JP3514042B2 - 熱転写印字ラベル用布帛およびその製造方法 - Google Patents

熱転写印字ラベル用布帛およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、画像、識別
マーク等を記録するのに適した布帛およびその製造方法
に関する。更に詳しくは、染料を用いた熱転写プリント
法で鮮明な印字の得られる布帛およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】布帛に画像を印刷する方法としては、熱
転写方式、インクジェット方式、ドットインパクト方式
等の従来のプリンターを利用する方法が知られている。
【0003】また、特開昭57−102390号公報に
は、マスターペーパー上に画像を昇華性分散染料を用い
た熱転写方式で形成した後、該画像をヒートプレスによ
り布帛に転写する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプリン
ターで印刷する方法では、布帛を形成する繊維のうち表
面近傍にしか顔料または染料等の着色剤が定着せず、堅
牢性に劣る、印字性に劣るといった問題がある。
【0005】また、特開昭57−102390号公報の
方法では、染色は充分に行われるが、堅牢性は充分でな
く、また一旦マスターペーパーに転写するので連続印字
が困難であるといった問題がある。
【0006】本発明は、かかる従来技術の諸欠点に鑑み
なされたものであり、その目的は、堅牢性、鮮明性等の
優れた画像を形成した熱転写印字ラベル用布帛およびそ
の製造方法、および該布帛を使用した印字ラベルの製造
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の熱転写印
字ラベル用布帛は、熱転写印字ラベル用布帛において
布帛の印字面の表面粗さが、経糸または緯糸方向の一
方においては、中心線平均粗さが4μm以下で最大高さ
が40μm以下であり、かつ別の一方では中心線平均
さが3μm以上8μm以下で最大高さが30μm以上7
5μm以下であり、該布帛の非印字面に熱融着接着剤が
積層されており、かつ該熱融着接着剤と布帛の剥離強力
が30g/cm以上150g/cm以下であることを特
徴とする。
【0008】また、本発明の熱転写印字ラベル用布帛の
製造方法は、布帛の印字面の表面粗さが、経方向または
緯方向の一方においては、中心線平均粗さが4μm以下
で最大高さが40μm以下であり、かつ別の一方では中
心線平均粗さが3μm以上8μm以下で最大高さが30
μm以上75μm以下となるように、布帛を温度100
℃以上170℃以下、圧力10kg/cm2 以上50
0kg/cm2 以下の条件でカレンダー処理し、該布
帛の非カレンダー面と熱融着接着剤フイルムを該熱融着
接着剤フイルムのガラス転移点以上軟化点未満の温度で
ラミネートして熱融着接着剤と布帛の剥離強力を30g
/cm以上150g/cm以下とすることを特徴とす
る。
【0009】さらにまた、本発明の印字ラベルの製造方
法は、上記によって得られた熱転写印字ラベル用布帛の
印字面に、染料を主体とする熱転写インクリボンを用い
て熱転写法で仮画像を形成し、被接着布帛上に熱融着接
着剤フイルム層を下にして積層し加熱することで、印字
を染着するとももに同時に接着することを特徴とする。
【0010】本発明でいう中心線平均粗さおよび最大高
さは、JIS B0601に定められる表面粗さの定義
と表示に基づくものであり、カットオフ値80μm、測
定長さ800μmにおいて、JIS B0601に定め
られる触針式表面粗さ測定器を用い、先端曲率半径2μ
mの触針を使用して測定されるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の熱転写印字ラベル用布帛
で使用される布帛は、特に限定されず、綿、絹などの天
然繊維、ポリアミド系、ポリエステル系などの合成繊維
からなる織物見物、不織布などが用いられるが、寸法安
定性の点から織物が好ましく、また、ポリエステル系繊
