JP3506943B2 - 強化された成形材料、その製造方法およびその使用 - Google Patents

強化された成形材料、その製造方法およびその使用

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充填材もしくは繊
維状の強化材ならびにシランをグラフトされたポリオレ
フィンを含有する、強化された成形材料に関する。
【0002】
【従来の技術】充填材もしくは繊維状の強化材、例えば
ガラス繊維を用いた熱可塑性プラスチックの強化は、従
来公知の技術である。この措置により弾性率を極めて効
果的に向上させることができるが、しかし破壊挙動はし
ばしば不十分であり、このことは例えば明らかに低下し
た耐衝撃性に現れる。この場合、ポリマーマトリックス
と強化材との間に劣悪な結合が存在するのみであるか、
または結合が全く存在しない。引裂強さもまた強く結合
に依存しているので、前記の材料の組み合わせの完全な
潜在能力は、相付着が強い場合にのみ利用できるにすぎ
ない。この問題は特にポリオレフィンまたはポリエステ
ルをベースとする成形材料の際に発生する。
【0003】ポリマーマトリックスと強化材との間の相
付着を向上させる可能性は、糊の使用である。このため
に従来多種多様な研究が存在するにもかかわらず、その
結果は多くの場合、常にまだ不十分であり、特に強化材
の糊付けは付加的なプロセスコストの原因となる。
【0004】特開昭(JP−A)第58−217532
号公報には、脂肪族の不飽和トリアルコキシシランでラ
ジカル的にグラフトされたポリオレフィンを使用する
と、優れた機械的特性を有する、ガラス繊維強化された
ポリオレフィン成形材料が得られることが記載されてい
る。
【0005】この場合、ポリオレフィン成形材料に限定
されているという事実以外に、この方法はまだ使用の妨
げとなるいくつかの欠点を有している。つまり一方では
全マトリックス材料を再溶融し、かつその際に官能化す
るが、このことは顕著な付加的なプロセスコストを伴
う。特に著しい量の高価なシランを使用しなくてはなら
ず、その際、未反応の割合を引き続き除去しなくてはな
らない。さらに、不所望の溶融粘度の変化が生じ、その
際、ポリプロピレンの場合、ラジカル的な分解が生じ、
かつポリエチレンの場合、ラジカル的な合成が生じる。
さらに、一般的な欠点として、ガラス繊維を高粘度のポ
リマー溶融物に組み込むことは、高い剪断力を必要と
し、このことはマトリックスの場合、分子量の低下につ
ながる場合がある。しかし特にこのことは、繊維の顕著
な機械的破砕ひいては機械的特性の損失につながる。総
合してこの方法では所望の加工の適切な調整はほとんど
不可能である。
【0006】特開昭(JP−A)第54−064545
号公報には、 a)ポリオレフィン100重量部 b)シラン、例えばビニルトリメトキシシランがポリエ
チレン、エチレンをベースとするコポリマーまたはこの
ものから誘導されたハロゲン化ポリマーにグラフトされ
ているポリマー2〜100重量部、 c)強化材10〜25重量部 を含有する成形材料が記載されている。
【0007】ここでも高粘度のポリマー溶融物への強化
材の混入が問題である。
【0008】極めて特殊であり、かつ極めて多くの成分
からなり、シラン変性されたポリプロピレンを含有する
別の成形材料が、DE−OS4136687号に記載さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、向上
された引裂強さおよび改善された耐衝撃性を有し、その
製造の際に糊付けされていない強化材を使用することが
できる、強化された成形材料を提供することである。も
う1つの課題は、この成形材料の耐熱性をさらに向上さ
せることである。さらに強化された成形材料は容易な方
法により製造することができ、その際、所望の加工を適
切に調整することができる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題は、実質的に以
下の成分: (a)1種以上の熱可塑性プラスチック0〜98重量
部、 (b)少なくとも1つのオレフィン性二重結合ならびに
珪素と直接結合したアルコキシ基1〜3個を有するシラ
ンでラジカル的にグラフトされている十分に非晶質のポ
リオレフィン2〜100重量部、その際、このグラフト
されたポリオレフィンは、DIN53019に準拠して
回転粘度計で剪断速度30.5s- で測定して、19
