JP3509481B2 - バリ取り装置 - Google Patents

バリ取り装置

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JP3509481B2
JP3509481B2 JP20611497A JP20611497A JP3509481B2 JP 3509481 B2 JP3509481 B2 JP 3509481B2 JP 20611497 A JP20611497 A JP 20611497A JP 20611497 A JP20611497 A JP 20611497A JP 3509481 B2 JP3509481 B2 JP 3509481B2
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに形成され
たバリをバリ取りブラシによって除去するバリ取り方法
およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−104428号
公報に示されるように、駆動源により回転駆動される主
軸を設置し、この主軸にその回転中心と直交する回転軸
を回転可能に支承するとともに、固定側と相接して上記
主軸の回転により上記回転軸を回転させる作動機構を設
け、かつ上記回転軸と平行にホイール軸を設置するとと
もに、このホイール軸にブラシホイールを設け、上記回
転軸の回転に応じてブラシホイールを旋回させるととも
に回転駆動させることにより、パイプ材からなるワーク
の端面に形成されたバリを除去するバリ取り装置が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
バリ取り装置では、ホイール軸に設けられたブラシホイ
ールの旋回中心をパイプ材からなるワークの軸心に位置
させた状態で、上記ブラシホイールを旋回および回転駆
動することにより、パイプ材の端面に形成されたバリを
効率よく除去することができるが、種々の方向に突出す
るバリが生成された自動車の自動変速機に用いられるバ
ルブボディ等からなるワークに形成されたバリを効率よ
く除去することができないという問題がある。
【0004】すなわち、上記バルブボディには、各種の
油路が複雑に入り組んで形成され、この油路に沿って種
々の方向に突出するようにバリが形成されるため、この
バリを、上記ホイール軸に設けられた単一のブラシホイ
ールによって全て除去するためには、バルブボディから
なるワークのバリ取り面に沿って上記ブラシを複数回往
復動させて上記ブラシホイールを種々の方向に作動させ
る必要があり、バリ取り作業に要する時間が長くなるこ
とが避けられないという問題がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、バリが
種々の方向に突出している場合においても、このバリを
迅速かつ適正に除去することができるバリ取り方法およ
びその装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ベースプレート上に固定された筒状のケーシングと、上
記ケーシング内にベアリングを介して回転自在に支持さ
れるとともに、該ケーシング内を貫通し、一端部に駆動
モータの駆動力がベルトを介して伝達されるプーリを備
え、他端部にギアボックスを備えるとともに、上記プー
リを備えた一端部から上記ギアボックスを備えた他端部
までギヤ変換されることなく駆動力を伝達する筒状の旋
回駆動軸と、上記旋回駆動軸内にベアリングを介して回
転自在に支承されるとともに該旋回駆動軸内を貫通し、
一端部に駆動モータの駆動力がベルトを介して伝達され
るプーリを備え、他端部がギアボックス内まで延びてそ
の先端に駆動側ベベルギアを備えるとともに、上記プー
リを備えた一端部から上記駆動側ベベルギアを備えた他
端部までギヤ変換されることなく駆動力を伝達する回転
駆動軸と、一対のバリ取りブラシを両端に備え、中央部
に上記ギアボックス内で上記駆動側ベベルギアに噛合す
る従動側ベベルギアを備え、上記旋回駆動軸と直交する
方向に延びて上記ギアボックスを貫通した状態でギアボ
ックスに回転自在に支持されたブラシ軸とを有し、単一
の駆動モータから上記各ベルトを介して伝達される駆動
力により、上記旋回駆動軸によって上記ブラシ軸の中央
部を中心に該ブラシ軸を旋回させつつ、上記回転駆動軸
によって上記ブラシ軸を回転させるように構成するとと
もに、上記回転駆動軸の回転速度が旋回駆動軸の回転速
度よりも速くなるように上記単一の駆動モータから両駆
動軸に伝達される回転速度の増減率を設定して上記バリ
取りブラシを高速で回転させるように構成したものであ
る。
【0007】上記構成によれば、旋回駆動軸によりブラ
