JP2008010688A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体ソースを気化してなるガスが残留するのを防止する。
【解決手段】ウエハ1を処理する処理室25に接続された第一処理ガス供給ライン51と、第一処理ガス供給ライン51に接続されて液体ソースを気化したガスを含む第二処理ガスを供給する第二処理ガス供給ライン53と、第二処理ガス供給ライン53に接続されたベントライン55とを有する酸化・拡散装置において、第一処理ガス供給ライン51と第二処理ガス供給ライン53との接続部をバイパスするバイパスライン56を設け、バイパスライン56と第一処理ガス供給ライン51との接続部には三方弁60、70とを設け、第二処理ガス供給ライン53のベントライン55との接続部よりも下流側とベントライン55とには二方弁81、82を設け、三方弁60、70および二方弁81、82を制御する弁切換制御部45を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板処理装置に関し、例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという。)が作り込まれる半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に酸化や拡散等を施すのに利用して有効な技術に関する。
ウエハに酸化膜を形成する従来の酸化膜形成装置として、酸素等の酸化性ガスを供給する酸化性ガス供給ラインと、酸化性ガス供給ラインに接続され、ジクロロエチレン等の液体ソースを気化してなるソースを添加するソース供給ラインと、ソース供給ラインに接続され、ソース供給ラインに残留したソースを排出するベントラインとを備えており、ソース添加時にはソース供給ラインに介設された供給弁を開いてソースを処理室内に供給し、添加後には残留したソースをベントラインに介設されたベント弁を開いてベントラインから排出するように構成されているものがある。
しかし、前記した従来の酸化膜形成装置においては、ソース供給ラインの供給弁付近、すなわち、ソース供給ラインの酸化性ガス供給ラインとの接続部とベントラインとの接続部との間の部分にソースが残留してしまう場合がある。
残留したソースはソース供給ラインの管壁を腐食させるために、パーティクルの発生源となる。また、酸化膜形成後のステップにおいてパージガスと共に少しずつ処理室に供給され続けることにより、膜厚変化や膜厚均一性の低下を招くことになる。
本発明の目的は、液体ソースを気化してなるガスが残留するのを防止することができる基板処理装置を提供することにある。
前記した課題を解決するための手段のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)基板を処理する処理室と、
前記処理室内に第一処理ガスを供給する第一処理ガス供給ラインと、
前記第一処理ガス供給ラインに接続されて、液体ソースを気化したガスを含む第二処理ガスを供給する第二処理ガス供給ラインと、
前記第一処理ガス供給ラインに接続されて、前記第二処理ガス供給ラインとの接続部をバイパスするように設けられたバイパスラインと、
前記第二処理ガス供給ラインに接続されて、前記第二処理ガスを排出するベントラインと、
前記処理室内を排気する排気ラインと、
を有することを特徴とする基板処理装置。
(2)前記(1)において、前記バイパスラインと前記第一処理ガス供給ラインとの接続部には三方弁がそれぞれ設けられ、前記第二処理ガス供給ラインの前記ベントラインとの接続部よりも下流側と前記ベントラインとには、二方弁がそれぞれ設けられていることを特徴とする基板処理装置。
(3)前記(2)において、前記第一処理ガス供給ラインから供給したパージガスが、前記バイパスラインを通り、前記バイパスラインを通ったパージガスの少なくとも一部が前記第一処理ガス供給ラインと前記第二処理ガス供給ラインとを逆流して前記ベントラインに流れるように前記三方弁および前記二方弁を制御する制御手段を備えていることを特徴とする基板処理装置。
(4)前記(2)において、前記第一処理ガス供給ラインから供給したパージガスが、前記バイパスラインを通り、前記バイパスラインを通ったパージガスのうちの一部が前記第一処理ガス供給ラインと前記第二処理ガス供給ラインとを逆流して前記ベントラインに流れるように、また、前記バイパスラインを通ったパージガスのうちの残りが前記処理室に流れるように前記三方弁および前記二方弁を制御する制御手段を備えていることを特徴とする基板処理装置。
前記した(1)によれば、第一処理ガス供給ラインから供給したパージガスをバイパスラインを通し、バイパスラインを通ったパージガスのうちの一部を第一処理ガス供給ラインと第二処理ガス供給ラインとを逆流させてベントラインに流し、また、バイパスラインを通ったパージガスのうちの残りを処理室に流すことができるので、液体ソースを気化してなるソースが第二処理ガス供給ラインに残留するのを防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
