JP3512271B2 - ロール状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置 - Google Patents
ロール状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、明室装填用のロー
ル状感光材料の最外周に遮光リーダーを巻き付けるロー
ル状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置に関す
る。
ル状感光材料の最外周に遮光リーダーを巻き付けるロー
ル状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、長尺の感光フィルム等よりな
る感光材料は、暗室において、例えば図９に示すよう
に、この感光材料の幅にほぼ等しい内面間隔を有する一
対の遮光フランジ２ａ，２ａを備えた巻芯２に巻き取ら
れてロール状とされ、このロール状感光材料１が、図１
０に示すように、巻取り軸４に取り付けられた後、上記
感光材料の幅にほぼ等しい幅を有する遮光フィルムより
なる遮光リーダー３がロール状感光材料１の最外周の末
端部１ａに接合テープ５等を用いて接合され、かつ巻取
り軸４を回転させることによって、遮光リーダー３がロ
ール状感光材料１の最外周に巻き付けられて、明室装填
用のロール状感光材料が形成されるようになっている。
る感光材料は、暗室において、例えば図９に示すよう
に、この感光材料の幅にほぼ等しい内面間隔を有する一
対の遮光フランジ２ａ，２ａを備えた巻芯２に巻き取ら
れてロール状とされ、このロール状感光材料１が、図１
０に示すように、巻取り軸４に取り付けられた後、上記
感光材料の幅にほぼ等しい幅を有する遮光フィルムより
なる遮光リーダー３がロール状感光材料１の最外周の末
端部１ａに接合テープ５等を用いて接合され、かつ巻取
り軸４を回転させることによって、遮光リーダー３がロ
ール状感光材料１の最外周に巻き付けられて、明室装填
用のロール状感光材料が形成されるようになっている。
【０００３】また、例えば特開昭４７−５７９５号に開
示されているように、ウェブのサイズ切り替えを行なう
ために、ウェブの走行中に裁断刃を移動させる技術が知
られている。
示されているように、ウェブのサイズ切り替えを行なう
ために、ウェブの走行中に裁断刃を移動させる技術が知
られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、ロール状感光材料１の幅に等しい幅を有する遮光リ
ーダー３を準備して、これをロール状感光材料１の最外
周の末端部１ａに接合する場合に、ロール状感光材料１
の末端部１ａに対する遮光リーダー３の接合精度を高精
度に維持することが技術的に困難なために、ややもする
と、図１０に誇張して示すように、ロール状感光材料１
に対する遮光リーダー３の接合位置が横にずれたり、あ
るいは、図１１に誇張して示すように、曲がって接合さ
れたりすることによって、遮光リーダー３の両縁部の位
置ずれあるいは曲がりが生じ、その結果、遮光リーダー
３の遮光機能が不完全になり、遮光不良の製品を発生さ
せるという不都合があった。
に、ロール状感光材料１の幅に等しい幅を有する遮光リ
ーダー３を準備して、これをロール状感光材料１の最外
周の末端部１ａに接合する場合に、ロール状感光材料１
の末端部１ａに対する遮光リーダー３の接合精度を高精
度に維持することが技術的に困難なために、ややもする
と、図１０に誇張して示すように、ロール状感光材料１
に対する遮光リーダー３の接合位置が横にずれたり、あ
るいは、図１１に誇張して示すように、曲がって接合さ
れたりすることによって、遮光リーダー３の両縁部の位
置ずれあるいは曲がりが生じ、その結果、遮光リーダー
３の遮光機能が不完全になり、遮光不良の製品を発生さ
せるという不都合があった。
【０００５】また、幅の異なる種々のロール状感光材料
１の幅に応じて多数の遮光リーダー３を準備しなければ
ならないという問題もあった。
１の幅に応じて多数の遮光リーダー３を準備しなければ
ならないという問題もあった。
【０００６】上述の事情に鑑み、本発明は、上述の特開
昭４７−５７９５号に開示された技術を応用することに
より、遮光リーダーの遮光機能を維持するともに、１種
類の遮光フィルムを準備するだけで、幅の異なる種々の
ロール状感光材料への遮光リーダーの装着を可能にした
ロール状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置を
提供することを目的とする。
昭４７−５７９５号に開示された技術を応用することに
より、遮光リーダーの遮光機能を維持するともに、１種
類の遮光フィルムを準備するだけで、幅の異なる種々の
ロール状感光材料への遮光リーダーの装着を可能にした
ロール状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置を
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によるロール状感
光材料の遮光リーダー装着方法は、請求項１に示すとお
り、ロール状感光材料を巻取り軸に取り付け、ロール状
感光材料の最外周の末端部に、このロール状感光材料の
幅よりも広幅の遮光フィルムを接合し、一対の裁断刃
を、ロール状感光材料の最外周の末端部の両側における
ロール状感光材料の幅にほぼ等しい裁断開始位置に配置
し、巻取り軸を回転させて遮光フィルムをロール状感光
材料の外周面上に巻取りながら、上記一対の裁断刃を所
定時間上記裁断開始位置に保持して上記遮光フィルムを
裁断し、次いで上記一対の裁断刃を、上記裁断開始位置
から上記巻取り軸の軸線と平行方向外方に移動させて上
記一対の裁断刃の間隔が上記ロール状感光材料の幅より
も大きい所定の幅に達した位置で、上記一対の裁断刃を
