JPH11201919A - パターン検査装置およびその方法ならびにパターン検査処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

パターン検査装置およびその方法ならびにパターン検査処理プログラムを記録した記録媒体

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JPH11201919A
JPH11201919A JP10006938A JP693898A JPH11201919A JP H11201919 A JPH11201919 A JP H11201919A JP 10006938 A JP10006938 A JP 10006938A JP 693898 A JP693898 A JP 693898A JP H11201919 A JPH11201919 A JP H11201919A
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JP10006938A
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Hiroshi Motoki
木 洋 本
Bunro Komatsu
松 文 朗 小
Takahiro Ikeda
田 隆 洋 池
Hideaki Abe
部 秀 昭 阿
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターン間の良否を正確に判定することを可
能にする。 【解決手段】 走査型電子顕微鏡からの画像信号をA/
D変換し、画像データを得る第1のステップと、測定す
べきパターンを含む基準画像に基づいて前記画像データ
から測定領域を切り出して設定する第2のステップと、
前記測定領域から連続した所定本数のラインプロファイ
ルデータからなる抽出領域を抽出する第3のステップ
と、この抽出領域の所定本数のラインプロファイルデー
タを加算平均処理する第4のステップと、加算平均処理
されたラインプロファイルデータから測定パターンのエ
ッジを検出し、エッジ間距離を求める第5のステップ
と、測定領域内において所定ライン本数分だけずらして
抽出領域を求め、第4および第5のステップを実行する
ことを、所定回数繰り返す第6のステップと、求められ
たエッジ間距離の最小値を算出し、パターン間距離とす
る第7のステップと、を備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査型電子顕微鏡を
用いてパターンの検査を行うパターン検査装置およびそ
の方法ならびにパターン検査処理プログラムを記録した
記録媒体に関するもので、特に半導体装置の製造に使用
されるものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造ラインにおいてパターン形状
を評価する方法として、電子顕微鏡によるパターンの寸
法を測定する方法が挙げられる。この方法は現在もっと
も広く用いられている方法であるが、パターンが微細化
されるに連れて単に同一箇所の寸法を測定するだけでは
その良否を判定するのには不十分になってきている。例
えばステッパーのフォーカス、露光条件が変動したとき
にはパターンの寸法だけでなくその形状も変化してしま
う。したがってパターン形状の変化を正確に捉えるため
にはパターン不良の発生し易い箇所のパターンの寸法、
すなわちパターン間の最短距離とそのときの角度を測定
する必要がある。
【0003】また基準画像を登録し、実際のSEM画像
との比較を、相関係数を求めることにより行ってパター
ン形状を評価する方法もあるが、コントラストの変動や
フォーカスの合わせ具合によって再現性が左右されやす
いという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情を考
慮してなされたものであって、パターンの良否を正確に
判定することのできるパターン検査装置およびその方法
ならびにパターン検査処理プログラムを記録した記録媒
体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるパターン検
査装置は、走査型電子顕微鏡からの画像信号をA/D変
換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段の出力で
ある画像データを記憶する画像メモリと、測定すべきパ
ターンを含む基準画像を記憶する基準画像記憶手段と、
前記基準画像に基づいて、前記画像メモリに記憶された
画像データから測定領域を切り出して設定する測定領域
