JP3506992B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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の駆動方法に関し、特にデータ信号線への映像信号の書
き込み性能を向上させる予備充電回路(プリチャージ回
路)を用いて駆動される画像表示装置に関するものであ
る。
て、アクティブマトリクス型液晶表示装置に関して説明
する。この画像表示装置は図23に示すように、画素ア
レイARYと走査信号線駆動回路(ゲートドライバ)G
Dとデータ信号線駆動回路(データドライバ)SDと予
備充電回路(プリチャージ回路)PCからなっている。
の走査信号線GLとデータ信号線SLとを備えており、
隣接する2本の走査信号線GLと隣接するデータ信号線
SLとで囲まれた部分に画素PIXがマトリクス状に設
けられている。
チ素子SW、液晶容量CL、補助容量CSとからなって
いる。データ信号線駆動回路SDは図25に示すよう
に、クロック信号CKS、データスタート信号SPS等
のタイミング信号に同期して、アナログスイッチASで
入力された映像信号DATをサンプリングし、必要に応
じて増幅して各データ信号線SLに書き込む働きをす
る。N1からN4は、NAND回路を示す。
うに、クロック信号CKG、走査スタート信号SPG等
のタイミング信号に同期して走査信号線GLを順次選択
し、画素PIX内にあるスイッチ素子SWの開閉を行う
ことによって、各データ信号線SLに書き込まれた映像
信号DATを各画素に書き込み、各画素内の容量で書き
込まれた映像信号DATを保持する。
を別途入力されるクロック信号に同期し、出力を順次行
うシフトレジスタである。
(プリチャージ制御信号)PCCのタイミング信号に同
期して入力された予備充電基準電位(プリチャージ基準
電位)PCVをサンプリングし、各データ信号線に映像
信号DATが書き込まれる前に、プリチャージ基準電位
を書き込む働きをする。
画素アレイARYに画像を表示する。これら信号のタイ
ミングチャートを図27に示す。
クロック信号CKS、/CKS及びデータスタート信号
SPSに同期して映像信号DATが入力される。この例
では水平ライン反転方式の駆動方法を採用しており、走
査信号線GLjに対応するラインには負極性の映像信号
が、走査信号線GLj+1に対応するラインには正極性
の映像信号が書き込まれる。また、帰線期間(映像信号
が入力されない期間)において、プリチャージ制御信号
PCCが活性化され、データ信号線にプリチャージ基準
電位が予備充電される。ここで、プリチャージ基準電位
PCVの極性は、次に書き込まれる映像信号DATの極
性と同一である。
の高精細化されるにつれ、データ信号線駆動回路SDに
おけるサンプリングレートの高速化がなされている。し
かし、それに伴いデータ信号線への映像信号DATの書
き込みが不十分になり、画質が著しく低下してしまう問
題が発生している。そこで、プリチャージ回路PCを用
いて、データ信号線SLに映像信号DATが書き込まれ
る前に、予備充電として予備充電基準電位(プリチャー
ジ基準電位)PCVを充電し、画質の低下を抑える手法
が用いられてきた。
例を示す。予備充電回路201は、基準信号入力部20
2と基準信号切替部203とを備えている。基準信号切
替部203はスイッチ素子PAS群を備えている。すな
わち、図示するように、各データ信号線SLに対して、
サンプリング用のスイッチ素子PAS群と、各スイッチ
素子にプリチャージ基準電位PCVが接続され、各スイ
ッチ素子を制御するためのプリチャージ制御信号PCC
が接続されている。このプリチャージ回路はプリチャー
ジ基準信号PCCのタイミングによってプリチャージ基
準電位PCVをデータ信号線に充電する。
ジ基準電位を供給するラインにはデータ信号線SLと同
数のスイッチ素子PASが接続されている。図27のタ
イミングチャートに示すように、僅かな時間でプリチャ
ージ基準電位をデータ信号線SLに供給するためには、
比較的大きな能力が必要となるため、スイッチ素子PA
Sには大きな素子を用いらなければならない。さらに予
備充電を行うために、スイッチ素子PAS群を一括して
制御すると、一度に大量の電荷が各データ信号線SLに
移動し、プリチャージ基準電位PCVが変動してしま
う。
了するまでに変動した電位が元に戻らない場合、データ
信号線SLへの予備充電のレベルが不足することにな
る。その結果、データ信号線SLにデータ信号線駆動回
路SDから書き込まれる映像信号DATの電位に悪影響
を及ぼし、表示の劣化を引き起こしてしまうことが懸念
される。
するために、外部からプリチャージ基準電位の電流量を
増やす(予備充電基準電位を供給する回路の駆動力を高
める)と消費電力が増加してしまうという新たな課題が
生じる。
の低振幅化の要求が高まりつつある。従来は図29に示
すように、外部信号を信号振幅昇圧部204のような昇
圧回路(レベルシフタ)によって昇圧した後に回路に供
給されている。この際、プリチャージ制御信号の配線は
液晶表示装置の一辺に渡って伸延しており、その負荷が
大きいので、昇圧回路の後段に極めて大きなバッファ回
路205を配置する必要がある。大きなバッファ回路
は、消費電力が大幅に増加すると共に、駆動回路の信頼
性を低下させることが懸念される。
するためになされたものであり、データ信号線へ予備充
電として書き込まれる基準信号の電位の揺れを抑制し、
また、消費電力を増大させることのない予備充電回路を
用いて駆動される画像表示装置を提供するものである。
は、複数配列されたデータ信号線及び複数配列された走
査信号線に囲まれて配列された複数の画素と、データ信
号線に映像信号を供給するデータ信号線駆動回路と、走
査信号線に走査信号を供給する走査信号線駆動回路とを
備えた画像表示装置において、少なくとも一つ以上の予
