JP3506791B2 - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

商品販売登録データ処理装置

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JP3506791B2
JP3506791B2 JP00997895A JP997895A JP3506791B2 JP 3506791 B2 JP3506791 B2 JP 3506791B2 JP 00997895 A JP00997895 A JP 00997895A JP 997895 A JP997895 A JP 997895A JP 3506791 B2 JP3506791 B2 JP 3506791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スーパーマーケット等
の量販店で利用される商品販売登録データ処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット等の量販店では、通
常、店の出口近傍に複数の精算所を設け、各買物客はそ
れぞれ購入を希望する商品をまとめて空いている精算所
まで持っていき、精算所の店員、いわゆるキャッシャに
全買上商品の代金を一括して支払うシステムをとってい
る。
【0003】そして、このようなシステムを導入してい
る店舗では、各精算所にそれぞれ設置されている複数台
の商品販売登録用端末と、店舗事務所等に設置されてい
るストアプロセッサとをLAN(ローカル・エリア・ネ
ットワーク)等の通信回線で接続し、各商品販売登録用
端末での商品登録業務をストアプロセッサにより集中制
御するようにしたPOS(販売時点情報管理)システム
を用いるのが一般的であった。
【0004】ところで、前記POSシステムにおいて、
従来の各商品販売登録用端末は、キーボード,スキャナ
等の入力機器を介して客買上商品のデータが入力される
毎に、その商品の販売データを記憶部に登録処理すると
ともに表示器に表示出力し、かつ、締めキーによって1
取引の商品登録終了が宣言される毎に、その取引で登録
処理された全商品の合計データを算出し表示部に表示す
るとともに、登録商品の明細データ及びその合計データ
を印字したレシートを発行するように構成されていた。
すなわち、各商品販売登録用端末毎にレシート印字,発
行用のプリンタが搭載されており、全ての取引において
レシートが発行されるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロール
状のレシート用紙にデータ印字するプリンタは、時々、
用紙切れや紙詰り等によって印字動作が中断することが
あった。そして、この種のプリンタを搭載している従来
の商品販売登録用端末においては、プリンタが印字動作
を中断した場合には用紙の補給や紙詰まりの除去を行う
等してプリンタの復旧を図らない限り動作できなかっ
た。このため、プリンタの印字動作が中断してしまった
場合にはその復旧を図るまで精算所での登録業務を停止
せざるを得なかった。
【0006】また、レシートは一般にキャッシャによる
商品販売登録用端末に対する買上商品の登録内容を買物
客が確認するために用いられるので、必ずしも全ての買
物客がレシートを必要としているわけではない。このた
め、レシートが不要な買物客にとってはレシートの印
字,発行に要する時間が無駄であり、この無駄時間を無
くすことで精算所の混雑を緩和できると考えられてい
た。
【0007】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的とするところは、精算所での客
買上商品の登録業務時にはレシートの印字,発行を行わ
ず、精算所とは別の場所にてレシートを必要とする買物
客に対してのみその客との取引に関するレシートを発行
することができ、プリンタにおける印字動作の中断が登
録業務に支障を来すおそれがない上、精算所の混雑緩和
を図ることができる商品販売登録データ処理装置を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1対応の発明
は、入力部からの商品データ入力に基づいて各商品の販
売データを記憶部に登録処理する販売登録手段、1取引
の商品登録終了を宣言する登録締め手段、この登録締め
手段により商品登録終了が宣言された1取引で販売登録
手段により登録処理された全商品の合計金額を算出しそ
の合計金額と入力された預り金額とから釣銭金額を算出
して表示部に釣銭金額を表示させる手段を有する商品販
売登録用端末と、レシート用紙にデータを印字するレシ
ート印字部を有するレシート発行装置とを通信回線を介
して接続してなる商品販売登録データ処理装置におい
て、商品販売登録用端末は、その端末にて処理した各取
引を個々に特定する所定の精算受付コードを発生するコ
ード発生手段と、このコード発生手段により発生した精
算受付コードを可搬式記録媒体に記録するコード記録手
段と、コード発生手段により発生した精算受付コードに
対応してそのコードにより特定される1取引で登録処理
された全商品の登録明細データ及びその合計データを蓄
積するデータ蓄積手段とを有し、レシート発行装置は、
可搬式記録媒体に記録されている精算受付コードを読取
るコード読取手段と、このコード読取手段により読取ら
れた精算受付コードに対応する1取引のデータをデータ
蓄積手段により蓄積されたデータのなかから取込む取引
データ取込手段と、この取込手段により取込んだ1取引
のデータに基づいてレシート印字部を駆動してレシート
を発行させるレシート発行制御手段とを備えたものであ
る。
【0009】また、本願請求項2対応の発明は、本願請
求項1対応の発明において、商品販売登録用端末はデー
タ蓄積手段の代りにコード発生手段により発生した精算
受付コードに対応してそのコードにより特定される1取
引で登録処理された全商品の登録明細データ及びその合
計データを通信回線を介してレシート発行装置に送信す
る取引データ送信手段を有し、レシート発行装置は新た
に商品販売登録用端末から受信した精算受付コード及び
それに対応する1取引のデータを蓄積するデータ蓄積手
段を有して、コード読取手段により読取られた精算受付
コードに対応する1取引のデータを上記データ蓄積手段