所定時間停止させて、上記遮光フィルムをロール状感光
材料の幅よりも大きい所定の幅に裁断することを特徴と
するものである。
光材料の遮光リーダー装着方法は、請求項１に示すとお
り、ロール状感光材料を巻取り軸に取り付け、ロール状
感光材料の最外周の末端部に、このロール状感光材料の
幅よりも広幅の遮光フィルムを接合し、一対の裁断刃
を、ロール状感光材料の最外周の末端部の両側における
ロール状感光材料の幅にほぼ等しい裁断開始位置に配置
し、巻取り軸を回転させて遮光フィルムをロール状感光
材料の外周面上に巻取りながら、上記一対の裁断刃を所
定時間上記裁断開始位置に保持して上記遮光フィルムを
裁断し、次いで上記一対の裁断刃を、上記裁断開始位置
から上記巻取り軸の軸線と平行方向外方に移動させて上
記一対の裁断刃の間隔が上記ロール状感光材料の幅より
も大きい所定の幅に達した位置で、上記一対の裁断刃を
所定時間停止させて、上記遮光フィルムをロール状感光
材料の幅よりも大きい所定の幅に裁断することを特徴と
するものである。
【０００８】その場合に、請求項２に示すように、上記
一対の裁断刃の間隔が上記ロール状感光材料の幅よりも
大きい所定の幅に達した位置で、上記一対の裁断刃を所
定時間停止させた後に、該一対の裁断刃を、上記裁断開
始位置における間隔になるまで移動させるようにしても
よい。
一対の裁断刃の間隔が上記ロール状感光材料の幅よりも
大きい所定の幅に達した位置で、上記一対の裁断刃を所
定時間停止させた後に、該一対の裁断刃を、上記裁断開
始位置における間隔になるまで移動させるようにしても
よい。
【０００９】上記ロール状感光材料の幅よりも大きい遮
光フィルムの所定の幅とは、遮光リーダーがその遮光機
能を維持するために必要な幅であり、例えば、請求項３
に示すように、ロール状感光材料を、それぞれの内側の
周縁に斜面を形成した一対の遮光用フランジを備えた巻
芯に巻装した場合、遮光フィルムの上記所定の幅を、遮
光リーダーの両縁部が一対の遮光用フランジの上記斜面
上に添着され得る幅に設定すればよい。
光フィルムの所定の幅とは、遮光リーダーがその遮光機
能を維持するために必要な幅であり、例えば、請求項３
に示すように、ロール状感光材料を、それぞれの内側の
周縁に斜面を形成した一対の遮光用フランジを備えた巻
芯に巻装した場合、遮光フィルムの上記所定の幅を、遮
光リーダーの両縁部が一対の遮光用フランジの上記斜面
上に添着され得る幅に設定すればよい。
【００１０】また、請求項１または２において、遮光フ
ィルムの裁断時に上記一対の裁断刃の間隔が上記ロール
状感光材料の幅よりも大きい所定の幅に達した位置で、
上記一対の裁断刃を所定時間停止させる場合の所定時間
とは、遮光リーダーがその遮光機能を維持するために必
要な幅の部分を少なくとも遮光機能を維持するために必
要な長さだけ確保し得る時間を意味する。
ィルムの裁断時に上記一対の裁断刃の間隔が上記ロール
状感光材料の幅よりも大きい所定の幅に達した位置で、
上記一対の裁断刃を所定時間停止させる場合の所定時間
とは、遮光リーダーがその遮光機能を維持するために必
要な幅の部分を少なくとも遮光機能を維持するために必
要な長さだけ確保し得る時間を意味する。
【００１１】次に、本発明によるロール状感光材料の遮
光リーダー装着装置は、請求項４に示すとおり、ロール
状感光材料を取り付ける巻取り軸と、ロール状感光材料
の最外周の末端部に接合されたロール状感光材料の幅よ
りも広幅の遮光フィルムの両縁部を裁断する、上記巻取
り軸の軸線と平行方向に移動可能な一対の裁断刃と、該
一対の裁断刃を、上記遮光フィルムの裁断開始後の所定
時間、上記ロール状感光材料の最外周の末端部の両側に
おける該ロール状感光材料の幅にほぼ等しい裁断開始位
置に保持し、次いで上記一対の裁断刃を、上記裁断開始
位置から上記巻取り軸の軸線と平行方向外方に左右を同
期させて移動させ、上記一対の裁断刃の間隔が上記ロー
ル状感光材料の幅よりも大きい所定の幅に達した位置
で、上記一対の裁断刃を所定時間停止させる裁断刃移動
手段と、を備えてなることを特徴とするものである。そ
の場合に、請求項５に示すように、上記裁断刃移動手段
は、上記一対の裁断刃の間隔が上記ロール状感光材料の
幅よりも大きい所定の幅に達した位置で、上記一対の裁
断刃を所定時間停止させた後に、該一対の裁断刃を、上
記裁断開始位置における間隔になるまで移動させること
もできる。
光リーダー装着装置は、請求項４に示すとおり、ロール
状感光材料を取り付ける巻取り軸と、ロール状感光材料
の最外周の末端部に接合されたロール状感光材料の幅よ
りも広幅の遮光フィルムの両縁部を裁断する、上記巻取
り軸の軸線と平行方向に移動可能な一対の裁断刃と、該
一対の裁断刃を、上記遮光フィルムの裁断開始後の所定
時間、上記ロール状感光材料の最外周の末端部の両側に
おける該ロール状感光材料の幅にほぼ等しい裁断開始位
置に保持し、次いで上記一対の裁断刃を、上記裁断開始
位置から上記巻取り軸の軸線と平行方向外方に左右を同
期させて移動させ、上記一対の裁断刃の間隔が上記ロー
ル状感光材料の幅よりも大きい所定の幅に達した位置
で、上記一対の裁断刃を所定時間停止させる裁断刃移動
手段と、を備えてなることを特徴とするものである。そ
の場合に、請求項５に示すように、上記裁断刃移動手段
は、上記一対の裁断刃の間隔が上記ロール状感光材料の
幅よりも大きい所定の幅に達した位置で、上記一対の裁
断刃を所定時間停止させた後に、該一対の裁断刃を、上
記裁断開始位置における間隔になるまで移動させること
もできる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によるロール状感光材料の遮光リ
ーダー装着方法によれば、ロール状感光材料の最外周の
末端部に、このロール状感光材料の幅よりも広幅の遮光
フィルムを接合した後、遮光フィルムを巻取りながら遮