備充電基準電位を入力する基準信号入力部と、少なくと
も一つ以上の制御信号を入力する制御信号入力部と、制
御信号入力部の出力を順次遅延させる複数の信号遅延部
と、信号遅延部の出力に応じて基準信号入力部の信号を
データ信号線へ出力するか否かを切り替える基準信号切
替部とを備えた予備充電回路を有しており、前記制御信
号入力部が前記予備充電回路の中央付近に配置され、前
記制御信号入力部から前記信号遅延部に対して前記制御
信号が入力され、前記予備充電回路の両端部に向い前記
データ信号線が予備充電されることを特徴とすることに
より、上記目的が達成される。
部の出力とデータ信号線への前記予備充電基準電位の充
電を停止させるための充電停止信号とに応じて前記基準
信号切替部を制御する信号を出力する切替制御部とを有
し、予備充電回路内のすべての基準信号切替部が、前記
切替制御部の出力に応じて前記データ信号線への基準電
位の出力を同時に終了させてもよい。
配列されたデータ信号線及び複数配列された走査信号線
に囲まれて配列された複数の画素と、前記データ信号線
に映像信号を供給するデータ信号線駆動回路と、前記走
査信号線に走査信号を供給する走査信号線駆動回路とを
備えた画像表示装置において、少なくとも一つ以上の予
備充電基準電位を入力する基準信号入力部と、少なくと
も一つ以上の制御信号を入力する制御信号入力部と、前
記制御信号入力部の出力を順次遅延させる複数の信号遅
延部と、前記信号遅延部の出力に応じて前記基準信号入
力部の信号をデータ信号線へ出力するか否かを切り替え
る基準信号切替部とを備えた予備充電回路を有してお
り、前記予備充電回路は、前記信号遅延部の出力とデー
タ信号線への前記予備充電基準電位の充電を停止させる
ための充電停止信号とに応じて前記基準信号切替部を制
御する信号を出力する切替制御部とを有し、予備充電回
路内のすべての基準信号切替部が、前記切替制御部の出
力に応じて前記データ信号線への予備充電基準電位の出
力を同時に終了させることを特徴とすることにより、上
記目的が達成される。
が、複数設けられた制御信号入力部に各々入力され、制
御信号入力部からの出力が、制御信号入力部に接続され
た信号遅延部に入力されていてもよい。
の両端に配置され、そこから信号遅延部に対して信号が
入力されていてもよい。
信号遅延部が接続されていてもよい。
を構成する能動素子が複数接続されていてもよい。
くとも一つ以上の制御信号を増幅する機能を有する振幅
増幅部を備えていてもよい。
上の制御信号を遅延させると共に、少なくとも一つ以上
の制御信号の電流増幅を行ってもよい。
タ回路によって構成されており、CMOSインバータ回
路内のn型トランジスタ及びp型トランジスタのチャネ
ル幅及びチャネル長の少なくとも一つを異ならせてもよ
い。
タ回路によって構成されており、CMOSインバータ回
路内のn型トランジスタ及びp型トランジスタのチャネ
ル幅及びチャネル長の少なくとも一つを、他の信号遅延
部を構成するCMOSインバータ回路内のn型トランジ
スタまたはp型トランジスタと異ならせてもよい。
容量及び配線抵抗の少なくとも一つによって構成されて
いてもよい。
容量及び配線抵抗の少なくとも一つとCMOSインバー
タ回路によって構成されていてもよい。
回路によって構成されていてもよい。
切替部での前記基準信号入力部からの信号のデータ信号
線への充電開始または充電停止の切替動作期間を制御す
るための信号を出力する動作期間制御部を有していても
よい。
信号として、前記制御信号を用いてもよい。
動回路及び走査信号駆動回路の少なくとも一つが、画素
と同一基板上に形成されていてもよい。
動回路、走査信号駆動回路及び各画素を構成する能動素
子が、多結晶シリコン薄膜トランジスタであってもよ
い。
のプロセスで形成されていてもよい。
も一つ以上の予備充電基準電圧(プリチャージ基準電
位)を入力する基準信号入力部と、少なくとも一つ以上
の予備充電制御信号(プリチャージ制御信号)とが入力
される制御信号入力部と、制御信号入力部の出力を順次
遅延させる複数の信号遅延部(以下、遅延回路と呼ぶ)
と、遅延回路の出力に応じてサンプリング用の能動素子
(以下、スイッチ素子と呼ぶ)を開閉させ、プリチャー
ジ基準電位をデータ信号線に書き込む基準信号切替部と
を備えた予備充電回路を設けるようにした。そのことに
より、遅延回路によって順次遅延されたプリチャージ制
御信号によってスイッチ素子を制御するため、プリチャ
ージ基準電位からデータ信号線へ電荷の移動が時間的に
分散され、一度に大きな電荷の移動がなくなる。その結
果、プリチャージ基準電位の変動を抑制し、所望の電位
をデータ信号線に充電できるようになり、画像表示装置
の画質の劣化を抑え、外部から供給されるプリチャージ
基準電位の電流量を低減し、消費電力の増加を効果的に
抑制することが可能となる。
ピーク値が時間的に分散されるのに伴い、予備充電基準
信号を供給する外部回路の負荷が軽くなるので、外部回
路の駆動能力に余裕を持たせることが可能となる。
御信号入力部を複数設け、各制御信号入力部に対してプ
リチャージ制御信号を入力するようにした。そのことに
より、遅延回路によるプリチャージ制御信号の遅延量を
最適な値に設定することが極めて容易となる。
御信号入力部を予備充電回路内の両端に配置し、そこか
ら遅延回路に信号を入力するようにした。これにより、
帰線期間内にすべてのデータ信号線に対して、十分な予
備充電が行える。また、画像データのデータ信号線への
データ信号線駆動回路の両端のいずれか一方から書き込
みが開始される前までに、両端のデータ信号線に対して
のプリチャージ基準電位の充電を終えていればよく、さ
らに、予備充電回路の中央部のデータ信号線への充電も
同様にデータ信号駆動回路の書き込み遅延回路によるプ
リチャージ制御信号の遅延時間が大きくなっても、プリ
