯されると、人体を検出したとき警報音を報音
する検出状態に遷移する。本実施例では、1つのセグメ
ントを消灯させてから次にセグメントを消灯させるまで
の期間を全て2秒間としており、CPU101は、無検
出状態に遷移させた後、2秒経過する度にセグメントを
一つずつ消灯させ、無検出状態に遷移してから16秒経
過すると検出状態に遷移させる。
【0039】無検出状態から検出状態に遷移させると、
CPU101は、図5の表示例DP5から表示例DP6
にその表示を変化させ、現在時刻を表示させる。図5に
示す表示例DP6は、時刻アラームマークが表示されて
いることから、ドアノブアラームモードを設定する前に
既に時刻アラームがセットされていることを示してい
る。
【0040】このように、本実施例では、警報を行う際
の音量、警報を行う状態であるか否かといった警報に関
する設定状態(設定データ)を表示部102に表示させ
ているため、ユーザはそれを容易に知ることができる。
【0041】また、本実施例では、検出状態の前に無検
出状態を設け、本体100をドアに取り付けてから離れ
るまでに、警報音が報音されないようにしているので、
不要な警報音により他人に不快感を与えるのを回避する
ことができる。また、無検出状態が継続する残り時間を
表示することでユーザに残り時間を通知するため、ユー
ザは警報状態に遷移する残り時間を確認しながら余裕を
もって本体100をドアに取り付けることができる。
【0042】設定されたドアノブアラームモードは、再
度スライドSWBを“ON”から“NORMAL”側に
スライドすることで解除され、時計モードに切り換わ
る。CPU101は、スライドSWBが“NORMA
L”側にスライドされると、図5の表示例DP6から表
示例DP7にその表示を変化させる。
【0043】また、CPU101は、キーSW4の操作
を検出すると、直ちに報音部103に対して大音量警報
音発生開始信号bを出力する。報音部103は、特には
図示しないが制御部、アンプ、スピーカ等を備えてお
り、CPU101からこの信号bを入力すると、大音量
の報音を直ちに開始し、CPU101から警報音停止信
号eを入力するまで報音を続行する。
【0044】本実施例による電卓100は、電池で駆動
するものであることから、この電池の容量をユーザが確
認できるように、報音デモ機能を備えている。この報音
デモ機能は、ドアノブアラームモード以外のモードが設
定されているとき、キーSW1或いはSW2が操作され
ている間、CPU101がそのキーに割り当てた音量で
警報音を報音させるものである。
【0045】以上が本実施例による電卓100の概略動
作である。次に図7及び図8を参照して、具体的にその
動作を説明する。図7は、本実施例による電卓100の
全体の処理動作を示すフローチャートである。ここで、
M、N、A、FAレジスタは各々RAM111の内部レ
ジスタであり、Mレジスタはドアノブアラームモード及
び通常モードに対応した数値を記憶するレジスタであ
り、Nレジスタは通常モードにおいて、N=0の時計モ
ード、N=1の時刻アラームモード、N=2のCALモ
ードの内の1つを指定するレジスタである。Aレジスタ
はドアノブアラームモードにおいて、A=0の感度設定
状態、A=1の無検出状態、A=2の人体の検出を行う
検出状態、A=3の警報音の発生中の4つの状態の内の
1つを指定するレジスタである。また、FAレジスタは
防犯ブザーが鳴っているか否かを表す値を記憶するレジ
スタである。
【0046】先ず、CPU101は、Mレジスタに0を
セットすることで通常モードを初期設定する(S70
1)。Mレジスタに0をセットすると、次にスライドS
WBがONされているか否か、即ちスライドSWBがO
N側に位置しているか否かを判断する(S702)。ス
ライドSWBがON側に位置していると判断すると、M
レジスタに1をセットしてドアノブアラームモードを設
定し(S703)、続いてAレジスタに0をセットする
ことで感度設定状態を設定し(S704)、詳細は後述
するドアノブアラーム処理を実行して(S705)、ス
テップS702の処理に戻る。
【0047】ステップS702において、スライドSW
BがON側に位置していない、即ちスライドSWBがN
ORMAL側に位置していると判断すると、次にCAL
キーSW5がオンされたか否か判断する(S706)。
CALキーSW5がオンされたと判断すると、次にNレ
ジスタの値が0或いは1であるか否か、即ち現在時刻ア
ラームモード或いは時計モードに設定されているか否か
判断する(S707)。Nレジスタの値が0或いは1で
あると判断すると、次にNレジスタに2をセットしてC
ALモードに切り換えた後(S708)、ステップS7
09の処理を実行する。また、ステップS707でNレ
ジスタの値が0或いは1でないと判断すると、次にステ
ップS709の処理を実行する。
【0048】ステップS709では、FAレジスタの値
が1か否か、即ち現在防犯ブザーを鳴らしているか否か
判断する。FAレジスタの値が1ではないと判断する
と、次にNレジスタの値が0か否か、即ち現在時計モー
ドか否か判断し(S710)、N=0の時計モードであ
れば、RAM111の内部レジスタから現在時刻を読み