維、特に単繊維繊度が0.0001デニール以上1デニ
ール以下の極細繊維から主としてなる布帛は、表面平滑
性に優れ、印刷時に鮮明な画像が得られるので好まし
い。好ましくは0.01デニール以上1デニール以下で
あるのがよい。また、ポリアミド繊維およびポリエステ
ル繊維の2種類の極細繊維をよく混繊した布帛は、緻密
な表面、ひいては平滑性に優れた表面を有するため好ま
しい。また、極細布帛表面に高速の流体流処理(ウォー
タージェットパンチ)を施し、極細繊維どうしを開繊お
よび/または交絡せしめ、表面を緻密化するのも好まし
い方法である。これら極細繊維の製造方法は特に限定さ
れず、通常の各種技術を用いることができる本発明の熱
転写印字ラベル用布帛において、少なくとも該布帛の印
字面の表面粗さが、経方向または緯方向の一方において
は、中心線平均粗さが4μm以下で最大高さが40μm
以下であり、かつ別の一方では中心線平均粗さが3μm
以上8μm以下で最大高さが30μm以上75μm以下
であることが重要である。
【0012】熱転写印字の場合、平滑な印字ヘッドから
の熱エネルギーにより文字等画像を転写するので、該布
帛の被印字面はより平滑であるのが好ましいが、一方、
布帛に染色印字する場合、該布帛の繊維間にある程度イ
ンクが浸透する方が濃い印字となり、平滑すぎると印字
がかすれ気味になる。従って、本発明のように、表面粗
さが、経方向または緯方向の一方においては、中心線平
均粗さが4μm以下で最大高さが40μm以下であり、
かつ別の一方では中心線平均粗さが3μm以上8μm以
下で最大高さが30μm以上75μm以下であると、熱
転写に適した平滑性とともに、適度に繊維間にインクが
浸透するようになり、鮮明な印字が得られる。好ましく
は、経方向または緯方向の一方においては、中心線平均
粗さが4μm以下で最大高さが35μm以下であり、か
つ別の一方では中心線平均粗さが3.5μm以上7μm
以下で最大高さが40μm以上70μm以下である。
【0013】ここで、布帛の経方向、および緯方向と
は、織物の場合は、それぞれ経糸の方向、および緯糸の
方向であり、経編の場合は、経糸の整経方向、すなわち
編みあがっていく長手方向が経糸方向であり(緯編みの
場合も同様)、編物の巾方向が緯方向である。不織布の
場合、同様に口金の巾方向が緯方向であり、長手方向が
経方向である。
【0014】本発明の熱転写印字ラベル用布帛におい
て、該織物の非印字面に熱融着接着剤を積層したもの
は、ラベルにしたとき衣服等の被接着布にアイロン等で
簡便に接着することができるため好ましいものである。
【0015】本発明で用いられる熱融着接着剤として
は、接着温度において熱可塑性を有するものならば特に
限定されず、ポリエステル樹脂系、ポリアミド樹脂系、
塩化ビニール樹脂系等が用いられる。特にポリエステル
樹脂系は、接着の耐洗濯性に優れているため好ましい 本発明において、積層された布帛と熱融着接着剤の剥離
強力が、30g/cm以上150g/cm以下であるこ
とが重要である。30g/cm未満では、衣服等の被接
着布に接着するまでに、熱融着接着剤が剥がれやすく、
また、150g/cmを越えると、衣服等の被接着布に
接着する時に、被接着布よりもむしろラベル側に熱融着
接着剤が浸透し、接着力が不十分となるため好ましくな
い。より好ましくは、40g/cm以上120g/cm
以下である。
【0016】本発明の熱転写印字ラベル用布帛の製造方
法において、布帛を温度100℃以上170℃以下、圧
力10kg/cm2 以上500kg/cm2 以下の条件
でカレンダー処理する。これにより、熱転写に適した平
滑性とともに、適度に繊維間にインクが浸透するような
布帛が得られる。特に、主として単繊維度0.0001
〜1デニールのポリエステル繊維からなる布帛を用いる
とその効果が大きい。より好ましいカレンダー条件は、
温度100℃以上150℃以下、圧力20以上150k
g/cm2 以下である。カレンダー処理に用いる装置
は、特に限定されず、3本ロール式など任意のものが用
いられる。
【0017】本発明の熱転写印字ラベル用布帛の製造方