チャージ充電期間が時間的に十分確保できる。
御信号入力部を予備充電回路の中央付近に配置し、制御
信号入力部から信号遅延部に対して制御信号を入力する
ようにし、予備充電回路の両端部に向いデータ信号線を
予備充電するようにした。そのことにより帰線期間内に
全てのデータ信号線に対して、十分な予備充電を行うこ
とが可能となる。さらに、両端からのプリチャージ制御
信号を遅延させた場合に比べ、画面中央部のプリチャー
ジ制御信号の遅延差がなくなるので、プリチャージ制御
信号の波形やタイミングのずれに伴うプリチャージ基準
電位のレベルの変動がなくなる。これにより、もし、両
端からのプリチャージ制御信号の入力の際に、構成する
トランジスタのばらつきによって画像表示装置中央部で
双方からのプリチャージ制御信号での予備充電状態が大
きく異なってしまった場合、表示上、境界となってしま
う場合が考えられるが、画像表示装置の中央からプリチ
ャージ制御信号を入力すれば、トランジスタのばらつき
によるデータ信号の予備充電状態の違いは、画像表示装
置の両端側では生じるものの、画面中央部では予備充電
状態が異なることによる境界はでなくなり、表示品位を
低下させることがない。
制御信号入力部に対して複数の遅延回路を接続するよう
し、プリチャージ制御信号を接続された各遅延回路に分
配して供給するようにした。そのことにより、プリチャ
ージ制御信号は各遅延回路によって最適な遅延量に制御
されることになる。従ってプリチャージ制御信号の遅延
量を細かく、かつ高い精度で制御することが可能とな
る。
遅延回路に対して複数のスイッチ素子を接続するように
した。そのことにより、予備充電回路内の遅延回路数を
必要以上に増加させることなく、上述の効果を得ること
ができる。
リチャージ制御信号をレベルシフタ回路等の振幅増幅部
を介して入力するようにした。そのことにより、遅延回
路によって順次遅延されたプリチャージ制御信号によっ
てスイッチ素子を制御するため、プリチャージ基準電位
からデータ信号線へ電荷の移動が時間的に分散され、一
度に大きな電荷の移動がなくなる。その結果、プリチャ
ージ基準電位の変動を抑制し、所望の電位をデータ信号
線に充電できるようになり、画像表示装置の画質の劣化
を抑え、外部から供給されるプリチャージ基準電位の電
流量を低減し、消費電力の増加を効果的に抑制すること
が可能となる。さらに外部より入力されるプリチャージ
制御信号を低電圧化(低振幅化)することができ、低消
費電力化を一層助長することが可能となる。
延回路にプリチャージ制御信号を遅延させると共に、バ
ッファ回路としてのプリチャージ制御信号の電流増幅機
能を持たせるようにした。そのことにより、複数の小さ
なバッファ回路が順次動作することになるので、バッフ
ァ回路で消費される電流も時間的に分散され、電源回路
の負荷が軽くなる利点を有する。
ばならないスイッチ素子の数は、従来構成よりも少なく
なる。従って、個々のバッファ回路の駆動力は比較的小
さくても差し支えない。
延回路としてCMOSインバータ回路を用い、CMOS
インバータ回路を構成するn型トランジスタ及びp型ト
ランジスタのチャネル長またはチャネル幅の少なくとも
一つを異ならせるようにした。そのことにより、トラン
ジスタのサイズが変化することになり、それを調整する
ことにより、遅延回路による遅延時間を調整することが
可能となる。従って、予備充電に割り当てられる時間や
ピーク電流等を最適な値に設定することができる。
バータ回路)において、トランジスタのチャネル長また
はチャネル幅の少なくとも一つを異ならせることによ
り、消費電流の分散を制御することも可能である。
延回路を回路内のプリチャージ制御信号の配線の負荷容
量及び配線抵抗の少なくとも一つによって構成にするよ
うにした。そのことにより、スイッチ素子がプリチャー
ジ制御信号の入力部に近い場合、プリチャージ制御信号
が比較的急峻に変化し、スイッチ素子が動作するが、ス
イッチ素子が入力部から離れるにつれて、配線の負荷容
量や抵抗値が大きくなり、プリチャージ制御信号の変化
が鈍化する。従って、スイッチ素子の動作に時間差が生
じ、遅延回路と同様の働きをさせることが可能となる。
延回路を回路内のプリチャージ制御信号の配線の負荷容
量及び配線抵抗の少なくとも一つと、CMOSインバー
タ回路によって構成するようにした。そのことにより、
予備充電回路のレイアウト(信号線や電源線のクロス部
及び配線幅等)を変えることにより、プリチャージ制御
信号の遅延時間やなまり具合を調整し、バッファ回路に
よって整形されたプリチャージ制御信号を得ることが可
能となる。
延回路をフリップフロップ回路で構成するようにした。
そのことにより、フリップフロップ回路を制御する信号
(クロック信号とプリチャージ制御信号)を入力し、プ
リチャージ制御信号をクロック信号に同期して順次遅延
させることにより、遅延回路における遅延時間をクロッ
ク信号によって制御することが可能となる。
準信号切替部でのプリチャージ基準電位をデータ信号へ
充電開始または充電停止の切替動作期間を制御するため
の信号を出力する動作期間制御部を設け、プリチャージ
基準電位の充電開始時において、切替動作期間を長くし
た。これにより、プリチャージ基準電位からデータ信号
線への電荷の移動時間がさらに時間的に分散されプリチ
ャージ基準電位の変動をさらに抑えられる。
号遅延部の出力とデータ信号線へのプリチャージ基準電
位の充電を停止させるための充電停止信号に応じて基準
信号切替部を制御する信号を出力する切替制御部とを設
け、予備充電回路内の全ての基準信号切替部が、前記デ
ータ信号線へのプリチャージ基準電位の出力を同時に終
了させることにした。これにより、あるデータ信号線へ
のサンプリング終了時の動作に対して、他のサンプリン
グ開始に伴う電荷の引き込みによるプリチャージ基準電
位の変動を回避することが可能となり、所望の電位をデ
