JP3516899B2 - 梱包用紙バンド構造 - Google Patents

梱包用紙バンド構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、その回りへの掛
け渡しにより被梱包物を梱包する梱包用紙バンド、特に
梱包機等の梱包用バンドとしての使用に適した梱包用紙
バンドに関する。 【0002】 【従来の技術】被梱包物の回りに掛け渡したバンドの端
末間を接合して行う梱包、いわゆるバンド掛け梱包に用
いられるバンド(梱包用バンド)として、一般には、P.
Pバンドと称されるポリプロピレン製等の樹脂バンドが
多く用いられている。しかしながら、昨今の環境問題、
およびごみ処理問題等の点でいえば、この樹脂バンドが
その廃棄、およびリサイクル等の点で劣ることは免れな
い。 【0003】そこで、現在は、古紙としてのリサイクル
ルートの確立容易な紙製のバンド(紙バンド)が、樹脂
バンドに代わるバンド掛け梱包用のバンドとして注目さ
れている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ここで、梱包機等に使
用される紙バンド、つまり梱包用の紙バンドとしては、
たとえば、横に並べた複数本の紙ひもを接着剤等により
一体的に接着したものが、一般的に知られている。しか
しながら、この、紙ひもの接着によりなる紙バンドは、
製造工程が複雑化し、かつその工程数が比較的多いた
め、生産効率の低下が避けられず、環境保護等に対する
適合性に優れている反面、製造コストの高いものとなっ
ていることは否定できない。 【0005】そこで、たとえば、所定幅に折り畳んだ帯
状の紙製芯材をクラフト紙等の外装紙材によって包み込
み、接着剤の塗布を伴う圧着のもとでこれらを一体的に
接着したもの、あるいは、クラフト紙等の紙材を多重に
折り重ねて所定幅の帯状に形成し、接着剤の塗布を伴う
圧着のもとでこれを一体的に接着したもの等が、製造工
程の簡素化を可能とした紙バンドとして提供されてい
る。 【0006】しかしながら、製造工程の簡素化されたこ
れらの紙バンドは、紙材を単純に重ね、そしてそれを貼
り合わせたものにすぎないため、紙ひもの接着によりな
る従来の梱包用紙バンドに比較して、その引張強度の低
下は避けられない。 【0007】この発明は、製造工程の簡素化に加えて、
引張強度の向上をはかる梱包用紙バンド構造の提供を目
的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、所定幅の帯状に形成された紙製
芯材の、少なくともいずれかの長手側端との隣接位置
に、所定の補強用糸材を一体的に沿わせて配置してい
る。そして、この紙製芯材および補強用糸材を所定の外
装紙材で一体的に包装、少なくとも外装紙材内面への
接着剤の塗布を伴ったその全体の圧着による一体化接着
のもとで、これらを紙バンドとして一体化形成してい
る。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。 【0010】図1(A),(B)に示すように、この発明に係
る梱包用紙バンド構造10においては、紙バンド12が、紙
製芯材14と、補強用糸材16と、外装紙材18との組み合わ
せとして形成されている。 【0011】図1(A)を見るとわかるように、紙製芯材1
4は、たとえば、スリッター等によって所定幅の帯状に
裁断された複数枚の帯状単材20を一体的に積み重ねた積
層体として形成され、この紙製芯材の、たとえば両側で
の長手側端との隣接位置に、綿糸等からなる所定の補強
用糸材16が一体的に沿って配置されている。そして、こ
れらを、所定の外装紙材18、たとえばクラフト紙によっ
て一体的に包装するとともに、少なくとも外装紙材内面
への接着剤の塗布、たとえばPVA酢酸ビニル系の水溶性
のりの塗布を伴ったその全体の圧着による一体化接着の
もとで、紙バンド12は、図1(B)に示す断面形態を持つ
ものとして形成されている。 【0012】このような断面形態を持つ紙バンド12にお
いては、紙製芯材14の長手側に沿って配置された補強
用糸材16が、その長手方向での補強材として機能するた
め、単に紙材を組み合わせた構成と比較すると、その引
張強度は確実に高められる。 【0013】また、この発明においては、紙製芯材14の
長手側端の隣接位置に沿って補強用糸材16を配置すると
ともに、これらを外装紙材18によって一体的に包装し、
接着剤による接着のもとで一体化形成すれば足りるた
め、製造工程の簡素化が確実にはかられ、その作業工程
数も確実に減少される。 【0014】このように、この発明の梱包用紙バンド構
造10においては、製造工程の簡素化を可能とした構成で
あるにも拘らず、補強用糸材16によるその補強によっ
て、紙バンド12の引張強度が確実に高められるため、紙
バンドにおける製造工程の簡素化に加えた引張強度の向
上が、容易、かつ適切に確保可能となる。 【0015】そして、外装紙材18の内面に塗布する接着
剤として、溶解の容易な水溶性のりを使用することによ