0℃で100〜50000mPasの範囲の溶融粘度を
有し、その際、(a)および(b)の重量部は100と
なり、 (c)強化材0.5〜400重量部、 を含有するが、ただし強化材として重晶石28重量部未
満を使用する成形材料を除外した、成形材料により解決
される。
【0011】熱可塑性プラスチック[成分(a)]は、
例えばポリオレフィン、ポリスチレン、ポリフェニレン
エーテル、重縮合化合物、例えばポリエステルまたはポ
リアミド、ポリウレタンおよび/またはゴムであっても
よい。
【0012】適切なポリオレフィンは、基本的に従来技
術の全てのポリオレフィンであり、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレンおよびポリ−1−ブテン、あるいは
またランダムコポリマー、例えばLLDPEまたはエテ
ン約1〜15重量%を有するプロペン−エテン−ランダ
ムコポリマーとしての、またはブロックコポリマー、例
えばプロペン−エテン−ブロックコポリマーとしての、
エテン、プロペンもしくは1−ブテンのコポリマーであ
る。同様にポリオレフィンは、成分(b)のためのグラ
フトベースとして使用することができる、十分に非晶質
のポリオレフィンであってもよい。該ポリオレフィン
は、耐衝撃性改良剤としてのゴム、例えばエテン/プロ
ペン−ゴム(EPM)またはエテン/プロペン/ジエン
−ゴム(EPDM)を含有していてもよい。前記の全て
のポリマーは当業者に公知であり、従ってこれ以上の記
載は不要である。
【0013】ポリスチレンは、そのままで、またはゴム
変性した形で使用することができ、その際、ゴム、例え
ばブタジエンゴム(BR)、EPDM、スチレン−ブタ
ジエン−スチレン−ブロックポリマー(SBS)または
ポリオクテナマー(Polyoctenamer)(TOR)の選択は
重要ではない。ポリスチレンは、ホモポリマーとして存
在していてもよい。しかしこれはまた熱成形安定性を向
上させるために、コモノマー、例えばα−メチルスチレ
ン、アクリルニトリル、メチルメタクリレートまたはN
−フェニルマレイミドを組み込み重合して含有していて
もよい。
【0014】ポリフェニレンエーテルは、2,6−ジア
ルキルフェノールの酸化カップリングにより生じる。こ
れらは例えばUS−PS3306874号および同33
06875号ならびにEP−A−0122394号に記
載されている。通常これらをポリスチレンとのポリマー
ブレンドとして使用する。
【0015】適切なポリエステルは、例えばポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートまたは
1,4−シクロヘキサンジメタノールをコモノマーとし
て含有しているコポリエステルである。
【0016】ポリアミド(PA)として、それぞれの入
手可能なタイプ、例えばPA46、PA6、PA66、
PA612、PA1010、PA1012、PA11、
PA12、PA1212またはPA6.3Tを使用する
ことができる。これらのタイプは当業者にこれ以上詳細
に説明する必要はない。
【0017】適切なポリウレタンは、熱可塑性に加工す
ることができるものであり、その際、使用されるモノマ
ーの種類は重要ではない。
【0018】適切なゴムは例えば以下のものが挙げられ
る:EPM、EPDM、SBS、水素化スチレン−ブタ
ジエン−スチレン−ブロックポリマー(SEBS)、S
IS、スチレン−ブタジエン−ゴム(SBR)、ブタジ
エンゴム、(BR)、シリコーンゴム、天然ゴム(N
R)、ブチルゴムおよびクロロプレンゴム。前記の種類
のゴムはゴムコンパウンド中に数種のゴムのタイプの混
合物として存在していてもよく、その際、該コンパウン
ドは通常、充填材以外に軟化剤油、加硫剤および場合に
より顆粒促進剤を含有していてもよいことは当業者に公
知である。
【0019】総合して有利な熱可塑性プラスチックは部
分結晶質のものである。
【0020】さらに成分(b)との良好な相容性に基づ
いてポリオレフィンは有利である。
【0021】成形材料は、有利には熱可塑性プラスチッ
クを1〜97重量部、特に有利には10〜96重量部、
および殊には20〜95重量部含有している。
【0022】成分(b)の十分に非晶質のポリオレフィ
ンとして例えば、アタクチックポリプロピレン、アタク
チックポリ−1−ブテン、エテン−プロペン−コポリマ
ー、エテン−1−ブテン−コポリマー、エテン−プロペ
