JP3513783B2 - 廃棄物処理装置 - Google Patents

廃棄物処理装置

Info

Publication number
JP3513783B2
JP3513783B2 JP26326595A JP26326595A JP3513783B2 JP 3513783 B2 JP3513783 B2 JP 3513783B2 JP 26326595 A JP26326595 A JP 26326595A JP 26326595 A JP26326595 A JP 26326595A JP 3513783 B2 JP3513783 B2 JP 3513783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
plasma torch
incinerator
plasma
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26326595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09112848A (ja
Inventor
周司 多田
順 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Prometron Technics Corp
Original Assignee
Prometron Technics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Prometron Technics Corp filed Critical Prometron Technics Corp
Priority to JP26326595A priority Critical patent/JP3513783B2/ja
Publication of JPH09112848A publication Critical patent/JPH09112848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3513783B2 publication Critical patent/JP3513783B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharge Heating (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、通常の焼却処理で
は無害化できない廃棄物を処理する廃棄物処理装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】例えば、血液や尿等の検体が付着した注
射器や採血管等の医療廃棄物、或は、放射線の照射を受
けた放射性廃棄物を始めとする、人体や環境に有害な物
質が付着したり有害物質で汚染された廃棄物、及び、通
常の焼却処理では有害物質を発生してまうような都市ご
み等は、当初、コンクリート詰めして海洋投棄したり、
埋め立て造成用の資材として利用して処分していた。し
かし、近年では、特に大都市域での投棄水域や埋め立て
用地の確保の問題が顕在化し、また、処分後の例えば有
害廃棄物の水中への溶出といった二次汚染の発生も指摘
されるに至り、その処分が非常に難しくなって来てい
る。このような現状で、廃棄物の処理法として注目を集
めているものの1つに、プラズマ放電による高熱焼却処
理がある。 【0003】この種の焼却処理を行う装置では、一般
に、プラズマトーチで発生したアークにより、焼却炉内
にプラズマ空間を形成し、炉内温度を上昇させて燃焼効
率を高め、炉内の廃棄物を高熱焼却、溶融させている。 【0004】ところで、この種の処理装置においては、
プラズマ空間の形成により炉内が高温になるだけでな
く、プラズマトーチの電極付近での発熱により、プラズ
マトーチを保持する炉部分もかなりの高温に熱せられ
る。そこで従来は、プラズマトーチを保持する炉の周壁
部分に、厚み方向に炉を貫通する環状孔を形成して、こ
の環状孔を炉の外壁側及び内壁側でそれぞれ溶接し、こ
れにより炉の周壁内に形成された環状の閉塞通路に、炉
の外壁側から入水口及び出水口をそれぞれ接続し、この
入水口及び出水口を介して前記閉塞通路に炉外からの冷
却水を環流させる、所謂、水冷機構によって、プラズマ
トーチを冷却していた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の水冷機構は、特に、前記閉塞通路を画成する炉
の内周壁側の溶接個所が、プラズマ空間の形成による高
温に直接さらされることから、この高温により溶接が劣
化してクラックが生じ、このクラックから水漏れを起こ
すおそれがあるという不具合があり、また、従来の水冷
機構では、そのような不具合の補修や定期点検等のメン
テナンス作業を、炉の中に入って内壁側から行わなけれ
ばならず、作業の安全性を確保する上で改善の余地があ
り、また、作業性の面からしても改善の余地があった。 【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の第1の目的は、プラズマトーチにより炉内
にプラズマ空間を形成し有害廃棄物を高温焼却する際
に、発熱するプラズマトーチを炉の水冷機構により冷却
する当たり、水冷機構の補修や定期点検等のメンテナン
ス作業の高い安全性及び簡略性を確保できる廃棄物処理
装置を提供することにあり、第2の目的は、炉内の高温
により水冷機構に損傷が発生したり、その損傷箇所から
水漏れ等が発生するのを防止することができる廃棄物処
理装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するためになされたこの発明は、焼却炉の周壁に保持さ
れたプラズマトーチが前記焼却炉の内部に向けて発する
プラズマアークにより、該焼却炉の内部に高温のプラズ
マ状態を発生させ、該プラズマ状態の前記焼却炉内部で
廃棄物を高温焼却すると共に、前記焼却炉で前記プラズ
マトーチを保持する前記周壁部分に設けた水冷機構によ
り、前記プラズマトーチが発する熱を冷却する廃棄物処
理装置において、前記焼却炉の周壁に形成された前記プ
ラズマトーチ着脱用の取付孔と、前記取付孔に着脱可能
に取着され、該取付孔に取着した状態で前記取付孔に着
脱可能に取着され、該取付孔に取着した状態で前記取付
孔を閉塞すると共に、前記プラズマトーチを保持する保
持部材とを設け、前記水冷機構を前記保持部材に形成し
て前記焼却炉の周壁とは別体化するようにし、前記水冷
機構は、前記焼却炉の周壁の厚み方向における前記保持
部材の内部でプラズマトーチの保持部分の周縁の保持部
材部分に形成された水路を有しており、該水路は、前記
取付孔に取着した状態で該取付孔の内周縁に臨む前記保
持部材の外周縁を溶接することで、該保持部材の外部か
ら遮蔽され、前記保持部材は、前記取付孔に対応する形
状の基板と、該基板の通孔に着脱可能に取着されるトー
チホルダとを有しており、前記水路は前記基板に形成さ
れ、前記水冷機構は、前記トーチホルダに形成された第
2水路をさらに有し、前記トーチホルダは、前記通孔に
対応する形状の取付板と、該取付板に突設され前記プラ
ズマトーチを保持する筒体とを有しており、前記段2水
路は前記取付板と前記筒体にそれぞれ形成され、前記取
付板の前記第2水路は、前記通孔に取着した状態で該通
孔の内周縁に臨む前記取付板の外周縁を溶接すること
で、該取付板の外部から遮蔽されているものとした。 【0008】 【0009】 【0010】本発明によれば、焼却炉の周壁の取付孔に
着脱可能に取着される保持部材にプラズマトーチが保持
され、この保持部材に、プラズマトーチが発する熱を冷