シ軸の中央部を支点にしてブラシ軸を旋回させつつ、こ
のブラシ軸を回転駆動軸により高速で回転させて上記バ
リ取りブラシの先端部をワークのバリ取り面に当接させ
ることにより、ワークのバリ取り面に生成されバリに対
して上記バリ取りブラシの先端部が種々の方向から当接
して上記バリが効果的に除去されることになる。
【0008】また、旋回駆動軸においてはプーリを備え
た一端部からギアボックスを備えた他端部までギヤ変換
されることなく駆動力が伝達され、回転駆動軸において
はプーリを備えた一端部から駆動側ベベルギアを備えた
他端部までギヤ変換されることなく駆動力が伝達され
る。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
のバリ取り装置において、上記回転駆動軸と旋回駆動軸
とを同方向に回転させるように構成したものである。
【0010】上記構成によれば、ブラシ軸およびバリ取
りブラシを旋回駆動する旋回駆動軸と、上記回転駆動軸
とが同方向に回転しつつ、この回転駆動軸の駆動力が動
力伝達部を介して上記ブラシ軸に伝達されてこのブラシ
軸およびバリ取りブラシが回転駆動されることになる。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1記載
のバリ取り装置において、上記回転駆動軸と旋回駆動軸
とを逆方向に回転させるように構成したものである。
【0012】上記構成によれば、ブラシ軸およびバリ取
りブラシを旋回駆動する旋回駆動軸と、上記回転駆動軸
とが逆方向に回転しつつ、この回転駆動軸の駆動力が動
力伝達部を介して上記ブラシ軸に伝達されてこのブラシ
軸およびバリ取りブラシが回転駆動されることになる。
【0013】請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載のバリ取り装置において、ワークの加
工面をフライス加工するフライス加工装置のベースプレ
ート上にバリ取り装置を設置したものである。
【0014】上記構成によれば、フライス加工装置の搬
送手段によって上記バリ取り装置がワークに対して接離
される方向およびワークの加工方向等にそれぞれ搬送さ
れることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係るバリ
取り装置の実施形態を示している。このバリ取り装置1
は、ワーク保持装置2に保持された一対のワーク3,3
を切削加工するフライス加工装置4のベースプレート5
上に、フライス6と並列に設置されている。上記フライ
ス加工装置4には、フライス6によるワーク3,3の加
工方向に沿ってベースプレート5をねじ送りする等によ
り搬送する第1搬送手段7と、フライス6をワークに対
して接離させる方向にベースプレート5をねじ送りする
等により搬送する第2搬送手段8と、上記バリ取り装置
1をベースプレート5に沿ってねじ送りする等によりワ
ーク3に接離させる方向に搬送する第3搬送手段9とが
設けられている。
【0016】上記バリ取り装置1は、ワーク3のバリ取
り面と直交する方向に伸びる円筒体からなる旋回駆動軸
10と、この旋回駆動軸10を回転自在に支持するベア
リング11が設けられたケーシング12と、上記旋回駆
動軸10内に配設されるとともに、この旋回駆動軸10
と同軸上に設置されてベアリング13により回転自在に
支持された回転駆動軸14と、上記旋回駆動軸10の先
端部に固定されたギアボックス15と、このギアボック
ス15によって回転自在に支持されるとともに、上記旋
回駆動軸10と直交する方向に伸びるブラシ軸16と、
このブラシ軸16の両端部に設けられた第1,第2バリ
取りブラシ17,18とを有している。そして、上記旋
回駆動軸10および回転駆動軸14が上記ケーシング1
2内に収容されることにより、両駆動軸10,14、上
記ギアボックス15、ブラシ軸16および一対のバリ取
りブラシ17,18が一体にユニット化されている。
【0017】上記回転駆動軸14の基端部には、駆動モ
ータ19の駆動力がVベルト20を介して増速されて伝
達される第1プーリ21が取り付けられとともに、回転
駆動軸14の先端部には、駆動側ベベルギア22が固定
され、この駆動側ベベルギア22が、上記ギアボックス
15内に配設されてブラシ軸16に固定された従動側ベ
ベルギア23に噛合している。そして、上記回転駆動軸
14が駆動モータ19によって回転駆動されるのに応
じ、この駆動力が上記両ベベルギア22,23からなる
動力伝達部を介してブラシ軸16に伝達され、このブラ
シ軸16および上記第1,第2バリ取りブラシ17,1
8が所定の回転速度で回転駆動されるようになってい
る。
