JP3515739B2 - 住宅用荷物昇降装置 - Google Patents

住宅用荷物昇降装置

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JP3515739B2
JP3515739B2 JP2000227204A JP2000227204A JP3515739B2 JP 3515739 B2 JP3515739 B2 JP 3515739B2 JP 2000227204 A JP2000227204 A JP 2000227204A JP 2000227204 A JP2000227204 A JP 2000227204A JP 3515739 B2 JP3515739 B2 JP 3515739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として一般住
宅に設置されて荷物を昇降搬送する住宅用荷物昇降装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の住宅用荷物昇降装置を
概念的に示す斜視図である。図において、1は複数の階
床2を貫通して立設された昇降路で、建物の枠組み3に
支持されている。4は階床2に対応して昇降路1に設け
られた出し入れ口、5は出し入れ口4を開閉する扉、6
は出し入れ口4の縁部に設けられた操作盤、7は昇降路
1に立設されて互いに離れて平行に配置された案内レー
ルである。
【0003】8は昇降路1の底面に設置された巻胴式の
巻上機、9は昇降路1頂部に枢着された滑車、10は側
壁を有する箱状に形成されて案内レール7に昇降可能に
係合したがごで、床板11、床板11の上方に配置され
た棚板12が設けられている。13は主索で、巻上機8
に巻掛けられて上昇し、滑車9に巻掛けられて下降して
端部にかご10が連結されている。
【0004】従来の住宅用荷物昇降装置は上記のように
構成され、かご10に荷物が積載されて操作盤6が操作
される。これによって、巻上機8が付勢されて巻胴が回
転し、主索13が巻き取られ、また巻き戻されることに
よってかご10が昇降する。そして、かご10が所要の
階床2の出し入れ口4に停止してかご10内の荷物を昇
降搬送するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の住
宅用荷物昇降装置では、かご10に棚板12が設けられ
ているものの搬送する荷物の大きさの差異に十分対応で
きず、大荷物の搬送時に棚板12が邪魔になることがあ
る。また、かご10が箱状に形成されているので、自重
が増し巻上機8等の設備費、運行電力費が嵩んだり、か
ご10内の清掃に手数が掛かったりするという問題点が
あった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、搬送する荷物の大きさの差異に
容易に対応でき、また容易に維持、管理できる住宅用荷
物昇降装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る住宅用荷
物昇降装置においては、床板、この床板の一辺から立設
された壁板及び床板の一辺に対向する他辺の端部からそ
れぞれ立設された支持柱を有するかごと、支持柱に設け
られた支持子と、一側が支持子に載置状態に配置され
て、他側には壁板に設けられた貫通孔に挿通可能であっ
て貫通孔の下縁部に掛合する屈折部を有する回動金具が
装備され、不要時に支持子による支持を解除して壁板に
沿う下降位置に配置される棚板装置とが設けられる。
【0008】また、この発明に係る住宅用荷物昇降装置
においては、床板、この床板の一辺から立設された壁板
及び床板の一辺に対向する他辺の端部からそれぞれ立設
された支持柱を有するかごと、支持柱に設けられた支持
子と、一側が支持子に載置状態に配置されて、他側には
壁板に設けられた貫通孔に挿通可能であって貫通孔の下
縁部に掛合する屈折部を有する回動金具が装備され、不
要時に支持子による支持を解除して壁板に沿う下降位置