却する水冷機構を設けたので、水冷機構のメンテナンス
を行う際に、保持部材ごと水冷機構を焼却炉の周壁から
外すことが可能となり、従って、炉の中に入って内壁側
から行っている従来に比べて、作業の安全性を格段に高
めることが可能となり、しかも、焼却炉から保持部材と
共にプラズマトーチを外せることから、メンテナンス作
業性を高めることも可能となる。 【0011】また、本発明によれば、水冷機構が有して
いる保持部材の水路を保持部材の外部から遮蔽させるた
めに溶接される箇所が、燃焼炉の周壁の取付孔に取着し
た状態で取付孔の内周縁に臨む、保持部材の外周縁に露
出する水路部分であることから、保持部材を取付孔に取
着した状態でこの溶接箇所が焼却炉の内壁に露出するこ
とがなく、従って、炉内に形成されるプラズマ空間によ
り生じる高温に溶接箇所が直接さらされずに済み、従っ
て、溶接箇所の劣化によるクラック等の損傷の発生や、
その損傷箇所からの水漏れ等の発生を防止することが可
能となる。 【0012】尚、保持部材が、焼却炉の周壁の取付孔に
対応する形状の基板と、この基板の通孔に着脱可能に取
着されプラズマトーチを保持するトーチホルダとを有し
ており、水冷機構が、基板の前記水路とトーチホルダの
第2水路とを有する構成とすれば、基板とトーチホルダ
の2段階でプラズマトーチが冷却されることから、プラ
ズマトーチの冷却効率を高めることが可能となり、且
つ、メンテナンス対象毎に分割できることから、メンテ
ナンスの際の作業性をさらに向上させることが可能とな
る。 【0013】また、トーチホルダが、基板の通孔に対応
する形状の取付板を有しており、この取付板に形成され
た前記第2水路を基板の外部から遮蔽させるために溶接
される箇所が、取付板を通孔に取着した状態でこの通孔
の内周縁に臨む取付板の外周縁に露出する第2水路部分
であることから、取付板を通孔に取着した状態でこの溶
接箇所が焼却炉の内壁に露出することがなく、従って、
前記水路の溶接箇所の場合と同様に、溶接箇所の劣化に
よるクラック等の損傷の発生や、その損傷箇所からの水
漏れ等の発生を防止することが可能となる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明による廃棄物処理装
置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明
の一実施形態に係る廃棄物処理装置の概略構成を示す正
面図であり、図中引用符号1で示す本実施形態の廃棄物
処理装置は、廃棄物供給ユニット3、一次焼却ユニット
5、熔解スラグ搬出ユニット7、及び、二次焼却ユニッ
ト9等を備えている。 【0015】前記廃棄物供給ユニット3は、図2に側面
図で示すように、例えば、血液や尿等の検体が付着した
注射器や採血管といった医療廃棄物(図示せず)等が内
部に収容されたカートンCを水平搬送するHコンベア3
1と、このHコンベア31から受け渡されたカートンC
を垂直搬送するVコンベア33と、このVコンベア33
の上端から前記一次焼却ユニット5にカートンCを受け
渡すローディングユニット35を備えている。尚、カー
トンCとしては、例えば、ポリエチレン等の焼却しても
有害物質やガスを自身が発生することのない材質の、市
販の箱状体を用いることができる。 【0016】前記Hコンベア31は、架台31a上に上
下2段に重ねて配置されており、各Hコンベア31は、
多数の搬送用ローラ31bと、これら搬送用ローラ31
bを回転駆動するモータ(図示せず)とを有しており、
不図示の移送装置により各Hコンベア31の図中右側の
始端に載置されたカートンCを、前記モータにより回転
された搬送用ローラ31bにより図中左側の各Hコンベ
ア31の終端側に移送するように構成されている。 【0017】前記Vコンベア33は、基枠33aと、こ
の基枠33a内を昇降する昇降テーブル33bと、この
昇降テーブル33bを基枠33a内で昇降させる電動ウ
ィンチ33cと、前記昇降テーブル33bを基枠33a
内で旋回させる旋回用モータ33dを有している。 【0018】前記基枠33aは、前記架台31aに隣接
して設置され、その内部は吹き抜け状に形成されてい
る。そして、前記基枠33aは、図1に示すように、そ
の下部が前記上下2段の各Hコンベア31の終端に隣接
し、上部が上段のHコンベア31よりも上方に延出し前
記一次焼却ユニット5の上端に達するように構成されて
いる。 【0019】前記昇降テーブル33bは、前記カートン
Cを1つ載置でき、且つ、前記基枠33a内を昇降でき
る大きさで形成され、図3に拡大平面図で示すように、
昇降テーブル33bの上部には、前記Hコンベア31と
同様に、不図示のモータにより回転駆動される複数の搬
送用ローラ33eが配設されている。前記複数の搬送用
ローラ33eは、図2に示すように、支持板33f上に
水平面内で旋回可能に支持されており、この支持板33
fの側部には略々円筒状の昇降ガイド33hが連結され
ており、この昇降ガイド33hは、前記基枠33aの外
面で支持されたガイドシャフト33gに嵌装され、この
ガイドシャフト33gに沿って昇降ガイド33hが移動
可能に支持されている。 【0020】前記昇降ガイド33hには、基枠33aの
上下両端のスプロケット33j,33j間に掛け渡され
たチェーン33kが係止されており、前記スプロケット
33j,33jによりチェーン33kを回転させること
で、ガイドシャフト33gに案内されつつ昇降ガイド3
3hが移動し、昇降テーブル33bが基枠33aの内部
で昇降するように構成されている。尚、図2中33rは
チェーン33kに取着されたバランスウェイトを示す。 【0021】前記電動ウィンチ33cは、基枠33aの
下端近傍に配設されており、電動ウィンチの出力軸(図
示せず)にはスプロケット33mが取着されており、基
枠33aの下端の前記スプロケット33jと同軸上に設
けられたスプロケット33nと、前記スプロケット33
mの間には、チェーン33pが掛け渡されている。前記
電動ウィンチ33cは、その往復回転駆動により、スプ
ロケット33m,33n,33j,33j、チェーン3
3p,33k、並びに、昇降ガイド33hを介して昇降
テーブル33bを、下側の前記Hコンベア31の終端に
臨む下限箇所と、前記ローディングユニット35に臨む
上限箇所との間で昇降させるように構成されている。 【0022】前記旋回用モータ33dは、前記昇降テー
ブル33bの底面に取着されており、この旋回用モータ
33dの出力軸(図示せず)の先端は、昇降テーブル3
3bを挿通して支持板33fに連結され、旋回用モータ
33dが回転駆動することにより、昇降テーブル33b
上で支持板33fが複数の搬送用ローラ33eと共に水
平面内で旋回するように構成されている。 【0023】前記ローディングユニット35は、図3に
示すように、前記基枠33aの上端外面から前記一次焼
却ユニット5の後述するカートン投入部53に至る長さ
で水平に延設され多数のローラ35bからなるローラコ
ンベア35aと、このローラコンベア35a上で前記カ
ートンCを終端側に押圧移送するプッシャ35cと、こ
のプッシャ35cをローラコンベア35a上に側方から
進退させるエアシリンダ35dと、このエアシリンダ3
5dをローラコンベア35aの延在方向に沿って往復移
動させるエアシリンダ35eを有しており、ローラコン
ベア35aの始端側のローラ35bは不図示のモータに
より回転駆動される搬送用ローラで構成され、終端側の
残りのローラ35bはフリーローラで構成されている。 【0024】前記ローディングユニット35は、エアシ
リンダ35d,35eの各ピストンロッド(図示せず)
の収縮動作により、前記プッシャ35cをローラコンベ
ア35aの側方に退避させ、且つ、Vコンベア33側に
