JP3511002B2 - 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体の製造方法

Info

Publication number
JP3511002B2
JP3511002B2 JP2000253991A JP2000253991A JP3511002B2 JP 3511002 B2 JP3511002 B2 JP 3511002B2 JP 2000253991 A JP2000253991 A JP 2000253991A JP 2000253991 A JP2000253991 A JP 2000253991A JP 3511002 B2 JP3511002 B2 JP 3511002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
recording medium
information recording
glass
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000253991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002074651A (ja
Inventor
伸二 江田
潤 小澤
尚宏 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2000253991A priority Critical patent/JP3511002B2/ja
Publication of JP2002074651A publication Critical patent/JP2002074651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3511002B2 publication Critical patent/JP3511002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C21/00Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface
    • C03C21/001Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions
    • C03C21/002Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface in liquid phase, e.g. molten salts, solutions to perform ion-exchange between alkali ions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理機器の記録
媒体として使用される情報記録媒体に用いられる情報記
録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体用ガラ
ス基板並びに情報記録媒体の製造方法及び情報記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理機器の記録媒体として使用され
る情報記録媒体の一つとして磁気ディスクがある。磁気
ディスクは、基板上に磁性層等の薄膜を形成して構成さ
れたものであり、その基板としてはアルミやガラス基板
が用いられてきた。最近では、高記録密度化の追求に呼
応して、アルミと較べて磁気ヘッドと磁気記録媒体との
間隔をより狭くすることが可能なガラス基板の占める比
率が次第に高くなってきている。
【0003】このように増加の傾向にあるガラス基板
は、磁気ディスクドライバーに装着された際の衝撃に耐
えるように一般的に強度を増すために化学強化されて製
造されている。又、ガラス基板表面は磁気ヘッドの浮上
高さを極力下げることができるように、高精度に研磨し
て高記録密度化を実現している。他方、ガラス基板だけ
ではなく、磁気ヘッドも薄膜ヘッドから磁気抵抗(MR
ヘッド)に推移し、高記録密度化に対応できるようにな
ってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように高記録
密度化にとって必要な低フライングハイト化のために磁
気ディスク表面の高い平坦性は必要不可欠である。加え
て、MRヘッドを用いた場合,TA(サーマル・アスペ