設定手段と、前記測定領域を直交変換によって所定角度
ずつ回転して複数個の回転された測定領域を得る画像回
転手段と、前記測定領域および回転された前記測定領域
の各々に対して、連続した所定本数のラインプロファイ
ルデータからなる複数個の抽出領域を抽出するラインプ
ロファイルデータ抽出手段と、複数個の前記抽出領域各
々に対してラインプロファイルデータを加算平均処理す
る平均化処理手段と、加算平均処理されたラインプロフ
ァイルデータから測定すべきパターンのエッジを、複数
個の前記抽出領域各々に対して検出するエッジ検出手段
と、検出されたエッジからエッジ間距離を、複数個の前
記抽出領域各々に対して求め、同一の測定領域から抽出
され複数個の前記抽出領域から求められたエッジ間距離
の最小値を前記測定領域のパターン間距離として、前記
測定領域および複数の回転された測定領域各々に対して
求め、更にこれらの複数のパターン間距離からパターン
間の最短距離およびこの最短距離の方向を求めるパター
ン間距離演算手段と、前記パターン間距離演算手段の出
力に基づいて、測定すべきパターンの良否を判定する判
定手段と、を備えていることを特徴とする。
【0006】また本発明によるパターン検査方法は、走
査型電子顕微鏡からの画像信号をA/D変換し、画像デ
ータを得る第1のステップと、測定すべきパターンを含
む基準画像に基づいて前記画像データから測定領域を切
り出して設定する第2のステップと、前記測定領域か
ら、連続した所定本数のラインプロファイルデータから
なる抽出領域を抽出する第3のステップと、この抽出領
域の所定本数のラインプロファイルデータを加算平均処
理する第4のステップと、加算平均処理されたラインプ
ロファイルデータから測定パターンのエッジを検出し、
エッジ間距離を求める第5のステップと、測定領域内に
おいて所定ライン本数分だけずらして抽出領域を求め、
第4および第5のステップを実行することを、所定回数
繰り返す第6のステップと、求められたエッジ間距離の
最小値を算出し、パターン間距離とする第7のステップ
と、を備えていることを特徴とする。
【0007】また、前記測定領域を所定角度ずつ回転さ
せ、この回転させた測定領域各々に対して第3乃至第7
のステップを順次繰り返す第8のステップと、各回転角
毎のパターン間距離からパターン間最短距離およびこの
最短距離の方向を算出する第9のステップとを備えてい
るように構成しても良い。
【0008】また、前記電子顕微鏡の走査方向を一定量
ずつ回転させて前記第1乃至第7のステップを繰り返す
第8のステップと、各回転角毎のパターン間距離からパ
ターン間最短距離およびこの最短距離の方向を算出する
第9のステップとを備えていることように構成しても良
い。
【0009】また、前記第3のステップで求めた抽出領
域を所定角度ずつ回転させ、この回転させた抽出領域の
各々に対してラインプロファイルデータを抽出した後、
第4乃至第7のステップを繰り返す第8のステップと、
各回転角毎のパターン間距離からパターン間最短距離お
よびこの最短距離の方向を算出する第9のステップと、
を備えているように構成しても良い。
【0010】また、本発明によるパターン検査処理プロ
グラムを記録した記録媒体は、測定すべきパターンを含
む基準画像に基づいて画像データから測定領域を切り出
して設定する第1の手順と、前記測定領域から、連続し
た所定本数のプロファイルデータからなる抽出領域を抽
出する第2の手順と、この抽出したプロファイルデータ
を加算平均処理する第3の手順と、加算平均処理された
プロファイルデータから、測定パターンのエッジを検出
し、エッジ間距離を求める第4の手順と、抽出領域を測
定領域内において所定ライン本数分だけずらして第3お
よび第4の手順を実行することを所定回数繰り返す第5
の手順と、求められたエッジ間距離の最小値を算出し、
パターン間距離とする第6の手順と、前記測定領域を所
定角度ずつ回転させ、この回転させた測定領域各々に対
して第2乃至第6の手順を順次繰り返す第7の手順と、
各回転角毎のパターン間距離からパターン間最短距離お
よびこの最短距離の方向を算出する第8の手順と、を、
コンピュータに実行させるパターン検査処理プログラム
を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
乃至図6を参照して説明する。この第1の実施の形態は
パターン検査装置であって、その構成を図1に示す。
【0012】この実施の形態のパターン検査装置1は、
A/D変換器2と、画像メモリ3と、基準画像記憶手段
4と、画像回転手段6と、ラインプロファイルデータ抽
出手段7と、平均化処理手段8と、エッジ検出手段9
と、パターン間距離演算手段10と、パターン判定手段
