JP2004195276A - 粉塵含有排ガス用集塵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粉塵含有排ガスの処理に際し、フィルタの上流側の排気管路に乾燥ガスによる圧力補給を確実に行え且つ排ガスの清浄度が高い粉塵含有排ガス用集塵装置を提供する。
【解決手段】チタン溶解炉(粉塵含有排ガス排出源)20とフィルタ7を内設する集塵器6の給気部6aとの間を接続する第1管路2と、前記集塵器6の排気部6bに一端が接続され且つ中間に位置する第1ファン10を介して排気口12aが外気に連通する第2管路8と、係る第2管路8のうち上記第1ファン10の下流側12と上記第1管路2の中間との間を接続するリターン管路14と、を含む、粉塵含有排ガス用集塵装置1。
【選択図】 図1
【解決手段】チタン溶解炉(粉塵含有排ガス排出源)20とフィルタ7を内設する集塵器6の給気部6aとの間を接続する第1管路2と、前記集塵器6の排気部6bに一端が接続され且つ中間に位置する第1ファン10を介して排気口12aが外気に連通する第2管路8と、係る第2管路8のうち上記第1ファン10の下流側12と上記第1管路2の中間との間を接続するリターン管路14と、を含む、粉塵含有排ガス用集塵装置1。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば金属溶解炉や廃棄物焼却炉などから排出される粉塵含有排ガスを処理するための集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
粉塵を多量に含む排ガスを処理するため、図3(A)に示す濾過集塵装置40が用いられている。係る濾過集塵装置40は、後述する粉塵含有排ガス排出源であるチタン溶解炉20と集塵器46の給気部との間を接続する第1管路42と、集塵器46の排気部に一端が接続され且つ中間に位置するファン50を介して下流側52が外気に連通する第2の管路48と、を備えている。また、図3(A)に示すように、第1管路42の中間には、密閉構造のチタン溶解炉20の内部圧力が低下する事態を避けるため、外気取り入れ管44が接続されている。
【0003】
図3(B)は、チタン溶解炉20の排ガス処理に濾過集塵装置40を適用した概略図である。チタン溶解炉20は、図3(B)の右方に示すように、銅製の水冷鋳型22、その上方を覆う炉体カバー23、係るカバー23を貫通する複数のプラズマトーチ24、および上記カバー23の頂部に位置し且つ原料シュート25が接続された原料貯留槽26を備えている。炉体カバー23は、次述する原料27やチタン鋳塊28の酸化・窒化を防ぐため、外気を遮断するものである。
原料シュート25から供給されるスポンジチタンやスクラップチタンからなる原料27は、上記貯留槽26の下端から図示しない開閉手段により、所要量ずつ落下した後、プラズマトーチ24から照射されるプラズマアークによって溶解される。溶解された原料27は、図3(B)中の右側の矢印で示すように、水冷鋳型22内で凝固してチタン鋳塊28となった後、徐々に降下する。
【0004】
以上のチタン溶解(精錬)工程において、原料27の溶解に伴いそれらに含まれていた元素の塩化物(例えば、MgCl2)などの粉塵が多量に含まれた排ガスが生じる。係る排ガスは、ファン50により、前記プラズマトーチ24から供給される不活性ガスの供給量に応じて、図3(B)中の実線の矢印で示すように、第1管路42に排出され、給気部46aから濾過フィルタ47を有する集塵器46に送給されその内部で集塵される。係る清浄化された排ガスは、排気部46b、第2管路48、ファン50、および第2管路48の下流側52を経て、排気口53から排出される。
図3(B)に示すように、上記排ガスの集塵装置40への排出に際し、密閉構造のチタン溶解炉20内の圧力低下を防ぐため、第1管路42の中間には、外気取り入れ管44が接続されている。尚、図3(B)中の符号47は、集塵器46に内設された布製で円柱形の濾過フィルタ、符号46cは、除塵された粉塵の貯留・排出部、符号51は、上記ファン50を駆動するモータを示す。
【0005】
【発明が解決すべき課題】
ところで、前記排ガス中に含まれている塩化物(MgCl2)などは、吸湿性が高く濾過フィルタ47に張り付き(目詰まり)易いため、高圧エアによる払い落としが困難となり、やがて集塵不能を来す、という問題があった。
上記塩化物などが吸湿する水分は、調査の結果、図3(B)中にて破線の矢印で示す外気取り入れ管44から補給される外気(2次エア)から供給されていることが判明した。そこで、外気取り入れ管44の入口に乾燥機を設置することも検討されたが、新たに熱源のエネルギおよびコストを必要とすると共に、可燃性の高いチタンは上記熱源によって発火する危険がある、という問題があった。
本発明は、以上のような従来の技術における問題点を解決し、粉塵含有排ガスの処理に際し、フィルタ上流側の排気管路に乾燥ガスによる圧力補給を確実に行え且つ排ガスの清浄度が高い粉塵含有排ガス用集塵装置を提供する、ことを課題