【0018】なお、図3から明らかなように、回転駆動
軸14の基端部から駆動側ベベルギア22まで、一体回
転するように構成させているので、ギヤ変換されること
なく駆動力が伝達される。
【0019】また、上記旋回駆動軸10の基端部には、
駆動モータ19の駆動力がVベルト24を介して減速さ
れて伝達される第2プーリ25が取り付けられている。
そして、上記旋回駆動軸10が駆動モータ19によって
回転駆動されるのに応じ、旋回駆動軸10の先端部に設
置されたギアボックス15からなるブラシ支持部が、上
記旋回駆動軸10の軸心を支点にして旋回駆動されるこ
とにより、これと一体に上記ブラシ軸16がその中央部
を支点にして所定の速度で旋回駆動されるように構成さ
れている。
【0020】なお、図3から明らかなように、旋回駆動
軸10の基端部からギアボックス15まで、一体回転す
るように構成させているので、ギヤ変換されることなく
駆動力が伝達される。
【0021】上記構成において、第2搬送手段8により
フライス6をワーク3に接近させる方向にベースプレー
ト5をねじ送りして、上記フライス6を加工位置に移動
させた後、このフライス6を回転駆動しつつ、第1搬送
手段7によりフライス6をワーク3の設置部側に移動さ
せるようにベースプレート5をねじ送りして、ワーク3
の加工面をフライス加工する。このフライス加工が終了
した時点で、上記第2搬送手段8によりフライス6をワ
ーク3から離間させる方向にベースプレート5をねじ送
りするとともに、上記第3搬送手段9によりバリ取り装
置1をワーク3に接近させる方向にねじ送りしてバリ取
りブラシ17,18をバリ取り位置に移動させる。
【0022】その後、上記第2駆動手段8によりバリ取
り装置1をワーク3の設置部側に移動させるとともに、
駆動モータ19の駆動力に応じて回転駆動される上記旋
回駆動軸10の駆動力に応じ、ブラシ軸16の中央部を
支点にしてブラシ軸16を旋回させるとともに、上記回
転駆動軸14の駆動力に応じてブラシ軸16を回転駆動
しつつ、上記第1,第2バリ取りブラシ17,18の先
端部をワーク3のバリ取り面Aに当接させてバリを除去
する。
【0023】このように両端部に第1,第2バリ取りブ
ラシ17,18がそれぞれ設けられたブラシ軸16をワ
ーク3のバリ取り面Aと平行に設置し、上記ブラシ軸1
6の中央部を支点にしてブラシ軸16を旋回させつつ、
このブラシ軸16を回転させることにより、上記両バリ
取りブラシ17,18の先端部をワーク3のバリ取り面
Aに当接させるように構成したため、ワーク3のバリ取
り面Aに種々の方向に突出するバリが生成されている場
合においても、このバリを効率よく除去することができ
る。
【0024】すなわち、上記旋回駆動軸10によってブ
ラシ軸16の中央部を支点にブラシ軸16を旋回させつ
つ、上記回転駆動軸14によってブラシ軸16を回転さ
せるように構成したため、最初に図4の(a)に示すよ
うに、ワーク3の上方部に位置していた第1バリ取りブ
ラシ17は、上記ブラシ軸16が90°だけ旋回するの
に応じ、図4の(b)に示すように、ワーク3の左側方
部に移動し、さらに上記ブラシ軸16が90°だけ旋回
するのに応じ、図4の(c)に示すように、ワーク3の
下方部に移動する。
【0025】そして、図4の(a)に示す状態と、図4
の(c)に示す状態とでは、ワーク3の上方部に位置す
る第1バリ取りブラシ17の回転方向と、第2バリ取り
ブラシ18の回転方向とが逆になるため、種々の方向に
突出したバリを確実に除去することができる。例えば、
図5に示すように、反時計方向に回転する第1バリ取り
ブラシ18の回転方向に沿ってバリBが突出している場
合には、このバリBを上記第1バリ取りブラシ17によ
って除去することが困難であるが、ブラシ軸16が18
0°だけ旋回するのに応じ、図6に示すように、時計方
向に回転する第2バリ取りブラシ18が上記バリBの設
置部に移動することにより、上記バリBの突出方向と直
交する方向に第2バリ取りブラシ18が回転するため、
この第2バリ取りブラシ18により上記バリBを確実に
破断して除去することができる。
【0026】したがって、図7に示すように、各種の方
向に伸びる複数の油路Cが形成され、この油路Cに沿っ
て種々の方向にバリが突出する可能性が高い自動車の自
動変速機に用いられるバルブボディ等からなるワーク3
のバリを除去する場合においても、上記のように種々の
方向に突出したバリを迅速かつ適正に破断して除去する
ことができる。
【0027】また、上記のようにブラシ軸16を回転自
在に支持するギアボックス15からなるブラシ支持部を
旋回駆動軸10の先端部に設置し、この旋回駆動軸10
によって上記ブラシ支持部とブラシ軸16とを一体に旋