12とを備えている。
【0013】次に本実施の形態の構成と作用を図2を参
照して説明する。まず走査型電子顕微鏡(以下、SEM
という)20の電子銃21から発射された一次電子ビー
ム22はコンデンサレンズ23a,23bによって集束
される。そしてこの集束された一次電子ビーム22は、
偏向器制御部30によって制御される偏向器24によっ
て偏向された後、対物レンズ25を介してパターンが形
成されたウェハ50に照射される。するとウエハ50か
ら二次電子ビーム26が放出され、この二次電子ビーム
26が二次電子検出器27によって検出される。そして
二次電子検出器27の出力は増幅器32によって増幅さ
れる。これによってSEM画像の取り込みが行われる
(図2のステップF1参照)。
【0014】次に、取り込まれたSEM画像はA/D変
換器2によってA/D変換された後(図2のステップF
2参照)、画像データとして画像メモリ3に格納され
る。
【0015】一方、測定すべきパターンを含む、基準と
なる基準画像を、予め基準画像記憶手段4に記憶してお
く。例えば、図3に示すようにパターン42とパターン
48との間の距離を測定する場合、パターン42とパタ
ーン48とを含む基準画像40が予め基準画像記憶手段
4に記憶される。
【0016】次に、基準画像記憶手段4に記憶された基
準画像と、画像メモリ3に取り込まれた画像とを、測定
領域設定手段5が比較し、上記基準画像と同一の画像領
域を、画像メモリ3に取り込まれた画像から切り出し、
この切り出された画像領域を測定領域として設定する
(図2のステップF3参照)。例えば図3に示すように
基準画像がパターン42とパターン44とを含む場合、
測定領域設定手段5によって設定される測定領域は図4
に示すようにパターン42とパターン44を含む領域5
0となる。
【0017】次に、図4に示すように、設定された測定
領域50の画像データから連続した所定本数、例えば3
2本のラインからなる領域48のラインプロファイルデ
ータがラインプロファイルデータ抽出手段7によって抽
出される(図2のステップF4参照)。そしてこの抽出
領域48の32本分のラインプロファイルデータが平均
化処理手段8によって加算平均処理される(図2のステ
ップF4A参照)。
【0018】次に、加算平均化処理されたラインプロフ
ァイルデータに基づいて例えば曲線近似法を用いてパタ
ーン42とパターン44の各々のエッジがエッジ検出手
段9によって検出されるとともに、これらの検出された
エッジ間の距離(ライン方向のエッジ間の画素数に比例
した値)が求められる(図2のステップF5参照)。例
えば、測定領域50の抽出領域48のライン方向のプロ
ファイルの断面が図5(a)に示すような場合を考え
る。すると平均化処理手段8によって加算平均処理され
たラインプロファイルデータを図5(b)に示すように
黒丸で示すと、これらのデータからなるプロファイル
は、例えば曲線近似法によって曲線g1 ,g2 ,g3
4 ,g5 で近似される。そしてこれらの曲線の交点
P,Q,R,Sがパターン42,44のエッジとなる。
そしてこれらのエッジ間の距離、例えばx1 またはx2
もしくは(x1 +x2 )/2がエッジ検出手段9によっ
て求められる。
【0019】次にラインプロファイル抽出手段7によっ
て図4に示す抽出領域48を所定ライン本数(例えば2
ライン)づつ上下にずらし(図2のステップF7参
照)、ずらした抽出領域の各々に対して上述のステップ
F4からステップF5の処理を繰り返す(図2のステッ
プF6参照)。この繰り返しは所定回数だけ行われる。
例えば所定回数を64とすると2ラインずつ上方にずら
すことを32回、2ラインずつ下方にずらすことを32
回行って、合計64個の抽出領域48についてステップ
F4からステップF5の処理を実行する。
【0020】次に上述のように所定回数の測定を実行し
た後、求められたエッジ間距離の最小値がパターン間距
離演算手段10によって求められ、この最小値が上述の
測定領域50に対応するパターン間距離となる(図2の
ステップF8参照)。
【0021】次に図6に示すように上記測定領域の画像
を直交変換を用いて画像回転手段6によって所定角度ず
つ回転させ(図2のステップF9,F10参照)、各回
転角度毎に上述のステップF3からステップF8を繰り
返し、各回転角毎に、各回転角の測定領域51,52,
53に対応したパターン間距離を求める。
【0022】次に各回転角毎のパターン間距離から例え
ば最小2乗法を用いてパターン間の最短距離がパターン
間演算手段によって演算される(ステップF11参
照)。例えば図7に示すように横軸に画像回転角を取
