JP3516635B2 - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP3516635B2
JP3516635B2 JP2000163002A JP2000163002A JP3516635B2 JP 3516635 B2 JP3516635 B2 JP 3516635B2 JP 2000163002 A JP2000163002 A JP 2000163002A JP 2000163002 A JP2000163002 A JP 2000163002A JP 3516635 B2 JP3516635 B2 JP 3516635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体に対して
熱処理を行うための熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数枚の半導体ウエハ(以下ウエハとい
う)をバッチ炉内に搬入し、ウエハ上のシリコン膜を酸
化してシリコン酸化膜(Si02 膜) を形成する方法と
して、酸素(02 )ガス及び塩化水素(HCl)ガスを
用いるドライ酸化法や、水蒸気と酸素ガスとを反応管内
に導入するウエット酸化法などが知られており、目的と
する膜質に応じて酸化法が選択される。
【0003】ドライ酸化法は、酸素ガスによりシリコン
膜を酸化する一方、塩素のゲッタリング効果により表面
の不純物が除去される。具体的には例えば多数枚のウエ
ハをボ−トに棚状に保持させて縦型の熱処理炉内に搬入
し、所定温度の処理雰囲気を形成した後、酸素ガス及び
塩化水素ガスを常温で熱処理炉の天井部から反応管内に
供給し、下方側から排気することにより行われる。また
ウエット酸化法は、熱処理炉の外に外部燃焼装置が必要
であり、ここで酸素ガスの一部及び水素(H2)ガスを
燃焼させて水蒸気を生成し、残りの酸素と水蒸気とを反
応管内に供給することにより行われる。また上述の熱処
理炉では、常温で一酸化二窒素ガス(N2 0ガス)を反
応容器内に導入し、ウエハのシリコン層に反応させて窒
素を含有するシリコン酸化膜を生成する処理も行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでプロセス温度
が高い程スリップと呼ばれる欠陥がウエハに発生しやす
くなることから、また下地に積まれた膜に対する熱の影
響を避けるため、更には省エネルギ−化を図ることなど
から、プロセス温度の低温化が検討されつつある。しか
しながらプロセス温度を低くすると、ウエハの大口径化
が進んでいることと相俟ってウエハの面内の膜厚の均一
性が悪くなり、またウエハ間(面間)の膜厚のばらつき
も大きくなる。
【0005】ドライ酸化法により得られたシリコン酸化
膜の膜厚とボ−ト上におけるウエハの搭載位置との関係
について調べてみると、膜厚の均一性は、ボ−トの上段
側に位置するものほど悪くなる傾向がある。この理由に
ついて本発明者は次のように推測している。図6の
(a),(b),(c)は夫々ウエハW上のガスの流
れ、ウエハWの温度及び膜厚を模式的に示したものであ
る。酸素ガス及び塩化水素ガスはウエハWの周縁(エッ
ジ)から中央に向かって流れ、ウエハ上のシリコンが酸
素ガスにより酸化されていくが、ウエハWの熱は周縁か
ら放熱されるので温度は中央に向かうにつれて高くな
る。このため酸化反応は中央の方が促進されるので、膜
厚均一性が高い場合でも、膜厚は本来中央の方が周縁よ
りも厚くなる傾向にある。
【0006】一方塩化水素が分解されて生成した水素
と、酸素とが反応して僅かではあるが水蒸気が生成され
る。そしてボ−トの上段側ではガスが十分に温められて
いないので、ガスがウエハWの周縁から中央に向かって
加熱されるにつれて水蒸気の生成量が多くなる。この水
蒸気は酸化膜を増膜する効果があり、水蒸気の生成量の
差が膜厚に大きく効いてくる。この結果膜厚分布はウエ
ハWの中央部の膜厚が大きいいわば山形の分布になっ
