JP3514585B2 - ボタン付パネルの製造方法 - Google Patents

ボタン付パネルの製造方法

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JP3514585B2 JP10377696A JP10377696A JP3514585B2 JP 3514585 B2 JP3514585 B2 JP 3514585B2 JP 10377696 A JP10377696 A JP 10377696A JP 10377696 A JP10377696 A JP 10377696A JP 3514585 B2 JP3514585 B2 JP 3514585B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、AV機器や家電製
品のフロントパネルやボタン、自動車の計器パネルやボ
タン等に用いられるボタン付パネルの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2色成形法を用いて硬質樹脂と熱可塑性
エラストマーを組合せてボタン付きパネルを製造する方
法としては、硬質のABS樹脂よりなるボタン部と、硬
質のABS樹脂よりなる制御箱を前工程で成形し、これ
らを金型に入れエラストマー樹脂を射出してボタン部と
制御箱との連結部を成形する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
ABS樹脂の色とエラストマー樹脂の色の2色でしかボ
タン付きパネルの表面の意匠を表現できない。ボタン部
の硬質の樹脂の抜いた部分(数字や文字などの部分)に
2次樹脂であるエラストマー樹脂が充填されることによ
り色差を出すようにしたボタン付きパネルがあるが、例
えば数字だと0、4、6、8、9のような外部とつなが
りがない部分が存在するものは、エラストマー樹脂が充
填されるようにするための工夫が金型に必要で、高価で
複雑な金型を使用することになる。2色成形工程の後の
別工程で、意匠を設ける方法もあるが、ボタン部が曲面
形状である場合、印刷がしづらく、多色印刷であれば見
当あわせが困難となる。また、曲面形状への印刷が比較
的可能なスクリーン印刷法を適用することもできるが、
色数の多さも模様の精密さも格段に劣るものしかできな
い。
【0004】したがって、この発明は、磨耗強度が強
く、見栄えの良い絵柄が形成されたボタン付きパネル、
特に筐体部中に可動ボタン部を有するボタン付きパネル
を効率良く生産することができるボタン付きパネルの製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のボタン付パネ
ルの製造方法は、以上の目的を達成するために、つぎの
ように構成した。
【0006】つまり、この発明のボタン付パネルの製造
方法は、基体シート上に、少なくとも筐体部絵柄層を有
する転写層が積層された転写シートを作成し、筐体部を
成形する第1金型に転写シートを配置し、硬質樹脂から
なる第1樹脂を射出した後、基体シートを剥離し、筐体
部絵柄層が筐体部に対応するように転写層が形成された
1次成形品を得、ボタン部を成形する第2金型に1次成
形品を配置した後、エラストマー樹脂からなる第2樹脂
を射出して、筐体部とボタン部とが連結された2次成形
品を得るようにした。
【0007】上記の発明において、1次成形品を保持し
た第1金型のキャビティ型あるいはコア型を、第2金型
の一部として利用するようにしてもよい。
【0008】この発明のボタン付パネルの製造方法は、
基体シート上に、ボタン部絵柄層および筐体部絵柄層を
有する転写層が積層された転写シートを作成し、筐体部
を成形する第1金型に転写シートを配置した後、硬質樹
脂からなる第1樹脂を射出し、筐体部絵柄層が筐体部に
対応するように転写シートが形成された1次成形品を
得、ボタン部を成形する第2金型に1次成形品を配置
し、エラストマー樹脂からなる第2樹脂を射出した後、
基体シートを剥離して、ボタン部絵柄層がボタン部に対
応するように転写層が形成され、1次成形品の筐体部と
ボタン部とが連結された2次成形品を得るようにしても