に配置される棚板装置と、かごの床板と天井との間の側
面における開口部からなる出し入れ口幅の両側にそれぞ
れ立設されて横断面におけるコ字の開口部を互いに対向
させて配置されたレール、幅方向の両縁部がそれぞれレ
ールのコ字凹所に昇降可能に係合して出し入れ口を開閉
する戸及びV字状をなしV字の屈曲部が戸のレールに対
する嵌合部の貫通孔に挿通されて保持されV字の開口端
部がレールのコ字内面を押圧する摩擦片によって構成さ
れた戸装置が設けられる。
【0009】また、この発明に係る住宅用荷物昇降装置
においては、床板、この床板の一辺から立設された壁板
及び床板の一辺に対向する他辺の端部からそれぞれ立設
された支持柱を有するかごと、支持柱に設けられた支持
子と、一側が支持子に載置状態に配置されて、他側には
壁板に設けられた貫通孔に挿通可能であって貫通孔の下
縁部に掛合する屈折部を有する回動金具が装備され、不
要時に支持子による支持を解除して壁板に沿う下降位置
に配置される棚板装置と、かごの床板の上に載置され一
側が抜き差し蝶番によりかごに枢着されたローラ用台板
と、このローラ用台板に枢着されてかごの出し入れ口の
縁部対応位置に配置され、回転軸線がかごの出し入れ口
幅方向に配置された出し入れ用ローラとが設けられる。
【0010】また、この発明に係る住宅用荷物昇降装置
においては、床板、この床板の一辺から立設された壁板
及び床板の一辺に対向する他辺の端部からそれぞれ立設
された支持柱を有するかごと、支持柱に設けられた支持
子と、一側が支持子に載置状態に配置されて、他側には
壁板に設けられた貫通孔に挿通可能であって貫通孔の下
縁部に掛合する屈折部を有する回動金具が装備され、不
要時に支持子による支持を解除して壁板に沿う下降位置
に配置される棚板装置と、かごの床板の上に載置され着
脱具によりかごに着脱自在に装着されたローラ用台板
と、このローラ用台板に枢着されてかごの出し入れ口の
縁部対応位置に配置され、回転軸線がかごの出し入れ口
幅方向に配置された出し入れ用ローラとが設けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1〜図4は、この発明の実施の形態の一例を示す図
で、図1はかごの出し入れ口に設けられた戸装置の正面
図、図2は図1の平面図、図3は図1のD−D線断面
図、図4は図3の摩擦片の拡大図である。なお、図1〜
図4の他は前述の図14と同様に住宅用荷物昇降装置が
構成されている。すなわち、複数の階床2を貫通して立
設された昇降路1が建物の枠組み3に支持され、また階
床2に対応して昇降路1に設けられた出し入れ口4が設
けられる。
【0012】そして、出し入れ口4を開閉する扉5、出
し入れ口4の縁部に操作盤6が設けられる。また、案内
レール7が昇降路1に立設されて互いに離れて平行に配
置される。そして、昇降路1の底面に巻胴式の巻上機8
設置され、昇降路1頂部に滑車9が枢着される。また、
かご10が側壁を有する箱状に形成されて案内レール7
に昇降可能に係合される。そして、がご10は床板1
1、床板11の上方に配置された棚板12が設けられて
いる。
【0013】また、主索13が巻上機8に巻掛けられて
上昇し、滑車9に巻掛けられて下降して端部にかご10
が連結されている。そして、図1〜図4において、28
は前述の図14におけるかご10の床板11と天井との
間の側面における開口部、すなわちかご10の出し入れ
口に設けられた戸装置で、次に述べるように構成されて
いる。
【0014】すなわち、戸装置28は、横断面がコ字状
をなしかご10の出し入れ口幅の両側にそれぞれ立設さ
れてコ字の開口部を互いに対向させて配置されたレール
29、幅方向の両縁部がそれぞれレール29のコ字凹所
に昇降可能に係合してかご10の出し入れ口を開閉する
戸30及び逆V字状をなしV字の屈曲部が戸30のレー
ル29に対する嵌合部の貫通孔に挿通されて保持されV
字の開口端部が開口幅内側方向に屈折されてレール29
のコ字内面を押圧する摩擦片31によって構成されてい
る。