により蓄積されたデータのなかから取込み、レシート印
字部を駆動してレシートを発行するようにしたものであ
る。
【0010】また、本願請求項3対応の発明は、通信回
線に中継装置を接続し、商品販売登録用端末は取引デー
タ送信手段によるデータの送信先を中継装置とし、中継
装置は各端末から受信した精算受付コード及びそれに対
応する1取引のデータを蓄積するデータ蓄積手段を備
え、レシート発行装置はコード読取手段により読取られ
た精算受付コードに対応する1取引のデータを中継装置
のデータ蓄積手段により蓄積されたデータのなかから取
込み、レシート印字部を駆動してレシートを発行するよ
うにしたものである。
【0011】
【作用】本願請求項1対応の発明においては、商品販売
登録用端末が設置されている精算所の店員、いわゆるキ
ャッシャは、商品販売登録用端末の入力部を操作して買
物客が買上げる商品のデータを入力する。そして、この
買物客が買上げる全商品の登録を完了したならば登録締
め手段により1取引の商品登録終了を宣言する。そうす
ると、表示部に合計金額等が表示されるので、その合計
金額に見合った代金の支払いを受ける。
【0012】ここで、商品販売登録用端末においては、
1買物客が買上げる全商品の登録が行われたことに応じ
て固有の精算受付コードが発生され、この精算受付コー
ドが可搬式記録媒体に記録されるとともに、この精算受
付コードに対応して当該買物客が買上げた全商品の登録
明細データ及びその合計データがデータ蓄積手段によっ
て蓄積される。
【0013】そこで、キャッシャは会計を終えた買物客
にこの精算受付コードが記録された可搬式記録媒体を手
渡す。これにより、レシートが必要な買物客は、レシー
ト発行装置の設置場所に赴き、レシート発行装置のコー
ド読取手段によって上記可搬式記録媒体に記録されてい
る精算受付コードを読取らせる。そうすると、商品販売
登録用端末のデータ蓄積手段により蓄積されたデータの
なかからその精算受付コードに対応する1取引のデータ
が通信回線を介してレシート発行装置に取込まれ、この
1取引のデータに基づいてレシート印字部が動作してレ
シートが印字,発行される。
【0014】また、本願請求項2対応の発明において
は、商品販売登録用端末において各買物客が買上げる全
商品の登録が行われる毎に、固有の精算受付コードとと
もに各買物客が買上げた全商品の登録明細データ及びそ
の合計データが通信回線を介してレシート発行装置に送
信され、このレシート発行装置のデータ蓄積手段によっ
て精算受付コード別に各買物客が買上げた全商品の登録
明細データ及びその合計データが蓄積される。そして、
レシート発行装置のコード読取手段によって可搬式記録
媒体に記録されている精算受付コードを読取らせること
によって、該レシート発行装置のデータ蓄積手段により
蓄積されたデータのなかからその精算受付コードに対応
する1取引のデータが読出され、この1取引のデータに
基づいてレシート印字部が動作してレシートが印字,発
行される。
【0015】また、本願請求項3対応の発明において
は、商品販売登録用端末において各買物客が買上げる全
商品の登録が行われる毎に、固有の精算受付コードとと
もに各買物客が買上げた全商品の登録明細データ及びそ
の合計データが通信回線を介して中継装置に送信され、
この中継装置のデータ蓄積手段によって精算受付コード
別に各買物客が買上げた全商品の登録明細データ及びそ
の合計データが蓄積される。そして、レシート発行装置
のコード読取手段によって可搬式記録媒体に記録されて
いる精算受付コードを読取らせることによって、中継装
置のデータ蓄積手段により蓄積されたデータのなかから
その精算受付コードに対応する1取引のデータが通信回
線を介してレシート発行装置に取込まれ、この1取引の
データに基づいてレシート印字部が動作してレシートが
印字,発行される。
【0016】従って、いずれの発明においても、精算所
での客買上商品の登録業務時にはレシートの印字,発行
が行われず、レシートが必要な買物客に対してのみ精算
所とは別の場所にてレシートが発行される。
【0017】
【実施例】以下、本発明をスーパーマーケット等の量販
店で利用されるPOSシステムに適用した実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。始めに、本願請求項
1対応の発明に関わる第1の実施例について図1乃至図
10を用いて説明する。
【0018】図1は同実施例におけるPOSシステムの
全体構成を示す系統図であって、このPOSシステム
は、店内の複数の精算所1A,1B,…,1Nにそれぞ
れ設置されている複数台のPOS端末2A,2B,…,
2Nと、店の事務所等に設置される上位プロセッサとし
てのストアプロセッサ3と、店出口近傍の各精算所1A
〜1Nとは離れた場所に設置されたレシート発行装置4
とを通信回線であるLAN5で接続することにより構成
されている。
【0019】また、各精算所1A〜1Nには、それぞれ
可搬式記録媒体として精算カード6が多数枚用意されて
いる。この精算カード6は、図2に示すように、磁気ス
トライプ部6aを有する磁気カードによって形成されて
おり、磁気ストライプ部6aには、精算カードであるこ
とを示すフラグFと後述する精算受付コードとが記録さ
れる。
【0020】図3は前記レシート発行装置4の要部構成
を示すブロック図であって、このレシート発行装置4
は、主制御部としてのCPU(中央処理装置)11と、
このCPU11によって制御される主記憶部としてのR
OM(リード・オンリ・メモリ)12及びRAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)13を搭載しており、前記C
PU11とROM12及びRAM13とはアドレスバ
ス,データバス等のバスライン14で接続されている。
【0021】また、このレシート発行装置4は、前記L
AN5を介して接続された各POS端末2A〜2N及び
ストアプロセッサ3との間で行われるデータの送受信を
制御するLANコントローラ15、ロール状のレシート
用紙にデータを印字するレシート印字部としてのプリン
タ16に印字データを送出するプリンタインタフェース
17、前記精算カード6に磁気記録されているデータを
読取るカードリーダ18にて読取られたカードデータを
取込むカードリーダインタフェース19等を搭載してお