本実施の形態において、図1および図2に示されているように、本発明に係る基板処理装置は、ICの製造方法のフロントエンドにおける酸化や拡散工程を実施する酸化・拡散装置(バッチ式ホットウオール形酸化・拡散装置)10として構成されている。
図1に示された酸化・拡散装置10は、気密室を形成する箱形状に構築された筐体11を備えており、筐体11の気密室はボートが処理室への搬入搬出に対して待機する待機室12を構成している。
筐体11の正面壁にはウエハ搬入搬出口13が開設されており、ウエハ搬入搬出口13はゲートバルブ13aによって開閉されるようになっている。
待機室12には昇降機構としてのボートエレベータ14が垂直に設備されている。
ボートエレベータ14のアーム14aの先端部には、炉口蓋体としてのシールキャップ15と、後記する反応管24の下端開口を気密に閉塞可能な保持体としてのベース16とが設けられている。
シールキャップ15は例えばステンレス等の金属からなり円盤状に形成されている。
ベース16は例えば石英からなり円盤状に形成され、シールキャップ15の上に取付けられている。ベース16の上面には反応管24の下端と当接するシール部材としてのOリング16a(図2参照)が設けられている。
シールキャップ15のベース16と反対側には、ボートを回転させる回転機構17が設置されている。回転機構17の回転軸17aはシールキャップ15とベース16を貫通して、断熱筒18とボート19に接続されており、断熱筒18およびボート19を回転させることでウエハ1を回転させるように構成されている。
図1に示されているように、ボートエレベータ14および回転機構17には駆動制御部41が、電気配線Aによって電気的に接続されており、所望の動作をさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
基板保持具としてのボート19は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなり、複数枚のウエハ1を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて保持するように構成されている。
ボート19の下方には、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなる円筒形状をした断熱部材としての断熱筒18がボート19を支持するように設けられており、後記するヒータ22からの熱が反応管24の下端側に伝わりにくくなるように構成されている。
図1および図2に示されているように、筐体11の上には処理炉20が設置されている。処理炉20は加熱機構としてのヒータ22を有する。ヒータ22は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース21に支持されることにより垂直に据え付けられている。
ヒータ22の内側には、例えば、炭化珪素(SiC)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し、下端が開口した円筒形状である均熱管(外管)23が、ヒータ22と同心円状に配設されている。
また、均熱管23の内側には、例えば石英(SiO2 )等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し、下端が開口した円筒形状である反応管(内管)24が、均熱管23と同心円状に配設されている。
反応管24の筒中空部には処理室25が形成されており、基板としてのウエハ1をボート19によって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容することができるように構成されている。
図2に示されているように、反応管24の天井壁には複数個のガス導入口26が開設されており、反応管24の天井壁の上にはガス溜め27がガス導入口26を被覆するように設けられている。
反応管24の下端部にはガス導入部29が設けられており、ガス導入部29から反応管24のガス溜め27に至るまで反応管24の外壁に添ってガス導入管としての細管28が配設されている。
ガス導入部29から導入されたガスは細管28内を流通してガス溜め27に至り、ガス溜め27に設けられた複数のガス導入口26から処理室25内に導入される。
図2に示されているように、反応管24の下端部のガス導入部29と異なる位置には、反応管24内の雰囲気を排気口30から排気するガス排気部31が設けられている。ガス排気部31には排気ライン32が接続されている。
図1に示されているように、排気ライン32のガス排気部31との接続側とは反対側である下流側には、圧力検出器としての圧力センサ33および圧力調整装置34を介して排気装置35が接続されており、処理室25内の圧力が所定の圧力となるよう排気し得るように構成されている。