法において、カレンダー処理を施した該布帛の非カレン
ダー面に、熱融着接着剤フイルムを該熱融着接着剤フイ
ルムのガラス転移点以上軟化点未満の温度でラミネート
する。ガラス転移点以下では、熱融着接着剤フイルムは
全く布帛に圧着されず、軟化点以上では該布帛に熱融着
接着剤フイルムが浸透しすぎてしまうため好ましくな
い。
【0018】ラミネート時の圧力は、用いる熱融着接着
剤フイルムに応じて適宜選択されるが、ポリエステル樹
脂系の熱融着接着剤フイルムの場合、1kg/cm2
上8kg/cm2 以下であるのが好ましい。本発明で用
いられるラミネート装置は、特に限定されず、熱ロール
式や平板プレスなど任意のものが用いられる。
【0019】本発明の印字ラベルの製造方法において、
前記の方法で得た熱転写印字ラベル用布帛印字面に、染
料を主体とする熱転写インクリボンを用いて熱転写法で
仮画像を形成し、該仮画像を加熱することで画像を染着
固定する。本発明において仮画像形成時は、バインダー
中に染料が分散したものが布帛上にのっているのみで布
帛を構成する繊維内部に染着はしていない。その後の加
熱によって初めて染料が布帛を構成する繊維に染着す
る。
【0020】本発明において、熱転写インクリボンで用
いられる染料は、分散染料、塩基性染料等特に限定され
ないが、昇華堅牢性の高い染料を用いるのが好ましく、
具体的には、昇華性であって昇華温度が180℃以上3
00℃以下、好ましくは200℃以上250℃以下であ
るのがよい。昇華温度が180℃未満では、印字画像の
堅牢性が悪くなり、300℃を超えると、布帛への染着
が充分行われなくなるため好ましくない。なお、本発明
でいう昇華温度とは、昇華性染料の蒸気圧(昇華圧)が
外圧に等しくなる温度を指す。
【0021】本発明において、熱転写インクリボンで用
いられるワックス材は、特に限定されず、エステルワッ
クス、酸化ワックス、カスターワックス、高級脂肪酸モ
ノグリセイドなどの溶融温度が50〜100℃程度のも
のが挙げられる。
【0022】本発明において、熱転写リボンで用いられ
るバインダー物質は、特に限定されず、例えば前記ワッ
クス材と相溶性のあるキシレン樹脂、ポリスチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸エステル
などが挙げられる。
【0023】本発明において、熱転写インクリボンで用
いられる油状物質としては、特に限定されず、たとえば
ナタネ油、ヒマシ油などの植物油、モーター油、スピン
ドル油などの鉱物油、DOP、DBPなどの可塑剤など
が挙げられる。
【0024】これらの熱転写インクリボンで用いられる
成分は、それぞれ所定の割合で混合して、基材上に、ホ
ットメルトコーティングするか、有機溶剤に溶解または
分散して塗布乾燥することにより、インク層を形成す
る。これをリボン状にカットして熱転写インクリボンを
形成する。
【0025】本発明の印字ラベルの製造方法において、
熱転写印字ラベル用布帛の印字面に、染料を主体とする
熱転写インクリボンを用いて熱転写法で仮画像を形成
し、被接着布帛上に熱融着接着剤フイルム層を下にし
て、すなわち、熱融着接着剤フイルム層側が被接着布帛
に当接するように積層し、加熱することで、印字を染着
するととともに、被接着布帛と上記熱転写印字ラベル用
布帛とを接着する。
【0026】通常の捺染等では、過剰染料の除去と糊剤
除去のための水洗が必要なため、加熱による染料の染着
と熱融着接着剤等による被接着布への接着は別に行われ
るが、本発明では、染着後の水洗が不要のため加熱工程
が1つになり合理化がなされている。加熱に用いる装置
は特に限定されないが、アイロン、熱プレス機などが好
ましく用いられる。加熱時に少なくとも仮画像形成部分
に、紙プラスチックフイルム等のシート状物を重ねて加
熱することは、加熱時の画像のずれなどが起こりにくく
なり好ましい方法である。また、フッ素樹脂加工したア
イロン、熱プレス機等を用いるのも好ましい方法であ
る。
【0027】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されない。
