JP3512621B2 - パターン寸法測定方法およびパターン寸法測定処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
パターン寸法測定方法およびパターン寸法測定処理プログラムを記録した記録媒体Info
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Description
用いてパターンの寸法測定を行うパターン寸法測定方法
およびパターン寸法測定処理プログラムを記録した記録
媒体に関する。
の寸法を走査型電子顕微鏡(以下、SEM(Scanning E
lectron Microscope)を用いて自動的に測定する方法が
各種知られている(例えば特公昭63−56482号公
報参照)。
を参照して説明する。まず図15(a)に示すように、
測定対象の試料2には、基板4上にフォトレジストパタ
ーン6が形成されている。このフォトレジストパターン
6に直交するように電子ビーム8を走査し、表面の各点
から発生した二次電子の信号強度プロファイルを図15
(b)に示す。
ロファイルの中心を通る直線lで上記プロファイルを左
側部分Lと右側部分Rに分ける。左側部分L、右側部分
Rにおける最大値を各々MAXL,MAXRとし、最小
値を各々MINL、MINRとし、上記プロファイルと
直線lとの交点をCOとする。
方法を模式的に示す。この従来のパターン寸法測定方法
は直線近似法を用いたものであって、図15(b)に示
す左側部分Lにおいて、最小値MINLから最大値MA
XLの間の傾斜部(最小値MINLと最大値MAXLと
の間を100%としたときMINLから20%の点と8
0%の点との間)を、最小2乗法を用いて直線ALで近
似する。最小値MINLの点から左側の水平部分を直線
BLで近似し、直線ALと直線BLの交点CLをパター
ンのエッジとして求める。なお、上記水平部分は基板4
(図15(a)参照)からの二次電子強度を示してい
る。右側部分Rにおいても同様の方法でパターンのエッ
ジCRを求め、点CLと点CR間の距離をパターン寸法
として出力する。
のパターン寸法測定方法を模式的に示す。図15(b)
に示すプロファイルの左側部分Lにおいて、最小値MI
NLと最大値MAXLとの間の傾斜部を直線近似法と同
様の手法を用いて直線ALで近似し、最小値MINLの
点の左側の傾斜部分を二次曲線BLで近似する。そして
直線ALと曲線BLとの交点CLをパターンのエッジと
する。プロファイルの右側部分Rにおいても同様の方法
でパターンのエッジCRを定義し、点CLと点CRの間
の距離をパターン寸法として出力する。
うに、パターンのエッジ部が傾斜した台形形状で、しか
も測定対象のパターンが孤立している場合には、パター
ンのボトムエッジからの信号(エッジ部からの信号ピー
クの下に存在するへこみ部分)およびウエハ基板からの
信号(パターンエッジより外側の水平部)は安定して得
ることができる。このため、基板からの信号とエッジ部
からの信号の2つの信号プロファイルを用いて近似して
いる従来法はパターンのボトムエッジ間の寸法を求める
には適していた。
6(a)に示すようにパターンのエッジがほぼ垂直にな
ってきており、さらにデバイスの本体パターンを測定す
ることから、他のパターンが隣接する構造となってい
る。これにより二次電子信号の強度プロファイルは図1
6(b)に示すようにボトム近傍の二次電子信号は検出
できず、パターンの上部からのみの信号によって二次電
子信号強度プロファイルが形成されている。このような
場合、フォトレジストパターンのエッジ近傍にて二次電
子信号の強度プロファイルのピークが位置することが最
近の実験でわかってきた。
ファイルのピーク信号の裾が真のパターンエッジより大
きく、外側になっているため、従来の方法を用いた測定
値が真の寸法値より大きめになってしまう問題が発生し
ている。この測定値と真の寸法値との差を本明細書中で
寸法SEMバイアスと呼ぶ。またパターンの真の寸法と
は、ウエハを切断しパターンの断面をSEMを用いて測
定した値とする。
た二次電子信号のプロファイルを近似してパターンエッ
ジを検出するため、隣接パターン距離によって基板部分
からの信号強度が異なり寸法値が変化するという問題を
持つ。
寸法値、真の寸法値および寸法SEMバイアス値(従来
法寸法値−真の寸法値)の隣接パターンとの距離の依存
性を示す。従来の方法による測定値が真の寸法値に比較
して、最大で47nm大きくなっている(バイアス値が
大きくなる)。さらに、隣接パターンまでの距離によっ
て、そのバイアス値が変動していることがわかる。測定
値が一定のバイアス値で安定しているならば、測定され
た寸法値にオフセットを載せることで寸法値の管理が可
能である。しかし、このように隣接パターン距離によっ
て、寸法値が変化してしまうと、任意のパターン寸法を
同一の絶対寸法精度で測定出来ないことになる。これ
は、メモリーデバイスにおけるセル内の寸法と周辺回路
寸法の測定の場合、及びロジックデバイスにおける寸法
測定などで大きな問題となる。
であって、パターンの寸法を精度良く測定することので
きるパターン寸法測定方法およびパターン寸法測定処理
プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的と
する。
法測定方法は、走査型電子顕微鏡から出力される測定す
べきパターンの画像信号を画像処理することによって得
られたプロファイルデータのピーク付近のプロファイル
波形を所定の関数で近似する第1のステップと、前記所
定の関数の、前記ピーク付近における極大値およびこの
極大値を取る点の位置を求め、この位置を前記パターン