出して表示部102に表示させる時計モード処理を実行
して(S711)、ステップS702の処理に戻る。
【0049】ステップS709において、FAレジスタ
の値が1、即ち現在防犯ブザーを鳴らしていると判断す
ると、次に防犯ブザーを鳴らし始めてから3分経過した
か否か判断する(S712)。防犯ブザーを鳴らし始め
てから3分経過していない場合には、ステップS710
の処理に移行し、反対に3分経過している場合には、警
報部103に警報音停止信号eを送出することで大音量
での警報を停止させ(S713)、続いてFAレジスタ
に0をセットして(S714)、前述したステップS7
10の処理に移行する。
【0050】ステップS710において、Nレジスタの
値が0(時計モード)ではないと判断すると、次にNレ
ジスタの値が1か否か、即ち時刻アラームモードか否か
判断する(S715)。Nレジスタの値が1と判断する
と、アラームを鳴らす時刻のセット等の時刻アラームモ
ード処理を実行して(S716)、ステップS702の
処理に戻る。
【0051】ステップS715において、Nレジスタの
値が1ではないと判断すると、即ちN=2のCALモー
ドであると判断すると、テンキー202、F1〜F4キ
ー、FOREIGNキーSW3、及びHOMEキーSW
7に対する操作に従い、通貨換算を含む電卓モード処理
を実行して(S717)、ステップS702の処理に戻
る。
【0052】なお、時刻アラームがオン状態にセットさ
れている場合には、ステップS716の時刻アラームモ
ード処理を実行することで、この時刻アラームモード処
理はもとより、ステップS705のドアノブアラームモ
ード処理、ステップS711の時計モード処理、ステッ
プS717の電卓モード処理の各処理において、現在時
刻がアラーム時刻と一致したか否かを検出する一致検出
処理が実行され、この一致検出処理により両者の一致が
検出されると、アラーム音を発生させるアラーム発生処
理が実行される。
【0053】一方、ステップS706において、CAL
キーSW5がオンされなかったと判断すると、次にTI
ME/ALMキーSW6がオンされたか否か判断する
(S718)。TIME/ALMキーSW6がオンされ
たと判断すると、次にNレジスタの値が0か否か、即ち
現在時計モードか否か判断する(S719)。
【0054】Nレジスタの値が0と判断すると、Nレジ
スタに1をセットして時刻アラームモードに切り換えた
後(S720)、ステップS709の処理に移行する。
他方、ステップS719でNレジスタの値が0ではない
と判断した場合は、Nレジスタの値が1である時刻アラ
ームモード、或いはその値が2であるCALモードにお
いてTIME/ALMキーSW6が操作された場合であ
り、この場合には、Nレジスタに0をセットして時計モ
ードに切り換えた後(S721)、ステップS709の
処理に移行する。
【0055】ステップS718において、TIME/A
LMキーSW6がオンされなかったと判断すると、次に
キーSW4がオンされたか否か判断する(S722)。
キーSW4がオンされたと判断すると、大音量警報音発
生開始信号bを警報部103に送出することで大音量警
報音の発生を開始させ(S723)、続いてFAレジス
タに1をセットして大音量警報音の発生中であることを
記憶した後(S724)、ステップS709の処理に移
行する。
【0056】ステップS722において、キーSW4が
オンされなかったと判断すると、次にFOREIGNキ
ーSW3が操作されたか否か判断する(S725)。F
OREIGNキーSW3が操作されたと判断すると、次
にFAレジスタの値が1か否か、即ち現在大音量警報音
を発生中であるか否か判断する(S726)。
【0057】FAレジスタの値が1ではないと判断する
と、警報音停止信号eを警報部103に送出することで
大音量警報音の発生を停止させ(S727)、FAレジ
スタに0をセットして(S728)、ステップS709
の処理に移行する。
【0058】また、ステップS725でFOREIGN
キーSW3がオンされなかったと判断した場合、または
ステップS726でFA≠1と判断した場合には、ステ
ップS709の処理に移行する。
【0059】このように、本実施例では、各種キー操作
に応じてモードの設定・切り換えが行われるので、ユー
ザは所望のモードを随時任意に設定することができる。
また、キーSW4がオンされると、現在設定されている
モードに係わらず大音量の警報音(防犯ブザー)が鳴る
ようになっているので、ユーザは緊急時にはキーSW4
を操作して直ちに警報音を鳴らすことができる。
【0060】次に、前述したステップS705(図7参
照)のドアノブアラームモード処理について詳細に説明
する。図8は、ドアノブアラームモード処理を示すフロ
ーチャートである。
【0061】このドアノブアラームモード処理において
は、先ず、Aレジスタの値が0か否か、即ち現在感度設
定状態であるか否か判断する(S801)。Aレジスタ
の値が0と判断すると、表示部102にドアノブアラー
ムマークを点灯(図5参照)させ(S802)、次に人
体を検出したか否か判断する(S803)。人体を検出
したと判断すると、感度設定音1発発生信号aを警報部