(目的)とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、発明者らの研究および調査の結果、フィルタで除塵された排ガスの一部を当該フィルタの上流側の排気管路に供給し且つ繰り返して再循環する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の粉塵含有排ガス用集塵装置(請求項1)は、粉塵含有排ガス排出源とフィルタを内設する集塵器の給気部との間を接続する第1管路と、前記集塵器の排気部に一端が接続され且つ中間に位置する第1ファンを介して他端が外気に連通する第2管路と、係る第2管路のうち上記ファンの下流側と上記第1管路の中間との間を接続するリターン管路と、を含む、ことを特徴とする。
【0007】
これによれば、予め集塵器内のフィルタで除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部が、リターン管路を経て第1管路の中間から粉塵を含有する排ガス中に補給され且つ繰り返して再循環される。この結果、排ガスを希釈して排出するため清浄度が向上する。また、集塵器内のフィルタには、水分が少なく乾燥したガスおよび極く少量の粉塵が供給されるため、係るフィルタに粉塵が張り付きにくくなると共に、集塵された粉塵の高圧エアによる払い落としも容易となる。しかも、前記チタン溶解炉のような密閉構造の粉塵含有排ガス排出源内の圧力低下を防ぐと共に、その操業も安定し且つ安全に行うことができる。従って、集塵器内のフィルタのメンテナンスを大幅に低減でき且つ長期間にわたる集塵が高清浄度で行える。尚、上記第1ファンは、後述する第2ファンとの相違を示す呼称であり、係るファンの送風量は、排出源からの排ガス量よりも多くなければならない。
【0008】
また、本発明には、前記リターン管路と前記第1管路との接続部において、係るリターン管路および第1管路の少なくとも一方は、前記集塵器の給気部に向くように傾斜して接続されている、粉塵含有排ガス用集塵装置(請求項2)も含まれる。これによれば、前記集塵器内のフィルタで除塵され且つ乾燥した排ガスの一部を、リターン管路を経て環流し、第1管路の中間から粉塵を含有する排ガスに対しスムーズに合流して再循環させることができる。
尚、上記傾斜には、各管路の端部がカーブ(湾曲)する形態も含まれている。
【0009】
更に、本発明には、前記第1の管路の中間で且つ前記リターン管路との接続部よりも上流側に第2ファンが更に配置されている、粉塵含有排ガス用集塵装置(請求項3)も含まれる。これによれば、粉塵含有排ガス排出源が外気と連通する開放構造の例えば廃棄物焼却炉であっても、上記第2ファンによって、粉塵含有排ガスを上記外気と共に第1管路および集塵器に確実に送給することができる。尚、上記第2ファンの送風量は、前記第1ファンの送風量未満でなければならない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施に好適な形態を図面と共に説明する。
図1(A)は、本発明における一形態の粉塵含有排ガス用集塵装置1を示す概略図である。係る集塵装置1は、図1(A)に示すように、後述する粉塵含有排ガス排出源であるチタン溶解炉20と集塵器6の給気部との間を接続する第1管路2と、上記集塵器6の排気部に一端が接続され且つ中間に位置する第1ファン10を介して下流側12が外気に連通する第2管路8と、を備えている。
また、第2管路8における第1ファン10の下流側12と上記第1管路2の中間との間には、リターン管路14が接続されている。
【0011】
即ち、図1(A)中の実線の矢印で示すように、粉塵含有排ガスは、第1管路2、集塵器6、および第1ファン10を含む第2管路8を経て外部に排気され、図1(A)中の破線の矢印で示すように、除塵され且つ乾燥した排ガスの一部は、上記第1ファン10の下流側の分岐路13からリターン管路14を経て第1管路2の中間に送給される。尚、リターン管路14は、集塵器6の給気部に向くように傾斜(カーブ)する接続部16により、第1管路2の中間に接続されている。また、係るリターン管路14の途中には、上記破線の矢印方向のみに排ガスを流すための逆止弁18が配置されている。
【0012】
図1(B)は、粉塵含有排ガス排出源であるチタン溶解炉20の排ガス処理に、粉塵含有排ガス用集塵装置1を適用した概略図である。チタン溶解炉20は、前記と同じく、水冷鋳型22、炉体カバー23、プラズマトーチ24、および原料シュート25が接続された原料貯留槽26を備えている。
原料シュート25から供給されるスポンジチタンやスクラップチタンからなる原料27は、貯留槽26の下端から図示しない開閉手段により所要量ずつ落下した後、プラズマトーチ24から照射されるプラズマアークによって溶解される。溶解された原料27は、図1(B)中の右側の矢印で示すように、水冷鋳型22内で凝固した後、チタン鋳塊28となって徐々に降下する。
【0013】
