JP3515803B2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP3515803B2
JP3515803B2 JP03084494A JP3084494A JP3515803B2 JP 3515803 B2 JP3515803 B2 JP 3515803B2 JP 03084494 A JP03084494 A JP 03084494A JP 3084494 A JP3084494 A JP 3084494A JP 3515803 B2 JP3515803 B2 JP 3515803B2
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JP
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concave curved
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curved glass
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伸之 馬場
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Eye Lighting Systems Corp
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は照明器具、殊に凹曲面ガ
ラスを用いた照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、照明器具、殊に角型の小型の投光
器の場合、投光器は例えば前面が開口した箱形の本体
と、本体の開口部を閉塞するガラス板と、ガラス板を押
える枠体とからなり、ガラス板の周縁にはパッキンが配
されて本体内に雨水が入らないように防水されている。
ガラス板としては平面ガラスが使用されている。しかし
投光器をより小型にするに従い、器具をスリムに見せる
ために、平面ガラスの代わりに凹曲面ガラスの使用が望
まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、凹曲面
ガラスを使用しようとすると、凹曲面ガラスは一旦平面
ガラスを作り、これを型に入れて凹曲面にするため、曲
面にバラツキができて、パッキンが配されたガラスの周
縁の箇所によっては本体に十分に押圧されずに防水効果
が十分でないところが出来る場合がある。
【0004】本発明は、防水効果が優れた、凹曲面ガラ
スを使用した照明器具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、前面に開口部を有する本体と、本体の開口部に相応
する形状の枠体と、枠体に保持された凹曲面ガラスと、
枠体を本体に固定する固定部材とを具備する照明器具に
おいて、側方からみて本体の前面の開口部、枠体及び凹
曲面ガラスが共に凹状に湾曲し、枠体の湾曲のアールよ
り凹曲面ガラスのアールの方が小さく、凹曲面ガラスの
アールより本体の前面の開口部のアールの方が小さくな
され、凹曲面ガラスを保持している枠体を固定部材によ
り強制的に本体の方に引き付けて固定するように構成さ
れている。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の照明器具において、凹曲面ガラスの隅部が角を取ら
れるようにカットされ、一方この凹曲面ガラスの四隅に
近接する枠体の箇所にそれぞれ突出部が設けられ、この
突出部にフラットプッシュナットを嵌合することによ
り、凹曲面ガラスを保持するように構成されている。
【作用】
【0007】請求項1に記載の発明では、枠体の湾曲の
アールより凹曲面ガラスのアールの方が小さく、凹曲面
ガラスのアールより本体の前面の開口部のアールの方が
小さくなされ、固定部材により凹曲面ガラスを保持した
枠体が強制的に本体の方に引き付けられると、本体の開
口部よりアールの大きな枠体及び凹曲面ガラスが強制的
に本体の開口部のアールと同じになるまで湾曲し、凹曲
面ガラスが本体の開口部にぴたっと接合する。
【0008】請求項2に記載の発明では、凹曲面ガラス
を保持しているフラットプッシュナットは、枠体が開い
ている状態と、枠体が閉じて凹曲面ガラスが強制的に本
体のアールと同じになるまで湾曲せしめられた状態との
間で、凹曲面ガラスの曲面のアールが変化しても、それ
に適応して凹曲面ガラスを保持した状態に維持する。
【0009】
【実施例】図1〜図3において角型の照明器具1は、正
面から見て角型の開口部2cを有し断面が椀型の本体2
と、本体2の開口部よりやや大きい角型の凹曲面ガラス
3と、凹曲面ガラス3を保持する角型の枠体4とを具備
し、本体2内には反射鏡5とランプ6が配されている。
凹曲面ガラス3は枠体4の裏面全体に配置保持され(図
5)、枠体4には窓4aが穿たれ、正面から見るとこの
窓4aの箇所だけ凹曲面ガラス3が露出している。枠体
4は下方の両端の枢軸箇所7で本体2の箇所2a(図
4)に回動可能に軸支され、ここを中心に開くようにな
されている。なお、凹曲面ガラス3は、この実施例では
横180mm、縦170mm、厚さ4mmである。
【0010】枠体4は閉じた状態ではパチン錠のような
固定部材8により本体2に強制的に引き付けられて固定
される。枠体4は固定部材8による本体2への引き付け
が可能なように、変形可能な材料、例えばアルミダイカ
ストで作られている。パチン錠は図3のように本体2側
に取り付けられ、枠体4には固定部材8の部分8eの先
端部と係合する係合部8aが設けられている。8bはバ
ネである。固定部材8は固定状態では部分8dがバネ8
bに抗して矢印方向に倒され本体2の凹部8cに配置さ
れる。また本体2の開口部の周囲には、凹曲面ガラスの
周縁部と接触する箇所にゴム製などのパッキン9が配置
されている。
【0011】図4のように側方から見て本体2と枠体4
も、凹曲面ガラス3のように湾曲し、そのR(アール)