待機させておき、上限箇所にある昇降テーブル33b上
のカートンCが、不図示のモータによる搬送用ローラ3
3eの回転駆動と、同じく、ローラコンベア35a中の
始端側に配置されたローラ35bの不図示のモータによ
る回転駆動で、ローラコンベア35aの略中間部に移送
されたところで、エアシリンダ35dのピストンロッド
を伸長動作させると、カートンCの後端にプッシャ35
cが接触するように構成されている。また、ローディン
グユニット35は、カートンCの後端にプッシャ35c
が接触した状態で、エアシリンダ35eのピストンロッ
ドを伸長動作させることで、ローラコンベア35a上の
カートンCがプッシャ35cに押されて始端側から終端
に向けて移送され、さらなるエアシリンダ35eのピス
トンロッドの伸長動作により、カートンCがローラコン
ベア35aの終端から、一次焼却ユニット5のカートン
投入部53に移送されるように構成されている。 【0025】尚、本実施形態では、Hコンベア31、昇
降テーブル33b、及び、ローディングユニット35で
それぞれローラコンベア方式を採用したが、ベルトコン
ベア方式等他の方式のコンベアを採用しても何ら問題は
ない。 【0026】前記一次焼却ユニット5は、図1に示すよ
うに、熔解炉本体51と、この熔解炉本体51の上部に
形成されたカートン投入部53と、熔解炉本体51の側
部に着脱可能に取り付けられたプラズマトーチアタッチ
メント55を備えている。 【0027】前記熔解炉本体51は、例えば非磁性ステ
ンレス等の非磁性の金属により形成され、中空で略々矩
形の架台51A上に設置されている。前記熔解炉本体5
1の天井部にはカートン投入口51aが形成され、底部
には熔解スラグの排出口51bが形成され、熔解炉本体
51の内壁は、例えば、主要成分がSiO2 又はTiO
2 の耐酸性を有するか、或は、MgO又はCaOの耐塩
基性を有する耐火材51cで被覆され、この耐火材51
cの内側に密閉可能な略円柱状の熔解用空間Aが画成さ
れている。 【0028】図4は前記熔解用空間Aの底部を拡大して
示す断面図であり、これに示すように、前記排出口51
bの周縁の熔解炉本体51部分には、耐火材51cを一
部盛り上げることで堰51dが形成され、この堰51d
を挟んで排出口51bとは反対側の熔解炉本体51部分
に、溶融した廃棄物や熔解スラグ(いずれも図示せず)
が貯留される凹状の坩堝51eが形成されている。 【0029】また、前記排出口51bには、熔解用空間
A内の前記熔解スラグを排出するための管体51fが接
続され、この管体51fの側部には、熔解用空間A内の
高温排ガスを吸引してこれと共に前記熔解スラグを坩堝
51eから排出口51b側に吸引するためのガス吸引口
51gが形成され、このガス吸引口51gから熔解炉本
体51の外部に吸引された高温排ガスは、不図示の空気
通路を経て二次焼却ユニット9に供給される。さらに、
熔解炉本体51で前記坩堝51eよりも若干上方の熔解
炉本体51箇所には、熔解用空間Aと熔解炉本体51の
外部とを連通する前記プラズマトーチアタッチメント5
5の取付孔51hが形成されている。また、前記熔解炉
本体51の上部寄りの側部箇所には、図1に示すよう
に、熔解用空間A内の上部に滞留する排ガスを前記二次
焼却ユニット9側に排出させるための排気通路51jが
形成されており、この排気通路51jの内周壁も、熔解
炉本体51の内壁と同様に前記耐火材51cで被覆され
ている。 【0030】前記カートン投入部53は、前記熔解炉本
体51のカートン投入口51a上から熔解炉本体51の
外側方(図1中紙面手前側)に水平に延在し、前記ロー
ラコンベア35aの終端に至る長さの中空の筒状体によ
り、前記カートンCが内部を水平に移動できる大きさに
形成されている。 【0031】前記カートン投入部53には、図3に示す
ように、3つのダンパ53a,53b,53cが設けら
れており、このうちダンパ53aは、カートン投入部5
3で前記ローディングユニット35寄りの側部に開閉可
能に配設され、ダンパ53bは、カートン投入部53の
水平方向略々中間部に、カートン投入部53の内部に出
没可能に配設され、ダンパ53cは、カートン投入口5
1aを開閉し熔解炉本体51の熔解用空間Aとカートン
投入口53の内部を連通、遮断するように配設されてい
る。 【0032】前記各ダンパ53a〜53cは、カートン
投入部53の外側に配設されたエアシリンダ53d〜5
3fのピストンロッドの進退動作によりスライドして、
カートン投入部53の内部に出没する。そして、前記カ
ートン投入部53は、前記ダンパ53bにより、ローデ
ィングユニット35側の前チャンバ53gと、カートン
投入口51a側の後チャンバ53hに仕切られ、ダンパ
53aの開放により、ローディングユニット35上にあ
るカートンCの前チャンバ53gへの投入が可能とな
り、また、ダンパ53cの開放により、後チャンバ53
h内のカートンCのカートン投入口51aから熔解炉本
体51の熔解用空間A内への投入が可能となるように構
成されている。 【0033】このように構成されたカートン投入部53
において、ローディングユニット35のプッシャ35c
により、ローラコンベア35aの終端からカートン投入
部53の前チャンバ53gに移送されたカートンCは、
ダンパ53aを閉じた後、カートン投入部53の端部に
突設されたエアシリンダ53jのピストンロッドの伸長
動作により、その先端に取着されたプッシャ53kで押
圧されて、後チャンバ53hでカートン投入口51aを
開閉するダンパ53c上箇所に移送される。尚、図1中
においては、図面の見易さのため、廃棄物供給ユニット
3を一次焼却ユニット5から離して配置しているが、実
際には、ローラコンベア35aの終端が図1上でカート
ン投入部53の紙面手前側に重なるように配置されてい
る。 【0034】前記プラズマトーチアタッチメント55
は、前記熔解炉本体51の取付孔51hに着脱可能に取
り付けられるもので、図5(a)に正面図で示すよう
に、基板55aと、この基板55aに着脱可能に取着さ
れるトーチホルダ55bと、このトーチホルダ55bに
保持される2つのプラズマトーチ55c,55cとを有
している。 【0035】前記基板55aは、取付孔51hに対応す
る大きさの略々円形に形成され、基板55aの略々中央
部には横長の略長円形を呈する通孔55dが形成されて
いる。また、前記基板55aの厚み方向の中間部には、
図5(b)に図5(a)のイ−イ線断面図で示すよう
に、冷却水(図示せず)の水路55eが形成されてお
り、この水路55eには、図5(a)に示すように、基
板55aの下部に取着された入水バルブ55fから冷却
水が注水され、また、水路55e内の冷却水が、基板5
5aの上部に取着された出水バルブ55gから排水され
るように構成されている。尚、前記プラズマトーチアタ
ッチメント55を取付孔51hに取り付けた状態で該取
付孔51hの内周縁に臨む基板55aの外周縁の水路5
5e部分と、通孔55dの内周縁の水路55e部分は、
漏水を防止するため溶接され、これにより、水路55e
が基板55aの外部から遮蔽されている。 【0036】また、前記基板55aで前記取付孔51h
に取り付けた状態で熔解炉本体51の熔解用空間Aに臨
む裏面には、図5(b)に示すように、前記耐火材51
cと同様の耐火材55hが取着されており、この耐火材
55hで前記通孔55dに臨む部分には、プラズマトー
チ55cが発するアークを通過させるための通路55j
が、基板55aから離れるにつれて下方に向かうように
傾斜して形成され、この通路55jの内側で通孔55d
の周縁の基板55a裏面部分には、トーチホルダ55b
保持用の枠体55kが溶着されている。 【0037】前記トーチホルダ55bは、前記通孔55