リティー)の問題からも磁気記録媒体の表面には高い平
坦性が必要となる。このサーマル・アスペリティーは、
磁気ディスクの表面上に突起があると、この突起にMR
ヘッドが影響をうけてMRヘッドに熱が発生し、この熱
によってヘッドの抵抗値が変動し電磁変換に誤動作を引
き起こす現象である。
【0005】このように、低フライングハイト化にとっ
ても、サーマル・アスペリティーの発生防止のためにも
磁気ディスク表面の高い平坦性の要請は日増に高まって
きている。このような、磁気ディスク表面の高い平坦性
を得るためには結局高い平坦性の基板表面が求められる
ことになるが、もはや、高精度に基板表面を研磨するだ
けでは、磁気ディスクの高記録密度化を実現できない段
階まで来ている。つまり、いくら、高精度に研磨しても
基板上に異物が付着していては高い平坦性は得られな
い。勿論、従来から異物の除去はなされていたが、従来
では許容されていた基板上の異物が、今日の高密度化の
レベルでは問題視される状況にある。
【0006】この種の異物としては、例えば、通常の洗
浄では除去できない極めて微小な鉄粉、ステンレス片、
ガラスチップ等が挙げられる。これらの鉄粉等のパーテ
ィクルがガラス基板上に付着した状態で磁性膜等の薄膜
を積層すると、磁気ディスク表面に突部が形成され、低
フライング・ハイト化や、サーマル・アスペリティーの
防止の阻害要因になる。このような問題を解決するため
に、化学強化処理液に存在する微小なパーティクルを、
循環する化学強化処理液を濾過するフィルターや磁石に
よって捕捉する化学強化処理方法が提案されている(特
開平10−194786)。しかし、フィルターのメッ
シュを通過するパーティクルは捕捉できずにガラス基板
に付着したり、磁石によって捕捉することができないパ
ーティクルについてもガラス基板に付着することがあ
り、低フライング・ハイトや、サーマル・アスペリティ
ーの防止の阻害要因であった。
【0007】本発明は、上述の背景の元でなされたもの
であり、化学強化工程において、微小な鉄粉等がパーテ
ィクルのガラス基板に付着することを、より簡便な方法
で確実に防止する情報記録媒体用ガラス基板の製造方法
及び情報記録媒体用ガラス基板並びに情報記録媒体の製
造方法及び情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、第1の手段は、精密研磨したガラス基
板を化学強化処理液に接触させることにより、ガラス基
板の中に含まれる一部のイオンを、そのイオンより大き
なイオン径の処理液中のイオンに置換することによりガ
ラス基板を強化する化学強化工程を含む情報記録媒体用
ガラス基板の製造方法において、前記化学強化工程を行
う前に、化学強化処理液中に存在する微小なパーティク
ルを捕捉するためのダミーガラス部材を投入することを
特徴とする情報記録媒体用ガラス基板の製造方法であ
る。第2の手段は、前記パーティクルは、金属を含むも
のであることを特徴とする第1の手段にかかる情報記録
媒体用ガラス基板の製造方法である。第3の手段は、前
記ダミーガラス部材の投入は、化学強化工程を経た後の
化学強化ガラス基板表面に存在する金属を含む凸部の大
きさが、設計基準値以下となるまで行うことを特徴とす
る第1または第2の手段にかかる情報記録媒体用ガラス
基板の製造方法である。第4の手段は、前記ダミーガラ
ス部材の投入は、複数回行うことを特徴とする第3の手
段にかかる情報記録媒体用ガラス基板の製造方法であ
る。第5の手段は、前記ダミーガラス部材は、シート状
のガラス基板、円形のガラス基板、円盤状のガラス基板
の何れかであることを特徴とする第1乃至第4のいずれ
かの手段にかかる情報記録媒体用ガラス基板の製造方法
である。第6の手段は、情報記録媒体用ガラス基板が磁
気ディスク用ガラス基板であることを特徴とする第1乃
至5のいずれかの手段にかかる情報記録媒体用ガラス基
板の製造方法である。第7の手段は、磁気ディスク用ガ
ラスが、磁気抵抗型ヘッドに使用される磁気ディスク用
ガラス基板であることを特徴とする第6の手段にかかる
情報記録媒体用ガラス基板の製造方法である。第8の手
段は、第1乃至第7のいずれかの手段の製造方法で製造
されたことを特徴とする情報記録媒体用ガラス基板であ
る。第9の手段は、第1乃至第7の何れかの手段にかか
る情報記録媒体用ガラス基板の製造方法によって得られ
たガラス基板上に少なくとも記録層を形成することを特
徴とする情報記録媒体の製造方法である。第10手段