は、枠体4のアール(R4)より凹曲面ガラス3のアー
ル(R3)が小さく、凹曲面ガラス3のアール(R3)
より本体2の前面の開口部のアール(R2)の方が小さ
くなされている。即ちR4>R3>R2になっている。
例えばR4は500mm、R3は430mm、R2は4
10mmになされている。なお4bは枠体4を本体2に
固定する際に、枠体が横にずれないように位置決めする
ための突出した位置決め部材で、2bはこの位置決め部
材と係合する凹んだ係合部である。なお、図4では固定
部材8は省略されている。
【0012】図5及び図6のように凹曲面ガラス3の各
隅部分3aは枠体4の突出部13にぶつからないように
カットされ、フラットプッシュナット10により枠体4
に保持されている。フラットプッシュナット10は弾力
性の材料、例えばステンレス製の薄い板からなり図6の
ように円形で中心に円形の穴11を有しこの穴から三方
に二本づつのスリット12が放射状に設けられている。
一方、枠体4にはフラットプッシュナット10の中心の
円形の穴11の直径よりやや大きい径の突出部13が設
けられている。
【0013】図7及び図8のように、凹曲面ガラス3を
枠体4の段部4cに配置し、フラットプッシュナット1
0の穴11を枠体4の突出部13に嵌着すると、二本の
スリット12の間の部分12aが図8のように持ち上が
り、フラットプッシュナット10が突出部13に固定さ
れる。これによりフラットプッシュナット10が凹曲面
ガラス3のカットされた隅部3aを押さえつける。
【0014】凹曲面ガラス3を保持している枠体4を、
固定部材8で本体2の開口部に引き付けて固定すると、
枠体4と凹曲面ガラス3はアールの小さい本体2に強制
的に押し付けられるので、凹曲面ガラス3はその全周に
亙って、本体2の開口部の周囲に配されたパッキン9と
強く接触し防水性を確保する。なお、実施例では枠体4
は本体2に軸支連結されているが、されていなくてもよ
い。
【0015】またフラットプッシュナット10は弾力性
であるので、枠体4及び本体2とアールの異なる凹曲面
ガラス3が、強制的に本体2に引き付けられて凹曲面ガ
ラス3のアールが変わっても、あるいは固定部材8によ
る固定が解かれて凹曲面ガラス3が元のアールに戻って
も、その変形を吸収し、凹曲面ガラス3を枠体4に保持
した状態に維持する。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、枠体の湾曲
のアールより凹曲面ガラスのアールの方が小さく、凹曲
面ガラスのアールより本体の前面の開口部のアールの方
が小さくなされ、固定部材により凹曲面ガラスを保持し
た枠体が強制的に本体の方に引き付けられることによ
り、本体よりアールの大きな枠体及び凹曲面ガラスは強
制的に本体のアールと同じになるまで湾曲せしめられ、
凹曲面ガラスが本体の開口部にぴたっと接合するので、
凹曲面ガラスと本体との間の防水性が向上し、凹曲面ガ
ラスを使用していても十分な防水性が得られる。
【0017】請求項2に記載の発明では、凹曲面ガラス
を保持しているフラットプッシュナットは、枠体が開い
ている状態と、枠体が閉じて凹曲面ガラスが強制的に本
体のアールと同じになるまで湾曲せしめられた状態との
間で、凹曲面ガラスの曲面のアールが変化しても、それ
に適応して凹曲面ガラスを保持した状態に維持するの
で、極めて簡単な構造にも拘らず凹曲面ガラスの曲面の
変化に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器具の一実施例の正面図。
【図2】一部を中央縦断面にて示す側面図。
【図3】固定部材を示す図。
【図4】枠体、凹曲面ガラス、本体を分解して示す側面
図。
【図5】枠体を裏側から見た図。
【図6】フラットプッシュナットを嵌合する前のフラッ
トプッシュナット及び枠体の一部を示す図。
【図7】フラットプッシュナットを嵌合した状態を示す
図。
【図8】フラットプッシュナットを嵌合した状態の断面
図。
【符号の説明】
1 照明器具 2 本体 2a 箇所 2b 係合部 2c 開口部 3 凹曲面ガラス 3a 隅部 4 枠体 4a 窓 4b 位置決め部材 4c 段部 5 反射鏡 6 ランプ 7 枢軸箇所 8 固定部材(パチン錠) 8a 係合部 8b バネ 8c 凹部 8d 部分 8e 部分 9 パッキン 10 フラットプッシュナット 11 穴 12 スリット 12a 部分 13 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 2/00 F21V 17/00 F21V 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に開口部を有する本体と、本体の開口
    部に相応する形状の枠体と、枠体に保持された凹曲面ガ
    ラスと、枠体を本体に固定する固定部材とを具備する照
    明器具において、側方からみて本体の前面の開口部、枠
    体及び凹曲面ガラスが共に凹状に湾曲し、枠体の湾曲の
    アールより凹曲面ガラスのアールの方が小さく、凹曲面
    ガラスのアールより本体の前面の開口部のアールの方が
    小さくなされ、凹曲面ガラスを保持している枠体を固定
    部材により強制的に本体の方に引き付けて固定すること
    を特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】凹曲面ガラスの隅部が角を取られるように
    カットされ、一方この凹曲面ガラスの四隅に近接する枠
    体の箇所にそれぞれ突出部が設けられ、この突出部にフ
    ラットプッシュナットを嵌合することにより、凹曲面ガ
    ラスを保持することを特徴とする請求項1に記載の照明
    器具。
JP03084494A 1994-02-03 1994-02-03 照明器具 Expired - Lifetime JP3515803B2 (ja)

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