上記チタン溶解(精錬)工程において、原料27の溶解に伴ってそれらに含まれていた元素の塩化物(例えば、MgCl2)などの粉塵が多量に含まれた粉塵含有排ガスが生じる。係る排ガスは、第1ファン10の吸引により、前記プラズマトーチ24から供給されるアルゴンなどの不活性ガスの供給量に応じて、図1(B)中の実線の矢印で示すように、第1管路2に送給され、給気部6aから集塵器6に送給されることで、当該集塵器6内の布製で円柱形の濾過フィルタ(フィルタ)7で集塵される。係る清浄化され乾燥した排ガスは、集塵器6の排気部6b、第2管路8、その途中に位置し且つ上記排ガスを吸引する第1ファン10、および第2管路の下流側12を経て、その排気口12aから外部に排出される。尚、図1(B)中における符号11は、第1ファン10を駆動するモータである。
【0014】
また、図1(B)中の一点鎖線の矢印で示すように、集塵器6で除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部は、分岐路13からリターン管路14を送給され、逆止弁18を通過して集塵器6の給気部6aに向くように傾斜(カーブ)する接続部16から第1管路2の中間に送られて、チタン溶解炉20から排出された粉塵含排ガスと合流する。尚、上記逆止弁18は、上記溶解炉20からの当該粉塵含有排ガスが、リターン管路14を逆流して外部に排出される事態を防いでいる。
因みに、集塵器6の濾過フィルタ7で除塵された排ガスのうちで、約50%〜80%がリターン管路14を経て、第1管路2の中間に再循環され、且つ係る循環が繰り返される。この結果、集塵器6の内部には、乾燥した排ガスが循環して通過するため、濾過フィルタ7による集塵期間が長くなり、そのメンテナンスを低減することが可能となる。尚、第1ファン10の送風量は、前記溶解炉20からの排ガス量よりも大きいことが必要である。
【0015】
以上のような本発明の粉塵含有排ガス用集塵装置1によれば、前記チタン溶解炉20(粉塵含有排ガス排出源)から排出された粉塵含有排ガスには、予めフィルタ6で除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部が、リターン管路14を経て第1管路2の中間から補給され且つ繰り返して再循環される。この結果、排ガスを希釈して排出するため、外部に排出されるガスの清浄度が向上する。
また、集塵器6の濾過フィルタ7には、水分が少なく乾燥したガスおよび極く少量の粉塵が供給されるため、係るフィルタ7に粉塵が張り付きにくくなると共に、集塵された粉塵を高圧エアにより払い落とすことも容易となる。しかも、前記チタン溶解炉20のような密閉構造の粉塵含有排ガス排出源における内部圧力の低下を防げると共に、その操業も安定で且つ安全に行うことができる。
【0016】
図2(A)は、異なる形態の粉塵含有排ガス用集塵装置1aを示す概略を示す。係る集塵装置1aは、図2(A)に示すように、後述する粉塵含有排ガス排出源である廃棄物焼却炉30と集塵器6の給気部との間を接続する第1管路2と、係る第1管路2の中間に配置した第2ファン4と、上記集塵器6の排気部に一端が接続され且つ中間に位置する第1ファン10を介して下流側12が外気に連通する第2管路8と、を備えている。
図2(A)に示すように、第2管路8における第1ファン10の下流側12に位置する分岐路13と上記第1管路2の中間との間には、逆止弁18を含むリターン管路14が接続されている。第1管路2は、集塵器6の給気部に向くように傾斜(カーブ)した接続部3を介して、上記リターン管路14と接続する。
また、第2ファン4は、第1管路2において、上記リターン管路14との接続部3よりも上流側に配置されている。係る第2ファン4の送風量は、第1ファン10の送風量未満とされている。
【0017】
図2(B)は、粉塵含有排ガス排出源である廃棄物焼却炉30の排ガス処理に、粉塵含有排ガス用集塵装置1aを適用した概略図である。廃棄物焼却炉30は、円筒形の耐火物からなる炉体32、その上方を覆うカバー34、係るカバー34を貫通するバーナ35、および上記カバー34を一部に開口する投入口36を備えている。投入口36から装入された各種の廃棄物37は、バーナ35からの火炎によって焼却され、上記炉体32内に縮小した焼却灰38などとして蓄積される。係る廃棄物37を焼却する際に、各種の粉塵を含む排ガスが排出される。
係る排ガスは、図2(B)中の実線の矢印で示すように、第1管路2の中間に設けた第2ファン4により吸引され、当該第1管路2内に排出される。この際、前記投入口36から外気が前記焼却炉30内に流入する。
【0018】
第1管路2に送給された排ガスは、図2(B)中の実線の矢印で示すように、給気部6aから集塵器6に供給され、当該集塵器6内の布製で円柱形の濾過フィルタ7で集塵される。清浄化された排ガスは、集塵器6の排気部6b、第2管路8、その途中に位置し且つ排ガスを吸引する第1ファン10、および第2管路8の下流側12を経て、その排気口12aから外部に排出される。