り、縦軸に各回転角におけるパターン間距離を取ると、
最小2乗法により、例えば多項式で表された近似曲線が
求められ、この近似曲線の最小値d0 と、そのときの回
転角度Q0 が得られる。この値d0 がパターン間の最短
距離となる。
【0023】次に、パターン間距離演算手段10によっ
て求められた最短距離d0 とそれに対応する角度Q0
基づいてパターン判定手段12によってパターンの良否
が判定される(図2のステップF32参照)。
【0024】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、所定本数のラインプロファイルデータを加算平均化
処理してエッジを求めているため、ノイズ等の影響を受
けにくい。そして測定領域50を所定角度づつ回転さ
せ、各回転角におけるパターン間の距離を求め、これら
パターン間の距離から最小2乗法を用いてパターン間の
最短距離を求めているのでパターン間の最短距離とこの
最短距離の方向を精度良く求めることができる。これに
より、パターンの良否を正確に検査することができる。
【0025】なお、本実施の形態においては、例えば最
小2乗法を用いて最短距離d0 とその方向Q0 を求めた
が、各回転角度に対応するパターン間距離のうちの最小
値を最短距離d0 とし、この最小値のときの回転角をQ
0 としても良い。
【0026】なお、図2に示すステップF3からステッ
プF11までの処理手順はプログラムとして記録媒体
(例えば、CD−ROM、光磁気ディスク、またはDV
D(Digital Versatile Disk)
等の光ディスクや、フロッピーディスク、メモリカード
等)に記録される。この記録は次のようにして行われ
る。まず図8に示すようにコンピュータ80を起動し、
記録媒体を記録装置(図8においてはFDドライブ81
またはCD−ROMドライブ82)にセットする。続い
て入力手段(例えばキーボード85)を用いて、ステッ
プF3からステップF11までの処理手順をプログラム
として順次入力する。するとこの入力されたプログラム
はコンピュータ80のCPU(図示せず)によって、記
録媒体に書込まれる。この書込む際には表示装置86を
利用すると便利である。
【0027】このような記録媒体に記録された検査処理
手順を実行する場合について説明する。まず検査処理手
順がプログラムとして記録された記録媒体を読取り装置
(図8ではFDドライブ81またはCD−ROMドライ
ブ82)にセットする。続いて上記読取り装置に接続さ
れたコンピュータ80のCPUによって上記記録媒体か
ら上記プログラムが順次、読出されてパターン検査装置
1に送られ実行される。
【0028】次に本発明の第2の実施の形態を図9を参
照して説明する。この第2の実施の形態はパターン検査
方法であって、検査処理手順を図9に示す。第1の実施
の形態においては、取り込んだ画像を直交変換を用いて
所定角度ずつ回転させたが、この第2の実施の形態にお
いては、SEMのビームの走査方向を所定角度ずつ回転
させて画像を取り込み、取り込んだ画像毎にパターン間
距離の測定を行うものである。
【0029】まず、SEM画像が取り込まれ(図9のス
テップF21参照)、取り込まれた画像がA/D変換さ
れた後(ステップF22参照)、画像メモリに格納され
る。続いて第1の実施の形態の場合と同様に、画像メモ
リに取り込まれた画像と基準画像とが比較されて測定領
域が設定される(図9のステップF23参照)。
【0030】次に第1の実施の形態と同様に所定本数の
ラインプロファイルデータを抽出し、加算平均化処理を
行う(図9のステップF24参照)。続いて例えば曲線
近似法を用いてエッジを検出し、エッジ間距離を求める
(図9のステップF25参照)。そしてラインプロファ
イル抽出範囲を画面縦方向に所定ライン分ずらした後、
ステップF24〜F25を実行し、エッジ間距離を求め
ることを所定回数、繰り返す(図9のステップF26,
F27参照)。そして上述のようにして求めたエッジ間
距離の最小値をパターン間距離とする。
【0031】次に電子顕微鏡の走査方向を所定量を回転
させてステップF21〜F28を実行し、パターン間距
離を求めることを所定回数、繰り返す(図9のステップ
F29,F30参照)。そして各回転角毎のパターン間
距離から例えば最小2乗法を用いてパターン間の最小距
離を算出する(図9のステップF31参照)。続いてパ
ターン間の最短距離とそのときの角度からパターンの良
否を判定する(図9のステップF32参照)。
【0032】この第2の実施の形態も第1の実施の形態
と同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0033】なお、図9に示すステップF23からステ
