JP3508968B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は新規なアゾ化合物を
含有することを特徴とする電子写真感光体に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】従来、電子写真方式の感光体には無機系
の光導電性物質、例えばセレン、硫化カドミウム、酸化
亜鉛、シリコンなどが知られており、広く研究され、か
つ実用化されている。これらの無機物質は多くの長所を
持っているのと同時に、種々の欠点をも有している。例
えばセレンには製造条件が難しく、熱や機械的衝撃で結
晶化しやすいという欠点があり、硫化カドミウムや酸化
亜鉛は耐湿性、耐久性に難がある。シリコンについては
帯電性の不足や製造上の困難さが指摘されている。更
に、セレンや硫化カドミウムには毒性の問題もある。 【0003】これに対し、有機系の光導電性物質は成膜
性がよく、可撓性も優れていて、軽量であり、透明性も
よく、適当な増感方法により広範囲の波長域に対する感
光体の設計が容易であるなどの利点を有していることか
ら、次第にその実用化が注目を浴びている。 【0004】ところで、電子写真技術に於て使用される
感光体は、一般的に基本的な性質として次のような事が
要求される。即ち、(1) 暗所におけるコロナ放電に対し
て帯電性が高いこと、(2) 得られた帯電電荷の暗所での
漏洩(暗減衰)が少ないこと、(3) 光の照射によって帯
電電荷の散逸(光減衰)が速やかであること、(4) 光照
射後の残留電荷が少ないことなどである。 【0005】しかしながら、今日まで有機系光導電性物
質としてポリビニルカルバゾールを始めとする光導電性
ポリマーに関して多くの研究がなされてきたが、これら
は必ずしも皮膜性、可撓性、接着性が十分でなく、又上
述の感光体としての基本的な性質を十分に具備している
とはいい難い。 【0006】一方、有機系の低分子光導電性化合物につ
いては、感光体形成に用いる結着剤などを選択すること
により、皮膜性や接着性、可撓性など機械的強度に優れ
た感光体を得ることができうるものの、高感度の特性を
保持し得るのに適した化合物を見出すことは困難であ
る。 【0007】このような点を改良するためにキャリア発
生機能とキャリア輸送機能とを異なる物質に分担させ、
より高感度の特性を有する有機感光体が開発されてい
る。機能分離型と称されているこのような感光体の特徴
はそれぞれの機能に適した材料を広い範囲から選択でき
ることであり、任意の性能を有する感光体を容易に作製
し得ることから多くの研究が進められてきた。 【0008】このうち、キャリア発生機能を担当する物
質としては、フタロシアニン、スクエアリウム色素、ア
ゾ顔料、ペリレン顔料等の多種の物質が検討され、中で
もアゾ顔料は多様な分子構造が可能であり、また、高い
電荷発生効率が期待できることから広く研究され、実用
化も進んでいる。しかしながら、このアゾ顔料において
は、分子構造と電荷発生効率の関係はいまだに明らかに
なっていない。膨大な合成研究を積み重ねて、最適の構
造を探索しているのが実情であり、多くの改良がなされ
てきたが、先に掲げた感光体として求められている基本
的な性質や高い耐久性などの要求を満足するものは、未
だ十分に得られていない。 【0009】以上述べたように電子写真感光体の作製に
は種々の改良が成されてきたが、先に掲げた感光体とし
て要求される基本的な性質や高い耐久性などの要求を満
足するものは未だ十分に得られていないのが現状であ
る。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高感
度で高耐久性を有し、帯電電位が高く、繰返し使用して
も感度の低下が殆んど起らず、帯電電位の安定した電子
写真感光体を提供することである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明者らは高感度、高
耐久性を有する光導電性物質の研究を行なった結果、前
記一般式(1)で示される新規なアゾ化合物が有効であ
ることを見出し、本発明に至った。 【0012】 【化2】 【0013】一般式(1)において、Rはエチルチオ
基、n−プロピルチオ基、ジ置換アミノ基を示し、nは
0、1、2を示す。また、Cpはカプラー残基を示す。 【0014】 【発明の実施の形態】ここでRの具体例としては、エチ
ルチオ基、プロピルチオ基、ジメチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基、ジフェニルアミノ基、N−ベンジル−N−
フェニルアミノ基等のジ置換アミノ基を挙げることがで
きる。 【0015】一般式(1)におけるカプラー残基Cp
しては、表1〜14に示されるものである。 【0016】 【表1】【0017】 【表2】 【0018】 【表3】【0019】 【表4】 【0020】 【表5】【0021】 【表6】 【0022】 【表7】【0023】 【表8】 【0024】 【表9】【0025】 【表10】 【0026】 【表11】【0027】 【表12】 【0028】 【表13】【0029】 【表14】 【0030】本発明のアゾ顔料の具体例としては、一般