【0015】上記のように構成された住宅用荷物昇降装
置において、前述の図14の住宅用荷物昇降装置と同様
にかご10に荷物が積載され、巻上機8の動作により主
索13を介してかご10が運転されてかご10内の荷物
が昇降搬送される。そして、かご10の出し入れ口に戸
装置28が設けられ、荷物をかご10に出し入れすると
きに、戸30を上下させることによってかご10の出し
入れ口を開閉することができる。また、摩擦片31によ
って戸30の上下移動が制動され、上下方向変位を制止
することができ、戸30をかご10の出し入れ口の高さ
方向の適所に保持することができる。
【0016】そして、戸装置28により戸30をかご1
0の出し入れ口の高さ方向の適所に容易に配置すること
がきる。これにより、かご10に載置された荷物のかご
10からの逸脱を防止することができ、かご10から荷
物が逸脱して昇降路1に接触し、かご10の昇降が阻害
される不具合の発生を未然に防止することができる。ま
た、戸装置28の機構はレール29のコ字凹所内に配置
されるので、かご10の積載容積が減少することはな
く、かご10により荷物を能率よく搬送することができ
る。
【0017】実施の形態2. 図5〜図7は、この発明の他の実施の形態の一例を示す
図で、図5はかごの下部を示す斜視図、図6は図5の左
側面図、図7は図5における抜き差し蝶番の分離状態を
示す拡大斜視図である。なお、図5〜図7の他は前述の
図14と同様に住宅用荷物昇降装置が構成されて、かご
10の床板11の一辺から壁板15が立設され、また床
板11の一辺に対向する他辺の端部からそれぞれ支持柱
16が立設される。
【0018】そして、図5〜図7において、34はロー
ラ用台板で、かご1の床板11の上に載置されて一側
が抜き差し蝶番35によって壁板15に枢着され、また
前述の出し入れ用ローラ32がローラ用台板34に枢着
されて、かご10の出し入れ口の縁部対応位置に配置さ
れ回転軸線がかご10の出し入れ口幅方向に配置されて
いる。
【0019】上記のように構成された住宅用荷物昇降装
置において、前述の図14の住宅用荷物昇降装置と同様
にかご10に荷物が積載され、巻上機8の動作により主
索13を介してかご10が運転されてかご10内の荷物
が昇降搬送される。そして、ローラ用台板34に出し入
れ用ローラ32が設けられている。このため、比較的に
重い荷物をかご10に出し入れする場合に、出し入れ用
ローラ32に荷物を載せて移動させることによって容易
に出し入れできて、使い勝手を向上することができる。
【0020】また、図5〜図7の実施の形態において、
ローラ用台板34が抜き差し蝶番35によって壁板15
に枢着されているので、床板11の清掃時、洗浄時、補
修時に抜き差し蝶番35によってかご10から容易に撤
去することができる。これにより、床板11の清掃時等
の作業の手数を省くことができる。
【0021】実施の形態3. また、図5〜図7の実施の形態を応用して容易に次に述
べるように住宅用荷物昇降装置を構成することができ
る。すなわち、ローラ用台板34をかご10に着脱自在
に装着する抜き差し蝶番35に替えて、ボルト等の締結
具からなる着脱具を設け、この着脱具によってローラ用
台板34の四隅をかご床11に装着する。このような構
成においても詳細な説明を省略するが図5〜図7の実施
の形態と同様な作用が得られる。
【0022】実施の形態4. 図8〜図10も、この発明の他の実施の形態の一例を示
す図で、図8はかごの側面図、図9は図8の棚板装置の
下降操作状況を説明する図8相当図、図10は図8の棚
板装置の下降状態を示す図8相当図である。なお、図8
〜図10の他は前述の図14と同様に住宅用荷物昇降装
置が構成され図8〜図10において、図14におけるか
ご10と同様に構成されたかご14の床板11の一辺か
ら壁板15が立設され、また床板11の一辺に対向する
他辺の端部からそれぞれ支持柱16が立設される。ま
た、36は支持柱16に設けられた支持子で、上向きの
掛合部37が設けられている。