回駆動するように構成したため、簡単かつコンパクトな
構成で、上記ブラシ軸16を旋回駆動するとともに、こ
のブラシ軸16を回転駆動して上記第1,第2バリ取り
ブラシ17,18によってワーク3のバリを迅速かつ適
正に除去することができる。
【0028】さらに、上記のようにブラシ軸16を回転
駆動する回転駆動軸14と、ブラシ軸16を旋回駆動す
る旋回駆動軸10とを同軸上に設置するとともに、上記
回転駆動軸14の回転をブラシ軸16に伝達する一対の
ベベルギア22,23からなる動力伝達部を設け、上記
回転駆動軸16と旋回駆動軸10とを同方向に回転させ
るように構成した場合には、単一の駆動モータ19から
なる駆動手段により、簡単な構成で上記回転駆動軸16
および旋回駆動軸10の両方を駆動することができるた
め、装置の構成を効果的にコンパクト化できるという利
点がある。
【0029】また、上記両バリ取りブラシ17,18に
よってワーク3のバリを効率よく除去するためには、上
記のように駆動モータ19の駆動力を増速して上記回転
駆動軸14に伝達するとともに、駆動モータの駆動力を
減速して上記旋回駆動軸10に伝達することにより、上
記回転駆動軸14の回転速度を旋回駆動軸10の回転速
度よりも速く設定し、上記両バリ取りブラシ17,18
を高速で回転させることが望ましいことが実験により確
認されている。
【0030】なお、上記実施形態に代え、駆動モータ1
9の回転方向を逆転して上記回転駆動軸14および旋回
駆動軸10の一方に伝達するギア機構を設ける等によ
り、同軸上に設置された上記回転駆動軸14と旋回駆動
軸10とを逆方向に回転させるとともに、ギア機構等か
らなる動力伝達部により上記回転駆動軸14の回転をブ
ラシ軸16に伝達するように構成してもよい。
【0031】上記のように上記回転駆動軸14と旋回駆
動軸10とを逆方向に回転させるようにした構成による
と、上記回転駆動軸14と旋回駆動軸10とを同一の回
転速度で駆動した場合においても、旋回駆動軸10の先
端部に設置されたギアボックス15が回転駆動軸14の
回転方向と逆方向に駆動されるため、差動装置の原理に
より上記ブラシ軸16の回転速度を増速してバリ取りブ
ラシ17,18を高速で回転駆動することができる。
【0032】また、上記実施形態に示すように、ワーク
3の加工面をフライス加工するフライス加工装置4のベ
ースプレート5上にバリ取り装置1を設置した場合に
は、このベースプレート5をねじ送りする等の手段で移
動させる上記第1,第2搬送手段7,8により、上記フ
ライス加工装置4およびバリ取り装置1の両方をそれぞ
れ搬送することができるため、両装置4,1の搬送手段
を個別に設けた場合に比べて装置の構成を簡略化するこ
とができる。
【0033】さらに、上記実施形態に示すように、ブラ
シ軸16を回転駆動する回転駆動軸14と、上記ブラシ
軸16を旋回駆動する旋回駆動軸10とをケーシング1
2内に設置し、両端部にバリ取りブラシ17,18が設
けられたブラシ軸16と、このブラシ軸16を回転自在
に支持するギヤユニット15と、ブラシ軸16を回転駆
動する回転駆動軸14と、上記ブラシ軸16を旋回駆動
する旋回駆動軸10等を一体にユニット化した構成によ
ると、上記各部品が故障した場合にその補修を容易に行
うことができるとともに、上記バリ取り装置1の保守、
点検等を容易に行うことができるという利点がある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ベース
プレート上に固定された筒状のケーシングと、上記ケー
シング内にベアリングを介して回転自在に支持されると
ともに、該ケーシング内を貫通し、一端部に駆動モータ
の駆動力がベルトを介して伝達されるプーリを備え、他
端部にギアボックスを備えるとともに、上記プーリを備
えた一端部から上記ギアボックスを備えた他端部までギ
ヤ変換されることなく駆動力を伝達する筒状の旋回駆動
軸と、上記旋回駆動軸内にベアリングを介して回転自在
に支承されるとともに該旋回駆動軸内を貫通し、一端部
に駆動モータの駆動力がベルトを介して伝達されるプー
リを備え、他端部がギアボックス内まで延びてその先端
に駆動側ベベルギアを備えるとともに、上記プーリを備
えた一端部から上記駆動側ベベルギアを備えた他端部ま
でギヤ変換されることなく駆動力を伝達する回転駆動軸
と、一対のバリ取りブラシを両端に備え、中央部に上記
ギアボックス内で上記駆動側ベベルギアに噛合する従動
側ベベルギアを備え、上記旋回駆動軸と直交する方向に
延びて上記ギアボックスを貫通した状態でギアボックス
に回転自在に支持されたブラシ軸とを有し、単一の駆動
モータから上記各ベルトを介して伝達される駆動力によ
り、上記旋回駆動軸によって上記ブラシ軸の中央部を中
心に該ブラシ軸を旋回させつつ、上記回転駆動軸によっ
て上記ブラシ軸を回転させるように構成するとともに、
上記回転駆動軸の回転速度が旋回駆動軸の回転速度より
も速くなるように上記単一の駆動モータから両駆動軸に
伝達される回転速度の増減率を設定して上記バリ取りブ
ラシを高速で回転させるように構成したため、バリの突
出方向が複雑に入り組んだ自動車の自動変速機に用いら
れるバルブボディ等からなるワークに形成されたバリ
を、簡単な構成で効率よく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るバリ取り装置を備えた
加工機の全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るバリ取り装置を備えた
加工機の全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明に係るバリ取り装置の要部の構成を示す
断面図である。
【図4】バリ取りブラシの作動状態を示す説明図であ
る。
【図5】バリの除去動作を示す説明図である。
【図6】バリの除去動作を示す説明図である。
【図7】ワークの具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 バリ取り装置 3 ワーク 4 フライス加工装置 5 ベースプレート 6 フライス 10 旋回駆動軸 12 ケーシング 14 回転駆動軸 15 ギアボックス 16 ブラシ軸 17,18 バリ取りブラシ 19 駆動モータ 22,23 ベベルギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 9/00 602 B24B 29/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレート上に固定された筒状のケ
    ーシングと、 上記ケーシング内にベアリングを介して回転自在に支持
    されるとともに、該ケーシング内を貫通し、一端部に駆
    動モータの駆動力がベルトを介して伝達されるプーリを
    備え、他端部にギアボックスを備えるとともに、上記プ
    ーリを備えた一端部から上記ギアボックスを備えた他端
    部までギヤ変換されることなく駆動力を伝達する筒状の
    旋回駆動軸と、 上記旋回駆動軸内にベアリングを介して回転自在に支承
    されるとともに該旋回駆動軸内を貫通し、一端部に駆動
    モータの駆動力がベルトを介して伝達されるプーリを備
    え、他端部がギアボックス内まで延びてその先端に駆動
    側ベベルギアを備えるとともに、上記プーリを備えた一
    端部から上記駆動側ベベルギアを備えた他端部までギヤ
    変換されることなく駆動力を伝達する回転駆動軸と、 一対のバリ取りブラシを両端に備え、中央部に上記ギア
    ボックス内で上記駆動側ベベルギアに噛合する従動側ベ
    ベルギアを備え、上記旋回駆動軸と直交する方向に延び
    て上記ギアボックスを貫通した状態でギアボックスに回
    転自在に支持されたブラシ軸とを有し、 単一の駆動モータから上記各ベルトを介して伝達される
    駆動力により、上記旋回駆動軸によって上記ブラシ軸の
    中央部を中心に該ブラシ軸を旋回させつつ、上記回転駆
    動軸によって上記ブラシ軸を回転させるように構成する
    とともに、 上記回転駆動軸の回転速度が旋回駆動軸の回転速度より
    も速くなるように上記単一の駆動モータから両駆動軸に
    伝達される回転速度の増減率を設定して上記バリ取りブ
    ラシを高速で回転させるように構成したことを特徴とす
    るバリ取り装置。
  2. 【請求項2】 上記回転駆動軸と旋回駆動軸とを同方向
    に回転させるように構成したことを特徴とする請求項1
    記載のバリ取り装置。
  3. 【請求項3】 上記回転駆動軸と旋回駆動軸とを逆方向
    に回転させるように構成したことを特徴とする請求項1
    記載のバリ取り装置。
  4. 【請求項4】 ワークの加工面をフライス加工するフラ
    イス加工装置のベースプレート上にバリ取り装置を設置
    したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    バリ取り装置。
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JPH1148112A (ja) 1999-02-23

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