JP3516497B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3516497B2 JP31839294A JP31839294A JP3516497B2 JP 3516497 B2 JP3516497 B2 JP 3516497B2 JP 31839294 A JP31839294 A JP 31839294A JP 31839294 A JP31839294 A JP 31839294A JP 3516497 B2 JP3516497 B2 JP 3516497B2
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浩 橋本
康人 竹内
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像生成方法および
超音波診断装置に関し、更に詳しくは、周期的動きの分
布を表す画像を生成する画像生成方法および周期的動き
の分布を表す画像を生成し表示することが出来る超音波
診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波診断装置では、Aモード表
示,Bモード表示,Mモード表示,CFM(Color Flow
Mapping)表示およびドプラ表示が行われている。Aモ
ード表示では、ある音線上の各サンプリング点の位置を
第1軸方向にとり、各サンプリング点からのエコーの強
さを前記第1軸と直交する第2軸方向にとった画像を表
示する。Bモード表示では、複数の音線上の各サンプリ
ング点の位置を模擬して2次元分布させた各画素の輝度
を、各サンプリング点からのエコーの強さに応じて決め
た画像を表示する。Mモード表示では、時間を横軸と
し、あるサンプリング点からのエコーの強さを縦軸とし
た画像を表示する。CFM表示では、複数の音線上の各
サンプリング点の位置を模擬して2次元分布させた各画
素の輝度および色相を、各サンプリング点からのドプラ
周波数に応じて決めた画像を表示する。ドプラ表示で
は、時間を横軸とし、あるサンプリング点からのドプラ
周波数を縦軸とした画像を表示する。これら各モードに
ついては、「医用超音波機器ハンドブック:コロナ社」
に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波診断装置
におけるAモード表示,Bモード表示では、エコーの強
さの分布すなわち組織の質的な分布が判かる。また、C
FMモードでは、ドプラ周波数の分布すなわち組織の動
きの速度の分布が判る。一方、従来の超音波診断装置に
おけるMモード表示では、エコーの強さの時間変化すな
わち組織の動きが判かる。また、ドプラモードでは、ド
プラ周波数の時間変化すなわち組織の動きの速度の変化
が判かる。しかし、従来のどの表示でも、周期的動きの
分布は明確に判らない問題点がある。換言すれば、周期
性の強い動きをしている組織がどのように分布している
かが明確に判らない問題点がある。そこで、この発明の
目的は、周期的動きの分布を表す画像を生成する画像生
成方法および周期的動きの分布を表す画像を生成し表示
することが出来る超音波診断装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、空間に分布した複数のサンプリング点から時系列
データを取得し、その時系列データから周期性を求め、
サンプリング点の分布と周期性の関係を表現した画像を
生成することを特徴とする画像生成方法を提供する。
【0005】第2の観点では、この発明は、時系列の複
数の画像から各画素の画素値の時系列データを取得し、
その時系列データから周期性を求め、その周期性に基づ
いて新たな画素値を決定し、それら新たな画素値による
新たな画像を生成することを特徴とする画像生成方法を
提供する。
【0006】第3の観点では、この発明は、上記構成の
画像生成方法において、前記時系列データからフーリエ
変換または自己相関または相互相関の少なくとも1つに
より、前記時系列データをスペクトルで表したときの最
大値,その最大値を与える周波数,大きさの平均値,周
波数の平均値,所定周波数範囲の面積の少なくとも1つ
を求めることを特徴とする画像生成方法を提供する。
【0007】第4の観点では、この発明は、空間に分布
した複数のサンプリング点から超音波を利用してデータ
を取得するデータ取得手段と、各サンプリング点の分布
と前記データの関係を示す画像を生成する画像生成手段
と、生成された画像を表示する画像表示手段とを備えた
超音波診断装置において、時刻の異なる前記データを時
系列データとして記憶する時系列データ記憶手段と、前
記時系列データから周期性を求める周期性抽出手段と、
前記サンプリング点の分布と周期性の関係を表現した画
像を生成する周期性画像生成手段とを具備したことを特
徴とする超音波診断装置を提供する。
【0008】第5の観点では、この発明は、空間に分布
