JP3516360B2 - フックブロック格納装置 - Google Patents

フックブロック格納装置

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JP3516360B2
JP3516360B2 JP33764894A JP33764894A JP3516360B2 JP 3516360 B2 JP3516360 B2 JP 3516360B2 JP 33764894 A JP33764894 A JP 33764894A JP 33764894 A JP33764894 A JP 33764894A JP 3516360 B2 JP3516360 B2 JP 3516360B2
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Komatsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動式クレーン等のフ
ックブロック格納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、ワイヤロープの張力
のみでフックと格納用ブラケットを固定するものが多く
あり、ワイヤロープを一杯に巻上げることで、格納位置
に保持している。例えば実開昭51−32868号、実
開平3−89087号などの公報が参考となる。又一部
のものには、実開平4−60996号の公報のように、
ワイヤロープを巻き上げ、格納位置に移動した時に連結
装置により、フックのみをブームにピンで固定する例も
あり、実開平4−65289号の公報においては、ワイ
ヤロープの巻き上げ張力により、フックのみが自動的に
ブームに係合固定される例もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の格納
装置においては、フック格納時に所定の格納位置をワイ
ヤロープの張力のみで保持するものが多くあり、一部の
ものではフックブロックをブーム等に固定して保持する
ものもあるが、格納用ブラケットを固定しないため、走
行時の振動やドラムのしまり、その他何らかの理由でワ
イヤロープが緩むとフックがずり落ちたり、格納用ブラ
ケットとフックとの係合が外れてフックがぶらぶらして
不安定になる危険が課題として残っている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題に
対処するためになされたもので、フックブロックと格納
用ブラケットとの係合面に穴と突起の凹凸の嵌合部分を
形成し、該嵌合部分により一体としたフックブロックと
格納用ブラケットを、ブームの格納位置に設けた部材の
穴に対し、フックブロックと格納用ブラケットとの嵌合
部分を、ピンにより同時に固定するように、或いは長穴
をスライドするリンクに対して、ピンにより同時に固定
するようにしている。
【0005】
【作用】上述の構成により、フックブロックと格納用ブ
ラケットの両者を、同時にブームの格納位置に確実に固
定できるので、ワイヤロープの弛み等に対して脱落、落
下の危険がない。
【0006】
【実施例】以下この発明の実施例について図面により説
明する。図1,図2,図3はこの発明の第1実施例の各
々の前面図、左側面図、後面図である。ロードシーブの
ピン5と格納用ブラケットのピン4を支持するプレート
2,3がブーム1の下面に設けてあり、該プレート2,
3の間に挟まれる状態で格納用ブラケット6がピン4を
介して取付けられている。この格納用ブラケット6はプ
レート2,3の外側に取付けられてもよい。
【0007】この格納用ブラケット6には下面に穴8が
設けてあり、フックブロック9の上面に設けた突起7が
嵌まり合うようになっている。この嵌まり合いは、格納
用ブラケット6の下面に突起を設けて、フックブロック
9の上面に穴を設けるようにしても差し支えない。図4
はこの穴8と突起7により構成される嵌合部分の関係説
明図である。
【0008】図5に示した穴8に突起7が嵌まり合った
状態の後、さらにワイヤロープ20を巻き上げていく
と、格納用ブラケット6のピン4を中心としてブーム1
の下面に向かって旋回し、格納用ブラケット6のA部が
ピン5にあたり、一体となったフックブロック9と格納
用ブラケット6がブーム1の下面に固定される。この固
定位置で一体となったフックブロック9と格納用ブラケ
ット6との複数の穴が、ブーム1に取付けられ突出して
いる部材10の穴17と一致するようにしてある。一本
のピン15により複数の穴総てを串刺しにして、固定す
ることで、フック格納状態を保持する。図6はこの状態
を示している。
【0009】図7はこの発明の第2の実施例を示したも
ので、ブーム1からの突出した部材10に代えて長穴1
2を有するプレート11をブーム1の下面に取付け、長
穴12を自在にスライド可能にピン13を持つリンク1
4を使用して、リンク14の他端の穴17aを、一体と
なって巻上げられたフックブロック9と格納用ブラケッ
ト6との複数穴を合わせて串刺しにし、一本のピン15
により固定して、フック格納状態を保持する構造であ