り、これらLANコントローラ15及び各インタフェー
ス17,19は、前記バスライン14を介してCPU1
1に接続されている。
【0022】図4は前記POS端末2A〜2Nの要部構
成を示すブロック図であって、各POS端末2A〜2N
は同一構成である。すなわち、POS端末2A〜2N
は、主制御部としてのCPU21と、このCPU21に
よって制御される主記憶部としてのROM22及びRA
M23を搭載しており、前記CPU21とROM22及
びRAM23とはアドレスバス,データバス等のバスラ
イン24で接続されている。
【0023】また、このPOS端末2A〜2Nは、時刻
を計時する時計部25、ハードディスク装置26に対す
るデータの書込み及び読込みを制御するハードディスク
装置コントローラ27、現金等を収容するための自動開
放式のドロワ28に開放指令信号を出力するドロワイン
タフェース29、キーボード30からのキー信号を取込
むキーボードコントローラ31、表示器32に表示デー
タを送出する表示器インタフェース33、スキャナ34
にて読取られたコードデータを取込むスキャナインタフ
ェース35、前記精算カード6を含む各種磁気カードに
磁気記録されているデータの読取り及びデータの磁気記
録を行うカードリーダ/ライタ36にて読取られたカー
ドデータの取込み、及びこのカードリーダ/ライタ36
への磁気記録データの送出を行うカードリーダ/ライタ
インタフェース37、前記LAN5を介して接続された
ストアプロセッサ3及びレシート発行装置4との間で行
われるデータの送受信を制御するLANコントローラ3
8等を搭載しており、これら時計部25,HDDコント
ローラ27,LANコントローラ38及び各インタフェ
ース29,31,33,35,37は、前記バスライン
24を介して前記CPU21に接続されている。
【0024】前記キーボード30は、販売商品をそれぞ
れ特定する商品コード、同一商品の販売点数、値引額等
の商品データを入力する入力部として機能する。また、
このキーボード30には、1取引の商品登録終了を宣言
する登録締め手段として締めキー30aが設けられてい
る。
【0025】前記スキャナ34は、販売商品にそれぞれ
付された商品コードに対応するバーコード等を光学的に
読取り入力するもので、キーボード30と同様に入力部
として機能する。
【0026】前記表示器32は、前記キーボード30ま
たはスキャナ34からの商品データ入力に基づいて記憶
部に登録処理された商品の名称,販売金額等を表示する
とともに、前記締めキー30aの操作入力に応じて算出
された合計金額,釣銭金額等の合計データを表示する表
示部として機能し、客用とキャッシャ用の2種類が備え
られている。
【0027】さて、このPOS端末2A〜2Nは、前記
RAM23に、図5に示すように、各商品の商品コード
に対応して商品名,単価等の商品データをプリセットす
るとともに販売点数及び販売金額を商品別に累計するた
めの累計エリアを形成してなる商品登録ファイル51の
他、責任者コードメモリ52、TM機番メモリ53、レ
シート番号カウンタ54、取引バッファ55等を設けて
いる。
【0028】各キャッシャには予め固有の責任者コード
が割当てられており、POS端末を操作するキャッシャ
は始めにキーボード30から自己に割当てられている責
任者コードを入力して操作開始を宣言する。このとき入
力された責任者コードが前記責任者コードメモリ52に
格納されるようになっている。
【0029】各POS端末2A〜2Nには予め固有の機
種番号、いわゆるTM機番が割当てられており、電源投
入に応動してROM23内に設定されていたTM機番が
前記TM機番メモリ53に格納されるようになってい
る。なお、この実施例ではTM機番を2桁とする。
【0030】また、1台のPOS端末にて処理される取
引を特定するためのコードとしてレシート番号が用いら
れており、このレシート番号は前記レシート番号カウン
タ54によって計数される。因みに、POS端末の電源
投入に応動して上記レシート番号カウンタ54は“0”
にクリアされるようになっている。なお、この実施例で
はレシート番号を4桁とする。
【0031】一方、前記取引バッファ55は1取引にて
発生したレシート印字に関わるデータを一時的に記憶す
るエリアであって、レシート番号エリア55a,TM機
番エリア55b,時刻エリア55c,複数の登録商品明
細データエリア55d,合計金額エリア55f,預り金
額エリア55g及び釣銭金額エリア55hが形成されて
いる。
【0032】そして、図6に示すように、この取引バッ
ファ55に記憶された1取引分のデータが前記ハードデ
ィスク装置26にデータファイル61として順次蓄積さ
れるようになっている。ここに、ハードディスク装置2
6はデータ蓄積手段を構成する。
【0033】しかして、各POS端末2A〜2NのCP
U21は、ROM22内のプログラムにより特に図7の
流れ図に示す登録業務を実行するように構成されてい
る。
【0034】すなわち、CPU21は、先ず、ST(ス
テップ)1としてカードリーダ/ライタ36に精算カー
ド6が挿入されるのを待機している。そして、カードリ
ーダ/ライタ36にて読取られたカードデータが精算カ
ード6を特定するフラグFを含むものであり、カードリ
ーダ/ライタ36に精算カード6が挿入されたことを確
認したならば、ST2としてレシート番号カウンタ54
に格納された4桁のレシート番号“n1n2n3n4”にTM機
番メモリ53に格納された2桁のTM機番“m1m2”を付
加して精算受付コード“n1n2n3n4m1m2”を作成し、この
精算受付コードデータをカードリーダ/ライタインタフ
ェース37から送出して、カードリーダ/ライタ36に
挿入されている精算カード6の磁気ストライプ部6aに
磁気記録する。ここに、CPU21はコード発生手段を
構成し、カードリーダ/ライタ36はコード記録手段を
構成する。なお、カードリーダ/ライタ36に挿入され
たカード精算カード6は、精算受付コードの書込み後に
自動的に排出される。
【0035】次に、ST3として取引バッファ55の全
エリア55a〜55hをクリアしたならば、ST4とし
てキーボード30のキー入力操作あるいはスキャナ34
によるコード読取り操作によって商品登録(商品コード
の入力)が行われるのを待機する。ここで、商品登録が
行われたならば、その登録商品の商品コードで商品登録