のエッジ位置とする第2のステップと、を備えているこ
とを特徴とする。
ァイルの異なる2つのピークを選択し、この選択された
2つのピークの各々に対してピーク付近のプロファイル
波形を所定の関数で近似し、前記第2のステップは、前
記2つのピークの各々に対して、ピーク付近における極
大値およびこの極大値を取る点の位置を求めるように構
成することが好ましい。
形の左右の傾斜部の一方の傾斜部では直線を表す関数が
用いられ、他方の傾斜部では直線または曲線を表わす関
数が用いられることが好ましい。
は、走査型電子顕微鏡から出力される測定すべきパター
ンの画像信号を画像処理することによって得られたプロ
ファイル波形の中心位置を検出し、この中心位置を通る
直線によって前記プロファイル波形を左側部分と右側部
分に分けるステップと、前記左側部分および前記右側部
分の各々における最大値となる第1および第2の点を検
出するとともに、前記左側部分の前記第1の点の左側に
あるプロファイル波形の最小値となる第3の点を検出
し、更に前記右側部分の前記第2の点の右側にあるプロ
ファイル波形の最小値となる第4の点を検出するステッ
プと、前記左側部分において、前記第1の点と前記3の
点との間の前記プロファイル波形上の第5の点を選択す
るとともに前記第1の点と前記中心位置との間のプロフ
ァイル波形上の第6の点を選択し、更に前記右側部分に
おいて、前記第2の点と前記中心位置との間の前記プロ
ファイル波形上の第7の点を選択するとともに前記第2
の点と前記第4の点との間の前記プロファイル波形上の
第8の点を選択するステップと、前記左側部分において
前記第5の点から第1の点を介して前記第6の点に至る
までの前記プロファイル波形を第1の曲線で近似すると
ともに前記右側部分において前記第7の点から第2の点
を介して前記第8の点に至るまでの前記プロファイル波
形を第2の曲線で近似するステップと、前記第5の点と
前記第6の点の間の区間における前記第1の曲線の最大
値となる第9の点を求めるとともに前記第7の点と前記
第8の点との間の区間における前記第2の曲線の最大値
となる第10の点とを求め、前記第9の点と第10の点
を前記パターンのエッジ位置としてこれらのエッジ間距
離を求めるステップと、を備えていることを特徴とす
る。
置を0%、前記第1の点の位置を100%としたとき5
0%の位置であり、前記第6の点は前記中心位置を0
%、前記第1の点の位置を100%としたとき50%の
位置であり、前記第7の点は前記中心位置を0%、前記
第2の点の位置を100%としたとき50%の位置であ
り、前記第8の点は前記第4の点の位置を0%、前記第
2の点の位置を100%としたとき50%の位置であ
り、前記第1および第2の曲線は放物線であることが好
ましい。
は、走査型電子顕微鏡から出力される測定すべきパター
ンの画像信号を画像処理することによって得られたプロ
ファイル波形の中心位置を検出し、この中心位置を通る
直線によって前記プロファイル波形を左側部分と右側部
分に分けるステップと、前記左側部分および前記右側部
分の各々における最大値となる第1および第2の点を検
出するとともに、前記左側部分の前記第1の点の左側に
あるプロファイル波形の最小値となる第3の点を検出
し、更に前記右側部分の前記第2の点の右側にあるプロ
ファイル波形の最小値となる第4の点を検出するステッ
プと、前記左側部分において、前記第1の点と前記第3
の点との間の前記プロファイル波形上の第5および第6
の点を選択するとともに、前記第1の点と前記中心位置
との間のプロファイル波形上の第7および第8の点を選
択し、更に前記右側部分において、前記第2の点と前記
中心位置との間のプロファイル波形上の第9および第1
0の点を選択するとともに、前記第2の点と前記第4の
点との間のプロファイル波形上の第11およひ第12の
点を選択するステップと、前記第5の点と前記第6の点
との間のプロファイル波形を第1の直線で近似し、前記
第7の点と前記第8の点との間のプロファイル波形を、
直線または曲線を表す第1の関数で近似し、更に前記第
9の点と前記第10の点との間のプロファイル波形を、
直線または曲線を表す第2の関数で近似するとともに前
記第11の点と前記第12の点との間のプロファイル波
形を、第2の直線で近似するステップと、前記第1の直
線と前記第1の関数で表される直線または曲線との交点
となる第13の点を求めるとともに前記第2の関数で表
される直線または曲線と前記第2の直線との交点となる
第14の点を求め、前記第13の点と第14の点とを前
記パターンのエッジ位置としてこれらのエッジ間距離を
求めるステップと、を備えていることを特徴とする。
の点の位置を0%、前記第1の点の位置を100%とし
たとき各々40%および90%の位置であり、前記第7
および第8の点は前記中心位置を0%、前記第1の点の
位置を100%としたとき各々40%および90%の位
置であり、前記第9および第10の点は前記中心位置を
0%、前記第2の点の位置を100%としたとき各々4
0%および90%であり、前記第11および第12の点
は前記第4の点の位置を0%、前記第2の点の位置を1
00%としたとき各々40%および90%であり、前記
第1および第2の関数は各々直線を表すことが好まし
い。
の点の位置を0%、前記第1の点の位置を100%とし
たとき各々40%および90%の位置であり、前記第7
および第8の点は前記中心位置を0%、前記第1の点の
位置を100%としたとき各々20%および90%の位
置であり、前記第9および第10の点は前記中心位置を
0%、前記第2の点の位置を100%としたとき各々4
0%および90%であり、前記第11および第12の点