103に送出することで感度設定音を1回発生させて
(S804)、ステップS805の処理に移行し、人体
を検出しなかったと判断すると、ステップS805の処
理に移行する。
【0062】前述したように、ドアやドアノブの材質は
宿泊先により異なるので、人体を検出するうえで適切な
センサ感度に調節する必要がある。本実施例では、感度
設定状態でこのセンサ感度の調節を行うことにしてお
り、人体を検出すると警報音を1発発生させることで、
現在のセンサ感度の状態をユーザに通知するようにして
いる。このため、センサ感度の調節を容易、且つ正確に
行うことができる。
【0063】ステップS805では、キーSW1がオン
されたか否か、即ちユーザが小音量の警報音を指定した
か否か判断する。キーSW1がオンされなかったと判断
すると、次にキーSW2がオンされたか否か、即ちユー
ザが大音量の警報音を指定したか否か判断する(S80
6)。キーSW2がオンされなかったと判断すると、次
にスライドSWBがOFFとなっているか否か、即ちス
ライドSWBがNORMAL側になっているか否か判断
し(S807)、スライドSWBがOFFとなっていな
いと判断すると、ステップS801の処理に戻る。
【0064】ステップS805において、キーSW1が
オンされたと判断すると、警報音の音量を表す値がスト
アされるVレジスタに小音量を表す1をセットして(S
810)、Aレジスタに無検出状態を示す1をセットし
た後(S809)、ステップS807の処理に移行す
る。また、ステップS806において、キーSW2がオ
ンされたと判断すると、Vレジスタに大音量を表す2を
セットし(S808)、Aレジスタに無検出状態を示す
1をセットした後(S809)、ステップS807の処
理に移行する。
【0065】なお、図示していないが、ステップS80
1の処理からステップS807の処理の間、即ちAレジ
スタに0がセットされている間には、ボリュームSWA
に対するユーザの操作を検出してセンサ感度を変更する
処理が行われ、また、この感度設定状態がある期間経過
(本実施例では約10分間)すると、自動的に次の無検
出状態に移行するための処理が実行される。自動的に無
検出状態に移行した際には、音量、及びセンサ感度は前
回の設定が適用される。
【0066】ステップS807において、スライドSW
BがNOMAL側に設定された(スライドSWBがOF
F)と判断すると、即ちドアノブアラームモードが解除
されたと判断すると、次に現在報音発生中であるか否か
判断する(S811)。現在報音発生中と判断すると、
警報音停止信号eを警報部103に送出することでこの
警報音の発生を停止させ(S812)、Mレジスタに0
をセットし(S813)、Nレジスタに0をセットして
(S814)、一連の処理を終了する。ステップS81
1において、現在報音発生中ではないと判断すると、上
述したステップS813の処理を実行する。
【0067】一方、ステップS801において、Aレジ
スタの値が0ではないと判断すると、次にAレジスタの
値が1か否か、即ち現在無検出状態であるか否か判断す
る(S815)。Aレジスタの値が1と判断すると、キ
ーSW1或いはSW2の操作で指定された音量を表示部
102に表示し(図5参照)(S816)、ドアノブア
ラームマークを点灯させ(S817)、続けて無検出状
態から検出状態に遷移させるまでの残り時間を表示させ
る(S818)。
【0068】次に無検出状態に遷移させてから16秒経
過したか否か判断し(S819)、16秒経過していな
いと判断すると、ステップS807の処理に移行し、反
対に16秒経過したと判断すると、Aレジスタに2をセ
ットして検出状態に切り換えた後(S820)、ステッ
プS807の処理に移行する。
【0069】前述したように、本実施例では、無検出状
態に遷移してから16秒経過すると、自動的に次の状態
である検出状態に遷移させるようにしている。無検出状
態時における残り時間は、図6に示したように、2秒経
過する毎にセグメントを1つずつ消灯することでユーザ
に通知するので、ユーザはこれをみながら落ちついて装
置100の設定作業を行うことができる。
【0070】ステップS815において、Aレジスタの
値が1ではないと判断すると、次にAレジスタの値が2
か否か、即ち検出状態(人体を検出して報音を鳴らす状
態)か否か判断する(S821)。Aレジスタの値が2
と判断すると、設定された音量を表示部102に表示し
(S822)、ドアノブアラームマークを点灯させ(S
823)、続けて現在時刻を表示部102に表示させる
(S824)。
【0071】時刻を表示させると、次に人体を検出した
か否か判断する(S825)。人体を検出したと判断す
ると、Aレジスタに3をセットし(S826)、プリ警
報音発生開始信号dを警報部103に送出することでプ
リ報音の発生を開始させた後(S827)、ステップS
807の処理に移行する。人体を検出しなかったと判断
したときには、ステップS807の処理に移行する。
【0072】ステップS821において、Aレジスタの
値が2ではないと判断したとき、即ちA=3の警報音の
発生中であると判断すると、設定された音量を表示部1