【0028】実施例1 単繊維繊度0.06デニールの極細ポリエステルフィラ
メント繊維からなる高密度織物布帛にウォータージェッ
トパンチ処理を施したものを、カレンダー装置を用いて
温度;125℃、圧力;40kg/cm2 、速度;20
m/分の条件でカレンダー処理を行った。次いで、その
非プレス面と厚さ50μmのポリエステル系熱融着接着
剤フイルム(ガラス転移点;23℃、軟化点;113
℃)とを、ロール型ラミネート装置を用いて、温度;1
15℃、圧力;4kg/cm2 、速度;8m/分の条件
で貼り合わせ、熱転写印字ラベル用織物を得た。この織
物の印字面の表面粗さは、緯糸方向で中心線平均粗さが
2.8μm、最大高さが28.1μmであり、経糸方向
で中心線平均粗さが5.8μm、最大高さが59.3μ
mであった。また、織物と熱融着接着剤フイルムとの剥
離強力は、60g/cmであった。
【0029】この熱転写印字ラベル用織物に、カーボン
ブラックを着色剤とする通常の市販の熱転写インクリボ
ンを用いて、市販の熱転写プリンターで画像を形成し
た。得られた画像は非常に鮮明なものであり、バーコー
ドを印字したときの読み取り性も良好であった。
【0030】実施例2 実施例1の熱転写印字ラベル用織物に、厚さ4.2μm
のポリエステルフイルム上に分散染料(C.I.ディス
パースブルー330)を主体とするインク層をコーティ
ングしたインクリボンを用い(ワックス材としてパラフ
ィンワックス、バインダー物質としてエチレン−酢ビ共
重合体=80/20を用いた)、市販の熱転写プリンタ
ーで仮画像を形成した。これをラベル状にカットし、綿
布上に熱融着接着剤フイルムを下にして置き、テフロン
加工したアイロンで温度;190℃、時間;10秒の条
件で加熱して、染色による画像を形成すると同時に、綿
布と接着して印字ラベルを得た。得られた印字ラベルの
画像は非常に鮮明なものであった。綿布との接着力は非
常に強固であり、工業洗濯を50回行っても全く剥がれ
なかった。
【0031】比較例1 カレンダー処理を行わない以外は実施例1と同様にし
て、熱転写印字ラベル用織物を得た。得られた織物の印
字面の表面粗さは、緯糸方向で中心線平均粗さが11.
59μm、最大高さが86.4μmであり、経糸方向で
中心線平均粗さが13.6μm、最大高さが91.0μ
mであった。この織物に実施例1と同様にして画像を形
成したところ、その画像は薄く不鮮明であり、またバー
コードを印字しても読みとれなかった。
【0032】比較例2 カレンダー処理を温度;190℃、圧力;200kg/
cm2 、速度20m/分の条件で行った以外は実施例1
と同様にして熱転写印字ラベル用織物を得た。得られた
織物に、実施例2と同様にして染色による画像を形成し
た、印字ラベルを得た。この印字ラベルの画像は、所々
で印字の薄い部分がある不鮮明なものしか得られなかっ
た。
【0033】比較例3 織物と熱融着フイルム接着剤とのラミネート温度を14
0℃とした以外は実施例1と同様にして熱転写印字ラベ
ル用織物を得た。織物と熱融着接着剤フイルムとの剥離
強力は、300g/cmであった。次いで、実施例2と
同様にして印字ラベルを得た。綿布との接着力は初期接
着力は良好であったが、工業洗濯約30回目からラベル
端部で剥がれが生じた。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したので次の
ような効果を得ることができる。
【0035】(1)熱転写印字における、転写性と印字
鮮明性の両方に優れる熱転写印字ラベル用布帛を得るこ
とができる。
【0036】(2)更に裏面に熱融着接着剤層を設ける
ことで衣服等に簡便に接着することができる。
【0037】(3)また、その接着性は非常な強固なも
のである。
【0038】(4)染料を主体とする熱転写インクリボ
ンを用いることで、非常に印字が鮮明で、かつ染色性お