は前記第4の点の位置を0%、前記第2の点の位置を1
00%としたとき各々20%および90%であり、前記
第1および第2の関数は各々放物線を表すことが好まし
い。
プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
体は、走査型電子顕微鏡から出力される測定すべきパタ
ーンの画像信号を画像処理することによって得られたプ
ロファイル波形の中心位置を検出し、この中心位置を通
る直線によって前記プロファイル波形を左側部分と右側
部分に分ける手順と、前記左側部分および前記右側部分
の各々における最大値となる第1および第2の点を検出
するとともに、前記左側部分の前記第1の点の左側にあ
るプロファイル波形の最小値となる第3の点を検出し、
更に前記右側部分の前記第2の点の右側にあるプロファ
イル波形の最小値となる第4の点を検出する手順と、前
記左側部分において、前記第1の点と前記3の点との間
の前記プロファイル波形上の第5の点を選択するととも
に前記第1の点と前記中心位置との間のプロファイル波
形上の第6の点を選択し、更に前記右側部分において、
前記第2の点と前記中心位置との間の前記プロファイル
波形上の第7の点を選択するとともに前記第2の点と前
記第4の点との間の前記プロファイル波形上の第8の点
を選択する手順と、前記左側部分において前記第5の点
から第1の点を介して前記第6の点に至るまでの前記プ
ロファイル波形を第1の曲線で近似するとともに前記右
側部分において前記第7の点から第2の点を介して前記
第8の点に至るまでの前記プロファイル波形を第2の曲
線で近似する手順と、前記第5の点と前記第6の点の間
の区間における前記第1の曲線の最大値となる第9の点
を求めるとともに前記第7の点と前記第8の点との間の
区間における前記第2の曲線の最大値となる第10の点
とを求め、前記第9の点と第10の点を前記パターンの
エッジ位置としてこれらのエッジ間距離を求める手順
と、が記録されていることを特徴とする。
プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
体は、走査型電子顕微鏡から出力される測定すべきパタ
ーンの画像信号を画像処理することによって得られたプ
ロファイル波形の中心位置を検出し、この中心位置を通
る直線によって前記プロファイル波形を左側部分と右側
部分に分ける手順と、前記左側部分および前記右側部分
の各々における最大値となる第1および第2の点を検出
するとともに、前記左側部分の前記第1の点の左側にあ
るプロファイル波形の最小値となる第3の点を検出し、
更に前記右側部分の前記第2の点の右側にあるプロファ
イル波形の最小値となる第4の点を検出する手順と、前
記左側部分において、前記第1の点と前記第3の点との
間の前記プロファイル波形上の第5および第6の点を選
択するとともに、前記第1の点と前記中心位置との間の
プロファイル波形上の第7および第8の点を選択し、更
に前記右側部分において、前記第2の点と前記中心位置
との間のプロファイル波形上の第9および第10の点を
選択するとともに、前記第2の点と前記第4の点との間
のプロファイル波形上の第11およひ第12の点を選択
する手順と、前記第5の点と前記第6の点との間のプロ
ファイル波形を第1の直線で近似し、前記第7の点と前
記第8の点との間のプロファイル波形を、直線または曲
線を表す第1の関数で近似し、更に前記第9の点と前記
第10の点との間のプロファイル波形を、直線または曲
線を表す第2の関数で近似するとともに前記第11の点
と前記第12の点との間のプロファイル波形を、第2の
直線で近似する手順と、前記第1の直線と前記第1の関
数で表される直線または曲線との交点となる第13の点
を求めるとともに前記第2の関数で表される直線または
曲線と前記第2の直線との交点となる第14の点を求
め、前記第13の点と第14の点とを前記パターンのエ
ッジ位置としてこれらのエッジ間距離を求める手順と、
が記録されていることを特徴とする。
法の第1の実施の形態を図1乃至図5を参照して説明す
る。図1は第1の実施の形態のパターン寸法測定方法に
かかるパターンエッジの検出の手順を示すフローチャー
ト、図2は第1の実施の形態のパターンエッジの検出を
説明する説明図、図3は第1の実施の形態のパターン寸
法測定方法の処理手順を示すフローチャート、図4は本
発明によるパターン寸法測定方法を実行するのに用いら
れるパターン寸法測定装置の構成を示すブロック図であ
る。
ら射出された一次電子ビーム22はコンデンサレンズ2
3a,23bおよび対物レンズ25によって、スポット
サイズが5nm以下に絞られて測定資料2に垂直に入射
する。そしてこの一次電子ビーム22は偏向器24によ
って、測定資料2のパターンに直交する方向に走査され
る。測定資料2から発生した二次電子26は二次電子検
出器27によって画像信号として検出され、増幅器32
によって増幅される。増幅器32によって増幅された画
像信号は、1画素毎にA/D変換器33によってA/D
変換されて例えば256階長の画像データとなる。この
画像データは画像記憶部34に記憶されている。
タはCPU35を介してモニタ36によって図5に示す
ように表示される。測定対象のフォトレジストパターン
6を画面の中心にもってきた状態でカーソル設定部37
を操作することによりカーソル10を設定すると、この
カーソル10を中心にして画面の縦方向に幅Lの範囲で
画像信号を画像処理、すなわち幅Lの範囲の画像信号
(波形)を積算して平均化する処理が行われ、これによ
りS/N比の良いプロファイルデータ(プロファイル波
形)が作成される。