は、記録層が磁性層であることを特徴とする第8の手段
にかかる情報記録媒体の製造方法である。第11の手段
は、第9又は第10の手段にかかる情報記録媒体の製造
方法によって製造されたことを特徴とする情報記録媒体
である。
【0009】上述の手段において、化学強化方法として
は、ガラス転移温度を超えない領域でイオン交換を行う
低温型化学強化が好ましい。化学強化処理溶液として用
いるアルカリ溶融塩としては、硝酸カリウム、硝酸ナト
リウム、あるいはそれらを混合した硝酸塩、Na2SO
4、K2SO4、NaBr、KBrなどが使用できる。
又、ガラス基板としてはアルミノシリケートガラス、ソ
ーダライムガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラスが使用
できる。
【0010】パーティクルとしては、Fe、Na、M
g、Si、Cr、Ni、K、Al、Kr等の金属、鉄
粉、ステンレス等の金属片や金属酸化物、ガラスチップ
がある。詳細なメカニズムはわからないが、ダミーガラ
ス部材を投入することによって、化学強化処理液中に存
在する微小なパーティクルがダミーガラスに吸着し、捕
捉することができる。投入する部材の材料をガラスとし
ているので、特に化学強化の際にガラスに悪影響を及ぼ
すパーティクルを効果的に取り除くことができるものと
考えられる。但し、ガラス部材は、化学強化処理液の高
熱に耐え得る耐熱性のあるガラスが好ましい。好ましく
は、実際化学強化するガラスの硝種を同じものが望まし
い。
【0011】ダミーガラス部材の投入は、化学強化工程
によって得られる化学強化ガラス基板に、ガラス基板に
金属を含む凸部がある設計基準値以下となる程度まで行
うことが好ましい。ここで設計基準値以下とは、凸部が
ヘッドクラッシュや、サーマルアスペリティーを起こさ
ない程度の高さとなる値や、ヘッドクラッシュや、サー
マルアスペリティーを引き起こす不良品がある一定の確
率となる値などをいう。
【0012】また、ダミーガラス部材の投入は、1回で
も、複数回行ってもよい。複数回行うことで、化学強化
処理液中に存在するパーティクルを確実に行うことがで
きるので好ましい。また、ダミーガラス部材の投入時期
は、生産量に応じて数バッチ毎に定期的に行っても良い
し、製造する毎に行ってもよい。
【0013】また、ダミーガラス部材の投入時の時間
や、化学強化処理液の温度は特に制限はない。例えば、
投入の時間は、数十分から数十時間、温度は、300〜
450℃の範囲内で適宜選択することができる。
【0014】ダミーガラス部材は、微小なパーティクル
を効果的に捕捉することができるように表面積が大きい
ものが望ましい。具体的な形状としては、例えばシート
状のガラス基板、円形のガラス基板、円板状のガラス基
板が挙げられる。化学強化を行う際のガラス基板を保持
する保持部材(基板カセット)を使うためには、円形の
ガラス基板、円板状のガラス基板が好ましい。
【0015】情報記録媒体用ガラス基板には、磁気記録
媒体用ガラス基板、光記録媒体用ガラス基板、光磁気記
録媒体用ガラス基板等がある。特に磁気抵抗型ヘッド用
磁気ディスク及びその基板の製造方法に顕著な効果を奏
する。
【0016】本発明の磁気記録媒体は、上記本発明の磁
気記録媒体用ガラス基板上に、少なくとも磁性層を形成
したものである。本発明では、サーマル・アスペリティ
ーあるいはヘッドクラッシュの原因となるパーティクル
が付着することがないので、ガラス基板上に磁性層等を
形成して磁気記録媒体を製造する際にガラス基板の主表
面にサーマル・アスペリティーの原因となるパーティク
ルによって形成される凸部が発生せず、より高いレベル
でヘッドクラッシュを防止できる。特に、磁気抵抗型ヘ
ッドによって再生を行う磁気記録媒体にとって、磁気抵
抗型ヘッドの機能を十分に引き出すことができる。ま
た、磁気抵抗型ヘッドに好適に使用することができるC
oPt系等の磁気記録媒体としてもその性能を十分に引
き出すことができる。
【0017】同様に、磁気記録媒体の記録・再生面にお
いてもサーマル・アスペリティーの原因となるパーティ
クルによって形成される凸部が発生せず、より高いレベ
ルでヘッドクラッシュを防止できる。また、サーマル・
アスペリティーの原因となるパーティクルによって、磁
性層等の膜に欠陥が発生しエラーの原因となるというこ
ともない。
【0018】磁気記録媒体は、通常、所定の平坦度、表
面粗さを有し、必要に応じ表面の化学強化処理を施した