dに対応する大きさ、形状の取付板55mと、この取付
板55mの表面で左右両側寄り箇所にそれぞれ突設され
た2つの保持用筒体55nとを有している。 【0038】前記各保持用筒体55nは、プラズマトー
チ55cを保持するもので、図6(a)に正面図で示す
ように、共に円筒状を呈しており、保持用筒体55nの
うち図中右方の1つは、その軸方向が取付板55mから
離れるにつれて若干上方及び右方に向かうように傾斜し
て延在しており、図中左方のもう1つは、その軸方向が
取付板55mから離れるにつれて上方及び左方に向かう
ように、右方の保持用筒体55nよりも大きく傾斜して
延在している。 【0039】前記取付板55mの裏面と、各保持用筒体
55nの内周壁は、図6(b)に図6(a)のロ−ロ線
断面図で示し、また、図6(c)に一部截断底面図で示
すように、前記耐火材51c,55hと同様の耐火材5
5pでそれぞれ被覆されており、この耐火材55pに
は、各プラズマトーチ55cが発するアークを通過させ
るための2つの通路55rが、各保持用筒体55nの軸
方向に合わせてそれぞれ形成され、耐火材55pの周面
は、取付板55mの裏面から突設されたフランジ55s
で覆われている。 【0040】前記トーチホルダ55bは、前記通孔55
dに取り付けた状態で、図5(b)に示すように、前記
枠体55kの内側が、フランジ55sで覆われた耐火材
55pにより塞がれ、しかも、各通路55rが基板55
aの通路55jに連通するように構成されている。尚、
図5(b)中では、図面の見易さのため、基板55aの
通路55jの内周とトーチホルダ55bのフランジ55
sの外周との間に隙間を空けているが、実際には両者は
略々密接する。 【0041】また、前記取付板55m及び各保持用筒体
55nの厚み方向の中間部には、図6(b)及び(c)
に示すように、相互に連通した冷却水(図示せず)の水
路55t,55wが形成されており、これら水路55
t,55wには、図6(a)に示すように、取付板55
mの右端寄り箇所と各保持用筒体55nの外周面にそれ
ぞれ取着された入水バルブ55x,55yから冷却水が
注水され、また、水路55t,55w内の冷却水が、取
付板55mの左端寄り箇所及び中央寄り箇所にそれぞれ
設けられた出水バルブ55zから排水されるように構成
されている。さらに、前記トーチホルダ55bを通孔5
5dに取り付けた状態で該通孔55dの内周縁に臨む取
付板55mの外周縁の水路55t部分は、漏水を防止す
るため溶接され、これにより、水路55tが取付板55
mの外部から遮蔽されている。 【0042】前記プラズマトーチ55cは、図1に模式
的に示すように、プラズマトーチアタッチメント55を
熔解炉本体51の取付孔51hに取り付けた状態で、そ
の先端が、図5(b)に示すように、取付板55mより
も通路55j側に突出している。前記各プラズマトーチ
55cは、図面を用いた説明は省略するものの、アノー
ド側となる基部と、カソード側となる先部の間に隙間を
持たせ、アノード−カソードの両電極間に印加する高電
圧により、プラズマトーチ55cの先端からアークを発
生させてその周辺にプラズマ状態の雰囲気を発生させる
と共に、基部側に供給される圧縮空気によりアークの径
の絞り込みを行うように構成され、また、基部及び先部
の双方の内部にそれぞれ形成された水路に供給される水
によって、プラズマトーチ55c自身の過熱が防止され
るように構成されている。 【0043】そして、前記熔解炉本体51の熔解用空間
A内では、不図示の助燃バーナによる燃焼炎が、各プラ
ズマトーチ55cの発するアークの傾斜差により略水平
に、或は、水平方向を軸とする螺旋状に旋回しつつ、通
路55jを介して熔解炉本体51の熔解用空間Aの坩堝
51eに達し、各プラズマトーチ55cにより坩堝51
eの近傍に発生するプラズマ状態によって、助燃バーナ
の燃焼炎によるカートンCの燃焼効率が増し、具体的に
は、1500°C〜1600°Cの高温下でカートンC
とその内部の廃棄物が焼却されるように構成されてい
る。尚、本実施形態では、プロセスガスとして圧縮空気
を用いているが、その他、Ar、N2 、CO2 、H2
のガスを代わりに、或は、これらのガスから任意のもの
を選択し混合して用いることができる。 【0044】前記熔解スラグ搬出ユニット7は、図1に
示すように、熔解スラグ収納用のバケット71と、この
バケット71が載置される台車73と、この台車73を
収容するコンテナ75を備えている。前記バケット71
は、図7(a)に正面図で示すように、上方に開放され
た略逆円錐台型を呈しており、前記台車73は、前記バ
ケット71が2台並べて載置される大きさの基台73a
と、この基台73aを支持する2列4輪の車輪73bを
有している。前記コンテナ75は、前記バケット71を
載置した台車73がバケット71の1個分だけ該バケッ
ト71の並んだ方向に移動できる大きさで中空の矩形箱
状に形成され、コンテナ75の底面には、図7(c)に
側面図で示すように、車輪73bが載置されるレール7
5aが配設され、さらに、図7(a)に示すように、こ
のレール75a上で台車73を移動させるエアシリンダ
75bが配設されている。 【0045】前記エアシリンダ75bのピストンロッド
(図示せず)の先端は、前記台車73の基台73aに連
結されており、このピストンロッドの進退動作により前
記台車73は、前記車輪73bがレール75a上で転動
して、前記基台73aがバケット71の略1台分だけコ
ンテナ75内で移動するように構成されている。 【0046】前記コンテナ75の上面で台車73の移動
方向における略々中央箇所には、図7(b)に平面図で
示すように、前記バケット71の上端開口に係脱可能な
環状の押え蓋75cが、その外周の2本のボルト75d
を螺動させることで昇降するように支持されており、こ
の押え蓋75cの中央部に、熔解炉本体51の排出口5
1bから排出された熔解スラグの投入口75eが形成さ
れている。また、前記コンテナ75で前記台車73の移
動方向における両端面は、ヒンジ75fを介して開閉可
能な取出扉75gに形成されており、把手75hを持っ
て手前に引くことで取出扉75gが開き、台車73上の
バケット71をコンテナ75に対して出し入れできるよ
うに構成されている。 【0047】上述した構成の前記コンテナ75は、前記
投入口75eが熔解炉本体51の排出口51bの真下に
位置するように、熔解炉本体51の下方箇所に配設され
ている。そして、前記コンテナ75は、図7(a)に示
すように、台車73がコンテナ75のどちらか一方の取
出扉75g側箇所に位置している状態で、台車73上の
どちらか一方のバケット71の上端開口が押え蓋75c
に臨み、この状態で、前記ボルト75dの螺動により押
え蓋75cを下動させることで、押え蓋75cに臨むバ
ケット71の上端開口に前記押え蓋75cが係合するよ
うに構成されている。 【0048】尚、図7(a)中75jは、コンテナ75
の一方の側面で上部寄りの箇所に等間隔で3つ形成され
た覗き窓、75kはコンテナ75で投入口75eの両側
の上面箇所にそれぞれ形成された採光窓をそれぞれ示
し、コンテナ75は、覗き窓75jを外から覗くこと
で、コンテナ75内の台車73やバケット71の位置、
及び、バケット71の内部に収容された熔解スラグの量
等が、採光窓75kから内部に入射した光に照らされて
確認できるように構成されている。 【0049】前記熔解スラグ搬出ユニット7は、前記コ
ンテナ75内で台車73をエアシリンダ75bによりど
ちらか一方の取出扉75g側に移動させ、ボルト75d
の螺動により台車73上のどちらか一方のバケット71
に押え蓋75cを係合させて固定することで、熔解炉本
体51の排出口51bから排出される熔解スラグが投入