よび接着性の洗濯耐久性に優れる印字ラベルが得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06B 11/00 D06H 1/00 - 1/04 B41M 5/26 - 5/40 D03D 1/00 - 27/18

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱転写印字ラベル用布帛において、該布帛
    の印字面の表面粗さが、経方向または緯方向の一方にお
    いては、中心線平均粗さが4μm以下で最大高さが40
    μm以下であり、かつ別の一方では中心線平均粗さが3
    μm以上8μm以下で最大高さが30μm以上75μm
    以下であり、該布帛の非印字面に熱融着接着剤が積層さ
    れており、かつ該熱融着接着剤と布帛の剥離強力が30
    g/cm以上150g/cm以下であることを特徴とす
    る熱転写印字ラベル用布帛。
  2. 【請求項2】布帛を構成する繊維が、主として単繊維繊
    度0.0001〜1デニールの繊維からなることを特徴
    とする請求項1に記載の熱転写印字ラベル用布帛。
  3. 【請求項3】布帛を構成する繊維が主としてポリエステ
    ル系繊維からなることを特徴とする請求項1または2
    いずれかに記載の熱転写印字ラベル用布帛。
  4. 【請求項4】熱融着接着剤がポリエステル樹脂系である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱転
    写印字ラベル用布帛。
  5. 【請求項5】布帛が、織編物からなることを特徴とする
    請求項1〜のいずれかに記載の熱転写印字ラベル用布
    帛。
  6. 【請求項6】布帛の印字面の表面粗さが、経方向または
    緯方向の一方においては、中心線平均粗さが4μm以下
    で最大高さが40μm以下であり、かつ別の一方では中
    心線平均粗さが3μm以上8μm以下で最大高さが30
    μm以上75μm以下となるように、布帛を温度100
    ℃以上170℃以下、圧力10kg/cm2 以上50
    0kg/cm2 以下の条件でカレンダー処理し、該布
    帛の非カレンダー面と熱融着接着剤フイルムを該熱融着
    接着剤フイルムのガラス転移点以上軟化点未満の温度で
    ラミネートして熱融着接着剤と布帛の剥離強力を30g
    /cm以上150g/cm以下とすることを特徴とする
    熱転写印字ラベル用布帛の製造方法。
  7. 【請求項7】布帛を構成する繊維が、主として単繊維繊
    度0.0001〜1デニールの繊維からなることを特徴
    とする請求項6に記載の熱転写印字ラベル用布帛の製造
    方法。
  8. 【請求項8】布帛を構成する繊維が、主としてポリエス
    テル系繊維からなることを特徴とする請求項または
    記載の熱転写印字ラベル用布帛の製造方法。
  9. 【請求項9】熱融着接着剤フイルムが、ポリエステル樹
    脂系であることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに
    記載の熱転写印字ラベル用布帛の製造方法。
  10. 【請求項10】布帛が、織編物であることを特徴とする
    請求項6〜9のいずれかに記載の熱転写印字ラベル用布
    帛の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項6〜10のいずれかの製造方法に
    よって得られた熱転写印字ラベル用布帛の印字面に、染
    料を主体とする熱転写インクリボンを用いて熱転写法で
    仮画像を形成し、被接着布帛と上記熱転写印字ラベル用
    布帛とを、上記熱転写印字ラベル用布帛にラミネートさ
    れた熱融着接着剤フイルムを介して積層し、加熱するこ
    とで、印字を染着するととともに、被接着布帛と上記熱
    転写印字ラベル用布帛とを接着することを特徴とする印
    字ラベルの製造方法。
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