る。この場合リンク14はフックを格納しない状態の時
には、ピン15をプレート11の穴16に合わせて嵌め
込んで格納することにより、ブーム1の下面からの不用
な突出量を最小限に抑えることが可能である。この第2
の実施例では、リンク14の穴17aの位置合わせが長
穴12の効果により容易になり、第1の実施例のように
フックブロック9と格納用ブラケット6と部材10の穴
の位置、寸法等の精度をシビアーにする必要がないので
コスト面からも有利である。なお図7においては長穴1
2が水平に設けられているが、傾斜していてもかまわな
いし、ピン15を油圧等の方式を使用して操作すること
でオペレータの作業の手間を省くと共に、安全性の向上
を図ることが可能である。
【0010】またロードシーブ21から出たワイヤロー
プ20は、フックブロック9のシーブ23に入り、該シ
ーブ23から出たワイヤロープ20はロードシーブ21
には戻らず、ロードシーブ22に入り、この後シーブ2
4を経てソケット25へ導かれているので、図1等に示
したようにフックブロック9は必ずブーム1の軸線に対
して旋回した位置で安定する。そのためフックブロック
9の突起7はブーム1の軸線に一致させて、フックブロ
ック9に対しては斜めに、旋回した位置に配置して装着
するのがよい。これにより格納状態の時にワイヤロープ
の捩じれや曲がり、或いはソケット部でのワイヤロープ
20の折れ曲がり等の発生を防止することができる。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、フック
ブロックと格納用ブラケットの両者を、同時にブームの
格納位置に確実に固定できるので、移動式クレーンにお
ける走行時を含めたワイヤロープの弛み等に対してフッ
ク格納状態での格納用ブラケットの脱落、或いはフック
ブロックと格納用ブラケット双方の脱落・落下という危
険を単純な作業のみで、確実に防止することができ、安
全性の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す前面図である。
【図2】図1に示す第1実施例の左側面図である。
【図3】図1に示す第1実施例の後面図である。
【図4】格納用ブラケットとフックブロックの穴と突起
の関係説明の斜視図である。
【図5】図2の状態からワイヤロープを巻き上げて、フ
ックと格納用ブラケットの接合面が一致して、穴と突起
が嵌まった状態を示す側面図である。
【図6】図5の状態からさらにワイヤロープを巻き上げ
て、部材とブラケットとフックをピンで串刺しにして固
定した状態を示す側面図である。
【図7】ブーム下面の部材の突出量を小さくした格納装
置の第2実施例を示す側面図である。
【符号の説明】 1 ブーム 6 格納用ブラケット 7 突起 8 穴 9 フックブロック 10 部材 11 プレート 12 長穴 13 ピン 14 リンク 15 ピン 17 穴 20 ワイヤロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 19/00 - 23/94 B66D 3/04 B66C 1/00 - 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム1に対して揺動可能に取付けられ
    た格納用ブラケット6を介してフックブロック9をブー
    ム1下面の格納位置に固定するフックブロック格納装置
    を有する移動式クレーン車において、フックブロック9
    と格納用ブラケット6との係合面に突起7と穴8により
    成る凹凸の嵌合部分を形成し、該嵌合部分により一体と
    したフックブロック9と格納用ブラケット6を、ブーム
    1の格納位置に設けた部材10の穴17に対し、フック
    ブロック9と格納用ブラケット6との嵌合部分を、ピン
    15により同時に固定するようにしたことを特徴とする
    フックブロック格納装置。
  2. 【請求項2】 長穴12を有するプレート11をブーム
    1の格納位置に設け、長穴12にピン13を介してスラ
    イドするリンク14に対し、フックブロック9と格納用
    ブラケット6との嵌合部分を、ピン15により同時に固
    定するようにしたことを特徴とする請求項1記載のフッ
    クブロック格納装置。
JP33764894A 1994-12-28 1994-12-28 フックブロック格納装置 Expired - Fee Related JP3516360B2 (ja)

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JP2528863Y2 (ja) * 1989-12-22 1997-03-12 株式会社タダノ 移動式クレーンのフックブロック格納装置
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JPH0465289U (ja) * 1990-10-16 1992-06-05

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