JP3514089B2 - 回転黒板 - Google Patents

回転黒板

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JP3514089B2
JP3514089B2 JP29402197A JP29402197A JP3514089B2 JP 3514089 B2 JP3514089 B2 JP 3514089B2 JP 29402197 A JP29402197 A JP 29402197A JP 29402197 A JP29402197 A JP 29402197A JP 3514089 B2 JP3514089 B2 JP 3514089B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、黒板本体の回転を
使用位置で禁止する機能を有した回転黒板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】回転黒板とは、黒板本体の表裏面を反転
させその両面を使用できるようにしたもので、黒板本体
の両側方に設けられ黒板本体を回転可能に枢支する一対
の脚と、起立位置で黒板本体の回転を禁止するロック機
構とを備えている。従来利用されてきたロック機構とし
ては、例えば、一方の脚の内側面に貼着したゴム材と、
他方の脚の内側面からピンを螺合させて進退させるべく
設けたグリップとから構成したものが知られている。こ
れらゴム材やピンは、黒板本体の使用位置においてその
側面下端部に対応する位置に設けられており、使用位置
でグリップを回してピンを突出させ黒板本体の一方の側
面を押圧することにより他方の側面をゴム材に押圧し、
これら側面とゴム材間の摩擦により黒板本体の回転を禁
止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のは、ロック時及びロック解除時共にグリップを回転さ
せる動作が必要で、特にロック時にはかなり強い力でグ
リップを回しピンを締め込んでいく動作が必要である。
そのため、例えば、手の不自由な人や、女性や老人には
操作が行いづらい上、どの程度までピンを締め込めば、
黒板本体がロックされるのか判断が難しく、衝撃等で書
き込み中不意にロックが解除されて黒板本体が回転する
ことがある等、回転を禁止する確実性が低いものであっ
た。
【0004】一方、左右の脚を連結する横架材の上面左
右両端に係合凹部を有する係合部材をレバー操作により
上下動可能に設け、使用位置において黒板本体の下縁部
を前記係合凹部に係合させて黒板本体の回転をロックす
る構造のものもある。通常、このような構成のものは、
ロックの確実性を高めるため係合部材を左右両端に配置
するとともにそれらの係合部材をロック又はロック解除
させるレバーも併せて左右両端に配置している。そのた
め、ロック操作時には左右別個に異なる二人の操作者が
レバー操作を行わねばならなかった。また、一方のレバ
ー操作で左右の係合部材を連動させる場合には、左右の
係合部材を連動させる機構が必要となり、部品点数の増
加、構造の複雑化等の不具合が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような不具合を解決
するために本発明の回転黒板は、粉受をロック機構の操
作端として利用するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の回転黒板は、
反転させることによって両面を使用できるようにした回
転可能な黒板本体と、前記黒板本体の下方に配設され粉
等を受ける粉受と、使用位置にある前記黒板本体の回転
を禁止するロック機構とを具備してなる回転黒板におい
て、前記ロック機構が、黒板本体の上下縁に設けられた
被係合部と、当該被係合部に係合して黒板本体の回転を
禁止する係合部材とを具備するとともに、前記粉受を前
記ロック機構の操作端を兼ねたものとし、当該粉受を操
作することによりその係合を解除して黒板本体の回転を
許容することを特徴とする。
【0007】このように、粉受がロック機構の操作端を
兼ねるものであるので、特別な操作手段を別個に構成す
る必要がなく、部品点数を少なくしコストダウンを図る
とともに、簡単な構成で適正なロックの操作性を確保す
ることができる。さらに、通常、粉受は、黒板本体の巾
方向ほぼ全長に亘って設けられているものであるため、
ロックの確実性を高めるべくロック機構を左右離れた位
置に配設しても別個にそれらを連動させる連動機構を設
ける必要がなく該粉受によって左右のロック機構を適正
に連動させることができるとともに、巾方向のどの位置
からでも操作を行うことが可能となる。