て、均一性が悪くなる。そしてガスは反応管の下方側に
向かうにつれて温められるので、ボ−トの下段側では水
蒸気の生成反応はほぼ平衡状態になっており、ウエハW
に沿ってガスが流れる前に既に水蒸気が生成され尽くし
ている。従って処理ガスがウエハWの周縁から中央に向
かって流れたときにウエハWの位置にかかわらず水蒸気
の量はほとんど変わらないので、膜厚の均一性が高くな
る。こうしたことからボ−トの上段側では膜厚の均一性
が低く、上段側と下段側のウエハ間の膜厚の差が大きく
なっていると考えられる。
【0007】また一酸化二窒素ガスを用いて窒素含有の
シリコン酸化膜を生成する処理においても、プロセス温
度を低くすると同様の傾向が見られる。即ち窒素含有の
シリコン酸化膜は、一酸化二窒素ガスが分解して酸素と
シリコンとが反応してシリコン酸化膜が生成されると共
に、分解により生成された窒素の活性種がシリコン酸化
膜の中に入り込むことによって成長するが、ウエハWの
温度は中央に向かうにつれて高くなり、また処理温度が
低いとボ−トの上段側では一酸化二窒素ガスが十分に分
解されていないことから、一酸化二窒素ガスは中央に向
かって流れるにつれて分解反応が促進され、周縁よりも
中央の方が促進されるので、膜厚は中央の方が周縁より
も厚くなる傾向にある。そして一酸化二窒素ガスは反応
管の下方側に向かうにつれて温められるので、ボ−トの
下段側では十分に分解が進んでいるかあるいは十分とは
言えないまでも上段側よりも分解が促進されており、こ
のためウエハの中央と周縁の分解の程度の差が小さく、
この結果膜厚の面内均一性は上段側よりも高い。
【0008】このように上段側のウエハの膜厚の面内均
一性が低く、またウエハ間の均一性も低いため、プロセ
ス温度の低温化が困難になっているというのが現状であ
る。本発明はこのような事情の下になされたものであ
り、その目的は、被処理体に対して酸化処理を行うにあ
たって酸化膜の膜厚について高い均一性が得られ、プロ
セス温度の低温化に寄与することのできる技術を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、被処理体が搬
入され、所定温度の熱処理雰囲気が形成される反応容器
と、この反応容器の外に設けられた燃焼装置とを備え、
この燃焼装置は第1のガス流路及び第2のガス流路を夫
々流れる水素ガス及び酸素ガスを加熱手段により加熱す
ると共に燃焼室に導いてここで燃焼させて水蒸気を生成
するよう構成され、前記燃焼室からのガスを前記反応容
器内に導いて、被処理体のシリコン層を酸化処理して酸
化膜を形成する装置において、前記水蒸気を用いた酸化
処理以外の処理を被処理体に対して行うための1種また
は複数種の処理ガスを前記第1のガス流路及び第2のガ
ス流路の一方に供給する手段と、前記1種または複数種
のガスが流れる一方のガス流路における、前記加熱手段
により加熱される領域に設けられ、当該ガスの加熱効率
を高めるための通気抵抗体と、を備え、被処理体に対し
て水蒸気を用いた酸化処理以外の処理を前記処理ガスに
より行うときに、当該処理ガスを前記加熱手段を利用し
て反応させるかまたは活性化させる温度まで加熱するよ
うに構成したことを特徴とする。
【0010】この熱処理装置は、例えば反応容器内で行
われる熱処理に応じて前記加熱手段の加熱温度を制御す
るための制御部を備えている。また反応容器としては例
えば縦型熱処理炉の反応管が相当する。前記水蒸気を用
いた酸化処理以外の処理の一例を挙げると、前記第2の
ガス流路に水素及び塩素を含む化合物のガス例えば塩化
水素やジクロロシランガスと、酸素ガスと、を含む処理
ガスを流して前記加熱手段により加熱して微量な水蒸気
を生成し、この微量な水蒸気を含む処理ガスを熱処理炉
内に供給して被処理体に対して酸化処理を行う処理があ
る。この場合前記加熱手段により水素及び塩素を含む化
合物のガスと、酸素ガスと、を含む処理ガスを加熱する
温度は、反応容器内で当該処理ガスを用いて被処理体を