また、図2(B)中の一点鎖線の矢印で示すように、集塵器6のフィルタ7で除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部は、分岐路13からリターン管路14に送給され、逆止弁18を経てその下流側15から、集塵器6の給気部6aに向けて傾斜(カーブ)する第1管路2の中間に位置する接続部3に送給される。
これにより、上記乾燥した排ガスは、廃棄物焼却炉30から排出された粉塵含有排ガスと合流する共に、集塵器6、第2管路8、およびリターン管路14を繰り返し再循環される。
【0019】
この結果、集塵器6の内部には、乾燥し且つ清浄化された排ガスが常に循環して通過するため、濾過フィルタ7による集塵期間が長くなり、そのメンテナンスを低減することができる。
以上のような粉塵含有排ガス用集塵装置1aによれば、廃棄物焼却炉30(粉塵含有排ガス排出源)から排出された粉塵含有排ガスには、予め集塵器6の濾過フィルタ7で除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部が、リターン管路14を経て第1管路2の中間から補給される。この結果、排ガスを希釈して排出するため、その清浄度が向上する。しかも、上記フィルタ7には、水分が少なく乾燥した排ガスおよび極く少量の粉塵が供給されるため、係るフィルタ7に粉塵が張り付きにくくなると共に、集塵された粉塵を高圧エアにより払い落とすことも容易となり、当該フィルタ7のメンテナンスも容易になる。
【0020】
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の前記集塵装置1,1aは、第1管路2を介して複数の粉塵含有排ガス供給源と接続しても良く、逆に1つの粉塵含有排ガス供給源に複数の集塵装置1,1aを接続しても良い。
また、集塵器内のフィルタには、前記布製の濾過フィルタに限らず、化学繊維、多孔質シート、または多孔質セラミックなどからなる濾過フィルタを内設しても良い。あるいは、前記第1管路2と第2管路8との間に、内部の濾過フィルタが異なる集塵器を直列または並列にして接続することも可能である。
更に、前記リターン管路14の中間に、除塵済みの乾燥した排ガスを補助的に送給する第3ファンを配置することも可能である。
尚、本発明の対象となる粉塵含有排ガス排出源には、前述した溶解炉20や焼却炉30に限らず、焼却灰溶融炉、金属などの各種加工工程、破砕を含む加工または処理工程、産業廃棄物処理施設なども含まれ得る。
【0021】
【発明の効果】
本発明の粉塵含有排ガス用集塵装置(請求項1)によれば、集塵器のフィルタで除塵され且つ乾燥した排ガスの一部が、リターン管路を経て第1管路の中間から粉塵を含有する排ガス中に補給されるため、上記フィルタには水分が少なく乾燥した排ガスおよび極く少量の粉塵が供給され且つ繰り返して再循環される。従って、排ガスを希釈して排出するため、その清浄度が向上する。しかも、上記フィルタに粉塵が張り付きにくくなり、且つ集塵した粉塵の払い落しなどのメンテナンスも容易となる。
また、請求項2の粉塵含有排ガス用集塵装置によれば、前記フィルタで除塵され乾燥した排ガスの一部を、リターン管路を経て環流し、第1管路の中間から粉塵を含有する排ガスに対してスムーズに合流して再循環させることができる。
更に、請求項3の粉塵含有排ガス用集塵装置によれば、粉塵含有排ガス排出源が外気と連通する開放構造の例えば廃棄物焼却炉であっても、第2ファンによって、排ガスを外気と共に第1管路および集塵器に確実に送給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の粉塵含有排ガス用集塵装置の一形態を示す概略図、(B)はその適用例を示す概略図。
【図2】(A)は異なる形態の粉塵含有排ガス用集塵装置を示す概略図、(B)はその適用例を示す概略図。
【図3】(A)は従来の粉塵含有排ガス用集塵装置を示す概略図、(B)はその適用例を示す概略図。
【符号の説明】
1,1a…集塵装置
2…………第1管路
3,16…接続部
4…………第2ファン
6…………集塵器
6a………給気部
6b………排気部
7…………濾過フィルタ(フィルタ)
8…………第2管路
10………第1ファン
12………第2管路の下流側
14………リターン管路
20………チタン溶解炉(粉塵含有排ガス排出源)
30………廃棄物焼却炉(粉塵含有排ガス排出源)
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば金属溶解炉や廃棄物焼却炉などから排出される粉塵含有排ガスを処理するための集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