【0008】前記粉受とロック機構の位置関係を近いも
のにし、粉受が直接的にロック機構を操作し得るものと
するには、前記ロック機構が、使用位置にある黒板本体
の下縁に係合するものであることが望ましい。また、前
記ロック機構の具体的な構成としては、前記ロック機構
が、上下方向に回動する回動アームと、前記回動アーム
を上方に付勢する付勢部材と、前記回動アームの回動端
に設けられた係合部材と、前記黒板本体の上下縁に設け
られ前記係合部材に係合する被係合部とを具備してなる
ものを挙げることができる。
【0009】さらに、前記回動アームの好適な実施の形
態としては、前記回動アームが、前記黒板本体の面方向
に沿って延びるものが挙げられる。一方、粉受の操作性
を良好なものとするには、前記粉受が、長手方向に平行
な支軸を介して回動可能に枢支されていることが望まし
い。前記粉受の具体的な実施の形態としては、前記粉受
が、長手方向に平行な支軸を介して前後方向中央部を枢
支されるものであり、使用位置において略水平に配設さ
れ粉等を受ける受部と、前記受部の前端から起立し使用
者が把持して操作を行う操作部と、前記受部の後端側に
あって係合部材を降下させる方向に前記回動アームを押
圧する位置に配設される押圧部とからなるものを挙げる
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図6
を参照して説明する。この回転黒板Aは、図1に示すよ
うに、反転させることによって両面を使用できるように
した回転可能な黒板本体1と、前記黒板本体1の両側方
に設けられ該黒板本体1を回転可能に支持する一対の脚
2と、これらの脚2を連結すべく前記黒板本体1の下方
に配設された横架材3と、前記横架材3の上方に配設さ
れ黒板本体1から落下する粉等を受ける可動の粉受4
と、前記粉受4を操作端とし使用位置にある前記黒板本
体1に係合してその回転を禁止するとともに前記粉受4
を操作することによりその係合を解除して黒板本体1の
回転を許容するロック機構5とを具備してなるものであ
る。
【0011】黒板本体1は、書き込み板1aと、枠材1
bとを具備してなり、その左右両側面中央付近において
左右一対の脚2に回動可能に枢支されたものである。こ
こでいう書き込み板1aは、水性ペン等による書き込み
を行うホワイトボードや、チョーク等により書き込みを
行うチョークボードを指すものである。枠材1bは、書
き込み板1aの周囲に周設したものである。
【0012】脚2は、角パイプ製の支柱2aと、この支
柱2aの下端を支持してなるベース2bとを具備してな
る。支柱2aは、その上端部に設けたピン15を介して
前記黒板本体1の上下方向中心部を回転可能に支持して
いる。ベース2bは、支柱2aと同様角パイプ製のもの
で、前後方向に配され、その下面には、黒板本体1を移
動自在にすべくキャスタ2cが設けられている。
【0013】横架材3は、黒板本体1が回転するときに
干渉しない位置で左右の支柱2a間に横架させた角パイ
プ製のものである。粉受4は、図1〜図3に示すよう
に、その左右両端近傍に配設してなる一対の粉受ヒンジ
部7を介して前記横架材3に回動可能に枢支されている
ものであり、黒板本体1の巾方向ほぼ全長に亘って配設
されている。この粉受4は、板金等を折り曲げ加工して
形成したもので、使用位置において床面Fに対して略水
平に配設され書き込み板1aから落下する粉やペン等を
受ける受部4aと、前記受部4aの前端から前方に傾斜
しながら起立し使用者が把持して操作を行う操作部4b
と、前記受部4aの後端から後方に傾斜しながら起立し
てなる連結部4d並びにこの連結部4dの後端より略水
平方向に伸び後述する回動アーム10を下方に押圧する
位置に配設される押圧部4cとを具備してなり、前記受
部4aの左右両端の下面に一対の略コ字型のブラケット
6を溶接等適当な手段で固設している。前記粉受ヒンジ
部7は、対向する前壁7a及び後壁7bと、これら前後
壁7a、7bの上端を連結する頂壁7cと、前記前壁7
aの左右両縁から前方に突設してなる一対の対向する側
壁7dとを具備してなるもので、前記前後壁7a、7b
及び頂壁7cを前記横架材3の上部に嵌装しボルト等適
当な手段で固設されている。そして、前記粉受4は、前
記ブラケット6に穿設された孔6aに、前記粉受ヒンジ
部7の左右両側壁7dに設けられた孔7eから挿入され
たピン8を挿入することによって前記粉受ヒンジ部7に
回動可能に枢支されている。なお、前記粉受4の左右両
端近傍には、後述するロック機構5の係合部材12の上
下動を許容する切り欠き4eが押圧部4cから連結部4
dにかけて設けられている。
【0014】ロック機構5は、前記粉受4を操作端とし
