JP3516581B2 - スロットルバルブ装置 - Google Patents

スロットルバルブ装置

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JP3516581B2
JP3516581B2 JP36574197A JP36574197A JP3516581B2 JP 3516581 B2 JP3516581 B2 JP 3516581B2 JP 36574197 A JP36574197 A JP 36574197A JP 36574197 A JP36574197 A JP 36574197A JP 3516581 B2 JP3516581 B2 JP 3516581B2
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勝人 熊谷
宗二 神山
智昭 荒木
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株式会社日立ユニシアオートモティブ
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジン等の吸入空気量を可変に制御するのに用いて好適
なスロットルバルブ装置に関し、特に電動モータを用い
てスロットルバルブを開閉させる構成としたスロットル
バルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スロットルバルブ装置として、
エンジンの吸気配管中に設けられ、有底筒状のモータケ
ースが形成され、内部に吸気通路を有したスロットルボ
ディと、該スロットルボディに弁軸を介して回動可能に
設けられ、前記吸気通路を開閉するスロットルバルブ
と、該スロットルバルブを駆動するため前記スロットル
ボディのモータケースに設けられた電動モータと、該電
動モータによる駆動力を減速して前記スロトッルバルブ
の弁軸に伝えるためモータケースの開口部側に位置し、
該電動モータと弁軸との間に設けられた減速歯車機構と
から構成したものが知られている。
【0003】ここで、電動モータによりスロットルバル
ブを開弁させるときには、電動モータの回転力を減速歯
車機構を介してスロットルバルブの弁軸へと伝え、該弁
軸を回動させる。そして、スロットルバルブは弁開度に
応じてエンジンの吸入空気量を変化させることにより、
エンジンの回転出力を可変に制御するものである。
【0004】一方、電動モータはスロットルボディに形
成されたモータケース内に設けられ、減速歯車機構はモ
ータケースが開口する歯車ケース内に設けられている。
【0005】また、モータケースに設けられた電動モー
タは、該電動モータの蓋側に位置したフランジ部とモー
タケースの開口部近傍とをねじ止めすることによって、
モータケースに固定されている。さらに、電動モータの
リード線は、その基端がフランジ部から歯車ケースに向
けて突出したターミナルに接続され、先端が歯車ケース
に穿設した導出孔を経由して外部に引出されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるスロットルバルブ装置では、電動モータの
リード線を歯車ケースの導出孔を経由して外部に引出し
ているから、歯車ケースを防水するために、リード線に
は導出孔に対して挿嵌するシール部材が必要となる。こ
のため、電動モータをモータケースに組付けるとき、シ
ール部材の取付作業が煩わしくなるという問題がある。
【0007】また、電動モータは、そのフランジ部をモ
ータケースの開口部近傍にねじ止めすることによって片
持ち固定となるから、耐振性が弱くなり電動モータをモ
ータケースに対して強固に固定できないという問題があ
る。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はモータケースの底部からリード
線を導出し、電動モータをモータケースに対して両持ち
状態で支持することのできるスロットルバルブ装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明が適用されるスロ
ットルバルブ装置は、内部に吸気通路を有するスロット
ルボディと、該スロットルボディに一体形成され、一側
が底部となり他側が開口部となった有底筒状のモータケ
ースと、前記スロットルボディに弁軸を介して回動可能