粉塵を多量に含む排ガスを処理するため、図3(A)に示す濾過集塵装置40が用いられている。係る濾過集塵装置40は、後述する粉塵含有排ガス排出源であるチタン溶解炉20と集塵器46の給気部との間を接続する第1管路42と、集塵器46の排気部に一端が接続され且つ中間に位置するファン50を介して下流側52が外気に連通する第2の管路48と、を備えている。また、図3(A)に示すように、第1管路42の中間には、密閉構造のチタン溶解炉20の内部圧力が低下する事態を避けるため、外気取り入れ管44が接続されている。
【0003】
図3(B)は、チタン溶解炉20の排ガス処理に濾過集塵装置40を適用した概略図である。チタン溶解炉20は、図3(B)の右方に示すように、銅製の水冷鋳型22、その上方を覆う炉体カバー23、係るカバー23を貫通する複数のプラズマトーチ24、および上記カバー23の頂部に位置し且つ原料シュート25が接続された原料貯留槽26を備えている。炉体カバー23は、次述する原料27やチタン鋳塊28の酸化・窒化を防ぐため、外気を遮断するものである。
原料シュート25から供給されるスポンジチタンやスクラップチタンからなる原料27は、上記貯留槽26の下端から図示しない開閉手段により、所要量ずつ落下した後、プラズマトーチ24から照射されるプラズマアークによって溶解される。溶解された原料27は、図3(B)中の右側の矢印で示すように、水冷鋳型22内で凝固してチタン鋳塊28となった後、徐々に降下する。
【0004】
以上のチタン溶解(精錬)工程において、原料27の溶解に伴いそれらに含まれていた元素の塩化物(例えば、MgCl2)などの粉塵が多量に含まれた排ガスが生じる。係る排ガスは、ファン50により、前記プラズマトーチ24から供給される不活性ガスの供給量に応じて、図3(B)中の実線の矢印で示すように、第1管路42に排出され、給気部46aから濾過フィルタ47を有する集塵器46に送給されその内部で集塵される。係る清浄化された排ガスは、排気部46b、第2管路48、ファン50、および第2管路48の下流側52を経て、排気口53から排出される。
図3(B)に示すように、上記排ガスの集塵装置40への排出に際し、密閉構造のチタン溶解炉20内の圧力低下を防ぐため、第1管路42の中間には、外気取り入れ管44が接続されている。尚、図3(B)中の符号47は、集塵器46に内設された布製で円柱形の濾過フィルタ、符号46cは、除塵された粉塵の貯留・排出部、符号51は、上記ファン50を駆動するモータを示す。
【0005】
【発明が解決すべき課題】
ところで、前記排ガス中に含まれている塩化物(MgCl2)などは、吸湿性が高く濾過フィルタ47に張り付き(目詰まり)易いため、高圧エアによる払い落としが困難となり、やがて集塵不能を来す、という問題があった。
上記塩化物などが吸湿する水分は、調査の結果、図3(B)中にて破線の矢印で示す外気取り入れ管44から補給される外気(2次エア)から供給されていることが判明した。そこで、外気取り入れ管44の入口に乾燥機を設置することも検討されたが、新たに熱源のエネルギおよびコストを必要とすると共に、可燃性の高いチタンは上記熱源によって発火する危険がある、という問題があった。
本発明は、以上のような従来の技術における問題点を解決し、粉塵含有排ガスの処理に際し、フィルタ上流側の排気管路に乾燥ガスによる圧力補給を確実に行え且つ排ガスの清浄度が高い粉塵含有排ガス用集塵装置を提供する、ことを課題
(目的)とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、発明者らの研究および調査の結果、フィルタで除塵された排ガスの一部を当該フィルタの上流側の排気管路に供給し且つ繰り返して再循環する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の粉塵含有排ガス用集塵装置(請求項1)は、粉塵含有排ガス排出源とフィルタを内設する集塵器の給気部との間を接続する第1管路と、前記集塵器の排気部に一端が接続され且つ中間に位置する第1ファンを介して他端が外気に連通する第2管路と、係る第2管路のうち上記ファンの下流側と上記第1管路の中間との間を接続するリターン管路と、を含む、ことを特徴とする。
【0007】
これによれば、予め集塵器内のフィルタで除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部が、リターン管路を経て第1管路の中間から粉塵を含有する排ガス中に補給され且つ繰り返して再循環される。この結果、排ガスを希釈して排出するため清浄度が向上する。また、集塵器内のフィルタには、水分が少なく乾燥したガスおよび極く少量の粉塵が供給されるため、係るフィルタに粉塵が張り付きにくくなると共に、集塵された粉塵の高圧エアによる払い落としも容易となる。しかも、前記チタン溶解炉のような密閉構造の粉塵含有排ガス排出源内の圧力低下を防ぐと共に、その操業も安定し且つ安全に行うことができる。従って、集塵器内のフィルタのメンテナンスを大幅に低減でき且つ長期間にわたる集塵が高清浄度で行える。尚、上記第1ファンは、後述する第2ファンとの相違を示す呼称であり、係るファンの送風量は、排出源からの排ガス量よりも多くなければならない。