磁気ディスク用ガラス基板上に、下地層、磁性層、保護
層、潤滑層を順次積層して製造する。
【0019】本発明の磁気記録媒体における下地層は、
磁性層に応じて選択される。下地層としては、例えば、
Cr、Mo、Ta、Ti、W、V、B、Ni、Alなど
の非磁性金属から選ばれる少なくとも一種以上の材料か
らなる下地層等が挙げられる。Coを主成分とする磁性
層の場合には、磁気特性向上等の観点からCr単体やC
r合金であることが好ましい。また、下地層は単層とは
限らず、同一又は異種の層を積層した複数層構造とする
こともできる。例えば、Cr/Cr、Cr/CrMo、
Cr/CrV、CrV/CrV、Al/Cr/CrM
o、Al/Cr/Cr、Al/Cr/CrV、Al/C
rV/CrV等の多層下地層等が挙げられる。
【0020】本発明の磁気記録媒体における磁性層の材
料は特に制限されない。磁性層としては、例えば、Co
を主成分とするCoPt、CoCr、CoNi、CoN
iCr、CoCrTa、CoPtCr、CoNiPt
や、CoNiCrPt、CoNiCrTa、CoCrT
aPt、CoCrPtB、CoCrPtSiOなどの磁
性薄膜が挙げられる。磁性層は、磁性膜を非磁性膜(例
えば、Cr、CrMo、CrVなど)で分割してノイズ
の低減を図った多層構成(例えば、CoPtCr/Cr
Mo/CoPtCr、CoCrTaPt/CrMo/C
oCrTaPtなど)としてもよい。
【0021】磁気抵抗型ヘッド(MRヘッド)又は巨大
磁気抵抗型ヘッド(GMRヘッド)対応の磁性層として
は、Co系合金に、Y、Si、希土類元素、Hf、G
e、Sn、Znから選択される不純物元素、又はこれら
の不純物元素の酸化物を含有させたものなども含まれ
る。
【0022】また、磁性層としては、上記の他、フェラ
イト系、鉄−希土類系や、SiO2、BNなどからなる
非磁性膜中にFe、Co、FeCo、CoNiPt等の
磁性粒子が分散された構造のグラニュラーなどであって
もよい。また、磁性層は、内面型、垂直型のいずれの記
録形式であってもよい。
【0023】本発明の磁気記録媒体における保護層は特
に制限されない。保護層としては、例えば、Cr膜、C
r合金膜、カーボン膜、ジルコニア膜、シリカ膜等が挙
げられる。これらの保護膜は、下地層、磁性層等ととも
にインライン型スパッタ装置で連続して形成できる。ま
た、これらの保護膜は、単層としてもよく、あるいは、
同一又は異種の膜からなる多層構成としてもよい。
【0024】本発明では、上記保護層上に、あるいは上
記保護層に替えて、他の保護層を形成してもよい。例え
ば、上記保護層に替えて、Cr膜の上にテトラアルコキ
シランをアルコール系の溶媒で希釈した中に、コロイダ
ルシリカ微粒子を分散して塗布し、さらに焼成して酸化
ケイ素(SiO2)膜を形成してもよい。
【0025】本発明の磁気記録媒体における潤滑層は特
に制限されない。潤滑層は、例えば、液体潤滑剤である
パーフロロポリエーテル(PFPE)をフレオン系など
の溶媒で希釈し、媒体表面にディッピング法、スピンコ
ート法、スプレイ法によって塗布し、必要に応じ加熱処
理を行って形成する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明をさ
らに具体的に説明する。この実施例にかかる情報記録媒
体用ガラス基板の製造法及び情報記録媒体の製造方法
は、(1)粗ラッピング・形状加工工程、(2)端面加
工工程、(3)精ラッピング工程、(4)第一研磨工
程、(5)第二研磨工程、(6)ダミーガラス投入工
程、(7)化学強化工程、(8)洗浄工程、(9)磁気
ディスク製造工程、からなる。以下、これらの工程を詳
細に説明する。
【0027】(1)粗ラッピング工程・形状加工工程 まず、溶融ガラスを、上型、下型、胴型を用いたダイレ
クトプレスして、直径96mmφ、厚さ1.5mmの円
盤状のアルミノシリケイトガラスからなるガラス基板を
得た。この場合、ダイレクトプレス法の代わりに、ダウ
ンドロー法やフロート法で形成したシートガラスから研
削砥石で切り出して円盤状のガラス基板を得ても良い。
【0028】なお、アルミノシリケイトガラスとして
は、モル%表示で、SiO2を57〜74%、ZrO2
0〜2.8%、Al23を3〜15%、LiO2を7〜
16%、Na2Oを4〜14%、を主成分として含有す
る化学強化用ガラス(例えば、モル%表示で、Si
2:67.0%、ZrO2:1.0%、Al23:9.
