JP3508707B2 - 車輌用エンジン排気装置 - Google Patents

車輌用エンジン排気装置

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用エンジン排
気装置に係わり、特にエンジン排ガス中よりHCを除去
するHC吸着材の層と酸素保持能を有する排ガス浄化触
媒の層とを備えた車輌用エンジン排気装置の改良に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】車輌用エンジンの排気系に、50℃程度
以下の冷温状態にてはHCを吸着し、それ以上の温度に
加熱されたときには吸着したHCを放出する性質を有す
るHC吸着材の層と、酸素保持能を有する三元触媒等の
排ガス浄化触媒の層とを設け、排ガス中にHCが多く発
生するエンジンの冷温始動時に排ガスをHC吸着材層に
通すことによりこれにHCを吸着せしめ、その後エンジ
ンが暖機されてHCの排出が収まり、又HC吸着材層及
び排ガス浄化触媒層も暖機状態に達したところで、HC
吸着材層に再び排ガスを通すことにより、これよりHC
を離脱せしめ、ここで生じたHCを排ガス浄化触媒層に
てそれが保持する酸素により酸化せしめ、これをH2
及びCO2にして排出する如き、エンジン排ガスからの
HC除去技術は既に知られており、かかる公知の基本技
術に関する一つの改良例が特開平5−321647号公
報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に用いられている
三元触媒等の排ガス浄化触媒は、排ガスにより十分加熱
されて活性化した状態においては、通常酸素に触れれば
これを1秒間程度の短時間で速やかに吸収保持する酸素
保持能を有するが、上記の特許公開公報に記載の技術の
如く排ガス浄化触媒層へ向けて排気系中へ別途二次空気
が供給されるようになっている場合は別として、そうで
ないときには、排ガス浄化触媒層が保持すべき酸素はエ
ンジンより排気として供給されるものに限られるので、
エンジンが理論空燃比より高い空燃比にて運転される期
間が或る程度存在しないときには、排ガス浄化触媒層に
は酸素が保持されていない状態が生ずることがあり、そ
のときHC吸着材層よりHCの離脱が行われると、それ
がH2O及びCO2に転化されることなく大気へ放出され
るおそれがある。
【0004】一方、近年燃料資源の節約と大気汚染の防
止のため、自動車等の車輌の運転中に生ずる車輌の一時
停止時にエンジンを停止させる所謂アイドルストップ及
び車両の運転状態に応じて随時エンジンに代ってモータ
により車両を駆動するハイブリッド駆動の技術が開発さ
れまた実用化されてきている。かかるアイドルストップ
型或はハイブリッド型車輌に於いては、エンジン暖機後
にエンジンが再始動されるとき、排ガス浄化触媒層によ
り保持された酸素によってNOxの排出が増大すること
に対処し、エンジン暖機後始動時には燃料を一時的に増
量し、理論空燃比より空燃比の低いリッチ運転を行うこ
とが知られている。エンジンが暖機状態にて始動された
時に特に排出ガス中にNOxが生じ易いのは、それに先
立つエンジン停止時に燃料が遮断された後にもクランク
シャフトが数回転に亙って回転し、そのためエンジン停
止時に高空燃比によるリーン運転が行われる状態が生
じ、これによって排ガス浄化触媒層に多量の酸素が供給
されそこに保持されていることによるものと考えられ
る。
【0005】本発明は、上記の如くHC吸着材層の下流
側に酸素保持能を有する排ガス浄化触媒層を組み合わせ
たエンジン排気装置に於いては、HC吸着材層からのH
C離脱時に排ガス浄化触媒層が十分な量の酸素を備えて
いないおそれがあるという問題と、酸素保持能を有する
排ガス浄化触媒層はエンジン暖機後始動時にNOxを発
生しやすいという問題に鑑み、これら二つの問題を相互
の補完により一挙に解決する車輌用エンジン排気装置を
提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、本発明に
よれば、HC吸着材の層と酸素保持能を有する排ガス浄
化触媒の層とを含む排気系を備え、エンジンの冷温始動
時にその排ガスを前記HC吸着材層に通すことにより排
ガス中のHCを該HC吸着材層に吸着せしめ、エンジン
及び排気系の暖機後に該HC吸着材層に排ガスを通すこ
とにより該HC吸着材層より吸着されたHCを離脱せし
め、離脱したHCを前記排ガス浄化触媒層に保持された
酸素によりH2OとCO2に転化せしめて排出する車輌用
エンジン排気装置にして、前記HC吸着材層へのHC離
脱のための排ガスの導通はエンジン暖機状態でのエンジ
ン始動時に行われ、前記HC吸着材層へのHC離脱のた
めの排ガスの導通を伴うエンジン暖機後始動時には、前
記HC吸着材層へのHC離脱のための排ガスの導通を伴
わないエンジン暖機後始動時に比して、エンジン再始動
時燃料増量を低減すること、またはエンジンが冷温始動
されて暖機状態に達するまでに複数回の冷温始動が繰り
返されたとき、前記HC吸着材層へのHC離脱のための
エンジン暖機後始動に伴う排ガスの導通は、エンジン冷
温始動の繰り返し回数に応じて複数回行われること、ま
たはエンジン暖機後始動に伴う前記HC吸着材層へのH
C離脱のための排ガスの導通は、該エンジン暖機後始動
に先立つエンジン停止時の燃料遮断後のエンジン空転数
が所定値以上であることを条件として行われること特徴
とする車輌用エンジン排気装置によって達成される。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の作用及び効果】上記の如くHC吸着材の層と酸
素保持能を有する排ガス浄化触媒の層とを備えたエンジ
ン排気装置に於いて、エンジン冷温始動時にHC吸着材
層により吸着したHCを、エンジン暖機後の始動時(こ
の機会はアイドルストップ型或はハイブリッド型車輌に
於いては豊富に得られる)にHC吸着材層より離脱せし
めることが行われれば、離脱されたHCを該エンジン暖
機後始動に先立つエンジン停止時に排ガス浄化触媒層に
吸収され保持された酸素により確実にH2OとCO2に転
化せしめて排出することができる。尚、本発明に関して
は、エンジン暖機後とは、ほぼそれに伴ってHC吸着材
層や排ガス浄化触媒層が暖機された状態を指すものとす
る。
【0011】しかも尚、エンジン暖機後始動に当って、
このときHC吸着材層からのHCの離脱(HCパージ)
が行われれば、エンジン暖機後始動に先立つエンジン停
止時に排ガス浄化触媒層に吸収保持された酸素がHCの
酸化のために消費されることにより、かかる酸素による
NOxの発生は抑制され、従来よりNOx発生の抑制の
ために必要とされていたエンジン暖機後始動時の燃料の
増量を低減し或いは無くすることができ、それだけエン
ジンの燃費を改善することができるきる。
【0012】また、エンジンが冷温始動されて暖機状態
に達するまでに複数回の冷温始動が繰り返されたときに
は、HC吸着材層にはそれだけ多量のHCが吸着された
状態となるので、HC吸着材層へのHC離脱のためのエ
ンジン暖機後始動に伴う排ガスの導通がエンジン冷温始
動の繰り返し回数に応じて複数回行われれば、多量のH
Cが吸着されたHC吸着材層を確実に再生させることが
でき、HC吸着材層を長期間に亙って良好な状態に保っ
て作動させることができる。
【0013】更に、エンジン暖機後始動に伴うHC吸着
材層へのHC離脱のための排ガスの導通が、該エンジン
暖機後始動に先立つエンジン停止時に於ける燃料遮断後
のエンジン空転数が所定値以上であることを条件として
行われるようになっていれば、排ガス浄化触媒層に酸素
が確実に保持されるようなエンジンの中途停止時を選ん
でHCパージを行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、本発
明を実施例について更に詳細に説明する。
【0015】図1は本発明による車輌用エンジン排気装
置の一つの実施例を示す概略図である。
【0016】図に於いて、10はエンジンであり、これ
よりその排気マニホールド12を経て排出された排気
は、導管14を経て、三元触媒等の排ガス浄化触媒の層
16を備えた前段の触媒装置18に通される。排ガス
は、これより更に導管20を経て、環状に構成されたH
C吸着材の層22と、その内部を貫通するバイパス通路
24と、該バイパス通路を開閉するバイパス弁26とを
有するHC吸着装置28へ導かれる。HC吸着装置28
に於いては、排ガスはバイパス弁26によりバイパス通
路24の入り口が閉じられているときにはHC吸着材層
22を通って流れ、バイパス通路24の入り口がバイパ
ス弁26により閉じられていないときには主としてバイ
パス通路24を通って流れる。排ガスはこれより更に導
管30を経て、特に酸素保持能を有する三元触媒等の排
ガス浄化触媒の層32を有する後段の触媒装置34に通
され、その後大気へ放出される。
【0017】図示の実施例に於いて、HC吸着装置28
の上流側に前段の触媒装置18が設けられているのは、
エンジン(従って又排気装置)が冷温状態より始動され
るとき、HC吸着装置28の下流側に設けられた触媒装
置34ではHC吸着装置28が有する熱容量により暖機
が遅れ、その間に浄化されない排ガスが大気へ放出され
ることに対処し、エンジン排ガスを直接受けることによ
り早期に暖機されて排ガス浄化機能を発揮する触媒層を
得るためである。触媒層16は触媒層32と同じ触媒よ
りなっていてよい。
【0018】36はエンジン排気装置のためのコンピュ
ータによる計算機能を備えた制御装置であり、図には示
されていない車輌の総合的制御装置の一部に組み込まれ
たものであってよい。制御装置36はエンジン10より
その温度T、回転数N、スロットル開度A、燃料噴射量
Fを示す信号を与えられ、又エンジン出口(前段触媒装
置18入り口)における排ガス中の酸素を検出するO2
センサ38及び前段触媒装置出口における排ガス中の酸
素を検出するO2センサ40より排ガス中の酸素の有無
を示す信号を与えられている。尚このように二つのO2
センサ38及び40を設けたのは、O2センサ38のみ
では、各気筒からの排ガスの混合が未だ充分に行われて
いないことによりO2センサの検出値に誤差が生ずるお
それがあり、又O2センサ40のみでは触媒装置18の
作動状態の如何によってO2センサの検出値に誤差が生
ずるおそれがあることに鑑みたものであり、本発明の要
旨には直接関係はない。制御装置36は上記の如き入力
信号に基づいて以下に説明される如き制御のための演算
を行い、弁アクチュエータ42を適宜作動させてバイパ
ス弁26の開閉を行い、又エンジン10の燃料噴射装置
に補助の制御信号fを送ってその作動を修正する。
【0019】以下に図2に示すフローチャートを参照し
て図1に示す装置の作動をその一例について説明する。
【0020】図には示されていないイグニションスイッ
チの閉成によりエンジン10と共に制御装置36の作動
が開始されると、ステップ10(S10と略記、以下同
様)に於いて更にスタータが作動されてエンジンが始動
されたか否かが判断される。判断結果がイエスのときに
は、制御はステップ20へ進み、エンジン温度が所定温
度To以下であるか否かによってエンジン始動が冷温始
動であるか否かが判断される。判断結果がイエスの時に
は、制御はステップ30へ進み、ここでタイマ1がセッ
トされる。次いでステップ40にてHC吸着装置28の
バイパス通路24の入り口を開閉するバイパス弁26を
閉じる操作が行なわれる。
【0021】かくしてエンジンの冷温始動に伴ってバイ
パス弁26が閉じられることにより、エンジンからの排
ガスは全てHC吸着材層22に通され、主としてエンジ
ンの冷温始動時に発生する排ガス中のHCはHC吸着材
層22により吸着される。エンジンが暖機状態に達し、
HCの排出量がもはやHC吸着材層22による吸着を要
しなくなるまでの時間がタイマ1により設定され、この
設定時間が経過したか否かが次のステップ50にてタイ
ムアウトとして判断される。判断結果がノーである間制
御はステップ40へ戻り、バイパス弁26を閉じた状態
が続けられる。
【0022】ステップ50に於ける判断結果がイエスに
転ずると、制御は60へ進み、バイパス弁26が開か
れ、それ以後排ガスは主としてバイパス通路24を通っ
て流れ、HC吸着材層22を通る排ガスの流れは抑制さ
れた状態となる。
【0023】エンジンが1回冷温始動され、それに伴っ
て制御がステップ20よりステップ60に達し、エンジ
ンの1回の冷温始動時に排出されたHCのHC吸着装置
28による吸着が完了すると、次のステップ70にてフ
ラグF1が所定の整数n(1であってもよい)だけ増大
される。フラグF1は制御の開始時には0にリセットさ
れている。
【0024】その後エンジンが継続して運転されると、
制御はステップ80にてノーへ進み、リターンしてステ
ップ10へ戻り、ステップ10にてノーへ逸れ、再びス
テップ80にてノーへ逸れる循環を繰り返し、その間に
エンジン(及び排気系、以下同様)が暖機する。
【0025】もしエンジンが1回の冷温始動で起動せ
ず、あるいはエンジンが暖機状態に達する前にエンジン
ストップが行われ、ステップ20乃至70が続けて繰り
返されたときには、フラグF1の値がそれに応じて増大
する。
【0026】エンジンが一旦起動された後、燃料遮断に
より停止されると、制御はステップ80にてイエスへ進
み、ステップ90にて燃料遮断後のクランクシャフトの
空転数が所定値Noより大きいか否かが判断される。所
定値Noは、燃料遮断後のクランクシャフトの空転によ
りエンジン排気系に排出される酸素によって排ガス浄化
触媒層32が1回のエンジン冷温始動時に生ずるHCを
2OとCO2に転化させるに十分な酸素を吸収し保持で
きるようになるためのクランクシャフト空転数である。
判断結果がイエスのときには、制御はステップ100へ
進み、フラグF2が1とされ、判断結果がノーのときに
は、制御はステップ110へ進み、フラグF2は0とさ
れる。
【0027】エンジンが暖機状態に達した後、エンジン
ストップが行われ、エンジンが再始動されると、ステッ
プ10よりステップ20に進んだ制御は、ここでノーに
逸れてステップ120へ進み、ここでフラグF1が0で
あるか否かが判断される。制御が1回またはそれ以上ス
テップ70を通った後ここに至ったときには、F1は0
ではないので、制御はステップ130へ進み、フラグF
2が0であるか否かが判断される。フラグF2が0でな
いとき、即ちステップ100にて1にセットされている
ときには、制御はステップ140へ進み、タイマ2がセ
ットされ、次いでステップ150にてバイパス弁26が
閉じられ、エンジン暖機後の排ガスをHC吸着材層22
に通すことによりそのHCパージが開始される。HC吸
着材層22よりHCが排出されるときには、排ガス浄化
触媒層32が保持する酸素によりNOxが生ずる可能性
は低下するので、次のステップ160にてエンジン暖機
後始動時に排ガス浄化触媒層32が保持する酸素により
NOxが生ずることを抑制するための燃料増量を低減す
る制御が行われる。
【0028】バイパス弁26を閉じ、HC吸着材層22
よりそこに吸着されていたHCをパージする操作は、ス
テップ140にてセットされた時間が満了したことがス
テップ170にてタイムアウトとして判断されるまで続
けられる。ステップ170に於ける判断結果がイエスに
転ずると、制御はステップ180へ進み、バイパス弁2
6が開かれ、次いでステップ190にて1回のHCパー
ジとその浄化終了を示すべくフラグF1が1だけ減じら
れる。次いで制御はステップ80へ進み、次のエンジン
停止に備える。
【0029】以上の説明より理解される通り、ステップ
70に於けるnが1より大きい整数とされるときには、
1回のエンジン冷温始動時に発生してHC吸着材層22
に吸着されたHCのパージは、エンジン暖機後、複数回
のエンジンストップ/スタートに分けて行われるので、
エンジン冷温始動時に発生するHCを十分に捕足すべく
HC吸着材層22の容量が大きくされても、本発明がア
イドルストップ型或はハイブリッド型車両に適用された
場合に、エンジン停止後の再始動時に於けるエンジン出
力性能に影響を及ぼすことのないよう、1回のエンジン
始動時HCパージ時間を短くしてHC吸着材層の完全な
再生を行うことができる。
【0030】以上においては本発明を一つの実施例につ
いて詳細に説明したが、図示の実施例について本発明の
範囲内にて種々の修正が可能であることは当業者にとっ
て明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車輌用エンジン排気装置の一つの
実施例を示す概略図。
【図2】図1に示す車輌用エンジン排気装置の作動の一
例を示すフローチャート。
【符号の説明】 10…エンジン 12…排気マニホールド 14…導管 16…排ガス浄化触媒層 18…前段触媒装置 20…導管 22…HC吸着材層 24…バイパス通路 26…バイパス弁 28…HC吸着装置 30…導管 32…排ガス浄化触媒層 34…後段触媒装置 36…制御装置 38,40…O2センサ 42…弁アクチュエータ
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 直人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−61426(JP,A) 特開 平9−32538(JP,A) 特開2000−8837(JP,A) 特開 平11−82003(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/08 - 3/24 B01D 53/94

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】HC吸着材の層と酸素保持能を有する排ガ
    ス浄化触媒の層とを含む排気系を備え、エンジンの冷温
    始動時にその排ガスを前記HC吸着材層に通すことによ
    り排ガス中のHCを該HC吸着材層に吸着せしめ、エン
    ジン及び排気系の暖機後に該HC吸着材層に排ガスを通
    すことにより該HC吸着材層より吸着されたHCを離脱
    せしめ、離脱したHCを前記排ガス浄化触媒層に保持さ
    れた酸素によりH 2 OとCO 2 に転化せしめて排出する車
    輌用エンジン排気装置にして、前記HC吸着材層へのH
    C離脱のための排ガスの導通はエンジン暖機状態でのエ
    ンジン始動時に行われ、前記HC吸着材層へのHC離脱
    のための排ガスの導通を伴うエンジン暖機後始動時に
    は、前記HC吸着材層へのHC離脱のための排ガスの導
    通を伴わないエンジン暖機後始動時に比して、エンジン
    始動時燃料増量を低減することを特徴とする車輌用エン
    ジン排気装置。
  2. 【請求項2】HC吸着材の層と酸素保持能を有する排ガ
    ス浄化触媒の層とを含む排気系を備え、エンジンの冷温
    始動時にその排ガスを前記HC吸着材層に通すことによ
    り排ガス中のHCを該HC吸着材層に吸着せしめ、エン
    ジン及び排気系の暖機後に該HC吸着材層に排ガスを通
    すことにより該HC吸着材層より吸着されたHCを離脱
    せしめ、離脱したHCを前記排ガス浄化触媒層に保持さ
    れた酸素によりH 2 OとCO 2 に転化せしめて排出する車
    輌用エンジン排気装置にして、前記HC吸着材層へのH
    C離脱のための排ガスの導通はエンジン暖機状態でのエ
    ンジン始動時に行われ、エンジンが冷温始動されて暖機
    状態に達するまでに複数回の冷温始動が繰り返されたと
    き、前記HC吸着材層へのHC離脱のためのエンジン暖
    機後始動に伴う排ガスの導通は、エンジン冷温始動の繰
    り返し回数に応じて複数回行われることを特徴とする車
    輌用エンジン排気装置。
  3. 【請求項3】HC吸着材の層と酸素保持能を有する排ガ
    ス浄化触媒の層とを含む排気系を備え、エンジンの冷温
    始動時にその排ガスを前記HC吸着材層に通すことによ
    り排ガス中のHCを該HC吸着材層に吸着せしめ、エン
    ジン及び排気系の暖機後に該HC吸着材層に排ガスを通
    すことにより該HC吸着材層より吸着されたHCを離脱
    せしめ、離脱したHCを前記排ガス浄化触媒層に保持さ
    れた酸素によりH 2 OとCO 2 に転化せしめて排出する車
    輌用エンジン排気装置にして、前記HC吸着材層へのH
    C離脱のための排ガスの導通はエンジン暖機状態でのエ
    ンジン始動時に行われ、エンジン暖機後始動に伴う前記
    HC吸着材層へのHC離脱のための排ガスの導通は、該
    エンジン暖機後始動に先立つエンジン停止時の燃料遮断
    後のエンジン空転数が所定値以上であることを条件とし
    て行われることを特徴とする車輌用エンジン排気装置。
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