JP3510454B2 - Pvca直接アルコリシスによるpva繊維の紡糸の工業的方法 - Google Patents
Pvca直接アルコリシスによるpva繊維の紡糸の工業的方法Info
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- JP3510454B2 JP3510454B2 JP14433097A JP14433097A JP3510454B2 JP 3510454 B2 JP3510454 B2 JP 3510454B2 JP 14433097 A JP14433097 A JP 14433097A JP 14433097 A JP14433097 A JP 14433097A JP 3510454 B2 JP3510454 B2 JP 3510454B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PVA繊維調製の
方法、特にPVA繊維紡糸のためのPVCAの直接アル
コリシスを経由する工業的方法に関する。
方法、特にPVA繊維紡糸のためのPVCAの直接アル
コリシスを経由する工業的方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ポリビニルアルコール(PVA)
からのPVA繊維の調製は国内および海外の両方で既に
工業化されている。しかしながら、衣料に用いられるP
VA繊維はポリエステル繊維やポリアミド繊維のように
良好ではなく、中間的な強度、中間的なモジュラスと、
高い強度、高いモジュラスの性質を持つPVA繊維はユ
ーザによって広く受容されている良好な補強効果を持つ
アスベストの代わりにセメントで補強して使用すること
ができる。さらに、PVA繊維の耐酸、耐アルカリ、耐
有機溶剤の性質により、それらは海洋開発、エンジニア
用衣料、国防用作業ズボン、洋上水雷敷設、投下パラシ
ュートに広く利用されることができる。そして、PVA
繊維の性質は無毒、無香、無害および水溶解であるの
で、医療材料等として用いられている。広範囲に渡る使
用である。
からのPVA繊維の調製は国内および海外の両方で既に
工業化されている。しかしながら、衣料に用いられるP
VA繊維はポリエステル繊維やポリアミド繊維のように
良好ではなく、中間的な強度、中間的なモジュラスと、
高い強度、高いモジュラスの性質を持つPVA繊維はユ
ーザによって広く受容されている良好な補強効果を持つ
アスベストの代わりにセメントで補強して使用すること
ができる。さらに、PVA繊維の耐酸、耐アルカリ、耐
有機溶剤の性質により、それらは海洋開発、エンジニア
用衣料、国防用作業ズボン、洋上水雷敷設、投下パラシ
ュートに広く利用されることができる。そして、PVA
繊維の性質は無毒、無香、無害および水溶解であるの
で、医療材料等として用いられている。広範囲に渡る使
用である。
【0003】産業において、PVA繊維の調製の伝統的
な方法はポリビニルアセテート(PVCA)つまり原料
がアルコール処理されて固体PVA物質を生産し、この
固体PVAは粉砕、乾燥、不純物除去のための水による
洗浄がなされ、そして水に溶解され、脱ガスして濃縮液
を形成し、この濃縮液は繊維に紡糸され、後処理され、
それによって繊維が生産される。
な方法はポリビニルアセテート(PVCA)つまり原料
がアルコール処理されて固体PVA物質を生産し、この
固体PVAは粉砕、乾燥、不純物除去のための水による
洗浄がなされ、そして水に溶解され、脱ガスして濃縮液
を形成し、この濃縮液は繊維に紡糸され、後処理され、
それによって繊維が生産される。
【0004】前記工業技術工程は、次のようになる。
【0005】PVCA→アルコリシス→PVA→(加