0%、LiO2:12.0%、Na2O:10.0%を主
成分として含有する化学強化用ガラス)を使用した。
【0029】次いで、ガラス基板にラッピング工程を施
した。このラッピング工程は、寸法精度及び形状精度の
向上を目的としている。ラッピング工程は、両面ラッピ
ング装置を用いて行い、砥粒の粒度を#400で行っ
た。詳しくは、はじめに粒度#400のアルミナ砥粒を
用い、サンギアとインターナルギアを回転させることに
よって、キャリア内に収納したガラス基板の両面を面精
度0〜1μm、表面粗さ(Rmax)6μm(JIS
B 0601で測定)程度にラッピングした。
【0030】次に、円筒状の砥石を用いてガラス基板の
中央部分に孔を開けるとともに、外周端面も研削して直
径を95mmφとした後、外周端面及び内周面に所定の
面取り加工を施した。このときのガラス基板端面の表面
粗さは、Rmaxで4μm程度であった。
【0031】(2)端面鏡面加工工程 次いで、ブラシ研磨により、ガラス基板を回転させなが
らガラス基板の端面の表面粗さを、Rmaxで1μm、
Raで0.3μm程度に研磨した。上記端面鏡面加工を
終えたガラス基板の表面を水洗浄した。
【0032】(3)精ラッピング工程 次に、砥粒の粒度を#1000に変え、ガラス基板の表
面をラッピングすることにより、表面粗さをRmaxで
2μm程度、Raで0.2μm程度とした。上記ラッピ
ング工程を終えたガラス基板を、中性洗剤、水の各洗浄
槽(超音波印加)に順次浸漬して、洗浄した。
【0033】(4)第一研磨工程 次に、第一研磨工程を施した。この第一研磨工程は、上
述した砂掛け工程で残留したキズや歪みの除去を目的と
するもので、研磨装置を用いて行った。詳しくは、ポリ
シャ(研磨粉)として硬質ポリシャ(セリウムパッドM
HC15:ローデルニッタ製)を用い、以下の研磨条件
で第一研磨工程を実施した。 研磨液:酸化セリウム+水 荷重:140g/cm2 研磨時間:15分 除去量:30μm
【0034】上記第一研磨工程を終えたガラス基板を、
中性洗剤、純水、純水、IPA(イソプロピルアルコー
ル)、IPA(蒸気乾燥)の各洗浄槽(超音波印加)に
順次浸漬して、洗浄した。
【0035】(5)第二研磨工程 次に、第一研磨工程で使用した研磨装置を用い、ポリシ
ャを硬質ポリシャから軟質ポリシャ(ポリテックス:ス
ピードファム社製)に替えて、第二研磨工程を実施し
た。研磨条件は、荷重を100g/cm2、研磨時間を
5分、除去量を5μmとしたこと以外は、第一研磨工程
と同様とした。
【0036】上記第二研磨工程を終えたガラス基板を、
熱硫酸、中性洗剤、中性洗剤、純水、純水、IPA(イ
ソプロピルアルコール)、IPA(蒸気乾燥)の各洗浄
槽に順次浸漬して、洗浄した。なお、各洗浄槽には超音
波を印加した。
【0037】(6)化学強化処理液にダミーガラス部材
の投入 耐食性を有するステンレス合金からなる複数の基板カセ
ットに円板状のガラス基板を10000枚セットした
後、化学強化装置に硝酸カリウム(60%)と硝酸ナト
リウム(40%)を投入し、380〜400℃で12時
間加熱させた化学強化処理液に、1時間浸漬する。
【0038】ダミーガラス部材を化学強化処理液から引
き上げたダミーガラス部材の表面を電子顕微鏡で観察し
たところ、ダミーガラス部材の表面の一面に凸部が点在
していることが確認された。また、ダミーガラス部材の
表面に付着した凸部を分析したところ、Fe、Cr等の
金属を含むものであった。ダミーガラス部材を新たなも
のに変え、同様に化学強化処理液に浸漬し、引き上げる
工程を、7回繰り返した(延べ70000枚の投入)。
ダミーガラス部材の投入を繰り返す毎にダミーガラス部
材の表面を観察したが、回数を重ねるに従って、付着す
る凸部が減少していることが確認された。
【0039】(7)化学強化工程 次に、上記研削、研磨、洗浄工程を終えたガラス基板に
以下のように化学強化を施した。上述の硝酸カリウム
(60%)と硝酸ナトリウム(40%)を混合した化学
強化溶液を化学強化処理装置で400℃に加熱し、30
0℃に予熱された洗浄済みのガラス基板を約3時間浸漬
した。この浸漬の際に、ガラス基板の表面全体が化学強
化されるようにするため、複数のガラス基板が端面で保
持されるようにホルダーに収納した状態で行った。
【0040】このように、化学強化溶液に浸漬処理する
ことによって、ガラス基板表層のリチウムイオン、ナト
リウムイオンは、化学強化溶液中のナトリウムイオン、
カリウムイオンにそれぞれ置換されガラス基板は強化さ
れる。化学強化の結果、ガラス基板の表層に形成された
圧縮応力層の厚さは、約100〜200μmであった。
【0041】(8)洗浄工程 上記化学強化を終えたガラス基板を、20℃の水槽に浸
漬して急冷し約10分間維持した。上記急冷を終えたガ
ラス基板を、約40℃に加熱した硫酸に浸漬し、超音波
をかけながら洗浄を行った。さらに、中性洗剤、純水、
純水、IPA(イソプロピルアルコール)、IPA(蒸
気乾燥)の各洗浄槽(超音波印加)に順次浸漬して、洗
浄した。上記の工程を経て得られたガラス基板の表面粗
さRaは0.5〜1nmであった。さらに、ガラス表面
を精密検査したところサーマル・アスペリティーの原因
となるパーティクルは認められなかった。特に、3〜5
ミクロン以上の鉄粉は全く認められなかった。
【0042】(9)磁気ディスク製造工程 上述した工程を経て得られた磁気ディスク用ガラス基板
の両面に、インライン式のスパッタリング装置を用い
て、NiAlシード層、Cr下地層、CrV下地層、C
oPtCrB磁性層、C保護層を順次成膜し、ディップ
法によりパーフルオロポリエーテル潤滑層を成膜して磁
気ディスクを得た。
【0043】得られた磁気ディスク(1000枚)につ
いてグライドテストを実施したところ、ヒット(ヘッド
が磁気ディスク表面の突起にかすること)やクラッシュ
(ヘッドが磁気ディスク表面の突起に衝突すること)は
認められなかった。また、サーマル・アスぺリティーの
原因となるパーティクルによって、磁性層等の膜に欠陥
が発生していないことも確認できた。
【0044】(比較例)上述の実施例において、ダミー
ガラス部材を投入しないでガラス基板を化学強化した以
外は実施例1と同様にして磁気ディスク用ガラス基板、
および磁気ディスクを作製した。得られた磁気ディスク
(1000枚)についてグライドテスト、磁気抵抗型ヘ
ッドで再生試験を実施したところ、450枚がグライド
不良、再生の誤動作が確認された。
【0045】次に、上述の実施例において、ダミーガラ
ス部材の投入枚数を、11800、23600、354