ファイル51を検索して対応する商品名,単価等の商品
データを読出し、単価に販売点数を乗じて販売金額を算
出する。そして、ST5として商品名,販売点数,販売
金額等の登録商品明細データを表示器インタフェース3
3から送出して表示器32に表示させる。また、ST6
として上記登録商品明細データを取引バッファ55のエ
リア55eに登録順に格納する。さらに、ST7として
商品登録ァイル51における該当商品コードに対応する
点数及び金額の累計エリアにそれぞれ販売点数及び販売
金額を累計処理する。
【0036】次に、ST8としてキーボード30の締め
キー30aが操作入力されたか否かを判断し、操作入力
されていない場合には、ST4に戻り、次の商品登録が
行われたならばST5〜ST7の処理を繰り返す。
【0037】ST8にて締めキー30aの操作入力を検
知した場合には、1買物客が買上げた全商品の登録終了
が宣言されたので、ST9として取引バッファ55のエ
リア55eに格納された全登録商品明細データの販売金
額を加算した合計金額とキーボード30のキー操作によ
り入力された預り金額とから釣銭金額を算出し、この釣
銭金額データを表示器インタフェース33から送出して
表示器32に表示させる。また、ST10としてドロワ
インタフェース29から開放指令信号を送出してドロワ
28を開放させる。
【0038】さらに、ST11として合計金額データ,
預り金額データ及び釣銭金額データを取引バッファ55
における該当エリア55f,55g及び55hにそれぞ
れ格納する。また、ST12としてレシート番号カウン
タ54内のレシート番号,TM機番メモリ53内のTM
機番,責任者コードメモリ52内の責任者コード及び時
計部25から読取った現時刻データを取引バッファ55
における該当エリア55a,55b,55c及び55d
にそれぞれ格納する。
【0039】しかる後、ST13として取引バッファ5
5の内容を読出し、ハードディスク装置コントローラ2
7に転送してハードディスク装置26にデータファイル
61として書込む。その後、ST14としてレシート番
号カウンタ54内のレシート番号を“+1”インクリメ
ントしたならば、今回の登録業務を終了し、カードリー
ダ/ライタ36に次の精算カードが挿入されるのを待機
する。
【0040】一方、前記レシート発行装置4のRAM1
3には、電源投入後、LAN5を介して接続されたスト
アプロセッサ3から、レシートに印字する店名等のロゴ
データと本日の日付データとがダウンロードされるよう
になっている。
【0041】しかして、このレシート発行装置4のCP
U11は、ROM12内のプログラムに基づいて特に図
8の流れ図に示すレシート発行業務を実行するように構
成されている。
【0042】すなわち、CPU11は、先ず、ST21
としてカードリーダ18に精算カード6が挿入されるの
を待機している。そして、カードリーダ18にて読取ら
れたカードデータが精算カード6を特定するフラグFを
含むものであり、カードリーダ18に精算カード6が挿
入されたことを確認したならば、ST22としてそのカ
ードデータ中の精算受付コード“n1n2n3n4m1m2”を読取
る。ここに、カードリーダ18はコード読取り手段を構
成する。
【0043】次に、ST23としてこの精算受付コード
“n1n2n3n4m1m2”の下2桁であるTM機番“m1m2”を取
出し、このTM機番“m1m2”が設定されているPOS端
末をデータファイル61の問合せ先として決定する。そ
して、ST24としてこの問合せ先のPOS端末に対
し、LANコントローラ15を介してこの精算受付コー
ドを含む問合せデータを送信する(取引データ取込手
段)。
【0044】その後、ST25として問合せ先のPOS
端末からデータファイル61を含む正常応答を待機す
る。ここで、所定時間内に正常応答がなかった場合には
n回(例えば3回)まで上記問合せデータを再送し、S
T26にてn回の問合せを行っても正常応答を受信でき
なかった場合には、エラー終了とする。因みに、このエ
ラー終了の場合は、例えばレシート発行装置4に設けら
れたエラー報知用LED(発光ダイオード)を点滅また
は点灯させて、客にエラーが発生したことを告知する。
なお、上記エラー報知用LEDは、POS端末2A〜2
Nやストアプロセッサ3に設け、レシート発行装置4か
らのエラーコマンドを受けて点滅または点灯させるるこ
とにより、店員にエラー発生を告知するようにしてもよ
い。
【0045】ST25にて問合せ先のPOS端末からデ
ータファイル61を含む正常応答を受信した場合には、
ST27としてその受信したデータファイル61の内容
に基づいてレシート印字データを編集する。そして、S
T28としてこのレシート印字データをプリンタインタ
フェース17から送出してプリンタ16によりレシート
を印字する(レシート発行制御手段)。
【0046】そして、印字後、レシート切断コマンドを
プリンタインタフェース17から送出してプリンタ16
に設けられたカッタでレシート用紙を切断することによ
りレシートを発行するとともに、ST29としてRAM
13内のロゴデータ及び日付データをプリンタインタフ
ェース17から送出してプリンタ16により次客用のレ
シートに印字したならば、今回のレシート発行業務を終
了し、カードリーダ18に次の精算カードが挿入される
のを待機する。ここに、CPU11は、取引データ取込
手段及びレシート発行制御手段を構成する。
【0047】なお、このレシート発行装置4は、カード
リーダ18に挿入された精算カード6を排出することな
く内部に積層して多数枚収納できるようになっている。
【0048】また、各POS端末2A〜2NのCPU2
1は、前記登録業務の空き時間(ST1の精算カード挿
入待機中やST4の商品登録待機中等)において、特に
図9の流れ図に示す割込処理を一定間隔で繰返し実行す
るようにプログラム構成されている。
【0049】すなわち、CPU21は、この割込処理を
開始すると先ず、ST31としてLANコントローラ3
8を介してレシート発行装置4からの精算受付コードを
含む問合せデータを受信したか否かを判断する。そし
て、受信していない場合には、今回の割込処理を終了す
る。
【0050】これに対し、ST31にて上記問合せデー
タを受信した場合には、ST32としてその問合せデー
タに含まれる精算受付コードを検索キーとして前記ハー
