JP3508959B2 - 多管式熱交換器と該熱交換器を備えた熱回収装置 - Google Patents

多管式熱交換器と該熱交換器を備えた熱回収装置

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JP3508959B2 JP15816195A JP15816195A JP3508959B2 JP 3508959 B2 JP3508959 B2 JP 3508959B2 JP 15816195 A JP15816195 A JP 15816195A JP 15816195 A JP15816195 A JP 15816195A JP 3508959 B2 JP3508959 B2 JP 3508959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多管式熱交換器または
該多管式熱交換器を備えた熱回収装置に関し、特に唸り
を低減するに好適な防音構造を備えた多管式熱交換器ま
たは該多管式熱交換器を備えた熱回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、火力発電方式の中でガスタービン
による発電に加え、ガスタービンの排ガスの熱を回収し
て蒸気タービンで発電する、いわゆるコンバインドサイ
クル発電が注目を集め、この発電方式のプラントが数多
く建設されるようになってきた。この方式のプラント
は、発電効率が良いことや負荷調整能力が優れているこ
となど、今日の火力発電のニーズに最も適するものであ
り、今後も多くのプラントが建設される予定である。
【0003】コンバインドサイクル発電プラントのう
ち、ガスタービンの排ガスから熱を回収する廃熱回収型
ボイラの例を図28に示す。このボイラはドラム101
から、ダクト104の内部に設置された過熱器102に
水蒸気を送り、ダクト104の内部に流れ込む高温のガ
ス流5を過熱器102にあてて、水蒸気を加熱するもの
である。
【0004】この廃熱回収型ボイラは、多くの伝熱管に
よって熱交換を行う、いわゆる多管式熱交換器である。
この熱交換器の概要を図29、図30およ図31を用い
て説明する。
【0005】まず、図29は伝熱管1の管軸の方向から
熱交換器を見たものである。この図29に示すように、
熱交換器の内部には伝熱管1の管群2(以下、バンク2
と言う。)が設置されている。なお、バンク2の設置や
補修を行うため、必然的に作業スペース3(以下、キャ
ビティ3)が設けられている。バンク2およびキャビテ
ィ3の周囲は、ダクト壁4a、4bによって取り囲まれ
ている。この熱交換器は、ダクトの内部を流れるガス流
5と伝熱管1の中を流れる流体との間で熱交換を行うも
のである。
【0006】ところが、この熱交換器のバンク2では、
しばしば、ガス流5の流れが伝熱管1に当たって、いわ
ゆるカルマン渦が発生し、バンク2周辺のダクト壁4
a、4bなどの壁面によって囲まれる空間に立つ気柱の
振動モードと共鳴し、唸りが発生することが問題とな
る。このような問題に対処するため、図29に示すよう
に複数の防音用の板状部材6(以下、単に板状部材6と
言う。)が入られている。図30および図31は、図2
9のガス流の流れる方向から熱交換器断面を見た斜視図
で、図30は鉛直伝熱管の場合、図31は水平伝熱管の
場合を表している。図30および図31において、前述
した板状部材6は伝熱管1の管軸に平行に設置されてい
る。
【0007】ところで、上述した唸りは、図29に示す
バンク2だけでなく、キャビティ3でも同様に発生する
ことが知られている。キャビティ3で発生する唸り現象
を、図32、図33および図34を使って説明する。ま
ず、図32はバンク2を管軸方向から見たものである。
バンク2では、ガス流5が伝熱管1に当たって、いわゆ
るカルマン渦7が発生する。この渦の発生振動数f
k(Hz)は式(1)により求められる。
【0008】 fk(Hz)=S×V/D (1) ここに、V(m/s)はガス流5のキャビティ3での流
速、D(m)は伝熱管1の外径、Sはストローハル数と
呼ばれる無次元数であり、管群の配列とレイノルズ数に
より決まるものである。
【0009】一方、図33に示すようにキャビティ周辺
のダクト壁4a、4bなどの壁面によって囲まれる空間
には図示したような波形の気柱の振動モード8、9、1
0が形成される。なお、図33は気柱の振動モード8、