処理する時の温度よりも高いことが好ましい。この場
合、反応容器内に処理ガスが入ったときには既に微量な
水蒸気が生成されているので、被処理体の中央と周縁と
の間における水蒸気の量はそれ程変わらなくなるので、
水蒸気による増膜効果の程度の差が小さくなり、結果と
して膜厚の面内均一性が高くなる。そして燃焼装置を利
用して処理ガスを加熱しているので、コスト、スペ−ス
効率の面から有利である。
【0011】また前記水蒸気を用いた酸化処理以外の処
理の他の例を挙げると、前記第1の流路または第2のガ
ス流路に一酸化二窒素ガスを流して前記加熱手段により
加熱して活性化させ、活性化された一酸化二窒素ガス
を、反応容器内に供給して被処理体に窒素含有のシリコ
ン酸化膜を形成する処理がある。この場合前記加熱手段
により一酸化二窒素ガスを加熱する温度は、熱処理炉内
で一酸化二窒素ガスを用いて被処理体を処理する時の温
度よりも低いことが好ましい。この場合一酸化二窒素ガ
スが予め活性化されているので、被処理体表面に沿って
流れるときに場所の差による活性の程度の差がなくなる
か小さくなるので、膜厚の面内均一性が高くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の熱処理装置の実施
の形態を示す図である。この熱処理装置は、水素ガスと
酸素ガスとを燃焼させて水蒸気を生成し、この水蒸気を
用いてウエハに対して酸化処理を行う、いわゆるウエッ
ト酸化処理を行うための装置であると共に、酸素ガスと
塩化水素ガスとを用いていわゆるドライ酸化を行うため
の装置及び一酸化二窒素ガスを用いて処理を行うための
装置を兼用したものであり、縦型熱処理ユニット1と、
燃焼装置2とを備えている。
【0013】前記縦型熱処理ユニット1の構造について
述べると、このユニット1は、図1及び図2に示すよう
に縦型の熱処理炉3と、保持具であるウエハボ−ト4
と、このウエハボ−ト4を昇降させるボ−トエレベ−タ
40と、前記熱処理炉3に接続されたガス供給管5及び
排気管30と、を備えている。
【0014】縦型の熱処理炉3は例えば石英よりなる反
応容器である縦型の反応管31と、この反応管31を囲
むように設けられた抵抗発熱体などからなる加熱手段で
あるヒ−タ32と、前記反応管31及びヒ−タ32の間
にて断熱体34に支持されて設けられた均熱用容器33
と、を備えている。前記反応管31は下端が開口すると
共に、上面31aの少し下方側に多数のガス穴31bを
有するガス拡散板31cが設けられている。前記ガス供
給管5は断熱体34を外から貫通して配管されると共
に、断熱体の34の内側でL字に屈曲されて反応管31
と均熱用容器33との間にて垂直に立ち上げられ、反応
管31の上面31aとガス拡散板31cとの間の空間に
突入されている。
【0015】ウエハボ−ト4は、図2に示すように例え
ば天板41及び底板42の間に複数の支柱43を設け、
この支柱43に上下方向に形成された溝にウエハWの周
縁を挿入して保持するように構成されている。ウエハボ
−ト4は反応管31の下端の開口部35を開閉する蓋体
44の上に保温部である例えば保温筒45を介して載置
されている。保温筒45はタ−ンテ−ブル46の上に載
置され、ボ−トエレベ−タ40に設けられた駆動部Mに
より回転軸47を介して回転できるようになっている。
蓋体44はボ−トエレベ−タ40に設けられており、ボ
−トエレベ−タ40が昇降することにより、熱処理炉3
に対して、ウエハボ−ト4の搬入出が行われる。
【0016】前記燃焼装置2は、図1に示すように縦型
熱処理ユニット1の外においてガス供給管5の途中に設
けられている。この燃焼装置2は、図3に示すように例
えば透明石英製の内管21及び外管22からなる同心二
重構造部6を備えており、内管21の内側領域により形
成される加熱室を内側加熱室61、外管22の内側領域
により形成される加熱室を外側加熱室62と呼ぶことに
すると、内側加熱室61は第1のガス供給管71にその