使用位置にある前記黒板本体1に係合してその回転を禁
止するとともに前記粉受4を操作することによりその係
合を解除して黒板本体1の回転を許容するもので、黒板
本体1の上下縁に設けられた被係合部たる係合凸部9
と、前記横架材3の左右両端近傍に配設され上下方向に
回動する一対の回動アーム10と、前記回動アーム10
を上方に付勢する付勢部材たるねじりコイルバネ11
と、前記回動アーム10の回動端に設けられ前記係合凸
部9に係合する係合部材12とを具備してなるものであ
る。
【0015】係合凸部9は、前述した黒板本体1の枠材
1bの上下縁に設けられたもので、先端部に向かって漸
次細くなるテーパ面9aと、前記テーパ面9aから連続
して鉛直方向に垂下する突条体9bとを具備してなるも
のである。回動アーム10は、前記粉受ヒンジ部7の頂
壁7cの上面で且つ粉受4の押圧部4cの下方に配設さ
れた、対向する側壁10a及び頂壁10bを有し下方に
開口してなるコ字型の部材で、その基端10cを前記粉
受ヒンジ部7の頂壁7c上に上方を開口させて適当な手
段で取着したコ字型部材13に外嵌し、その回動端であ
る先端10dの上面に係合部材12を取着している。す
なわち、この回動アーム10は、その基端10cを前後
方向に水平に配設した軸14を介して前記コ字型部材1
3に上下回動可能に枢着され、先端10dを自由端とし
ている。
【0016】ねじりコイルバネ11は、キックバネと俗
称される機能を営むために、回動アーム10の側壁10
aに穿設された孔10eに挿通されている軸14の周り
に巻回されたもので、一方の端部11aを回動アーム1
0の頂壁10bの下面に、他方の端部11bをコ字型部
材13の底壁13aの上面に当接し、該回動アーム10
を上方に向かって弾性付勢するように構成されている。
【0017】係合部材12は、略直方体状のもので、そ
の上面中央に設けてなる前記係合凸部9と係合する係合
凹部12aと、その左右両側面の下方から左右両側方に
向かって突設してなる被押圧部12bとを具備してな
る。なお、この係合部材12の上面の前後端部は黒板本
体1の厚み方向に向かって漸次細くなるテーパ状をなす
テーパ面12cとなっている。
【0018】すなわち、このロック機構5は、使用位置
にある黒板本体1の係合凸部9を係合部材12の係合凹
部12aに係合して黒板本体1の回転を禁止し、黒板本
体1を回転させる場合には、粉受4の操作部4bを上方
に回動させ押圧部4cで係合部材12の被押圧部12b
を押圧し回動アーム10を下方に回動させて係合凸部9
と係合凹部12aとの係合を解除するものである。
【0019】次に、この回転黒板1の操作方法について
具体的に詳述する。黒板本体1は、図4における実線及
び図5に示すように、使用位置において、黒板本体1の
係合凸部9と係合部材12の係合凹部12aが係合する
ことによりその回転を禁止されている。黒板本体1の使
用面を反転させる際には、使用者が粉受4の操作部4b
を把持し上方に持ち上げる。粉受4は、粉受ヒンジ部7
を介して側面視時計回りに回動するため、図4に想像線
で示すように粉受4の後端側に配置されている押圧部4
cが下降する。このとき、粉受4の押圧部4cの下面
が、係合部材12の被押圧部12bを押圧するため図4
における想像線及び図6に示すように回動アーム10の
先端10dは下降し、係合凹部12aと係合凸部9の係
合が解除され、黒板本体1はその回転を許容される。係
合凹部12aと係合凸部9の係合が解除された後、回動
アーム10は、ねじりコイルバネ11により上方に付勢
されているため、その先端10dが上方に回動し、それ
に伴って、被押圧部12bが粉受4の押圧部4cの下面
を押圧することとなり、粉受4は側面視反時計回りに回
動する。そして、受部4aの下面が粉受ヒンジ部7の側
壁7dの上面に当接した時点でそれ以上の回動を禁止さ
れ粉受4は使用位置に保持される。
【0020】一方、反転させた黒板本体1を再び使用位
置に保持する場合には、黒板本体1の下縁に設けられた
係合凸部9を係合部材12の係合凹部12aに前方若し
くは後方から近付け、係合凹部9のテーパ面9aと係合
部材12のテーパ面12cを当接させると、係合凹部1
2aは経過的に退避動作を行った後に再び元の位置に復
帰してその位置に到来した係合凸部9に自動的に係合す
ることとなる。
【0021】このような構成のものならば、粉受4をロ
ック機構5の操作端を兼ねるものにしているので、特別
な操作手段を別個に構成する必要がなく、部品点数を少
なくしコストダウンを図るとともに、簡単な構成で適正
なロック機能を確保することができる。また、レバー機
構やグリップが不要となり、デザインをシンプルにする