圧力センサ33および圧力調整装置34には圧力制御部43が電気配線Cによって電気的に接続されており、圧力制御部43は圧力センサ33により検出された圧力に基づいて圧力調整装置34により処理室25内の圧力が所望の圧力とさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
反応管24の下端部には保護管付き熱電対36が垂直方向に延在するように設置されている。保護管付き熱電対36は反応管24内の温度を測定する熱電対(以下、温度計という。)37と、温度計37とを被覆する保護管38を備えている。
図1に示されているように、ヒータ22と保護管付き熱電対36の温度計37とには温度制御部44が電気配線Dによって電気的に接続されており、保護管付き熱電対36の温度計37によって検出された温度情報に基づきヒータ22への通電具合を調整することにより、処理室25内の温度が所望の温度分布となるよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。
図1に示されているように、ガス導入部29には処理室25内に第一処理ガスを供給する第一処理ガス供給ライン51の一端が接続されている。第一処理ガス供給ライン51の他端は酸素(O2 )ガスや酸化窒素(N2 O、NO)等の酸化性ガスである第一処理ガスやパージガスである窒素(N2 ) ガスを供給する第一処理ガス供給装置52に接続されている。
第一処理ガス供給ライン51には液体ソースを気化したガスを含む第二処理ガスを供給する第二処理ガス供給ライン53が接続されている。第二処理ガス供給ライン53の他端はジクロロエチレン(C2 2 Cl2 )等の液体ソースを気化したガスを含む第二処理ガスを供給する第二処理ガス供給装置54に接続されている。
第二処理ガス供給ライン53には第二処理ガスを排出するベントライン55が接続されている。便宜上、接続経路の図示は省略するが、ベントライン55は排気ライン32の排気装置35に接続されている。
図示しないが、第一処理ガス供給装置52および第二処理ガス供給装置54はガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)を備えている。
図1で参照されるように、第一処理ガス供給装置52および第二処理ガス供給装置54のMFCはガス流量制御部42に電気配線Bによって電気的に接続されている。
ガス流量制御部42は供給するガスの流量を所望の量とさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
図3に示されているように、第一処理ガス供給ライン51には、第一処理ガス供給ライン51と第二処理ガス供給ライン53との接続部をバイパスするバイパスライン56が接続されている。
第一処理ガス供給ライン51とバイパスライン56との上流側の接続部には、上流側三方弁60が介設されており、第一処理ガス供給ライン51とバイパスライン56との下流側の接続部には、下流側三方弁70が介設されている。
上流側三方弁60は、第一処理ガス供給ライン51に介設された止め弁(以下、第一止め弁という。)61と、バイパスライン56に介設された止め弁(以下、第二止め弁という。)62とにより構成されている。
下流側三方弁70は、第一処理ガス供給ライン51に介設された止め弁(以下、第三止め弁という。)71と、バイパスライン56に介設された止め弁(以下、第四止め弁という。)72とにより構成されている。
第二処理ガス供給ライン53のベントライン55との接続部よりも下流側には、第一の二方弁(以下、供給ライン側二方弁という。)81が介設されており、ベントライン55には第二の二方弁(以下、ベントライン側二方弁という。)82が介設されている。
図3に示されているように、上流側三方弁60、下流側三方弁70、供給ライン側二方弁81およびベントライン側二方弁82は、弁切換制御部45に電気配線Eによって接続されている。
弁切換制御部45は上流側三方弁60、下流側三方弁70、供給ライン側二方弁81およびベントライン側二方弁82を切り換えることにより、第一処理ガス供給ライン51から供給したパージガスをバイパスライン56を通し、バイパスライン56を通ったパージガスの少なくとも一部を第一処理ガス供給ライン51と第二処理ガス供給ライン53とを逆流させてベントライン55に流し、かつ、バイパスライン56を通ったパージガスのうちの残りを処理室25に流す。
駆動制御部41、ガス流量制御部42、圧力制御部43、温度制御部44および弁切換制御部45は、操作部および入出力部をも構成しており、酸化・拡散装置10全体を制御する主制御部46に電気的に接続されている。
これら、駆動制御部41、ガス流量制御部42、圧力制御部43、温度制御部44、弁切換制御部45および主制御部46はコントローラ47として構成されている。
次に、以上の構成に係る処理炉20を用いて、半導体デバイスの製造工程の一工程として、ウエハ1に酸化や拡散等の処理を施す方法について説明する。
以下の説明において、酸化・拡散装置10を構成する各部の動作はコントローラ47により制御される。