まま延長された状態で連通し、外側加熱室62は上流側
が絞り込まれその絞り込み部から直角に伸びる第2のガ
ス供給管72に連通している。なお第1のガス供給管7
1から内側加熱室61に至るまでのガス流路及び第2の
ガス供給管72から外側加熱室62に至るまでのガス流
路は夫々特許請求の範囲でいう第1のガス流路及び第2
のガス流路に相当するものである。
【0017】前記外側加熱室62の外周部には、加熱手
段をなす例えばカ−ボンワイヤヒ−タ23が螺旋状に形
成されており、このヒ−タ23を覆うように筒状の断熱
体24が設けられている。カ−ボンワイヤヒ−タ23は
例えばカ−ボンファイバの束を複数束編み上げて紐状体
を形成し、この紐状体を。石英管の中に封入して螺旋状
に形成したものであり、電力供給線25により通電され
て発熱する。電力供給線25は電力制御部26に接続さ
れており、例えば本熱処理装置を制御する主制御部27
にて指定された設定加熱温度に対応する信号と、ヒ−タ
23の近傍に設けられた例えば熱電対からなる温度セン
サ28からの温度検出信号とに基づいて前記カ−ボンワ
イヤヒ−タ23への通電量を制御する。
【0018】また前記外側加熱室62の中には、例えば
多数の透明石英ガラスビ−ズからなる通気抵抗体60が
充填されており、通気抵抗体60を設けることにより、
ガスの滞留時間が長くなると共に通気抵抗体60が加熱
されてガスがこれに接触しながら流れるため効率よく加
熱される。なお通気抵抗体60としてはこれに限らず、
多数の通気穴のあいた複数の通気板を流路を塞ぐように
通路方向に並べたものなどであってもよい。
【0019】前記内側加熱室61及び外側加熱室62は
下流側の燃焼室63に連通しており、処理ガスとして水
素ガス及び酸素ガスを用いてウエット酸化を行う場合、
この燃焼室63にて水素ガス及び酸素ガスが燃焼反応を
起こして水蒸気が生成される。
【0020】燃焼装置2の下流側について述べると、図
1に示すように第1のガス供給管71は水素ガス源81
に接続されており、その途中にバルブV1及び流量調整
部であるマスフロ−コントロ−ラMF1が介設されてい
る。また第2のガス供給管72は例えば3本に分岐さ
れ、夫々酸素ガス源82a,一酸化二窒素ガス源82
b,塩化水素ガス源82cに接続されると共に、バルブ
Va,Vb,Vc及びマスフロ−コントロ−ラMFa,
MFb,MFcが介設されている。
【0021】次に上述実施の形態の作用について説明す
る。この実施の形態ではシリコン層が表面部に形成され
た被処理体であるウエハに対して、ウエット酸化処理、
ドライ酸化処理及び一酸化二窒素ガスを用いて行う処理
の3通りを実施できるが、説明の順序としては、膜厚の
均一性の改善を狙ったドライ酸化処理及び一酸化二窒素
ガスを用いて行う処理から先に述べておく。
【0022】(ドライ酸化処理)多数枚例えば60枚の
被処理体であるウエハWをウエハボ−ト4に棚状に保持
させ、ヒ−タ32により予め所定の温度に加熱された反
応管31内にボ−トエレベ−タ40により搬入し、炉口
である開口部35を蓋体44により気密に閉じる(図1
の状態)。続いて所定の処理温度例えば900℃まで反
応管31内を昇温する。ウエハWを搬入する工程及び反
応管31内を昇温する工程においては、反応管31内を
図では見えないガス供給管から例えば僅かに酸素ガスを
混入させた窒素ガスを供給しておき、反応管31内が処
理温度になるとガスの供給を止め、図示しない排気手段
により排気管30を介して反応管31内を排気すること
により反応管31内を微減圧状態にし、この状態でウエ
ハWの温度を安定させてから酸化処理を行う。
【0023】一方燃焼装置2においては、主制御部27
にてドライ酸化処理を選択したことにより、対応する温
度設定信号が電力制御部26に送られ、加熱室61、6
2内が例えば1000℃の設定温度になるように前記カ
−ボンワイヤヒ−タ23が制御される。そしてバルブV
a、Vbを開いて酸素ガス及び塩化水素ガスを夫々マス