9、10としてキャビティ中を流れるガス流5の速度分
布を示したものである。これらの気柱振動の固有振動数
n(Hz)は式(2)により計算できる。ここで、fn
の下添え字nは一次気柱振動モード8〜三次気柱振動モ
ード10のそれぞれの次数である。
【0010】 fn(Hz)=nc/(2×B) (2) ここに、B(m)はダクト壁4aから4bまでの距離、
c(m/s)はダクト壁4a、4bなどの壁面によって
囲まれた空間における音速である。
【0011】図34は、横軸に無次元化したガス流5の
速度、縦軸に無次元化した振動数をとり、ガス流5の速
度に対するカルマン渦7の振動数fkと気柱の振動数fn
との特性を示したものである。式(2)により計算され
る気柱の振動数fnは、最も低い1次の振動数をはじめ
として2次、3次の順で高次のものが存在し、ガス流5
の速度に対して一定であることが分かる。一方、カルマ
ン渦7の振動数fkは、式(1)に示すようにガス流5
の速度V(m/s)に依存し、速度が大きくなれば振動
数fkが大きくなることがわかる。またカルマン渦7の
振動数fkは伝熱管1の外径Dにも依存することがわか
る。なお、図34では、伝熱管1の外径Dがある値D1
の場合と、それを2倍した値である2D1の場合につい
てカルマン渦7の振動数fkを示している。
【0012】図34によりガス速度がある値になり、カ
ルマン渦7の振動数fkと気柱のある次数の振動数fn
一致した場合に共鳴が起こり、これが原因でバンク2ま
たはキャビティ3で唸りが発生する。なお、気柱の振動
数fnは1〜4次程度の比較的低次のものが、カルマン
渦の振動数fkと一致しやすいと言われている。
【0013】この共鳴現象を図35と図36を使ってさ
らに詳しく説明する。なお、例として伝熱管1の周りに
生じるガス流5のカルマン渦7とキャビティ3での2次
の気柱振動が共鳴する場合を想定する。
【0014】図35(a)、図36(a)は一つの伝熱
管1に起こるカルマン渦7を示したものであり、図35
(b)はキャビティ3に生じる二次の気柱振動モード9
(図8b参照)を管軸の方向からみたものであり、図3
6(b)は同様の位相をガス流5が流れる方向からみた
ものである。なお、図33では、気柱振動モード8、
9、10としてキャビティ3中を流れるガス流5の速度
分布を示したが、図35(b)、図36(b)は気柱振
動モード8、9、10として圧力分布を示したものであ
り、気柱振動の位相を記号+と−で示している。
【0015】カルマン渦7は図35(a)に示すように
位相が+、−と交互に変わって生じるものである。一
方、気柱振動は、図35(b)に示す圧力が高い部分1
2(位相が+の部分)と圧力が低い部分13(位相が−
の部分)が交互に変わるものである。
【0016】図36に示すように、カルマン渦7の振動
の位相と気柱振動の位相は伝熱管1の管軸方向に一定で
あるため、カルマン7の渦振動と気柱振動が同期し、キ
ャビティ3で唸りが生じる。この唸りを防止するため、
従来から採られている三つの防音構造を、図37、図3
8、図39および図40を使って説明する。
【0017】第1の構造(以下、構造1と言う。)は、
図37に示すように板状部材6をバンク2とキャビティ
3に設けたものである。図37(a)はダクト4の断面
方向からの視図、図37(b)は図37(a)のa−a
線断面視図、図37(c)は図37(a)のc−c線断
面視図、図37(d)は図37(b)のa−a線断面視
図である。ヘッダ1aを備えた伝熱管1の管群はサポー
ト部材1bで支持され、同時に板状部材6aでも支持さ
ている。さらに、キャビティ3の中に、板状部材6bを
配置するものである。
【0018】第2の構造(以下、構造2と言う。)は、
図38に示すようにバンク2内部とは別の板状部材6b
をキャビティ3に設置するものである。なお、構造1お
よび構造2は一般的に公知な防音構造である。これらの
構造による防音作用の詳細を図39に示す。なお、図3
9は、管軸方向からキャビティ3における気柱の振動モ
ード(速度分布)8、9、10、11を見たものであ
る。構造1および構造2は、振動モード8、9、10、
11の腹8a、9a、10a、11aの位置に通常2〜
4枚程度のバンク管群サポート機能を有する板状部材6
aの延長部または板状部材6bを設置し、振動モード
8、9、10、11が成立しないようにするものであ
る。