り、この紙バンド12における紙製芯材14、外装紙材18の
紙材と、補強用糸材16と、接着剤とへの分離の容易化が
確実にはかられるため、この紙バンドは素材の再利用、
および再生産に適切に対応可能となる。従って、製造工
程数の増加、および引張強度の低下を伴うことなく、リ
サイクル性に優れた紙バンド12が、この発明によれば容
易に提供可能となる。 【0016】更に、この紙バンド12は、紙材からなる紙
製芯材14、外装紙材18と、綿糸等からなる補強用糸材16
との組み合わせであるため、その廃棄、焼却も容易に可
能となる。つまり、この点においても、この紙バンド12
は環境保護等に貢献できるものとなる。 【0017】なお、この実施の形態においては、外装紙
材18の内面に塗布する接着剤を水溶性のりとして具体化
しているが、紙製芯材14、補強用糸材16、および外装紙
材18をその接着のもとで一体化形成すれば足りるため、
水溶性のりに限定されず、他の接着剤を使用してもよ
い。しかし、外装紙材18の内面に塗布する接着剤を水溶
性のりとすれば、素材の再利用、および再生産時の加工
による溶解が容易であるとともに、各素材への悪影響も
ないため、この紙バンド12におけるリサイクル性能の一
層の向上がはかられる。 【0018】ところで、この紙バンド12の表面には、熱
可塑性の樹脂接着剤を予め塗布しておくことが望まし
い。このように、紙バンド12の表面に熱可塑性の樹脂接
着剤を塗布しておけば、紙バンド表面の加熱、圧着によ
る紙バンド端末間の結合が得られるため、加熱圧着によ
る結合をその結合手段とする梱包機、特に自動梱包機等
への適用が容易にはかられる。 【0019】ここで、この発明の実施の形態において
は、紙製芯材14を、帯状単材20の積み重ねによりなるも
のとして具体化しているが、所定厚を有する構成であれ
ば足りるため、これに限定されず、たとえば、紙材を所
定幅の蛇腹状等に折り重ねたものを紙製芯材として使用
してもよい。しかしながら、この実施の形態で示す帯状
単材20は、スリッター等によって容易に裁断可能であ
り、これを積み重ねることも容易であるため、この実施
の形態のように、帯状単材の積み重ねによる積層体とし
て紙製芯材14を形成すれば、その製造工程の簡素化が一
層はかられる。 【0020】また、この発明の実施の形態においては、
紙製芯材14の長手側端の両側に、補強用糸材16を配置し
ているが、紙製芯材と補強用糸材とを、外装紙材18によ
って一体的に包装、接着すれば足りるため、これに限定
されず、たとえば紙製芯材の長手側端の一側端のみに、
補強用糸材を配置する構成としてもよい。しかしなが
ら、この実施の形態のように、紙製芯材14の長手側端の
両側に補強用糸材16を配置すれば、紙バンド12の均質な
補強が容易にはかられるため、紙バンドの引張強度の向
上が、この構成によって一層可能となる。 【0021】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。 【0022】 【発明の効果】上記のように、この発明に係る梱包用紙
バンド構造によれば、補強用糸材によるその補強によっ
て、紙バンドの引張強度が確実に高められるため、紙バ
ンドにおける製造工程の簡素化に加えた引張強度の向上
が、容易、かつ適切に確保可能となる。 【0023】そして、接着剤の溶解のもとで、紙バンド
は紙製芯材、外装紙材の紙材と、補強用糸材と、接着剤
とに容易に分離されるため、素材の再利用、および再生
産に適切に対応可能となる。従って、製造工程数の増
加、および引張強度の低下を伴うことなく、リサイクル
性に優れた紙バンドが、この発明によれば容易に提供可
能となる。 【0024】更に、この発明の梱包用紙バンド構造を持
つ紙バンドによれば、その廃棄、焼却も容易に可能とな
るため、この点においても、環境保護等に貢献できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る梱包用紙バンド構造を示す、紙
バンドの概略分解斜視図、および一体化形成された紙バ
ンドの概略斜視図である。 【符号の説明】 10 梱包用紙バンド構造 12 紙バンド 14 紙製芯材 16 補強用糸材 18 外装紙材 20 帯状単材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 梱包用バンドとして使用される梱包用紙
    バンドにおいて、 所定幅の帯状に形成された紙製芯材の、少なくともいず
    れかの長手側端との隣接位置に、所定の補強用糸材を
    体的に沿わせて配置するとともにこの紙製芯材および補強用糸材を 所定の外装紙材で一体
    的に包装、少なくとも外装紙材内面への接着剤の塗布
    を伴ったその全体の圧着による一体化接着のもとで、
    れらを紙バンドとして一体化形成したことを特徴とする
    梱包用紙バンド構造。
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