フロ−コントロ−ラMFa,MFbにより所定の流量に
調整された状態で例えば10slm及び0.3slmの
流量で燃焼装置2内に流入させる。これらガスは外側加
熱室62内の通気抵抗体60に接触しながらそれらの隙
間を通って流出し、ここを通る間に1000℃付近に加
熱される。これにより図4(a)に示すように酸素ガス
及び塩化水素ガスが下記式のように反応して微量な例え
ば数百ppmオ−ダの水蒸気が生成されると考えられ
る。この処理では内側加熱室61は使用されない。
【0024】2HCl→H2 +Cl2 H2 +1/2O2 →H2 0 こうして加熱された処理ガスがガス供給管5を介して熱
処理炉3内に入り、均熱管33の内側を通って加熱され
ながら上昇し、反応管31の上部に流入する。更にこの
処理ガスはガス孔31bから反応管31内の処理領域に
供給され、下部の排気管30から排気される。このとき
処理ガスは棚状に積まれたウエハWの間に入り込み、塩
素ガスによりウエハ表面がゲッタリングされながら酸素
ガスによりウエハW表面部のシリコン層が酸化されてシ
リコン酸化膜が生成される。この処理ガスの中には既述
のように微量な水蒸気が含まれており、この水蒸気によ
り酸化膜が増膜される。
【0025】(一酸化二窒素ガスによる処理)多数枚の
ウエハWをウエハボ−ト4により反応管31内に搬入
し、上述と同様にして反応管31内を所定の処理温度例
えば900℃に昇温して安定させる。一方燃焼装置2に
おいては、主制御部27にて一酸化二窒素ガスによる処
理を選択したことにより、対応する温度設定信号が電力
制御部26に送られ、加熱室61、62内が例えば90
0〜1000℃の範囲の中の設定温度になるように前記
カ−ボンワイヤヒ−タ23が制御される。そしてバルブ
Vcを開いて一酸化二窒素ガスをマスフロ−コントロ−
ラMFcにより所定の流量例えば1〜10slmに調整
された状態でで燃焼装置2内に流入させる。これにより
一酸化二窒素ガスは外側加熱室62内の通気抵抗体60
に接触しながらそれらの隙間を通って流出し、ここを通
る間に設定温度付近に加熱される。これにより一酸化二
窒素ガスは分解にまでは至らないが、反応管31内に流
入したときにはすぐに分解される程度まで活性化され
る。図4(b)にこの様子を示すが、N2 0*はN2 0
が活性化された状態を示している。またこの処理におい
ても内側加熱室61は使用されない。
【0026】こうして活性化された一酸化二窒素ガスが
反応管31内に入り、ウエハWのシリコン層を酸化及び
窒化し、窒素が混入されたシリコン酸化膜が生成され
る。
【0027】(ウエット酸化処理)多数枚のウエハWを
ウエハボ−ト4により反応管31内に搬入し、上述と同
様にして反応管31内を所定の処理温度例えば900℃
に昇温して安定させる。一方燃焼装置2においては、主
制御部27にてウエット酸化処理を選択したことによ
り、対応する温度設定信号が電力制御部26に送られ、
加熱室61、62内が例えば900〜950℃の範囲の
中の設定温度になるように前記カ−ボンワイヤヒ−タ2
3が制御される。そしてバルブV1、Vaを開いて水素
ガス及び酸素ガスを夫々マスフロ−コントロ−ラMF
1、MFaにより所定の流量に調整された状態で例えば
3〜10slm及び3〜10slmの流量で燃焼装置2
内に流入させる。この結果水素ガス及び酸素ガスは夫々
内側加熱室61及び外側加熱室62にて加熱され、燃焼
室63にて酸素ガスの一部と水素ガスとの燃焼反応が起
こり水蒸気が生成される。図4(c)はこの様子を示す
説明図である。こうして酸素ガスと水蒸気とを含む処理
ガスが熱処理炉3内に流入し、棚状に積まれたウエハW
の間に入り込み、酸素ガス及び水蒸気によりウエハW表
面部のシリコン層が酸化されてシリコン酸化膜が生成さ
れる。
【0028】このような実施の形態によれば、ドライ酸
化処理により生成されたシリコン酸化膜及び一酸化二窒
素ガスにより生成された窒素含有のシリコン酸化膜のい