ータ信号線に充電できるようになる。
路がデータ信号線に画像データをサンプリングする前に
入力することにより、確実に予備充電を完了することが
できるのでデータ信号線駆動回路の画像データサンプリ
ングを妨げることなく良好な品位の画像が表示できる。
替制御部に入力する充電停止信号として、プリチャージ
制御信号を用いることにより、新たに信号を必要とせ
ず、信号遅延部の出力とプリチャージ制御信号に応じて
基準信号切替部を制御する信号を出力する切替制御部と
を設け、予備充電回路内の全ての基準信号切替部が、前
記データ信号線へのプリチャージ基準電位の出力を同時
に終了させることにした。これにより、あるデータ信号
線へのサンプリング終了時の動作に対して、他のサンプ
リング開始に伴う電荷の引き込みによるプリチャージ基
準電位の変動を回避することが可能となり、所望の電位
をデータ信号線に充電できるようになる。
備充電回路、データ信号線駆動回路及び走査信号駆動回
路の少なくとも一つが、画素と同一基板上に形成される
ようにした。そのことにより、製造コストや実装に伴う
コストを低減することができると共に、信頼性の向上を
図ることができる。
備充電回路、データ信号線駆動回路、走査信号駆動回路
及び画素を構成するスイッチ素子を多結晶シリコン薄膜
トランジスタで構成するようにした。そのことにより、
非結晶シリコン薄膜トランジスタに比べて大幅に(1〜
2桁)移動度を高めることができる。
ン薄膜トランジスタで形成することにより、例えば点順
次駆動方式を用いた場合でも、1水平期間において、最
後に書き込まれるデータ信号線に対しても十分に書き込
みを行うことができ、高品位な表示が可能となる。
イッチ素子が、概ね600℃以下のプロセスで形成され
るようにした。そのことにより、歪み点温度が低く、安
価であり、かつ基板サイズを大型化することが容易なガ
ラス基板を用いることができるようになり、上述の効果
に加えて、大型の画像表示装置を低コストで製造するこ
とが可能となるという利点を有する。
映像信号が順次供給される前に、予めデータ信号線を予
備充電しておくプリチャージ回路おいて、動作時のピー
ク電流を抑えるとともに、データ信号線へ予備充電とし
て書き込まれる基準信号の電位の揺れを抑え、良好な表
示品位を実現することができる。
施形態について図を用いて説明する。図1は本発明に係
る画像表示装置の構成例を示すブロック図である。図
中、画素PIXは、データ信号線SL4本分、走査信号
線GL3本分のみを描き、残りは図示を省略している。
実際には、データ信号線SL3とデータ信号線SLxの
間、走査信号線GL2と走査信号線GLyとの間に、デ
ータ信号線SL3および走査信号線GL2にならって構
成すれば良い。このことは、他の図に示した構成におい
ても同様である。図1において、予備充電回路11は制
御信号入力部12と、プリチャージ制御信号を遅延させ
るために設けられた複数の遅延回路13と、基準信号
(プリチャージ基準電位)入力部14と、プリチャージ
基準電位をデータ信号線に供給するか否かを切り替える
基準信号切替部15から構成されている。尚、遅延回路
13はデータ信号線1本毎に配置されているが、複数の
データ信号線毎に遅延回路が配置されていてもよい。ま
た、遅延回路1段に対応するデータ信号線の数は不均一
であって差し支えない。
制御信号(プリチャージ制御信号)PCCは、基準信号
切替部(アナログスイッチ)15を駆動して、初段(及
び、その近傍)のデータ信号線SLに予備充電基準電位
(プリチャージ基準電位)PCVを書き込むと共に、遅
延回路13によって順次遅延され、後段のデータ信号線
SLにも予備充電基準電位PCVを書き込む働きをす
る。これにより、予備充電制御信号PCC及び予備充電
基準電位PCVのピーク電流が分散化される。
の他の構成例を示すブロック図である。図2において
は、複数設けられた制御信号入力部12に対して各々プ
リチャージ制御信号が入力される構成となっている。ま
た、図3においては、制御信号入力部12が予備充電回
路11の両端に配置され、そこから遅延回路13に対し
てプリチャージ制御信号が入力される構成となってい
る。また、図4においては、制御信号入力部12が予備
充電回路11の中央付近に配置され、そこから遅延回路
13に対してプリチャージ制御信号が入力される構成と
なっている。これらの構成によれば、予備充電回路11
の複数箇所、両端または中央付近に設けられた制御信号
入力部12から遅延回路13に対してプリチャージ制御
信号が入力されるため、プリチャージ制御信号の遅延量
を幾つかの単位毎に最適化することが容易に行える。ま
た、帰線期間が短い場合においても、プリチャージ制御
信号の遅延量を最適化することにより、全てのデータ信
号線に対して、帰線期間内に十分な予備充電が可能とな
る利点を有している。
成例を示すブロック図である。図5においては、複数設
けられた制御信号入力部12に対して複数の遅延回路1
3が接続される構成となっている。この構成によれば、
プリチャージ制御信号が制御信号入力部12から複数の
遅延回路13に対して並列に入力されるため、プリチャ
ージ制御信号の遅延量を幾つかの単位毎に最適化するこ
とが容易に行える。また、帰線期間が短い場合において
も、プリチャージ制御信号の遅延量を最適化することに
より、全てのデータ信号線に対して、帰線期間内に十分
な予備充電が可能となる利点を有している。
成例を示すブロック図である。図6においては、各遅延
回路13に対して基準信号切替部15を構成するスイッ
チ素子PASが複数接続される構成となっている。この
構成によれば、遅延回路13の数を必要以上に増加させ
ることがないので、予備充電回路11の構成を複雑にす
ることなく、プリチャージ制御信号の遅延量の最適化を
行うことができる利点を有している。
成例を示すブロック図である。図7においては、図1に