口75eを介してバケット75に投入されるように構成
されている。また、熔解スラグ搬出ユニット7は、バケ
ット71が熔解スラグで満たされた際に、そのバケット
71から押え蓋75cを離脱させて、台車73をエアシ
リンダ75bにより他方の取出扉75g側に移動させ、
もう1つの空のバケット71に押え蓋75cを係合させ
ることで、その空のバケット71に熔解炉本体51の排
出口51bから排出される熔解スラグが引き続き投入さ
れると共に、一方の取出扉75gを開けることで、熔解
スラグで満たされたバケット71をコンテナ75の外側
に搬出することができるように構成されている。 【0050】前記二次焼却ユニット9は、図1に示すよ
うに、燃焼炉本体91と、この燃焼炉本体91の上部に
着脱可能に取り付けられたプラズマトーチアタッチメン
ト93を備えている。 【0051】前記燃焼炉本体91は、前記一次焼却ユニ
ット5の熔解炉本体51と同様に、例えば非磁性ステン
レス等の非磁性の金属により、熔解炉本体51よりも小
型に形成されている。前記燃焼炉本体91の側部には、
一次焼却ユニット5で発生した排ガスを取り込むための
吸気通路91aが形成されており、この吸気通路91a
は、不図示のダクトを介して熔解炉本体51のガス吸引
口51gや排気通路51jに接続されている。また、前
記燃焼炉本体91の上部には、燃焼用空間B内で排ガス
を高温焼却して無害化された排ガスを炉外に排出させる
ための排気通路91bが形成されている。 【0052】さらに、燃焼炉本体91の天井部には、熔
解炉本体51の取付孔51hと同様の取付孔91cが形
成されている。尚、前記燃焼炉本体91の内壁と、吸気
通路91a、ダクト、並びに、排気通路91bの内周壁
は、熔解炉本体51の耐火材51cと同様の耐火材91
dで被覆され、この耐火材91dの内側に、密閉可能な
略円柱状の前記燃焼用空間Bが画成されている。 【0053】前記プラズマトーチアタッチメント93
は、一次焼却ユニット5のプラズマトーチアタッチメン
ト55と同様の基板、トーチホルダ(いずれも図示せ
ず)、並びに、プラズマトーチ93aを有しており、前
記燃焼炉本体91の取付孔91cに着脱可能に取り付け
られるように構成されている。そして、前記燃焼炉本体
91の燃焼用空間B内では、熔解炉本体51の熔解用空
間A内と同様に、不図示の助燃バーナによる燃焼炎が、
プラズマトーチ93aの発するアークの傾斜により水平
に、或は、水平に近い螺旋状に旋回し、プラズマトーチ
93aにより燃焼用空間B内に発生するプラズマ状態に
よって、850°C以上の高温の下で助燃バーナの燃焼
炎により排ガスが焼却されるように構成されている。さ
らに、前記プラズマトーチアタッチメント93の基板及
びトーチホルダは、それぞれの厚み方向の中間部に形成
された水路(図示せず)をそれぞれ流れる冷却水により
個別に冷却される。 【0054】尚、図1中11は給水ポンプ、13はこの
給水ポンプ11に供給する水を貯留する水タンクを示
し、この給水ポンプ11が作動することで、水タンク1
3内の水が、入水バルブ55f,55x,55yを介し
て、プラズマトーチアタッチメント55の基板55aの
水路55e、及び、トーチホルダ55bの水路55t,
55wに冷却水として供給され、また、これら水路55
e,55t,55w内の冷却水が、出水バルブ55g,
55zを介して水タンク13に排水される。加えて、水
タンク13内の冷却水は、給水ポンプ11の作動によ
り、プラズマトーチ55c,93aや、プラズマトーチ
アタッチメント93の基板及びトーチホルダにも冷却用
水として供給、環流される。 【0055】また、図1中15はプラズマトーチ55
c,93aの点火装置、17はこの点火装置15に点火
用の定電流電力を供給すると共に、プラズマトーチ55
c,93aに圧縮空気等のプロセスガスを供給する電源
装置、18はこの電源装置17に供給するプロセスガス
の流量を調整する流量調整器、19は給水ポンプ11の
正常作動を監視しつつ電源装置17の動作を制御するコ
ントロールパネル、21はこのコントロールパネル19
に接続され各種操作スイッチ類(図示せず)が配設され
た操作盤を示す。さらに、図1中23は、前記プッシャ
35及びエアシリンダ53b,73cに進退作動用のエ
アを供給するエアコンプレッサ、25はこのエアコンプ
レッサ23から前記流量調整器18にプロセスガスを送
る空気流路を開放、遮断する開閉用バルブ、27は廃棄
物供給ユニット3用のコントローパネルを示し、エアコ
ンプレッサ23は、プッシャ35及びエアシリンダ53
b,73cを油圧シリンダに変えれば、油圧ポンプに変
更可能である。 【0056】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、一次焼却ユニット5の熔解炉本体51と二次
焼却ユニット9の燃焼炉本体91が、請求項中の焼却炉
に相当し、熔解炉本体51の熔解用空間Aと燃焼炉本体
91の燃焼用空間Bが、請求項中の焼却炉の内部に相当
し、熔解炉本体51の取付孔51hに着脱可能に取着さ
れるプラズマトーチアタッチメント55と、燃焼炉本体
91の取付孔91cに着脱可能に取着されるプラズマト
ーチアタッチメント93が、請求項中の保持部材に相当
している。 【0057】また、本実施形態では、プラズマトーチア
タッチメント55の基板55aに形成された水路55e
と、プラズマトーチアタッチメント93の図示を省略し
た同等の構成部分が、請求項中の水路に相当し、トーチ
ホルダ55bの取付板55mと保持用筒体55nにそれ
ぞれ形成された水路55t,55wと、プラズマトーチ
アタッチメント93の図示を省略した同等の構成部分
が、請求項中の第2水路に相当している。 【0058】そして、これらプラズマトーチアタッチメ
ント55の水路55e,55t,55wと、プラズマト
ーチアタッチメント93の対応する不図示の各水路で、
請求項中の水冷機構がそれぞれ構成されている。 【0059】次に、以上のように構成された本実施形態
の廃棄物処理装置1の動作(作用)について説明する。
まず、例えば血液や尿等の検体が付着した注射器や採血
管等の医療廃棄物のような廃棄処分する物品、即ち、廃
棄物を収容したカートンCを、廃棄物供給ユニット3の
任意のHコンベア31からVコンベア33に移送し、さ
らに、プッシャ35cをローラコンベア35aの側方に
退避させ、且つ、Vコンベア33側に待機させておいた
状態で、不図示のモータにより搬送用ローラ33eを回
転駆動させ、カートンCをVコンベア33からローディ
ングユニット35に移送する。 【0060】続いて、プッシャ53kをカートン投入部
53の端部側に退避させておいた状態で、ダンパ53a
を開放してプッシャ35cによりカートンCをカートン
投入部53の前チャンバ53gに移送し、その後、ダン
パ53aを閉じてからダンパ53bを開放して、プッシ
ャ53kによりカートンCを前チャンバ53gから後チ
ャンバ53hに移送し、ダンパ53bを閉じた後に、ダ
ンパ53cを開放して、カートンCを後チャンバ53h
からカートン投入口51aを通して、一次焼却ユニット
5の熔解炉本体51の熔解用空間Aに落下、投入させ、
ダンパ53cを閉じる。 【0061】一方、熔解炉本体51の熔解用空間Aで坩
堝51eの近傍部分には、2つのプラズマトーチ55c
が発するアークによってプラズマ状態が形成されてお
り、このプラズマ状態により、助燃バーナからの燃焼炎
の燃焼効率が増大されて、1500°C〜1600°C
の高温に加熱されていると共に、これら2つのプラズマ
トーチ55cが発するアークの傾斜差によって、坩堝5
1eの近傍の熔解用空間A部分において、助燃バーナか
らの燃焼炎が螺旋状に周回し、或は、水平面内で旋回し
ている。従って、熔解用空間Aに投入されたカートンC