【0023】38は壁板15に設けられた貫通孔、39
は棚板装置で、一側に支持子36に対向する掛止部40
が設けられた棚板41及び他側に設けられて貫通孔38
に空隙を形成して挿通可能であって貫通孔38の下縁部
に掛合する屈折部42を有する回動金具43が装備され
ている。
【0024】上記のように構成された住宅用荷物昇降装
置において、棚板41の掛止部40が支持子36の掛合
部37に支持され、また回動金具43が貫通孔38を貫
通して配置されて棚板装置39が水平姿勢に保持され
る。また、棚板装置39が不要なときは棚板41の掛止
部40側が持ち上げられる。
【0025】そして、回動金具43が貫通孔38に押し
込まれて図9に示す状況を経て、図10に示すように壁
板15面に沿う下降位置に棚板装置39が配置される。
そして、図10に示す状態では棚板装置39が邪魔にな
ることがなく、比較的に大きい荷物をかご14内に容易
に載置することができる。したがって、搬送する荷物の
大きさの差異に容易に対応でき、かご14によって能率
よく荷物を昇降搬送することができる。
【0026】また、かご14が床板11、壁板15、支
持柱16を主要部材とした開放的構造体によって構成さ
れている。このため、かご14を軽量化でき巻上機8等
の設備費、運行電力費を節減することができる。また、
開放的構造体であるかご14を容易に清掃でき手数を省
くことができる。したがって、住宅用荷物昇降装置を容
易に維持、管理することができる。また、かご14から
棚板装置39を取り外さない構造であるので、取り外し
た棚板装置39の保管場所を考慮する必要がなく、また
棚板装置39が紛失する不具合を未然に防ぐことができ
る。
【0027】実施の形態5. 図11〜図13も、この発明の他の実施の形態の一例を
示す図で、図11はかごの側面図、図12は図11の棚
板装置の下降操作状況を説明する図11相当図、図13
は図11の棚板装置の下降状態を示す図11相当図であ
る。なお、図11〜図13の他は前述の図14と同様に
住宅用荷物昇降装置が構成され図11〜図13におい
て、図14におけるかご10と同様に構成されたかご1
4の床板11の一辺から壁板15が立設され、また床板
11の一辺に対向する他辺の端部からそれぞれ支持柱1
6が立設される。また、44は支持柱16に設けられた
支持子である。
【0028】45は棚板41の貫通孔38に対向する縁
部に設けられた回動金具で、先端側に貫通孔38に空隙
を形成して挿通可能であって貫通孔38の下縁部に掛合
する屈折部42、屈折部42の棚板41寄りに貫通孔3
8に空隙を形成して挿通可能に形成されて下降して貫通
孔38の下縁部におけるかご14内面に接して配置され
る下方凸部46が設けられている。
【0029】上記のように構成された住宅用荷物昇降装
置においても、棚板41の反回動金具45側の縁部が支
持子44に支持され、また回動金具45が貫通孔38を
貫通して配置されて棚板装置39が水平姿勢に保持され
る。また、棚板装置39が不要なときは棚板41の支持
子44側が持ち上げられる。
【0030】そして、回動金具43の屈折部42及び下
方凸部46が貫通孔38に押し込まれて図12に示す状
況を経て、図13に示すように壁板15面に沿う下降位
置に棚板装置39が配置される。したがって、詳細な説
明を省略するが図11〜図13の実施の形態においても
図8〜図10の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、床板、
この床板の一辺から立設された壁板及び床板の一辺に対
向する他辺の端部からそれぞれ立設された支持柱を有す
るかごと、支持柱に設けられた支持子と、一側が支持子
に載置状態に配置されて、他側には壁板に設けられた貫
通孔に挿通可能であって貫通孔の下縁部に掛合する屈折
部を有する回動金具が装備され、不要時に支持子による
支持を解除して壁板に沿う下降位置に配置される棚板装
置とを設けたものである。
【0032】これによって、要時に棚板装置が水平位置
に配置され、また不要時には壁板に沿う下降位置に配置