した複数のサンプリング点から超音波を利用して時系列
データを取得する時系列データ取得手段と、前記時系列
データの画像を生成する時系列データ画像画像生成手段
と、生成された画像を表示する画像表示手段とを備えた
超音波診断装置において、前記時系列データから周期性
を求める周期性抽出手段と、前記サンプリング点の分布
と周期性の関係を表現した画像を生成する周期性画像生
成手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を
提供する。
【0009】第6の観点では、この発明は、上記構成の
超音波診断装置において、前記周期性抽出手段は、前記
時系列データからフーリエ変換または自己相関または相
互相関の少なくとも1つにより、前記時系列データをス
ペクトルで表したときの最大値,その最大値を与える周
波数,大きさの平均値,周波数の平均値,所定周波数範
囲の面積の少なくとも1つを求めることを特徴とする超
音波診断装置を提供する。
【0010】
【作用】上記第1の観点による画像生成方法では、空間
に分布した複数のサンプリング点からそれぞれ時系列デ
ータを取得する。次に、それらの時系列データから周期
性を求める。そして、サンプリング点の分布と周期性の
関係を表現した画像を生成する。例えば、空間に2次元
分布した多数のサンプリング点からそれぞれ時系列デー
タを取得し、それらの時系列データをフーリエ変換して
パワースペクトルを算出し、そのパワースペクトルの最
大値を求める。そして、画像を構成する各画素の画素値
(輝度,色相)を当該画素に対応する前記サンプリング
点に対応する前記最大値から決定する。これにより、周
期的動きの分布を表す画像を生成することが出来る。
【0011】上記第2の観点による画像生成方法では、
時系列の複数の画像から各画素の画素値の時系列データ
を取得する。次に、それらの時系列データから周期性を
求める。そして、各画素の周期性に基づいて当該画素の
新たな画素値を決定し、新たな画像を生成する。例え
ば、所定短時間ごとの多数の画像を用意し、各画像の同
じ画素の画素値を取り出して、時系列データを取得す
る。次に、各画素の時系列データをフーリエ変換してパ
ワースペクトルを算出し、そのパワースペクトルの最大
値を求める。そして、その最大値から当該画素の画素値
(輝度,色相)を決定し、新たな画像を構成する。これ
により、周期的動きの分布を表す画像を生成することが
出来る。
【0012】なお、フーリエ変換または自己相関または
相互相関の少なくとも1つにより、時系列データから周
期性を求めることが出来る。その周期性は、時系列デー
タをスペクトルで表したとき、その最大値,その最大値
を与える周波数,大きさの平均値,周波数の平均値,所
定周波数範囲の面積などに相当する値を指標として用い
ることが出来る。なお、スペクトルとは、パワースペク
トル,振幅スペクトル,位相スペクトルまたはクロスス
ペクトルのいずれでもよい。
【0013】上記第3の観点による超音波診断装置で
は、空間に分布した複数のサンプリング点での時刻の異
なるデータ(例えばAモード表示,Bモード表示,Cモ
ード表示またはCFM表示用のデータ)を時系列データ
として記憶しておき、それら時系列データから周期性を
求めて、前記サンプリング点の分布と周期性の関係を表
現した画像を生成し、表示する。これにより、周期的動
きの分布を表す画像を生成し表示することが出来る。
【0014】上記第4の観点による超音波診断装置で
は、空間に分布した複数のサンプリング点から取得した
時系列データ(例えばMモード表示用のデータ)から周
期性を求め、前記サンプリング点の分布と周期性の関係
を表現した画像を生成し、表示する。これにより、周期
的動きの分布を表す画像を生成し表示することが出来
る。
【0015】上記第5の観点による超音波診断装置で
は、上記構成の超音波診断装置において、時系列データ
からフーリエ変換または自己相関または相互相関の少な
くとも1つにより周期性を求める。その周期性は、前記
時系列データをスペクトルで表したときの、最大値,そ
の最大値を与える周波数,大きさの平均値,周波数の平
均値,所定周波数範囲の面積の少なくとも1つである。
これにより、周期的動きの分布を表す画像を好適に生成
し表示することが出来る。
【0016】
【実施例】以下、図に示す実施例を用いてこの発明をさ
らに詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定
されるものではない。図1は、この発明の超音波診断装
置の一実施例のブロック図である。この超音波血流診断
装置100は、超音波探触子1と、ビームフォーマ(B
eam Former)2と、B/Mモード処理部3と、CFM処
理部4と、DSC(Digital Scan Converter)5と、C
RT(Cathode Ray Tube)6と、入力装置7と、制御部
8と、時系列データ記憶部9と、周期性抽出部10とを