ン−1−ブテン−ターポリマー、プロペン−1−ブテン
−コポリマー、エテン−プロペン−1−ヘキセン−ター
ポリマー、エテン−プロペン−1−オクテン−ターポリ
マー、エテン−1−ブテン−1−ヘキセン−ターポリマ
ー、エテン−1−ブテン−1−オクテン−ターポリマ
ー、エテン−1−ヘキセン−1−オクテン−ターポリマ
ー、プロペン−1−ブテン−1−ヘキセン−ターポリマ
ー、プロペン−1−ブテン−1−オクテン−ターポリマ
ーまたはプロペン−1−ヘキセン−1−オクテン−ター
ポリマーを使用することができる。
【0023】この場合、有利には以下のモノマー組成を
有する、十分に非晶質のポリオレフィンを使用する:4
〜10個の炭素原子を有するα−オレフィン0〜95重
量%、プロペン5〜100重量%、およびエテン0〜5
0重量%。
【0024】特に有利には十分に非晶質のポリオレフィ
ンは、以下の組成を有する:4〜10個の炭素原子を有
するα−オレフィン3〜95重量%、プロペン5〜97
重量%、およびエテン0〜20重量%。
【0025】4〜10個の炭素原子を有するα−オレフ
ィンは特に1−ブテン、1−ヘキセンまたは1−オクテ
ンである。
【0026】この種のコポリマーもしくはターポリマー
の製造は、特にEP−A−0023249号に記載され
ている。これらは例えばVESTOPLASTの商品名
で市販されている。相応するタイプは通常完全にまたは
十分に非晶質である。
【0027】結晶質の割合は、例えばDSC法を用いて
溶融エンタルピーの測定により評価することができる。
この場合、秤量したサンプルをまず10℃/分の加熱速
度で−100℃から+210℃まで加熱し、次いで10
℃/分の速度で再び−100℃に冷却する。この方法で
サンプルの熱的なプレヒストリーを消去したあとで、再
び10℃/分の速度で210℃に加熱し、その際、結晶
融点Tmに起因する溶融ピークの積分によりサンプルの
溶融エンタルピーを決定する。本発明の範囲では、十分
に非晶質のポリオレフィンの溶融エンタルピーは、最大
100J/g、有利には最大60J/gおよび特に有利
には30J/gである。
【0028】グラフトするべきシランは、有利には珪素
に直接結合したアルコキシ基を3つ有する。例えばビニ
ルトリメトキシシラン(VTMO)、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニル−トリス(2−メトキシ−エトキシ)
シラン、3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン[MEMO;H2C=(CH3)COO(CH23
Si(OCH33]、3−メタクリルオキシプロピルト
リエトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシランまた
はビニルメチルジブトキシシランが挙げられる。シラン
はグラフトの際に、通常ポリオレフィンに対して0.1
〜10重量%、有利には0.5〜5重量%の量で使用す
る。
【0029】不飽和シランを、十分に非晶質のポリオレ
フィンに全ての従来技術の方法で、例えば溶液中で、ま
たは有利には溶融物中でグラフトすることができ、その
際、ラジカル供与体を十分な量で使用する。適切な作業
方法は、DE−OS4000695に記載されている。
【0030】グラフトした、十分に非晶質のポリオレフ
ィンは有利には1000〜30000mPasの範囲の
溶融粘度を有する。
【0031】強化材は、充填材、例えば酸化アルミニウ
ム、タルク、重晶石、粘土粉末、二酸化ケイ素、カーボ
ンブラック、炭酸カルシウム、二酸化チタン、雲母、カ
オリナイト、ガラスフレーク、珪藻土、ガラス球または
繊維状の強化材、例えばガラス繊維、炭素繊維または単
結晶糸であってもよい。もちろんこれらの充填材の混合
物を使用することもできる。
【0032】有利には、成形材料は強化材を4〜200
重量部および特に有利には8〜100重量部含有する。
さらに成形材料が繊維状の強化材か、あるいは少なくと
も28重量部の充填材を含有することは有利である。さ
らに成形材料が少なくとも28重量部の強化材を含有す
ることは有利である。
【0033】本発明による成形材料は、全ての通常の方
法で製造することができる。まず十分に非晶質のポリオ
レフィン例えば前記のものを、不飽和シランでグラフト
し、かつその後、全ての成分を同時にニーダーもしくは