される。このため、棚板が邪魔になることなしに比較的
に大きい荷物をかごに容易に載置することができる。し
たがって、搬送する荷物の大きさの差異に容易に対応で
き、かごによる荷物の昇降搬送を能率化する効果があ
る。また、かごが床板、壁板及び支持柱を主要部材とし
た開放的構造体によって構成されている。このため、か
ごを軽量化でき巻上機等の設備費、運行電力費を節減す
ることができ、またかご内を容易に清掃でき手数を省く
ことができる。したがって、住宅用荷物昇降装置の維
持、管理を容易化する効果がある。
【0033】また、この発明は以上説明したように、
板、この床板の一辺から立設された壁板及び床板の一辺
に対向する他辺の端部からそれぞれ立設された支持柱を
有するかごと、支持柱に設けられた支持子と、一側が支
持子に載置状態に配置されて、他側には壁板に設けられ
た貫通孔に挿通可能であって貫通孔の下縁部に掛合する
屈折部を有する回動金具が装備され、不要時に支持子に
よる支持を解除して壁板に沿う下降位置に配置される棚
板装置と、かごの床板と天井との間の側面における開口
部からなる出し入れ口幅の両側にそれぞれ立設されて横
断面におけるコ字の開口部を互いに対向させて配置され
たレール、幅方向の両縁部がそれぞれレールのコ字凹所
に昇降可能に係合して出し入れ口を開閉する戸及びV字
状をなしV字の屈曲部が戸のレールに対する嵌合部の貫
通孔に挿通されて保持されV字の開口端部がレールのコ
字内面を押圧する摩擦片によって構成された戸装置
設けたものである。
【0034】これによって、要時に棚板装置が水平位置
に配置され、また不要時には壁板に沿う下降位置に配置
される。このため、棚板が邪魔になることなしに比較的
に大きい荷物をかごに容易に載置することができる。し
たがって、搬送する荷物の大きさの差異に容易に対応で
き、かごによる荷物の昇降搬送を能率化する効果があ
る。また、かごが床板、壁板及び支持柱を主要部材とし
た開放的構造体によって構成されている。このため、か
ごを軽量化でき巻上機等の設備費、運行電力費を節減す
ることができ、またかご内を容易に清掃でき手数を省く
ことができる。したがって、住宅用荷物昇降装置の維
持、管理を容易化する効果がある。
【0035】また、摩擦片によって戸の上下移動が制動
され、上下方向変位を制止することができ、戸をかごの
出し入れ口の高さ方向の適所に保持することができ、か
ごに載置された荷物のかごからの逸脱を防止することが
できる。したがって、かごから荷物が逸脱して昇降路に
接触してかごの昇降が阻害される不具合の発生を未然に
防止する効果がある。また、戸装置の機構がレールのコ
字凹所内に配置されるので、かごの積載容積が減少する
ことはなく、かごによる荷物の搬送を能率化する効果が
ある。また、レールのコ字内面を押圧する摩擦片が設け
られるので、戸が直接押しつけられず戸の開閉を円滑化
する効果がある。
【0036】また、この発明は以上説明したように、
板、この床板の一辺から立設された壁板及び床板の一辺
に対向する他辺の端部からそれぞれ立設された支持柱を
有するかごと、支持柱に設けられた支持子と、一側が支
持子に載置状態に配置されて、他側には壁板に設けられ
た貫通孔に挿通可能であって貫通孔の下縁部に掛合する
屈折部を有する回動金具が装備され、不要時に支持子に
よる支持を解除して壁板に沿う下降位置に配置される棚
板装置と、かごの床板の上に載置され一側が抜き差し蝶
番によりかごに枢着されたローラ用台板と、このローラ
用台板に枢着されてかごの出し入れ口の縁部対応位置に
配置され、回転軸線がかごの出し入れ口幅方向に配置さ
れた出し入れ用ローラとを設けたものである。
【0037】これによって、要時に棚板装置が水平位置
に配置され、また不要時には壁板に沿う下降位置に配置
される。このため、棚板が邪魔になることなしに比較的
に大きい荷物をかごに 容易に載置することができる。し
たがって、搬送する荷物の大きさの差異に容易に対応で
き、かごによる荷物の昇降搬送を能率化する効果があ