【0019】第3の構造(以下、構造3と言う。)を図
40に示す(実開昭58−46984号公報、特開昭5
6−6b2396号公報参照)。これはキャビティ3の
中に、管15を列配置するものである。
【0020】この管15の列によりバンク2で発生する
カルマン渦7を反射して気柱振動との共鳴を防ぎ、キャ
ビティ3での唸りを防止するか唸りを十分に弱める。
【0021】次に、伝熱熱管群の設計で重要なもう一つ
の問題である流体励起振動について述べる。流体と伝熱
管群の相互作用によって伝熱管が自動振動を生じる現象
は複雑である。図41に示すメカニズムはR.D. Blevins
の著作物に記述されているもので、流速条件によって異
なる3つのメカニズムが存在することを示したものであ
る。この中で、「流力弾性振動」は伝熱管1の最も大き
な振動を励起し、伝熱管1の破損を引き起こす。したが
って、伝熱管群のサポート1bの配置設計においては、
運転条件として与えられる流速範囲内でこの流力弾性振
動の発生を防止することを目的にサポート1bの配置間
隔が決定される。さらに詳細に述べると、流力弾性振動
が発生するために必要な最低流速(以下、限界流速と称
す)は図41の下部に示す式で与えられる。
【0022】そこで、図37に示す管群サポート1bの
管軸方向ピッチlsを短くし、伝熱管1の固有振動数f
を増大することにより、図41の下部に記した数式で与
えられる限界流速Ucを設計最大流速以上となるように
すれば、流力弾性振動は防止できる。なお、管群サポー
ト1bの構造の一例を図42に示す。伝熱管1貫通用の
半円の孔が開いた平板を溶接結合しながら組み立てて管
群サポート1bを形成する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、以下
のような問題があった。 (1)構造1および構造2では、板状部材6を無限に入
れることができないため、制御できる気柱振動モードの
次数には限度があり、高次の気柱振動モードが立つ場合
がある。 (2)構造3では、管15を無限に入れることができな
いため、バンク2で発生するカルマン渦7の振動数fk
の大きさによっては、反射しきれないものも存在する。 (3)上記(1)(2)より、構造1、構造2および構
造3などの防音構造は、共鳴点での振動数を移動させる
だけのものであり、全振動数の領域、つまりガスの全流
速域での共鳴を防ぐものではない。 (4)構造1、構造2および構造3などの防音構造を設
置しても、(3)で述べたような点から唸りが発生する
ガスの限界流速が存在し、それ以下の流速で熱交換器を
運転しなければならず、場合によっては熱交換器の性能
が犠牲にならざるを得ないこともある。 (5)構造1、構造2および構造3では、通常、複数の
板状部材6(管群サポート1aも板状部材6の一種とす
る)あるいは管15が設置されるため、それらの板状部
材板6や管15の圧力損失が問題となり、維持管理など
にコストがかかる。 (6)キャビティ3に板状部材6や管15を設置するこ
とより、伝熱管1の清掃や補修のための作業性が著しく
損なわれる。また定期点検などでバンク2を解体、再設
置する場合にも板状部材6などの取り付け、取り外しに
手間を要し、長い点検期間を必要とする。
【0024】本発明の目的は、バンク、キャビティでの
唸りをガスの全流速域で防止することにあり、それによ
って、運用方法に制限がなく、信頼性の高い多管式熱交
換器と該多管式熱交換器を配置した熱回収装置を提供す
ることである。
【0025】また、本発明の目的は、前記唸り防止用の
板状部材の補修、点検管理などの作業性を高めることで
ある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、管群部の管軸を気
体などの流体の流れと直交する方向に配置した熱交換器
において、熱交換器内の少なくともキャビティ部に、
群部後端から伝熱管外径の2倍以上離れた位置に、ガス
流れ方向の幅が伝熱管外径の3倍以上の板状部材を管軸
に対して傾斜して配置したことを特徴とする多管式熱交
換器である。
【0027】熱交換器内のキャビティ部に板状部材を配
置する場合は気体などの流体が流れる管群の直後に、管
軸に対して傾斜して配置することができる。また、管群
部の板状部材として管群サポート機能を兼ねた板状部材
を伝熱管の管軸に直交する平面に対して傾斜して配置す