に設けられ、前記吸気通路を開閉するスロットルバルブ
と、該スロットルバルブを駆動するため前記モータケー
に設けられた電動モータと、該電動モータによる駆
動力を減速して前記スロットルバルブの弁軸に伝えるた
前記モータケースの開口部側に位置し、該電動モータ
と弁軸との間に設けられた減速歯車機構とから構成して
いる。
【0010】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、電動モータとモータケースの底部との間には、
前記モータケース内に位置して前記電動モータの一側に
嵌合し、該電動モータをモータケース内で弾性をもって
支持するモータ支持体を設け、前記電動モータの他側に
は、前記モータケースの開口部近傍にねじ止めされ前記
モータケース内のモータ支持体にスラスト方向の押圧力
を発生させるフランジ部を設け、該フランジ部と前記モ
ータ支持体とを用いて前記電動モータをモータケース内
で両持ち支持する構成とし、かつ、前記モータケースの
一側に位置する前記底部には、前記電動モータのリード
線を前記モータケースの底部から外部に導出するための
リード線導出孔を穿設し、前記モータ支持体の一側面に
は、前記電動モータのリード線を内側に挿通した状態で
前記リード線導出孔内に嵌合される筒状突起を形成する
構成としたことにある。
【0011】このような構成とすることにより、モータ
ケース内に位置して電動モータとモータケースの底部と
の間に設けたモータ支持体は、電動モータの一側に嵌合
し前記モータケース内で電動モータを弾性をもって支持
することができる。そして、電動モータのフランジ部を
モータケースの開口部近傍にねじ止めすることによっ
て、前記モータケース内のモータ支持体にスラスト方向
の押圧力を発生させることができ、この状態でモータケ
ース内の電動モータを、前記モータ支持体とフランジ部
とを用いて両持ち支持することができる。また、モータ
支持体の筒状突起をリード線導出孔に嵌合することによ
り、前記モータケースに対してモータ支持体を支持でき
ると共に、電動モータリード線をモータ支持体の筒状
突起に挿通してモータケースの底部から外部に引出すこ
とができる。
【0012】請求項2の発明によるとモータ支持体
は、弾性を有する材料によって円板状に形成され、前記
モータケース内で電動モータを支持することにより前記
押圧力を発生したときに拡径側の逃げとなる外周溝を有
する構成としたことにある。
【0013】このように構成することにより、電動モー
タのフランジ部をモータケースの開口部近傍にねじ止め
し、モータケース内のモータ支持体にスラスト方向の押
圧力を発生させたときには、モータ支持体が弾性変形す
ることによって電動モータとモータケースの底部との間
を支持し、モータ支持体の外周溝を拡径側の逃げとする
ことができ、このようなモータ支持体とフランジ部とに
より電動モータをモータケースに対して両持ちで固定す
ることができる。
【0014】請求項3の発明では、モータ支持体を、モ
ータケースの底部側に配設される板状部と、該板状部の
一側面に突設された筒状突起と、前記板状部の他側面に
形成され、電動モータが嵌着される凹陥部と、前記板状
部から筒状突起を軸方向に穿設されたリード線挿通孔と
によって構成したことにある。
【0015】このように構成することにより、筒状突起
をリード線導出孔に嵌合し、凹陥部を電動モータに対し
て支持し、該筒状突起に穿設したリード線挿通孔内に電
動モータのリード線を挿通する。これにより、リード線
をモータケースの底部から外部に引出し、電動モータを
モータケースに対して支持し、リード線導出孔内に嵌合
された筒状突起によってモータケースを防水することが
できる。
【0016】請求項4の発明では、モータ支持体を防振
性を有する弾性材料によって形成したことにある。
【0017】これにより、モータケースの底部と電動モ
ータとの間に配設されたモータ支持体によって、電動モ
ータはモータケースに対して防振した状態で固定するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスロットルバ
ルブ装置の実施の形態を、図1ないし図6を参照しつつ
詳細に説明する。
【0019】1はエンジンの吸気通路の途中に配設され
たスロットルバルブ装置、2は該スロットルバルブ装置
1の外形をなすスロットルボディで、該スロットルボデ