ップF31までの処理手順はプログラムとして記録媒体
に記憶される。
【0034】次に本発明によるパターン検査方法の第3
の実施の形態を図10,図11を参照して説明する。上
記第1の実施の形態においては、設定した測定領域を回
転させることによりパターン間の最短距離を求め、第2
の実施の形態においては、電子顕微鏡のビームの走査方
法を回転させることにより、パターン間の最短距離を求
めた。この第3の実施の形態は第1の実施の形態のステ
ップF10において、図10に示すように設定された測
定領域内の抽出領域48を一定角度ずつ回転させ、パタ
ーン間距離の測定を繰り返す構成となっている。
【0035】この第3の実施の形態においては、デジタ
ル画像特有の誤差を補正する必要がある。例えば図11
に示すように斜め方向の距離を計算するときには、X軸
方向の距離xの2乗と、Y軸方向の距離yの2乗を加算
してその平方根を距離dとする必要がある。そして各測
定方向毎のパターン間距離から、上記第1の実施の形態
と同様にパターン間の最短距離とそのときの角度を算出
し、これらの値と予め登録されていた寸法の規格値を比
較し、パターン形状の良否を判定する。
【0036】この第3の実施の形態も第1の実施の形態
と同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0037】なお、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、パターン間距離は画面の水平方向(X軸方
向)の距離として求めたので第3の実施の形態と異な
り、デジタル画像特有の誤差を補正する必要はない。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、パタ
ーン間の最短距離とこの最短距離の方向を精度良く求め
ることが可能となり、パターンの良否を正確に判定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパターン検査装置の第1の実施の
形態の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【図3】本発明にかかる基準画像を説明する模式図。
【図4】本発明にかかる測定領域を説明する模式図。
【図5】パターンのエッジの求め方を説明する説明図。
【図6】第1の実施の形態におけるパターン間距離の求
め方を説明する説明図。
【図7】パターン間の最短距離の求め方を説明するグラ
フ。
【図8】本発明によるパターン検査処理プログラムを記
録した記録媒体の書込みおよび読取りに使用されるコン
ピュータシステムの一例を示すブロック図。
【図9】本発明によるパターン検査方法の第2の実施の
形態の構成を示すフローチャート。
【図10】本発明によるパターン検査方法の第3の実施
の形態の特徴を示す模式図。
【図11】第3の実施の形態のパターン検査方法に用い
られる距離の計算を説明する説明図。
【符号の説明】
1 パターン検査装置 2 A/D変換器 3 画像メモリ 4 基準画像記憶手段 5 測定領域設定手段 6 画像回転手段 7 ラインプロファイルデータ抽出手段 8 平均化処理手段 9 エッジ検出手段 10 パターン間距離演算手段 11 パターン判定手段 20 走査型電子顕微鏡(SEM) 21 電子銃 22 一次電子ビーム 23a,23b コンデンサレンズ 24 偏向器 25 対物レンズ 26 二次電子ビーム 27 二次電子検出器 30 偏向器制御部 32 増幅器 50 ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/66 H01L 21/66 Z G06F 15/62 405B (72)発明者 阿 部 秀 昭 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査型電子顕微鏡からの画像信号をA/D
    変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段の出力である画像データを記憶する
    画像メモリと、 測定すべきパターンを含む基準画像を記憶する基準画像
    記憶手段と、 前記基準画像に基づいて、前記画像メモリに記憶された
    画像データから測定領域を切り出して設定する測定領域
    設定手段と、 前記測定領域を直交変換によって所定角度ずつ回転して
    複数個の回転された測定領域を得る画像回転手段と、 前記測定領域および回転された前記測定領域の各々に対
    して、連続した所定本数のラインプロファイルデータか
    らなる複数個の抽出領域を抽出するラインプロファイル