ことが可能になる。さらに、通常、粉受4は、左右の脚
間のほぼ全長に亘って設けられているものであるため、
係合部材12を左右離れた位置に配設しても別個に連動
機構を設けることなく該粉受4によって適正に連動させ
ることができるとともに、巾方向のどの位置からでも操
作を行うことが可能となる。
【0022】前記ロック機構5が、使用位置にある黒板
本体1の下縁に係合するものであるので、粉受4とロッ
ク機構5の位置関係を近いものにし、また容易に関連づ
けることが可能となる。また、前記ロック機構5が、上
下方向に回動する回動アーム10と、前記回動アーム1
0を上方に付勢するねじりコイルバネ11と、前記回動
アーム10の回動端に設けられた係合部材12と、前記
黒板本体1の上下縁に設けられ前記係合部材12に係合
する係合凸部9とを具備してなるので、簡単な構成で操
作性を良好なものとすることができる。
【0023】さらに、前記回動アーム10が、前記黒板
本体1の面方向に沿って延びるものであるならば、回動
アーム10を外部に飛び出させずに横架材3内に収容す
ることが可能となり、見栄えを良好にするとともに回動
アーム10の長さを所定距離取っても場所をとらないも
のとすることができる。また、このように回動アーム1
0の長さを所定距離取ることが可能であるため、係合部
材12の昇降ストローク量の設定の自由度が高くなり、
係合部材12の昇降方向を鉛直方向に近付けることも容
易である。しかも、係合部材12を前後方向に変位させ
るものではないため、黒板本体1が前方若しくは後方の
どちらから係合部材12に近付いてきても係合部材12
と黒板本体1の係合動作が同様に行われることとなり、
係合部材12の係合条件を前後面で同一に設定すること
ができる。
【0024】前記粉受4が、長手方向に平行なピン8を
介して回動可能に枢支されているので、粉受4の操作性
を良好なものとすることができる。さらに、粉受4が使
用位置において床面Fに対して略水平に配設され粉等を
受ける受部4aと、前記受部4aの前端から起立し使用
者が把持して操作を行う操作部4bと、前記受部4aの
後端側にあって係合部材12を降下させる方向に回動ア
ーム10を押圧する位置に配設される押圧部4cとから
なるものであるので、粉受4を簡単な構成で粉受4とし
て且つロック機構5の操作端として適正な機能を果たす
ものとすることができる。
【0025】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例に限定されるものではない。特に、ロック機構5の
構造は、上述した実施例に限定されるものではなく、例
えば粉受を操作することにより突没可能なピンを設け、
そのピンを係合させることにより黒板本体の回転を禁止
させるもの等どのような構造のものであってよい。ま
た、その他の構成も本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変形が可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の回転黒板は、反転させることによって両面
を使用できるようにした回転可能な黒板本体と、前記黒
板本体の下方に配設され粉等を受ける粉受と、使用位置
にある前記黒板本体の回転を禁止するロック機構とを具
備してなる回転黒板において、前記ロック機構が、黒板
本体の上下縁に設けられた被係合部と、当該被係合部に
係合して黒板本体の回転を禁止する係合部材とを具備す
るとともに、前記粉受を前記ロック機構の操作端を兼ね
たものとし、当該粉受を操作することによりその係合を
解除して黒板本体の回転を許容することを特徴とする。
【0027】このように、粉受をロック機構の操作端を
兼ねるものにしているので、特別な操作手段を別個に構
成する必要がなく、部品点数を少なくしコストダウンを
図るとともに、簡単な構成で適正なロック機能を確保す
ることができる。また、レバー機構やグリップが不要と
なり、デザインをシンプルにすることが可能になる。さ
らに、通常、粉受は、左右の脚間のほぼ全長に亘って設
けられているものであるため、ロック機構を左右離れた
位置に配設しても別個に連動機構を設けることなく粉受
によって左右のロック機構を適正に連動させることがで
きるとともに、巾方向のどの位置からでも操作を行うこ
とが可能となる。
【0028】前記ロック機構が、使用位置にある黒板本
体の下縁に係合するものであるならば、粉受とロック機
構の位置関係を近いものにし、また容易に関連づけるこ
とが可能となる。また、前記ロック機構が、上下方向に
回動する回動アームと、前記回動アームを上方に付勢す
る付勢部材と、前記回動アームの回動端に設けられた係