光フィルムを所定の幅に裁断しているため、たとえロー
ル状感光材料と遮光フィルムとの接合部に多少の位置ず
れあるいは曲がり等が存在する場合であっても、遮光リ
ーダーの両縁部に位置ずれあるいは曲がりを生じる原因
とはならず、さらに、遮光リーダーが、その遮光機能を
維持するために必要な、ロール状感光材料の幅よりも大
きい所定の幅の部分を備えていることにより、遮光リー
ダーのロール状感光材料の外周への巻取りに伴って、遮
光リーダーの広幅の両縁部が巻取り軸のフランジの内側
面に沿って折れ曲がり、完全な遮光機能を確保すること
ができる。
ーダー装着方法によれば、ロール状感光材料の最外周の
末端部に、このロール状感光材料の幅よりも広幅の遮光
フィルムを接合した後、遮光フィルムを巻取りながら遮
光フィルムを所定の幅に裁断しているため、たとえロー
ル状感光材料と遮光フィルムとの接合部に多少の位置ず
れあるいは曲がり等が存在する場合であっても、遮光リ
ーダーの両縁部に位置ずれあるいは曲がりを生じる原因
とはならず、さらに、遮光リーダーが、その遮光機能を
維持するために必要な、ロール状感光材料の幅よりも大
きい所定の幅の部分を備えていることにより、遮光リー
ダーのロール状感光材料の外周への巻取りに伴って、遮
光リーダーの広幅の両縁部が巻取り軸のフランジの内側
面に沿って折れ曲がり、完全な遮光機能を確保すること
ができる。
【００１３】特に、ロール状感光材料を、それぞれの内
側の周縁に斜面を形成した一対の遮光用フランジを備え
た巻芯に巻装し、かつ遮光フィルムの上記所定の幅を、
遮光リーダーの両縁部が上記一対の遮光用フランジの上
記斜面上に添着され得る幅に設定することによって、よ
り確実な遮光機能が確保される。
側の周縁に斜面を形成した一対の遮光用フランジを備え
た巻芯に巻装し、かつ遮光フィルムの上記所定の幅を、
遮光リーダーの両縁部が上記一対の遮光用フランジの上
記斜面上に添着され得る幅に設定することによって、よ
り確実な遮光機能が確保される。
【００１４】また、本発明によるロール状感光材料の遮
光リーダー装着方法によれば、幅の異なる種々のロール
状感光材料の幅に個々に対応させた遮光リーダーを準備
する必要がなくなり、１種類の幅のロール状またはシー
ト状の遮光フィルムを用いて、複数のサイズの明室装填
用ロール状感光材料へ遮光リーダーを装着することが可
能になる。
光リーダー装着方法によれば、幅の異なる種々のロール
状感光材料の幅に個々に対応させた遮光リーダーを準備
する必要がなくなり、１種類の幅のロール状またはシー
ト状の遮光フィルムを用いて、複数のサイズの明室装填
用ロール状感光材料へ遮光リーダーを装着することが可
能になる。
【００１５】したがって、包装材料の保管場所の縮小、
遮光フィルムのロットの拡大が可能になるから包装材料
費の低減が実現されると同時に、加工機への遮光フィル
ムの掛け替え作業の回数を大幅に減少させることができ
る。
遮光フィルムのロットの拡大が可能になるから包装材料
費の低減が実現されると同時に、加工機への遮光フィル
ムの掛け替え作業の回数を大幅に減少させることができ
る。
【００１６】さらに、本発明によるロール状感光材料の
遮光リーダー装着方法によれば、ロール状感光材料に対
する遮光フィルムの接合後、裁断刃を移動させながら遮
光フィルムを裁断し巻き取る方法の採用により、遮光に
最適な形状を有する遮光リーダーを連続的にかつ容易に
作成することが可能になる。
遮光リーダー装着方法によれば、ロール状感光材料に対
する遮光フィルムの接合後、裁断刃を移動させながら遮
光フィルムを裁断し巻き取る方法の採用により、遮光に
最適な形状を有する遮光リーダーを連続的にかつ容易に
作成することが可能になる。
【００１７】本発明によるロール状感光材料の遮光リー
ダー装着装置によれば、一対の裁断刃を、巻取り軸の回
転と同時に移動させる裁断刃移動手段を備えているた
め、遮光に最適な種々の形状を有する遮光リーダーを連
続的にかつ容易に作成することが可能になる。
ダー装着装置によれば、一対の裁断刃を、巻取り軸の回
転と同時に移動させる裁断刃移動手段を備えているた
め、遮光に最適な種々の形状を有する遮光リーダーを連
続的にかつ容易に作成することが可能になる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【００１９】図１は、本発明の方法によってロール状感
光材料に装着された遮光リーダーをロール状感光材料か
ら巻き戻した状態で示す斜視図、図２（ａ），（ｂ）
は、本発明の方法によって作成される遮光リーダーの形
状例を示す平面図、図３（ａ），（ｂ）は、本発明の方
法の説明に供する説明図である。
光材料に装着された遮光リーダーをロール状感光材料か
ら巻き戻した状態で示す斜視図、図２（ａ），（ｂ）
は、本発明の方法によって作成される遮光リーダーの形
状例を示す平面図、図３（ａ），（ｂ）は、本発明の方
法の説明に供する説明図である。
【００２０】図１において、長尺のフィルム状感光材料
が、一対の遮光フランジ２ａ，２ａを備えた巻芯２に巻
き取られてロール状感光材料１が形成され、このロール
状感光材料１の最外周の末端部１ａに、遮光リーダー３
の先端部３ａが接合テープ５によって接合されている
が、この遮光リーダー３は、図２（ａ）に示すように、
ロール状感光材料１の幅にほぼ等しい幅Ｗａを有する短
い先端部３ａと、この先端部３ａの両縁部から徐々に拡
幅された長さＬｂの傾斜縁部３ｂ，３ｂと、これら傾斜
縁部３ｂ，３ｂにそれぞれ連接した一定の幅Ｗｃを有す
る長さＬｃの拡幅縁部３ｃ，３ｃと、これら拡幅縁部３
ｃ，３ｃから徐々に縮幅された長さＬｄの傾斜縁部３
ｄ，３ｄと、ロール状感光材料１の幅にほぼ等しい幅Ｗ
ａを有する短い後端部３ｅとから構成されている。
が、一対の遮光フランジ２ａ，２ａを備えた巻芯２に巻
き取られてロール状感光材料１が形成され、このロール