ずれもウエハWの面内における膜厚の均一性が高く、ま
たウエハW間における膜厚の均一性も高い。この理由に
ついては次のように考えられる。
【0029】先ずドライ酸化処理の場合、処理ガス(酸
素ガス及び塩化水素ガスの混合ガス)は燃焼装置2にて
例えば1000℃付近に加熱され微量な水蒸気が生成さ
れる。一旦生成された水蒸気は温度が低くなっても量が
減ることはないので、二次側のガス供給管5を流れる間
に多少冷えたとしても、反応管31内の処理温度よりも
高い温度で水蒸気を生成しておけば、処理ガスは反応管
31内にてそれ以上水蒸気を生成しない。
【0030】従ってウエハボ−ト4に積まれているウエ
ハWの間に処理ガスが入り込むときには水蒸気がいわば
生成尽くされてしまっているので、ウエハWの周縁から
中央に向かって流れる処理ガスに含まれる水蒸気の量は
どの位置でもほぼ同じである。この結果ウエハボ−ト4
の上段に位置するウエハWにおいても、面内での水蒸気
による増膜作用の程度がほぼ同じであるため、膜厚の面
内均一性が高くなる。従来ではウエハボ−ト4の下段側
に向かうにつれて水蒸気の生成が進むことから、上段側
では膜厚の均一性が悪く、下段側にいくほど膜厚の均一
性が高かったが、この実施の形態では、下段側のガスの
雰囲気を上段側で生成しているということができ、ウエ
ハWの間での膜厚分布のばらつきも小さくなる、つまり
面間の膜厚の均一性が高くなる。図5に処理ガスを加熱
しない場合と加熱した場合との夫々について上段、中
段、下段の膜厚分布を模式的に示しておく。例えば上述
の実施の形態で記載した処理条件に沿って実験したとこ
ろ、従来では(燃焼装置2のヒ−タ23をオフにした場
合)、上段側のウエハについての膜厚の面内均一性は±
3%前後であったが、燃焼装置2のヒ−タ23をオンに
した場合には±1%前後に収まっていた。
【0031】なお厳密には水蒸気が増膜に寄与するた
め、ウエハWの中央に向かうにつれて多少少なくなると
考えられるが、「従来技術」の項目で述べたようにウエ
ハWの周縁よりも中央の温度の方が高く、本来中央の膜
厚が大きくなる傾向にあることから、周縁における増膜
の程度が大きいことにより、周縁の膜厚を盛り上げる作
用が働き、結果として膜厚の均一性を高めているともい
える。
【0032】また一酸化二窒素ガスを用いる場合には、
燃焼装置2にて予め分解寸前の状態まで活性化されてい
るため、反応管31内に入ってウエハボ−ト4の上段側
に到達したときには既に分解が相当進んでいる。このた
めウエハWの周縁から中央に向かって流れるときに周縁
と中央とにおける分解の程度の差がほとんどないので、
一酸化二窒素の分解により生成される活性種の量はどの
位置でもほぼ同じかあるいはそれ程変わらない。この結
果ウエハボ−ト4の上段に位置するウエハWにおいても
膜厚の面内均一性が高くなり、従って上段側のウエハW
と下段側のウエハWとの間においても膜厚分布のばらつ
きが小さく、面間の膜厚の均一性が高くなる。
【0033】ドライ酸化処理では反応管31内における
水蒸気が生成する現象が、また一酸化二窒素ガスを用い
る処理では反応管31内にて分解する現象が、いずれも
低温ほど膜厚の面内均一性、面間均一性に与える影響が
大きいので、この実施の形態によれば熱処理の低温化に
大きく寄与することができる。
【0034】更にウエット酸化処理を行うために用いら
れる燃焼装置を利用して、ドライ酸化処理及び一酸化二
窒素ガスを用いる処理において処理ガスを加熱している
ので、専用の加熱器を別途設置しなくてよく、コスト及
びスペ−ス効率の点で有利である。
【0035】以上においてドライ酸化処理に用いられる
ガスとしては塩化水素ガスに限らず、ジクロロシラン
(SiH2 Cl2)ガスなどを用いてもよく、それらのガ
スが混合されていてもよい。。またウエット酸化処理以
外の処理を行う場合に上述の説明では、外側加熱室62
を用いて処理ガスを加熱したが、本発明では内側加熱室
61を用いる場合、両加熱室61、62を用いる場合も