る。また、かごが床板、壁板及び支持柱を主要部材とし
た開放的構造体によって構成されている。このため、か
ごを軽量化でき巻上機等の設備費、運行電力費を節減す
ることができ、またかご内を容易に清掃でき手数を省く
ことができる。したがって、住宅用荷物昇降装置の維
持、管理を容易化する効果がある。
【0038】また、かごの床板の上に抜き差し蝶番によ
って着脱自在に配置されたローラ用台板に出し入れ用ロ
ーラが装着される。このため、比較的に重い荷物をかご
に出し入れする場合に、出し入れ用ローラに荷物を載せ
て移動させて容易に出し入れでき、使い勝手を向上する
効果がある。また、かごの床板の清掃時、洗浄時、補修
時にかごからローラ用台板を容易に撤去することがで
き、床板の清掃時等における作業の手数を軽減する効果
がある。
【0039】また、この発明は以上説明したように、
板、この床板の一辺から立設された壁板及び床板の一辺
に対向する他辺の端部からそれぞれ立設された支持柱を
有するかごと、支持柱に設けられた支持子と、一側が支
持子に載置状態に配置されて、他側には壁板に設けられ
た貫通孔に挿通可能であって貫通孔の下縁部に掛合する
屈折部を有する回動金具が装備され、不要時に支持子に
よる支持を解除して壁板に沿う下降位置に配置される棚
板装置と、かごの床板の上に載置され着脱具によりかご
に着脱自在に装着されたローラ用台板と、このローラ用
台板に枢着されてかごの出し入れ口の縁部対応位置に配
置され、回転軸線がかごの出し入れ口幅方向に配置され
た出し入れ用ローラとを設けたものである。
【0040】これによって、要時に棚板装置が水平位置
に配置され、また不要時には壁板に沿う下降位置に配置
される。このため、棚板が邪魔になることなしに比較的
に大きい荷物をかごに容易に載置することができる。し
たがって、搬送する荷物の大きさの差異に容易に対応で
き、かごによる荷物の昇降搬送を能率化する効果があ
る。また、かごが床板、壁板及び支持柱を主要部材とし
た開放的構造体によって構成されている。このため、か
ごを軽量化でき巻上機等の設備費、運行電力費を節減す
ることができ、またかご内を容易に清掃でき手数を省く
ことができる。したがって、住宅用荷物昇降装置の維
持、管理を容易化する効果がある。
【0041】また、かごの床板の上に着脱具によって着
脱自在に配置されたローラ用台板に出し入れ用ローラが
装着される。このため、比較的に重い荷物をかごに出し
入れする場合に、出し入れ用ローラに荷物を載せて移動
させて容易に出し入れでき、使い勝手を向上する効果が
ある。また、かごの床板の清掃時、洗浄時、補修時にか
ごからローラ用台板を容易に撤去することができ、床板
の清掃時等における作業の手数を軽減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、かごの
出し入れ口に設けられた戸装置の正面図。
【図2】 図1の平面図。
【図3】 図1のD−D線断面図。
【図4】 図3の摩擦片の拡大図。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す図であり、か
ごの下部を示す斜視図。
【図6】 図5の左側面図。
【図7】 図5における抜き差し蝶番の分離状態を示す
拡大斜視図。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す図で、かごの
側面図。
【図9】 図8の棚板装置の下降操作状況を説明する図
8相当図。
【図10】 図8の棚板装置の下降状態を示す図8相当
図。
【図11】 この発明の実施の形態5を示す図で、かご
の側面図。
【図12】 図11の棚板装置の下降操作状況を説明す
る図11相当図。
【図13】 図11の棚板装置の下降状態を示す図11
相当図。
【図14】 従来の住宅用荷物昇降装置を概念的に示す
斜視図。
【符号の説明】
10 かご、11 床板、14 かご、15 壁板、1
6 支持柱、28 戸装置、29 レール、30 戸、
31 摩擦片、32 出し入れ用ローラ、34 ローラ