具備している。前記超音波探触子1およびビームフォー
マ2は、被検体の内部空間に分布した複数のサンプリン
グ点から超音波エコー信号を収集する。前記B/Mモー
ド処理部3は、2次元分布(Bモードのとき)または1
次元分布(Mモードのとき)した多数のサンプリング点
における超音波エコー信号の強さのデータを取得する。
前記CFM処理部4は、2次元分布した多数のサンプリ
ング点におけるドプラ周波数のデータを取得する。
【0017】前記DSC5は、Bモード画像またはMモ
ード画像またはCFM画像または周期性抽出画像を生成
する。Bモード画像の場合は、画像を構成する各画素の
画素値(輝度)を当該画素に対応する前記サンプリング
点に対応する前記超音波エコー信号の強さのデータから
決定する。Mモード画像の場合は、前記超音波エコー信
号の強さを縦軸とし,時間を横軸としたグラフ画像を各
サンプリング点ごとに生成する。CFM画像の場合は、
画像を構成する各画素の画素値(輝度,色相)を当該画
素に対応する前記サンプリング点に対応する前記ドプラ
周波数のデータから決定する。周期性抽出画像の場合に
ついては、図2のステップV7および図11のステップ
14のところで説明する。
【0018】前記CRT6は、生成された画像を画面に
表示する。前記入力装置7は、操作者が指示を入力する
ためのスイッチやトラックボールなどである。前記制御
部8は、操作者が入力した指示に基づいて各部の働きを
制御する。
【0019】前記時系列データ記憶部9は、時刻の異な
る前記超音波エコー信号の強さのデータまたは前記ドプ
ラ周波数のデータを時系列データとして記憶する。前記
周期性抽出部は、前記時系列データからフーリエ変換ま
たは自己相関または相互相関の少なくとも1つにより、
前記時系列データをスペクトルで表したときの最大値,
その最大値を与える周波数,大きさの平均値,周波数の
平均値,所定周波数範囲の面積の少なくとも1つを周期
性抽出データとして求める。
【0020】図2は、上記超音波診断装置100におけ
る周期性抽出画像の生成および表示の動作を説明するフ
ローチャートである。ステップV1では、操作者はBモ
ードまたはMモードまたはCFMモードのいずれかをソ
ース画像のモードとして指定する。BモードまたはCF
Mモードが指定されたらステップV2に進み、Mモード
が指定されたら図11のステップV11に進む。
【0021】ステップV2では、被検体をスキャンし、
Bモード画像またはCFM画像をリアルタイム表示す
る。図3に、CFM画像Gを例示する。CFM画像Gに
おいて、例えばMoは母体(子宮)であり、Baは胎児
である。
【0022】図2に戻り、ステップV3では、操作者は
Bモード画像またはCFM画像上で関心領域ROI(Re
gion Of Interest)を指定する。図4に、関心領域RO
Iを例示する。
【0023】図2に戻り、ステップV4では、操作者は
周期性抽出データの種類を指定する。周期性抽出データ
の種類としては、例えば時系列データをスペクトルで表
したときの最大値,その最大値を与える周波数,大きさ
の平均値,周波数の平均値,所定周波数範囲の面積,あ
る狭い周波数範囲の面積と広い周波数範囲の面積の比な
どが挙げられる。
【0024】ステップV5では、最新のn枚(例えば6
4枚)のBモード画像用の超音波エコー信号の強さのデ
ータまたはCFM画像用のドプラ周波数のデータを時系
列データ記憶部9に記憶する。図5に、時系列の5枚の
CFM画像G1〜G5を例示する。
【0025】図2に戻り、ステップV6では、関心領域
ROI内の各画素の時系列データを前記時系列データ記
憶部9から取り出す。図5において、ドプラ周波数のデ
ータα1〜α5がある画素(α)の時系列データ(図6
のTαに相当する)になる。また、ドプラ周波数のデー
タβ1〜β5が別の画素(β)の時系列データ(図7の
Tβに相当する)になる。また、ドプラ周波数のデータ
γ1〜γ5がさらに別の画素(γ)の時系列データ(図
8のTγに相当する)になる。なお、CFM画像G1〜
G5の時間間隔をτとするとき、時系列データの時間T
は、T=(n−1)τである。次に、時系列データから
フーリエ変換または自己相関または相互相関の少なくと
も1つにより、指定された種類の周期性抽出データを求
める。図6の(a)に時系列データTαを示し、図6の
(b)に時系列データTαをフーリエ変換して得たパワ
ースペクトルFαを示す。指定された周期性抽出データ
の種類が「最大値」なら、Pαが周期性抽出データとな
る。また、指定された周期性抽出データの種類が「最大
値を与える周波数」なら、fαが周期性抽出データとな
る。図7の(b)に時系列データTβを示し、図7の
(b)に時系列データTβをフーリエ変換して得たパワ
ースペクトルFβを示す。指定された周期性抽出データ
の種類が「最大値」なら、Pβが周期性抽出データとな
る。また、指定された周期性抽出データの種類が「最大
値を与える周波数」なら、fβが周期性抽出データとな