状感光材料１の最外周の末端部１ａに、遮光リーダー３
の先端部３ａが接合テープ５によって接合されている
が、この遮光リーダー３は、図２（ａ）に示すように、
ロール状感光材料１の幅にほぼ等しい幅Ｗａを有する短
い先端部３ａと、この先端部３ａの両縁部から徐々に拡
幅された長さＬｂの傾斜縁部３ｂ，３ｂと、これら傾斜
縁部３ｂ，３ｂにそれぞれ連接した一定の幅Ｗｃを有す
る長さＬｃの拡幅縁部３ｃ，３ｃと、これら拡幅縁部３
ｃ，３ｃから徐々に縮幅された長さＬｄの傾斜縁部３
ｄ，３ｄと、ロール状感光材料１の幅にほぼ等しい幅Ｗ
ａを有する短い後端部３ｅとから構成されている。
【００２１】なお、図２（ａ）に示す遮光リーダー３
は、ロール状の遮光フィルムが後述する本発明の装置に
よって裁断されて作成されるものであるが、図２（ｂ）
に示す遮光リーダー３′はシート状の遮光フィルムが本
発明の装置によって裁断されて作成されるものであっ
て、後部の傾斜縁部３ｄ，３ｄおよび後端部３ｅを備え
ていない。
は、ロール状の遮光フィルムが後述する本発明の装置に
よって裁断されて作成されるものであるが、図２（ｂ）
に示す遮光リーダー３′はシート状の遮光フィルムが本
発明の装置によって裁断されて作成されるものであっ
て、後部の傾斜縁部３ｄ，３ｄおよび後端部３ｅを備え
ていない。
【００２２】図３（ａ）は、ロール状感光材料１を巻取
り軸４に取り付けた後、ロール状感光材料１の最外周の
末端部１ａに、このロール状感光材料１の幅よりも広幅
の遮光フィルム６を接合テープ５を用いて接合し、かつ
ロール状感光材料１の上記末端部１ａの両側に、後述の
ような一対の裁断刃７Ａ，７Ｂを、このロール状感光材
料１の幅にほぼ等しい裁断開始位置に配置した状態を示
す図である。
り軸４に取り付けた後、ロール状感光材料１の最外周の
末端部１ａに、このロール状感光材料１の幅よりも広幅
の遮光フィルム６を接合テープ５を用いて接合し、かつ
ロール状感光材料１の上記末端部１ａの両側に、後述の
ような一対の裁断刃７Ａ，７Ｂを、このロール状感光材
料１の幅にほぼ等しい裁断開始位置に配置した状態を示
す図である。
【００２３】この図３（ａ）に示す状態から、巻取り軸
４に対して遮光フィルム６を送給し、かつ巻取り軸４を
回転させて、ロール状感光材料１の外周面上への遮光フ
ィルム６の巻取りを開始するとともに、一対の裁断刃７
Ａ，７Ｂを、所定時間裁断開始位置に保持すると、遮光
フィルム６が裁断刃７Ａ，７Ｂによって幅Ｗａに裁断さ
れて、遮光リーダー３の幅Ｗａの部分３ａが形成され
る。
４に対して遮光フィルム６を送給し、かつ巻取り軸４を
回転させて、ロール状感光材料１の外周面上への遮光フ
ィルム６の巻取りを開始するとともに、一対の裁断刃７
Ａ，７Ｂを、所定時間裁断開始位置に保持すると、遮光
フィルム６が裁断刃７Ａ，７Ｂによって幅Ｗａに裁断さ
れて、遮光リーダー３の幅Ｗａの部分３ａが形成され
る。
【００２４】次に、遮光フィルム６のロール状感光材料
１の外周面上への巻取りを継続しながら、図３（ｂ）に
示すように、裁断刃７Ａ，７Ｂを裁断開始位置から巻取
り軸４の軸線ｇと平行方向外方に、すなわち、裁断刃７
Ａ，７Ｂが互いに遠ざかる方向に左右を同期させて移動
させると、遮光フィルム６が拡幅されながら裁断され
て、遮光リーダー３に傾斜縁部３ｂ，３ｂが形成され
る。
１の外周面上への巻取りを継続しながら、図３（ｂ）に
示すように、裁断刃７Ａ，７Ｂを裁断開始位置から巻取
り軸４の軸線ｇと平行方向外方に、すなわち、裁断刃７
Ａ，７Ｂが互いに遠ざかる方向に左右を同期させて移動
させると、遮光フィルム６が拡幅されながら裁断され
て、遮光リーダー３に傾斜縁部３ｂ，３ｂが形成され
る。
【００２５】裁断刃７Ａ，７Ｂの間隔が所定の幅Ｗｃ
（図２参照）に達したならば、裁断刃７Ａ，７Ｂの移動
を所定時間停止させることにより、遮光リーダー３の一
定の幅Ｗｃを有する長さＬｃの拡幅縁部３ｃ，３ｃが形
成され、続いて裁断刃７Ａ，７Ｂを互いに近付くように
移動させ、裁断開始位置における間隔になった時点で裁
断刃７Ａ，７Ｂを停止させることにより、傾斜縁部３
ｄ，３ｄと、ロール状感光材料１の幅にほぼ等しい幅Ｗ
ａを有する短い後端部３ｅとが遮光リーダー３に形成さ
れる。そして遮光フィルム６をその送給方向と直角方向
に切断することにより、ロール状感光材料１に対する遮
光リーダー３の装着が終了する。
（図２参照）に達したならば、裁断刃７Ａ，７Ｂの移動
を所定時間停止させることにより、遮光リーダー３の一
定の幅Ｗｃを有する長さＬｃの拡幅縁部３ｃ，３ｃが形
成され、続いて裁断刃７Ａ，７Ｂを互いに近付くように
移動させ、裁断開始位置における間隔になった時点で裁
断刃７Ａ，７Ｂを停止させることにより、傾斜縁部３
ｄ，３ｄと、ロール状感光材料１の幅にほぼ等しい幅Ｗ
ａを有する短い後端部３ｅとが遮光リーダー３に形成さ
れる。そして遮光フィルム６をその送給方向と直角方向
に切断することにより、ロール状感光材料１に対する遮
光リーダー３の装着が終了する。
【００２６】この場合、遮光リーダー３の拡幅縁部３
ｃ，３ｃを有する部分の幅Ｗｃは、遮光リーダー３がそ
の遮光機能を維持するために必要な幅に設定される。例
えば、ロール状感光材料１の巻芯２として、その遮光用
フランジ２ａ，２ａの内側の周縁に、図４（ａ），
（ｂ）に示すような斜面８を形成したものを使用した場
合、遮光リーダー３の拡幅縁部３ｃ，３ｃを有する部分
の幅Ｗｃを、遮光リーダー３の両縁部が遮光用フランジ
２ａ，２ａの上記斜面８上に十分に添着され得る幅に設
定すればよい。その場合、この遮光リーダー３の幅Ｗｃ
は、ロール状感光材料１の幅Ｗａが３００mm程度のと
き、ロール状感光材料１の幅Ｗａよりも５mm〜６mm程度
広幅に設定すればよい。また、遮光リーダー３の拡幅縁
部３ｃ，３ｃの長さＬｃ（図２参照）は、遮光リーダー
３の遮光機能を維持するために必要な長さが必要であ