圧)粉砕→(3回粉砕)→乾燥→水洗→溶解→脱ガス→
紡糸→後処理→PVA繊維
圧)粉砕→(3回粉砕)→乾燥→水洗→溶解→脱ガス→
紡糸→後処理→PVA繊維
【0006】
【発明が解決しようとする課題】PVA繊維の調製の伝
統的な方法は、全工程でトータル4回の相遷移があり、
アルコール処理、紡糸および材料回収のための多数の装
置を必要とする。次の問題がある。
統的な方法は、全工程でトータル4回の相遷移があり、
アルコール処理、紡糸および材料回収のための多数の装
置を必要とする。次の問題がある。
【0007】1.全ての合成繊維の中で長い工業技術工
程、PVA繊維の調製はポリエステル繊維、ポリアミド
繊維、アクリル繊維およびプロピレン繊維の調製に比べ
て最も長い工業技術工程である。
程、PVA繊維の調製はポリエステル繊維、ポリアミド
繊維、アクリル繊維およびプロピレン繊維の調製に比べ
て最も長い工業技術工程である。
【0008】2.複雑な製造工程、PVA繊維の生産工
程において、繊維形成ポリマーは多数回の液体から固体
状態および反転の相転移がなされなければならない。多
くの紡糸装置を必要とし、同様に分離、蒸留の留分、蒸
発等のための多くの予備的な技術設備を必要とする。し
たがって、製造工程はむしろ複雑になる。
程において、繊維形成ポリマーは多数回の液体から固体
状態および反転の相転移がなされなければならない。多
くの紡糸装置を必要とし、同様に分離、蒸留の留分、蒸
発等のための多くの予備的な技術設備を必要とする。し
たがって、製造工程はむしろ複雑になる。
【0009】3.高エネルギー消費、長い工程、多くの
予備的設備、多数回の転移のために他の合成繊維の生産
工程に比べて工程のエネルギー消費が高くなる。
予備的設備、多数回の転移のために他の合成繊維の生産
工程に比べて工程のエネルギー消費が高くなる。
【0010】4.装置に対する大きな投資、生産物の大
きな設置面積および多くの研究は採用されなければなら
ない。
きな設置面積および多くの研究は採用されなければなら
ない。
【0011】5.前述した技術手法から生産されたPV
A繊維は、最大で7CN/dtexの引張り強度を有
し、したがってそのようなPVA繊維の応用は制限され
る。
A繊維は、最大で7CN/dtexの引張り強度を有
し、したがってそのようなPVA繊維の応用は制限され
る。
【0012】交差結合湿潤紡糸または乾燥−湿潤紡糸の
工業技術手法、工業的使用、を用いることによって高い
引張り強度およびモジュラスのPVA繊維を生産するた
めの交差断面構造に改変できるが、この工業技術方法は
長くなり、エネルギー消費がより高くなり、かつ生産コ
ストがより高くなる。
工業技術手法、工業的使用、を用いることによって高い
引張り強度およびモジュラスのPVA繊維を生産するた
めの交差断面構造に改変できるが、この工業技術方法は
長くなり、エネルギー消費がより高くなり、かつ生産コ
ストがより高くなる。
【0013】前述した理由から、伝統的な技術により生
産されたPVA繊維は他の合成繊維に太刀打ちできず、
かつPVA繊維特有の性質の有意さは十分に生かすこと
ができない。
産されたPVA繊維は他の合成繊維に太刀打ちできず、
かつPVA繊維特有の性質の有意さは十分に生かすこと
ができない。
【0014】本発明の目的は、PVA繊維生産物の伝統
的な手法における前述した問題を解決し、生産繊維の良
好な性質を持って、短い工業技術工程、信頼のある技
術、低生産コスト、および高い生産効率を有するPVA
繊維紡糸のPVCA直接アルコリシスによる工業的方法
を提供する。
的な手法における前述した問題を解決し、生産繊維の良
好な性質を持って、短い工業技術工程、信頼のある技
術、低生産コスト、および高い生産効率を有するPVA