ィ2はアルミダイキャスト等の金属材料によって成形さ
れ、その内部にはエンジンのシリンダ(図示せず)内に
連通する吸気通路としてのスロットルチャンバ3が形成
されている。
【0020】また、スロットルボディ2には、スロット
ルチャンバ3から離間した位置に、後述する電動モータ
13を収容するため底部4Aを有した筒状のモータケー
ス4が一体形成されている。さらに、スロットルボディ
2には、後述する弁軸8の一側にはスロットルセンサ1
0が取付けられるセンサケース5が一体形成され、弁軸
8の他側に位置して減速歯車機構11が収容される歯車
ケース6が一体に形成されている。
【0021】7はモータケース4の底部4Aに穿設され
たリード線導出孔で、該リード線導出孔7内には後述す
るモータ支持体15の筒状突起17が嵌合され、該筒状
突起17(リード線挿通孔19)を通して導出されるリ
ード線14は、モータケース4の底部4Aから外部に導
出される。
【0022】8はスロットルボディ2に軸受(図示せ
ず)を用いて回転可能に設けられた弁軸で、該弁軸8は
高強度の金属棒等からなり、スロットルボディ2のスロ
ットルチャンバ3内を径方向に貫通して延びている。
【0023】9はスロットルチャンバ3内に弁軸8を介
して回転可能に設けられたスロットルバルブで、該スロ
ットルバルブ9は円板状の弁体からなり、その外形寸法
はスロットルチャンバ3の内径に対応している。そし
て、スロットルバルブ9は閉弁位置と開弁位置との間で
回動され、その開度に応じて吸入空気量を可変に調整す
るものである。
【0024】10はスロットルボディ2のセンサケース
5に取付けられたスロットルセンサで、該スロットルセ
ンサ10は、抵抗膜とブラシによってポテンショメータ
を構成し、弁軸8の開度に応じて抵抗膜上をブラシが摺
動することにより、抵抗値の変化をスロットルバルブの
開度として検出するものである。
【0025】11はモータケース4の開口部側に位置
し、歯車ケース6内に収容された減速歯車機構で、該減
速歯車機構11は、電動モータ13の回転軸13Aと弁
軸8との間に配設された複数個の歯車からなり、該減速
歯車機構11は、電動モータ13の回転軸13Aによる
回転を減速すると共に、スロットルバルブ9の弁軸8に
対して大きな回転駆動力を伝達する。また、減速歯車機
構11は、歯車ケース6内に収容されて、カバー12に
よって覆われている。
【0026】13はスロットルボディ2のモータケース
4内に設けられた電動モータで、該電動モータ13は、
回転軸13Aを回転させるためのモータ本体13Bと、
該モータ本体13Bの軸方向他側に形成された略楕円状
のフランジ部13C(図3参照)と、該フランジ部13
の外周側に位置して回転軸13Aに対して対称に形成
された2個の取付孔(図示せず)とによって構成されて
いる。
【0027】14は電動モータ13に給電するためのリ
ード線で、該リード線14はモータ本体13Bの軸方向
一側に位置して設けられている。ここで、リード線14
は、図2に示すように、リード線導出孔7を経由してモ
ータケース4の底部4Aから外部に導出され、モータケ
ース4の上側に設けられた後述のクランプ21との間を
通り、リード線14の先端に設けられたコネクタ14A
はモータケース4上に配設されている。
【0028】15は弾性を有する材料、例えばフッ素系
樹脂材料によって円板状に形成されたモータ支持体で、
該モータ支持体15は、図2に示すように、電動モータ
13とモータケース4の底部4Aとの間に配設されてい
る。ここで、モータ支持体15の厚さ寸法は、モータケ
ース4内にモータ支持体15と電動モータ13を収容し
た状態で、電動モータ13のフランジ部13Cをモータ
ケース4の開口部近傍にねじ止めするとき、フランジ部
13Cに対してスラスト方向に押圧力が発生する程度に
設定されている。また、モータ支持体15はフッ素系樹
脂材料を用いることにより、耐熱性を確保している。
【0029】また、モータ支持体15は、図4ないし図
6に示す如く、モータケース4の底部4A側に配設され
る板状部16と、該板状部16の一側面に形成され、電
動モータ13のリード線14を外部に導出するため前記
リード線導出孔7内に嵌合する筒状突起17と、前記板
状部16の他側面の中心部付近に形成され、電動モータ
13の他側面を支持する段付の凹陥部18と、該筒状突
起17内に位置して他側面から一側面に向け、途中まで