る。図8の(b)に時系列データTγを示し、図8の
(b)に時系列データTγをフーリエ変換して得たパワ
ースペクトルFγを示す。指定された周期性抽出データ
の種類が「最大値」なら、Pγが周期性抽出データとな
る。また、指定された周期性抽出データの種類が「最大
値を与える周波数」なら、fγが周期性抽出データとな
る。
【0026】図2に戻り、ステップV7では、周期性抽
出データを画素値に変換する。そして、それら画素値で
最新のBモード画像またはCFM画像の関心領域ROI
の内部の画素の画素値を置換して、新たな画像すなわち
周期性抽出画像を生成し、それをCRT6で表示する。
図9に、周期性抽出データの種類が「最大値を与える周
波数」の場合の周期性抽出画像GTを例示する。この周
期性抽出画像GTでは、図3のCFM画像Gよりも、母
体(子宮)Moと胎児Baとを明確に識別できる。これ
は、脈拍により周期性が決まるが、母体(子宮)Moの
脈拍は約70であり、胎児Baの脈拍は約140であ
り、「最大値を与える周波数」が明確に異なるからであ
る。
【0027】図2に戻り、ステップV8では、終了の指
示が与えられたら処理を終了し、与えられなかったら前
記ステップV5に戻る。
【0028】図10は、相互相関についての説明図であ
る。時系列データTαのある部分a(予想される周期よ
り長い時間幅ΔTとする)を取り出し、その直後の同じ
時間幅ΔTの部分b0との相関値を計算する。次に、短
い遅延時間後の時間幅ΔTの部分b1と前記部分aの相
関値を計算する。これを所定の区間C0について繰り返
し、得られた相関値群から周期性抽出データを得る。例
えば、相関値の最大値,最大値を与える遅延時間,最大
値を与える遅延時間の逆数,大きさの平均値,遅延時間
の平均値,所定時間範囲の面積の少なくとも1つを周期
性抽出データとすることが出来る。そして、得られた周
期性抽出データより対応する画素の輝度,色相を決定す
る。さらに、これを少し遅らせた区間C1についても繰
り返し、周期性抽出データを更新する。また、適当なタ
イミングで部分aを更新する。このようにしても、周期
性抽出画像を生成できる。
【0029】図11は、周期性抽出画像の生成および表
示の動作の続きのフローチャートである。ステップV1
1では、被検体をスキャンし、Mモード画像をリアルタ
イム表示する。図12に、Mモード画像を例示する。m
1〜m4は、各深さにおける超音波エコー信号の強さの
時間変化を示している。
【0030】図11に戻り、ステップV12では、最新
のK秒間(例えば60秒間)のMモード画像用の超音波
エコー信号の強さのデータを時系列データ記憶部9に記
憶する。ステップV13では、各深さの時系列データを
前記時系列データ記憶部9から取り出す。図12に示す
m1〜m4が各深さの時系列データになる。次に、時系
列データをフーリエ変換し、パワースペクトル(または
振幅スペクトル,位相スペクトル)を取得する。図13
に、各深さにおけるパワースペクトルp1〜p4を示
す。
【0031】図11に戻り、ステップV14では、縦軸
に深さをとり、横軸に周波数をとり、パワースペクトル
の大きさを画素値(輝度,色相)に変換して、周期性抽
出画像を生成し、それをCRT6で表示する。図14
に、周期性抽出画像を例示する。この周期性抽出画像で
は、周期的動きの深さ方向の分布を明確に認識できる。
図15に、図14の周期性抽出画像の変形として、各深
さでのパワースペクトルの最大値を結ぶ曲線を周期性抽
出画像としたものを例示する。この周期性抽出画像で
は、特に周期的動きの強い部分の深さ方向の分布を明確
に認識できる。
【0032】図11に戻り、ステップV15では、終了
の指示が与えられたら処理を終了し、与えられなかった
ら前記ステップV12に戻る。
【0033】以上の超音波診断装置100によれば、周
期的動きの分布を画像上で明確に識別できるようにな
る。従って、母体と胎児の識別や,異常部位の診断に非
常に有用である。
【0034】なお、周期性抽出画像をソース画像または
他のモードの画像と重ねて表示してもよい。また、周期
性抽出画像の生成の処理の負担が大きい場合は、周期性
抽出画像を生成する速度(フレームレート)を下げるよ
うにしてもよい。また、フーリエ変換や自己相関や相互
相関の代りに、FHT(Fast Hartlay Transfer)やD
CT(Descrete Cosine Transfer)を用いて周期性を抽
出してもよい。また、Bモード画像用のデータなどから
時系列データを取得する代りに、時系列の複数の画像か
ら各画素の画素値の時系列データを取得し、その時系列
データを基にして周期性抽出画像を生成するようにして
もよい。また、超音波探触子の動きによる成分や,観測
対象でない被検体の動き(例えば呼吸による体動)によ
る成分を抑制する処理(例えばフィルタ処理)を行うこ
とが好ましい。この処理は、スキャンの際に行ってもよ
いし、時系列データに対して行ってもよい。
【0035】