権利範囲に含まれる。更にまた本発明は、両加熱室6
1、62とは別個の加熱室例えばヒ−タ23の外側に第
1及び第2のガス流路とは別のガス流路を形成し、この
流路を処理ガスを流しながら前記ヒ−タ23により加熱
するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被処理体
に対して酸化処理を行うにあたって酸化膜の膜厚につい
て高い均一性が得られ、プロセス温度の低温化に寄与す
ることができ、またウエット酸化処理の燃焼装置を利用
して処理ガスを加熱しているため、専用の加熱装置を設
ける場合に比べ、コスト、スペ−ス効率の点で有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱処理装置の実施の形態を示す縦断側
面図である。
【図2】図1の熱処理装置に用いられる縦型熱処理ユニ
ットを示す外観図である。
【図3】図1の熱処理装置に用いられる燃焼装置を示す
断面図である。
【図4】各処理ごとの燃焼装置におけるガスの供給状態
を示す説明図である。
【図5】ウエハボ−トの位置による膜厚分布を示す説明
図である。
【図6】従来の酸化処理方法の問題点を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
1 縦型熱処理ユニット 2 燃焼装置 W 半導体ウエハ 21 内管 22 外管 23 カ−ボンワイヤヒ−タ 25 電力供給線 26 電力制御部 27 主制御部 3 熱処理炉 31 反応管 32 ヒ−タ 4 ウエハボ−ト 40 ボ−トエレベ−タ 44 蓋体 5 ガス供給管 60 通気抵抗体 61 内側加熱室 62 外側加熱室 63 燃焼室 71 第1のガス供給管 72 第2のガス供給管 81 塩化水素ガス源 82a 酸素ガス源 82b 塩化水素ガス源 82c 一酸化二窒素ガス源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 博之 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番 41号 東京エレクトロン東北株式会社 相模事業所内 (72)発明者 星 丈治 神奈川県津久井郡城山町町屋1丁目2番 41号 東京エレクトロン東北株式会社 相模事業所内 (56)参考文献 特開 平11−67750(JP,A) 特開 平9−148315(JP,A) 特開 平6−151414(JP,A) 特開2000−49152(JP,A) 特開 平9−115904(JP,A) 特開 平11−16901(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/31

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体が搬入され、所定温度の熱処理
    雰囲気が形成される反応容器と、この反応容器の外に設
    けられた燃焼装置とを備え、この燃焼装置は第1のガス
    流路及び第2のガス流路を夫々流れる水素ガス及び酸素
    ガスを加熱手段により加熱すると共に燃焼室に導いてこ
    こで燃焼させて水蒸気を生成するよう構成され、前記燃
    焼室からのガスを前記反応容器内に導いて、被処理体の
    シリコン層を酸化処理して酸化膜を形成する装置におい
    て、 前記水蒸気を用いた酸化処理以外の処理を被処理体に対
    して行うための1種または複数種の処理ガスを前記第1
    のガス流路及び第2のガス流路の一方に供給する手段
    と、 前記1種または複数種のガスが流れる一方のガス流路に
    おける、前記加熱手段により加熱される領域に設けら
    れ、当該ガスの加熱効率を高めるための通気抵抗体と、
    を備え、 被処理体に対して水蒸気を用いた酸化処理以外の処理を
    前記処理ガスにより行うときに、当該処理ガスを前記加
    熱手段を利用して反応させるかまたは活性化させる温度