よい。
【0009】上記の発明において、1次成形品を保持し
た第1金型のキャビティ型あるいはコア型を、第2金型
の一部として利用するようにしてもよい。
【0010】上記の発明において、エラストマー樹脂
が、シリコンエラストマーであってもよい。
【0011】上記の発明において、転写層が磨耗強度を
向上させたものであってもよい。
【0012】上記の発明において、筐体部絵柄層の表面
強度が鉛筆硬度2H以上であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0014】図1、図2、図7は、この発明のボタン付
きパネルの製造方法によって得られたボタン付きパネル
の一例を示す断面図である。図3、図4は、この発明の
ボタン付きパネルの製造方法に用いる転写シートの一例
を示す断面図である。図5〜図6は、この発明のボタン
付きパネルの製造方法の一工程を示す断面図である。
【0015】この発明のボタン付きパネルの製造方法
は、まず、基体シート1上に、少なくとも筐体部絵柄層
3を有する転写層4が積層された転写シート5を作成す
る。転写シート5は、基体シート1上に、ボタン部絵柄
層2および筐体部絵柄層3を有する転写層4が積層され
た転写シート5でもよい。転写シート5は、ポリエチレ
ンテレフタレートやアクリル、熱可塑性エラストマー等
からなる基体シート1上に、印刷法などによりボタン部
絵柄層2および筐体部絵柄層3、接着層17を形成す
る。各絵柄層と基体シート1とが、より小さい力で剥離
するように、ポリアクリル系樹脂等よりなる剥離層16
を基体シート1上と絵柄層との間に形成してもよい(図
2)。転写層4の磨耗強度や表面強度を向上させる方法
としては、紫外線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬
化性樹脂と熱硬化性樹脂とを混ぜたものなどを剥離層1
6に使用して硬度を上げる方法や、ポリエチレンワック
ス、カルナバロウ等のワックス類、シリコン・テフロン
化合物よりなる摩擦係数減少剤等の皮膜強化剤を剥離層
16に混入させる方法がある。剥離層16は、転写後に
基体シート1を剥離する際に、基体シート1側にひっつ
いて基体シート1とともに剥離されるものでもよいし、
絵柄層側に残るものでもよい。絵柄層は樹脂バインダー
と顔料、染料からなる。絵柄層は樹脂バインダーと隠蔽
性のある金属顔料や無機顔料、蒸着層などを用いてもよ
い。絵柄層は金属蒸着法により形成された蒸着層を有し
てもよい。接着層17は後述する第1樹脂10と第2樹
脂14の素材に接着する感熱性あるいは感圧性の樹脂を
適宜使用する。転写シート5の意匠のうちボタン部絵柄
層2は、光透過率が100〜30%の文字部、パターン
部を有するものとし、ボタン部6の内部にLEDなどの
発光部品を組み込んで文字やパターンなどを透光表示さ
せるようにしたものでもよい。絵柄層、接着層17など
の転写層4全体を透明にしておけば、見かけ上意匠が存
在しないものも可能である。ボタン部絵柄層2と筐体部
絵柄層3の少なくとも一方を透明とすることも可能であ
る。ボタン部絵柄層2と筐体部絵柄層3とは離隔して形
成されていてもよいし、連続して形成されていてもよ
い。
【0016】つぎに、筐体部7を成形する第1金型に転
写シート5を配置した後、硬質樹脂からなる第1樹脂1
0を第1樹脂射出路18から射出する。例えば、筐体部
7を成形するキャビティ型8と第1樹脂射出路18を有
するコア型9とからなる第1金型に、転写シート5の基
体シート1側がキャビティ型8の表面と接するように配
置し、キャビティ型8とコア型9とを型閉めしてキャビ
ティ内に第1樹脂射出路18から第1樹脂10を射出し
て、転写シート5の接着層17が樹脂成形品に融着し、
筐体部7からなる樹脂成形品を形成する(図5)。転写
シート5の配置は、長尺の転写シート5を、箔送り装置
15によってキャビティ型8とコア型9との間に転写シ
ート5を連続的に送り込み、位置決めセンサーによって
所定位置に配置してもよい。あるいは、枚葉の転写シー
ト5を、人手やロボットによって所定位置に配置しても
よい。転写シート5はコア側に配置してもよい。転写シ