長円孔19Aで途中から2本の小径孔19Bとなったリ
ード線挿通孔19と、前記板状16の他側面に形成さ
れ略C字状に切欠れた外周溝20とを含んで構成され
ている。
【0030】また、筒状突起17の外周面には、該筒状
突起17をリード線導出孔7内に嵌合したときに筒状突
起17をリード線導出孔7に対して押圧させるため、外
向環状突起17Aが複数個形成されている。そして、該
各外向環状突起17Aは、筒状突起17をリード線導出
孔7内に嵌合したとき、該筒状突起17とリード線導出
孔7との間のシール性を高めている。
【0031】また、リード線挿通孔19の小径孔19B
の内周面には、リード線14を該小径孔19B内に挿通
したときに小径孔19Bをリード線14に対して押圧さ
せるため、内向環状突起19Cが複数個形成されてい
る。そして、該各内向環状突起19Cは、リード線14
を小径孔19B内に挿通したとき、該リード線14と小
径孔19Bとの間のシール性を高めている。
【0032】さらに、外周溝20は、電動モータ13を
支持したときの拡径側の逃げ、圧入したときの逃げとな
るものである。
【0033】そして、電動モータ13のリード線14を
モータ支持体15のリード線挿通孔19内に挿通し、モ
ータ支持体15の筒状突起17をモータケース4の底部
4Aに位置したリード線導出孔7内に嵌合することによ
り、リード線14はモータケース4の底部4Aから外部
に導出される。
【0034】21はモータケース4に設けられたクラン
プで、該クランプ21は該モータケース4側に向けて湾
曲する爪部20A,20Bを有する板状部によって形成
されている。そして、クランプ21をモータケース4に
取付けると、このモータケース4とクランプ21との間
にはリード線14が挟込まれ、該リード線14は爪部2
0A,20Bによってモータケース4側に押込まれ、一
方コネクタ14Aはクランプ21によってモータケース
4上に支持されている。
【0035】このように構成されるスロットルバルブ装
置1においても、従来技術と同様に、外部からリード線
14を用いて電動モータ13に給電して電動モータ13
の回転軸13Aを回転させる。そして、減速歯車機構1
1は、電動モータ13の回転力をスロットルバルブ9の
弁軸8へと伝え、該弁軸8を回動させる。これにより、
スロットルバルブ装置1は、スロットルバルブ9弁開
度に応じてエンジンの吸入空気量を変化させ、エンジン
の回転出力を可変に制御することができる。
【0036】また、本実施の形態では、モータケース4
の底部4Aにリード線導出孔7を穿設し、該底部4Aと
電動モータ13との間にはモータ支持体15を設け、該
モータ支持体15の筒状突起17をリード線導出孔7内
に嵌合させている。そして、モータ支持体15のリード
線挿通孔19内にはリード線14を挿通することによ
り、電動モータ13のリード線14は、モータケース4
の底部4A側から外部に引出すことができる。
【0037】また、電動モータ13の他側は、フランジ
部13Cをモータケース4の開口部近傍ねじ止めによ
って固定し、電動モータ13の一側は、モータ支持体1
5に形成された凹陥部18に支持されている。これによ
り、電動モータ13はモータケース4の開口部側と底部
4A側との両側で固定することができる。しかも、モー
タ支持体15は、弾性を有するフッ素系樹脂材料によっ
て形成されているから、電動モータ13をモータケース
4に対してスラスト方向とラジアル方向の位置決めを行
うと共に、外部振動に対して防振性、緩衝性を高めるこ
とができる。
【0038】さらに、モータ支持体15は、そのリード
線挿通孔19内にリード線14を挿通し、筒状突起17
をリード線導出孔7内に嵌合し、しかもリード線導出孔
7に対する押圧力を増すために、複数個の外向環状突起
17Aを形成しているから、リード線導出孔7と筒状突
起17との間の耐水性を高めることができる。また、リ
ード線挿通孔19の小径孔19Bには、リード線14に
対する押圧力を増すために、複数個の内向環状突起19
Cを形成しているから、リード線挿通孔19とリード線
14との間の耐水性を高めることができる。
【0039】かくして、本実施の形態では、モータケー
ス4の底部4Aと電動モータ13との間に弾性を有する
材料からなるモータ支持体15を設け、該モータ支持体
15の筒状突起17を底部4Aに穿設したリード線導出