    まで加熱するように構成したことを特徴とする熱処理装
    置。
  2. 【請求項2】 反応容器内で行われる熱処理に応じて前
    記加熱手段の加熱温度を制御するための制御部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 第2のガス流路に、酸素ガスのガス供給
    源の他に水素及び塩素を含む化合物のガスのガス供給源
    を接続し、 前記水蒸気を用いた酸化処理以外の処理は、前記第2の
    ガス流路に水素及び塩素を含む化合物のガスと、酸素ガ
    スと、を含む処理ガスを流して前記加熱手段により加熱
    して微量な水蒸気を生成し、この微量な水蒸気を含む処
    理ガスを熱処理炉内に供給して被処理体に対して酸化処
    理を行う処理であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段により水素及び塩素を含む
    化合物のガスと、酸素ガスと、を含む処理ガスを加熱す
    る温度は、反応容器内で当該処理ガスを用いて被処理体
    を処理する時の温度よりも高いことを特徴とする請求項
    3記載の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 水素及び塩素を含む化合物のガスは塩化
    水素及びジクロロシランガスの少なくとも一方であるこ
    とを特徴とする請求項3または4記載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 第1のガス流路または第2のガス流路に
    一酸化二窒素ガスのガス供給源を接続し、前記水蒸気を
    用いた酸化処理以外の処理は、前記第1の流路または第
    2のガス流路に一酸化二窒素ガスを流して前記加熱手段
    により加熱して活性化させ、活性化された一酸化二窒素
    ガスを、反応容器内に供給して被処理体に窒素含有のシ
    リコン酸化膜を形成する処理であることを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の熱処理装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段により一酸化二窒素ガスを
    加熱する温度は、熱処理炉内で一酸化二窒素ガスを用い
    て被処理体を処理する時の温度よりも低いことを特徴と
    する請求項6記載の熱処理装置。
  8. 【請求項8】 加熱手段は金属不純物の少ない抵抗発熱
    体をセラミックスの中に封入して構成されることを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載の熱処理装
    置。
  9. 【請求項9】 抵抗発熱体は純度の高い炭素素材である
    ことを特徴とする請求項8に記載の熱処理装置。
  10. 【請求項10】 抵抗発熱体は、石英管の中に封入され
    ていることを特徴とする請求項8または9記載の熱処理
    装置。
  11. 【請求項11】 反応容器は縦型に構成され、多数の被
    処理体が保持具に棚上に載置されて前記反応容器内に搬
    入されることを特徴とする請求項1ないし11のいずれ
    かに記載の熱処理装置。
  12. 【請求項12】 1種または複数種のガスが流れる流路
    を、第1のガス流路及び第2のガス流路の一方とする代
    わりに、第1のガス流路及び第2のガス流路とは別のガ
    ス流路とし、当該ガス流路における前記加熱手段により
    加熱される領域には、通気抵抗体が設けられたことを特
    徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の熱処理
    装置。
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