JP3115535U - 紙製角棒材 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙管の中心部にも積層した積層用板紙を配し、しかも積層した積層用板紙の周囲は、更に表層用板紙で覆われた構造の撓みが少なく機械的性能の優れた紙製角棒材を提供する。
【解決手段】(1) 複数の細長い積層用板紙2を積層することにより形成された紙製角棒材1において、積層により形成された積層体の側面は、側面を覆う表層用板紙3により、更に覆われた構造であることを特徴とする紙製角棒材。(2) (1)において、複数の積層用板紙及び表層用板紙の接合には高分子化合物が使用されていることを特徴とする紙製角棒材。(3) (1)において、複数の細長い積層用板紙及び、側面の表層用板紙には高分子化合物を含有する構造であることを特徴とする、(4) (1)、(2)、(3)において、積層用板紙として、断面が均一な構造である厚紙、あるいは、断面に中空を有する中空紙が使用されていることを特徴とする紙製角棒材。
【選択図】図1

Description

本考案は、紙製角棒材に関するものである。
従来包装材料としては、木材が広く使用されてきた。しかしながら、木材は有害な昆虫の幼虫や卵などで汚染されているおそれがある。このため、薫製処理などが行われておりコスト高となっている。また世界的に環境の保護、地球の温暖化防止などのため、木の伐採を少なくしたり、リサイクルをしたりすることが要求されている。
そこで、近年紙を使用した、角型紙管を包装材料などの用途に使用しようとする試みが注目されている。特に、角型紙管を、物品の輸送に際しての当該物品の保護のため使用することが注目されている。
しかし、これら角型紙管の欠点は、L型乃至コの字型の紙を重ねる構造のため、角型紙管の壁面の厚みを大きくするのは困難であり、多くの場合厚みが小さいため、柱としたとき、撓みが生じやすく、柱材としては不適切な場合が多い。そこで、本考案者は、角型紙管の中心部にも板紙を積層した紙製角棒材に着目した。
紙製角棒材に関連した先行技術として、中心部が中空となっている角型紙管及びその製造方法に関する技術が開示されている(特許文献1)。
紙を使用した積層材に関しては、紙とフェノール樹脂を積層した板状の成形品に関する技術が開示されている(特許文献2)。紙とフェノール樹脂を積層し電子部品の材料とするドリル加工用バックアップボードに関する技術が開示されている(特許文献3)。また、板紙とポリオレフィン樹脂をラミネートし、プレス加工などを施し、蓋とする技術が開示されている(特許文献4)。
特開2000−43170号公報 特許第3067513号公報 特開平8−118296号公報 特開平8−26246号公報
しかしながら、中心部に板紙を積層した構造であり、しかも積層した板紙の周囲は、更に板紙で覆われた構造の紙製角棒材に関する技術は開示されていない。
そこで、本考案者は、紙管の中心部にも積層した板紙を配し、しかも積層した板紙の周囲は、更に板紙で覆われた構造の紙製角棒材にすれば、撓みが少なく、前記問題点が解決可能であることを認め、本願に到達したのである。
本考案の目的は、紙管の中心部にも積層した板紙を配し、しかも積層した板紙の周囲は、更に板紙で覆われた構造の撓みが少なく、機械的性能の優れた紙製角棒材の開発である。
すなわち本考案は、
(1) 複数の細長い積層用板紙を積層することにより形成された紙製角棒材において、積層により形成された積層体の側面は、側面を覆う表層用板紙により、更に覆われた構造であることを特徴とする、
(2) (1)において、複数の積層用板紙及び表層用板紙の接合には高分子化合物が使用されていることを特徴とする、
(3) (1)において、複数の細長い積層用板紙及び側面の表層用板紙は、高分子化合物を含有する構造であることを特徴とする、
(4) (1)、(2)、(3)において、積層用板紙として、断面が均一な構造である厚紙が使用されていることを特徴とする、
(5) (1)、(2)、(3)において、積層用板紙として、断面に中空部を有する中空紙が使用されていることを特徴とする、
(6) (1)、(2)、(3)において、表層用板紙は、積層用板紙を積層した積層体の底面及び側面の一つを覆った後、折り曲げられ、積層されている板紙の上面を覆い、再び折り曲げられ、側面を覆う構造であることを特徴とする、
(7) (1)、(2)、(3)において、積層用板紙を積層した積層体の底面及び側面を、表層用板紙で覆い、上面で表層用紙端部をあわせた構造であることを特徴とする、
(8) (1)、(2)、(3)において、表層用板紙は、積層用板紙を積層した積層体の側面の一つを覆い、別の側面は、別の表層用板紙で覆われた構造であることを特徴とする、
(9) (1)、(2)、(3)において、紙製角棒材の断面形状が四角形であることを特徴とする、
(10) (1)、(2)、(3)において、紙製角棒材の断面形状が角を丸くした四角形であることを特徴とする。
本考案においては、紙製角棒材は、中心に積層用板紙が積層された構造となっている。このため、中空となっている角型紙管と比較して撓み性が少なく、より機械的強度が優れている。
ここに本考案で使用される積層用板紙としては、比較的短い繊維長の小繊維が絡み合った構造であり、しかも空隙の少ない均一構造の板紙であってもよいし、蜂の巣状の空隙を有する紙であってもよい。
本考案において、積層用板紙の積層により形成された積層体の側面は、積層用板紙の側面に基づく不揃いが存在する。このため、側面を覆う表層用板紙により、更に覆われた構造とすることが必要となる。側面を覆う表層用板紙は一枚であってもよいし、複数の紙を重ねあわせた構造であってもよい。積層用板紙及び表層用板紙のための板紙の厚さとしては、0.1ミリメートルから5.0ミリメートル、好ましくは0.1ミリメートルから3.0ミリメートルの厚さが適切である。0.1ミリメートルより小さいと積層の回数が多くなりコストアップにつながるし、5.0ミリメートルより大きくなると、撓み性などの性能の向上効果が少ないからである。
本考案において、積層する積層用板紙、表層用板紙の接着には、高分子化合物が使用される。ここに使用される高分子化合物としては、デンプン糊、ポリビニルアルコール、フェノール樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エステル共重合体、エポキシ樹脂など従来公知の高分子化合物が使用できる。
上記高分子化合物は、積層用板紙及び表層用板紙の間に存在する場合のみならず、積層用板紙及び表層用板紙の内部に浸透し、積層用板紙及び表層用板紙を構成する小繊維の間に浸透し、含浸された状態にすることもできる。
高分子化合物が小繊維の間に浸透すれば、高分子化合物と小繊維が強固に結合するので、一般に撓みの少ない強靱な紙製角棒材となる。
本考案の紙製角棒材は、その断面は四角形、乃至角を丸くした四角形が好ましい。断面の一辺の長さは2.0ミリメートル〜200.0ミリメートルの範囲が適切である。2.0ミリメートルより小さいと撓み性、強度の点で不満があり、200.0ミリメートルより大きいとコストアップとなるからである。
図1は、積層用板紙2を積層した積層体の各側面に、二枚の表層用板紙3を貼り合わせた紙製角棒材1の斜視図である。なお、積層用板紙の積層に使用する高分子化合物としては、エポキシ系接着剤が使用された。
図2は、積層用板紙2を積層した積層体の底面及び側面を、一枚の表層用板紙3で覆い、上面で表層用紙3の端をあわせる前の断面図である。表層用板紙は、折り曲げを容易にするため、部分的に切れ目を入れることができる。
図3は、積層用板紙2を積層した積層体の底面及び側面を、一枚の表層用板紙3で覆い、上面で表層用板紙端部5をあわせた紙製角棒材1の断面図である。
図4は、積層用板紙2を積層した積層体の底面及び側面を二枚の表層用板紙3で覆い、上面で表層用板紙端部5をあわせた紙製角棒材1の断面図である。
図5は、積層用板紙2を積層した積層体の底面、側面、上面を、一枚の表層用板紙3で覆い、底面の端で、表層用板紙端部5をあわせた紙製角棒材1の断面図である。
図6は、本考案で使用できる中空紙4の断面図であり、中空部6、中空紙板紙部7がある。
本考案によれば、紙製角棒材は、以下の効果が認められた。
(1) 害虫の幼虫や卵が存在しないため衛生的である
このため、外国に輸出しても、有害な害虫を広めることはない。
(2) 釘などの金属を使用しておらず使用後の廃棄やリサイクルが容易である。
(3) 撓み性や、引張り強度、折曲げ強度などの機械的強度が優れる。
積層用板紙を積層した積層体の側面に、二枚の表層用板紙を貼り合わせた紙製角棒材の斜視図である。 積層用板紙を積層した積層体の底面及び側面を、一枚の表層用板紙で覆い、上面で表層用板紙の端をあわせる前の断面図である。 積層用板紙を積層した積層体の底面及び側面を、一枚の表層用板紙で覆い、上面で表層用紙端部をあわせた紙製角棒材の断面図である。 積層用板紙を積層した積層体の底面及び側面を、二枚の表層用板紙で覆い、上面で表層用板紙端部をあわせた紙製角棒材の断面図である。 積層用板紙を積層した積層体の底面、側面、上面を、一枚の表層用板紙で覆い、底面の端で、表層用板紙端部をあわせた紙製角棒材の断面図である。 本考案で使用できる中空紙の断面図である。
符号の説明
1 紙製角棒材
2 積層用板紙
3 表層用板紙
4 中空紙
5 表層用板紙端部
6 中空部
7 中空紙板紙部