押出機、例えば二軸スクリュー押出機中で混合する。改
善された変法は、十分に非晶質のポリオレフィンをクロ
スヘッド押出機(Beistellextruder)中でグラフトし、か
つ熱可塑性プラスチックの溶融物中に配量するものであ
る。次いで同じ箇所で、または下流で強化材を計量供給
し、かつ十分に混合する。
【0034】押出機の前方のゾーンで十分に非晶質のポ
リオレフィンをまずグラフトし、かつ次いで溶融物に強
化材を混入する場合には、特に有利である。しかしま
た、まず強化材を十分に非晶質のポリオレフィンの溶融
物中に混入し、かつ引き続き不飽和シランおよびラジカ
ル供与体の供給によりグラフトを実施してもよい。どち
らの場合でも、得られる強化およびグラフトされた、十
分に非晶質のポリオレフィンを、ストランドとして排出
するか、あるいはマスターバッチとして熱可塑性プラス
チック[成分(a)]とさらに混合するためにまず顆粒
化するか、または射出成形によりもしくは押出により成
形部品に加工するか、あるいは溶融物として1種以上の
熱可塑性プラスチック[成分(b)]、例えばポリプロ
ピレンの溶融物に供給することができる。
【0035】グラフトした、十分に非晶質のポリオレフ
ィンを引き続き強化材および場合により熱可塑性プラス
チックとの混合物中で架橋させるが、これは一番簡単な
方法は、水を作用させることにより達成する。ユーザー
の要求に応じてこれは周囲空気からの水蒸気を用いて、
ガス流中に含有されている水蒸気により、蒸気処理もし
くは熱湯処理により、または熱可塑性プラスチック中に
含有されている水により行う(特にポリアミドの場合;
ポリエステルの場合もまた限定される)。この架橋は成
形部品で行うことができる。しかしまた、押出に適切
な、高粘度の成形材料を製造するために、架橋を溶融物
中で、または顆粒で行うことも可能である。
【0036】架橋と共に成形材料は高い熱成形安定性お
よびさらにより改善された引裂強さが得られる。さらに
相形態が安定するので、その後の熱可塑性加工の際に不
利な特性の変化が出現しない。
【0037】本発明の場合、従来技術に対して意外なこ
とに付加的な利点として、従来技術によりシラングラフ
トされた部分結晶質のポリオレフィンを使用する場合よ
りもより迅速にこの架橋を行うことができることが判明
した。このための可能な説明は、架橋性の基が十分に非
晶質な相中に存在し、かつ、この非晶質相のガラス転移
温度が通常明らかに室温より低いために、十分に移動性
であることにより互いに相互作用することができるとい
うことであろう。
【0038】架橋速度を向上するために、成形材料に架
橋促進剤、通常は有機スズ化合物、例えばジブチルスズ
ジラウレートを添加することができる。これは純粋な形
で、またはより良好な配量のためにマスターバッチの形
で行うことができる。促進剤の添加は、溶融の前に「乾
燥混合物」の形で、または溶融後に行ってもよい。その
際、マスターバッチ中で0.001〜20重量%、有利
には0.01〜5重量%の含有量が適切であることが証
明されたので、従って成形材料は架橋促進剤を約0.0
001〜1重量%含有することになる。
【0039】他方では、所望の場合には、グラフトして
いない、わずかに加水分解性のシラン、例えばヘキサデ
シルトリメトキシシランまたはヘキサデシルトリエトキ
シシランの添加により架橋速度を低下させることができ
る。成形材料中に拡散する水は、前記のシランにより少
なくとも部分的に捕捉されるので、シランがグラフトさ
れたポリオレフィンの架橋のために必要な水が成形材料
中で使用されるまでより長い時間がかかる。この目的の
ために長鎖のアルキル基を有するシランを使用すること
が推奨される。というのもこれは生成物を溶融する際に
気化せず、従って作用物質として失われることがなく、
かつさらに廃棄処理および作業保護の問題を引き起こす
ことがないからである。
【0040】所望の適用のために架橋促進剤または架橋
遅延剤の使用が必要であるかどうかは、当業者がいくつ
かのオリエンテーション実験により自身で容易に確認す
ることができる。
【0041】シラングラフトしたポリオレフィンの、一
般に極性表面への、および特にOH基を有する表面への
極めて強い付着は、熱可塑性のマトリックスの、あらゆ
る種類の充填材、特にガラス繊維への明らかに改善され
た結合につながる。さらに、混合物の低い溶融粘度およ
び特にはグラフトされた十分に非晶質のポリオレフィン