示した構成に加えて、プリチャージ制御信号PCCが入
力される箇所に信号振幅昇圧部18が配置されている。
この構成によれば、外部より入力されるプリチャージ制
御信号PCCの振幅が基準信号切替部15の駆動電圧よ
りも小さい場合においても、予備充電回路11の正常な
駆動を実現することができる。尚、本構成は図2から図
6に示した構成にも適用することが可能である。
に係る予備充電回路における遅延回路の実施形態につい
て図面を用いて説明する。図8及び図9は本発明の予備
充電回路における遅延回路の他の例を示す構成図であ
る。図8及び図9においては、遅延回路はインバータ回
路21で構成されている。信号振幅昇圧部は図8におい
ては、通常のレベルシフタ回路23、図9においては、
通常のオペアンプ回路25で構成されている。本発明に
おいて信号振幅昇圧部は何れの構成を用いることが可能
であり、これらを構成するトランジスタの性能、入力及
び出力振幅等を考慮して、適宜最適な構成を選択するこ
とが望ましい。
準信号切替部15のCMOSスイッチ素子PASに入力
されているが、インバータ回路21を1段通過する毎
に、nチャネル型トランジスタとpチャネル型トランジ
スタに交互に接続されている。これにより、遅延回路1
3は、単に遅延回路としてだけでなく、駆動力を増大さ
せる(波形整形の働きをする)バッファとしても作用す
るため、プリチャージ制御信号の波形なまりを抑制で
き、基準信号切替部15のスイッチ素子PASを誤動作
させることなく正確に制御することができる。尚、この
バッファ回路は必ずしもインバータ回路1段で構成され
る必要はなく、複数のインバータ回路から構成されてい
てもよい。
に、一つのバッファ回路(信号振幅昇圧部)で信号増幅
しているのに対し、本実施形態の構成では、複数のバッ
ファ回路を分散配置している。このようにバッファ回路
を分散配置する方が、大きなバッファ回路を一箇所に配
置する場合に比べてバッファ回路の総面積を小さくする
ことが可能となり、占有面積、良品率の点等で有利とな
る。
る遅延回路13の他の例を示す構成図である。図10に
おいては、プリチャージ制御信号PCCの遅延回路13
は配線容量32及びインバータ回路31で構成されてい
る。適宜配線容量32の値とインバータ回路31のサイ
ズ、即ちインバータ回路31を構成するトランジスタの
チャネル長及びチャネル幅を変化させ、駆動力及び入力
負荷を決定することにより、最適な遅延量を設定するこ
とができる。
回路31間の配線自身のみに生じる容量と、別途作製し
た容量(コンデンサ)を配線に付加する容量との両方を
いう。
る遅延回路13の他の例を示す構成図である。図11に
おいては、プリチャージ制御信号PCCの遅延回路13
は、配線容量32、配線抵抗33及びインバータ回路3
1で構成されている。適宜配線容量32及び配線抵抗3
3の値とインバータ回路31のサイズ、即ちインバータ
回路31を構成するトランジスタのチャネル長及びチャ
ネル幅を変化させ、駆動力及び入力負荷を決定すること
により、最適な遅延量を設定することができる。
る遅延回路13の他の例を示す構成図である。図12に
おいては、プリチャージ制御信号PCCの遅延回路13
は、配線容量32で構成されている。適宜配線容量の値
を選ぶことにより、最適な遅延量を設定することができ
る。
る遅延回路13の他の例を示す構成図である。図13に
おいては、プリチャージ制御信号PCCの遅延回路13
は、配線容量32及び配線抵抗33で構成されている。
適宜配線容量32及び配線抵抗33の値を選ぶことによ
り、最適な遅延量を設定することができる。
る遅延回路13の他の例を示す構成図である。図14に
おいては、プリチャージ制御信号PCCの遅延回路13
は、フリップフロップ回路35で構成されている。この
フリップフロップ回路35は、クロック信号CKに同期
してプリチャージ制御信号PCCを転送するものであ
る。このクロック信号の周波数を適宜適当な値に選択す
ることにより、最適な遅延時間を設定することができ
る。データ信号線SL1、SLn、SLn+8、SLx
について、ここでは、8本のデータ信号線ごとに、フリ
ップフロップを設けるという意味である。8本以外に、
複数の本数でも良い。
ついて図を用いて説明する。図15は本発明に係る画像
表示装置の構成例を示す。
タ2段からなる複数の遅延回路13に対応する遅延回路
(Delay_B)41と、プリチャージ制御信号PC
Cと各遅延回路41の出力(PCC_D1〜PCC_D
n〜PCC_Dx)から、基準信号切替部15のスイッ
チ素子PASを駆動するための信号(PCC_1〜PC
C_n〜PCC_x)を出力する複数のNAND回路
(NAND_1〜NAND_n〜NAND_x)42と
基準信号切替部15から構成されている。
については後に説明するが、動作期間制御部と切替制御
部の働きをする。
充電回路11の中央部から入力され、予備充電回路11
の両端部に向い遅延回路41を介してデータ信号線を充
電していく。
に、プリチャージ制御信号PCCが構成回路の電源電圧
より低い電位を持つ場合には信号振幅昇圧部を設けても
よい。また、プリチャージ制御信号PCCの入力を予備
充電回路11の両側から入力してもよい。また、遅延回
路41は、信号遅延させるとともに電流増幅を行う機能
や、CMOSインバータを用いて、CMOSインバータ
を構成するp型トランジスタ、n型トランジスタのチャ
ネル幅やチャネル長を異ならせて、遅延量を調整できる
ものでもよく、また、配線抵抗や配線容量を用いてもよ
い。ほかに遅延回路として、フリップフロップ回路を用
いてもよい。
6を用いて説明する。図16に示すタイミングチャート
には、データ信号線駆動回路のスタート信号S_SPと
予備充電回路のプリチャージ制御信号PCCと、図15
の各遅延回路の出力PCC_D1〜PCC_Dn〜PC
C_Dx、及び信号PCC_1〜PCC_n〜PCC_