複数枚のウエハ1がボート19に装填(ウエハチャージ)されると、図2に示されているように、複数枚のウエハ1を保持したボート19はボートエレベータ14によって持ち上げられて処理室25に搬入(ボートローディング)される。
この状態で、シールキャップ15はベース16やOリング16aを介して反応管24の下端開口をシールした状態となる。
処理室25内が所望の圧力となるように排気装置35によって排気される。
この際、処理室25内の圧力は圧力センサ33で測定され、この測定された圧力に基づき圧力調整装置34がフィードバック制御される。
また、処理室25内が所望の温度となるようにヒータ22によって加熱される。
この際、処理室25内が所望の温度分布となるように保護管付き熱電対36が検出した温度情報に基づきヒータ22への通電具合がフィードバック制御される。
続いて、断熱筒18およびボート19が回転機構17によって回転されることにより、ウエハ1が回転される。
次いで、例えば、酸素とジクロロエチレンとを使用した酸化処理を実施する場合には、第一処理ガス供給ライン51から酸素ガス等の酸化性ガスがガス流量制御部42によって所望の流量となるように制御されてガス導入部29に供給され、第二処理ガス供給ライン53からジクロロエチレンを気化してなる第二処理ガス92が、ガス流量制御部42によって所望の流量となるように制御されてガス導入部29に供給される。
この際、図3に示されているように、弁切換制御部45は上流側三方弁60の第二止め弁62と下流側三方弁70の第四止め弁72とベントライン側二方弁82とをそれぞれ閉じるとともに、上流側三方弁60の第一止め弁61と、下流側三方弁70の第三止め弁71と供給ライン側二方弁81とをそれぞれ開く。
ガス導入部29に供給された第一処理ガスと第二処理ガス92との混合ガスは、ガス導入部29および細管28を流通してガス溜め27に至り、複数のガス導入口26から処理室25内にシャワー状に導入される。
導入された第一処理ガスと第二処理ガス92との混合ガスは処理室25内を流下し、排気口30を流通してガス排気部31から排気される。
第一処理ガスと第二処理ガス92との混合ガスは処理室25内を通過する際にウエハ1の表面と接触し、ウエハ1に対して所定の化学反応による処理を施す。
予め設定された処理時間が経過すると、第一処理ガス供給装置52による第一処理ガスと、第二処理ガス供給装置54による第二処理ガス92の供給が停止される。
次いで、図4に示されているように、弁切換制御部45は供給ライン側二方弁81の開を維持し、上流側三方弁60の第一止め弁61を閉じ、上流側三方弁60の第二止め弁62と下流側三方弁70の第四止め弁72とベントライン側二方弁82とをそれぞれ開く。
続いて、第一処理ガス供給装置52が窒素ガスを供給する。
第一止め弁61が閉じられるとともに、第二止め弁62および第四止め弁72が開かれたために、第一処理ガス供給装置52の窒素ガスはパージガスとしてバイパスライン56に流れる。
バイパスライン56を流れるパージガスとしての窒素ガス(以下、パージガスという。)93は、バイパスライン56の下流側の接続部から第一処理ガス供給ライン51の流路に流れ込む。
ここで、第一処理ガス供給ライン51の流路には排気ライン32の排気力が、ガス導入部29側とベントライン55側との両側からそれぞれ作用するために、パージガス93はガス導入部29側とベントライン55側とに分流することになる。
まず、バイパスライン56からベントライン55側へ分流したパージガス93は、第一処理ガス供給ライン51→第二処理ガス供給ライン53→ベントライン55→排気ライン32を流通することにより、第一処理ガス供給ライン51および第二処理ガス供給ライン53に残留した第一処理ガスや第二処理ガスや反応生成物等の残留物をベントライン55を通じて排気ライン32に押し流すことになる。
つまり、第一処理ガス供給ライン51および第二処理ガス供給ライン53の残留物は、ベントライン55によって処理室25を完全に迂回して排気ライン32に排出されるために、その残留物が処理室25へ流れ込むことはない。
他方、バイパスライン56からガス導入部29側に分流したパージガス93は、第一処理ガス供給ライン51→ガス導入部29→細管28を流通することにより、反応管24のガス溜め27に供給される。
ガス溜め27に供給されたパージガス93は複数個のガス導入口26によって処理室25内の全体にわたって均等に分散される。
処理室25に均一に分散されたパージガス93は、処理室25を流下して、ガス排気部31から排気ライン32の排気力によって処理室25の外部に排気される。
処理室25に残留した第一処理ガスや第二処理ガスや反応生成物等の残留物は、このパージガス93の流れによって押し流される。
また、パージガス93には第一処理ガス供給ライン51および第二処理ガス供給ライン53の残留物は含まれていないので、前述した処理ステップによってウエハ1に適正に施された処理状況がパージガス93に含まれた残留物によってウエハ面内の均一性が悪化する現象を防止することができる。