り、ここでは、Ｌｃは７５０mm以上、傾斜縁部３ｂ，３
ｂおよび３ｄ，３ｄの長さＬｂ，Ｌｄを９０mm以上にそ
れぞれ設定してある。
ｃ，３ｃを有する部分の幅Ｗｃは、遮光リーダー３がそ
の遮光機能を維持するために必要な幅に設定される。例
えば、ロール状感光材料１の巻芯２として、その遮光用
フランジ２ａ，２ａの内側の周縁に、図４（ａ），
（ｂ）に示すような斜面８を形成したものを使用した場
合、遮光リーダー３の拡幅縁部３ｃ，３ｃを有する部分
の幅Ｗｃを、遮光リーダー３の両縁部が遮光用フランジ
２ａ，２ａの上記斜面８上に十分に添着され得る幅に設
定すればよい。その場合、この遮光リーダー３の幅Ｗｃ
は、ロール状感光材料１の幅Ｗａが３００mm程度のと
き、ロール状感光材料１の幅Ｗａよりも５mm〜６mm程度
広幅に設定すればよい。また、遮光リーダー３の拡幅縁
部３ｃ，３ｃの長さＬｃ（図２参照）は、遮光リーダー
３の遮光機能を維持するために必要な長さが必要であ
り、ここでは、Ｌｃは７５０mm以上、傾斜縁部３ｂ，３
ｂおよび３ｄ，３ｄの長さＬｂ，Ｌｄを９０mm以上にそ
れぞれ設定してある。
【００２７】図５は、本発明によるロール状感光材料の
遮光リーダー装着装置に用いられる裁断機の一部を断面
とした要部の正面図、図６は図５のVI−VI線に沿った概
略的断面図、この図７はこの裁断機のボールねじ駆動部
の平面図をそれぞれ示す。
遮光リーダー装着装置に用いられる裁断機の一部を断面
とした要部の正面図、図６は図５のVI−VI線に沿った概
略的断面図、この図７はこの裁断機のボールねじ駆動部
の平面図をそれぞれ示す。
【００２８】この裁断機１０は、図５に示すように、遮
光フィルム６の裁断刃７Ａ，７Ｂをそれぞれ取り付け
て、巻取り軸４の軸線方向（図５の左右方向）に摺動可
能なカッター部１２Ａ，１２Ｂを基台１１上に備えてい
る。
光フィルム６の裁断刃７Ａ，７Ｂをそれぞれ取り付け
て、巻取り軸４の軸線方向（図５の左右方向）に摺動可
能なカッター部１２Ａ，１２Ｂを基台１１上に備えてい
る。
【００２９】図５の右方に配置されている基準側である
一方のカッター部１２Ａは、基台１１上に固定された比
較的短い２本のレール１３Ａ，１３Ａ（図６参照）上に
摺動可能に設けられた基板１４を備えており、この基板
１４に、裁断刃７Ａの回転式上刃１５を取り付けた上刃
軸１７と、裁断刃７Ａの回転式下刃１６を取り付けた下
刃軸１８とが回転自在に軸支されている。上刃軸１７と
下刃軸１８には、互いに噛合するギヤ１９，２０がそれ
ぞれ取り付けられて、共働して遮光フィルム６を裁断す
る上刃１５と下刃１６とが互いに反対方向に回転させる
ようになっている。
一方のカッター部１２Ａは、基台１１上に固定された比
較的短い２本のレール１３Ａ，１３Ａ（図６参照）上に
摺動可能に設けられた基板１４を備えており、この基板
１４に、裁断刃７Ａの回転式上刃１５を取り付けた上刃
軸１７と、裁断刃７Ａの回転式下刃１６を取り付けた下
刃軸１８とが回転自在に軸支されている。上刃軸１７と
下刃軸１８には、互いに噛合するギヤ１９，２０がそれ
ぞれ取り付けられて、共働して遮光フィルム６を裁断す
る上刃１５と下刃１６とが互いに反対方向に回転させる
ようになっている。
【００３０】また、カッター部１２Ａを移動させる手段
として、基台１１上には、図７に示す駆動部によって回
動される基準側ボールねじ２１Ａが、カッター部１２Ａ
の移動方向と平行に設けられ、カッター部１２Ａの基板
１４上に設けられた螺合部材２２がボールねじ２１Ａに
螺合していることにより、ボールねじ２１Ａの正逆回転
に伴って、カッター部１２Ａが図５の左右方向に移動す
るように構成されている。
として、基台１１上には、図７に示す駆動部によって回
動される基準側ボールねじ２１Ａが、カッター部１２Ａ
の移動方向と平行に設けられ、カッター部１２Ａの基板
１４上に設けられた螺合部材２２がボールねじ２１Ａに
螺合していることにより、ボールねじ２１Ａの正逆回転
に伴って、カッター部１２Ａが図５の左右方向に移動す
るように構成されている。
【００３１】さらに、移動中のカッター部１２Ａの上刃
１５および下刃１６を回転駆動する手段として、ボール
スプライン軸４０がボールねじ２１Ａと平行に設けられ
ている。このボールスプライン軸４０上には、この軸４
０とともに回転しながらカッター部１２Ａの基板１４の
移動に伴ってボールスプライン軸４０に沿って摺動し得
る駆動ギヤ２３Ａが設けられている。また、基板１４に
は、駆動ギヤ２３Ａに噛合するギヤ２４を固定した軸２
５が回転自在に軸支され、この軸２５に同軸的に固定さ
れたプーリ２６と、上刃軸１７に固定されたプーリ２７
との間にタイミングベルト２８が懸装されていることに
よって、ボールスプライン軸４０の回転駆動力が上刃軸
１７に伝達されるようになっている。ボールスプライン
軸４０の一端（図５の右端）にはプーリ２９が固定され
ている。
１５および下刃１６を回転駆動する手段として、ボール
スプライン軸４０がボールねじ２１Ａと平行に設けられ
ている。このボールスプライン軸４０上には、この軸４
０とともに回転しながらカッター部１２Ａの基板１４の
移動に伴ってボールスプライン軸４０に沿って摺動し得
る駆動ギヤ２３Ａが設けられている。また、基板１４に
は、駆動ギヤ２３Ａに噛合するギヤ２４を固定した軸２
５が回転自在に軸支され、この軸２５に同軸的に固定さ
れたプーリ２６と、上刃軸１７に固定されたプーリ２７
との間にタイミングベルト２８が懸装されていることに
よって、ボールスプライン軸４０の回転駆動力が上刃軸
１７に伝達されるようになっている。ボールスプライン
軸４０の一端（図５の右端）にはプーリ２９が固定され
ている。
【００３２】一方、基台１１の下面側には、遮光フィル
ム６のフィードローラ３０が配置されており、このフィ
ードローラ３０の、図示しない駆動源によって駆動され
る回転軸３１にはプーリ３２が固定されている。また、