xを示している。図中、Tdは遅延回路1段分の信号遅
延時間である。また、TEは予備充電の終了時期であ
る。
路の出力と論理演算を行うためにNAND_1〜NAN
D_n〜NAND_xに入力されている。各遅延回路の
出力PCC_D1〜PCC_Dn〜PCC_Dxは図1
6に示すように信号遅延時間Tdに遅延回路の段数分と
の積の値の間隔をもって出力される。各遅延回路の出力
PCC_D1〜PCC_Dn〜PCC_Dxとプリチャ
ージ制御信号PCCがHighの間は、NAND_1〜
NAND_n〜NAND_xの出力の信号PCC_1〜
PCC_n〜PCC_xはLOWとなって、基準信号切
替部15を構成するスイッチ素子PASがON状態にな
り、その間データ信号線にはプリチャージ基準電位が充
電される。次にプリチャージ制御信号PCCがLOWに
なると、各NAND_1〜NAND_n〜NAND_x
の出力の信号PCC_1〜PCC_n〜PCC_xは各
遅延回路の出力PCC_D1〜PCC_Dn〜PCC_
Dxの状態にかかわらず、Highとなって、基準信号
切替部15を構成するスイッチ素子PASをOFF状態
にし、データ信号線SL1〜SLn〜SLxの充電が終
了される。なお、これら複数のNANDの働きにより、
切替制御部を実現できる。
n〜SLxへの予備充電が同時に終了するので、あるデ
ータ信号線へのサンプリング終了時の動作に対して、他
のサンプリング開始に伴う電荷の引き込みによるプリチ
ャージ基準電位の変動を回避することが可能となり、所
望の電位をデータ信号線に充電できるようになる。
_n〜NAND_xを構成するトランジスタのチャネル
長やチャネル幅を変えることによって、動作期間制御部
を実現することができる。NAND回路は通常、図17
に示すような2つのp型トランジスタpch―TrA、
pch―TrBと2つのn型トランジスタnch―Tr
A、nch−TrBと構成されており、本実施例の場合
では、nch−TrA、nch―TrBのチャネル幅を
小さくした。これにより、各遅延回路の出力PCC_D
1〜PCC_Dn〜PCC_Dx、プリチャージ制御信
号PCCいずれもHighになるnch−TrA、nc
h−TrBは導通状態になるが、チャネル幅が小さいた
め電流量が小さくなり次段のスイッチ素子やインバータ
(INV_1〜INV_n〜INV_x)の切り替わり
動作が緩やかになる。これにより、図18に示すよう
に、各NAND_1〜NAND_n〜NAND_xの出
力の信号PCC_1〜PCC_n〜PCC_xの立下り
時間を遅くして、立ち上がり時間を速くすることによっ
て、プリチャージ基準電位からデータ信号線SL1〜S
Ln〜SLxへの電荷の移動時間がさらに時間的に分散
され、プリチャージ基準電位の変動をさらに抑えられ
る。図中、TSは充電開始時期である。また、TEは予
備充電終了時期である。
xへの充電する時間は、信号PCC_1とPCC_xが
LOWになっている時間内に十分行えるように、あらか
じめ遅延回路による出力PCC_D1とPCC_Dxの
遅延量とプリチャージ制御信号PCCの立下りまでの時
間を制御することにより最適値を与えることができる。
リチャージ制御信号PCCを用いた。これにより、デー
タ信号線SL1〜SLn〜SLxへの充電を終了するタ
イミングをプリチャージ制御信号PCCの立下りで決定
しているが、外部からプリチャージ制御信号PCCとは
別の信号を新たに充電停止信号としてNAND_1〜N
AND_n〜NAND_xに入力して制御してもよい。
SLn〜SLxへの充電を制御する信号PCC_1〜P
CC_n〜PCC_xをNANDの出力を用いていた
が、図19に示すような、2つのn型トランジスタn−
Tr1、n−Tr2と1つのp型トランジスタp―Tr
で構成した回路45を用いてもよい。この構成によって
も切替制御部が実現できる。
Highの時で、出力PCC_DnがHighになると
信号PCC_nがLOWとなり、基準信号切替部15の
スイッチ素子PASをON状態にする。次に、出力PCC
_Dnの状態にかかわらず、プリチャージ制御信号PC
CがLOWになると、信号PCC_nの出力はHigh
となり基準信号切替部15のスイッチ素子PASをOF
F状態にし、データ信号線SLnへの充電を完了する。
データ信号線SL1〜SLn―1、SLn+1〜SLx
にも同回路が接続され動作についても同様である。
様に、構成するトランジスタのチャネル長やチャネル幅
を変えることによって、動作期間制御部を構成すること
ができる。
ランジスタn−Tr1、n−Tr2のチャネル幅を小さ
くし、導通する電流量を小さくしたため、次段のスイッ
チ素子PASやインバータ(INV_1〜INV_n〜
INV_x)の切り替わり動作が緩やかになる。これに
より、プリチャージ基準電位からデータ信号線への電荷
の移動時間がさらに時間的に分散されプリチャージ基準
電位の変動をさらに抑えられる。
の構成について図面を用いて説明する。図20は、本発
明に係る画像表示装置の他の構成例を示した図である。
図20示した画像表示装置においては、画素PIX、デ
ータ信号線駆動回路SD、走査信号線駆動回路GD及び
予備充電回路PCとが、同一基板SUB上に構成されて
おり(ドライバモノリシック構造)、外部コントロール
回路CTLからの信号及び外部電源回路VGENからの
駆動電源とによって駆動している。
及びデータ信号線駆動回路及び走査信号線駆動回路は画
面(表示領域)とほぼ同じ長さの領域に広く分散して配
置されていため、入力信号配線等の配線長は極めて長く
なっている。従って、入力信号配線などの負荷容量(配
線容量)が極めて大きくなるので、信号振幅を小さくす
ることによる低消費電力化の効果が大きい。
回路及び走査信号線駆動回路を画素と同一基板上に形成
することにより、別々に構成して実装するよりも、駆動
回路の製造コストや実装コストの低減を図ることができ
ると共に、信頼性の向上に関しても効果がある。