    データ抽出手段と、 複数個の前記抽出領域各々に対してラインプロファイル
    データを加算平均処理する平均化処理手段と、 加算平均処理されたラインプロファイルデータから測定
    すべきパターンのエッジを、複数個の前記抽出領域各々
    に対して検出するエッジ検出手段と、 検出されたエッジからエッジ間距離を、複数個の前記抽
    出領域各々に対して求め、同一の測定領域から抽出され
    複数個の前記抽出領域から求められたエッジ間距離の最
    小値を前記測定領域のパターン間距離として、前記測定
    領域および複数の回転された測定領域各々に対して求
    め、更にこれらの複数のパターン間距離からパターン間
    の最短距離およびこの最短距離の方向を求めるパターン
    間距離演算手段と、 前記パターン間距離演算手段の出力に基づいて、測定す
    べきパターンの良否を判定する判定手段と、 を備えていることを特徴とするパターン検査装置。
  2. 【請求項2】走査型電子顕微鏡からの画像信号をA/D
    変換し、画像データを得る第1のステップと、 測定すべきパターンを含む基準画像に基づいて前記画像
    データから測定領域を切り出して設定する第2のステッ
    プと、 前記測定領域から、連続した所定本数のラインプロファ
    イルデータからなる抽出領域を抽出する第3のステップ
    と、 この抽出領域の所定本数のラインプロファイルデータを
    加算平均処理する第4のステップと、 加算平均処理されたラインプロファイルデータから測定
    パターンのエッジを検出し、エッジ間距離を求める第5
    のステップと、 測定領域内において所定ライン本数分だけずらして抽出
    領域を求め、第4および第5のステップを実行すること
    を、所定回数繰り返す第6のステップと、 求められたエッジ間距離の最小値を算出し、パターン間
    距離とする第7のステップと、 を備えていることを特徴とするパターン検査方法。
  3. 【請求項3】前記測定領域を所定角度ずつ回転させ、こ
    の回転させた測定領域各々に対して第3乃至第7のステ
    ップを順次繰り返す第8のステップと、 各回転角毎のパターン間距離からパターン間最短距離お
    よびこの最短距離の方向を算出する第9のステップとを
    備えていることを特徴とする請求項2記載のパターン検
    査方法。
  4. 【請求項4】前記電子顕微鏡の走査方向を一定量ずつ回
    転させて前記第1乃至第7のステップを繰り返す第8の
    ステップと、 各回転角毎のパターン間距離からパターン間最短距離お
    よびこの最短距離の方向を算出する第9のステップとを
    備えていることを特徴とする請求項2記載のパターン検
    査方法。
  5. 【請求項5】前記第3のステップで求めた抽出領域を所
    定角度ずつ回転させ、この回転させた抽出領域の各々に
    対してラインプロファイルデータを抽出した後、第4乃
    至第7のステップを繰り返す第8のステップと、 各回転角毎のパターン間距離からパターン間最短距離お
    よびこの最短距離の方向を算出する第9のステップと、 を備えていることを特徴とする請求項2記載のパターン
    検査方法。
  6. 【請求項6】測定すべきパターンを含む基準画像に基づ
    いて画像データから測定領域を切り出して設定する第1
    の手順と、 前記測定領域から、連続した所定本数のプロファイルデ
    ータからなる抽出領域を抽出する第2の手順と、 この抽出したプロファイルデータを加算平均処理する第
    3の手順と、 加算平均処理されたプロファイルデータから、測定パタ
    ーンのエッジを検出し、エッジ間距離を求める第4の手
    順と、 抽出領域を測定領域内において所定ライン本数分だけず
    らして第3および第4の手順を実行することを所定回数
    繰り返す第5の手順と、 求められたエッジ間距離の最小値を算出し、パターン間
    距離とする第6の手順と、 前記測定領域を所定角度ずつ回転させ、この回転させた
    測定領域各々に対して第2乃至第6の手順を順次繰り返
    す第7の手順と、 各回転角毎のパターン間距離からパターン間最短距離お
    よびこの最短距離の方向を算出する第8の手順と、 を、コンピュータに実行させるパターン検査処理プログ
    ラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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