ート5を配置した後、加熱や吸引をして転写シート5が
金型に密着して沿い易くなるようにしてもよい。
【0017】つぎに、基体シート1を剥離し、筐体部絵
柄層3が筐体部7に対応するように転写層4が形成され
た1次成形品を得る。基体シート1の剥離は、第1金型
のキャビティ型8とコア型9との型開き時あるいは型開
き後に行なう。基体シート1上に、ボタン部絵柄層2お
よび筐体部絵柄層3を有する転写層4が積層された転写
シート5を用いる場合は、基体シート1を剥離せず、筐
体部絵柄層3が筐体部7に対応するように転写シート5
が形成された1次成形品を得ることになる。
【0018】つぎに、ボタン部6を成形する第2金型に
1次成形品を配置する。例えば、ボタン部6を成形する
キャビティ型12と第2樹脂射出路19を有するコア型
13とからなる第2金型に、1次成形品を配置する。1
次成形品を保持した第1金型のキャビティ型8を、第2
金型の一部として利用してもよい。この場合は、第1金
型のキャビティ型8と第2金型のコア型13とを型閉め
して第2樹脂14が射出されることになる。あるいは、
1次成形品を保持した第1金型のコア型9を、第2金型
の一部として利用してもよい。この場合は、第1金型の
コア型9と第2金型のキャビティ型12とを型閉めして
第2樹脂14が射出されることになる。
【0019】つぎに、エラストマー樹脂からなる第2樹
脂14を射出して(図6)、転写層4が形成された1次
成形品の筐体部7とボタン部6とが連結された2次成形
品を得る。あるいは、エラストマー樹脂からなる第2樹
脂14を射出して転写シート5が形成された1次成形品
の筐体部7とボタン部6とが連結された2次成形品を得
ることもできる。エラストマー樹脂がシリコーンエラス
トマー樹脂である場合は、射出成形後、シリコーンエラ
ストマー樹脂を加温状態(70℃〜170℃)に保ち、
シリコーンエラストマー樹脂を硬化させる。基体シート
1上に、ボタン部絵柄層2および筐体部絵柄層3を有す
る転写層4が積層された転写シート5を用いる場合は、
エラストマー樹脂からなる第2樹脂14を射出した後、
基体シート1を剥離して、ボタン部絵柄層2がボタン部
6に対応するように転写層4が形成され、ボタン部6と
筐体部7とが連結された2次成形品を得ることになる。
ボタン部6の厚みは、0.1mm〜5mmがよい。ボタ
ン部6のうち筐体部7との連結部11は、薄肉になって
いてもよい。ボタン部6を指などで押すと、ボタン部6
が熱可塑性エラストマー樹脂層側に向かって陥没する
が、このときに、いわゆる「クリック感」を得るように
するためである。クリック感とは、ボタン部6を押すと
ある限度以上の力で連結部11が急に変形してボタン部
6が、パネルの裏側に向かって陥没し、力を無くすか弱
めることで元の状態に復元する、といったペコぺコした
節動感のある動きをすることをいう。連結部11を薄肉
とする場合の厚みは、連結部11以外の部分の厚みより
相対的に薄くなるように、0.1mm〜0.8mmから選
択して設定する。また、連結部11は、1次成形品の筐
体部7の下で連続していてもよい(図7)。
【0020】前記第1樹脂10と第2樹脂14とは相互
に異なる色であってもよい。たとえば、第1樹脂10が
黒色であり、第2樹脂14が透明である組合せがある。
または、第1樹脂10が白色であり、第2樹脂14が青
色である組合せがある。または、第1樹脂10を透明ま
たは半透明としてもよい。
【0021】前記第1樹脂10がJIS A硬度100
以上の高硬度の熱可塑性樹脂であって、第2樹脂14が
JIS A硬度30〜100の熱可塑性エラストマー樹
脂である組合せがある。JIS A硬度100以上の高
硬度の熱可塑性樹脂としては、アクリルスチレン(A
S)樹脂、アクリルスチレンブタジエン(ABS)樹
脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹
脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリブチレンテレフタレ−ト樹脂、あるいは
これらの樹脂のアロイ(混ぜ物、複合品ともいう。)な