モニタ36、およびカーソル設定部37はCPU35に
よって制御される。
方法の手順を図3を参照して説明する。
の画像処理を行ってS/N比の良いプロファイルデータ
を取得する(ステップF21参照)。続いてこのプロフ
ァイルデータの最大値を255、最小値を0として規格
化し、エッジ部からの信号ピークの振幅が一定(=25
5)となるようにプロファイルを成形する(ステップF
22参照)。
手法を用いてパターンの2つのエッジ位置(画素数)を
検出し(ステップF23参照)、エッジ間の間隔(画素
数)を求める(ステップF24参照)。そして、予め求
めておいた、画素数と寸法の関係に基づいてパターン寸
法値の算出を行ない(ステップF25参照)、測定を終
了する。
のエッジ位置の検出方法について図1および図2を参照
して説明する。
フォトレジストパターン6の測長領域をカーソル10を
用いて設定する(図1のステップF1参照)。次に図2
(b)に示すように、画像処理することによって得られ
たプロファイルデータ(プロファイル波形)からその中
心位置COを検出し、この中心位置COを通る直線lに
よってプロファイルデータを左側部分Lと右側部分Rに
分ける(図1のステップF2参照)。
におけるプロファイル波形の最大階調数MAXLと最小
階調数MINLを検出するとともに、右側部分Rにおけ
るプロファイル波形の最大階調数MAXRと最小階調数
MINRを検出する(図1のステップF3,F4参
照)。
用いて、左側部分LにおけるMINLの点とMAXLの
点との間のプロファイルを100%としたときMINL
の点から50%の位置PLと、中心位置COとMAXL
の点との間のプロファイルを100%としたときCOの
点から50%の位置PL′とを求める(図1のステップ
F5参照)。同様に右側部分Rにおいても、MINRの
点とMAXRの点との間のプロファイルを100%とし
たときMINRの点から50%の位置PRと、中心位置
COとMAXRの点との間のプロファイルを100%と
したとき中心位置COから50%の位置PR′とを求め
る(図1のステップF6参照)。
おいて点PL〜点MAXL〜点PL′の範囲のプロファ
イル波形を、最小2乗法を用いて二次曲線FLで近似す
るとともに右側部分Rにおいて点PR〜点MAXR〜点
PR′の範囲のプロファイル波形を最小2乗法を用いて
二次曲線FRで近似する(図1のステップF7,F8参
照)。
おける二次曲線FLの極大値を検出するとともに右側部
分Rにおける二次曲線FRの極大値を検出する(図1の
ステップF9,F10参照)。そして各々の二次曲線F
L,FRの極大値となる位置CL,CRを求め、これら
の位置CL,CRをパターンのエッジ位置として定め、
エッジ位置CL,CRをモニタ上に表示する(図1のス
テップF11参照)。
の間の画素数Wに比例した値がフォトレジストパターン
6のパターン寸法となる(図2(c)参照)。
寸法を第1の実施の形態の寸法測定方法を用いて測定し
た場合と、真のパターン寸法値を測定した場合の測定結
果を図6に示す。横軸はパターンのピッチ寸法値(μ
m)を示し、縦軸は測定した寸法値(nm)および寸法
SEMバイアス値(nm)を示している。なお寸法SE
Mバイアス値はパターンの真の寸法値と第1の実施の形
態の測定方法を用いて上記パターン測定した場合の寸法
値との差を示している。グラフg1 が真の寸法値の計測
結果であり、グラフg2 が第1の実施の形態の測定方法
を用いて測定した場合の結果であり、g3 が寸法SEM
バイアスを示す。
測定結果と図17に示す従来の方法による測定結果とを
比較すると、従来の方法ではピッチ寸法が1μm以下の
範囲で寸法SEMバイアス値が増加しており、ピッチ寸
法によって寸法SEMバイアス値が+5〜+30nmの
範囲で変動している。
法を用いた場合はピッチ寸法によって寸法SEMバイア
ス値が変動する傾向はなく、これによりバイアス値のパ
ターンの疎密依存性はないことになる。また、寸法SE
Mバイアス値の絶対値は20nm以下に収まっている。
この寸法SEMバイアス値のバイアス値がゼロに近いほ
ど測長値は真の寸法値に近いことを意味しているので、
本実施の形態の方法は、従来の場合に比べてパターンの
寸法を精度良く測定することができる。
第2の実施の形態を図7および図8を参照して説明す
る。第1の実施の形態の方法ではピーク部分を1本の曲
線で近似しているのに対してこの第2の実施の形態の方
法はピーク部分を2本の直線で近似している点で異な
る。
にしてカーソルを用いて測長領域を設定し(図7のステ
ップF31参照)、図2(b)に示すように、画像処理
することによって得られたプロファイルデータ(プロフ
ァイル波形)からその中心位置を検出するとともに、こ
の中心位置COを通る直線によってプロファイルデータ
を左側部分Lと右側部分Rに分ける(図7のステップF
32参照)。
て左側部分Lにおけるプロファイル波形の最大階調数M
AXLと最小階調数MINLを検出するとともに、右側
部分Rにおけるプロファイル波形の最大階調数MAXR
と最小階調数MINRを検出する(図7のステップF3
3,F34参照)。
て、左側部分LにおけるMINLの点とMAXLの点と
の間のプロファイルを100%としたときMINLの点
から90%の位置P1 および40%の位置P2 を検出す
るとともに、中心位置COとMAXLの点との間のプロ
ファイルを100%としたとき、中心位置COの点から
90%の位置P1 ′および40%の位置P2 ′を検出す
る(図7のステップF35参照)。同様に右側部分にお
いても、MINRの点とMAXRの点との間を100%
としたときMINRの点から90%の位置P3 および4
