JP3516542B2 - 圧電発音装置 - Google Patents
圧電発音装置Info
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Description
などに用いられる圧電発音装置に関し、特に、筐体から
のリード線導出箇所を改善したものである。
としては、圧電スピーカ、圧電マイクロフォン、圧電ブ
ザーなどが知られている。この圧電発音体は、電話機の
受話器としても広く使われている。
すように、リード線43a、43bを介して圧電振動板42に
電圧を印加するように構成されている。このタイプの圧
電レシーバ(以下、リード線タイプの圧電レシーバとい
う)は、圧電素子を金属円板44の中央に接着して形成し
た圧電振動板42と、圧電レシーバの筐体を構成する樹脂
製のケース41aと背面板41bとから成り、一方のリード
線43aは圧電振動板42の圧電素子部分に、また、他方の
リード線43bは圧電素子の周囲に露出する金属板の部分
に半田付けされている。
発生する音波を外部に放出するための放音孔が設けられ
ている。一方、背面板41bには圧電振動板42の共振に制
動を与えるための小孔40が設けられ、この小孔40には抵
抗材として面布が貼られている。また、このような制動
抵抗として、小孔と面布との代わりに複数の細管を設け
る場合もある。
41aにシリコン等を用いて接着固定され、その後、背面
板41bがケース41aに圧入される。ケース41aの筐体壁
の一部には、リード線43a、43bを筐体外部に導出する
ためのキリカキ部が設けられ、このキリカキ部を通るリ
ード線は、背面板41bがケース41aに圧入される際に、
背面板41bの外周の突起がこのキリカキ部に嵌まり込む
ことによって押さえ付けられ、固定される。
型化に適するため、携帯電話などの小型の音声通信端末
用の受話器として広く用いられている。
圧電レシーバでは、圧電レシーバの検査工程や音声通信
端末への実装工程などで、作業者によりリード線が引っ
張られる場合がある。このときにリード線に加わる力が
筐体のリード線支持力よりも大きいと、リード線が半田
付けされた圧電振動板上の部分で半田の剥離が生じ、断
線や接触不良の原因となる。従って、リード線タイプの
圧電レシーバでは、筐体が充分なリード線支持力を有す
ることが要求される。
の部分から空気の漏洩が発生すると、振動系に対する制
動抵抗の値が所定の設計値より変化し、圧電レシーバの
出力音圧の周波数特性が劣化する。そのため、ケースの
放音孔及び背面板側の小孔以外の部分を充分に密閉する
ことが要求される。
では、リード線43a、43bの支持が、筐体を構成するケ
ース41aと背面板41bとのキリカキ部における挟持力の
みで行なわれているため、圧電レシーバが小型薄型化
し、筐体壁の厚さが薄くなると、キリカキ部で挟みつけ
るリード線の距離が短くなり、筐体のリード線に対する
支持力が弱くなるという問題点があった。
4のような単純なキリカキ構造である場合には、このキ
リカキ部で空気の漏洩が発生し、出力音圧の周波数特性
が劣化する。これを防ぐために、圧電レシーバの組立工
程でキリカキ部を密閉する工程を追加しなければならな
いという問題点があった。
るものであり、筐体によるリード線支持力を増強し、ま
た、リード線導出部からの空気の漏洩を抑えたリード線
タイプの圧電発音装置を提供することを目的としてい
る。
ード線が貫通する筐体壁の部分に、筐体壁の厚さより長
い距離に渡ってリード線を挟持するリード線保持部を設
け、また、このリード線保持部にリード線に沿った溝を
設けている。
し、圧電振動板上の半田の剥離を防止することができ、
また、リード線の被覆と筐体壁とが密着し、空気の漏洩
を抑えることができる。
は、内部に圧電振動板を保持し、この圧電振動板に電圧
を供給するリード線を筐体壁を貫通させて導出する筐体
と、前記筐体に嵌合される背面版とを備えた圧電発音装
置において、前記筐体には、前記リード線が貫通する前
記筐体壁の部分に、前記筐体壁の厚さより長い距離に渡
って前記リード線を挟持する第1のリード線保持部を設
け、前記背面板には、前記第1のリード線保持部に対向
する位置に前記第1のリード線保持部とともに前記リー
ド線を保持する第2のリード線保持部を設け、前記第1
のリード線保持部および前記第2のリード線保持部のそ
れぞれが、前記リード線と接触する溝部を有し、前記第
1のリード線保持部の溝部および前記第2のリード線保
持部の溝部の断面が円形状となるようにしたものであ
り、筐体のリード線支持力を増強することができる。
のリード線保持部の溝部と前記第2のリード線保持部の
溝部のそれぞれを半円形にしたものであり、リード線を
挟み込んだ状態での前記第1のリード線保持部の溝部お
よび前記第2のリード線保持部の溝部の断面が円形状と
なり、筐体のリード線支持力を大きくするとともに、筐
体のリード線導出箇所における空気漏れを抑えることが
できる。
から図3を用いて説明する。
た圧電レシーバの形態を示している。この圧電レシーバ
では、樹脂製ケース11aの筐体壁の一部に、リード線13
a、13bを筐体外部に導出するためのリード線保持部14
aを設け、背面板11bの外周に、このリード線保持部14
aに嵌まり込む突起状のリード線保持部14bを設けてい
る。その他の構成は従来の圧電レシーバ(図4)と変わ
りがない。
ス11aの外円周から適当な長さ突出し、リード線13a、
13bを筐体外部に導出するための凹溝を有している。背
面板11bのリード線保持部14bは、このケース11aのリ
ード線保持部14aと等しい長さを持ち、背面板11bがケ
ース11aに圧入されたとき、ケース11aのリード線保持