ドディスク装置26を検索して、レシート番号にTM機
番を付加したデータが検索キーである精算受付コードに
一致するデータファイル61を読込む。しかる後、ST
33としてこのデータファイル61を含む正常応答デー
タを編集する。そして、レシート発行装置4に対し、L
ANコントローラ38を介して上記正常応答データを送
信したならば、今回の割込処理を終了する。
【0051】なお、ST32におけるハードディスク装
置26の検索処理において、レシート番号にTM機番を
付加したデータが検索キーである精算受付コードに一致
するデータファイル61を検索できなかった場合には、
異常応答データを同様にしてレシート発行装置4に対し
送信したならば、今回の割込処理を終了する。
【0052】このように構成された第1の実施例のPO
Sシステムを導入するスーパーマーケット等の量販店に
おいては、各買物客はそれぞれ購入を希望する商品をま
とめて空いている精算所1A〜1Nまで持っていく。一
方、各精算所1A〜1Nのキャッシャは、客が買上商品
の会計に来ると、先ず、その精算所1A〜1Nに用意さ
れている精算カード6を1枚だけPOS端末2A〜2N
のカードリーダ/ライタ36に挿入する。そうすると、
この精算カード6に現時点におけるレシート番号に当該
POS端末のTM機番を付加して作成された精算受付コ
ードが磁気記録されて、この精算カード6は排出され
る。
【0053】次に、キャッシャは、その買物客が買上げ
た全商品を1品ずつ登録した後、締めキー30aを操作
して1取引の商品登録終了を宣言する。これにより、表
示器32に釣銭金額が表示されるとともにドロワ28が
開放されるので、キャッシャはドロワ28内から釣銭を
揃えてカードリーダ/ライタ36から排出されている精
算カード6とともに買物客に渡して1取引を終了する。
【0054】このとき、ハードディスク装置6には、こ
の買物客が買上げた全商品の品名,販売点数,販売金額
等の明細データや、合計金額,預り金額,釣銭金額等の
合計データが、精算カード6に磁気記録された精算受付
コードに一致するレシート番号及びTM機番や、当該キ
ャッシャの責任者コードや、取引を完了した時刻データ
とともにデータファイル61として蓄積保存される。
【0055】会計を終えた買物客は、レシートが不要な
場合には精算カード6をキャッシャや店出口に設けられ
た精算カード回収箱等に戻した後、店を出る。また、レ
シートが必要な買物客は、店出口近傍のレシート発行装
置4の設置場所まで進む。そして、上記レシート発行装
置4のカードリーダ18に、キャッシャから受取った精
算カード6を挿入する。そうすると、この精算カード6
に記録されている精算受付コードが読取られ、このコー
ド中のTM機番から問合せ先のPOS端末が決定され
て、読取られた精算受付コードを含む問合せデータが問
合せ先のPOS端末にLAN5を通じて送信される。
【0056】一方、上記問合せデータを受信したPOS
端末においては、その問合せデータ中の精算受付コード
を検索キーとしてハードディスク装置26が検索され
る。そして、この検索キーとレシート番号及びTM機番
が一致するデータファイル61が読取られて、レシート
発行装置4にLAN5を通じて送信される。
【0057】これにより、レシート発行装置4において
は、問合せ先のPOS端末5から受信したデータファイ
ル61に基づいてレシート印字データが作成され、プリ
ンタ16が駆動して、当該買物客に対するレシートが印
字,発行される。
【0058】例えば、今、TM機番“01”が設定され
ているPOS端末2Aが設置されている精算所1Aに
て、レシート番号“1234”に対応する取引として、
単価100円の商品「AAA」と、単価200円の商品
「BBB」と、単価300円の商品「CCC」と、単価
400円の商品「DDD」とをそれぞれ1点ずつ買上げ
た客に対する商品登録業務が行われたものとする。そう
すると、POS端末2Aのハードディスク装置26に
は、レシート番号“1234”、TM機番“01”に対
応してこの客が買上げた全商品の登録明細データや合計
データ等を記憶してなるデータファイル61が記憶保存
される。
【0059】また、この買物客に対しては、精算受付コ
ード“123401”が記録された精算カード6が手渡
されるので、買物客はレシートを必要とする場合はこの
精算カード6をレシート発行装置4のカードリーダ18
に挿入する。そうすると、POS端末2Aのハードディ
スク装置26からレシート番号“1234”,TM機番
“01”のデータファイル61が読取られ、LAN5を
通じてレシート発行装置4に伝送されて、プリンタ16
により図10に示すようなレシート70が印字,発行さ
れる。
【0060】因みに、図10に示すレシート70におい
て、符号71はレシート発行装置4のRAM13に設定
されている店名等のロゴデータであり、72は同RAM
13に設定されている現日付データであり、73は各登
録商品の明細データであり、74は小計キー操作により
発生した小計金額データ及び税額データであり、75は
締めキー30a操作により発生した合計金額データ,預
り金額データ及び釣銭金額データであり、76はレシー
ト番号であり、77はTM機番であり、78は責任者コ
ードであり、79は取引終了時刻のデータである。
【0061】このように第1の実施例によれば、各精算
所1A〜1Nにそれぞれ設置されている各POS端末2
A〜2Nは、1買物客が買上げる全商品の販売データを
商品登録ファイル51に登録処理する登録業務を実行す
る毎に、この買物客との取引を特定するレシート番号と
自己のTM機番とから精算受付コードを作成し、可搬式
記録媒体である精算カード6に記録するとともに、この
精算受付コードに対応してこの買物客が買上げた全商品
の登録明細データ及びその合計データ等の1取引データ
をハードディスク装置26にて蓄積保存し、各POS端
末2A〜2NにLAN5を通じて接続されたレシート発
行装置4は、精算カード6から読取った精算受付コード
に対応する1取引データを該当するPOS端末のハード
ディスク装置26から取込んでプリンタ16よりレシー
トを印字,発行するように構成したので、精算所1A〜
1Nでの客買上商品の登録業務時にはレシートの印字,
発行が行われず、レシートが必要な買物客に対しては精
算所1A〜1Nとは別のレシート発行装置4の設置場所