図６から明らかなように、裁断刃７Ａの前後にも遮光フ
ィルム６のフィードローラ３３，３４が配置され、かつ
フィードローラ３３の回転軸３５およびフィードローラ
３４の回転軸３６にそれぞれプーリ３７，３８が固定さ
れ、さらに、これらプーリ３２，３７，３８と、ボール
スプライン軸４０に固定されたプーリ２９との間にタイ
ミングベルト３９が懸装されていることによって、フィ
ードローラ３０の回転軸３１が駆動されると、遮光フィ
ルム６のフィードに同期して、裁断刃７Ａの上刃軸１７
および下刃軸１８が回転駆動されるように構成されてい
る。
ム６のフィードローラ３０が配置されており、このフィ
ードローラ３０の、図示しない駆動源によって駆動され
る回転軸３１にはプーリ３２が固定されている。また、
図６から明らかなように、裁断刃７Ａの前後にも遮光フ
ィルム６のフィードローラ３３，３４が配置され、かつ
フィードローラ３３の回転軸３５およびフィードローラ
３４の回転軸３６にそれぞれプーリ３７，３８が固定さ
れ、さらに、これらプーリ３２，３７，３８と、ボール
スプライン軸４０に固定されたプーリ２９との間にタイ
ミングベルト３９が懸装されていることによって、フィ
ードローラ３０の回転軸３１が駆動されると、遮光フィ
ルム６のフィードに同期して、裁断刃７Ａの上刃軸１７
および下刃軸１８が回転駆動されるように構成されてい
る。
【００３３】図５の左方に配置されている反基準側であ
る他方のカッター部１２Ｂも、上述した基準側のカッタ
ー部１２Ａとほぼ同様の構成を有するので、対応する部
材に基準側のカッター部１２Ａと同一の符号を付して重
複する説明は省略するが、基準側のカッター部１２Ａ
が、遮光フィルム６の裁断時における裁断幅の変化に対
応して短い距離範囲を移動すればよいのに反し、反基準
側のカッター部１２Ｂは、遮光リーダー３の多様な幅に
応じて大幅に移動させなければならないために、その基
板１４は、基台１１上に固定された比較的長い２本のレ
ール１３Ｂ，１３Ｂ上にカッター部１２Ａの基板１４と
同様に摺動可能に設けられており、かつ、図７に示すよ
うに、ボールねじ２１Ａに隣接してこれと平行に配置さ
れたボールねじ２１Ｂの正逆回転に伴って、カッター部
１２Ｂが図５の左右方向に移動するように構成されてい
る。
る他方のカッター部１２Ｂも、上述した基準側のカッタ
ー部１２Ａとほぼ同様の構成を有するので、対応する部
材に基準側のカッター部１２Ａと同一の符号を付して重
複する説明は省略するが、基準側のカッター部１２Ａ
が、遮光フィルム６の裁断時における裁断幅の変化に対
応して短い距離範囲を移動すればよいのに反し、反基準
側のカッター部１２Ｂは、遮光リーダー３の多様な幅に
応じて大幅に移動させなければならないために、その基
板１４は、基台１１上に固定された比較的長い２本のレ
ール１３Ｂ，１３Ｂ上にカッター部１２Ａの基板１４と
同様に摺動可能に設けられており、かつ、図７に示すよ
うに、ボールねじ２１Ａに隣接してこれと平行に配置さ
れたボールねじ２１Ｂの正逆回転に伴って、カッター部
１２Ｂが図５の左右方向に移動するように構成されてい
る。
【００３４】また、ボールスプライン軸４０には、この
軸４０とともに回転しながらカッター部１２Ｂの基板１
４の移動に伴ってボールスプライン軸４０に沿って摺動
し得る駆動ギヤ２３Ｂが設けられ、ボールスプライン軸
４０の回転駆動力が駆動ギヤ２３Ｂから裁断刃７Ｂの上
刃軸１７と下刃軸１８とに伝達され、かつ遮光フィルム
６のフィードに同期して、上刃軸１７および下刃軸１８
が回転駆動されるように構成されている。
軸４０とともに回転しながらカッター部１２Ｂの基板１
４の移動に伴ってボールスプライン軸４０に沿って摺動
し得る駆動ギヤ２３Ｂが設けられ、ボールスプライン軸
４０の回転駆動力が駆動ギヤ２３Ｂから裁断刃７Ｂの上
刃軸１７と下刃軸１８とに伝達され、かつ遮光フィルム
６のフィードに同期して、上刃軸１７および下刃軸１８
が回転駆動されるように構成されている。
【００３５】図７に示す裁断機１０のボールねじ駆動部
には、カッター部１２Ａ，１２Ｂを遮光フィルム６のフ
ィードに同期させて移動させるための駆動源として、コ
ントローラによって制御される減速機付きＡＣサーボモ
ータ４１が設けられ、上記減速機の回転軸にカップリン
グ４２を介して連結された軸４３上に駆動プーリ４４が
固定されている。
には、カッター部１２Ａ，１２Ｂを遮光フィルム６のフ
ィードに同期させて移動させるための駆動源として、コ
ントローラによって制御される減速機付きＡＣサーボモ
ータ４１が設けられ、上記減速機の回転軸にカップリン
グ４２を介して連結された軸４３上に駆動プーリ４４が
固定されている。
【００３６】一方、ボールねじ２１Ａ，２１Ｂの各駆動
側端部には、それぞれ電磁クラッチ４５Ａ，４５Ｂを介
して被駆動プーリ４６Ａ，４６Ｂが取り付けられてい
る。また、図７の下方に示すように、３個のプーリ４７
Ａ，４７Ｂ，４７Ｃを並設した中間軸４８が適当な位置
に回動自在に設けられており、プーリ４７Ｃと軸４３上
の駆動プーリ４４との間、プーリ４７Ａとボールねじ２
１Ａ上の被駆動プーリ４６Ａとの間、およびプーリ４７
Ｂとボールねじ２１Ｂ上の被駆動プーリ４６Ｂとの間
に、それぞれ図示しないタイミングベルトが懸装されて
いることによって、図７に破線矢示のように、モータ４
１の駆動力がプーリ４４，４７Ｃを介してプーリ４６
Ａ，４６Ｂに伝達され、さらに接続状態の電磁クラッチ
４５Ａ，４５Ｂを介してボールねじ２１Ａ，２１Ｂに伝
達されるように構成されている。
側端部には、それぞれ電磁クラッチ４５Ａ，４５Ｂを介
して被駆動プーリ４６Ａ，４６Ｂが取り付けられてい
る。また、図７の下方に示すように、３個のプーリ４７
Ａ，４７Ｂ，４７Ｃを並設した中間軸４８が適当な位置
に回動自在に設けられており、プーリ４７Ｃと軸４３上
の駆動プーリ４４との間、プーリ４７Ａとボールねじ２