合部材と、前記黒板本体の上下縁に設けられ前記係合部
材に係合する被係合部とを具備してなるならば、簡単な
構成で操作性を良好なものとすることができる。
【0029】さらに、上記の構成を前提として、前記回
動アームが、前記黒板本体の面方向に沿って延びるもの
であるならば、回動アームを外部に飛び出させずに横架
材等内に収容することが可能となり、見栄えを良好にす
るとともに回動アームの長さを所定距離取っても場所を
とらないものとすることができる。また、このように回
動アームの長さを所定距離取ることが可能であるため、
係合部材の昇降ストローク量の設定の自由度が高くな
り、係合部材の昇降方向を鉛直方向に近付けることも容
易である。しかも、係合部材を前後方向に変位させるも
のではないため、黒板本体が前方若しくは後方のどちら
から係合部材に近付いてきても係合部材と黒板本体の係
合動作が同様に行われることとなり、係合部材の係合条
件を前後面で同一に設定することができる。
【0030】前記粉受が、長手方向に平行な支軸を介し
て回動可能に枢支されているならば、粉受の操作性を良
好なものとすることができる。粉受が、長手方向に平行
な支軸を介して前後方向中央部を枢支されるものであ
り、使用位置において略水平に配設され粉等を受ける受
部と、前記受部の前端から起立し使用者が把持して操作
を行う操作部と、前記受部の後端側にあって係合部材を
降下させる方向に前記回動アームを押圧する位置に配設
される押圧部とからなるものであるならば、粉受を簡単
な構成で粉受として且つロック機構の操作端として適正
な機能を果たすものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】同要部を示す斜視図。
【図3】同要部を示す分解斜視図。
【図4】同作用説明図。
【図5】同作用説明図。
【図6】同作用説明図。
【符号の説明】
A…回転黒板 1…黒板本体 4…粉受 4a…受部 4b…操作部 4c…押圧部 5…ロック機構 9…被係合部(係合凸部) 10…回動アーム 11…付勢部材(ねじりコイルバネ) 12…係合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43L 1/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反転させることによって両面を使用できる
    ようにした回転可能な黒板本体と、前記黒板本体の下方
    に配設され粉等を受ける可動の粉受と、使用位置にある
    前記黒板本体の回転を禁止するロック機構とを具備して
    なる回転黒板であって、 前記ロック機構が、黒板本体の上下縁に設けられた被係
    合部と、当該被係合部に係合して黒板本体の回転を禁止
    する係合部材とを具備するとともに、前記粉受を前記ロ
    ック機構の操作端を兼ねたものとし、当該粉受を可動
    して前記係合部材を動かすことにより当該係合部材の
    前記被係合部に対する係合を解除して黒板本体の回転を
    許容することを特徴とする回転黒板。
  2. 【請求項2】前記ロック機構が、使用位置にある黒板本
    体の下縁に係合するものであることを特徴とする請求項
    1記載の回転黒板。
  3. 【請求項3】前記ロック機構が、上下方向に回動する回
    動アームと、前記回動アームを上方に付勢する付勢部材
    と、前記回動アームの回動端に設けられた係合部材と、
    前記黒板本体の上下縁に設けられ前記係合部材に係合す
    る被係合部とを具備してなることを特徴とする請求項1
    又は2記載の回転黒板。
  4. 【請求項4】前記回動アームが、前記黒板本体の面方向
    に沿って延びるものであることを特徴とする請求項3記
    載の回転黒板。
  5. 【請求項5】前記粉受が、長手方向に平行な支軸を介し
    て回動可能に枢支されていることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の回転黒板。
  6. 【請求項6】前記粉受が、長手方向に平行な支軸を介し
    て前後方向中央部を枢支されるものであり、使用位置に
    おいて略水平に配設され粉等を受ける受部と、前記受部
    の前端から起立し使用者が把持して操作を行う操作部
    と、前記受部の後端側にあって係合部材を降下させる方
    向に前記回動アームを押圧する位置に配設される押圧部
    とからなることを特徴とする請求項3又は4記載の回転
    黒板。
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