02に表示し(S828)、ドアノブアラームマークを
点灯させ(S829)、続けて現在時刻を表示部102
に表示させる(S830)。
【0073】次にプリ報音発生中か否か判断する(S8
31)。プリ報音発生中と判断すると、次にプリ報音の
発生を開始してから3秒経過したか否か判断し(S83
2)、3秒経過したと判断すると、警報音停止信号eを
警報部103に送出することでプリ報音の発生を停止さ
せ(S833)、続けて設定された音量に従って大音量
警報音発生開始信号b、或いは大音量警報音発生開始信
号cを警報部103に送出することで、設定音量で警報
音の発生を開始させて(S834)、ステップS807
の処理に移行する。ステップS832で3秒経過してい
ないと判断したときには、ステップS807の処理に移
行する。
【0074】ここで、プリ報音とは、警報音を発生させ
る前に発生させる小さい音量の警報音である。誤動作や
ユーザが誤って装置100に触れたような場合におい
て、このプリ報音によりユーザはこれから警報音が鳴る
ことを認識することができるため、警報音が鳴る前にこ
れに対処することで、宿泊先等でまわりの人に対して迷
惑をかけるのを回避することができる。
【0075】ステップS831において、プリ報音発生
中ではないと判断、即ち設定音量で警報音を発生させて
いると判断すると、次に警報音の発生を開始してから予
め設定した時間であるTM秒経過したか否か判断し(S
835)、TM秒経過していないと判断すると、ステッ
プS807の処理に移行する。反対にTM秒経過したと
判断すると、警報音停止信号eを警報部103に送出す
ることで警報音の発生を停止させ(S836)、Aレジ
スタに2をセットして検出状態に遷移させた後(S83
7)、ステップS807の処理に移行する。
【0076】このように、ドアノブアラームモードが設
定されると、ドアノブアラームモードが設定されたこと
を示すドアノブアラームマーク、設定されている警報音
の音量、無検出状態から警報状態に遷移するまでの残り
時間が表示部102に表示される。このため、現在の設
定状態を容易に確認することができ、また、残り時間を
認識できることから、余裕をもって警報装置100の設
定操作を行うことができる。
【0077】上記したように、本実施例の電卓100
は、本来の機能である電卓機能(CALモード)の他
に、ドアノブアラームモードを始め、時計機能(時計モ
ード)を有している。このため、旅行においては、電卓
(小型電子式計算機)、小型警報装置等を各々携帯する
必要がなく、利便性が向上するとともに、荷物を少なく
することができる。
【0078】なお、本実施例の時計モードは、1つの時
刻を表示するだけであるが、例えば旅行先の国々に各々
あわせて時刻を表示できるようにしても良く、他に、ス
トップウオッチ機能、タイマ機能等の各種機能をもたせ
ても良い。また、時計、電卓として用いる他に、ラジオ
として用いることができるようにしても良い。
【0079】本実施例では、報音継続時間や防犯ブザー
が鳴っている時間は予め設定された時間としているが、
これらの時間はユーザが任意に設定できるようにしても
良い。また、警報音の音色をユーザが任意に指定できる
ようにしても良い。
【0080】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の警報機能
付小型電子式計算機は、計算を行う本来の機能に加え、
警報を行う警報機能を備えたため、ユーザが小型電子式
計算機、小型警報装置の2つを携帯する必要性が回避さ
れ、旅行時等における荷物を低減できるとともに、その
利便性を向上させることができる。
【0081】また、取付部材を回転自在とし、未使用時
の取付部材を本体に収納させるため、警報機能を使用し
ないときの本体をコンパクト化することができ、携帯性
を向上させることができる。
【0082】また、現在警報を行う状態か否か、警報音
の音量といった警報に関する各種の設定データ(設定状
態)を表示手段に表示させるため、ユーザはどのような
設定データが設定されているかを容易に知ることができ
る。
【0083】また、本発明の警報機能付小型電子式計算
機は、計算を行う本来の機能、警報を行う警報機能に加
えて時計機能(時刻計時機能)を備えため、さらに利便
性を向上させることができる。
【0084】さらに、本発明の警報機能付小型電子式計
算機は、警報を開始させる警報開始キーを外部から直接
操作可能とし、警報を停止させる警報停止キーを外部か
らワンアクションで操作できないようにしたので、緊急
のときに反射的な操作で警報を開始させることができる
のに対し、警報が開始されると、ユーザ以外には簡単に
警報を停止できないので、防犯ブザーとして非常に有効
なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の回路ブロック図である。
【図2】本実施例の外観図である。
【図3】本実施例の蓋を閉じた状態の外観図である。
【図4】各種キーの操作とそのキーの操作により設定さ
れるモードとの関係を示す説明図である。
【図5】ドアノブアラームモード設定時における状態遷
移を示す説明図である。
【図6】無検出状態時におけるセグメントの表示状態の