00、47200、59000、70800、8260
0、94400にして、それぞれの場合の金属パーティ
クルが付着したガラス基板の発見率を調べた。図1はダ
ミーガラス部材の投入枚数と金属パーティクル発見率と
の関係を示すグラフである。金属パーティクル発見率
は、ガラス基板の表面を目視観察し、ガラス基板表面に
1つでも金属パーティクルが発見された場合1つとして
数え、[金属パーティクルが発見された基板の枚数]/
[ダミープレート積算枚数]で計算した値である。
【0046】なお、これらの金属パーティクルが発見さ
れたガラス基板を使って磁気ディスクを作製した場合、
金属パーティクルの箇所でヒットやクラッシュ、又は、
サーマルアスペリティーによる再生の誤動作が発生す
る。図1のように、ダミーガラス部材の投入枚数が増え
るにしたがって、金属パーティクル発見率が減少し、7
0000枚を超えると、ほぼ0%になることがわかっ
た。70000枚を超えるとダミーガラス部材をいくら
投入しても金属パーティクル発見率は横ばいとなった。
このように予めダミーガラス部材の投入枚数と金属パー
ティクル発見率との関係を把握することによって、金属
パーティクルによるグライド試験において、ヘッドのヒ
ットやクラッシュ、サーマルアスペリティーの発生率を
予測することができ、製造歩留まりを向上維持させるこ
とができる。
【0047】また、上述の実施例において、円板状のガ
ラス基板のダミーガラス部材の代わりに、化学強化処理
装置の深さに相当するシート状のガラス基板を複数枚投
入するようにし(変形例1)、あるいは、アルミノシリ
ケートガラスの代わりにソーダライムガラスにした(変
形例2)以外は上記実施例と同様にして磁気ディスク用
ガラス基板及び磁気ディスクを作製した。その結果、い
ずれの場合も上述の実施例とほぼ同様の結果の得られる
ことが確認された。
【0048】以上好ましい実施例を挙げて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、ダミーガラス部材の投入枚数は、化
学強化処理装置の容量によって変化することは勿論であ
る。
【0049】また、化学強化処理液中のパーティクルを
捕捉する手段を化学強化処理装置に設けても良い。例え
ば、マイクローシーブ(エッチングで孔を空けた金網)
のフィルターや、磁石を使用することができる。フィル
ターを使用する場合は、化学強化処理装置内の処理えき
はポンプによって循環させ、その循環経路の途中に1ミ
クロン程度のメッシュのステンレス網によって濾過して
さらに清浄な化学強化処理としても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、化学強化
工程を行う前に、化学強化処理液中に存在する微小なパ
ーティクルを捕捉するためのダミーガラス部材を投入す
ることを特徴とするもので、これにより、化学強化中に
ガラス基板に鉄粉等の金属片又は金属酸化物片が付着す
ることを極めて効果的に防止することを可能にし、その
結果、ヘッドクラッシュや、サーマル・アスペリティー
の原因となるパーティクルの発生の防止、サーマル・ア
スペリティーによる再生機能の低下防止、サーマル・ア
スペリティーの原因となるパーティクルに起因する不良
の回避を可能にしてより高品質の磁気記録媒体が高歩留
まりで得ることを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ダミーガラス部材の投入枚数と金属パーティ
クル発見率との関係を示すグラフである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−194786(JP,A) 特開2000−203888(JP,A) 特開 平10−198954(JP,A) 特開 平11−25454(JP,A) 特開 平10−194785(JP,A) 特開 平10−228643(JP,A) 特開 平4−162627(JP,A) 特開 平8−64572(JP,A) 特開 平8−129744(JP,A) 特開 平1−320623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/62 - 5/858 C03C 21/00 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精密研磨したガラス基板を化学強化処理
    液に接触させることにより、ガラス基板の中に含まれる
    一部のイオンを、そのイオンより大きなイオン径の処理
    液中のイオンに置換することによりガラス基板を強化す
    る化学強化工程を含む情報記録媒体用ガラス基板の製造
    方法において、 前記化学強化工程を行う前に、化学強化処理液中に存在
    する微小なパーティクルを捕捉するためのダミーガラス
    部材を投入することを特徴とする情報記録媒体用ガラス
    基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記パーティクルは、金属を含むもので
    あることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体用ガ
    ラス基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ダミーガラス部材の投入は、化学強
    化工程を経た後の化学強化ガラス基板表面に存在する金
    属を含む凸部の大きさが、設計基準値以下となるまで行
    うことを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録媒体
    用ガラス基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 情報記録媒体用ガラス基板が磁気ディス
    ク用ガラス基板であることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の情報記録媒体用ガラス基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 磁気ディスク用ガラスが、磁気抵抗型ヘ
    ッドに使用される磁気ディスク用ガラス基板であること
    を特徴とする請求項4記載の情報記録媒体用ガラス基板
    の製造方法。