にてレシートが発行される。また、レシートが不要な客
に対してはレシートが発行されない。
【0062】従って、精算所1A〜1Nでの客買上商品
の登録業務ではレシートの印字,発行に要する時間を省
略できるので、1買物客に対する処理時間を短縮でき
る。また、POS端末2A〜2Nからレシート印字用の
プリンタを排除できるので、用紙切れや紙詰まりによる
業務停止時間も無くなる。その結果、登録業務の処理効
率を大幅に向上することができ、精算所1A〜1Nにお
ける混雑緩和を図り得、買物客に対するサービス性を高
めることができる。
【0063】なお、一般に各POS端末においては全取
引の履歴データをジャーナルとして記録紙に印字してい
るが、この実施例では全取引の履歴データがハードディ
スク装置26に記録されるので、ジャーナル印字機能を
排除しても問題はない。
【0064】一方、レシートが必要な買物客に対して
は、キャッシャから受取った精算カードを精算所1A〜
1Nとは別の場所に設置されたレシート発行装置4に設
けられたカードリーダ18に挿入するだけで自動的にそ
の客に対するレシートが印字,発行されるので、買物客
はレシートが必要な場合に限り簡単な操作で所望するレ
シートを取得することができる。換言すれば、レシート
が不要なときにはレシートを受取る必要がないので、不
要なレシートを受取らなければならない煩わしさが解消
される。
【0065】また、レシートが無駄に発行されないの
で、用紙を節約でき、用紙切れや紙詰まり等の障害発生
の頻度も低減される。しかも、POS端末2A〜2Nの
設置台数に比べてレシート発行装置4の設置台数を少な
くできるので、この観点から見てもPOS端末とプリン
タとが1対1の関係にあった従来に比べてプリンタの障
害発生頻度を低減できる上、システム全体の設備費も低
減できる。
【0066】次に、本願請求項2対応の発明に関わる第
2の実施例について図11乃至図13を用いて説明す
る。なお、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を
付して、詳しい説明を省略する。
【0067】図11は同実施例におけるPOSシステム
の全体構成を示す系統図であって、この実施例ではレシ
ート発行装置4にデータ蓄積手段としてハードディスク
装置80を接続した点が前記第1の実施例と異なる。
【0068】すなわち、前記第1の実施例では各POS
端末2A〜2Nにてそれぞれ登録処理された各取引の商
品登録明細データ及びその合計データを所定の精算受付
コードに対応して記憶してなるデータファイル61を、
それぞれPOS端末2A〜2Nに設けられたハードディ
スク装置26により端末毎に蓄積保存したが、この第2
の実施例では、レシート発行装置4に接続されたハード
ディスク装置80により各POS端末2A〜2Nにて発
生した上記データファイル61を蓄積保存するようにし
ている。
【0069】この第2の実施例における各POS端末2
A〜2NのCPU21が実行する登録業務の処理を図1
2の流れ図に示す。図示するように、ST1乃至ST1
2までの処理及びST14の処理は前記第1の実施例に
おける同CPU21の同処理と同一である。すなわち前
記第1の実施例では、ST13として取引バッファ55
の内容をハードディスク装置26にデータファイル61
として書込んでいたが、この第2の実施例では、ST1
01として取引バッファ55の内容を通信伝文に組込
み、この通信伝文をLANコントローラ38を介してレ
シート発行装置4に送信するようにしている。ここに、
CPU21及びLANコントローラ38は取引データ送
信手段を構成している。
【0070】また、この第2の実施例におけるレシート
発行装置4のCPU11が実行するレシート発行業務の
処理を図13の流れ図に示す。すなわち、CPU11
は、先ず、ST21としてカードリーダ18に精算カー
ド6が挿入されるのを待機しており、カードリーダ18
に精算カード6が挿入されたことを確認したならば、S
T22としてそのカードデータ中の精算受付コード“n1
n2n3n4m1m2”を読取る。
【0071】次に、ST201としてこの精算受付コー
ドを検索キーとして前記ハードディスク装置80を検索
して、レシート番号にTM機番を付加したデータが検索
キーである精算受付コードに一致するデータファイル6
1を読込む。そして、ST202としてその読込んだデ
ータファイル61の内容に基づいてレシート印字データ
を編集する。その後は前記第1の実施例の場合と同様
に、ST28としてこのレシート印字データに基づいて
プリンタ16によりレシートを印字し発行するととも
に、ST29として次客用のレシートにロゴデータ及び
日付データを印字したならば、今回のレシート発行業務
を終了する。
【0072】このような構成の第2の実施例においても
前記第1の実施例と同様な効果を奏する。また、第1の
実施例では各POS端末2A〜2Nにそれぞれハードデ
ィスク装置26が必要であったが、この第2の実施例に
よれば、レシート発行装置4にのみハードディスク装置
80を設ければよく、POS端末2A〜2Nからハード
ディスク装置を省略できるので、コストをより低減でき
る効果も奏する。
【0073】次に、本願請求項3対応の発明に関わる第
3の実施例について図14及び図15を用いて説明す
る。なお、前記第1及び第2の実施例と同一部分には同
一符号を付して、詳しい説明を省略する。
【0074】図14は同実施例におけるPOSシステム
の全体構成を示す系統図であって、図示するように、前
記第2の実施例では各POS端末2A〜2Nにて発生し
たデータファイル61を蓄積保存するハードディスク装
置80をレシート発行装置4に設けたが、この第3の実
施例では上記ハードディスク装置80をストアプロセッ
サ3に設けている。すなわち、中継装置としての機能を
ストアプロセッサ3に持たせている。
【0075】この場合における各POS端末2A〜2N
のCPU21が実行する登録業務の処理は、図12のS
T101にてデータファイルの送信先がストアプロセッ
サ3である点を除けば、前記第2の実施例における同処
理と同一である。
【0076】一方、レシート発行装置4のCPU11が
実行するレシート発行業務の処理は、前記第1の実施例
では精算カード6から読取った精算受付コードから問合
せ先のPOS端末を決定し(図8,ST23)、そのP