の良好な流動性は改善された支持体の濡れにつながる。
どちらも引裂強さの著しい改善をもたらす。
【0042】本発明のもう1つの利点は、繊維状または
フレーク状の強化材が、混合物の低い溶融粘度のため
に、混入の際に保護されることである。このことは、機
械的特性、例えば弾性率および引き裂き強さの改善され
た異方性につながる。
【0043】同様に得られた良好な機械的特性の原因
は、熱可塑性プラスチック(a)とシラングラフトされ
たポリオレフィン(b)との良好な適合性である。熱可
塑性プラスチック(a)がポリオレフィンである場合、
構造上の類似性が存在する。熱可塑性プラスチック
(a)がこれに対して重縮合化合物である場合には、グ
ラフトされたアルコキシシラン基と、重縮合化合物中で
末端基として含有されている官能基、例えば−OH、−
NH2、−COOHとの反応による十分な適合性が生じ
る。
【0044】成分(a)の含有率がより高い場合、本発
明による成形材料は主として成形部品の製造のために使
用される。
【0045】成分(a)の含有率が低いか、または含有
されていない場合には、本発明による成形材料を有利に
は、架橋していてもよい絨毯ヘビーコーティング材料(T
eppichschwerbeschichtung)のために、あるいは類似の
適用のために、あるいは接合部の特別な強度が要求され
る場合の溶融接着剤として使用することができる。その
際、架橋により低温流れを効果的に防止することができ
る。
【0046】成分(a)が含有されていない場合、成形
材料をさらにマスターバッチとして本発明による強化さ
れた熱可塑性プラスチックの製造のために使用すること
ができる。
【0047】
【実施例】本発明を以下で実施例により詳細に説明す
る。
【0048】例1:シラングラフトしたポリオレフィン
の製造のために、以下のモノマー組成の、十分に非晶質
のポリ−α−オレフィンを使用した:エテン 6重量
%、プロペン 64重量%、1−ブテン 30重量%。
【0049】二軸スクリュー押出機(Bernstof
f ZE 40)中で、前記のポリ−α−オレフィン
92.9重量%、ビニルトリメトキシシラン(DYNASYLA
N(R)VTMO) 6.0重量%、およびジクミルペルオキシ
ド 1.1重量%からなる混合物を、空気および水分遮
断下で約170℃の温度で混合し、かつ約90秒の滞留
時間にわたり前記の温度に保持した。過剰のVTMOを
押出機の最終ゾーンで約20ミリバールの真空で気化さ
せ、かつコールドトラップで凝縮させた。生成物をIR
GANOX(R)1076の添加により安定化した。該生
成物の溶融粘度は190℃で6000mPasであっ
た。
【0050】例2:例1からの生成物を180℃で窒素
雰囲気下で溶融した。ここから95重量部を実験室用ニ
ーダー中で、約180℃で15分間、ガラス繊維(Ow
ens Corning CS 429 YZ;糊を落
とすために予め約1時間550℃に加熱)5重量部なら
びにフェノール性安定剤(IRGANOX(R)107
6)0.2重量部と混合した。前記の混合物から適切な
試験体を、DIN53455による引き裂き強さ(ロッ
ド4)の測定のために製造し、かつ種々の貯蔵時間後に
試験した。この測定の結果を第1表に記載する。
【0051】例3:例1からの生成物を180℃で窒素
雰囲気下で溶融した。ここから95重量部、促進剤5重
量部を非晶質ポリ−α−オレフィン(VESTOPLA
ST(R)708)98重量%とジブチルスズジラウレ
ート2重量%とからなるマスターバッチの形で、ならび
にガラス繊維5重量部およびフェノール性安定剤(IR
GANOX(R)1076)0.2重量部を順次実験室
用ニーダーに入れ、かつ例2と同様に混合した。前記の
混合物から適切な試験体を、DIN53455による引
き裂き強さ(ロッド4)の測定のために製造し、かつ種
々の貯蔵時間後に試験した。この測定の結果を第1表に
記載する。
【0052】例4:(本発明によらず) ここでは例1からの生成物の代わりに、炭化水素鎖のモ
ノマー組成および溶融粘度に関して例1からの生成物と
十分に比較可能な、官能化されていない非晶質ポリ−α
−オレフィンVESTOPLAST(R)708を使用し
た。
【0053】VESTOPLAST(R)708を、18
0℃で窒素雰囲気下で溶融した。ここから95重量部を
実験室用ニーダーで例2と同様にガラス繊維(例2と同
様)5重量部およびIRGANOX(R)1076 0.