【0008】
また、本発明には、前記リターン管路と前記第1管路との接続部において、係るリターン管路および第1管路の少なくとも一方は、前記集塵器の給気部に向くように傾斜して接続されている、粉塵含有排ガス用集塵装置(請求項2)も含まれる。これによれば、前記集塵器内のフィルタで除塵され且つ乾燥した排ガスの一部を、リターン管路を経て環流し、第1管路の中間から粉塵を含有する排ガスに対しスムーズに合流して再循環させることができる。
尚、上記傾斜には、各管路の端部がカーブ(湾曲)する形態も含まれている。
【0009】
更に、本発明には、前記第1の管路の中間で且つ前記リターン管路との接続部よりも上流側に第2ファンが更に配置されている、粉塵含有排ガス用集塵装置(請求項3)も含まれる。これによれば、粉塵含有排ガス排出源が外気と連通する開放構造の例えば廃棄物焼却炉であっても、上記第2ファンによって、粉塵含有排ガスを上記外気と共に第1管路および集塵器に確実に送給することができる。尚、上記第2ファンの送風量は、前記第1ファンの送風量未満でなければならない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の実施に好適な形態を図面と共に説明する。
図1(A)は、本発明における一形態の粉塵含有排ガス用集塵装置1を示す概略図である。係る集塵装置1は、図1(A)に示すように、後述する粉塵含有排ガス排出源であるチタン溶解炉20と集塵器6の給気部との間を接続する第1管路2と、上記集塵器6の排気部に一端が接続され且つ中間に位置する第1ファン10を介して下流側12が外気に連通する第2管路8と、を備えている。
また、第2管路8における第1ファン10の下流側12と上記第1管路2の中間との間には、リターン管路14が接続されている。
【0011】
即ち、図1(A)中の実線の矢印で示すように、粉塵含有排ガスは、第1管路2、集塵器6、および第1ファン10を含む第2管路8を経て外部に排気され、図1(A)中の破線の矢印で示すように、除塵され且つ乾燥した排ガスの一部は、上記第1ファン10の下流側の分岐路13からリターン管路14を経て第1管路2の中間に送給される。尚、リターン管路14は、集塵器6の給気部に向くように傾斜(カーブ)する接続部16により、第1管路2の中間に接続されている。また、係るリターン管路14の途中には、上記破線の矢印方向のみに排ガスを流すための逆止弁18が配置されている。
【0012】
図1(B)は、粉塵含有排ガス排出源であるチタン溶解炉20の排ガス処理に、粉塵含有排ガス用集塵装置1を適用した概略図である。チタン溶解炉20は、前記と同じく、水冷鋳型22、炉体カバー23、プラズマトーチ24、および原料シュート25が接続された原料貯留槽26を備えている。
原料シュート25から供給されるスポンジチタンやスクラップチタンからなる原料27は、貯留槽26の下端から図示しない開閉手段により所要量ずつ落下した後、プラズマトーチ24から照射されるプラズマアークによって溶解される。溶解された原料27は、図1(B)中の右側の矢印で示すように、水冷鋳型22内で凝固した後、チタン鋳塊28となって徐々に降下する。
【0013】
上記チタン溶解(精錬)工程において、原料27の溶解に伴ってそれらに含まれていた元素の塩化物(例えば、MgCl2)などの粉塵が多量に含まれた粉塵含有排ガスが生じる。係る排ガスは、第1ファン10の吸引により、前記プラズマトーチ24から供給されるアルゴンなどの不活性ガスの供給量に応じて、図1(B)中の実線の矢印で示すように、第1管路2に送給され、給気部6aから集塵器6に送給されることで、当該集塵器6内の布製で円柱形の濾過フィルタ(フィルタ)7で集塵される。係る清浄化され乾燥した排ガスは、集塵器6の排気部6b、第2管路8、その途中に位置し且つ上記排ガスを吸引する第1ファン10、および第2管路の下流側12を経て、その排気口12aから外部に排出される。尚、図1(B)中における符号11は、第1ファン10を駆動するモータである。
【0014】
また、図1(B)中の一点鎖線の矢印で示すように、集塵器6で除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部は、分岐路13からリターン管路14を送給され、逆止弁18を通過して集塵器6の給気部6aに向くように傾斜(カーブ)する接続部16から第1管路2の中間に送られて、チタン溶解炉20から排出された粉塵含排ガスと合流する。尚、上記逆止弁18は、上記溶解炉20からの当該粉塵含有排ガスが、リターン管路14を逆流して外部に排出される事態を防いでいる。
因みに、集塵器6の濾過フィルタ7で除塵された排ガスのうちで、約50%〜80%がリターン管路14を経て、第1管路2の中間に再循環され、且つ係る循環が繰り返される。この結果、集塵器6の内部には、乾燥した排ガスが循環して通過するため、濾過フィルタ7による集塵期間が長くなり、そのメンテナンスを低減することが可能となる。尚、第1ファン10の送風量は、前記溶解炉20からの排ガス量よりも大きいことが必要である。