OS端末に対して精算受付コードを含む問合せデータを
送信したが(図8,ST24)、この第3の実施例で
は、図15に示すように、精算カード6から読取った精
算受付コードを含む問合せデータをストアプロセッサ3
に送信する(図15,ST203)。その後は、前記第
1の実施例と同様に、ストアプロセッサ3からデータフ
ァイル61を含む正常応答を待機し、正常応答を受信し
た場合には、その受信したデータファイル61の内容に
基づいてレシート印字データを編集する。そして、この
レシート印字データに基づいてプリンタ16によりレシ
ートを印字し発行するとともに、次客用のレシートにロ
ゴデータ及び日付データを印字したならば、今回のレシ
ート発行業務を終了する。
【0077】このような構成の第3の実施例においても
前記第1の実施例と同様な効果を奏する。また、第1の
実施例では各POS端末2A〜2Nにそれぞれハードデ
ィスク装置26が必要であったが、この第3の実施例に
よれば、ストアプロセッサ3にのみハードディスク装置
80を設ければよく、一般に、ストアプロセッサ3には
ハードディスク装置が既に搭載されているのでこれを兼
用すればよく、前記第2の実施例と比較してもよりコス
トを低減することができる効果がある。
【0078】なお、前記第1の実施例と第2及び第3の
実施例とを比較した場合、コスト的には第2及び第3の
実施例の方が優れているが、第1の実施例ではレシート
が必要な客のデータファイルのみLAN5を通じて伝送
されるのに対し、第2及び第3の実施例ではレシートが
不要な客のデータファイルまでも伝送されるので、第1
の実施例の方が通信トラフィック量が少なくてすみ通信
効率がよい利点はある。
【0079】
【0080】また、前記各実施例ではPOS端末の電源
投入に応動してレシート番号カウンタ54をクリアした
が、クリアしなくてもよい。この場合、例えば精算受付
コードに取引日付や時刻のデータを加えることで、精算
受付コードの独立性を高めることができる。
【0081】また、前記各実施例ではレシート発行装置
4を1台としたが、2台以上のレシート発行装置4をL
AN5に並列に接続してもよい。こうすることにより、
同時に複数人の買物客がレシート発行作業を行うことが
できる。
【0082】また、前記各実施例では精算受付コードを
記録する可搬式記録媒体として磁気カードを用いたが、
これに限定されるものではなく、例えばフロッピーディ
スクを用いてもよい。
【0083】また、可搬式記録媒体を用いず、精算受付
コードをPOS端末2A〜2Nの客用の表示器に表示出
力するようにし、レシートが必要な買物客はこの表示さ
れた精算受付コードを覚えてレシート発行装置4に設け
られたキーボード等から入力することでレシートの発行
を買物客自身が選択できるように構成しても、本発明と
同等の効果を奏し得る。
【0084】また、本願請求項3対応の発明において中
継装置は、前記第3の実施例のようにストアプロセッサ
3である必要はなく、LAN5に接続されたハードディ
スク装置等の記憶装置を備えた機器であればよい。
【0085】さらに、各POS端末2A〜2Nにおい
て、精算カード6内に1取引のデータを全て書込むよう
にし、レシート発行装置4において、この精算カード内
の1取引データを読出し、この読出した1取引データに
基いてレシートを印字,発行するようにしてもよい。
【0086】この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1乃至3
対応の各発明によれば、精算所での客買上商品の登録業
務時にはレシートの印字,発行を行わず、精算所とは別
の場所にて既に精算所で会計を終えている買物客のうち
レシートを必要とする買物客に対してのみその客との取
引に関するレシートを発行することができ、プリンタに
おける印字動作の中断が登録業務に支障を来すおそれが
ない上、精算所の混雑緩和を図ることができる商品販売
登録データ処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるPOSシステム
の全体構成を示す系統図。
【図2】同実施例で用いる精算カードの平面図。
【図3】同実施例におけるレシート発行装置の要部構成
を示すブロック図。
【図4】同実施例におけるPOS端末の要部構成を示す
ブロック図。
【図5】同実施例におけるPOS端末のRAMに設けら
れる主要なメモリエリアを示す図。
【図6】同実施例におけるPOS端末のハードディスク
装置に格納されるデータファイルの構成を示す図。
【図7】同実施例におけるPOS端末のCPUが実行す
る登録業務処理を示す流れ図。
【図8】同実施例におけるレシート発行装置のCPUが
実行するレシート発行業務処理を示す流れ図。
【図9】同実施例におけるPOS端末のCPUが実行す
る割込処理を示す流れ図。
【図10】同実施例において印字,発行されるレシート
例を示す平面図。
【図11】本発明の第2の実施例におけるPOSシステ
ムの全体構成を示す系統図。
【図12】同実施例におけるPOS端末のCPUが実行
する登録業務処理を示す流れ図。
【図13】同実施例におけるレシート発行装置のCPU
が実行するレシート発行業務処理を示す流れ図。
【図14】本発明の第3の実施例におけるPOSシステ
ムの全体構成を示す系統図。
【図15】同実施例におけるレシート発行装置のCPU
が実行するレシート発行業務処理を示す流れ図。
【符号の説明】
1A〜1N…精算所 2A〜2N…POS端末(商品販売登録用端末) 3…ストアプロセッサ(上位プロセッサ) 4…レシート発行装置 5…LAN(通信回線) 6…精算カード(可搬式記録媒体) 16…プリンタ(レシート印字部) 18…カードリーダ(コード読取手段) 26,80…ハードディスク装置(データ蓄積手段) 36…カードリーダ/ライタ(コード記録手段) 55…取引バッファ 61…データファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−128395(JP,A) 特開 昭59−168571(JP,A) 特開 昭59−226989(JP,A) 特開 平4−314195(JP,A) 特開 平3−175600(JP,A) 特開 昭59−178576(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07G 1/12 341 G07G 1/06 G06F 17/60 310