は、坩堝51eに達するまでの間に、燃焼効率が増した
助燃バーナからの燃焼炎により高温焼却され、この高温
焼却により、熔解用空間Aでは、カートンC内の医療廃
棄物の燃焼かすが熔解してこれにより熔解スラグが生成
される。尚、熔解スラグの生成時に発生する排ガスは、
熔解用空間A内で前記燃焼炎により略々燃焼され、それ
でも燃焼されし尽くせなかった未燃成分を含む一部の排
ガスは、熔解用空間Aから二次焼却ユニット9に送ら
れ、ここで無害化された処理済ガスとなる。その処理の
詳細については、後程改めて説明する。 【0062】このうち、前記熔解スラグは坩堝51e内
に溜り、カートンCが続いて連続投入されて焼却される
ことにより、坩堝51e内に溜る熔解スラグが増えて坩
堝51eが満タンになり、これにより熔解スラグが、坩
堝51eから堰51dを越えて排出口51bに移動し、
この排出口51bから落下して熔解炉本体51の外部に
排出される。尚、熔解炉本体51の外部に排出される熔
解スラグは、熔解用空間A内での燃焼炎の周回による熱
風と、ガス吸引口51gから熔解炉本体51の外部に吸
引される高温排ガスにより、継続して加熱される。 【0063】このようにして加熱されつつ熔解炉本体5
1の外部に排出される熔解スラグは、熔解炉本体51の
下方箇所に配置されたコンテナ75内の、押え蓋75c
が係合され投入口75に排出口51bの位置を合致させ
た一方のバケット71内に収容される。そして、コンテ
ナ75側面の覗き窓75jから前記一方のバケット71
内の熔解スラグの収容量を確認しつつ、台車73により
満タンになった一方のバケット71を、隣の空のバケッ
ト71と順次入れ換えて行くと共に、満タンになったバ
ケット71を、その近くの取出扉75gを開けてコンテ
ナ75の外に取り出し、その代わりに空のバケット71
を台車73上に載置して取出扉75gを閉じる。 【0064】さらに、現在熔解スラグが投入されている
方のバケット71が満タンになった場合は、このバケッ
ト71に係合させた押え蓋75cを外して台車73を動
かして、先にコンテナ75の外に取り出した満タンのバ
ケット71と入れ換えに台車73に載置した空のバケッ
ト71を投入口75eの真下に位置させ、このバケット
71に押え蓋75cを係合させた上で、排出口51bか
ら落下して熔解炉本体51の外部に排出された熔解スラ
グを引き続きこのバケット71内に収容させて行く。 【0065】一方、先に述べたように、熔解炉本体51
の熔解用空間Aで燃焼し尽くせなかった未燃成分を含む
一部の排ガスは、ガス吸引口51gから不図示のダクト
及び吸気通路91aを経て、二次焼却ユニット9の燃焼
炉本体91の燃焼用空間B内に取り込まれ、或は、排気
通路51j及び吸気通路91aを経て燃焼炉本体91の
燃焼用空間B内に取り込まれる。 【0066】前記燃焼炉本体91の燃焼用空間B内で
は、プラズマトーチ93aが発するアークによってプラ
ズマ状態が形成されており、このプラズマ状態により、
熔解炉本体51と同様に、助燃バーナからの燃焼炎の燃
焼効率が増大されて、850°C以上の高温に加熱さ
れ、且つ、プラズマトーチ93aが発するアークの傾斜
差によって、燃焼用空間Bの内部で不図示の助燃バーナ
からの燃焼炎が螺旋状に周回し、或は、垂直面内で旋回
している。従って、燃焼用空間Bに吸引された排ガス
は、燃焼効率が増した助燃バーナからの燃焼炎により高
温焼却され、この高温焼却により、燃焼用空間B内の排
ガスは滅菌され、また、排ガス中の黒煙(すす)や未燃
ガス成分が焼却除去される他、ダイオキシン類の生成が
抑制される。このようにして燃焼用空間B内で燃焼され
た処理済ガスは、排気通路91bを経て燃焼炉本体91
の外側に排出される。 【0067】そして、排気通路91bの経路上では、排
ガス中のHCl、SOX や煤塵等を除去するために、必
要に応じて次のような後処理が行われる。まず、冷却塔
内で散水シャワーにより高温の処理済ガスを55°C前
後まで冷却し、次に、必要に応じて乾式サイクロンや湿
式のスクラバーにより粉塵の除去を行い、その後、洗浄
塔におけるアルカリ洗浄や石灰噴霧方式によりダイオキ
シンの除去を行い、処理済ガスを無害化した上で、煙突
等の煙道を経て大気中に放出する。尚、粉塵の発生のあ
るなしに応じて、乾式サイクロンや湿式のスクラバーに
よる粉塵の除去処理は省略される場合もあり得る。ま
た、前記給水ポンプ11の故障等により水タンク13か
らプラズマトーチアタッチメント55,93への冷却用
水の供給がストップした場合には、操作盤19からの指
令によりプラズマトーチ55c,93aの火が落とさ
れ、廃棄物の熔解処理が停止する。 【0068】このように本実施形態の廃棄物処理装置1
によれば、例えば、医療廃棄物等を収容したカートンC
を高温焼却する一次焼却ユニット5の熔解炉本体51の
周壁に、取付孔51hを形成し、この取付孔51hに着
脱可能に取着されプラズマトーチ55cを保持するプラ
ズマトーチアタッチメント55に、プラズマトーチ55
cを冷却する冷却水が通流される水路55e,55t,
55wを形成した。 【0069】このため、水路55e,55t,55wの
補修や定期点検等のメンテナンスを行うに当たり、その
作業を、取付孔51hからプラズマトーチアタッチメン
ト55を外してプラズマトーチアタッチメント55単体
とした状態で行うことができ、溶解炉本体51内の内周
壁側から行う従来に比べて、作業の安全性を格段に向上
させることができ、しかも、熔解炉本体51からプラズ
マトーチアタッチメント55と共にプラズマトーチ55
cを外せることから、メンテナンス作業性を高めること
もできる。 【0070】また、本実施形態の廃棄物処理装置1によ
れば、プラズマトーチアタッチメント55が、取付孔5
1hに着脱される基板55aや、この基板55aの通孔
55dに着脱される取付板55mを有しており、基板5
5aに設けられた水路55eを基板55aの外部から遮
蔽するための溶接箇所を、基板55aを取付孔51hに
取り付けた状態で取付孔51hの内周縁に臨む基板55
aの外周縁に露出する水路55e部分と、通孔55dの
内周縁に露出する水路55e部分とした。さらに同様
に、取付板55mに設けられた水路55tを取付板55
mの外部から遮蔽するための溶接箇所を、取付板55m
を通孔55dに取り付けた状態で通孔55dの内周縁に
臨む取付板55mの外周縁に露出する水路55t部分と
した。 【0071】このため、基板55aを取付孔51hに取
り付けた状態で、また、取付板55mを通孔55dに取
り付けた状態で、水路55e,55tの溶接箇所が溶解
炉本体51の高温となる溶解用空間Aに直接さらされず
に済み、従って、これらの溶接箇所の劣化によるクラッ
ク等の損傷の発生や、その損傷箇所からの水漏れ等の発
生を防止することができる。 【0072】さらに、本実施形態の廃棄物処理装置1に
よれば、先にも一部述べたように、プラズマトーチアタ
ッチメント55が、取付孔51hに着脱される基板55
aや、この基板55aの通孔55dに着脱される取付板
55m、並びに、この取付板55mに突設されプラズマ
トーチ55cを保持する保持用筒体55nを有してお
り、これら基板55a、取付板55m、並びに、保持用
筒体55nのそれぞれに水路55e,55t,55wを
形成した。 【0073】このため、基板55a、取付板55m、並
びに、保持用筒体55nのそれぞれにおいて、水路55
e,55t,55wを通流する冷却水によりプラズマト
ーチ55cを冷却することができ、従って、プラズマト
ーチ55cの冷却効率をさらに高めることができると共
に、水路55e,55t,55wのメンテナンスを、メ
ンテナンス対象毎に行うことができることから、作業性