予め設定された処理時間が経過すると、図5に示されているように、弁切換制御部45は上流側三方弁60の第一止め弁61の閉じを維持しつつ、下流側三方弁70の第三止め弁71を閉じるとともに、上流側三方弁60の第二止め弁62と下流側三方弁70の第四止め弁72とベントライン側二方弁82との開きを維持しつつ、供給ライン側二方弁81を閉じる。
下流側三方弁70の第四止め弁72が開かれたまま下流側三方弁70の第三止め弁71が閉じられたために、第一処理ガス供給装置52から供給されたパージガス93は、バイパスライン56→第一処理ガス供給ライン51→ガス導入部29→細管28を流通することにより、反応管24のガス溜め27に供給される。
ガス溜め27に供給されたパージガス93は複数個のガス導入口26によって処理室25内の全体にわたって均等に分散され、処理室25を流下して、ガス排気部31から排気ライン32の排気力によって処理室25の外部に排気される。
これにより、処理室25は窒素ガスによって完全にパージされる。
他方、第二処理ガス供給ライン53の供給ライン側二方弁81が閉じられ、ベントライン側二方弁82が開かれているので、第二処理ガスは処理室25から完全に遮断されている。
以上のパージステップが終了すると、ボートアンローディング(ボート搬出)ステップが実施される。すなわち、シールキャップ15がボートエレベータ14によって下降され、ボート19が処理室25から搬出される。
ボートアンローディングステップが終了すると、ボート19から処理済みのウエハ1を取り出すためのウエハディスチャージステップが実行される。
以降、前述した作用が繰り返されることにより、酸化・拡散装置10によってウエハがバッチ処理されて行く。
以上説明したように、本実施の形態によれば、パージステップにおいて第一処理ガス供給ライン51および第二処理ガス供給ライン53の残留物が処理室25に流れ込むのを防止することができるので、ウエハに適正に形成された処理状況が残留物によって悪化される現象を未然に防止することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、上流側三方弁および下流側三方弁は、一対の止め弁によって構成するに限らない。
バッチ式縦形ホットウオール形酸化・拡散装置に限らず、バッチ式縦形ホットウオール形減圧CVD装置やアニール装置等の基板処理装置全般に適用することができる。
基板はウエハに限らず、ホトマスクやプリント配線基板、液晶パネル、SOG(システム・オン・ガラス)、光ディスクおよび磁気ディスク等であってもよい。
本発明の一実施の形態である酸化・拡散装置を示す一部省略一部切断側面図である。 ボートローディング後を示す主要部の側面断面図である。 第一処理ガスと第二処理ガスを供給するステップを示す回路図である。 残留物を排除するステップを示す回路図である。 第二処理ガス供給ラインを遮断するステップを示す回路図である。
符号の説明
1…ウエハ(基板)、10…ホットウオール形酸化・拡散装置(基板処理装置)、11…筐体、12…待機室、13…ウエハ搬入搬出口、14…ボートエレベータ、15…シールキャップ、16…ベース、17…回転機構、18…断熱筒、19…ボート、20…処理炉、21…ヒータベース、22…ヒータ、23…均熱管(外管)、24…反応管(内管)、25…処理室、26…ガス導入口、27…ガス溜め、28…細管、29…ガス導入部、30…排気口、31…ガス排気部、32…排気ライン、33…圧力センサ(圧力検出器)、34…圧力調整装置、35…排気装置、36…保護管付き熱電対、37…温度計(熱電対)、38…保護管、41…駆動制御部、42…ガス流量制御部、43…圧力制御部、44…温度制御部、45…弁切換制御部、46…主制御部、47…コントローラ、51…第一処理ガス供給ライン、52…第一処理ガス供給装置、53…第二処理ガス供給ライン、54…第二処理ガス供給装置、55…ベントライン、56…バイパスライン、60…上流側三方弁、61…第一止め弁、62…第二止め弁、70…下流側三方弁、71…第三止め弁、72…第四止め弁、81…供給ライン側二方弁、82…ベントライン側二方弁、92…第二処理ガス、93…パージガス(窒素ガス)。

Claims (1)

  1. 基板を処理する処理室と、
    前記処理室内に第一処理ガスを供給する第一処理ガス供給ラインと、
    前記第一処理ガス供給ラインに接続されて、液体ソースを気化したガスを含む第二処理ガスを供給する第二処理ガス供給ラインと、
    前記第一処理ガス供給ラインに接続されて、前記第二処理ガス供給ラインとの接続部をバイパスするように設けられたバイパスラインと、
    前記第二処理ガス供給ラインに接続されて、前記第二処理ガスを排出するベントラインと、
    前記処理室内を排気する排気ラインと、
    を有することを特徴とする基板処理装置。
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