どの樹脂がある。エラストマー樹脂としては、硬化性の
シリコーンエラストマー樹脂も使用できる。JIS A
硬度30〜100の熱可塑性エラストマー樹脂として
は、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)ブロッ
クコポリマー、水素添加SBSブロックコポリマー等の
スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマ
ー、ポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラス
トマーがある。シリコーンエラストマー樹脂は、白金触
媒硬化、あるいは過酸化物硬化のいずれも使用でき、1
液性、2液性のいずれも可能である。2液性とするとき
は、LIM成形で成形するとよい。エラストマー樹脂が
シリコーンエラストマー樹脂である場合は、射出成形
後、シリコーンエラストマー樹脂を加温状態(70℃〜
170℃)に保ち、シリコーンエラストマー樹脂を硬化
させる。
【0022】
【実施例】厚さ25μmのポリエステルフィルムに転写
層を形成し転写シートを作成した。転写層は、UV硬化
性樹脂にポリエチレンワックスを分散させ皮膜強度を上
げた剥離層、黒色の隠蔽部に薄く青色着色された光透過
率70%の抜き文字部を有するボタン部絵柄層と、ボタ
ン部絵柄層と並列して液晶表示部に対応して光透過率9
5%の透明部および光透過率0%の隠蔽意匠部を持つ筐
体部絵柄層、アクリル系接着剤塗布層が積層したもので
ある。回転式2色成形機の第1金型のキャビティ型に枚
葉の転写シートを位置合わせして配置し、油圧シリンダ
ーと連動したクランプ機構により、転写シートを固定し
た後型閉めした。第1金型のキャビティ型とコア型とで
できた空間に透明なアクリル樹脂を第1樹脂として射出
し、転写シートの筐体部絵柄層が対応して形成された筐
体部からなる1次成形品を得た。第1金型を開き、転写
シートが形成された1次成形品をコア型に担持させたま
ま、コア型を回転し、第2金型のキャビティ型と型閉め
して、スチレン系エラストマー樹脂(三菱化学製「ラバ
ロン」)を第2樹脂として射出し、転写シートのボタン
部絵柄層がボタン部に対応して形成された2次成形品を
形成した。第2金型を型開きすると同時に基体シートを
剥離した。できたボタン付きパネルをリモコン本体に組
み込んだ。ボタン部と筐体部の表面強度が優れ、筐体部
に連結されたボタン部は、スチレン系エラストマー樹脂
による連結部の屈曲でスムーズな押圧感があり、かつス
チレン系エラストマー樹脂の弾性により、ボタンの復帰
性が得られ応答性のよいボタンとなった。さらにテスト
機で1Kg荷重の元、10万回の押圧テストを行なった
後、ボタンの復帰性を観察したが、特に異常はなくかつ
ボタン表面の意匠も磨耗による剥離などはなかった。
【0023】
【発明の効果】この発明の製造方法によると、転写層が
一体化された美しい意匠を持ったボタン付きパネルを、
少ない工程で効率的に作成できる。また、エラストマー
樹脂による復帰性、クリック感のよいボタンで表面強度
の強いものが得られる。
【0024】また、第1金型のキャビティ型あるいはコ
ア型に保持されたままの転写層/転写シートが形成され
た1次成形品を、第2金型に配置する場合は、往々にし
て小さな複数のボタン部と筐体部がばらばらにならない
ため、1次成形品の模様の縦横や種類を合わせ直す必要
がなく手間が省け効率的である。
【0025】また、製造されるボタン付きパネルは、ボ
タン部、筐体部が転写層により表面強度をあげており、
ボタン部の磨耗が少なくなる。
【0026】また、製造されるボタン付きパネルの連結
部が転写層で覆われる場合は、熱可塑性エラストマー樹
脂層である連結部が転写層で保護されるとともに、ボタ
ン部や筐体部の絵柄と統一性のある絵柄などを形成で
き、ボタン付きパネル全面にわたって途切れのない絵柄
を有するボタン付きパネルとすることができる。
【0027】また、この発明では、基体シートを剥離す
るため、ボタン部の動きが良好となる。成形後の収縮率
の差でボタン部上または周辺のシートが変形しシワとな