部14aの凹溝に嵌まり込み、双方のリード線保持部14
a、14bがリード線13a、13bを上下から挟み付けて固
定する。
ード線保持部14aと背面板11b側のリード線保持部14b
とが2本のリード線13a、13bを長い距離に渡って挟み
付け、固定しているため、筐体のリード線支持力が増大
する。
別の実施形態を示し、図3は図2の圧電レシーバのリー
ド線保持部の断面を示している。この圧電レシーバで
は、ケース21aのリード線保持部24a(31a)の凹溝
に、導出するリード線23a(33a)、23b(33b)に沿
う2つの溝32aを設け、また、背面板21bのリード線保
持部24b(31b)の対向面にも、同様の2つの溝(32
b)を設けている。その他の構成は第1の実施形態(図
1)と変わりがない。
a、32bは、断面が半円形状をしており、その内径は、
背面板21bをケース21aに圧入した後において、リード
線33a、33bの被覆と溝32a、32bの内壁面との間に隙
間を生じない程度に設定される。
線保持部24aと背面板側のリード線保持部24bとで2本
のリード線を挟み込んでいるため、筐体によるリード線
の固定距離が長くなる。また、リード線保持部に溝32
a、33bを設けているため、リード線と筐体壁との接触
面積が大きくなる。その結果、筐体のリード線支持力が
大きく増大する。
し、リード線導出箇所における空気の漏洩が生じない。
そのため、圧電レシーバの組立に際して、リード線が筐
体を貫通する部分を密閉する工程を追加しなくとも、空
気の漏洩による出力音圧の周波数特性の劣化を防止する
ことができる。
きの形態について説明したが、本発明は、圧電ブザー、
圧電マイクロフォン、圧電スピーカなど、リード線タイ
プの圧電発音装置に幅広く適用することが可能である。
の圧電発音装置は、リード線をリード線保持部で固定し
ているため、筐体のリード線支持力が増し、圧電振動板
上に半田付けされたリード線の剥離を防止することがで
きる。
せることにより、筐体のリード線導出箇所からの空気の
漏洩を抑えることができる。
を示す斜視図、
を示す斜視図、
るリード線保持部の断面図、
る。
ード線 14a、14b、24a、24b、31a、31b リード線保持部 32a、32b リード線保持部に設けられた溝 44 金属板
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に圧電振動板を保持し、この圧電振
動板に電圧を供給するリード線を筐体壁を貫通させて導
出する筐体と、前記筐体に嵌合される背面版とを備えた
圧電発音装置において、前記筐体は、前記 リード線が貫通する前記筐体壁の部分
に、前記筐体壁の厚さより長い距離に渡って前記リード
線を挟持する第1のリード線保持部を具備し、前記背面
板は、前記第1のリード線保持部に対向する位置に前記
第1のリード線保持部とともに前記リード線を保持する
第2のリード線保持部を具備し、前記第1のリード線保
持部および前記第2のリード線保持部のそれぞれが、前
記リード線と接触する溝部を有し、前記第1のリード線
保持部の溝部および前記第2のリード線保持部の溝部の
断面が円形状となることを特徴とする圧電発音装置。 - 【請求項2】 前記第1のリード線保持部の溝部と前記
第2のリード線保持部の溝部のそれぞれが半円形である
ことを特徴とする請求項1に記載の圧電発音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29335695A JP3516542B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 圧電発音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29335695A JP3516542B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 圧電発音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09116996A JPH09116996A (ja) | 1997-05-02 |
JP3516542B2 true JP3516542B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=17793738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29335695A Expired - Fee Related JP3516542B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 圧電発音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3516542B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017075780A (ja) * | 2015-10-13 | 2017-04-20 | 日産自動車株式会社 | 高周波音測定装置 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP29335695A patent/JP3516542B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09116996A (ja) | 1997-05-02 |
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