遷移を示す説明図である。
【図7】本実施例の全体の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図8】ドアノブアラームモード処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
100 携帯機能付小型電子式計算機(電卓) 101 CPU 102 表示部 103 警報部 104 検出部 105 人体検出部 106 キー部 107 発振回路 108 分周回路 109 時刻計数回路 110 ROM 111 RAM
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−138156(JP,A) 特開 平8−147577(JP,A) 特開 平8−138159(JP,A) 特開 昭55−147792(JP,A) 特開 昭56−123095(JP,A) 特開 昭55−13491(JP,A) 特開 平1−278855(JP,A) 特開 昭58−178763(JP,A) 実開 昭62−159729(JP,U) 米国特許5309145(US,A) 登録実用新案3007277(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/02 G08B 13/06 G08B 13/22 E05B 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数字を入力するためのテンキー、演算記
    号を入力するためのファンクションキーを少なくとも有
    し、所望する計算内容を入力するためのキーボードと、 このキーボードから入力された計算内容で計算を行う計
    算手段と、 この計算手段による計算結果を表示する表示手段と、 装置本体をドアのノブに取り付けるための取付部材と、 前記ドアのノブに人体が接触、或いは近接したことを検
    出する検出手段と、 この検出手段が人体を検出した際に警報を行う警報手段
    と、 を備えたことを特徴とする警報機能付小型電子式計算
    機。
  2. 【請求項2】 前記取付部材は、装置本体の所定位置に
    回動自在に取り付けられ、未使用時は装置本体に収納さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の警報機能付小型
    電子式計算機。
  3. 【請求項3】 現在時刻を計時する時刻計時手段を更に
    具備し、前記表示手段は、前記時刻計時手段が計時した
    現在時刻を表示することを特徴とする請求項1、または
    2に記載の警報機能付小型電子式計算機
  4. 【請求項4】 前記キーボードは、前記警報手段による
    警報を直ちに開始させる警報開始キーと、警報を停止さ
    せる警報停止キーとを具備したことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の警報機能付小型電子式計算
    機。
  5. 【請求項5】 前記警報開始キーは外部から直接操作可
    能で、前記警報停止キーは外部から直接操作できないよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    警報機能付小型電子式計算機
  6. 【請求項6】 前記キーボードを覆う開閉自在な蓋をさ
    らに具備し、前記蓋が閉状態のとき、前記警報開始キー
    は該蓋に設けられた孔を介して外部から直接操作可能
    で、前記警報停止キーは操作できない構造であることを
    特徴とする請求項4、または5に記載の警報機能付小型
    電子式計算機。
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DE1995618387 DE69518387T2 (de) 1994-11-04 1995-11-02 Alarmvorrichtung mit kleinen Abmessungen
EP19950117282 EP0710939B1 (en) 1994-11-04 1995-11-02 Small-sized alarm device
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CN 95118376 CN1135620A (zh) 1994-11-04 1995-11-06 小型报警装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3007277U (ja) 1994-05-20 1995-02-14 修一 山戸 電卓付き筆箱

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US5309145A (en) 1992-05-01 1994-05-03 Samsonite Corporation Travel convenience and security device
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