0%の位置P4を求めるとともに中心位置COとMAX
Rの点との間のプロファイルを100%としたとき中心
位置COから90の位置P3 ′および40%の位置
P4 ′を検出する(図7のステップF36参照)。
て、位置P1 と位置P2 との間のプロファイルを最小2
乗法を用いて直線ALで近似するとともに、位置P1 ′
と位置P2 ′との間のプロファイルを最小2乗法を用い
て直線AL′で近似する(図7のステップF37参
照)。同様に右側部分Rにおいて、図8に示すように位
置P3 と位置P4 との間のプロファイルを最小2乗法を
用いて直線ARで近似し、位置P3 ′と位置P4 ′との
間のプロファイルを最小2乗法を用いて直線AR′で近
似する(図7のステップF38参照)。
L′の交点CLを検出するとともに、右側部分Rにおい
て直線ARと直線AR′の交点CRを検出する(図7の
ステップF39,F40参照)。そしてこれらの交点位
置CL,CRをパターンのエッジ位置として定め、この
エッジ位置をモニタ上に表示する(図7のステップF4
1参照)。エッジ位置CLとエッジ位置CRとの間の画
素数Wに比例した値がフォトレジストパターンのパター
ン寸法となる(図8参照)。
に第1の実施の形態に比べてパターンの寸法を正確に測
定することができる。なお、図19は第1および第2の
実施の形態ならびに後述の第3の実施の形態のパターン
寸法測定法を用いて異なるピッチ寸法値のパターンを測
定した場合のピッチ寸法値と寸法SEMバイアス値との
関係を示すグラフである。いずれの実施の形態を用いて
も寸法SEMバイアス値の絶対値を20nm以下とする
ことができ、従来の場合に比べて精度良く寸法測定を行
うことができる。
第3の実施の形態を図9および図10を参照して説明す
る。この第3の実施の形態のパターン寸法測定方法は、
ピーク部分を直線と曲線で近似するという点で第1の実
施の形態と異なる。
にしてカーソルを用いて測長領域を設定し(図9のステ
ップF51参照)、図2(b)に示すように画像処理す
ることによって得られたプロファイルデータ(プロファ
イル波形)からその中心位置を検出するとともに、この
中心位置COを通る直線によってプロファイルデータを
左側部分Lと右側部分Rに分ける(図9のステップF5
2参照)。
て左側部分Lにおけるプロファイル波形の最大階調数M
AXLと最小階調数MINLを検出するとともに、右側
部分Rにおけるプロファイル波形の最大階調数MAXR
と最小階調数MINRを検出する(図9のステップF5
3,F54参照)。
いて、左側部分LにおけるMINLの点とMAXLの点
との間のプロファイルを100%としたときMINLの
点から90%の位置P1 および40%の位置P2 を検出
するとともに、中心位置COとMAXLの点との間のプ
ロファイルを100%としたとき、中心位置COの点か
ら90%の位置P1 ′および20%の位置P2 ′を検出
する(図9のステップF55参照)。同様に右側部分に
おいても、MINRの点とMAXRの点との間を100
%としたときMINRの点から90%の位置P3 およひ
40%の位置P4 を求めるとともに中心位置COとMA
XRの点との間のプロファイルを100%としたとき中
心位置COから90の位置P3 ′および20%の位置P
4 ′を検出する(図9のステップF56参照)。
て、位置P1 と位置P2 との間のプロファイルを最小2
乗法を用いて、直線ALで近似するとともに、位置
P1 ′と位置P2 ′との間のプロファイルを最小2乗法
を用いて2次曲線FLで近似する(図9のステップF5
7参照)。同様に右側部分Rにおいて図10に示すよう
に位置P3 と位置P4 との間のプロファイルを最小2乗
法を用いて直線ARで近似し、位置P3 ′と位置P4 ′
との間のプロファイルを最小2乗法を用いて2次曲線F
Rで近似する(図9のステップF58参照)。
線FLの延長部の交点CLを検出するとともに、右側部
分Rにおいて直線ARと2次曲線FRの延長部の交点C
Rを検出する(図9のステップF59,F60参照)。
そしてこれらの交点位置CL,CRをパターンのエッジ
位置として定め、このエッジ位置をモニタ上に表示する
(図9のステップF61参照)。エッジ位置CLとエッ
ジ位置CRとの間の画素数Wに比例した値がフォトレジ
ストパターンのパターン寸法となる(図10参照)。
に第2の実施の形態と同様にパターンの寸法を正確に測
定することができる。
は、図2(a)に示すパターン6の幅を測定したが、パ
ターン間の寸法や、パターンのピッチ寸法を求める場合
にも本発明の方法を用いることができる。これを次に説
明する。
を参照して説明する。この測定方法は図11(a)に示
すように2つのフォトレジストパターン61 ,62 のパ
ターン間寸法を測定するものである。
領域をカーソル10を操作することにより設定する。す
ると画像処理することによって得られたプロファイルデ
ータは例えば図11(b)に波線で示すようにパターン
61 ,62 の各々に対して2つの山(ピーク)がある形
状となる。
寸法測定方法のうちの1つの測定方法を用いてパターン
61 の2つのエッジ位置のうちの、パターン62 側のエ
ッジ位置CLを求めるとともにパターン62 の2つのエ
ッジ位置のうちの、パターン61 側のエッジ位置CRを
求める。第1の実施の形態の測定方法を用いたときのプ
ロファイルデータと近似曲線を図11(b)に示し、第
2の実施の形態の測定方法を用いたときのプロファイル
データと近似直線を図11(c)に示し、第3の実施の
形態の測定方法を用いたときのプロファイルデータと近
似曲線および近似直線を図11(d)に示す。
数に比例した値がパターン間の寸法となる。