する多結晶シリコン薄膜トランジスタの構造例を示した
図である。図21に示す多結晶シリコン薄膜トランジス
タは、絶縁性基板上の多結晶シリコン薄膜を活性層とす
る順スタガー(トップゲート)構造のものであるが、本
発明はこれに限定されるものではなく、逆スタガー構造
等の他の構造のものであってよい。
用いることによって、実用的な駆動能力を有する予備充
電回路、走査信号線駆動回路及びデータ信号線駆動回路
を、画素アレイと同一基板上にほぼ同一の製造工程で構
成することができる。
する多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造工程を示す
構造断面図の例である。以下に製造工程中の最高温度が
概ね600℃以下で多結晶シリコン薄膜トランジスタを
形成するときの製造プロセスについて、簡単に説明す
る。図22(a)〜(k)は、各工程での断面図であ
る。
からなる基板を用意する。(b)次に基板上に非晶質シ
リコン薄膜(a−Si)等を堆積する。(c)次に基板
上に堆積された膜にエキシマレーザを照射して、多結晶
シリコン薄膜(poly―Si)を形成する。(d)次
にこの多結晶シリコン薄膜を所望の形状にパターニング
する。(e)次に二酸化シリコンからなるゲート絶縁膜
を形成する。(f)さらに、薄膜トランジスタのゲート
電極をアルミニウム等で形成する。(g、h)その後、
薄膜トランジスタのソース・ドレイン領域に不純物(n
型領域には燐イオン、p型領域には硼素イオン)を注入
する。不純物を注入しない部分には、レジストを設け
る。(i)その後、二酸化シリコンまたは窒化シリコン
等からなる層間絶縁膜を堆積する。(j)次に層間絶縁
膜及びゲート絶縁膜にコンタクトホールを開口する。
(k)最後にアルミニウム等の金属配線を形成する。こ
の工程において、プロセスの最高温度はゲート絶縁膜形
成時の600℃であるので、米国コーニング社の173
7ガラス等の高耐熱性ガラスが使用できる。
らに、別の層間絶縁膜を介して、透明電極(透過型液晶
表示装置の場合)や反射電極(反射型液晶表示装置の場
合)を形成することになる。
コン薄膜トランジスタを、概ね600℃以下で形成する
ことにより、安価で大面積のガラス基板を用いることが
できるようになるので、画像表示装置の低価格化と大面
積化が実現される。
論理回路を画像表示装置に適用した場合について各種の
実施形態によって具体的に説明したが、本発明はこの上
述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱せず、当初の作用効果を損なわない範囲において種々
の変更が可能であることは言うまでもない。
費電力を低減することができる論理回路及びそれを用い
た画像表示装置を提供するものである。
動電圧よりも振幅の小さいプリチャージ制御信号が入力
される場合でも正常に機能する予備充電回路を構成する
ことが可能となると共に、予備充電回路を流れる電流
(予備充電基準電位及び予備充電制御信号)を時間的に
分散させてピーク値を下げることができる。
できるので、予備充電が充分になされて表示品位が向上
する。そして予備充電に必要な外部からの電流供給量を
削減または不要とすることができるので、消費電力を大
幅に低減する効果がある。
大きなバッファ回路が不要であるため、画像表示装置に
おける回路の占有面積を小さくできると共に、回路の信
頼性を向上させる利点を有する。
費電力化を実現するものであり、今後の情報化社会に欠
かすことのできない画像表示装置、とりわけ駆動回路一
体型液晶表示装置あるいはそれを搭載した携帯機器等の
性能や付加価値の向上に大きな効果がある。
ック図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
構成例を示す図である。
他の構成例を示す図である。
の他の構成例を示す図である。
の他の構成例を示す図である。
の他の構成例を示す図である。
の他の構成例を示す図である。
の他の構成例を示す図である。
の他の構成例を示す図である。
トを示す図である。
動作のタイミングチャートを示す図である。
の他の構成例を示す図である。
す図である。
シリコン薄膜トランジスタの断面構造の例を示す図であ
る。
シリコン薄膜トランジスタの製造工程の例を示す図であ
る。
る。
示す図である。
動回路の構成例を示す図である。
回路の構成例を示す図である。
す図である。
例を示すブロック図である。
構成例を示すブロック図である。
号) PCV 予備充電基準電位(プリチャージ基準電
位) PAS スイッチ素子 CK CKS CKG クロック信号 SPS データスタート信号 SPG 走査スタート信号 GPS パルス幅制御信号 DAT 映像信号 SD データ信号線駆動回路(データドライバ) GD 走査信号線駆動回路(ゲートドライバ) PC 予備充電回路(プリチャージ回路) CL 液晶容量 CS 補助容量 SW スイッチ素子 VSH,VGH,VPH 電源端子 VSL,VGL,VPL 接地端子 VGEN 外部電源回路 CTL 外部コントロール回路 SUB 基板 COM コモン端子 SR ラッチ回路 AS アナログスイッチ Delay_B 遅延回路 11 予備充電回路 12 制御信号入力部 13 41 遅延回路 14 基準信号(プリチャージ基準電位)入力部 15 基準信号切替部 18 信号振幅昇圧部 21 31 インバータ回路 23 レベルシフタ回路 25 オペアンプ回路 32 配線容量 33 配線抵抗 35 フリップフロップ回路 42 NAND回路
Claims (19)
- 【請求項1】複数配列されたデータ信号線及び複数配列
された走査信号線に囲まれて配列された複数の画素と、 前記データ信号線に映像信号を供給するデータ信号線駆
動回路と、前記走査信号線に走査信号を供給する走査信
