JP3509501B2 - バッテリー制御装置 - Google Patents
バッテリー制御装置Info
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Description
に関し、特に、バッテリーデータの管理方法を改善する
ものである。
車両は、モーターに電力を供給するための高圧バッテリ
ーを搭載している。この高圧バッテリーの残容量(以
下、単に容量と呼ぶ)や劣化係数などのデータは、出力
制御や回生制御などに用いる重要なデータであり、補助
バッテリーを外してもデータが消失しないように、バッ
テリーバックアップRAMとEEPROMの両方に記憶
される。通常、起動時はバッテリーバックアップRAM
に記憶されているデータを使用するが、何らかの理由で
RAMデータが消失したときはEEPROMの記憶デー
タを用いている。
PROMはバッテリーコントローラーに内蔵されてお
り、故障や破損に際してはバッテリーコントローラー単
位で新品と交換される。この新品のバッテリーコントロ
ーラーのメモリには、中途交換後の制御対象バッテリー
の状態が分からないので、通常は容量0、劣化係数10
0%などの初期値が記憶されている。このため、中途で
バッテリーコントローラーを交換した場合には、制御対
象バッテリーの状態とメモリの記憶データとが合致せ
ず、容量表示などに支障をきたすという問題がある。
を用いてバッテリーを制御するバッテリー制御装置を提
供することにある。
は、データ書き込み可能な不揮発性メモリと、補助バッ
テリーから常時給電されるRAMとを内蔵し、それらの
メモリに制御対象バッテリーのデータを記憶するバッテ
リー制御装置であって、制御対象バッテリーの開放電圧
を測定する測定手段と、測定手段により測定された開放
電圧に基づいて制御対象バッテリーの残容量を推定する
推定手段と、RAMのバッテリーデータが消失した場合
に、不揮発性メモリに記憶されている残容量データと推
定手段により推定された残容量データとを比較し、両者
の差が所定値以上の場合は推定手段により推定された残
容量データをバッテリー制御データとして用い、両者の
差が所定値未満の場合には、不揮発性メモリに記憶され
ている残容量データをバッテリー制御データとして用い
るデータ選択手段とを備える。 (2) 請求項2のバッテリー制御装置は、不揮発性メ
モリの記憶データが正常か否かを判定する判定手段を備
え、データ選択手段によって、判定手段により記憶デー
タが異常と判定された場合に、推定手段により推定され
た残容量データをバッテリー制御データとして用いるよ
うにしたものである。 (3) 請求項3のバッテリー制御装置は、判定手段に
よって、バッテリー制御装置の電源オフ時に不揮発性メ
モリに記憶されるチェックサムに基づいて不揮発性メモ
リの記憶データが正常か否かを判定するようにしたもの
である。
でバッテリー制御装置を交換した場合でも、制御対象バ
ッテリーの状態に近い正確なバッテリーデータを用いる
ことができる。 (2) 請求項2の発明によれば、バッテリーバックア
ップRAMのバッテリーデータが消失し、さらに不揮発
性メモリのバッテリーデータも異常と判定された場合で
も、バッテリー制御に適切な容量データを用いることが
できる。 (3) 請求項3の発明によれば、不揮発性メモリの記
憶データの正常、異常を正確に判定できる。
実施の形態を説明する。図1は一実施の形態の構成を示
す図である。高圧バッテリー1はインバーター3を介し
てモーター4へ電力を供給する。バッテリーコントロー
ラー5はCPU6、EEPROM7、RAM8などを備
え、高圧バッテリー1の充放電を制御するとともに、高
圧バッテリー1のデータを管理する。このバッテリーコ
ントローラー5には、電圧センサー2、補助バッテリー
9、キースイッチ10、充電スイッチ11などが接続さ
れる。電圧センサー2は高圧バッテリー1の端子電圧V
を測定する。EEPROM7およびRAM8は高圧バッ
テリー1の容量や劣化係数などのデータを記憶する。な
お、RAM8は補助バッテリー9から直接に給電されて
おり、キースイッチ10および充電スイッチ11がオフ
しても記憶データを保持する。充電スイッチ11は、不
図示の充電器による高圧バッテリー1の充電が開始され
るときにオンし、充電が終了するときにオフする。
を示すフローチャートである。これらのフローチャート
により、一実施の形態の動作を説明する。キースイッチ
10または充電スイッチ11がオンすると、バッテリー
コントローラー5はこの電源オン後のデータ管理手順を
実行する。ステップ1において、EEPROM7の通電
履歴データを読み出して、今回のバッテリーコントロー
ラー5への通電が初回かどうかを確認する。初回の通電
の場合はステップ2へ進み、EEPROM7とバッテリ
ーバックアップRAM8へバッテリーデータの初期値を
記憶する。例えば、容量の初期値を0、劣化係数の初期
値を100%とする。なお、このとき、EEPROM7
にチェックサムを記憶する。一方、初回の通電でない場
合は、すでにメモリ7、8へバッテリーデータが記憶さ
れているとしてメモリの初期化を行わない。
アのデータを読み出してバッテリーデータが消失してい
るかどうかを確認する。RAM8の特定エリアには、電
源をオフするたびに所定のデータが書き込まれる。この
特定エリアに所定のデータが記憶されている場合は、R
AM8のバッテリーデータが消失していないと判断して
ステップ11へ進み、バッテリーバックアップRAM8
に記憶されている容量や劣化係数などのバッテリーデー
タを読み出し、高圧バッテリー1の充放電制御などに用
いる。
が記憶されていない場合は、RAM8のバッテリーデー
タが消失していると判断してステップ4へ進む。なお、
バッテリーバックアップRAM8のデータ消失の原因に
は、補助バッテリー9を交換のため外した場合、あるい
はバッテリーコントローラー5の中途交換の場合などが
ある。ステップ4では、電圧センサー2により高圧バッ
テリー1の開放電圧Vを測定し、開放電圧Vに基づいて
容量を推定する。
法によりEEPROM7のバッテリーデータが正常かど
うかを確認する。EEPROM7のバッテリーデータが
正常であればステップ6へ進み、EEPROM7から劣
化係数を読み出し、高圧バッテリー1の充放電制御など
に用いる。続くステップ7では、開放電圧Vから推定し
た容量とEEPROM7の記憶容量とを比較し、両者の
差が所定値以上あればステップ10へ進み、そうでなけ
ればステップ8へ進む。容量差が所定値以上の場合はバ
ッテリーコントローラー5が中途で交換されたと判断
し、ステップ10で開放電圧Vに基づく推定容量を高圧
バッテリー1の充放電制御などに用いる。一方、容量差