する方法を図12を参照して説明する。この測定方法
は、図12(a)に示すように2つのフォトレジストパ
ターン61 ,62 のピッチ寸法を測定するものである。
領域をカーソル10を操作することにより設定する。す
ると画像処理することによって得られたプロファイルデ
ータは例えば図12(b)に波線で示すようにパターン
61 ,62 の各々に対して2つの山がある形状となる。
寸法測定方法のうちの1つの測定方法を用いてパターン
61 の2つのエッジ位置のうちの、パターン62 側のエ
ッジ値CLを求めるとともにパターン62 の2つのエッ
ジ位置のうちの、パターン61 側と反対側のエッジ位置
CRを求める。第1の実施の形態の測定方法を用いたと
きのプロファイルデータと近似曲線を図12(b)に示
し、第2の実施の形態の測定方法を用いたときのプロフ
ァイルデータと近似直線を図12(c)に示し、第3の
実施の形態の測定方法を用いたときのプロファイルデー
タと近似曲線および近似直線を図12(d)に示す。
数に比例した値がパターンピッチ寸法となる。
ーン寸法測定方法は、特に薄膜のレジストのパターン寸
法測定に有効であるという実験結果も得られている。第
2の実施の形態の測定方法を用いてレジスト膜厚0.8
5μmのパターンと、レジスト膜厚の0.48μmのパ
ターンとを各々寸法測定したときの寸法SEMバイアス
値の疎密依存性を図13に示す。どちらの膜厚において
も、寸法SEMバイアス値はパターンの疎密に依存して
はいない。しかも膜厚の薄いパターンの方が厚い膜厚の
パターンに比べて寸法SEMバイアス値は約20%減少
している。したがって本発明による寸法測定方法は、レ
ジストの薄膜化の傾向にある今後のプロセス工程におい
て効果を発揮することが分かる。
分法と、最大値(100%)をピーク位置とするしきい
値法が知られている。これらの二種類の方法では二次電
子信号波形のピーク部分が複数に割れるなど、不安定化
した場合、その微妙な変化が測定値に反映され、測長再
現性が落ちるという欠点があった。また上記従来のしき
い値法においては、画像の分解能に限界があるため、信
号波形のスロープ部分の位置を補間により決定してい
る。しかしピーク位置は補間による位置決めができない
ため、測定値は誤差を生じ易いという問題がある。
びに従来のしきい値法の測長再現性を比較したグラフを
図14に示す。この図14は二次電子信号の近似範囲
と、このときの測長再現性を3σ値(nm)として表わ
したグラフであり、横軸に近似範囲を、縦軸に3σの値
を取っている。なおσは測定値の分散を表わしている。
横軸に示す近似範囲は、例えば第1の実施の形態の場
合、図2(b)における最小階調数MINRとMINL
の位置を0%、最大階調数MAXLとMAXRの位置を
100%としたときの20%〜60%の位置範囲を示し
ており、20%、30%、40%、50%、60%の位
置で測定した。なお、第1の実施の形態においては、図
2(c)のPL,PL′,PRおよびPR′の位置が、
第2の実施の形態においては、図8のP2,P2′,P
4およびP4′の位置が、第3の実施の形態において
は、図10に示すP2およびP2′の位置が、各々、上
述の近似範囲(%)である。
2の実施の形態のいずれの測定方法も、上述の近似範囲
において、従来のしきい値法に比べて安定した寸法値を
出力することが可能である。また第3の実施の形態の測
定方法は近似範囲を限定することで従来のしきい値法に
優る再現性を確保できる。なお図14から分かるように
測長再現性という観点から第1の実施の形態の測定方法
が最も優れている。寸法SEMバイアス値という観点で
第1乃至第3の実施の形態の測定方法は、従来の方法に
比べて優れており(図19参照)、第2及び第3の実施
の形態が第1の実施の形態に勝っている。したがって第
2の実施の形態の方法は、寸法SEMバイアス値と測長
再現性の点でバランスのとれた特に有効な測定方法であ
るといえる。
ては、プロファイルを2次曲線(放物線)で近似したが
3次以上の多項式又は双曲線等で近似しても良いことは
言うまでもない。また測定すべきパターンはレジストパ
ターンに限定されるものでもない。
示すステップF2からステップF11までの処理手順、
第2の実施の形態においては図7に示すステップF32
からステップF41までの処理手順、第3の実施の形態
においては図9に示すステップF52からステップF6
1までの処理手順は各々、プログラムとして記録媒体
(例えば、CD−ROM、光磁気ディスク、またはDV
D(Digital Versatile Disk)
等の光ディスクや、フロッピーディスク、メモリカード
等)に記録される。
図18に示すようにコンピュータ80を起動し、記録媒
体を記録装置(図18においてはFDドライブ81また
はCD−ROMドライブ82)にセットする。続いて入
力手段(例えばキーボー85)を用いて、例えば第1の
実施の形態の場合はステップF2からステップF11ま
での処理手順をプログラムとして順次入力する。すると
この入力されたプログラムはコンピュータ80のCPU
(図示せず)によって、記録媒体に書込まれる。この書
込む際には表示装置86を利用すると便利である。
処理手順を実行する場合について説明する。まず寸法測
定処理手順がプログラムとして記録された記録媒体を読
取り装置(図18ではFDドライブ81またはCD−R
OMドライブ82)にセットする。続いて上記読取り装
置に接続されたコンピュータ80のCPUによって上記
記録媒体から上記プログラムが順次、読出されてパター
ン寸法測定装置70に送られ実行される。
ーンの寸法を精度良く測定することができる。
施の形態の処理手順を示すフローチャート。