１Ａ上の被駆動プーリ４６Ａとの間、およびプーリ４７
Ｂとボールねじ２１Ｂ上の被駆動プーリ４６Ｂとの間
に、それぞれ図示しないタイミングベルトが懸装されて
いることによって、図７に破線矢示のように、モータ４
１の駆動力がプーリ４４，４７Ｃを介してプーリ４６
Ａ，４６Ｂに伝達され、さらに接続状態の電磁クラッチ
４５Ａ，４５Ｂを介してボールねじ２１Ａ，２１Ｂに伝
達されるように構成されている。
【００３７】そして、反基準側のカッター部１２Ｂのみ
を移動させる場合には、基準側のボールねじ２１Ａの電
磁クラッチ４５Ａのみを非接続状態にしてモータ４１を
作動させればよい。各ボールねじ２１Ａ，２１Ｂには、
カッター部１２Ａ，１２Ｂが移動する必要のないときに
外部の外乱によって動くのを防止するために、電磁ブレ
ーキ４９Ａ，４９Ｂがそれぞれ付設されている（電磁ブ
レーキ４９Ｂは図５に示されている）。
を移動させる場合には、基準側のボールねじ２１Ａの電
磁クラッチ４５Ａのみを非接続状態にしてモータ４１を
作動させればよい。各ボールねじ２１Ａ，２１Ｂには、
カッター部１２Ａ，１２Ｂが移動する必要のないときに
外部の外乱によって動くのを防止するために、電磁ブレ
ーキ４９Ａ，４９Ｂがそれぞれ付設されている（電磁ブ
レーキ４９Ｂは図５に示されている）。
【００３８】なお、裁断刃７Ａ，７Ｂが遮光フィルム６
を裁断する際には、カッター部１２Ａ，１２Ｂを互いに
遠ざかる方向もしくは互いに近付く方向に同期して移動
させる必要があるために、例えば、ボールねじ２１Ａ，
２１Ｂが同方向に回転するように構成されている場合
は、ボールねじ２１Ａ，２１Ｂのねじの方向を互いに反
対に、すなわち一方が左ねじの場合は他方を右ねじにす
ればよい。また、ボールねじ２１Ａ，２１Ｂに同じ方向
のねじを用いる場合は、一方のボールねじの駆動力伝達
経路に反転ギヤ等を介装すればよい。
を裁断する際には、カッター部１２Ａ，１２Ｂを互いに
遠ざかる方向もしくは互いに近付く方向に同期して移動
させる必要があるために、例えば、ボールねじ２１Ａ，
２１Ｂが同方向に回転するように構成されている場合
は、ボールねじ２１Ａ，２１Ｂのねじの方向を互いに反
対に、すなわち一方が左ねじの場合は他方を右ねじにす
ればよい。また、ボールねじ２１Ａ，２１Ｂに同じ方向
のねじを用いる場合は、一方のボールねじの駆動力伝達
経路に反転ギヤ等を介装すればよい。
【００３９】図８は、この裁断機１０の制御システムを
示すブロック線図である。
示すブロック線図である。
【００４０】先ず遮光フィルム６のフィード量を表す信
号がエンコーダで符号化され、この信号がフィード開始
信号とともにカッター部１２Ａ，１２Ｂの横移動量演算
装置に入力されて、ここで演算されたカッター部１２
Ａ，１２Ｂの横移動量がサーボモータ４１のコントロー
ラに移動量の指令信号として出力され、このコントロー
ラによってサーボモータ４１が駆動される。そして、カ
ッター部１２Ａ，１２Ｂの横移動量はエンコーダで符号
化されて、サーボモータ４１のコントローラにフィード
バックされて、フィードバック制御がなされる。
号がエンコーダで符号化され、この信号がフィード開始
信号とともにカッター部１２Ａ，１２Ｂの横移動量演算
装置に入力されて、ここで演算されたカッター部１２
Ａ，１２Ｂの横移動量がサーボモータ４１のコントロー
ラに移動量の指令信号として出力され、このコントロー
ラによってサーボモータ４１が駆動される。そして、カ
ッター部１２Ａ，１２Ｂの横移動量はエンコーダで符号
化されて、サーボモータ４１のコントローラにフィード
バックされて、フィードバック制御がなされる。
【図１】本発明の方法によってロール状感光材料に装着
された遮光リーダーをロール状感光材料の外周から巻き
戻した状態で示す斜視図
された遮光リーダーをロール状感光材料の外周から巻き
戻した状態で示す斜視図
【図２】２種類の遮光リーダーの形状例を示す平面図
【図３】本発明の方法の説明に供する説明図
【図４】遮光リーダーがロール状感光材料に装着された
状態を示す断面図
状態を示す断面図
【図５】本発明によるロール状感光材料の遮光リーダー
装着装置に用いられる裁断機の一部を断面により示す要
部の正面図
装着装置に用いられる裁断機の一部を断面により示す要
部の正面図
【図６】図５のVI−VI線に沿った断面図
【図７】図５の裁断機のボールねじ駆動部を示す平面図
【図８】図５の裁断機の制御システムを示すブロック線
図
図
【図９】従来の方法によって遮光リーダーがロール状感
光材料に接合された状態を示す斜視図
光材料に接合された状態を示す斜視図
【図１０】遮光リーダーがロール状感光材料に対し横に
ずれた位置に接合された状態を誇張して示す平面図
ずれた位置に接合された状態を誇張して示す平面図
【図１１】遮光リーダーがロール状感光材料に対し斜め
に曲がって接合された状態を誇張して示す平面図
に曲がって接合された状態を誇張して示す平面図
【符号の説明】
１ ロール状感光材料
２ 巻芯
２ａ，２ｂ 巻芯の遮光用フランジ
３ 遮光リーダー
４ 巻取り軸
５ 接合テープ
６ 遮光フィルム
７Ａ，７Ｂ 裁断刃
１０ 裁断機
１１ 裁断機の基台
１２Ａ，１２Ｂ カッター部
１３Ａ，１３Ｂ レール
１４ カッター部の基板
１５ 裁断刃の上刃
１６ 裁断刃の下刃
２１Ａ，２１Ｂ ボールねじ
２３Ａ，２３Ｂ 駆動ギヤ
４０ ボールスプライン軸
４１ ＡＣサーボモータ
４５Ａ，４５Ｂ 電磁クラッチ
４９Ａ，４９Ｂ 電磁ブレーキ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 玉井 恭史
神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写
真フイルム株式会社内