号線駆動回路とを備えた画像表示装置において、 少なくとも一つ以上の予備充電基準電位を入力する基準
信号入力部と、 少なくとも一つ以上の制御信号を入力する制御信号入力
部と、 前記制御信号入力部の出力を順次遅延させる複数の信号
遅延部と、 前記信号遅延部の出力に応じて前記基準信号入力部の信
号をデータ信号線へ出力するか否かを切り替える基準信
号切替部とを備えた予備充電回路を有しており、 前記制御信号入力部が前記予備充電回路の中央付近に配
置され、前記制御信号入力部から前記信号遅延部に対し
て前記制御信号が入力され、前記予備充電回路の両端部
に向い前記データ信号線が予備充電される ことを特徴と
する画像表示装置。 - 【請求項2】複数配列されたデータ信号線及び複数配列
された走査信号線に囲まれて配列された複数の画素と、 前記データ信号線に映像信号を供給するデータ信号線駆
動回路と、前記走査信号線に走査信号を供給する走査信
号線駆動回路とを備えた画像表示装置において、 少なくとも一つ以上の予備充電基準電位を入力する基準
信号入力部と、 少なくとも一つ以上の制御信号を入力する制御信号入力
部と、 前記制御信号入力部の出力を順次遅延させる複数の信号
遅延部と、 前記信号遅延部の出力に応じて前記基準信号入力部の信
号をデータ信号線へ出力するか否かを切り替える基準信
号切替部とを備えた予備充電回路を有しており、 前記予備充電回路は、前記信号遅延部の出力とデータ信
号線への前記予備充電基準電位の充電を停止させるため
の充電停止信号とに応じて前記基準信号切替部を制御す
る信号を出力する切替制御部とを有し、 予備充電回路内のすべての基準信号切替部が、前記切替
制御部の出力に応じて前記データ信号線への予備充電基
準電位の出力を同時に終了させることを特徴とする画像
表示装置。 - 【請求項3】少なくとも一つ以上の前記制御信号が、複
数設けられた前記制御信号入力部に各々入力され、前記
制御信号入力部からの出力が、前記制御信号入力部に接
続された信号遅延部に入力されることを特徴とする請求
項2に記載の画像表示装置。 - 【請求項4】前記制御信号入力部が前記予備充電回路の
両端に配置され、前記制御信号入力部から前記信号遅延
部に対して信号が入力されることを特徴とする請求項2
に記載の画像表示装置。 - 【請求項5】前記制御信号入力部には各々複数の前記信
号遅延部が接続されることを特徴とする請求項1から4
に記載の画像表示装置。 - 【請求項6】前記信号遅延部には前記基準信号切替部を
構成するスイッチが複数接続されていることを特徴とす
る請求項1から5に記載の画像表示装置。 - 【請求項7】前記制御信号入力部の次段に、少なくとも
一つ以上の制御信号を増幅する機能を有する振幅増幅部
を備えることを特徴とする請求項1から6に記載の画像
表示装置。 - 【請求項8】前記信号遅延部は少なくとも一つ以上の制
御信号を遅延させると共に、少なくとも一つ以上の制御
信号の電流増幅を行うことを特徴とする請求項1から7
に記載の画像表示装置。 - 【請求項9】前記信号遅延部はCMOSインバータ回路
によって構成されており、前記CMOSインバータ回路
内のn型トランジスタ及びp型トランジスタのチャネル
幅及びチャネル長の少なくとも一つを異ならせることを
特徴とする請求項1から8に記載の画像表示装置。 - 【請求項10】前記信号遅延部はCMOSインバータ回
路によって構成されており、前記CMOSインバータ回
路内のn型トランジスタ及びp型トランジスタのチャネ
ル幅及びチャネル長の少なくとも一つを、他の信号遅延
部を構成するCMOSインバータ回路内のn型トランジ
スタまたはp型トランジスタと異ならせることを特徴と
する請求項1から8に記載の画像表示装置。 - 【請求項11】前記信号遅延部は制御信号線の配線容量
及び配線抵抗の少なくとも一つによって構成されている
ことを特徴とする請求項1から8に記載の画像表示装
置。 - 【請求項12】前記信号遅延部は制御信号線の配線容量
及び配線抵抗の少なくとも一つとCMOSインバータ回
路によって構成されていることを特徴とする請求項11
に記載の画像表示装置。 - 【請求項13】前記信号遅延部はフリップフロップ回路
によって構成されていることを特徴とする請求項1から
8に記載の画像表示装置。 - 【請求項14】前記予備充電回路は、前記基準信号切替
部での前記基準信号入力部からの信号のデータ信号線へ
の充電開始または充電停止の切替動作期間を制御するた
めの信号を出力する動作期間制御部を有することを特徴
とする請求項1から13に記載の画像表示装置。 - 【請求項15】前記予備充電回路は、前記信号遅延部の
出力とデータ信号線への前記予備充電基準電位の充電を
停止させるための充電停止信号とに応じて前記基準信号
切替部を制御する信号を出力する切替制御部とを有し、
予備充電回路内のすべての基準信号切替部が、前記切替
制御部の出力に応じて前記データ信号線への予備充電基
準電位の出力を同時に終了させることを特徴とする請求
項1に記載の画像表示装置。 - 【請求項16】前記切替制御部に入力する充電停止信号
として、前記制御信号を用いることを特徴とする請求項
2または15に記載の画像表示装置。 - 【請求項17】前記予備充電回路、前記データ信号線駆
動回路及び前記走査信号駆動回路の少なくとも一つが、
前記画素と同一基板上に形成されていることを特徴とす
る請求項1から16に記載の画像表示装置。 - 【請求項18】前記予備充電回路、前記データ信号線駆
動回路、前記走査信号駆動回路及び各画素を構成する能
動素子が、多結晶シリコン薄膜トランジスタであること
を特徴とする請求項1から17に記載の画像表示装置。 - 【請求項19】前記能動素子が、概ね600℃以下のプ
ロセスで形成されることを特徴とする請求項18に記載
の画像表示装置。
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