法を説明する説明図。
フローチャート。
を示すブロック図。
グラフ。
施の形態の処理手順を示すフローチャート。
法を説明する説明図。
施の形態の処理手順を示すフローチャート。
方法を説明する説明図。
用いた場合のパターン間寸法の求め方を説明する説明
図。
測定に用いる場合のピッチ寸法求め方を説明する説明
図。
に用いた場合の効果を説明するグラフ。
ラフ。
図。
する説明図。
するグラフ。
ムを記録した記録媒体が使用されるコンピュータシステ
ムの構成図。
寸法SEMバイアス値特性を示すグラフ。
Claims (9)
- 【請求項1】走査型電子顕微鏡から出力される測定すべ
きパターンの画像信号を画像処理することによって得ら
れたプロファイルデータのピーク付近のプロファイル波
形を所定の関数で近似する第1のステップと、 前記所定の関数の、前記ピーク付近における極大値およ
びこの極大値を取る点の位置を求め、この位置を前記パ
ターンのエッジ位置とする第2のステップと、 を備
え、前記所定の関数として前記ピーク波形の左右の傾斜部の
一方の傾斜部では直線を表す関数が用いられ、他方の傾
斜部では直線または曲線を表わす関数が用いられる こと
を特徴とするパターン寸法測定方法。 - 【請求項2】前記第1のステップは、前記プロファイル
の異なる2つのピークを選択し、この選択された2つの
ピークの各々に対してピーク付近のプロファイル波形を
所定の関数で近似し、 前記第2のステップは、前記2つのピークの各々に対し
て、ピーク付近における極大値およびこの極大値を取る
点の位置を求めることを特徴とする請求項1記載のパタ
ーン寸法測定方法。 - 【請求項3】走査型電子顕微鏡から出力される測定すべ
きパターンの画像信号を画像処理することによって得ら
れたプロファイル波形の中心位置を検出し、この中心位
置を通る直線によって前記プロファイル波形を左側部分
と右側部分に分けるステップと、 前記左側部分および前記右側部分の各々における最大値
となる第1および第2の点を検出するとともに、前記左
側部分の前記第1の点の左側にあるプロファイル波形の
最小値となる第3の点を検出し、更に前記右側部分の前
記第2の点の右側にあるプロファイル波形の最小値とな
る第4の点を検出するステップと、 前記左側部分において、前記第1の点と前記3の点との
間の前記プロファイル波形上の第5の点を選択するとと
もに前記第1の点と前記中心位置との間のプロファイル
波形上の第6の点を選択し、更に前記右側部分におい
て、前記第2の点と前記中心位置との間の前記プロファ
イル波形上の第7の点を選択するとともに前記第2の点
と前記第4の点との間の前記プロファイル波形上の第8
の点を選択するステップと、 前記左側部分において前記第5の点から第1の点を介し
て前記第6の点に至るまでの前記プロファイル波形を第
1の曲線で近似するとともに前記右側部分において前記
第7の点から第2の点を介して前記第8の点に至るまで
の前記プロファイル波形を第2の曲線で近似するステッ
プと、 前記第5の点と前記第6の点の間の区間における前記第
1の曲線の最大値となる第9の点を求めるとともに前記
第7の点と前記第8の点との間の区間における前記第2
の曲線の最大値となる第10の点とを求め、前記第9の
点と第10の点を前記パターンのエッジ位置としてこれ
らのエッジ間距離を求めるステップと、 を備えている
ことを特徴とするパターン寸法測定方法。 - 【請求項4】前記第5の点は、前記第3の点の位置を0
%、前記第1の点の位置を100%としたとき50%の
位置であり、前記第6の点は前記中心位置を0%、前記
第1の点の位置を100%としたとき50%の位置であ
り、前記第7の点は前記中心位置を0%、前記第2の点
の位置を100%としたとき50%の位置であり、前記
第8の点は前記第4の点の位置を0%、前記第2の点の
位置を100%としたとき50%の位置であり、前記第
1および第2の曲線は放物線であることを特徴とする請
求項3記載のパターン測定方法。 - 【請求項5】走査型電子顕微鏡から出力される測定すべ
きパターンの画像信号を画像処理することによって得ら
れたプロファイル波形の中心位置を検出し、この中心位
置を通る直線によって前記プロファイル波形を左側部分
と右側部分に分けるステップと、 前記左側部分および前記右側部分の各々における最大値
となる第1および第2の点を検出するとともに、前記左
側部分の前記第1の点の左側にあるプロファイル波形の
最小値となる第3の点を検出し、更に前記右側部分の前
記第2の点の右側にあるプロファイル波形の最小値とな
る第4の点を検出するステップと、 前記左側部分において、前記第1の点と前記第3の点と
の間の前記プロファイル波形上の第5および第6の点を
選択するとともに、前記第1の点と前記中心位置との間
のプロファイル波形上の第7および第8の点を選択し、
更に前記右側部分において、前記第2の点と前記中心位
置との間のプロファイル波形上の第9および第10の点
を選択するとともに、前記第2の点と前記第4の点との
間のプロファイル波形上の第11およひ第12の点を選
択するステップと、 前記第5の点と前記第6の点との間のプロファイル波形
を第1の直線で近似し、前記第7の点と前記第8の点と
の間のプロファイル波形を、直線または曲線を表す第1
の関数で近似し、更に前記第9の点と前記第10の点と
の間のプロファイル波形を、直線または曲線を表す第2
の関数で近似するとともに前記第11の点と前記第12
の点との間のプロファイル波形を、第2の直線で近似す
るステップと、 前記第1の直線と前記第1の関数で表される直線または
曲線との交点となる第13の点を求めるとともに前記第