(56)参考文献 特開 平７−92618（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−134193（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−172344（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G03C 3/00 585
G03C 3/00 540
G03C 3/00 555
G03C 3/02
Claims (5)
- 【請求項１】 明室装填用のロール状感光材料の最外周
に遮光リーダーを巻き付ける遮光リーダー装着方法であ
って、 上記ロール状感光材料を巻取り軸に取り付け、 上記ロール状感光材料の最外周の末端部に、該ロール状
感光材料の幅よりも広幅の遮光フィルムを接合し、 一対の裁断刃を、上記ロール状感光材料の最外周の末端
部の両側における該ロール状感光材料の幅にほぼ等しい
裁断開始位置に配置し、 上記巻取り軸を回転させて上記遮光フィルムを上記ロー
ル状感光材料の外周面上に巻取りながら、上記一対の裁
断刃を所定時間上記裁断開始位置に保持して上記遮光フ
ィルムを裁断し、次いで上記一対の裁断刃を、上記裁断
開始位置から上記巻取り軸の軸線と平行方向外方に移動
させて上記一対の裁断刃の間隔が上記ロール状感光材料
の幅よりも大きい所定の幅に達した位置で、上記一対の
裁断刃を所定時間停止させて、上記遮光フィルムを、上
記ロール状感光材料の幅よりも大きい所定の幅に裁断す
ることを特徴とするロール状感光材料の遮光リーダー装
着方法。 - 【請求項２】 上記一対の裁断刃の間隔が上記ロール状
感光材料の幅よりも大きい所定の幅に達した位置で、上
記一対の裁断刃を所定時間停止させた後に、該一対の裁
断刃を、上記裁断開始位置における間隔になるまで移動
させることを特徴とする請求項１記載のロール状感光材
料の遮光リーダー装着方法。 - 【請求項３】 上記ロール状感光材料を、それぞれの内
側の周縁に斜面を形成した一対の遮光用フランジを備え
た巻芯に巻装するとともに、上記ロール状感光材料の外
周面上に巻取られる上記遮光リーダーの上記所定の幅
を、該遮光リーダーの両縁部が上記一対の遮光用フラン
ジの上記斜面上に添着され得る幅に設定してなることを
特徴とする請求項１または２記載のロール状感光材料の
遮光リーダー装着方法。 - 【請求項４】 明室装填用のロール状感光材料の最外周
に遮光リーダーを巻き付ける遮光リーダー装着装置であ
って、 上記ロール状感光材料を取り付ける巻取り軸と、 上記ロール状感光材料の最外周の末端部に接合されたロ
ール状感光材料の幅よりも広幅の遮光フィルムの両縁部
を裁断する、上記巻取り軸の軸線と平行方向に移動可能
な一対の裁断刃と、 該一対の裁断刃を、上記遮光フィルムの裁断開始後の所
定時間、上記ロール状感光材料の最外周の末端部の両側
における該ロール状感光材料の幅にほぼ等しい裁断開始
位置に保持し、次いで上記一対の裁断刃を、上記裁断開
始位置から上記巻取り軸の軸線と平行方向外方に左右を
同期させて移動させ、上記一対の裁断刃の間隔が上記ロ
ール状感光材料の幅よりも大きい所定の幅に達した位置
で、上記一対の裁断刃を所定時間停止させる裁断刃移動
手段と、を備えてなることを特徴とするロール状感光材
料の遮光リーダー装着装置。 - 【請求項５】 上記裁断刃移動手段は、上記一対の裁断
刃の間隔が上記ロール状感光材料の幅よりも大きい所定
の幅に達した位置で、上記一対の裁断刃を所定時間停止
させた後に、該一対の裁断刃を、上記裁断開始位置にお
ける間隔になるまで移動させることを特徴とする請求項
１記載のロール状感光材料の遮光リーダー装着装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19233195A JP3512271B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | ロール状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置 |
| US08/687,946 US5855336A (en) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Method of and apparatus for attaching light-shielding leader to photosensitive material roll |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19233195A JP3512271B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | ロール状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0943781A JPH0943781A (ja) | 1997-02-14 |
| JP3512271B2 true JP3512271B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=16289513
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19233195A Expired - Fee Related JP3512271B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | ロール状感光材料の遮光リーダー装着方法および装置 |
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|---|---|
| US (1) | US5855336A (ja) |
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