用台板、35 抜き差し蝶番、36 支持子、38 貫
通孔、39 棚板装置、43 回動金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 19/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床板、この床板の一辺から立設された壁
    板及び上記床板の上記一辺に対向する他辺の端部からそ
    れぞれ立設された支持柱を有するかごと、上記支持柱に
    設けられた支持子と、一側が上記支持子に載置状態に配
    置されて、他側には上記壁板に設けられた貫通孔に挿通
    可能であって上記貫通孔の下縁部に掛合する屈折部を有
    する回動金具が装備され、不要時に上記支持子による支
    持を解除して上記壁板に沿う下降位置に配置される棚板
    装置とを備えた住宅用荷物昇降装置。
  2. 【請求項2】 床板、この床板の一辺から立設された壁
    板及び上記床板の上記一辺に対向する他辺の端部からそ
    れぞれ立設された支持柱を有するかごと、上記支持柱に
    設けられた支持子と、一側が上記支持子に載置状態に配
    置されて、他側には上記壁板に設けられた貫通孔に挿通
    可能であって上記貫通孔の下縁部に掛合する屈折部を有
    する回動金具が装備され、不要時に上記支持子による支
    持を解除して上記壁板に沿う下降位置に配置される棚板
    装置と、上記かごの床板と天井との間の側面における開
    口部からなる出し入れ口幅の両側にそれぞれ立設されて
    横断面におけるコ字の開口部を互いに対向させて配置さ
    れたレール、幅方向の両縁部がそれぞれ上記レールのコ
    字凹所に昇降可能に係合して上記出し入れ口を開閉する
    戸及びV字状をなしV字の屈曲部が上記戸の上記レール
    に対する嵌合部の貫通孔に挿通されて保持されV字の開
    口端部が上記レールのコ字内面を押圧する摩擦片によっ
    て構成された戸装置とを備えた住宅用荷物昇降装置。
  3. 【請求項3】 床板、この床板の一辺から立設された壁
    板及び上記床板の上記一辺に対向する他辺の端部からそ
    れぞれ立設された支持柱を有するかごと、上記支持柱に
    設けられた支持子と、一側が上記支持子に載置状態に配
    置されて、他側には上記壁板に設けられた貫通孔に挿通
    可能であって上記貫通孔の下縁部に掛合する屈折部を有
    する回動金具が装備され、不要時に上記支持子による支
    持を解除して上記壁板に沿う下降位置に配置される棚板
    装置と、上記かごの床板の上に載置され一側が抜き差し
    蝶番により上記かごに枢着されたローラ用台板と、この
    ローラ用台板に枢着されて上記かごの出し入れ口の縁部
    対応位置に配置され、回転軸線が上記かごの出し入れ口
    幅方向に配置された出し入れ用ローラとを備えた住宅用
    荷物昇降装置。
  4. 【請求項4】 床板、この床板の一辺から立設された壁
    板及び上記床板の上記一辺に対向する他辺の端部からそ
    れぞれ立設された支持柱を有するかごと、上記支持柱に
    設けられた支持子と、一側が上記支持子に載置状態に配
    置されて、他側には上記壁板に設けられた貫通孔に挿通
    可能であって上記貫通孔の下縁部に掛合する屈折部を有
    する回動金具が装備され、不要時に上記支持子による支
    持を解除して上記壁板に沿う下降位置に配置される棚板
    装置と、上記かごの床板の上に載置され着脱具により上
    記かごに着脱自在に装着されたローラ用台板と、このロ
    ーラ用台板に枢着されて上記かごの出し入れ口の縁部対
    応位置に配置され、回転軸線が上記かごの出し入れ口幅
    方向に配置された出し入れ用ローラとを備えた住宅用荷
    物昇降装置。
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