2の関数で表される直線または曲線と前記第2の直線と
の交点となる第14の点を求め、前記第13の点と第1
4の点とを前記パターンのエッジ位置としてこれらのエ
ッジ間距離を求めるステップと、 を備えていることを特徴とするパターン寸法測定方法。 - 【請求項6】前記第5および第6の点は前記第3の点の
位置を0%、前記第1の点の位置を100%としたとき
各々40%および90%の位置であり、前記第7および
第8の点は前記中心位置を0%、前記第1の点の位置を
100%としたとき各々40%および90%の位置であ
り、前記第9および第10の点は前記中心位置を0%、
前記第2の点の位置を100%としたとき各々40%お
よび90%であり、前記第11および第12の点は前記
第4の点の位置を0%、前記第2の点の位置を100%
としたとき各々40%および90%であり、前記第1お
よび第2の関数は各々直線を表すことを特徴とする請求
項5記載のパターン寸法測定方法。 - 【請求項7】前記第5および第6の点は前記第3の点の
位置を0%、前記第1の点の位置を100%としたとき
各々40%および90%の位置であり、前記第7および
第8の点は前記中心位置を0%、前記第1の点の位置を
100%としたとき各々20%および90%の位置であ
り、前記第9および第10の点は前記中心位置を0%、
前記第2の点の位置を100%としたとき各々40%お
よび90%であり、前記第11および第12の点は前記
第4の点の位置を0%、前記第2の点の位置を100%
としたとき各々20%および90%であり、前記第1お
よび第2の関数は各々放物線を表すことを特徴とする請
求項5記載のパターン寸法測定方法。 - 【請求項8】走査型電子顕微鏡から出力される測定すべ
きパターンの画像信号を画像処理することによって得ら
れたプロファイル波形の中心位置を検出し、この中心位
置を通る直線によって前記プロファイル波形を左側部分
と右側部分に分ける手順と、 前記左側部分および前記右側部分の各々における最大値
となる第1および第2の点を検出するとともに、前記左
側部分の前記第1の点の左側にあるプロファイル波形の
最小値となる第3の点を検出し、更に前記右側部分の前
記第2の点の右側にあるプロファイル波形の最小値とな
る第4の点を検出する手順と、 前記左側部分において、前記第1の点と前記3の点との
間の前記プロファイル波形上の第5の点を選択するとと
もに前記第1の点と前記中心位置との間のプロファイル
波形上の第6の点を選択し、更に前記右側部分におい
て、前記第2の点と前記中心位置との間の前記プロファ
イル波形上の第7の点を選択するとともに前記第2の点
と前記第4の点との間の前記プロファイル波形上の第8
の点を選択する手順と、 前記左側部分において前記第5の点から第1の点を介し
て前記第6の点に至るまでの前記プロファイル波形を第
1の曲線で近似するとともに前記右側部分において前記
第7の点から第2の点を介して前記第8の点に至るまで
の前記プロファイル波形を第2の曲線で近似する手順
と、 前記第5の点と前記第6の点の間の区間における前記第
1の曲線の最大値となる第9の点を求めるとともに前記
第7の点と前記第8の点との間の区間における前記第2
の曲線の最大値となる第10の点とを求め、前記第9の
点と第10の点を前記パターンのエッジ位置としてこれ
らのエッジ間距離を求める手順と、 を、コンピュータに実行させるパターン寸法測定処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
体。 - 【請求項9】走査型電子顕微鏡から出力される測定すべ
きパターンの画像信号を画像処理することによって得ら
れたプロファイル波形の中心位置を検出し、この中心位
置を通る直線によって前記プロファイル波形を左側部分
と右側部分に分ける手順と、 前記左側部分および前記右側部分の各々における最大値
となる第1および第2の点を検出するとともに、前記左
側部分の前記第1の点の左側にあるプロファイル波形の
最小値となる第3の点を検出し、更に前記右側部分の前
記第2の点の右側にあるプロファイル波形の最小値とな
る第4の点を検出する手順と、 前記左側部分において、前記第1の点と前記第3の点と
の間の前記プロファイル波形上の第5および第6の点を
選択するとともに、前記第1の点と前記中心位置との間
のプロファイル波形上の第7および第8の点を選択し、
更に前記右側部分において、前記第2の点と前記中心位
置との間のプロファイル波形上の第9および第10の点
を選択するとともに、前記第2の点と前記第4の点との
間のプロファイル波形上の第11およひ第12の点を選
択する手順と、 前記第5の点と前記第6の点との間のプロファイル波形
を第1の直線で近似し、前記第7の点と前記第8の点と
の間のプロファイル波形を、直線または曲線を表す第1
の関数で近似し、更に前記第9の点と前記第10の点と
の間のプロファイル波形を、直線または曲線を表す第2
の関数で近似するとともに前記第11の点と前記第12
の点との間のプロファイル波形を、第2の直線で近似す
る手順と、 前記第1の直線と前記第1の関数で表される直線または
曲線との交点となる第13の点を求めるとともに前記第
2の関数で表される直線または曲線と前記第2の直線と
の交点となる第14の点を求め、前記第13の点と第1
4の点とを前記パターンのエッジ位置としてこれらのエ
ッジ間距離を求める手順と、 を、コンピュータに実行させるパターン寸法測定処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒
体。
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