【発明の効果】この発明の画像生成方法および超音波診
断装置によれば、周期的動きの分布を画像上で明確に識
別できるようになる。従って、母体と胎児の識別や,心
臓壁や血管壁などの動きの異常の診断に特に有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の超音波診断装置の一実施例のブロッ
ク図である。
【図2】周期性抽出画像生成表示処理のフローチャート
である。
【図3】ソース画像(CFM画像)の例示図である。
【図4】関心領域RIOの設定の説明図である。
【図5】時系列の複数の画像と各画素の時系列データの
説明図である。
【図6】ある画素(α)の時系列データとパワースペク
トルの例示図である。
【図7】別の画素(β)の時系列データとパワースペク
トルの例示図である。
【図8】さらに別の画素(γ)の時系列データとパワー
スペクトルの例示図である。
【図9】周期性画像の例示図である。
【図10】相互相関の説明図である。
【図11】周期性抽出画像生成表示処理の続きのフロー
チャートである。
【図12】Mモード画像の例示図である。
【図13】各深さごとのパワースペクトルの説明図であ
る。
【図14】別の周期性画像の例示図である。
【図15】さらに別の周期性画像の例示図である。
【符号の説明】
100 超音波血流診断装置 1 超音波探触子 2 ビームフォーマ 3 B/Mモード処理部 4 CFM処理部 5 DSC 6 CRT 7 入力装置 8 制御部 9 時系列データ記憶部 10 周期性抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−44241(JP,A) 特開 平3−191951(JP,A) 特開 平4−17842(JP,A) 特開 平5−200025(JP,A) 特開 平5−261100(JP,A) 特開 平8−154939(JP,A) 実開 平4−13103(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を利用して空間に分布した複数の
    サンプリング点からBモード画像用又はCFMモード画
    像用のデータを取得するデータ取得手段と、各サンプリ
    ング点の分布と前記データの関係を示すBモード画像又
    はCFMモード画像を生成する画像生成手段と、生成さ
    れたBモード画像又はCFMモード画像を表示する画像
    表示手段とを備えた超音波診断装置において、 時刻の異なる、同一画素に対応する前記データをフーリ
    エ変換してパワースペクトルを得ることにより周期性を
    求める周期性抽出手段と、 前記パワースペクトルにおける最大値又は最大値を与え
    る周波数を画素値に変換して前記サンプリング点の分布
    と周期性の関係を表現した画像を生成する周期性画像生
    成手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記データ取得手段は、前記CFMモード画像用のデー
    タを取得し、 前記画像生成手段は、前記CFM画像を生成し、 前記周期性画像生成手段は、前記サンプリング点の分布
    に対応させて前記パワースペクトルにおける最大値を与
    える周波数を画素値に変換した画像を生成し、被検者に
    おける母体と胎児とを識別可能にすることを特徴とする
    超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 超音波を利用して空間に分布した複数の
    サンプリング点からMモード画像用の時系列データを取
    得する時系列データ取得手段と、前記時系列データのM
    モード画像を生成する時系列データ画像生成手段と、生
    成されたMモード画像を表示する画像表示手段とを備え
    た超音波診断装置において、 被検者の深さごとの前記時系列データをフーリエ変換し
    てパワースペクトルを得ることにより周期性を求める周
    期性抽出手段と、 前記サンプリング点の分布と周期性の関係を表現した画
    像を生成する周期性画像生成手段とを具備したことを特
    徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記周期性画像生成手段は、前記パワースペクトルを画
    素値に変換し、前記パワースペクトルの画素値を前記被
    検者の深さに対応させている画像を生成することを特徴
    とする超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記周期性画像生成手段は、前記被検者の深さごとのパ
    ワースペクトルにおける最大値を前記深さに対応させて
    結んだ曲線を有する画像を生成することを特徴とする超
    音波診断装置。
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