孔7内に嵌合し、モータ支持体15のリード線挿通孔1
9内には電動モータ13のリード線14を挿通するよう
にしたから、該モータ支持体15は底部4Aからリード
線14を外部に引出すことができると共に、モータケー
ス4の耐水性を高めることができる。
【0040】また、モータ支持体15は電動モータ13
とモータケース4の底部4Aとの間を支持し、フランジ
部13Cをモータケース4の開口部近傍にねじ止めする
ことによって、電動モータ13をモータケース4に対し
て両持ち支持でき、電動モータ13を安定して固定する
ことができる。
【0041】さらに、モータ支持体15は、弾性を有す
るフッ素系樹脂材料によって形成されている。これによ
り、該モータ支持体15は、モータケース4に対して電
動モータ13をスラスト方向、ラジアル方向に位置決め
することができ、しかもモータ支持体15は、モータケ
ース4に対する電動モータ13の防振性を高め、該電動
モータ13をモータケース4に対して強固に固定でき、
スロットルバルブ装置1の信頼性を高めることができ
る。
【0042】なお、実施の形態では、モータ支持体15
を、フッ素系樹脂材料によって形成したが、本発明はこ
れに限らず、弾性、耐熱性を有する各種のプラスチック
材料、ゴム等によって形成してもよいことは勿論であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、電動モータとモータケースの底部との間には、前
記モータケース内に位置して前記電動モータの一側に嵌
合し、該電動モータをモータケース内で弾性をもって支
持するモータ支持体を設け、前記電動モータの他側に
は、前記モータケースの開口部近傍にねじ止めされ前記
モータケース内のモータ支持体にスラスト方向の押圧力
を発生させるフランジ部を設け、該フランジ部と前記モ
ータ支持体とを用いて前記電動モータをモータケース内
で両持ち支持する構成とし、かつ、前記モータケースの
底部には、電動モータのリード線をモータケースの底部
から外部に導出するためのリード線導出孔を穿設し、前
記モータ支持体の一側面には、前記電動モータのリード
線を内側に挿通した状態で前記リード線導出孔内に嵌合
される筒状突起を形成する構成としているので、電動モ
ータをモータケースの軸方向両側で前記フランジ部とモ
ータ支持体とによって両持ち支持することができ、電動
モータをモータケース内に安定して固定することができ
る。また、モータケースの底部に穿設したリード線導出
と、前記モータ支持体に形成され該モータケースの
ード線導出孔内に嵌合される筒状突起とにより、前記
動モータのリード線をモータケースの底部から外部に引
出すことができ、リード線のレイアウトを簡単にまとめ
ることができる。
【0044】請求項2の発明によるとモータ支持体
は、弾性を有する材料によって円板状に形成され、モー
タケース内で電動モータを支持することにより押圧力を
発生したときに拡径側の逃げとなる外周溝を有する構成
としたから、電動モータのフランジ部をモータケースの
開口部近傍にねじ止めし、モータケース内のモータ支持
体にスラスト方向の押圧力を発生させたときには、モー
タ支持体の外周溝を拡径側の逃げとすることができ、前
記モータケース内で電動モータを安定して固定すること
ができる。
【0045】請求項3の発明では、モータ支持体を、モ
ータケースの底部側に配設される板状部と、該板状部の
一側面に形成され、電動モータが嵌着される凹陥部と、
前記板状部の他側面に突設された前記筒状突起と、前記
板状部から筒状突起を軸方向に穿設されたリード線挿通
孔とによって構成したから、凹陥部を電動モータに対し
て支持し、筒状突起をリード線導出孔に嵌合し、該筒状
突起に穿設したリード線挿通孔内に電動モータのリード
線を挿通する。これにより、電動モータをモータ支持体
を用いてモータケースに対して支持し、リード線をモー
タケースの底部から外部に引出すことができる。
【0046】請求項4の発明では、モータ支持体を防振
性を有する弾性材料によって形成したから、該モータ支
持体は、電動モータをモータケースに対して防振した状
態で固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態によるスロットルバルブ装置を示す
平面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた拡大縦断面図