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部からの商品データ入力に基づいて
    各商品の販売データを記憶部に登録処理する販売登録手
    段、1取引の商品登録終了を宣言する登録締め手段、こ
    の登録締め手段により商品登録終了が宣言された1取引
    で前記販売登録手段により登録処理された全商品の合計
    金額を算出しその合計金額と入力された預り金額とから
    釣銭金額を算出して表示部に釣銭金額を表示させる手段
    を有する商品販売登録用端末と、レシート用紙にデータ
    を印字するレシート印字部を有するレシート発行装置と
    を通信回線を介して接続してなる商品販売登録データ処
    理装置において、 前記商品販売登録用端末は、その端末にて処理した各取
    引を個々に特定する所定の精算受付コードをレシート番
    号と端末固有の機種番号とから発生するコード発生手段
    と、このコード発生手段により発生した精算受付コード
    を可搬式記録媒体に記録するコード記録手段と、前記コ
    ード発生手段により発生した精算受付コードに対応して
    そのコードにより特定される1取引で登録処理された全
    商品の登録明細データ及びその合計データを蓄積するデ
    ータ蓄積手段とを有し、 前記レシート発行装置は、前記可搬式記録媒体に記録さ
    れている前記精算受付コードを読取るコード読取手段
    と、このコード読取手段により読取られた前記精算受付
    コードに対応する1取引のデータを前記データ蓄積手段
    により蓄積されたデータのなかから取込む取引データ取
    込手段と、この取込手段により取込んだ1取引のデータ
    に基づいて前記レシート印字部を駆動してレシートを発
    行させるレシート発行制御手段とを有したことを特徴と
    する商品販売登録データ処理装置。
  2. 【請求項2】 入力部からの商品データ入力に基づいて
    各商品の販売データを記憶部に登録処理する販売登録手
    段、1取引の商品登録終了を宣言する登録締め手段、こ
    の登録締め手段により商品登録終了が宣言された1取引
    で前記販売登録手段により登録処理された全商品の合計
    金額を算出しその合計金額と入力された預り金額とから
    釣銭金額を算出して表示部に釣銭金額を表示させる手段
    を有する商品販売登録用端末と、レシート用紙にデータ
    を印字するレシート印字部を有するレシート発行装置と
    を通信回線を介して接続してなる商品販売登録データ処
    理装置において、 前記商品販売登録用端末は、その端末にて処理した各取
    引を個々に特定する所定の精算受付コードをレシート番
    号と端末固有の機種番号とから発生するコード発生手段
    と、このコード発生手段により発生した精算受付コード
    を可搬式記録媒体に記録するコード記録手段と、前記コ
    ード発生手段により発生した精算受付コードに対応して
    そのコードにより特定される1取引で登録処理された全
    商品の登録明細データ及びその合計データを前記通信回
    線を介して前記レシート発行装置に送信する取引データ
    送信手段とを有し、 前記レシート発行装置は、前記商品販売登録用端末から
    受信した精算受付コード及びそれに対応する1取引のデ
    ータを蓄積するデータ蓄積手段と、前記可搬式記録媒体
    に記録されている前記精算受付コードを読取るコード読
    取手段と、このコード読取手段により読取られた前記精
    算受付コードに対応する1取引のデータを前記データ蓄
    積手段により蓄積されたデータのなかから取込む取引デ
    ータ取込手段と、この取込手段により取込んだ1取引の
    データに基づいて前記レシート印字部を駆動してレシー
    トを発行させるレシート発行制御手段とを有したことを
    特徴とする商品販売登録データ処理装置。
  3. 【請求項3】 入力部からの商品データ入力に基づいて
    各商品の販売データを記憶部に登録処理する販売登録手
    段、1取引の商品登録終了を宣言する登録締め手段、こ
    の登録締め手段により商品登録終了が宣言された1取引
    で前記販売登録手段により登録処理された全商品の合計
    金額を算出しその合計金額と入力された預り金額とから
    釣銭金額を算出して表示部に釣銭金額を表示させる手段
    を有する商品販売登録用端末と、レシート用紙にデータ
    を印字するレシート印字部を有するレシート発行装置と
    を通信回線を介して接続してなる商品販売登録データ処
    理装置において、 前記通信回線に中継装置を接続し、 前記商品販売登録用端末は、その端末にて処理した各取
    引を個々に特定する所定の精算受付コードをレシート番
    号と端末固有の機種番号とから発生するコード発生手段
    と、このコード発生手段により発生した精算受付コード
    を可搬式記録媒体に記録するコード記録手段と、前記コ
    ード発生手段により発生した精算受付コードに対応して
    そのコードにより特定される1取引で登録処理された全
    商品の登録明細データ及びその合計データを前記通信回
    線を介して前記中継装置に送信する取引データ送信手段
    とを有し、 前記中継装置は、前記商品販売登録用端末から受信した
    精算受付コード及びそれに対応する1取引のデータを蓄
    積するデータ蓄積手段を有し、 前記レシート発行装置は、前記可搬式記録媒体に記録さ
    れている前記精算受付コードを読取るコード読取手段
    と、このコード読取手段により読取られた前記精算受付
    コードに対応する1取引のデータを前記データ蓄積手段
    により蓄積されたデータのなかから取込む取引データ取
    込手段と、この取込手段により取込んだ1取引のデータ
    に基づいて前記レシート印字部を駆動してレシートを発
    行させるレシート発行制御手段とを有したことを特徴と
    する商品販売登録データ処理装置。
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