式(1)の構造を有するものが挙げられる。但し、一般
式(1)において、R、nは次に示すB−01〜B−3
6の中から選ばれ、カプラー残基Cpとしては表1〜表
14に示すA−1〜A−340から選ばれたものを組み
合わせてなる構造を有する化合物すべてを包含する。 【0031】 【化3】【0032】 【化4】 【0033】 【化5】【0034】 【化6】 【0035】 【化7】【0036】 【化8】 【0037】 【化9】【0038】 【化10】 【0039】 【化11】【0040】本発明のアゾ顔料は下記一般式(2)(式
中R、nは一般式(1)と同じ)で示されるジアミノ化
合物を常法によってテトラゾニウム塩とし、対応するカ
プラーと塩基性物質の存在下に反応させることによって
容易に得る事ができる。 【0041】 【化12】 【0042】次に、合成例を具体的に記す。 合成例1(例示化合物B−05に対応する原料ジアミン
の合成) ジニトロ化合物(3)(8.0g)をジオキサン(10
0ml)に懸濁させ、予め酢酸(8ml)で活性化して
おいた鉄粉(9.0g)、ジオキサン(100ml)、
水(100ml)の懸濁物へ、還流下に約30分かけて
加える。60分後、不溶物を濾別し、残渣を減圧下に濃
縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し、目的とするジアミノ化合物(5.5g)を得
る。 【0043】 【化13】 【0044】合成例2(例示化合物B−05(Cp=A
−21)の合成) 合成例1で得たジアミノ化合物(0.99g)をN,N
−ジメチルホルムアミド(DMF)(40ml)と1規
定塩酸(12ml)に溶かし、約5℃にて亜硝酸ナトリ
ウム(0.45g)の水溶液(2ml)を加えた。30
分後42%ホウフッ化水素酸(10ml)を加え、析出
したテトラゾニウム塩を濾取した。このものと表1、A
−21で示されるカプラー(2.1g)をDMF(20
0ml)に溶かし、酢酸ナトリウム(2.0g)の水溶
液(20ml)を5〜10℃で10分間かけて滴下し
た。同温で2時間、さらに室温で2時間攪拌したのち、
析出物を濾取し、DMF、アセトン、水各100mlで
洗浄して目的物を得た。収量 2.1g、融点 250
℃以上 【0045】本発明の電子写真感光体は、一般式(1)
で示されるアゾ化合物を1種類あるいは2種類以上含有
することにより得られる。感光体の形態としては種々の
ものが知られているが、そのいずれにも用いることがで
きる。例えば、導電性支持体上にアゾ化合物、電荷輸送
物質、及びフィルム形成性結着剤樹脂からなる感光層を
設けたものがある。また、導電性支持体上に、アゾ化合
物と結着剤樹脂からなる電荷発生層と、電荷輸送物質と
結着剤樹脂からなる電荷輸送層を設けた積層型の感光体
も知られている。電荷発生層と電荷輸送層はどちらが上
層となっても構わない。また、必要に応じて導電性支持
体と感光層の間に下引き層を、感光体表面にオーバーコ
ート層を、積層型感光体の場合は電荷発生層と電荷輸送
層との間に中間層を設けることもできる。本発明の化合
物を用いて感光体を作製する支持体としては金属製ドラ
ム、金属板、導電性加工を施した紙、プラスチックフィ
ルムのシート状、ドラム状あるいはベルト状の支持体な
どが使用される。 【0046】それらの支持体上へ感光層を形成するため
に用いるフィルム形成性結着剤樹脂としては利用分野に
応じて種々のものがあげられる。例えば複写機用感光体
の用途ではポリスチレン樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリスルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリアリ
レート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フェノキ
シ樹脂などがあげられる。これらの中でも、ポリスチレ
ン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂等は感光
体としての電位特性に優れている。又、これらの樹脂
は、単独あるいは共重合体として2種以上を混合して用
いることができる。 【0047】感光層に含まれるこれらの樹脂は、アゾ顔
料に対して10〜500重量%が好ましく、50〜15
0重量%がより好ましい。樹脂の比率が高くなりすぎる
と電荷発生効率が低下し、また樹脂の比率が低くなりす
ぎると成膜性に問題が生じる。 【0048】これらの樹脂の中には、引っ張り、曲げ、
圧縮等の機械的強度に弱いものがある。この性質を改良
するために、可塑性を与える物質を加えることができ
る。具体的には、フタル酸エステル(例えばDOP、D
BP等)、リン酸エステル(例えばTCP、TOP
等)、セバシン酸エステル、アジピン酸エステル、ニト
リルゴム、塩素化炭化水素などがあげられる。これらの
物質は、必要以上に添加すると電子写真特性の悪影響を
及ぼすので、その割合は結着剤樹脂に対し20%以下が
好ましい。 【0049】その他、感光体中への添加物として酸化防
止剤やカール防止剤などを必要に応じて添加することが
できる。 【0050】電荷輸送物質には正孔輸送物質と電子輸送
物質がある。前者の例としては、例えば特開昭54−1
50128号公報、特開昭55−46761号公報、特
開昭57−64244号公報、特開昭58−18494
7号公報、特開昭59−15251号公報、特開昭60
−146248号公報、特開昭60−177350号公
報、特開昭60−230142号公報、特開昭60−2
55854号公報、特開平1−102469号公報、特
開平2−96767号公報、特開平2−210451号
公報、特開平2−226160号公報、特開平3−73
958号公報、特開平4−4260号公報、等に示され
ているヒドラゾン類、特開昭52−4242号公報、特
開昭56−52756号公報、特開昭57−21034
3号公報、特開昭58−65440号公報、特開昭60
−98437号公報、特開昭61−134354号公
報、特開昭63−225660号公報、特開平1−14
2642号公報、特開平2−190864号公報、特開
平2−230255号公報、特開平5−303220号
公報、等に示されているアリールアミン類、特開昭57
−148750号公報、特開昭62−287257号公
報、特開昭63−205659号公報、特開平2−84
658号公報、特開平3−75660号公報、等に示さ
れている置換エチレン類、特開昭62−237458号
公報、特開平2−51162号公報、特開平2−184
857号公報、等に示されているエナミン類、特開昭5
6−123544号公報、特開昭59−231073号
公報、等に示されているオキサゾール類、特開昭61−
32850号公報に示されているトリフェニルメタン
類、等を挙げることができる。ヒドラゾン類の具体例と
しては、次に示す化合物(4)〜(21)、アリールア
ミン類の具体例としては(22)〜(37)、置換エチ
レン類の具体例としては(38)〜(44)、エナミン
類の具体例としては(45)〜(47)、オキサゾール
類の具体例としては(48)〜(50)、トリフェニル
メタン類の具体例としては(51)等の化合物を挙げる
ことができるが本発明はこれらに限定されるものではな
い。また、これら正孔輸送物質は単独、または2種以上
組み合わせて用いることが出来る。 【0051】 【化14】 【0052】 【化15】【0053】 【化16】 【0054】 【化17】【0055】 【化18】 【0056】 【化19】【0057】 【化20】 【0058】 【化21】【0059】 【化22】【0060】 【化23】 【0061】 【化24】【0062】 【化25】 【0063】一方、電子輸送物質としては、例えば、ク
ロラニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジ
メタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、
2,4,5,7−テトラニトロキサントン、1,3,7
−トリニトロジベンゾチオフェン等の他、特開昭61−
233750号公報、特開昭63−70257号公報、
特開昭63−104061号公報、等に示されているア
ントラキノン類、特開平5−148214号公報、特開
平5−232722号公報、特開平5−313384号
公報、等に示されているスチルベン類、特開平4−33
8760号公報、特開平4−338761号公報、特開
平4−338762号公報、等に示されているポリシア
ノ芳香環類、特開平5−19505号公報、特開平5−
19510号公報、特開平5−307272号公報に示
されているカルボキシイミド類、Japan Hard
copy ’89論文集p71−74、特開平4−2
85670号公報、特開平5−992号公報、特開平5
−92937号公報、等に示されているキノン類、等が
挙げられる。アントラキノン類の具体例としては次に示
す化合物(52)〜(55)、スチルベン類の具体例と
しては(56)〜(59)、ポリシアノ芳香環類の具体
例としては(60)〜(61)、カルボキシイミド類の
具体例としては(62)〜(64)、キノン類の具体例
としては(65)〜(68)等の化合物を挙げることが
出来るが本発明はこれらに限定されるものではない。ま
た、これらの電荷輸送物質は単独、または2種以上組み
合わせて用いることが出来る。 【0064】 【化26】 【0065】 【化27】【0066】 【化28】【0067】 【化29】 【0068】 【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではな
い。 【0069】実施例1 例示化合物B−6(Cp=A−6)を1重量部とポリエ
ステル樹脂(東洋紡製バイロン200)1重量部をテト
ラヒドロフラン100重量部に混合し、ペイントコンデ
ィショナー装置によりガラスビーズと共に2時間分散し
た。こうして得た分散液をアプリケーターにて、アルミ
蒸着ポリエステル上に塗布して、膜厚約0.2μの電荷
発生層を形成した。次に(39)で示される化合物を、
ポリアリレート樹脂(ユニチカ製U−ポリマー)と1:
1の重量比で混合し、ジクロロエタンを溶媒として10
%の溶液を作り、上記の電荷発生層の上にアプリケータ
ーで塗布して、膜厚約20μの電荷輸送層を形成した。 【0070】このようにして作製した積層型感光体を、
静電記録試験装置(川口電気製SP−428)により電
子写真特性評価を行なった。 測定条件:印加電圧−6kV、スタティックNo. 3(タ
ーンテーブルの回転スピードモード:10m/min
)。その結果、帯電電位V0が−700V、半減露光
量E1/2が1.0ルックス・秒と高感度の値を示した。 【0071】更に同装置を用いて、帯電−除電(除電
光:白色光で400ルックス×1秒照射)を1サイクル
とする繰返し使用に対する特性評価を行った。5000
回での繰返しによる帯電電位の変化を求めたところ、1
回目の初期電位(V0)−700Vに対し、5000回
目の初期電位(V0)は−695Vであり、繰返しによ
る電位の低下が少なく安定していることがわかった。ま
た、1回目の半減露光量(E1/2)1.0ルックス・秒
に対して5000回目の半減露光量(E1/2)も1.0
ルックス・秒とまったく変化がないことがわかった。 【0072】実施例2〜9 表15に示すアゾ顔料を用いる他は、実施例1と同様に
して感光体を作製して、その特性を評価した。結果を表
15に示す。 【0073】 【表15】 【0074】実施例10 例示化合物B−9(Cp=A−6)1重量部とテトラヒ
ドロフラン40重量部を、ボールミル装置によりジルコ
ニアビーズと共に48時間分散処理した。こうして得た
分散液に、(5)で示される化合物2.5重量部、ポリ
カーボネート樹脂(PCZ−200;三菱ガス化学製)
10重量部、テトラヒドロフラン60重量部を加え、さ
らに2分間の超音波分散処理を行った後、アプリケータ
ーにて、アルミ蒸着ポリエステル上に塗布して、膜厚約
10μの感光体を形成した。この感光体の電子写真特性
を、実施例1と同様にして測定した。ただし、印加電圧
のみ+5kVに変更した。その結果、1回目の初期電位
(V0)+350V、半減露光量(E1/2)1.4ルッ
クス・秒、5000回繰り返し後の初期電位(V0)+
340V、半減露光量(E1/2)1.4ルックス・秒
と、高感度でしかも変化の少ない、優れた特性を示し
た。 【0075】実施例11〜18 表16に示すアゾ顔料を用いる他は、実施例10と同様
にして感光体を作製して、その特性を評価した。結果を
表16に示す。 【0076】 【表16】 【0077】比較例1 アゾ化合物(69)(Cp=A−6)を用いるほかは、
実施例1と同様に感光体を作製して、その特性を評価し
た。その結果、1回目の初期電位(V0)は−670
V、半減露光量(E1/2)は1.5ルックス・秒、50
00回目の初期電位(V0)は−600V、半減露光量
(E1/2)1.7ルックス・秒であり、感度的にも不十
分なレベルであり、また、繰り返しによる電位の低下が
みられた。 【0078】 【化30】【0079】比較例2 アゾ化合物(69)(Cp=A−6)を用いる他は、実
施例7と同様にして感光体を作製して、その特性を評価
した。その結果、初期電位(V0)が280V、半減露
光量(E1/2)が3.8ルックス・秒と感度不足であっ
た。 【0080】実施例19 実施例1における(39)を(19)に変更した以外は
同様にして感光体を作製した。その結果、帯電電位(V
0)が−710V、半減露光量(E1/2)が1.0ルッ
クス・秒と高感度の値を示した。 【0081】実施例20 実施例1における(39)を(44)に変更した以外は
同様にして感光体を作製した。その結果、帯電電位(V
0)が−700V、半減露光量(E1/2)が1.1ルッ
クス・秒と高感度の値を示した。 【0082】実施例21 実施例10における(5)を(19)に変更した以外は
同様にして感光体を作製した。その結果、帯電電位(V
0)が350V、半減露光量(E1/2)が1.4ルック
ス・秒と高感度の値を示した。 【0083】 【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば高感度で高耐久性を有する電子写真感光体を提供する
ことができる。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 導電性支持体上に下記一般式(1)で示
    されるアゾ化合物を含む感光層を有することを特徴とす
    る電子写真感光体。 【化1】 (一般式(1)において、Rはエチルチオ基、n−プロ
    ピルチオ基、ジ置換アミノ基を示し、nは0、1、2を
    示す。また、Cpはカプラー残基を示す。)
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