である。
【図3】カバーを取外した状態で減速歯車機構、歯車ケ
ース等を示す図1中の矢示III−III 方向からみた側面
図である。
【図4】モータ支持体を示す正面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた縦断面図であ
る。
【図6】図4中の矢示VI−VI方向からみた縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 スロットルバルブ装置 4 モータケース 4A 底部 7 リード線導出孔 8 弁軸 9 スロットルバルブ 11 減速歯車機構 13 電動モータ 14 リード線 15 モータ支持体 16 板状部 17 筒状突起 18 凹陥部 19 リード線挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−163670(JP,A) 特開 平8−310271(JP,A) 特開 平10−132124(JP,A) 実開 昭60−132163(JP,U) 実開 昭62−7762(JP,U) 実開 昭63−120549(JP,U) 実開 昭58−153554(JP,U) 実開 昭61−462(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/00 - 5/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部に吸気通路を有するスロットルボデ
    ィと、該スロットルボディに一体形成され、一側が底部
    となり他側が開口部となった有底筒状のモータケース
    と、前記スロットルボディに弁軸を介して回動可能に設
    けられ、前記吸気通路を開閉するスロットルバルブと、
    該スロットルバルブを駆動するため前記モータケース
    に設けられた電動モータと、該電動モータによる駆動力
    を減速して前記スロットルバルブの弁軸に伝えるため
    モータケースの開口部側に位置し、該電動モータと弁
    軸との間に設けられた減速歯車機構とからなるスロット
    ルバルブ装置において、 前記電動モータとモータケースの底部との間には、前記
    モータケース内に位置して前記電動モータの一側に嵌合
    し、該電動モータをモータケース内で弾性をもって支持
    するモータ支持体を設け 前記電動モータの他側には、前記モータケースの開口部
    近傍にねじ止めされ前記モータケース内のモータ支持体
    にスラスト方向の押圧力を発生させるフランジ部を設
    け、該フランジ部と前記モータ支持体とを用いて前記電
    動モータをモータケース内で両持ち支持する構成とし、 かつ、前記モータケースの一側に位置する前記底部に
    は、前記電動モータのリード線を前記モータケースの底
    部から外部に導出するためのリード線導出孔を穿設し、
    前記モータ支持体の一側面には、前記電動モータのリー
    ド線を内側に挿通した状態で前記リード線導出孔内に嵌
    合される筒状突起を形成する構成とし たことを特徴とす
    るスロットルバルブ装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ支持体は、弾性を有する材料
    によって円板状に形成され、前記モータケース内で電動
    モータを支持することにより前記押圧力を発生したとき
    に拡径側の逃げとなる外周溝を有する構成としてなる請
    求項1記載のスロットルバルブ装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ支持体は、前記モータケース
    の底部側に配設される板状部と、該板状部の一側面に突
    設された前記筒状突起と、前記板状部の他側面に形成さ
    れ前記電動モータが嵌着される凹陥部と、前記板状部か
    ら筒状突起内を軸方向に穿設されたリード線挿通孔とを
    含んで構成してなる請求項1または2記載のスロットル
    バルブ装置。
  4. 【請求項4】 前記モータ支持体は防振性を有する弾性
    材料によって形成してなる請求項1,2または3記載の
    スロットルバルブ装置。
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