【0015】
以上のような本発明の粉塵含有排ガス用集塵装置1によれば、前記チタン溶解炉20(粉塵含有排ガス排出源)から排出された粉塵含有排ガスには、予めフィルタ6で除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部が、リターン管路14を経て第1管路2の中間から補給され且つ繰り返して再循環される。この結果、排ガスを希釈して排出するため、外部に排出されるガスの清浄度が向上する。
また、集塵器6の濾過フィルタ7には、水分が少なく乾燥したガスおよび極く少量の粉塵が供給されるため、係るフィルタ7に粉塵が張り付きにくくなると共に、集塵された粉塵を高圧エアにより払い落とすことも容易となる。しかも、前記チタン溶解炉20のような密閉構造の粉塵含有排ガス排出源における内部圧力の低下を防げると共に、その操業も安定で且つ安全に行うことができる。
【0016】
図2(A)は、異なる形態の粉塵含有排ガス用集塵装置1aを示す概略を示す。係る集塵装置1aは、図2(A)に示すように、後述する粉塵含有排ガス排出源である廃棄物焼却炉30と集塵器6の給気部との間を接続する第1管路2と、係る第1管路2の中間に配置した第2ファン4と、上記集塵器6の排気部に一端が接続され且つ中間に位置する第1ファン10を介して下流側12が外気に連通する第2管路8と、を備えている。
図2(A)に示すように、第2管路8における第1ファン10の下流側12に位置する分岐路13と上記第1管路2の中間との間には、逆止弁18を含むリターン管路14が接続されている。第1管路2は、集塵器6の給気部に向くように傾斜(カーブ)した接続部3を介して、上記リターン管路14と接続する。
また、第2ファン4は、第1管路2において、上記リターン管路14との接続部3よりも上流側に配置されている。係る第2ファン4の送風量は、第1ファン10の送風量未満とされている。
【0017】
図2(B)は、粉塵含有排ガス排出源である廃棄物焼却炉30の排ガス処理に、粉塵含有排ガス用集塵装置1aを適用した概略図である。廃棄物焼却炉30は、円筒形の耐火物からなる炉体32、その上方を覆うカバー34、係るカバー34を貫通するバーナ35、および上記カバー34を一部に開口する投入口36を備えている。投入口36から装入された各種の廃棄物37は、バーナ35からの火炎によって焼却され、上記炉体32内に縮小した焼却灰38などとして蓄積される。係る廃棄物37を焼却する際に、各種の粉塵を含む排ガスが排出される。
係る排ガスは、図2(B)中の実線の矢印で示すように、第1管路2の中間に設けた第2ファン4により吸引され、当該第1管路2内に排出される。この際、前記投入口36から外気が前記焼却炉30内に流入する。
【0018】
第1管路2に送給された排ガスは、図2(B)中の実線の矢印で示すように、給気部6aから集塵器6に供給され、当該集塵器6内の布製で円柱形の濾過フィルタ7で集塵される。清浄化された排ガスは、集塵器6の排気部6b、第2管路8、その途中に位置し且つ排ガスを吸引する第1ファン10、および第2管路8の下流側12を経て、その排気口12aから外部に排出される。
また、図2(B)中の一点鎖線の矢印で示すように、集塵器6のフィルタ7で除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部は、分岐路13からリターン管路14に送給され、逆止弁18を経てその下流側15から、集塵器6の給気部6aに向けて傾斜(カーブ)する第1管路2の中間に位置する接続部3に送給される。
これにより、上記乾燥した排ガスは、廃棄物焼却炉30から排出された粉塵含有排ガスと合流する共に、集塵器6、第2管路8、およびリターン管路14を繰り返し再循環される。
【0019】
この結果、集塵器6の内部には、乾燥し且つ清浄化された排ガスが常に循環して通過するため、濾過フィルタ7による集塵期間が長くなり、そのメンテナンスを低減することができる。
以上のような粉塵含有排ガス用集塵装置1aによれば、廃棄物焼却炉30(粉塵含有排ガス排出源)から排出された粉塵含有排ガスには、予め集塵器6の濾過フィルタ7で除塵され清浄で且つ乾燥した排ガスの一部が、リターン管路14を経て第1管路2の中間から補給される。この結果、排ガスを希釈して排出するため、その清浄度が向上する。しかも、上記フィルタ7には、水分が少なく乾燥した排ガスおよび極く少量の粉塵が供給されるため、係るフィルタ7に粉塵が張り付きにくくなると共に、集塵された粉塵を高圧エアにより払い落とすことも容易となり、当該フィルタ7のメンテナンスも容易になる。
【0020】
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の前記集塵装置1,1aは、第1管路2を介して複数の粉塵含有排ガス供給源と接続しても良く、逆に1つの粉塵含有排ガス供給源に複数の集塵装置1,1aを接続しても良い。
