JP3509471B2 - 部分メッキ装置 - Google Patents
部分メッキ装置Info
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Description
のみをメッキ溶液に浸漬させ、メッキを施さない部分は
メッキ溶液に浸漬させないようにしながら、フープ材に
連続的にメッキを施す部分メッキ装置に関する。
置を説明する。図3は従来の部分メッキ装置を説明する
概略図、図4は部分メッキ装置の処理槽を示す斜視図で
ある。図5は部分メッキ装置でメッキ処理したフープ材
の一例を示す正面図であり、図5(a)は余分にメッキ
処理が施された状態を示し、図5(b)はメッキ処理必
要部にのみメッキ処理が施された状態を示している。
に、メッキを施さない部分を設けながら、連続的に部分
メッキを施す装置であり、図3に示すように、管理槽1
と処理槽2とポンプ3と流量調節バルブ4とを備える。
管理槽1は、大量のメッキ溶液を溜めてある大きな槽
で、その溜めてある溶液の濃度は略一定に管理されてい
る。
メッキ処理を施すためのものであり、処理槽本体20と
堰21とを含んで構成される。処理槽本体20は、上部
を開放した矩形箱体状の槽であり、前後左右の四面には
上方から略中間部までそれぞれ矩形の切り欠き20a,
20b,20c,20dが設けられている。また、切り
欠き20c,20dは、加工されたフープ材Aを処理槽
本体20の内部あるいは外部に案内するための、内外方
向に広がるガイド部材20eを備える。
整を行うための板状のもので、上下方向にスライド可能
に固定されていて、1枚は処理槽本体20の前面の切り
欠き20aを堰き止め、他の1枚は処理槽本体20の後
面の切り欠き20bを堰き止める。また、堰21,21
の上辺には三角波状の切り込みが設けてある。
理槽2へ供給する。流量調節バルブ4はハンドルを備
え、このハンドルを回してバルブを開閉することによ
り、処理槽2へ供給するメッキ溶液の流量を調節する。
また、処理槽2から溢れ出るメッキ溶液は、管理槽1内
に再び戻り、管理槽1内で所定濃度のメッキ溶液に再生
される。
メッキ装置にあっては、加工されたフープ材Aの上端部
がメッキ溶液に浸からない部分を管理することによっ
て、メッキの不要な部分へのメッキの付着を防止し、メ
ッキ金属(金や銀や銅など)の無駄をできるだけ省き、
コストを少しでも削減するようにしている。
整は、加工されたフープ材Aの品種が変更になる毎に、
人手により流量調節バルブ4の開閉あるいは堰21,2
1の上げ下げを行っているため、メッキ溶液の液面高さ
の再現性を確保できないとともに、メッキ溶液の僅かな
濃度変化や温度変化による粘性変化に伴う流量変化に対
応できず、メッキ溶液の液面高さの微調整が不充分にな
る。従って、メッキ処理がなされていなければならない
部分にメッキ処理がなされないという不良品を出さない
ようにするために、余裕をもって深く浸漬してしまうこ
とから、高価なメッキ金属(金や銀や銅など)を無駄に
してしまうという問題点があった。
なされたもので、その目的とするところは、メッキ溶液
の液面高さ調整の精度を向上して、高価なメッキ金属
(金や銀や銅など)の無駄を省くことのできる、優れた
部分メッキ装置を提供することにある。
解決するため、フープ材に連続的に部分メッキを施す部
分メッキ装置であって、所定濃度に管理されるメッキ溶
液を溜める管理槽と、メッキ溶液を溢れさせながらメッ
キ溶液の流入量で液面高さを可変できる処理槽と、管理
槽から処理槽へメッキ溶液を供給するとともに該メッキ
溶液を処理槽から溢れさせて管理槽へ循環させるポンプ
と、メッキ溶液の処理槽への流量を検出する流量センサ
と、流量センサの出力値を指定流量になるように制御す
る流量制御部とを備えることを特徴とする。
は、品種切り換えが可能でフープ材に連続的に部分メッ
キを施す部分メッキ装置であって、所定濃度に管理され
るメッキ溶液を溜める管理槽と、メッキ溶液を溢れさせ
ながらメッキ溶液の流量で液面高さを可変できる処理槽
と、管理槽から処理槽へメッキ溶液を供給するとともに
該メッキ溶液を処理槽から溢れさせて管理槽へ循環させ
るポンプと、メッキ溶液の流量を検出する流量センサ
と、メッキ溶液の流量とフープ材の品種とを関係付ける
流量データテーブルと、流量センサの出力値を流量デー
タテーブルからの指定流量になるように制御する流量制
御部とを備えることを特徴とする。
は、前記流量制御部は、ポンプの回転数を制御するイン
バータを含んでなることを特徴とする。
置の一実施の形態を図1および図2に基づいて、それぞ
れ詳細に説明する。図1は部分メッキ装置を示すシステ
ム構成図、図2は部分メッキ装置の流量制御部の制御動
作を説明するフローチャートである。なお、図1におい
て、従来の部分メッキ装置と同じ箇所には同じ符号を付
してある。
理槽1と、処理槽2と、ポンプ3と、流量センサ5と、
流量データテーブルに相当するパーソナルコンピータ6
と、流量制御部7とを備える。管理槽1は、大量のメッ
キ溶液を溜めてある大きな槽で、その溜めてある溶液の
濃度は略一定に管理されている。処理槽2は、従来の技
術で説明したものと同様のもので、加工されたフープ材
Aに部分メッキ処理を施すための槽であり、メッキ溶液
の溢れ出る流量を制御し易いように、上辺に三角波状あ
るいはスリット状の切り欠きを設けてある。また、処理
槽2の近傍には、メッキ処理のための電流をフープ材A
に流すための、直流電源Eが設けられている。
槽2へ供給する。処理槽2から溢れ出るメッキ溶液は、
管理槽1内に再び戻り、管理槽1内で所定濃度のメッキ
溶液に再生される。流量センサ5は、処理槽2へ流入す
るメッキ溶液の流量に比例する電気的信号を出力する。
パーソナルコンピータ6は、内部の記憶部に、加工され
たフープ材Aの品番と、その品番のフープ材Aをメッキ
処理する際の処理槽2へ供給するメッキ溶液の最適流量
とを関係付ける、予め設定された流量データテーブルを
格納してあり、キーボードからフープ材Aの品番を入力
すると、該品番のフープ材Aに最適な流量を直ちに求め
て、流量制御部7のシーケンサ7bに出力する。
を監視しつつ、処理槽2へ流入するメッキ溶液の流量を
パーソナルコンピータ6の指示する流量に常に制御する
もので、インバータ7aとシーケンサ7bとを含んで構
成される。インバータ7aは、ポンプ3に印加する電圧
の周波数を、シーケンサ7bから指示される周波数に変
化する。
ートのように、先ず、流量センサ5の出力すなわち処理
槽2へ流入するメッキ溶液の現在の流量値を取り込む
(ステップ100)。そして、処理槽2へ流入するメッ
キ溶液の流量が パーソナルコンピータ6の指示する流
量に等しいか否かを判断する(ステップ101)。この
とき、処理槽2へ流入するメッキ溶液の流量が パーソ
ナルコンピータ6の指示する流量に等しければ、シーケ
ンサ7はそのままの周波数を維持するようにインバータ
7aに指示を与える(ステップ103)。
するメッキ溶液の流量がパーソナルコンピータ6の指示
する流量に一致していないと判断されると、シーケンサ
7は、処理槽2へ流入するメッキ溶液の流量がパーソナ
ルコンピータ6の指示する流量に比較して大きいのか小
さいのかを判断する(ステップ102)。このとき、処
理槽2へ流入するメッキ溶液の流量がパーソナルコンピ
ータ6の指示する流量に比較して大きければ、シーケン
サ7は周波数を下げるようにインバータ7aに指示を与
え(ステップ104)、ポンプ3の回転数を低下させて
流量を低減する。また、処理槽2へ流入するメッキ溶液
の流量がパーソナルコンピータ6の指示する流量に比較
して小さければ、シーケンサ7は周波数を上げるように
インバータ7aに指示を与え(ステップ105)、ポン
プ3の回転数を高上させて流量を増加する。
っては、加工されたフープ材Aの品種に最適な流量のメ
ッキ溶液が処理槽2に常に流入することになるので、処
理槽2におけるメッキ溶液の液面高さは、加工されたフ
ープ材Aの品種に最適な液面高さに精度良く保つことが
でき、メッキ処理を施す部分に余裕をもつ必要がなくな
ることでメッキ金属(金や銀や銅など)の無駄を省くこ
とができる。また、パーソナルコンピータ6の操作によ
り、フープ材Aの品番を入力するのみで即時に最適流量
を決定できるので、品種切り換え時の液面高さ調整に手
間がかからず、生産性を向上できる。
液の液面高さを精度良く管理できるので、メッキ処理を
施す部分に余裕をもつ必要がなくなることでメッキ金属
(金や銀や銅など)の無駄を省くことができる、優れた
部分メッキ装置を提供できるという効果を奏する。
ッキ溶液の液面高さの調整を速やかに行うことができ、
生産性向上を図ることのできる、優れた部分メッキ装置
を提供できるという効果を奏する。
載の発明の効果に加えて更に、インバータによる周波数
制御によりポンプの回転数を調整して、メッキ溶液の流
量を管理するので、比較的構造が簡単な上に応答性が良
く、優れた部分メッキ装置を提供できるという効果を奏
する。
示すシステム構成図である。
説明するフローチャートである。
る。
例を示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 品種切り換えが可能でフープ材に連続的
に部分メッキを施す部分メッキ装置であって、所定濃度
に管理されるメッキ溶液を溜める管理槽と、メッキ溶液
を溢れさせながらメッキ溶液の流量で液面高さを可変で
きる処理槽と、管理槽から処理槽へメッキ溶液を供給す
るとともに該メッキ溶液を処理槽から溢れさせて管理槽
へ循環させるポンプと、メッキ溶液の流量を検出する流
量センサと、メッキ溶液の流量とフープ材の品種とを関
係付ける流量データテーブルと、流量センサの出力値を
流量データテーブルからの指定流量になるように制御す
る流量制御部とを備えることを特徴とする部分メッキ装
置。 - 【請求項2】 前記流量制御部は、ポンプの回転数を制
御するインバータを含んでなることを特徴とする請求項
1記載の部分メッキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13496997A JP3509471B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 部分メッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13496997A JP3509471B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 部分メッキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10324991A JPH10324991A (ja) | 1998-12-08 |
JP3509471B2 true JP3509471B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=15140840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13496997A Expired - Fee Related JP3509471B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 部分メッキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3509471B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6127726B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2017-05-17 | 住友金属鉱山株式会社 | めっき装置 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13496997A patent/JP3509471B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10324991A (ja) | 1998-12-08 |
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