が所定値未満の場合は何らかの理由で補助バッテリー9
が外されたためであると判断し、ステップ8でEEPR
OM7の記憶容量を高圧バッテリー1の充放電制御など
に用いる。
データが正常でないと判断された場合には、ステップ9
で劣化係数を100%とし、EEPROM7とRAM8
の劣化係数データを更新する。続くステップ10で開放
電圧Vから推定した容量を高圧バッテリー1の充放電制
御などに用いる。
いは高圧バッテリー1の充電中に、高圧バッテリー1の
容量と劣化係数を演算する。続くステップ13で、キー
スイッチ10および充電スイッチ11がともにオフされ
たかどうかを確認し、両スイッチがオフされたらステッ
プ14へ進み、EEPROM7とRAM8の容量と劣化
係数を更新する。両スイッチ10、11がオフされてい
ないときはステップ12へ戻り、容量と劣化係数の演算
を繰り返す。ステップ15では、RAM8の特定エリア
に所定のデータを書き込むとともに、EEPROM7の
チェックサムを所定のエリアに書き込む。上述したよう
に、これらのデータはEEPROM7とRAM8の記憶
データの正常、異常を判断するために用いられる。
PROM7が不揮発性メモリを、バッテリーバックアッ
プRAM8がRAMを、補助バッテリー9が補助バッテ
リーを、バッテリーコントローラー5が判定手段、デー
タ選択手段および推定手段を、電圧センサー2が測定手
段をそれぞれ構成する。
電気自動車に適用した例を示したが、本発明は電気自動
車に限定されず、ハイブリッド車両などのバッテリーを
用いるすべての装置に適用することができる。また、バ
ッテリーデータは容量、劣化係数に限定されない。さら
に、データ書き込み可能な不揮発性メモリは一実施の形
態のEEPROMに限定されず、EPROMなどを用い
ることもできる。さらにまた、メモリの記憶データが正
常か否かの判定方法は上述した実施の形態に限定されな
い。
を示すフローチャートである。
タの管理手順を示すフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 データ書き込み可能な不揮発性メモリ
と、補助バッテリーから常時給電されるRAMとを内蔵
し、それらのメモリに制御対象バッテリーのデータを記
憶するバッテリー制御装置であって、 前記制御対象バッテリーの開放電圧を測定する測定手段
と、 前記測定手段により測定された開放電圧に基づいて前記
制御対象バッテリーの残容量を推定する推定手段と、 前記RAMのバッテリーデータが消失した場合に、前記
不揮発性メモリに記憶されている残容量データと前記推
定手段により推定された残容量データとを比較し、両者
の差が所定値以上の場合は前記推定手段により推定され
た残容量データをバッテリー制御データとして用い、両
者の差が所定値未満の場合には、前記不揮発性メモリに
記憶されている残容量データをバッテリー制御データと
して用いるデータ選択手段とを備えることを特徴とする
バッテリー制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のバッテリー制御装置に
おいて、 前記不揮発性メモリの記憶データが正常か否かを判定す
る判定手段を備え、 前記データ選択手段は、前記判定手段により記憶データ
が異常と判定された場合に、前記推定手段により推定さ
れた残容量データをバッテリー制御データとして用いる
ことを特徴とするバッテリー制御装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のバッテリー制御装置に
おいて、 前記判定手段は、前記バッテリー制御装置の電源オフ時
に前記不揮発性メモリに記憶されるチェックサムに基づ
いて前記不揮発性メモリの記憶データが正常か否かを判
定することを特徴とするバッテリー制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28024297A JP3509501B2 (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | バッテリー制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28024297A JP3509501B2 (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | バッテリー制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11122828A JPH11122828A (ja) | 1999-04-30 |
JP3509501B2 true JP3509501B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=17622286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28024297A Expired - Fee Related JP3509501B2 (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | バッテリー制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3509501B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8037266B2 (en) * | 2007-01-02 | 2011-10-11 | Sandisk Il Ltd. | Apparatus and method for archiving digital content |
JP5268291B2 (ja) * | 2007-06-18 | 2013-08-21 | 日立ビークルエナジー株式会社 | バッテリユニット装置 |
US9312390B2 (en) * | 2012-07-05 | 2016-04-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Remote control system |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP28024297A patent/JP3509501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11122828A (ja) | 1999-04-30 |
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