2重量部と混合した。引き続き例2と同様にさらに実施
した。測定の結果を第1表に記載する。
【0054】
【表1】
【0055】例5:(本発明によらず) VESTOPLAST(R)708 50重量部を窒素雰
囲気下で溶融物中で実験室用ニーダー中で重晶石(Sa
chtleben社製の重晶石粉末CH1177)50
重量部ならびにIRGANOX(R)1010(熱分解に
対する安定剤)0.2重量部と180℃で混合した。前
記の混合物から適切な試験体を、DIN53455によ
る引き裂き強さ(ロッド4)の測定のために製造し、か
つ種々の貯蔵時間後に試験した。この測定の結果を第2
表に記載する。
【0056】例6:例5と同様に実施したが、ただしこ
の場合VESTOPLAST(R)708の代わりに例1
からの生成物を使用した。結果を第2表に記載する。
【0057】例7:(本発明によらず) 例5と同様に実施したが、ただしこの場合重晶石の代わ
りにカルサイト(Calcit)(Eanstroem Min
eral社製のマイアナイト(Mianit)0〜30)を使用
した。結果を第2表に記載する。
【0058】例8:例7と同様に実施したが、ただしこ
の場合VESTOPLAST(R)708の代わりに例1
からの生成物を使用した。結果を第2表に記載する。
【0059】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス ギュンター ヴァイ ドイツ連邦共和国 ミュールハイム シ ュティフトシュトラーセ 37 (56)参考文献 特開 平4−264151(JP,A) 特開 平2−99539(JP,A) 特開 昭62−89757(JP,A) 西独国特許出願公開4000695(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16 C08K 3/00 - 13/08 C08J 5/04

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材料において、実質的に以下の成
    分: (a)1種以上の熱可塑性プラスチック0〜98重量
    部、 (b)少なくとも1つのオレフィン性二重結合ならびに
    珪素と直接結合したアルコキシ基1〜3個を有するシ
    ンでラジカル的にグラフトされている、十分に非晶質の
    ポリオレフィン2〜100重量部、その際、このグラフ
    トされたポリオレフィンは、190℃で100〜500
    00mPasの範囲の溶融粘度を有し、その際、(a)
    および(b)の重量部は100となり、 (c)強化材0.5〜400重量部、 を含有するが、ただし強化材として28重量部未満の重
    晶石を使用する成形材料を除外した、成形材料。
  2. 【請求項2】 1種以上の熱可塑性プラスチック1〜9
    7重量部を含有する、請求項1に記載の成形材料。
  3. 【請求項3】 1種以上の熱可塑性プラスチック10〜
    96重量部を含有する、請求項1に記載の成形材料。
  4. 【請求項4】 1種以上の熱可塑性プラスチック20〜
    95重量部を含有する、請求項1に記載の成形材料。
  5. 【請求項5】 熱可塑性プラスチックが、ポリオレフィ
    ン、ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、重縮合化
    合物、ポリウレタンおよび/またはゴムである、請求項
    1から4までのいずれか1項に記載の成形材料。
  6. 【請求項6】 十分に非晶質のポリオレフィンが、アタ
    クチックポリプロピレン、アタクチックポリ−1−ブテ
    ン、エテン−プロペン−コポリマー、エテン−1−ブテ
    ン−コポリマー、エテン−プロペン−1−ブテン−ター
    ポリマー、プロペン−1−ブテン−コポリマー、エテン
    −プロペン−1−ヘキセン−ターポリマー、エテン−プ
    ロペン−1−オクテン−ターポリマー、エテン−1−ブ
    テン−1−ヘキセン−ターポリマー、エテン−1−ブテ
    ン−1−オクテン−ターポリマー、エテン−1−ヘキセ
    ン−1−オクテン−ターポリマー、プロペン−1−ブテ
    ン−1−ヘキセン−ターポリマー、プロペン−1−ブテ
    ン−1−オクテン−ターポリマーまたはプロペン−1−
    ヘキセン−1−オクテン−ターポリマーである、請求項
    1から5までのいずれか1項に記載の成形材料。
  7. 【請求項7】 十分に非晶質のポリオレフィンが、以下
    のモノマー組成:4〜10個の炭素原子を有するα−オ