るかまたは管群サポート機能部材とは別個に板状部材を
伝熱管の管軸に直交する平面に対して傾斜して配置して
も良い。また、管群サポート機能を兼ねた板状部材また
は管群サポート機能部材とは別個に管群部に配置された
板状部材を管群後流部まで延長した構成も採用できる。
また、板状部材の板厚方向に多数の貫通孔を設けた構成
としても良い。また、板状部材およびキャビティ部ダク
ト壁面に、部分的あるいは全体的に吸音材を設置するこ
ともできる。
【0028】本発明の板状部材は平板または曲面板から
なる。本発明の多管式熱交換器は廃熱回収ボイラに限ら
ず、ガス流を横断する方向に配置される多管式熱交換器
の直後のカルマン渦が発生する可能性のある空気ダク
ト、煙道などに配置することができる。
【0029】
【作用】本発明の熱交換器に用いる唸り防止用の板状部
材について、図3を用いて説明する。簡単のために1枚
の板状部材6を伝熱管管軸に対して傾斜して配置した場
合の作用を示したものである。図3(a)は、一つの伝
熱管1に起こるカルマン渦7の振動の位相を示したもの
である。図3(b)は熱交換器のバンク部分あるいはキ
ャビティに配置された板状部材6の回りに生じる2次の
気柱振動(圧力分布)の位相をガス流5の流れる方向か
ら見たものである。なお、図3では、振動の位相を記号
+と−で示しており、高圧部12は+記号、低圧部13
は−記号となる。
【0030】板状部材6を管軸に対して傾斜して配置し
た場合、気柱振動のモードと位相が図3(b)に示すよ
うに、管軸方向に気柱振動モードの位相が異なる状態に
なる。これに対して、バンク、キャビティでの強い唸り
が生じるためには、排ガス流れ5から発生するカルマン
渦7の位相は図3(a)に示すように、伝熱管1の管軸
方向の長い領域(管直径の約15倍以上)において同位
相となる必要がある。しかし、本発明では板状部材6が
配置されているために、カルマン渦7の振動の位相と気
柱振動の位相は管軸方向に一定にならない。そしてカル
マン渦7と気柱振動が互いに打ち消しあって、自励的な
気柱振動の成長はさまたげられ、バンク、キャビティで
の唸りは生じない。
【0031】以上のことは全ての次数の気柱振動モード
に対して成立する。このことから、振動数の値にかかわ
りなく、全振動数域、つまりガス流5の全流速域でカル
マン渦7と気柱振動の共鳴を防ぐことができ、キャビテ
ィでの唸りを防止できる。なお、図3では1枚の板状部
材6を用いる場合で説明したが、板状部材6の枚数が増
えるに連れて防音効果がさらに増大することは明らかで
ある。
【0032】板状部材6の枚数が増えることは先に述べ
た流力弾性振動の防止の面からも有利であるが、圧力損
失が増大するという問題がある。したがって、板状部材
6の点間距離ls(図17参照)により決まる流力弾性
振動の限界流速が設計最大流速を上回るように板状部材
6を配置することで、圧力損失をなるべく小さく抑え、
かつ唸りや伝熱管1の振動を防止する構造が得られる。
【0033】上記2次の気柱振動の他に、他の次数の気
柱振動も防止できる。なお、図3では鉛直伝熱管1の場
合の作用を示したが、水平伝熱管の場合についても、板
状部材6を伝熱管1の管軸に対して傾斜して配置するこ
とにより、同様の防音効果が得られる。
【0034】ただし、上記のような防音効果を得るに
は、板状部材6のバンク部分またはキャビティ部分での
ガス流方向の幅H(図2参照)をある値以上にしなけれ
ばならない。この値は、図4に示す騒音測定結果に基づ
いて決める。図4は横軸に板状部材6の幅Hを伝熱管1
の外径Dの倍数として無次元化して表したものであり、
縦軸は無次元化した騒音音圧レベルを示している。図4
からわかるように、板状部材6の幅が広いほど、防音効
果は大きいこととがわかる。なお、実用的な防音効果を
得るには、板状部材6の幅Hは、伝熱管1の外径Dの3
倍程度以上、より好ましくは6倍程度以上とする必要が
ある。
【0035】防音効果を得るには、上述した板状部材6
の幅Hの他に、板状部材6を設置する位置が重要とな
る。その位置について、以下に説明する。図5は、キャ
ビティ3(図2参照)に板状部材6を設置しない場合
の、管群後端部からのガス流方向の距離と騒音音圧レベ
ルの関係を示したものである。具体的には、横軸に管群
後端部からのガス流方向の距離を表すパラメータとし
て、ガス流5(図3)の無次元速度Vdをとり、縦軸に
無次元化した騒音音圧レベルをとったものである。な
お、無次元速度Vdは式(3)で計算される値であり、
カルマン渦7の波長Lkを伝熱管1の外径Dで割ったも
のである。
【0036】 Vd=Lk/D (3) 式(3)より、図5の横軸に示した無次元速度Vdの値
は、管群後流部に連なって生じるカルマン渦7を管群後
端部に近い方から順に付けた番号に相当することがわか
る。図5において、音圧レベルが許容できる無次元速度
dの値は約2以下である。逆に言えば無次元速度Vd
約2より大きい位置の騒音は許容できず、このような位
置には板状部材6を設置する必要がある。式(3)を用
いて換算すれば、管群後端部から距離にして約2D以上
離れた位置に、板状部材6を設置することが望ましい。
【0037】なお、本出願人の先の出願発明である特開
昭62−32291号公報記載の発明がダクト内の伝熱
管1の配置との関係で板状部材6の配置位置を特定して
いないが、本発明の板状部材は伝熱管群(バンク)部分
またはバンク後部(バンク部の直後が望ましい。)のキ
ャビティ部分に配置される点で、両者の発明は異なる。
【0038】
【実施例】本発明の実施例を図面とともに説明する。し
かし、本発明は以下の実施例に限定されない。また、本
発明の以下の実施例の適用される廃熱回収型ボイラは図
28〜図31に説明したものと同一のものである。
【0039】図1はダクト4(対向するダクト側壁面を
ダクト壁4aとダクト壁4bとする)内のガス流5の流
れる方向から熱交換器のキャビティ断面を見た斜視図で
あり、図2は図1の伝熱管1の管軸方向から熱交換器を
見たものである。本実施例は、気柱振動モードの形を変
えるためにバンク2内に設ける板状部材6a(管群サポ
ート機能あり)の外に、キャビティ3中に板状部材6b
を管軸に対して傾斜して配置するものである。
【0040】図1および図2に示した実施例と同様の作
用をする他の実施例について以下に述べる。図1は、ガ
ス流5の流れる方向からキャビティ3に設置される板状
部材6bを見たものであり、1枚の板状部材6bを伝熱
管1の管軸に対して傾斜させ、板状部材6bをダクト壁
4bの上端とダクト壁4aの下端に固定したものである
が、これに対して図6に示すものはキャビティにおいて
2枚の板状部材6b−1、6b−2を管軸に対して傾斜
させ、板状部材6b−1、6b−2の上端を合わせてダ
クト壁4cに接合し、板状部材6b−1の下端とダクト
壁4aの下端、板状部材6b−2の下端とダクト壁4b
の下端を、それぞれ接合したものである。
【0041】図7に示すものは、キャビティにおいて2
枚の板状部材6b−3、6b−4の各一方の端を合わせ
てダクト壁4bに接合し、板状部材6−3の他端とダク
ト壁4aの上端、板状部材6b−4の他端とダクト壁4
aの下端を、それぞれ接合したものである。
【0042】図8はキャビティにおいて板状部材6b−
5と6b−6を交差させ、板状部材6b−5はダクト壁
4aの上端と4bの下端に、板状部材6b−6はダクト
壁4bの上端と4aの下端に接合したものである。
【0043】また、図9は複数枚の板状部材6bをキャ
ビティ3に配置した実施例を示す。この図9中の板状部
材6bを、見る角度を変えて立体的に描いたものが、図
10である。
【0044】また、図11に示す実施例は、図1に示す
板状部材6bの板厚方向に、多数の貫通孔6b’を設け
たものである。この図11中の貫通孔6b’のある板状
部材6bを、見る角度を変えて立体的に描いたものが、
図12である。図11および図12のように、キャビテ
ィ3(図2参照)に設置される板状部材6bに多数の貫
通孔6b’を設けておけば、もし万が一唸りが発生した
場合、音の減衰効果が発揮できる。具体的には、音波が
貫通孔6b’を通るときのせん断抵抗によって、音のエ
ネルギが熱に変換されて音が減衰される。なお、本発明
では特に貫通孔6b’の形、大きさ、数を限定しない。
【0045】図13は、図1に示す板状部材6bと、板
状部材6bが設置されているダクト4の内壁に、それぞ
れ吸音材16を設置したものである。なお、この吸音材
16は板状部材6bあるいはダクト内壁に、数カ所に分
けて部分的に配置するものであってもよい。このよう
に、キャビティ3に設置される板状部材6bおよびその
板6bが設置されているダクト4の内壁に吸音材を設け
ておけば、もし万が一唸りが発生した場合でも、防音効
果が発揮できる。なお、吸音材16はグラスウールやロ
ックウールなどが一般に用いられいるが、本発明では防
音効果が得られるものであれば特にその材質を限定しな
い。
【0046】ところで以上述べた実施例における板状部
材6bの具体的設置方法の一例を図14、図15および
図16を用いて説明する。図14は図1に示す板状部材
6bを5分割し、それらの板状部材6bをダクト4の対
角線上のコーナ部に設けたガセット板17に支持される
L型ブレース18に溶接したものを示している。また、
図15は図14中の5分割した板状部材6bを見る角度
を変えて立体的に描いたものであり、図d’はL型ブレ
ース18とバッフル板6bを図14中の矢印A方向から
見た図である。板状部材6bはガス流5を受けてなびか
ないようにするため、板状部材6bとL型ブレース18
の間を強固に溶接する。また、同様にL型ブレース18
とガセット板17とを溶接する。なお、本発明では上述
の板状部材6bの分割数やL型ブレース18の型式には
限定がない。
【0047】次に、説明する実施例は図17に示すよう
に、バンク2に設けた管群サポート機能を有する板状部
材6aを管軸に対して斜めに配置し、かつそれをキャビ
ティ3にまで延長させて設けた板状部材6の例である。
なお、図17(a)はダクト4の側断面側からの視図、
図17(b)は図17(a)のa−a線断面視図、図1
7(c)は図17(b)のb−b線断面視図である。図
17に示す実施例では、図42に示す構造の管軸サポー
ト1bを板状部材6aとして図17(b)に示すように
伝熱管1の管軸に直交する平面に対して傾斜して設置す
る。また、このような板状部材6aを図17(a)、あ
るいは図17(c)に示すようにバンク2の後流のキャ
ビティ3まで延長する。
【0048】また、図17に示す実施例と同じ効果を有
する他の実施例を図18に示す。なお、図18(a)は
ダクト断面の側面視図、図18(b)は図18(a)の
a−a線断面視図、図18(c)は図18(a)のc−
c線断面視図、図18(d)は図18(b)のb−b線
断面視図である。また、図19には図18(a)のc−
c線断面視図の変形例を示す。
【0049】これら図17、図18に示す実施例では図
42に示す構造の管群サポート1bを板状部材6aとし
て管軸に直交する平面に対して傾斜して、図20(a)
に示す支持構造でダクトに設置し、バンク2の共鳴を防
止する。なお、図20(b)には従来の管軸に直交する
平面に沿って設置する支持構造を示す。
【0050】そして、キャビティ3には別の板状部材6
bを設置する。この板状部材6bも管軸に対して傾斜し
ており、その一例として図18(c)あるいは図19に
示すような構造がある。
【0051】また、図21には別の実施例を示す。図2
1(a)はダクト4の断面の側面視図、図21(b)は
図21(a)のa−a線断面視図、図21(c)は図2
1(a)のc−c線断面視図、図21(d)は図21
(b)のb−b線断面視図である。図17〜図19に示
す実施例ではバンク2において管群サポート機能を有す
る板状部材6aを傾斜して配置することにより、管群サ
ポート機能と防音機能も兼ね備える仕組みとなっていた
が、図21に示す例では管群サポート部材1bは管軸と
直交するように配置し、これとは別個に唸りを防止する
ための板状部材6aを管軸に対して傾斜して配置する。
なお、キャビティ3にも板状部材6bを管軸に対して傾
斜して配置する。この図21に示す実施例では管群の防
振機能、バンク2およびキャビティ3での防音機能は図
17〜図19に示す実施例と同等であるが、バンク2で
の圧力損失が増大するというデメリットがある。
【0052】本発明は以上述べた実施例のように、伝熱
管1の管軸に対して傾いた板状部材6を設置するもので
あれば、特にその構造を限定するものではない。また、
本発明は、板状部材6が複数の場合も対象とするもので
あり、板状部材6の枚数は特に限定しない。
【0053】以上述べた防音構造は製作時、事故対策時
のいづれの場合をも対象とするものであり、二つの場合
で防音効果が異なるものでない。
【0054】次に本発明のキャビティ3に配置された板
状部材6bの補修、維持管理等の作業性を考慮した実施
例を図22〜図27で説明する。図22〜図27の実施
例の共鳴点は、板状部材6bの両端を回転可能な構造で
支持し、かつ板状部材6bを長手方向で2分割したこと
である。
【0055】図22〜図24にはガス流れ方向から見た
板状部材6bの構造を示す。管軸方向は水平でも鉛直で
も良い。ただし重力方向とガス流れ方向は直交してい
る。各板状部材6bは2枚の板6b−a、6b−bから
なり、連結板21と連結ボルト22からなる部材で連結
されている。したがって板6b−a、6b−bは容易に
分離、連結できる構造となっている。またこれらの板6
b−a、6b−bとダクト4の結合部はピン方式の連結
部材23a、23bで構成されている。したがって、連
結ボルト22を取り外すと重力により、2つの板状部材
6b−a、6b−bは重力方向に連結部材23a、23
bを支点として回転し、点線で示した位置に安定に置く
ことができる。これに対し、図25に示す実施例は板状
部材6b−a、6b−bが重力方向と直交する方向に回
転する場合を示す。この場合は板状部材6b−a、6b
−bを分解した場合には天井部のストッパ25aと底部
のストッパ25bによりで固定する必要がある。
【0056】このような構造の問題として、板状部材6
b−a、6b−bの強度、特に曲げ剛性が低下すること
が挙げられる。図26にはこの点を解決するため、補強
ビームを板状部材6b−a、6b−bに取り付けた場合
を示す。補強ビーム27a、27bを2分割し、両者を
ターンバッフル28で連結することにより、分解、組み
立ての作業性を損なうことなく板状部材6b−a、6b
−bの強度を向上できる。また、図23に示すように板
状部材6b−a、6b−bを分解した状態では板状部材
6b−a、6b−bがダクト4の壁面に沿った状態とな
る。この時、図27に示すようにマンホール30がある
場合にはそのマンホール30に対応する位置において板
状部材6b−aにマンホール対応孔31を設けることに
より、作業者はマンホール30の蓋32を開けて、出入
りのための通路が容易に確保できる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、熱交換器内でのガス全
流速域でバンクまたはキャビティの唸りを確実に防止で
き、また、板状部材の補修、点検作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による一実施例の板状部材を排ガスダ
クト内に配置した断面斜視図である。
【図2】 本発明による一実施例の板状部材を排ガスダ
クト内に配置した熱交換器の管軸方向から見た図であ
る。
【図3】 排熱回収ボイラの伝熱管付近で生じる排ガス
流のカルマン渦を説明する図(図3(a))と本発明に
よる一実施例の板状部材を排ガスダクト内に配置した場
合の二次の気柱振動モードの圧力分布図(図3(b))
である。
【図4】 本発明による一実施例の板状部材を排ガスダ
クト内に配置した場合の板状部材の幅と音圧レベルの関
係図である。
【図5】 本発明による一実施例の板状部材を排ガスダ
クト内に配置した場合のガス流の速度と音圧レベルの関
係図である。
【図6】 本発明による一実施例の板状部材を排ガスダ
クト内に配置した断面斜視図である。
【図7】 本発明による一実施例の板状部材を排ガスダ
クト内に配置した側面斜視図である。
【図8】 本発明による一実施例の板状部材を排ガスダ
クト内に配置した側面斜視図である。
【図9】 本発明による一実施例の板状部材を排ガスダ
クト内に配置した側面図である。
【図10】 図9の板状部材を排ガスダクト内に配置し
た部分の斜視図である。
【図11】 本発明による一実施例の板状部材を排ガス
ダクト内に配置した断面斜視図である。
【図12】 図11の斜視図である。
【図13】 本発明による一実施例の板状部材を排ガス
ダクト内に配置した断面斜視図である。
【図14】 本発明による一実施例の板状部材を排ガス
ダクト内に配置した断面視図である。
【図15】 図14の斜視図である。
【図16】 図14の矢印A方向からの視図である。
【図17】 本発明による一実施例の板状部材の配置構
造図である。
【図18】 本発明による一実施例の板状部材の配置構
造図である。
【図19】 図18の板状部材の変形例である。
【図20】 図20(a)は図17、図18に示す実施
例の板状部材の支持構造体の図であり、図20(b)に
は従来の管軸に直交する平面に沿って設置する支持構造
体の図である。
【図21】 本発明による一実施例の板状部材の配置構
造を示す図である。
【図22】 本発明による一実施例のキャビティに配置
された板状部材のガス流れれ方向から見た構造を示す図
である。
【図23】 本発明による一実施例のキャビティに配置
された板状部材のガス流れれ方向から見た構造を示す図
である。
【図24】 本発明による一実施例のキャビティに配置
された板状部材のガス流れれ方向から見た構造を示す図
である。
【図25】 本発明による一実施例のキャビティに配置
された板状部材のガス流れに直交する方向から見た構造
を示す図である。
【図26】 本発明による一実施例のキャビティに配置
された板状部材の補強部材の取り付け構造を示す図であ
る。
【図27】 本発明による一実施例のキャビティに配置
された板状部材のガス流れ断面方向から見た構造を示す
図である。
【図28】 多管式熱交換器を用いた廃熱回収型ボイラ
の概要を示した図である。
【図29】 図28の熱交換器の管軸方向から見た図で
ある。
【図30】 図29のガス流の方向から見た図である。
【図31】 図29のガス流の方向から見た図である。
【図32】 伝熱管付近でガス流によりカルマン渦振動
の発生する機構を示した図である。
【図33】 図32の気柱振動モードの概要を示したも
のである。
【図34】 図32のカルマン渦振動と気柱振動の共鳴
現象を説明した図である。
【図35】 図32のカルマン渦振動と気柱振動の共鳴
現象を説明した図である。
【図36】 図32のカルマン渦振動と気柱振動の共鳴
現象を説明した図である。
【図37】 従来の多管式熱交換器を用いた廃熱回収型
ボイラの防音対策を示した図である。
【図38】 従来の多管式熱交換器を用いた廃熱回収型
ボイラの防音対策を示した図である。
【図39】 従来の多管式熱交換器を用いた廃熱回収型
ボイラの防音対策を示した図である。
【図40】 従来の多管式熱交換器を用いた廃熱回収型
ボイラの防音対策を示した図である。
【図41】 流体と伝熱管群の相互作用で伝熱管に励起
される振動の種類を説明する図である。
【図42】 従来の多管式熱交換器の管群サポート構造
を示す図である。
【符号の説明】
1 伝熱管 2 バンク 3 キャビティ 4 ダクト 5 ガス流 6 板状部材 7 カルマン渦 8〜11 気柱振
動モード 16 吸音材 17 ガセット板 18 L型ブレース 21 連結板 22 連結ボルト 23a、23b
ピン方式の連結部材 25a、25b ストッパ 27a、27b
補強ビーム 28 ターンバッフル 30 マンホール 31 マンホール対応孔 32 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高鷹 生男 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (72)発明者 斉藤 隆行 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (56)参考文献 実開 昭58−46984(JP,U) 実開 昭62−32291(JP,U) 実開 昭58−46986(JP,U) 実開 昭58−46985(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 9/00 - 9/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管群部の管軸を気体などの流体の流れと
    直交する方向に配置した熱交換器において、熱交換器内
    少なくともキャビティ部に、管群部後端から伝熱管外
    径の2倍以上離れた位置に、ガス流れ方向の幅が伝熱管
    外径の3倍以上の板状部材を管軸に対して傾斜して配置
    したことを特徴とする多管式熱交換器。
  2. 【請求項2】 板状部材の一端または両端の支持部の構
    造を回転可能として板状部材を折り畳み可能としたこと
    を特徴とする請求項1記載のいずれかに多管式熱交換
    器。
  3. 【請求項3】 板状部材がその長手方向で二分割されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の多管式熱
    交換器。
  4. 【請求項4】 板状部材がターンバックルを有する梁で
    補強された構造を有することを特徴とする請求項記載
    の多管式熱交換器。
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