をさらに向上させることができる。 【0074】また、本実施形態の廃棄物処理装置1によ
れば、プラズマトーチ55cを保持するプラズマトーチ
アタッチメント55が、熔解炉本体51の周壁に形成し
た取付孔51hに着脱可能に取着される構成としたの
で、熔解用空間Aよりもさらに高温となるプラズマトー
チ55cの電極回りに近く、他の部分よりも損傷が早
い、プラズマトーチアタッチメント55の基板55aや
取付板55mの裏面の耐火材51cの交換等のメンテナ
ンスの作業性をさらに向上させることができる。そし
て、以上に述べた本実施形態の効果は、上述の一次焼却
ユニット5だけでなく、同様の水冷機構を有する二次焼
却ユニット9においても奏される。 【0075】尚、本実施形態では、カートン投入部53
へのカートンCの供給を、カートンCを水平搬送するH
コンベア31と、このHコンベア31から受け渡された
カートンCを垂直搬送するVコンベア33と、このVコ
ンベア33の上端から前記一次焼却ユニット5にカート
ンCを受け渡すローディングユニット35による廃棄物
供給ユニット3で行う構成としたが、ホッパー形式を始
めとする他の形式によりカートン投入部53へのカート
ンCの供給を行う構成としてもよく、或は、廃棄物供給
ユニット3による自動的なカートンC供給をやめて廃棄
物供給ユニット3を省略し、手作業によりカートンCを
カートン投入部53に供給する構成としてもよい。ま
た、本実施形態では、カートン投入部53をダンパ53
bにより前後2つのチャンバ53g,53hに仕切る構
成としたが、カートン投入部53をいくつのダンパによ
りいくつの閉塞領域、即ち、チャンバに区画するかは任
意である。 【0076】さらに、本実施形態では、バケット71を
載せた台車73をコンテナ75内で往復移動させる熔解
スラグ搬出ユニット7により、熔解炉本体51で発生し
た熔解スラグを装置1の外部に搬出する構成としたが、
例えば、熔解炉本体51の排出口51bの真下を通るロ
ーラコンベア上で搬出用パンを移動させ、排出口51b
から排出される熔解スラグを搬出用パンで受けて装置1
の外部に搬出する構成とする等、熔解スラグを装置1の
外部に搬出するための構成は、本実施形態で示した熔解
スラグ搬出ユニット7に限定されず任意である。また、
本実施形態では、熔解スラグ搬出ユニット7や二次焼却
ユニット9を備える構成について説明したが、これらの
うち片方又は両方を省略した構成としてもよい。さら
に、本実施形態では、エアシリンダ53j及びプッシャ
53kにより廃棄物移送手段を構成したが、例えば、ロ
ーラコンベアやベルトコンベアといったコンベア形式
等、廃棄物移送手段を本実施形態とは異なる要素で構成
してもよい。 【0077】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の廃棄物処
理装置によれば、焼却炉の周壁に保持されたプラズマト
ーチが焼却炉の内部に向けて発するプラズマアークによ
り、該焼却炉の内部に高温のプラズマ状態を発生させ、
該プラズマ状態の前記焼却炉内部で廃棄物を高温焼却す
ると共に、前記焼却炉で前記プラズマトーチを保持する
前記周壁部分に設けた水冷機構により、前記プラズマト
ーチが発する熱を冷却する廃棄物処理装置において、前
記焼却炉の周壁に形成された前記プラズマトーチ着脱用
の取付孔と、前記取付孔に着脱可能に取着され、該取付
孔に取着した状態で前記取付孔を閉塞すると共に、前記
プラズマトーチを保持する保持部材とを設け、前記水冷
機構を前記保持部材に形成して前記焼却炉の周壁とは別
体化する構成とした。 【0078】このため、水冷機構のメンテナンスを行う
際に、保持部材ごと水冷機構を焼却炉の周壁から外すこ
とが可能となり、従って、炉の中に入って内壁側から行
っている従来に比べて、作業の安全性を格段に高めるこ
とができ、しかも、焼却炉から保持部材と共にプラズマ
トーチを外せることから、メンテナンス作業性を高める
こともできる。 【0079】また、本発明の廃棄物処理装置によれば、
前記水冷機構が、前記焼却炉の周壁の厚み方向における
前記保持部材の内部でプラズマトーチの保持部分の周縁
の保持部材部分に形成された水路を有しており、該水路
が、前記取付孔に取着した状態で該取付孔の内周縁に臨
む前記保持部材の外周縁を溶接することで、該保持部材
の外部から遮蔽されている構成とした。 【0080】このため、保持部材を取付孔に取着した状
態で水路の溶接箇所が焼却炉の内壁に露出することがな
く、従って、炉内に形成されるプラズマ空間により生じ
る高温に水路の溶接箇所が直接さらされずに済み、従っ
て、溶接箇所の劣化によるクラック等の損傷の発生や、
その損傷箇所からの水漏れ等の発生を防止することがで
きる。 【0081】さらに、本発明の廃棄物処理装置によれ
ば、前記保持部材が、前記取付孔に対応する形状の基板
と、該基板の通孔に着脱可能に取着されるトーチホルダ
とを有しており、前記水路が前記基板に形成され、前記
水冷機構が、前記トーチホルダに形成された第2水路を
さらに有している構成とした。このため、基板とトーチ
ホルダの2段階でプラズマトーチを冷却して、プラズマ
トーチの冷却効率を高めることができ、且つ、メンテナ
ンス対象毎に分割できることから、メンテナンスの際の
作業性をさらに向上させることができる。 【0082】また、本発明の廃棄物処理装置によれば、
前記トーチホルダが、前記通孔に対応する形状の取付板
と、該取付板に突設され前記プラズマトーチを保持する
筒体とを有しており、前記第2水路が前記取付板と前記
筒体にそれぞれ形成され、前記取付板の前記第2水路
が、前記通孔に取着した状態で該通孔の内周縁に臨む前
記取付板の外周縁を溶接することで、該取付板の外部か
ら遮蔽されている構成とした。このため、取付板を通孔
に取着した状態でこの溶接箇所が焼却炉の内壁に露出す
ることがなく、従って、前記水路の溶接箇所の場合と同
様に、溶接箇所の劣化によるクラック等の損傷の発生
や、その損傷箇所からの水漏れ等の発生を防止すること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る廃棄物処理装置の概
略構成を示す正面図である。 【図2】図1に示す廃棄物供給ユニットの側面図であ
る。 【図3】図1に示す廃棄物供給ユニットの拡大平面図で
ある。 【図4】図1に示す一次焼却ユニットの熔解炉本体内の
熔解用空間の底部を拡大して示す断面図である。 【図5】図1のプラズマトーチアタッチメントを拡大し
て示す図で、図5(a)は正面図、図5(b)は図5
(a)のイ−イ線断面図である。 【図6】図5のトーチホルダをさらに拡大して示す図
で、図6(a)は正面図、図6(b)は図6(a)のロ
−ロ線断面図、図6(c)は一部截断底面図である。 【図7】図1に示す熔解スラグ搬出ユニットを拡大して
示す図で、図7(a)は正面図、図7(b)は平面図、
図7(c)は側面図である。 【符号の説明】 51 熔解炉本体(焼却炉) 51h,91c 取付孔 55,93 プラズマトーチアタッチメント(保持部
材) 55a 基板 55b トーチホルダ 55c,93a プラズマトーチ 55d 通孔 55e 水路 55m 取付板 55n 保持用筒体(筒体) 55t,55w 水路(第2水路) 91 燃焼炉本体(焼却炉) A 熔解用空間(焼却炉の内部) B 燃焼用空間(焼却炉の内部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−6611(JP,A) 実開 昭57−14792(JP,U) 実開 平5−45998(JP,U) 実公 昭49−7993(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/00 115 H05B 7/18 F23J 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 焼却炉(51)の周壁に保持されたプラ