また、集塵器内のフィルタには、前記布製の濾過フィルタに限らず、化学繊維、多孔質シート、または多孔質セラミックなどからなる濾過フィルタを内設しても良い。あるいは、前記第1管路2と第2管路8との間に、内部の濾過フィルタが異なる集塵器を直列または並列にして接続することも可能である。
更に、前記リターン管路14の中間に、除塵済みの乾燥した排ガスを補助的に送給する第3ファンを配置することも可能である。
尚、本発明の対象となる粉塵含有排ガス排出源には、前述した溶解炉20や焼却炉30に限らず、焼却灰溶融炉、金属などの各種加工工程、破砕を含む加工または処理工程、産業廃棄物処理施設なども含まれ得る。
【0021】
【発明の効果】
本発明の粉塵含有排ガス用集塵装置(請求項1)によれば、集塵器のフィルタで除塵され且つ乾燥した排ガスの一部が、リターン管路を経て第1管路の中間から粉塵を含有する排ガス中に補給されるため、上記フィルタには水分が少なく乾燥した排ガスおよび極く少量の粉塵が供給され且つ繰り返して再循環される。従って、排ガスを希釈して排出するため、その清浄度が向上する。しかも、上記フィルタに粉塵が張り付きにくくなり、且つ集塵した粉塵の払い落しなどのメンテナンスも容易となる。
また、請求項2の粉塵含有排ガス用集塵装置によれば、前記フィルタで除塵され乾燥した排ガスの一部を、リターン管路を経て環流し、第1管路の中間から粉塵を含有する排ガスに対してスムーズに合流して再循環させることができる。
更に、請求項3の粉塵含有排ガス用集塵装置によれば、粉塵含有排ガス排出源が外気と連通する開放構造の例えば廃棄物焼却炉であっても、第2ファンによって、排ガスを外気と共に第1管路および集塵器に確実に送給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の粉塵含有排ガス用集塵装置の一形態を示す概略図、(B)はその適用例を示す概略図。
【図2】(A)は異なる形態の粉塵含有排ガス用集塵装置を示す概略図、(B)はその適用例を示す概略図。
【図3】(A)は従来の粉塵含有排ガス用集塵装置を示す概略図、(B)はその適用例を示す概略図。
【符号の説明】
1,1a…集塵装置
2…………第1管路
3,16…接続部
4…………第2ファン
6…………集塵器
6a………給気部
6b………排気部
7…………濾過フィルタ(フィルタ)
8…………第2管路
10………第1ファン
12………第2管路の下流側
14………リターン管路
20………チタン溶解炉(粉塵含有排ガス排出源)
30………廃棄物焼却炉(粉塵含有排ガス排出源)
Claims (3)
- 粉塵含有排ガス排出源とフィルタを内設する集塵器の給気部との間を接続する第1管路と、
上記集塵器の排気部に一端が接続され且つ中間に位置する第1ファンを介して他端が外気に連通する第2管路と、
上記第2管路のうち上記ファンの下流側と上記第1管路の中間との間を接続するリターン管路と、を含む、ことを特徴とする粉塵含有排ガス用集塵装置。 - 前記リターン管路と前記第1管路との接続部において、係るリターン管路および第1管路の少なくとも一方は、前記集塵器の給気部に向くように傾斜して接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の粉塵含有排ガス用集塵装置。 - 前記第1管路の中間で且つ前記リターン管路との接続部よりも上流側に第2ファンが更に配置されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の粉塵含有排ガス用集塵装置。
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JP2002363335A JP2004195276A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 粉塵含有排ガス用集塵装置 |
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JP2002363335A JP2004195276A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 粉塵含有排ガス用集塵装置 |
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JP (1) | JP2004195276A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102794068A (zh) * | 2012-08-07 | 2012-11-28 | 无锡雪浪环境科技股份有限公司 | 用于袋式除尘器管路阀门密封的空气密闭装置 |
-
2002
- 2002-12-16 JP JP2002363335A patent/JP2004195276A/ja not_active Withdrawn
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