繊維紡糸のPVCA直接アルコリシスによる工業的方法
を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によると、この方
法は次の通りである。
法は次の通りである。
【0016】この発明により供されるPVA繊維紡糸の
PVCA直接アルコリシスの工業的手法は、次の通りで
ある。
PVCA直接アルコリシスの工業的手法は、次の通りで
ある。
【0017】PVCA→アルコリシス→蒸発および濃縮
→濾過および脱ガス→アルコリシス紡糸→アルコール洗
浄→後処理→PVA繊維 前記手法は、次の工程順序を備える。
→濾過および脱ガス→アルコリシス紡糸→アルコール洗
浄→後処理→PVA繊維 前記手法は、次の工程順序を備える。
【0018】1.PVCAアルコリシス:液体PVCA
−MeOH原料は、アルカリ(アルカリ比率0.000
4〜0.0025)が加えられ、部分アルコリシスがな
され、アルコール処理液体の温度は30〜60℃、撹拌
速度は20〜120rpm、アルコリトス時間は30〜
120分間である。
−MeOH原料は、アルカリ(アルカリ比率0.000
4〜0.0025)が加えられ、部分アルコリシスがな
され、アルコール処理液体の温度は30〜60℃、撹拌
速度は20〜120rpm、アルコリトス時間は30〜
120分間である。
【0019】2.蒸発および濃縮:反応器または蒸発器
内の部分アルコール処理PVCAは65℃で濃縮するた
めと、メチルエステルおよびメタノールの一部を除去す
るために加熱される。これにより、30〜40%に達す
る濃度になり、アルコリシス度合は15〜50モル%に
制御される。
内の部分アルコール処理PVCAは65℃で濃縮するた
めと、メチルエステルおよびメタノールの一部を除去す
るために加熱される。これにより、30〜40%に達す
る濃度になり、アルコリシス度合は15〜50モル%に
制御される。
【0020】3.濾過および脱ガス:溶液の脱ガス処理
は、発泡フィラメントの形成を防ぐために紡糸の前に取
られる。
は、発泡フィラメントの形成を防ぐために紡糸の前に取
られる。
【0021】4.アルコリシス紡糸:前記手法から調製
された液体PVA紡糸溶液は紡糸ヘッドに圧送されて紡
糸がなされる。紡糸繊維は凝固アルコリシス槽、後アル
コリシス槽、中和槽およびアルコール洗浄槽に連続的に
導入される。繊維形成の過程中にアルコリシス反応は同
時に起こる。必要に応じて、PVA繊維生産物のアルコ
リシス度合は80〜99.9モル%に制御することがで
きる。凝固アルコリシス槽の組成は、NaOH−H2 O
であり、NaOH量は100〜350g/lである。後
アルコリシス槽の組成は、NaOH−MeOHである。
中和槽の組成は、H2 SO4 −MeOHである。アルコ
ール洗浄槽の組成は、MeOHである。それから、前記
PVA繊維は油仕上処理に導入され、油槽の組成はオイ
ル化合物−MeOHである。
された液体PVA紡糸溶液は紡糸ヘッドに圧送されて紡
糸がなされる。紡糸繊維は凝固アルコリシス槽、後アル
コリシス槽、中和槽およびアルコール洗浄槽に連続的に
導入される。繊維形成の過程中にアルコリシス反応は同
時に起こる。必要に応じて、PVA繊維生産物のアルコ
リシス度合は80〜99.9モル%に制御することがで
きる。凝固アルコリシス槽の組成は、NaOH−H2 O
であり、NaOH量は100〜350g/lである。後
アルコリシス槽の組成は、NaOH−MeOHである。
中和槽の組成は、H2 SO4 −MeOHである。アルコ
ール洗浄槽の組成は、MeOHである。それから、前記
PVA繊維は油仕上処理に導入され、油槽の組成はオイ
ル化合物−MeOHである。
【0022】5.アルコール洗浄:残余の酸、不純物と