Claims (10)

  1. 複数の細長い積層用板紙を積層することにより形成された紙製角棒材において、積層により形成された積層体の側面は、側面を覆う表層用板紙により、更に覆われた構造であることを特徴とする紙製角棒材。
  2. 請求項1において、複数の積層用板紙及び表層用板紙の接合には高分子化合物が使用されていることを特徴とする紙製角棒材。
  3. 請求項1において、複数の細長い積層用板紙及び側面の表層用板紙は、高分子化合物を含有する構造であることを特徴とする紙製角棒材。
  4. 請求項1、2、3において、積層用板紙として、断面が均一な構造である厚紙が使用されていることを特徴とする紙製角棒材。
  5. 請求項1、2、3において、積層用板紙として、断面に中空を有する中空紙が使用されていることを特徴とする紙製角棒材。
  6. 請求項1、2、3において、表層用板紙は、積層用板紙を積層した積層体の底面及び側面の一つを覆った後、折り曲げられ、積層されている板紙の上面を覆い、再び折り曲げられ、側面を覆う構造であることを特徴とする紙製角棒材。
  7. 請求項1、2、3において、積層用板紙を積層した積層体の底面及び側面を、表層用板紙で覆い、上面で表層用紙端部をあわせた構造であることを特徴とする紙製角棒材。
  8. 請求項1、2、3において、表層用板紙は、積層用板紙を積層した積層体の側面の一つを覆い、別の側面は、別の表層用板紙で覆われた構造であることを特徴とする紙製角棒材。
  9. 請求項1、2、3において、紙製角棒材の断面形状が四角形であることを特徴とする紙製角棒材。
  10. 請求項1、2、3において、紙製角棒材の断面形状が角を丸くした四角形であることを特徴とする紙製角棒材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016111955A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社昭和丸筒 紙製棒状体、複合棒状体、食品用支持棒および支持棒付き食品

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