ったりせず意匠上好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のボタン付きパネルの製造方法によ
って得られるボタン付きパネルの一例を示す断面図であ
る。
【図2】 この発明のボタン付きパネルの製造方法によ
って得られるボタン付きパネルの一例を示す断面図であ
る。
【図3】 この発明のボタン付きパネルの製造方法に用
いる転写シートの一例を示す断面図である。
【図4】 この発明のボタン付きパネルの製造方法に用
いる転写シートの一例を示す断面図である。
【図5】 この発明のボタン付きパネルの製造方法の一
実施例の一工程を示す断面図である。
【図6】 この発明のボタン付きパネルの製造方法の一
実施例の一工程を示す断面図である。
【図7】 この発明のボタン付きパネルの製造方法によ
って得られるボタン付きパネルの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基体シート 2 ボタン部絵柄層 3 筐体部絵柄層 4 転写層 5 転写シート 6 ボタン部 7 筐体部 8 キャビティ型 9 コア型 10 第1樹脂 11 連結部 12 キャビティ型 13 コア型 14 第2樹脂 15 箔送り装置 16 剥離層 17 接着層 18 第1樹脂射出路 19 第2樹脂射出路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体シート上に、少なくとも筐体部絵柄
    層を有する転写層が積層された転写シートを作成し、筐
    体部を成形する第1金型に転写シートを配置し、硬質樹
    脂からなる第1樹脂を射出した後、基体シートを剥離
    し、筐体部絵柄層が筐体部に対応するように転写層が形
    成された1次成形品を得、ボタン部を成形する第2金型
    に1次成形品を配置した後、エラストマー樹脂からなる
    第2樹脂を射出して、筐体部とボタン部とが連結された
    2次成形品を得ることを特徴とするボタン付パネルの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 1次成形品を保持した第1金型のキャビ
    ティ型あるいはコア型を、第2金型の一部として利用す
    る請求項1記載のボタン付パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 基体シート上に、ボタン部絵柄層および
    筐体部絵柄層を有する転写層が積層された転写シートを
    作成し、筐体部を成形する第1金型に転写シートを配置
    した後、硬質樹脂からなる第1樹脂を射出し、筐体部絵
    柄層が筐体部に対応するように転写シートが形成された
    1次成形品を得、ボタン部を成形する第2金型に1次成
    形品を配置し、エラストマー樹脂からなる第2樹脂を射
    出した後、基体シートを剥離して、ボタン部絵柄層がボ
    タン部に対応するように転写層が形成され、1次成形品
    の筐体部とボタン部とが連結された2次成形品を得るこ
    とを特徴とするボタン付パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 1次成形品を保持した第1金型のキャビ
    ティ型あるいはコア型を、第2金型の一部として利用す
    る請求項3記載のボタン付パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 エラストマー樹脂が、シリコンエラスト
    マーである請求項1〜請求項4のいずれかに記載のボタ
    ン付パネルの製造方法。
  6. 【請求項6】 転写層が磨耗強度を向上させたものであ
    る請求項1〜請求項5のいずれかに記載のボタン付パネ
    ルの製造方法。
  7. 【請求項7】 筐体部絵柄層の表面強度が鉛筆硬度2H
    以上である転写シートを用いる請求項1〜請求項6のい
    ずれかに記載のボタン付パネルの製造方法。
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