同様なアルカリを除去し、かつメタノールを回収する。
同様なアルカリを除去し、かつメタノールを回収する。
【0023】6.後処理:アルコール洗浄PVA繊維
は、後処理を必要とする。後処理は、乾燥、ホットスト
レッチング、加熱固定を経由して行われ、PVA繊維を
生産する。乾燥温度、ホットストレッチ温度、ホットス
トレッチ比および加熱固定の時間を制御することによっ
て、前記PVA繊維は多様な品位、多様な性質を持って
生産されることができる。
は、後処理を必要とする。後処理は、乾燥、ホットスト
レッチング、加熱固定を経由して行われ、PVA繊維を
生産する。乾燥温度、ホットストレッチ温度、ホットス
トレッチ比および加熱固定の時間を制御することによっ
て、前記PVA繊維は多様な品位、多様な性質を持って
生産されることができる。
【0024】本発明によれば、それゆえPVA繊維紡糸
のPVCA直接アルコリシスの工業的方法は次のような
有益さを有する。
のPVCA直接アルコリシスの工業的方法は次のような
有益さを有する。
【0025】1.工業技術工程は、短い。繊維形成の全
過程において、繊維形成ポリマーは1回のみの相転移
(液体から固体状態)がなされ、したがって加圧、PV
CAアルコリシス固体生産物の粉砕、乾燥、水洗、溶解
および回収のための液体留分の凝固等のような伝統的な
方法における工程を省略する。この工程は、従来工程の
約50%のみである。
過程において、繊維形成ポリマーは1回のみの相転移
(液体から固体状態)がなされ、したがって加圧、PV
CAアルコリシス固体生産物の粉砕、乾燥、水洗、溶解
および回収のための液体留分の凝固等のような伝統的な
方法における工程を省略する。この工程は、従来工程の
約50%のみである。
【0026】2.製造工程が簡素である。生産工程にお
いて、繊維形成ポリマーの相転移数が減少され、予備的
技術および設備は必要とせず、工程は短く、生産技術は
簡素化される。
いて、繊維形成ポリマーの相転移数が減少され、予備的
技術および設備は必要とせず、工程は短く、生産技術は
簡素化される。
【0027】3.この技術手法は多様である。生産工程
において、PVCA濃縮液からPVA繊維の変化は、化
学反応によって完結される。化学反応過程を制御するこ
とによって、多様のアルコリシス度合を持つPVA繊維
が得られる。異なるアルコリシス度合の生産物からや、
工業技術を変化することおよび同じ製造装置を用いるこ
とによって、市場要求に見合った高モジュラス繊維、水
溶解性繊維、ペーパ製造繊維、長微細繊維等のような多
様の性質を持つ多方面品位の繊維を生産してもよく、そ
れによって生産物の競争力を促進する。
において、PVCA濃縮液からPVA繊維の変化は、化
学反応によって完結される。化学反応過程を制御するこ
とによって、多様のアルコリシス度合を持つPVA繊維
が得られる。異なるアルコリシス度合の生産物からや、
工業技術を変化することおよび同じ製造装置を用いるこ
とによって、市場要求に見合った高モジュラス繊維、水
溶解性繊維、ペーパ製造繊維、長微細繊維等のような多
様の性質を持つ多方面品位の繊維を生産してもよく、そ
れによって生産物の競争力を促進する。
【0028】4.低生産コスト。工業技術が簡素であ
り、工業技術工程が短くなり、設備の投資およびプラン
トの設置面積が減少され、エネルギー消費が低下し、研
究を必要としない、同様に繊維生産物の性質および品位
が促進し、これらの全てはこの技術を従来の伝統的技術
に比べて30%の生産コストの非常な低下をもたらす。
り、工業技術工程が短くなり、設備の投資およびプラン
トの設置面積が減少され、エネルギー消費が低下し、研
究を必要としない、同様に繊維生産物の性質および品位
が促進し、これらの全てはこの技術を従来の伝統的技術
に比べて30%の生産コストの非常な低下をもたらす。
【0029】
【実施例】本発明は、次の例を供する。
【0030】実施例1;PVCA直接アルコリシスから
PVA繊維を紡糸するための本発明の技術を用いる。
PVA繊維を紡糸するための本発明の技術を用いる。
【0031】前記技術手法は、次の通りである。
【0032】(1)PVCAアルコリシス:アルカリ
(アルカリ比率0.0009)が加えられたPVCA−
MeOH溶液は、4M3 の容積の反応器に注入され、撹
拌速度60rpm、アルコリシス液体の温度は50℃、
アルコリシス時間は60分間で、部分アルコリシスがな
された。
(アルカリ比率0.0009)が加えられたPVCA−
MeOH溶液は、4M3 の容積の反応器に注入され、撹
拌速度60rpm、アルコリシス液体の温度は50℃、
アルコリシス時間は60分間で、部分アルコリシスがな
された。
【0033】(2)蒸発および濃縮:部分アルコール処
理PVCA溶液は撹拌され、かつ65℃で濃縮するため
にアルコールを蒸発し、メチルエステルおよびメタノー
ルの一部を除去するために加熱した。濃縮後、液体中の
固体量は撹拌速度20rpmで35%である。
理PVCA溶液は撹拌され、かつ65℃で濃縮するため
にアルコールを蒸発し、メチルエステルおよびメタノー
ルの一部を除去するために加熱した。濃縮後、液体中の
固体量は撹拌速度20rpmで35%である。
【0034】(3)濾過および脱ガス:溶液の脱ガス処
理は、発泡フィラメント形成を防ぐ目的で紡糸の前に取
られる。
理は、発泡フィラメント形成を防ぐ目的で紡糸の前に取
られる。
【0035】(4)アルコリシス紡糸:前記工程から調
製された液体PVA紡糸濃縮液は紡糸ヘッド(1800
0穴の紡糸吐出プレート、穴径0.1mm)に圧送され
て紡糸がなされる。
製された液体PVA紡糸濃縮液は紡糸ヘッド(1800
0穴の紡糸吐出プレート、穴径0.1mm)に圧送され
て紡糸がなされる。
【0036】(5)アルコール洗浄:紡糸繊維は、凝固
アルコリシス槽、後アルコリシス槽、中和槽、アルコー
ル洗浄槽および油槽に連続的に導入される。凝固アルコ
リシス槽の組成は、NaOH−H2 Oであり、NaOH
量は200g/lである。後アルコリシス槽の組成は、
NaOH−MeOHであり、NaOH量は5g/lであ
る。中和槽の組成は、H2 SO4 −MeOHであり、H
2 SO4 量は48g/lである。アルコール洗浄槽液の
組成は、MeOHである。そして、前記紡糸繊維は油仕
上用油槽、油槽液の組成はオイル化合物−MeOHであ
る、に導入される。
アルコリシス槽、後アルコリシス槽、中和槽、アルコー
ル洗浄槽および油槽に連続的に導入される。凝固アルコ
リシス槽の組成は、NaOH−H2 Oであり、NaOH
量は200g/lである。後アルコリシス槽の組成は、
NaOH−MeOHであり、NaOH量は5g/lであ
る。中和槽の組成は、H2 SO4 −MeOHであり、H
2 SO4 量は48g/lである。アルコール洗浄槽液の
組成は、MeOHである。そして、前記紡糸繊維は油仕
上用油槽、油槽液の組成はオイル化合物−MeOHであ
る、に導入される。
【0037】(6)後処理:後処理の方法は、基本的に
伝統的な方法と同様、すなわち乾燥、ホットストレッチ
ング、加熱固定の工程であり、PVA繊維を生産する。
伝統的な方法と同様、すなわち乾燥、ホットストレッチ
ング、加熱固定の工程であり、PVA繊維を生産する。
【0038】この例によって調製されたPVA繊維の性
状:引張り強度は8CN/dt、破断時の伸びは15%
以下、モジュラスは180CN/dt、断面繊維は環状
形である。
状:引張り強度は8CN/dt、破断時の伸びは15%
以下、モジュラスは180CN/dt、断面繊維は環状
形である。
【0039】実施例2;PVCA直接アルコリシスによ
ってPVA繊維を紡糸するための本発明の技術を用い
る。
ってPVA繊維を紡糸するための本発明の技術を用い
る。
【0040】前記技術手法は、次の通りである。
【0041】(1)PVCAアルコリシス:アルカリ
(アルカリ比率0.0008)が加えられたPVCA−
MeOH溶液は、4M3 の容積の反応器に注入されて部
分アルコリシスがなされ、アルコリシス液体の温度は6
0℃、撹拌速度40rpm、アルコリシス時間は120
分間である。
(アルカリ比率0.0008)が加えられたPVCA−
MeOH溶液は、4M3 の容積の反応器に注入されて部
分アルコリシスがなされ、アルコリシス液体の温度は6
0℃、撹拌速度40rpm、アルコリシス時間は120
分間である。
【0042】(2)蒸発および濃縮:部分アルコール処
理PVCA溶液は撹拌され、かつ加熱されて65℃で濃
縮するためにアルコールを蒸発し、撹拌速度は120r
pmである。
理PVCA溶液は撹拌され、かつ加熱されて65℃で濃
縮するためにアルコールを蒸発し、撹拌速度は120r
pmである。
【0043】(3)濾過および脱ガス:溶液の脱ガス処
理は、発泡繊維の形成を防ぐ目的で紡糸の前に取られ
る。
理は、発泡繊維の形成を防ぐ目的で紡糸の前に取られ
る。
【0044】(4)アルコリシス紡糸:前記工程から調
製された液体PVA紡糸濃縮液は紡糸ヘッド(9000
穴の紡糸吐出プレート、穴径0.16mm)に圧送され
て紡糸がなされる。
製された液体PVA紡糸濃縮液は紡糸ヘッド(9000
穴の紡糸吐出プレート、穴径0.16mm)に圧送され
て紡糸がなされる。
【0045】(5)アルコール洗浄:紡糸繊維は、凝固
アルコリシス槽、後アルコリシス槽、中和槽、アルコー
ル洗浄槽および油槽に連続的に導入される。
アルコリシス槽、後アルコリシス槽、中和槽、アルコー
ル洗浄槽および油槽に連続的に導入される。
【0046】凝固アルコリシス槽の組成は、NaOH−
H2 Oであり、NaOH量は200g/lである。後ア
ルコリシス槽の組成は、NaOH−MeOHであり、N
aOH量は5g/lである。中和槽の組成は、H2 SO
4 −MeOHであり、H2 SO4 量は48g/lであ
る。アルコール洗浄槽液の組成は、MeOHである。そ
の後、前記紡糸繊維は油仕上用油槽、油槽液の組成はオ
イル化合物−MeOHである、に導入される。
H2 Oであり、NaOH量は200g/lである。後ア
ルコリシス槽の組成は、NaOH−MeOHであり、N
aOH量は5g/lである。中和槽の組成は、H2 SO
4 −MeOHであり、H2 SO4 量は48g/lであ
る。アルコール洗浄槽液の組成は、MeOHである。そ
の後、前記紡糸繊維は油仕上用油槽、油槽液の組成はオ
イル化合物−MeOHである、に導入される。
【0047】(6)後処理:後処理の方法は、基本的に
伝統的な後処理方法と同様、すなわち乾燥、ホットスト
レッチング、加熱固定の工程であり、PVA繊維を生産
する。
伝統的な後処理方法と同様、すなわち乾燥、ホットスト
レッチング、加熱固定の工程であり、PVA繊維を生産
する。
【0048】この例によって調製されたPVA繊維の性
状:引張り強度は12.8CN/dt、破断時の伸びは
8%以下、モジュラスは356CN/dt、断面繊維は
環状形である。
状:引張り強度は12.8CN/dt、破断時の伸びは
8%以下、モジュラスは356CN/dt、断面繊維は
環状形である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 リィ ショウチュン
中華人民共和国、ガンスウシュン、ラン
ジュシ、シグチュ、ホゥクォナンシンウ
ェイル、103ハオ
(72)発明者 ティエン シュウピン
中華人民共和国、ガンスウシュン、ラン
ジュシ、シグチュ、ホゥクォナンシンウ
ェイル、103ハオ
(72)発明者 ザァン ジィェウ
中華人民共和国、ガンスウシュン、ラン
ジュシ、シグチュ、ホゥクォナンシンウ
ェイル、103ハオ
(72)発明者 ディン ユンゾォン
中華人民共和国、ガンスウシュン、ラン
ジュシ、シグチュ、ホゥクォナンシンウ
ェイル、103ハオ
(72)発明者 ユァン バォシュン
中華人民共和国、ガンスウシュン、ラン
ジュシ、シグチュ、ホゥクォナンシンウ
ェイル、103ハオ
(72)発明者 リィ ジィシィアン
中華人民共和国、ガンスウシュン、ラン
ジュシ、シグチュ、ホゥクォナンシンウ
ェイル、103ハオ
(72)発明者 ガォ ドンホン
中華人民共和国、ガンスウシュン、ラン
ジュシ、シグチュ、ホゥクォナンシンウ
ェイル、103ハオ
(72)発明者 ワン ピン
中華人民共和国、ガンスウシュン、ラン
ジュシ、シグチュ、ホゥクォナンシンウ
ェイル、103ハオ
(56)参考文献 特開 平3−40808(JP,A)
桜田一郎,酢酸ビニル樹脂,日本,株
式会社高分子化学刊行会,1964年 2月
15日,259−266頁
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
D01F 6/14
D01F 6/16
D01F 6/34
D01F 6/50
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリビニルアセテート(PVCA)→ア
ルコリシス→蒸発および濃縮→濾過および脱ガス→アル
コリシス紡糸→アルコール洗浄→後処理→ポリビニルア
ルコール(PVA)繊維 の工程順を備えるPVCA直接アルコリシスによるPV
A繊維の紡糸の工業的方法で、 前記工業技術手法は次の通りである: (1)PVCAアルコリシス:PVCA−MeOH溶液
は部分アルコリシスのためにアルカリ(アルカリ;PV
CA0.0004〜0.0025モル比)が加えられ
る、 (2)蒸発および濃縮:前記部分アルコール処理された
PVCAは撹拌を持つ反応器に投入され、65℃で濃縮
のために加熱される、 (3)濾過および脱ガス:脱ガス処理は紡糸の前になさ
れる、 (4)アルコリシス紡糸:前記工程で調製された液状P
VA紡糸濃縮液は紡糸用紡糸ヘッドに圧送され、紡糸繊
維は凝固アルコリシス槽、後アルコリシス槽、中和槽お
よびアルコール洗浄槽に連続的に導入され、 凝固アルコリシス槽の組成は、NaOH−H2 Oであ
る;後アルコリシス槽の組成は、NaOH−MeOHで
ある;中和槽の組成は、H2 SO4 −MeOHである;
アルコール洗浄槽の組成は、MeOHである;それか
ら、前記繊維は油仕上用油槽に送られる、 (5)後処理:後処理方法は乾燥、ホットストレッチン
グ、加熱固定を経由し、それによってPVA繊維を生産
する。 - 【請求項2】 前記工程(1)において、前記アルコー
ル処理される液体温度は30〜60℃で、アルコリシス
の時間は3〜120分間で、かつアルコリシス度合は1
5〜50モル%の範囲に制御される請求項1記載のPV
A繊維紡糸の工業的方法。 - 【請求項3】 前記凝固槽液の組成は、NaOH−H2
Oで、NaOH量が100〜350g/lである請求項
1記載のPVA繊維紡糸の工業的方法。
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桜田一郎,酢酸ビニル樹脂,日本,株式会社高分子化学刊行会,1964年 2月15日,259−266頁 |
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