    レフィン0〜95重量%、プロペン5〜100重量%、
    およびエテン0〜50重量%を有する、請求項1から6
    までのいずれか1項に記載の成形材料。
  8. 【請求項8】 十分に非晶質のポリオレフィンが、以下
    のモノマー組成:4〜10個の炭素原子を有するα−オ
    レフィン3〜95重量%、プロペン5〜97重量%、お
    よびエテン0〜20重量%を有する、請求項7に記載の
    成形材料。
  9. 【請求項9】 グラフトされた、十分に非晶質のポリオ
    レフィンが、1000〜30000mPasの範囲の溶
    融粘度を有する、請求項1から8までのいずれか1項に
    記載の成形材料。
  10. 【請求項10】 強化材が、充填材または繊維状の強化
    材である、請求項1から9までのいずれか1項に記載の
    成形材料。
  11. 【請求項11】 強化材4〜200重量部を含有する、
    請求項1から10までのいずれか1項に記載の成形材
    料。
  12. 【請求項12】 強化材8〜100重量部を含有する、
    請求項1から11までのいずれか1項に記載の成形材
    料。
  13. 【請求項13】 繊維状の強化材または少なくとも28
    重量部の充填材を含有する、請求項1から12までのい
    ずれか1項に記載の成形材料。
  14. 【請求項14】 少なくとも28重量部の強化材を含有
    する、請求項1から13までのいずれか1項に記載の成
    形材料。
  15. 【請求項15】 強化材が、酸化アルミニウム、タル
    ク、重晶石、粘土粉末、二酸化ケイ素、カーボンブラッ
    ク、炭酸カルシウム、二酸化チタン、雲母、カオリナイ
    ト、ガラスフレーク、珪藻土、ガラス球、ガラス繊維、
    炭素繊維、単結晶糸またはこれらの混合物から選択され
    ている、請求項1から14までのいずれか1項に記載の
    成形材料。
  16. 【請求項16】 付加的に架橋促進剤を含有する、請求
    項1から15までのいずれか1項に記載の成形材料。
  17. 【請求項17】 シラングラフトした、十分に非晶質の
    ポリオレフィンが架橋されている、請求項1から16ま
    でのいずれか1項に記載の成形材料。
  18. 【請求項18】 請求項1から17までのいずれか1項
    に記載の成形材料の製造方法において、グラフトされ
    た、十分に非晶質のポリオレフィンの溶融物に強化材を
    混入することを特徴とする、請求項1から17までのい
    ずれか1項に記載の成形材料の製造方法。
  19. 【請求項19】 十分に非晶質のポリオレフィンの溶融
    物に強化材を混入し、かつ引き続き不飽和シランおよび
    ラジカル供与体の供給によりグラフトを実施する、請求
    項1から17までのいずれか1項に記載の成形材料の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 請求項18または19の記載により得
    られる混合物を熱可塑性プラスチック[成分(a)]1
    種以上と混合する、請求項1から17までのいずれか1
    項に記載の成形材料の製造方法。
  21. 【請求項21】 熱可塑性プラスチックが、ポリプロピ
    レンである、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 成形材料中に含有されているシラング
    ラフトされた十分に非晶質のポリオレフィンを架橋させ
    る、請求項1から17までのいずれか1項に記載の成形
    材料の製造方法。
  23. 【請求項23】 周囲空気の水蒸気を用いて、ガス流中
    に含有されている水蒸気により、蒸気処理または熱湯処
    理により、または熱可塑性プラスチックに含有されてい
    る水により架橋を実施する、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 架橋を溶融物中で、顆粒で、または成
    形部品で実施する、請求項22または23に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 請求項1から17までのいずれか1項
    に記載の成形材料または請求項18から24までのいず
    れか1項の記載により製造した成形材料の、成形部品、
    絨毯ヘビーコーティング材料、溶融接着剤またはマスタ
    ーバッチとしての使用。
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