JP2000253991A 2000-08-24 2000-08-24 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体の製造方法 Expired - Fee Related JP3511002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000253991A JP3511002B2 (ja) 2000-08-24 2000-08-24 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000253991A JP3511002B2 (ja) 2000-08-24 2000-08-24 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002074651A JP2002074651A (ja) 2002-03-15
JP3511002B2 true JP3511002B2 (ja) 2004-03-29

Family

ID=18743013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000253991A Expired - Fee Related JP3511002B2 (ja) 2000-08-24 2000-08-24 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3511002B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6392610B2 (ja) * 2014-09-29 2018-09-19 Hoya株式会社 磁気ディスク用基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002074651A (ja) 2002-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6544893B2 (en) Method of manufacturing a glass substrate for an information recording medium, and method of manufacturing an information recording medium
JP5421443B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法および磁気ディスク
JP3527075B2 (ja) 磁気記録媒体用ガラス基板、磁気記録媒体、及びそれらの製造方法
JP2011000704A (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法および磁気ディスクの製造方法
JP3512702B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法
WO2011125894A1 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
JP3359304B2 (ja) 磁気記録媒体用ガラス基板、磁気記録媒体及びそれらの製造方法
WO2006106627A1 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法
JP2008090898A (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法および情報記録媒体の製造方法
JP5635078B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
JP3827934B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法、及び磁気ディスクの製造方法
JP3025654B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法
JP3534220B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法
JP4860580B2 (ja) 磁気ディスク用基板及び磁気ディスク
JP3564631B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体の製造方法、並びに磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法。
JP3511002B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び情報記録媒体の製造方法
JP5778165B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法および情報記録媒体の製造方法
JP2004086930A (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法並びに磁気ディスクの製造方法
JPH10194785A (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法
JP2006282429A (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法
JPH1125454A (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法
JP5386037B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
JP3172107B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、及び情報記録媒体の製造方法
JP6021911B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板および情報記録媒体用ガラス基板の製造方法
JP6267115B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板、情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、磁気記録媒体、および、磁気記録媒体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3511002

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees