JP3510417B2 - シート - Google Patents
シートInfo
- Publication number
- JP3510417B2 JP3510417B2 JP07648096A JP7648096A JP3510417B2 JP 3510417 B2 JP3510417 B2 JP 3510417B2 JP 07648096 A JP07648096 A JP 07648096A JP 7648096 A JP7648096 A JP 7648096A JP 3510417 B2 JP3510417 B2 JP 3510417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- seat
- thickness direction
- wire body
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートに関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートとしては、特開平
2−147008号公報,実開平4−25555号公報
及び実開平4−31545号公報に示されるものが知ら
れている。
2−147008号公報,実開平4−25555号公報
及び実開平4−31545号公報に示されるものが知ら
れている。
【0003】特開平2−147008号公報に示される
シートは、フレームと、フレームに固定されフレームを
被覆して座面を形成するクッション体と、フレームに吊
り下げられクッション体が載置されるS形状の多数本の
弾性線体とを有する、ものであった。
シートは、フレームと、フレームに固定されフレームを
被覆して座面を形成するクッション体と、フレームに吊
り下げられクッション体が載置されるS形状の多数本の
弾性線体とを有する、ものであった。
【0004】実開平4−25555号公報に示されるシ
ートは、フレームと、フレームに固定されフレームを被
覆して座面を形成するクッション体と、フレームに吊り
下げられクッション体が載置される枠線体に多数本のピ
アノ線体を張設した弾性線体とを有する、ものであっ
た。
ートは、フレームと、フレームに固定されフレームを被
覆して座面を形成するクッション体と、フレームに吊り
下げられクッション体が載置される枠線体に多数本のピ
アノ線体を張設した弾性線体とを有する、ものであっ
た。
【0005】実開平4−31545号公報に示されるシ
ートは、フレームと、フレームに固定されフレームを被
覆して座面を形成するクッション体と、フレームに吊り
下げられクッション体が載置される一枚のシート状の弾
性布体とを有する、ものであった。
ートは、フレームと、フレームに固定されフレームを被
覆して座面を形成するクッション体と、フレームに吊り
下げられクッション体が載置される一枚のシート状の弾
性布体とを有する、ものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平2―1
47008号公報及び実開平4―25555号公報に示
される従来のシートであると、多数本の線体を必要とす
る。このため、部品点数が増加し、コスト的に不利なも
のであった。
47008号公報及び実開平4―25555号公報に示
される従来のシートであると、多数本の線体を必要とす
る。このため、部品点数が増加し、コスト的に不利なも
のであった。
【0007】又、上記した実開平4―31545号公報
に示される従来のシートであると、一枚の弾性布体であ
るので、コスト的には有利なものであるが、この弾性布
体は、シート状を呈するものであることから、着座者が
シートに着座した際に感じるバネ感やフイット感が損な
われる恐れがあった。
に示される従来のシートであると、一枚の弾性布体であ
るので、コスト的には有利なものであるが、この弾性布
体は、シート状を呈するものであることから、着座者が
シートに着座した際に感じるバネ感やフイット感が損な
われる恐れがあった。
【0008】故に、本発明は、着座者がシートに着座し
た際に感じるバネ感やフィット感を損なうことなくコス
ト的にも有利なシートを提供することを、その技術的課
題とするものである。
た際に感じるバネ感やフィット感を損なうことなくコス
ト的にも有利なシートを提供することを、その技術的課
題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、フレーム
と、該フレームに固定され前記フレームを被覆して座面
を形成するクッション体と、前記フレームに吊り下げら
れ前記フレームの上下側に位置するアッパ部及びロア部
と前記フレームの両側に位置するサイド部とを備え前記
アッパ部及び前記ロア部はシート幅方向において中央部
がシート厚方向後方に向かって突出する凹形状を呈し且
つ前記サイド部はシート上下方向において着座者の背部
形状に対応する如く上部がシート厚方向前方に且つ下部
がシート厚方向後方に突出すように屈曲した枠線体と、
該枠線体に固定されシート幅方向及びシート上下方向に
渡り延在されて前記クッション体が載置される面を形成
する一本の弾性線体とを有した、ことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、フレーム
と、該フレームに固定され前記フレームを被覆して座面
を形成するクッション体と、前記フレームに吊り下げら
れ前記フレームの上下側に位置するアッパ部及びロア部
と前記フレームの両側に位置するサイド部とを備え前記
アッパ部及び前記ロア部はシート幅方向において中央部
がシート厚方向後方に向かって突出する凹形状を呈し且
つ前記サイド部はシート上下方向において着座者の背部
形状に対応する如く上部がシート厚方向前方に且つ下部
がシート厚方向後方に突出すように屈曲した枠線体と、
該枠線体に固定されシート幅方向及びシート上下方向に
渡り延在されて前記クッション体が載置される面を形成
する一本の弾性線体とを有した、ことである。
【0010】この技術的手段によれば、基本的に枠線体
と一本の弾性線体よりなるので、従来に比べ、コスト的
に有利なものとし得る。又、枠線体がシート幅方向にお
いて凹形状を呈し且つシート上下方向において着座者の
背部形状に対応する如く屈曲しているので、この枠線体
により着座者がシートに着座した際のフィット感を確保
し得る共に弾性線体により着座者がシートに着座した際
のバネ感を確保し得る。
と一本の弾性線体よりなるので、従来に比べ、コスト的
に有利なものとし得る。又、枠線体がシート幅方向にお
いて凹形状を呈し且つシート上下方向において着座者の
背部形状に対応する如く屈曲しているので、この枠線体
により着座者がシートに着座した際のフィット感を確保
し得る共に弾性線体により着座者がシートに着座した際
のバネ感を確保し得る。
【0011】より好ましくは、前記フレームに支持され
る共に前記枠線体に固定され回動動作により前記枠線体
をシート厚方向に移動させるクランク状のロッドを有す
る、と良い。
る共に前記枠線体に固定され回動動作により前記枠線体
をシート厚方向に移動させるクランク状のロッドを有す
る、と良い。
【0012】より好ましくは、前記ロッドを、前記枠線
体に連結される対の連結部及び該連結部間に前記連結部
から連続して形成され前記弾性線体との間にシート厚方
向において所定の隙間を画成する凹部を備えて構成す
る、と良い。
体に連結される対の連結部及び該連結部間に前記連結部
から連続して形成され前記弾性線体との間にシート厚方
向において所定の隙間を画成する凹部を備えて構成す
る、と良い。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、シートバ
ック1は、フレーム2,サポート部材3及びクッション
体4から構成されている。
ック1は、フレーム2,サポート部材3及びクッション
体4から構成されている。
【0014】フレーム2は、パイプ材よりなり、シート
バック1の両側に位置する対のサイド部分21,22と
シートバック1の上側に位置し且つサイド部分21,2
2を連結するアッパ部分23とが一体に成形されたコ字
形状を呈するものである。又、サイド部分21,22
は、フレーム2を平板状に広げて取付部21a,22a
を形成している。
バック1の両側に位置する対のサイド部分21,22と
シートバック1の上側に位置し且つサイド部分21,2
2を連結するアッパ部分23とが一体に成形されたコ字
形状を呈するものである。又、サイド部分21,22
は、フレーム2を平板状に広げて取付部21a,22a
を形成している。
【0015】サポート部材3は、枠線体31及び弾性線
体32から構成されている。
体32から構成されている。
【0016】図2ないし図4に示されるように、枠線体
31は、一本の線対31aを折り曲げ、その両端を溶接
等で連結することで、シートバック1の上側に位置する
アッパ部31b、シートバック1の両側に位置するサイ
ド部31c、31d及びシートバック1の下側に位置す
るロア部31eを備える矩形形状に構成されている。こ
の枠線体31のアッパ部31b及びロア部31eは、図
3に示されるように、シート幅方向(図3示左右方向)に
おいて、中央がシート厚方向後方(図3示上方向)に向か
って突出するように凹形状とされている。又、枠線体3
1のサイド部31c、31dは、図4に示されるよう
に、シート上下方向(図4示上下方向)において、上部が
シート厚方向前方(図4示左方)に且つ下部がシート厚方
向後方(図4示右方)に突出するようにS形状とされ、着
座者の背部形状に対応する如く屈曲されている。
31は、一本の線対31aを折り曲げ、その両端を溶接
等で連結することで、シートバック1の上側に位置する
アッパ部31b、シートバック1の両側に位置するサイ
ド部31c、31d及びシートバック1の下側に位置す
るロア部31eを備える矩形形状に構成されている。こ
の枠線体31のアッパ部31b及びロア部31eは、図
3に示されるように、シート幅方向(図3示左右方向)に
おいて、中央がシート厚方向後方(図3示上方向)に向か
って突出するように凹形状とされている。又、枠線体3
1のサイド部31c、31dは、図4に示されるよう
に、シート上下方向(図4示上下方向)において、上部が
シート厚方向前方(図4示左方)に且つ下部がシート厚方
向後方(図4示右方)に突出するようにS形状とされ、着
座者の背部形状に対応する如く屈曲されている。
【0017】図2ないし図4に示されるように、弾性線
体32は、バネ鋼材から成形された一本の線体32aよ
りなり、線体32aの両端が枠線体31のサイド部31
c,31dの下部に固定され且つ中央が枠線体31のア
ッパ部31bに固定されるようにシート幅方向及びシー
ト上下方向に渡り延在されて構成されている。これによ
り、弾性線体32は、クッション体4が載置される面3
2bを形成している。
体32は、バネ鋼材から成形された一本の線体32aよ
りなり、線体32aの両端が枠線体31のサイド部31
c,31dの下部に固定され且つ中央が枠線体31のア
ッパ部31bに固定されるようにシート幅方向及びシー
ト上下方向に渡り延在されて構成されている。これによ
り、弾性線体32は、クッション体4が載置される面3
2bを形成している。
【0018】このように構成された弾性線体32を持つ
枠線体31は、図1に示されるように、フレーム2のサ
イド部分21,22及びアッパ部分23により囲まれる
空間内に配置され、複数のコイルスプリング33を介し
てフレーム2のサイド部分21,22に吊り下げられて
いる。
枠線体31は、図1に示されるように、フレーム2のサ
イド部分21,22及びアッパ部分23により囲まれる
空間内に配置され、複数のコイルスプリング33を介し
てフレーム2のサイド部分21,22に吊り下げられて
いる。
【0019】図1に示されるように、クッション体4
は、フレーム2に固定されており、フレーム2を被覆し
てシートバック2として座面2aを形成している。この
クッション体4の座面2aを形成する部分は、図3に示
されるように、弾性線体32の面32b上にs−とバッ
ク厚方向前方において戴置されている。
は、フレーム2に固定されており、フレーム2を被覆し
てシートバック2として座面2aを形成している。この
クッション体4の座面2aを形成する部分は、図3に示
されるように、弾性線体32の面32b上にs−とバッ
ク厚方向前方において戴置されている。
【0020】図1に示されるように、サポート部材3の
シートバック厚方向後方には、クランクロッド5が配置
されている。このクランクロッド5は、図5ないし図7
に示されるように、一本の棒を屈曲させてなり、シート
バック幅方向に延在する(図1参照)押圧部分51,押
圧部分51の両端から連続して略垂直に延在する腕部分
52,53及び腕部分52,53の端に夫々、連続して
形成された取付部分54,55を備えている。図1に示
されるように、クランクロッド5は、取付部分54でフ
レーム2のサイド部分21の取付部21aに設けられた
後述する駆動機構6のセクタギヤ61に連結され、取付
部分55でフレーム2のサイド部分22の取付部22a
に回動自在に支持されている。クランクロッド5の押圧
部分51は、腕部分52,53に連続する付近に形成さ
れた固定部51a,51bでサポート部材3の枠線体3
1bのサイド部分31c,31dに当接状態で連結され
ている。又、この押圧部分51の、固定部51a,51
b間には、シート厚方向後方に突出する(図1示参照)
に突出する凹部51cが形成されており、この凹部51
cにより弾性線体32との間に所定の隙間Aを画成して
いる(図3参照)。
シートバック厚方向後方には、クランクロッド5が配置
されている。このクランクロッド5は、図5ないし図7
に示されるように、一本の棒を屈曲させてなり、シート
バック幅方向に延在する(図1参照)押圧部分51,押
圧部分51の両端から連続して略垂直に延在する腕部分
52,53及び腕部分52,53の端に夫々、連続して
形成された取付部分54,55を備えている。図1に示
されるように、クランクロッド5は、取付部分54でフ
レーム2のサイド部分21の取付部21aに設けられた
後述する駆動機構6のセクタギヤ61に連結され、取付
部分55でフレーム2のサイド部分22の取付部22a
に回動自在に支持されている。クランクロッド5の押圧
部分51は、腕部分52,53に連続する付近に形成さ
れた固定部51a,51bでサポート部材3の枠線体3
1bのサイド部分31c,31dに当接状態で連結され
ている。又、この押圧部分51の、固定部51a,51
b間には、シート厚方向後方に突出する(図1示参照)
に突出する凹部51cが形成されており、この凹部51
cにより弾性線体32との間に所定の隙間Aを画成して
いる(図3参照)。
【0021】図8に示されるように、駆動機構6は、セ
クタギヤ61及びブレーキ機構62を主として構成され
ている。セクタギヤ61は、フレーム2のサイド部分2
1の取付部21aに固定されたベース63にクランクロ
ッド5の取付部分55の取付部22aに対する回動中心
軸線と同一回動中心軸線でピン64により回動自在に支
持されている。ブレーキ機構62は、周知のスプリング
カップラであって、ベス63に固定されたケース62
a,ケース62a内に回動自在に支持され入力部材とな
る駆動部材62b,ケース内62a内に回動自在に支持
され出力部材となる被駆動部材62c及び駆動部材62
bと被駆動部材62cとの間に配設され駆動部材62b
からの駆動力によりケース62aとの接合が解除され駆
動部材62bから被駆動部材62cへと駆動力を伝達す
る共に被駆動部材62cからの駆動力によりケース62
aに接合して被駆動部材62cから駆動部材62bへの
駆動力の伝達を阻止するスプリング62dより構成され
ている。又、このブレーキ機構62の駆動部材62bに
は、ハンドル65が固着されており、被駆動部材62c
には、セクタギヤ61と噛合するピニオンギヤ66が固
着されている。
クタギヤ61及びブレーキ機構62を主として構成され
ている。セクタギヤ61は、フレーム2のサイド部分2
1の取付部21aに固定されたベース63にクランクロ
ッド5の取付部分55の取付部22aに対する回動中心
軸線と同一回動中心軸線でピン64により回動自在に支
持されている。ブレーキ機構62は、周知のスプリング
カップラであって、ベス63に固定されたケース62
a,ケース62a内に回動自在に支持され入力部材とな
る駆動部材62b,ケース内62a内に回動自在に支持
され出力部材となる被駆動部材62c及び駆動部材62
bと被駆動部材62cとの間に配設され駆動部材62b
からの駆動力によりケース62aとの接合が解除され駆
動部材62bから被駆動部材62cへと駆動力を伝達す
る共に被駆動部材62cからの駆動力によりケース62
aに接合して被駆動部材62cから駆動部材62bへの
駆動力の伝達を阻止するスプリング62dより構成され
ている。又、このブレーキ機構62の駆動部材62bに
は、ハンドル65が固着されており、被駆動部材62c
には、セクタギヤ61と噛合するピニオンギヤ66が固
着されている。
【0022】着座者がシートバック1にもたれると、着
座者の背部は、枠線体31の凹形状及びS形状によりフ
ィット感が、弾性線体32及びコイルスプリング33に
よりバネ感が確保された形で面32bでサポート部材3
により支えられる。
座者の背部は、枠線体31の凹形状及びS形状によりフ
ィット感が、弾性線体32及びコイルスプリング33に
よりバネ感が確保された形で面32bでサポート部材3
により支えられる。
【0023】着座者がシートバックにもたれた状態でハ
ンドル65を一方向に操作すると、ブレーキ機構62を
介してピニオンギヤ66が一方向に回転する。このピニ
オンギヤ66の回転によりセクタギヤ61が回動し、ク
ランクロッド5が押圧部分51をシートバック厚方向前
方に移動させるように回動する。これにより、サポート
部材3の下部が枠線体31のサイド部分31c,31d
とクランクロッド5の押圧部51の連結部51a,51
bとの連結を介してシートバック厚方向前方に押し出さ
れ、サポート部材3のフレーム2に対する傾斜角つまり
面32bのフレーム2に対する傾きが調整される。よっ
て、サポート部材3は、着座者の腰椎部を強く支えるこ
とになる。この時、クランクロッド5の押圧部分51の
凹部51cによりクランクロッド5と弾性線体51cと
の間の隙間Aが設定されていることから、弾性線体51
cによるバネ感が損なわれることはない。尚、ハンドル
65を前述とは逆に他方向に操作することでクランクロ
ッド5は、前述とは逆に押圧部分51をシートバック厚
方向後方に移動させるように回動する。
ンドル65を一方向に操作すると、ブレーキ機構62を
介してピニオンギヤ66が一方向に回転する。このピニ
オンギヤ66の回転によりセクタギヤ61が回動し、ク
ランクロッド5が押圧部分51をシートバック厚方向前
方に移動させるように回動する。これにより、サポート
部材3の下部が枠線体31のサイド部分31c,31d
とクランクロッド5の押圧部51の連結部51a,51
bとの連結を介してシートバック厚方向前方に押し出さ
れ、サポート部材3のフレーム2に対する傾斜角つまり
面32bのフレーム2に対する傾きが調整される。よっ
て、サポート部材3は、着座者の腰椎部を強く支えるこ
とになる。この時、クランクロッド5の押圧部分51の
凹部51cによりクランクロッド5と弾性線体51cと
の間の隙間Aが設定されていることから、弾性線体51
cによるバネ感が損なわれることはない。尚、ハンドル
65を前述とは逆に他方向に操作することでクランクロ
ッド5は、前述とは逆に押圧部分51をシートバック厚
方向後方に移動させるように回動する。
【0024】尚、上記した発明の実施の形態において
は、シートバック1に適用して説明したが、シートクッ
ション(図示せず)として適用してもよい。この場合、
クランクロッド5及び駆動機構6は、通常、不必要とな
る。
は、シートバック1に適用して説明したが、シートクッ
ション(図示せず)として適用してもよい。この場合、
クランクロッド5及び駆動機構6は、通常、不必要とな
る。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、シート幅方向において
凹形状を呈し且つシート上下方向において着座者の背部
形状に対応する如く屈曲した枠線体とシート幅方向及び
シート上下方向に渡り延在されてクッション体が載置さ
れる面を形成する一本の弾性線体を備えるので、枠線体
により着座者がシートに着座した際のフィット感が確保
される共に弾性線体により着座者がシートに着座した際
のバネ感が確保され、これにより、上記した技術的課題
を解決することができる。つまり、着座者がシートに着
座した際に感じるバネ感やフィット感を損なうことなく
コスト的にも有利なシートとすることができる。
凹形状を呈し且つシート上下方向において着座者の背部
形状に対応する如く屈曲した枠線体とシート幅方向及び
シート上下方向に渡り延在されてクッション体が載置さ
れる面を形成する一本の弾性線体を備えるので、枠線体
により着座者がシートに着座した際のフィット感が確保
される共に弾性線体により着座者がシートに着座した際
のバネ感が確保され、これにより、上記した技術的課題
を解決することができる。つまり、着座者がシートに着
座した際に感じるバネ感やフィット感を損なうことなく
コスト的にも有利なシートとすることができる。
【0026】又、本発明によれば、枠線体をシート厚方
向に移動させるクランク状のロッドを備えるので、面の
傾きを調整して着座者の腰椎部を強く支持するいわゆる
ランバー効果を得ることができる。
向に移動させるクランク状のロッドを備えるので、面の
傾きを調整して着座者の腰椎部を強く支持するいわゆる
ランバー効果を得ることができる。
【0027】又、本発明によれば、ロッドは、弾性線体
との間にシート厚方向において所定の隙間を画成する凹
部を備えているので、ロッドにより弾性線体のたわみが
規制されることがなく、弾性線体によるバネ感を常に確
保することができる。
との間にシート厚方向において所定の隙間を画成する凹
部を備えているので、ロッドにより弾性線体のたわみが
規制されることがなく、弾性線体によるバネ感を常に確
保することができる。
【図1】本発明に係るシートの斜視図である。
【図2】本発明に係るシートのサポート部材を示す平面
図である。
図である。
【図3】本発明に係るシートのサポート部材を示す図2
の上面図である。
の上面図である。
【図4】本発明に係るシートのサポート部材を示す図2
の側面図である。
の側面図である。
【図5】本発明に係るシートのクランクロッドを示す平
面図である。
面図である。
【図6】図5の上面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】本発明に係るシートのクランクロッドの駆動機
構を示す分解斜視図である。
構を示す分解斜視図である。
1 シートバック(シート)
2 フレーム
4 クッション体
31 枠線体
32 弾性線体
32a 面
51a,51b 連結部
51c 凹部
フロントページの続き
(72)発明者 金 山 修
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自
動車株式会社内
(56)参考文献 特開 平2−147008(JP,A)
実開 平4−25555(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47C 7/44
Claims (3)
- 【請求項1】フレームと、該フレームに固定され前記フ
レームを被覆して座面を形成するクッション体と、前記
フレームに吊り下げられ前記フレームの上下側に位置す
るアッパ部及びロア部と前記フレームの両側に位置する
サイド部とを備え前記アッパ部及び前記ロア部はシート
幅方向において中央部がシート厚方向後方に向かって突
出する凹形状を呈し且つ前記サイド部はシート上下方向
において着座者の背部形状に対応する如く上部がシート
厚方向前方に且つ下部がシート厚方向後方に突出すよう
に屈曲した枠線体と、該枠線体に固定されシート幅方向
及びシート上下方向に渡り延在されて前記クッション体
が載置される面を形成する一本の弾性線体とを有するシ
ート。 - 【請求項2】 前記フレームに支持される共に前記枠線
体に固定され回動動作により前記枠線体をシート厚方向
に移動させるクランク状のロッドを有する、請求項1記
載のシート。 - 【請求項3】 前記ロッドは、前記枠線体に連結される
対の連結部及び該連結部間に前記連結部から連続して形
成され前記弾性線体との間にシート厚方向において所定
の隙間を画成する凹部を備えて構成される、請求項2記
載のシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07648096A JP3510417B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07648096A JP3510417B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262153A JPH09262153A (ja) | 1997-10-07 |
JP3510417B2 true JP3510417B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=13606366
Family Applications (1)
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JP07648096A Expired - Fee Related JP3510417B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | シート |
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JP (1) | JP3510417B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP07648096A patent/JP3510417B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09262153A (ja) | 1997-10-07 |
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