    ズマトーチが前記焼却炉(51)の内部に向けて発する
    プラズマアークにより、該焼却炉(51)の内部に高温
    のプラズマ状態を発生させ、該プラズマ状態の前記焼却
    (51)内部で廃棄物を高温焼却すると共に、前記焼
    却炉(51)で前記プラズマトーチ(55c、93a)
    を保持する前記周壁部分に設けた水冷機構により、前記
    プラズマトーチ(55c、93a)が発する熱を冷却す
    る廃棄物処理装置において、前記焼却炉(51)の周壁
    に形成された前記プラズマトーチ着脱用の取付孔(51
    h、91c)と、前記取付孔(51h、91c)に着脱
    可能に取着され、該取付孔(51h、91c)に取着し
    た状態で前記取付孔(51h、91c)に着脱可能に取
    着され、該取付孔(51h、91c)に取着した状態で
    前記取付孔(51h、91c)を閉塞すると共に、前記
    プラズマトーチ(55c,93a)を保持する保持部材
    (55,93)とを設け、前記水冷機構を前記保持部材
    (55,93)に形成して前記焼却炉(51)の周壁と
    は別体化するようにし、前記水冷機構は、前記焼却炉
    (51)の周壁の厚み方向における前記保持部材(5
    5,93)の内部でプラズマトーチの保持部分の周縁の
    保持部材(55,93)部分に形成された水路(55
    e)を有しており、該水路(55 e )は、前記取付孔
    (51h、91c)に取着した状態で該取付孔(51
    h、91c)の内周縁に臨む前記保持部材 ( 55,93 )
    の外周縁を溶接することで、該保持部材(55,93)
    の外部から遮蔽され、前記保持部材(55,93)は、
    前記取付孔(51h、91c)に対応する形状の基板
    と、該基板の通孔(55d)に着脱可能に取着されるト
    ーチホルダ(55b)とを有しており、前記水路(55
    e)は前記基板に形成され、前記水冷機構は、前記トー
    チホルダ(55b)に形成された第2水路(55t,5
    5w)をさらに有し、前記トーチホルダは、前記通孔
    (55d)に対応する形状の取付板(55m)と、該取
    付板(55m)に突設され前記プラズマトーチ(55
    c,93a)を保持する筒体(55n)とを有してお
    り、前記段2水路(55t,55w)は前記取付板(5
    5m)と前記筒体(55n)にそれぞれ形成され、前記
    取付板(55m)の前記第2水路(55t,55w)
    は、前記通孔に取着した状態で該通孔の内周縁に臨む前
    記取付板(55m)の外周縁を溶接することで、該取付
    板(55m)の外部から遮蔽されていることを特徴とす
    る廃棄物処理装置。
JP26326595A 1995-10-11 1995-10-11 廃棄物処理装置 Expired - Fee Related JP3513783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26326595A JP3513783B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 廃棄物処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26326595A JP3513783B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 廃棄物処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09112848A JPH09112848A (ja) 1997-05-02
JP3513783B2 true JP3513783B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=17387064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26326595A Expired - Fee Related JP3513783B2 (ja) 1995-10-11 1995-10-11 廃棄物処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3513783B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004023039A1 (ja) * 2002-09-04 2004-03-18 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 廃棄物の処理方法及び処理装置
KR101736379B1 (ko) * 2017-04-03 2017-05-29 주식회사 에치케이텍 폐매트리스 처리장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09112848A (ja) 1997-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110139920A (zh) 包括自动灰处理器的热分解气化炉
JP5261038B2 (ja) 炉内監視装置及び炉内監視方法並びにこれらを用いた炉の操業制御方法
US4949653A (en) Process and apparatus for incineration
CA2767286A1 (en) Gas barrier
JP3513783B2 (ja) 廃棄物処理装置
CN100489391C (zh) 焚烧圆桶内收容的废弃物的装置及该方法
JP3536115B2 (ja) 廃棄物処理装置
JP3493506B2 (ja) 廃棄物処理装置
US5771818A (en) Cooling system for waste disposal device
KR960014603B1 (ko) 방사성 핵폐기물의 소각로유닛과 유리화로유닛 및 그 배기가스 정화장치와 유리화 처리방법
JP2008202862A (ja) ロータリーキルンにおける漏出ダストの処理装置
JP3236885B2 (ja) 廃棄物処理装置
JPH05141633A (ja) ロータリーキルン式の廃棄物焼却装置
JP2001047002A (ja) 廃棄物無害化処理装置
JP3711404B2 (ja) 容器のオリフィス用ストッパシステム
JP3575785B2 (ja) 二次燃焼室の落下灰処理方法及びその装置
US5992446A (en) Stopper system for vessel orifice
JP2003138275A (ja) プラスチックの溶融油化装置
JP3752407B2 (ja) 大型廃棄物用乾留炉
JP2001090933A (ja) 廃棄物熔融装置
JP3755055B2 (ja) 溶融処理装置及びそれを備える廃棄物処理システム
JP2003083520A (ja) 廃棄物処理方法およびその装置
JP3558477B2 (ja) 焼却灰溶融炉
KR20020076766A (ko) 일괄투입교호방식 소각처리장치
JP2004195276A (ja) 粉塵含有排ガス用集塵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031226

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees