JP3508611B2 - 結晶保持装置 - Google Patents
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Description
線形光学結晶を保持するための結晶保持装置に関し、さ
らに詳細には、結晶温度を室温よりも昇温して用いる場
合に生ずるビーム揺らぎを防止した結晶保持装置に関す
るものである。
により紫外光を発生させ、該紫外光を産業用に応用する
試みがなされている。このような用途に使用される非線
形光学結晶としては、CLBO(Cs Li B6 O10)、
LBO(Li B3 O5 )、BBO(β−Ba B
2 O4 )、CBO(Cs B3 O5 )等の各種の結晶が知
られている。これらの非線形結晶のうち、例えばLB
O,CLBO,CBO,PPNL,KTP,LN結晶、
あるいは、KDP,KDP*P等は、結晶温度を常温よ
り上昇させて使用する場合が多い。このように結晶温度
を室温よりも昇温して用いる場合、結晶保持装置の光線
入射出射部分の空気は、高温の結晶保持装置に直接触れ
るため、その密度に揺らぎが発生し、結晶保持装置の光
線入射出射部分に屈折率の絶えず変動する不安定な空間
が発生する。いわゆる陽炎現象である。
0の光線入射出射部分10a,10bの温度が周囲温度
より高いと、その近傍で空気の揺らぎが生じる。空気の
屈折率は温度に応じて異なるので、光線入射出射部分1
0a,10bの近傍に温度の異なる領域が形成され、そ
の領域の境界が揺らぐと、結晶保持装置10に入出射す
るレーザビームも揺らぐこととなる。例えば同図(b)
に示す領域Aと領域Bにおける温度差が10°Cである
とすると、空気の屈折率差が紫外域の波長域では、約1
0-5桁で発生する。このため、同図(b)の領域Aから
領域Bに入射する光の入射角をθ1、領域Bへの出射角
をθ2とし、領域Aにおける屈折率をn1、領域Bにお
ける屈折率をn2とすると、θ2/θ1=n1/n2≒
10-5となり、概略計算すると屈折率差により生ずるビ
ーム位置変位はおよそ10μrad程度となる。
度を室温よりも昇温して使用する結晶保持装置において
は、いわゆる陽炎現象によりビーム揺らぎが生じた。こ
れまでのレーザ応用装置ではこの程度のビーム位置変位
は問題ではなかった。しかし、近年, 紫外レーザパワー
の増加にともなって高密度実装用精密プリント基板の穴
あけ加工にも紫外レーザが用いられるようになってき
た。この場合には直径数10μmの穴あけ加工が要求さ
れ、この場合の要求位置決め精度は数μmであり、レー
ザに要求されるビーム位置安定度も角度変位換算で数μ
radとなっている。現状市販の波長変換装置を含むレ
ーザ装置では、通常波長変換装置を高温に維持するもの
が多く、この市場が要求するビーム位量安定度を実現で
きない状況であった。本発明は上記のような事情に鑑み
なされたものであって、本発明の目的は、結晶温度を室
温よりも昇温して使用する結晶保持装置の入出射端にお
けるビームの揺らぎを改善し、新しい市場要求に対応す
ることである。
晶を高温に保持するために発生するビーム揺らぎを防止
するため、結晶保持装置の非線形光学結晶の光線の出射
側と入射側に中空部材のビーム通過部材を設け、該ビー
ム通過部材の結晶と反対側の端部温度が、その周囲雰囲
気温度との差において、ビーム位置安定度を所望の値S
(μrad)以下となるように上記中空部材の長さを選
定したものである。上記ビーム通過部材としては、内部
に空気の対流が生じない程度の内径を持つ中空部材を用
いることができる。
の端部が、周囲温度に近い温度になるように冷却すると
より効果的である。実験によれば、ビーム位置安定度を
所望の値S(μrad)以下とするためには、前記結晶
の出射側と入射側に設けられたビーム通過部材の結晶と
反対側の端部温度を、該温度とその周囲雰囲気温度との
差Tにおいて、T≦12+3.5Sとなるようにすれば
よいことがわかった。
物と、レーザビームの出射端の間には集光レンズが設け
られ、集光レンズにより被処理物の表面でのビームの揺
らぎ量は、出射端でのビームの揺らぎ量の数分の1とな
る。したがって、仮に被処理物とレーザビームの出射端
の距離が1mであるとすると、出射端でのビーム揺らぎ
量が5μradの場合、被処理物の表面ではビームは5
μm揺らぐことになるが、上記集光レンズにより被処理
物の表面での揺らぎ量は、数分の1となるので、被処理
物の表面ではビーム揺らぎ量は1μm程度以下となり、
必要な加工精度を保つことが可能となる。
光入射側と出射側の両方に設けることが必要なことが実
験により明らかとなった。すなわち、出射側だけに光学
部材を設けた場合には、光入射側でビームが揺らぐた
め、入射側と出射側の両方に光学部材を設けた場合に比
べビーム位置安定度が悪化する。また、ビーム通過部材
として、中空部材を用いる場合には、その断面積が小さ
いほど、内部での気体の揺らぎは小さく押さえられるの
で効果的であるのは勿論であるが、実験では、中空部材
の最長径が、結晶の対角線の3倍の長さ以下であれば、
効果があることが確認された。
部材の内部の気体の流れは自然対流であり、各中空部材
の一端は結晶ホルダ本体と接続される部分であり側面か
らの気体の流入はない。このため、その反対側の開放端
との間の温度差をある程度以下にすれば、中空部材の気
体の流動速度は極端に小さくなる。したがって、屈折率
の揺らぎはほとんど解消され、中空部材の内部を通過す
るビームに位置変動はほとんど発生しない。
レーザビーム径の2倍あれば、レーザビームの通過に支
障がないことが確認されている。ここで、ビーム径は、
レーザビームのエネルギー分布がM2 =1(M2 :ビー
ムの品質を評価するためのパラメータ)のガウス分布を
するとして、エネルギー分布のピーク値をpとしたと
き、p/e2 (eは自然対数の底:2.71828 )の位置に
おける幅(e値幅)である。なお、光学結晶と、ビーム
通過部材で囲まれる空間を真空とすれば、光学結晶とビ
ーム通過部材、および中空部材から構成されるビーム通
過部材内でのビーム揺らぎを確実に防止することができ
る。
装置の構成を示す図であり、同図は断面構造を示してい
る。なお、以下の実施例では非線形結晶としてCLBO
結晶を用いる場合について説明するが、本発明は、CL
BO結晶以外に、前記したLBO,CLBO,CBO,
PPNL,KTP,LN結晶、あるいは、KDP,KD
P*P等の結晶温度を常温より上昇させて使用する各種
結晶の保持装置に適用することができる。図1におい
て、1はCLBO結晶であり、CLBO結晶1は純アル
ミニウムで形成された結晶保持体2中に設置されてお
り、結晶保持体2内で移動しないように保持されてい
る。また、結晶保持体2にはヒータ4が設けられてお
り、ヒータ4には温度計測用制御用の熱電対TCが取り
付けられている。
形成されたホルダ本体3内に収納されており、結晶保持
体2およびホルダ本体3の上記CLBO結晶1の両端面
部分は開口している(同図中のA,B部分)。また、ホ
ルダ本体3の両側には、銅、ステンレス(SUS)、セ
ラミック、石英、ガラス等から形成されたビーム通過部
材である中空管5,5’が取り付けられており、中空管
5,5は上記結晶保持体2、ホルダ本体3の上記開口部
分A,Bと連通している。図示しないレーザ光源から放
出されるレーザ光は、中空管5と、結晶保持体2とホル
ダ本体3に設けられた上記開口部分Aを介してCLBO
結晶1の一方の端面に入射し、CLBO結晶1の他方の
端面から出射する光は、結晶保持体2とホルダ本体3に
設けられた上記開口部分B、中空管5’を介して外部に
放出される。
置を用いて種々の実験を行い、ビーム位置安定度(ビー
ム揺らぎ量)について調べた。まず、ヒータ5によりC
LBO結晶1を加熱し、ホルダ本体3に中空管5,5’
を取り付け場合および上記ホルダ本体3のみの場合(中
空管5,5’を取り付けない場合)について、ビーム位
置安定度(ビームゆらぎ量)を調べた。中空管5,5’
としてはステンレス(SUS)パイプ(内径4.2m
m)、セラミックパイプ(内径17.5mm)等の各種
の材質のものを用いた。ここで、使用したレーザ光のビ
ーム径は1mm(前記したe値幅)、CLBO結晶1の
光の入出射面の形状は縦約8mm、横約7mmの矩形で
ある。
(SUS)パイプ、セラミックパイプを用いた場合の実
験結果を示す。同図において、横軸はCLBO結晶の温
度(°C)、縦軸はビーム位置安定度(μrad)であ
り、Aはホルダ本体のみ、BはSUSパイプ、Cはセラ
ミックパイプを用いた場合を示している。同図に示すよ
うに、ホルダ本体のみの場合には、結晶温度の上昇につ
れてビーム位置安定度は低下し、結晶温度が200°C
のときには110μrad程度まで悪化した。これに対
し、中空管5,5’を取り付けた場合には、結晶温度を
200°Cまで上昇させてもビーム位置安定度は10μ
rad以下であり、中空管5,5’を取り付けることに
より、大きくビーム位置安定度を改善できることがわか
った。また、その他、中空管5,5’として、銅パイプ
等の種々の材質のものを用いてビーム位置安定度を調べ
たが、ビーム位置安定度はパイプの材質に大きく影響さ
れないこともわかった。
行ったところ、中空管の内径が30mmであってもビー
ム位置安定度は悪化しなかった。この場合に使用したC
LBO結晶1の対角線の長さは約10mmであるので、
中空管の内径をCLBO結晶1の対角線の長さの3倍程
度としても、ビーム位置安定度が悪化しないことが確認
された。
さの銅パイプ(内径4.7mm)を取り付け、上記ヒー
タ4によりCLBO結晶1を所定の温度まで加熱し、銅
パイプの長さと、銅パイプの先端部分の温度と室温との
差と、ビーム位置安定度との関係を調べた。その結果、
図3に示す特性が得られた。同図において、横軸は銅パ
イプの長さ(mm)、左縦軸はビーム位置安定度(μr
ad)、右縦軸はパイプ先端部の温度と室温との差(°
C)であり、同図中のAは銅パイプの長さに対する上記
温度差、Bは銅パイプの長さに対するビーム位置安定度
を示している。同図Aに示すように、銅パイプの長さが
長くなるにしたがって、パイプ先端部の温度差は低下す
る。また、ビーム位置安定度も、銅パイプの長さが長く
なるにしたがって、同図Bに示すように小さくなる。
と、パイプ先端部と室温との差との関係を求め、横軸を
ビーム位置安定度S、縦軸をパイプ先端部と周囲温度と
の差Tとしてプロットしたものである。同図より中空管
として銅パイプを使った実験では、ビーム位置安定度S
と結晶温度と室温との差Tの関係はT=3.5S+12
にあることがわかる。つまり、この実験では所望のビー
ム位置安定度Sを得るためには、結晶温度と室温の差T
を概ねT≦3.5S+12にすればよいこととなる。
を加熱し、上記中空管5,5内に、ビーム通過部材とし
て中実の石英ロッドを取り付けた場合と、ホルダ本体の
み(中空管5,5’、石英ロッドを設けない)の場合に
ついて、ビーム位置安定度を調べた。ここで、使用した
石英ロッドの長さは図1に示した中空管1の長さとほぼ
同じであり、該石英ロッドを、石英ロッドの先端が中空
管5,5’から若干突出する位置に取り付けて実験を行
った。図5にその結果を示す。同図において、横軸はC
LBO結晶の温度(°C)、縦軸はビーム位置安定度
(μrad)であり、Aはホルダ本体のみ、Bは石英ロ
ッドを設けた場合を示している。同図に示すように、ビ
ーム通過部材として石英ロッドを用いても、ビーム位置
安定度を大幅に改善できることが確認された。
が開口している場合を示しているが、中空管5,5’の
両端開口部あるいは中空管5,5’とホルダ本体3の取
り付け部分に波長変換に関する波長に対し透明度の高い
石英等からなる窓部材を取り付け、ホルダ本体3、結晶
保持部材2および中空管5,5’で囲まれる空間、ある
いは、ホルダ本体3および結晶保持部材2で囲まれる空
間を密封できる構造としてもよい。このような構成とす
れば、上記空間を真空に保持することができ、ホルダ本
体3内、あるいは、中空管5,5’内におけるビーム揺
らぎを確実に防止することができる。また、CLBO結
晶1を外部空間と遮断することができるので、CLBO
結晶1が吸水すること等による劣化を防止することがで
きる。
の他の構成例について説明する。 (1)中空管と結晶保持体を一体構造とした結晶保持装
置 図6は中空管と結晶保持体を一体構造とした結晶保持装
置の断面構造を示す図である。同図において、1はCL
BO結晶、5は例えばセラミック等で形成された中空
管、3は例えばセラミック等で形成されたホルダ本体で
あり、中空管5内には、CLBO結晶1が収納され、C
LBO結晶1は中空管5内で移動しないように保持され
ている。また、中空管5の外周にはヒータ4が設けら
れ、また前記したように熱電対が取り付けられている
(図示せず)。CLBO結晶1の両端面は中空管5を介
して外部と連通しており、図示しないレーザ光源から放
出されるレーザ光は、中空管5を介してCLBO結晶1
の一方の端面に入射し、CLBO結晶1の他方の端面か
ら出射する光は、中空管5を介して外部に放出される。
上記構成とすることにより、中空管5とホルダ本体を一
体構造にすることができ、構造を簡単化することができ
る。また、ホルダ本体3の中央(図6に一点鎖線で示し
た部分)でホルダ本体3と中空管5を左右に分割できる
構造にすれば、CLBO結晶の収納、交換、CLBO結
晶の結晶軸の向きの変更等を容易に行うことができる。
設けた結晶保持部材 前述の実験では、中空管の長さを選択することにより中
空管の先端部の温度と室温との差を変えるようにした
が、中空管の先端部に冷却装置を取り付け、ビーム通過
部材である中空管の先端部が、周囲温度に近い温度にな
るように冷却するとより効果的である。図7は、上記の
ように中空管の先端部に冷却装置を取り付けた場合の構
成例を示しており、同図は中空管の先端部に冷却装置を
取り付けた場合を示し、中空管として比較細い管を用い
た場合を示している。
空管、3は例えばセラミック等で形成されたホルダ本体
であり、前記したようにホルダ本体3内の構成は前記図
1と同様であり、前記したようにヒータ4等が内蔵され
ている。また、7は冷却装置であり、例えば、中空管の
先端部に冷却用のフィンを取り付けて空冷したり、液冷
できるような構造にしたり、さらにペルチェ素子等を用
いた冷却装置を用いることもできる。上記のように中空
管5の先端部に冷却装置を設けることにより、中空管5
の長さが短くてもその先端部の温度を室温近くまで冷却
することができ、結晶保持装置をコンパクトに構成する
ことが可能となる。
保持装置 図8に金属等から構成されたベローズを中空管として用
いた例を示す。同図において1はCLBO結晶、8は薄
肉厚の金属をベローズ形状に形成し筒状とした中空管、
3はホルダ本体であり、前記したようにホルダ本体3内
の構成は前記図1と同様であり、前記したようにヒータ
4等が内蔵されている。同図に示すように、ベローズ形
状の中空管8を用いることにより中空管内部の気体の冷
却効果を向上させることができ、中空管の先端部におけ
るビームの揺らぎを効果的に抑制することができる。ま
た、ベローズ形状の中空管はフレキシブルであるので、
非線形結晶の角度の微調整を行い、位相整合角を合わせ
るためにも有効である。
は、結晶保持装置の結晶の出射側と入射側に中空部材の
ビーム通過部材を設け、各々のビーム通過部材の結晶と
反対側の端部温度と周囲雰囲気温度との差を、ビーム揺
らぎが安定する温度になるようにしたので、結晶を常温
より高い温度にしても、結晶保持装置の光入出射部分で
ビーム揺らぎが生ずることがなく、ビーム位置安定度を
向上させることができる。このため、レーザビームによ
る高精度な加工が可能となる。
である。
位置安定度を示す図である。
およびビーム位置安定度を示す図である。
ム位置安定度を示す図である。
位置安定度を示す図である。
装置の構成例を示す図である。
持装置の構成例を示す図である。
成例を示す図である。
ム揺らぎを説明する図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 非線形光学結晶と、この結晶の保持部材
と、この保持部材を囲み結晶の温度を制御する温度詞整
機構を収容するホルダ本体とからなる結晶保持装置であ
って、 前記結晶の出射側と入射側に、中空部材のビーム通過部
材を設け、各々のビーム通過部材の結晶と反対側の端部温度とその
周囲雰囲気温度との温度差をTとし、出射するビームの
所望のビーム位置安定度をS(μrad)としたとき、 上記温度差Tが、T≦12+3.5Sとなるように上記
中空部材の長さを選定した ことを特徴とする結晶保持装
置。 - 【請求項2】 上記ビーム通過部材のビーム通過部分の
最短径は、ビーム径の2倍より大きく、最長径は、結晶
の対角線の3倍の長さに等しいか、これより短いことを
特徴とする請求項1の結晶保持装置。 - 【請求項3】 前記光学結晶と、ビーム通過部材で囲ま
れる空間が真空であることを特徴とする請求項1または
請求項2の結晶保持装置。
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