JP3506077B2 - 多重モード誘電体共振器装置、フィルタ、デュプレクサおよび通信装置 - Google Patents

多重モード誘電体共振器装置、フィルタ、デュプレクサおよび通信装置

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JP3506077B2
JP3506077B2 JP33340599A JP33340599A JP3506077B2 JP 3506077 B2 JP3506077 B2 JP 3506077B2 JP 33340599 A JP33340599 A JP 33340599A JP 33340599 A JP33340599 A JP 33340599A JP 3506077 B2 JP3506077 B2 JP 3506077B2
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coupling
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/10Dielectric resonators
    • H01P7/105Multimode resonators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/207Hollow waveguide filters
    • H01P1/208Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure
    • H01P1/2084Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure with dielectric resonators
    • H01P1/2086Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure with dielectric resonators multimode

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多重モードで動
作する誘電体共振器装置、それを用いたフィルタ、デュ
プレクサおよびこれらを用いた通信装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、キャビティ内に誘電体コアを配置
してなる誘電体共振器は、TE01δモードやTM01
δモードが利用されている。このような誘電体コアを用
いた誘電体共振器によって複数段の誘電体共振器装置を
構成する場合、キャビティ内に複数の誘電体コアを配列
することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
単一の誘電体コアに生じる単一の共振モードを利用する
構造では、共振器を多段化すると全体に大型化し、しか
も複数の誘電体コアを高精度に位置決め固定しなければ
ならないため、特性の揃った誘電体フィルタなどの誘電
体共振器装置の製造が困難であった。
【0004】そこで、本願出願人は、特開平11−14
5704号にて、単一の誘電体コアを用いながら多重化
数を増した誘電体共振器装置に関して出願している。上
記出願に係る誘電体共振器装置では、共振空間をx,
y,zの直角座標形で表した場合に、x,y,zのそれ
ぞれの軸方向に電界ベクトルが向くTMx,TMy,T
Mzモードと、x,y,zのそれぞれの軸に垂直な面方
向に電界ベクトルがループを描くTEx,TEy,TE
zモードを生じさせて、最大6つのモードを利用できる
ようにするものである。但し、6つのモード全てを使用
するために6つのモードをそれぞれ結合させるのは、結
合溝の形成位置などの関係から、非常に高い技術的困難
性を伴う。
【0005】この発明の目的は、上記出願に係る多重化
構造を踏襲し、且つ各共振モード間の結合を容易にし、
単一の誘電体コア当たりの共振モードの順次結合段数を
多くとれるようにした多重モード誘電体共振器装置と、
それを用いたフィルタ、デュプレクサ、およびをこれら
を用いた通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の多重モード誘
電体共振器装置は、キャビティ内に誘電体コアを配置し
てなる誘電体共振器であって、少なくとも1つのTMモ
ードが使用周波数帯で共振し、他のTMモードが使用周
波数帯より高い周波数で共振するように、主としてTM
モードの共振周波数を定めるTMモード用誘電体コア部
分と、多重のTEモードのそれぞれのTEモードが使用
周波数帯で共振するように、主としてTEモードの共振
周波数を定めるTEモード用誘電体コア部分とによって
誘電体コアを構成する。
【0007】この構造により、使用周波数帯より高い周
波数に設定したTMモードの影響を受けることなく、残
るTMモードとTEモードを利用できるようにし、3つ
のTMモードを用いる場合の1つのTMモードが他の共
振モードに不要な結合を起こすという問題を解消すると
ともに、所定の共振モード同士を所定の状態で結合させ
た多重モード誘電体共振器装置を得る。
【0008】 また、TMモード用誘電体コア部分を板
状とし、TEモード用誘電体コア部分をTMモード用誘
電体コア部分の一部から膨出させた形状として、TMモ
ード用誘電体コア部分とTEモード用誘電体コア部分と
を一体化する。この構造により、板状を成すTMモード
用誘電体コア部分の厚み方向に電界ベクトルが向くTM
モードの共振周波数を、面方向に電界ベクトルが向くT
Mモードの共振周波数より高くし、前者のTMモードの
共振周波数を使用周波数帯より高い周波数に設定する。
一方、このTMモード用誘電体コア部分の形状に影響を
受けることなく、該TMモード用誘電体コア部分の一部
から膨出した形状を有するTEモード用誘電体コア部分
を、多重のTEモードの共振器として作用させる。
【0009】また、この発明のフィルタは、上記多重モ
ード誘電体共振器装置と、この多重モード誘電体共振器
装置の所定の共振モードに結合する入出力手段とを設け
て構成する。この構造により、共振器間の結合損失を低
減し、また、共振器のQを高めて、単一の誘電体コアお
よび単一のキャビティを用いながら、多段の共振器によ
る小型で低損失なフィルタを得る。
【0010】また、この発明のフィルタは、上記入出力
手段がTMモードに結合するものとし、TMモードとT
Eモードとを結合させる手段およびTEモード同士を結
合させる手段を設ける。この構造により、入出力手段
を、TEモードと比較して誘電体コア外への電磁界の漏
れの大きなTMモードの電磁界と強く結合させて広帯域
化を容易にする。
【0011】また、この発明のフィルタは、上記誘電体
共振器装置と、その所定の共振モードに結合する同軸共
振器または半同軸共振器と、該共振器に結合する入出力
手段とから構成する。
【0012】一般に磁界結合によって結合をとると強い
結合が得られるが、多重モードの誘電体共振器の1つの
モードにのみ結合する結合ループを設けることは一般に
は困難である。そこで上記の構造により、半同軸共振器
または同軸共振器に対して外部結合をとり、結合ループ
による強い外部結合により広帯域化を図る。また上記多
重モードの誘電体共振器によるスプリアスモードを、半
同軸共振器または同軸共振器により抑圧し、全体のスプ
リアス特性を改善する。さらに、多重モード誘電体共振
器部分における入出力手段を小さくして、入出力間の信
号の直接パスを少なくし、直接パスによる特性の劣化を
防止できるようにする。
【0013】この発明のデュプレクサは、上記フィルタ
を2組設けて構成する。
【0014】さらに、この発明の通信装置は、上記フィ
ルタまたはデュプレクサを用いて、高周波回路部におい
て送信信号または受信信号を帯域通過させたり、アンテ
ナ共用器として設けて、通信装置を構成する。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態に係る
多重モード誘電体共振器装置の構成を図1〜図7を参照
して説明する。図1は多重モード誘電体共振器装置の基
本構成部分の斜視図である。10は誘電体コア、2は誘
電体コア10を内部に収めるキャビティである。誘電体
コア10は、板状を成すTMモード用誘電体コア部分1
1と、この部分から球状に膨出したTEモード用誘電体
コア部分12とからなる。キャビティ2は、誘電体セラ
ミックス製の角筒状部材の外側面に導電体膜を形成した
ものである。このキャビティ2の図における上下の開口
面には、導電体膜を形成した誘電体板または金属板を配
置して、略直方体形状のシールド空間を構成する。な
お、この図1ではキャビティ内における誘電体コアの配
置構造を明瞭に示すために、誘電体コア10をキャビテ
ィ内に支持する支持体および外部との間で信号の入出力
を行う入出力手段については省略している。
【0016】図2の(A)は図1に示した多重モード誘
電体共振器装置の上面図、(B)は(A)におけるB−
B部分の断面図である。図2において、3はそれぞれ誘
電体コアのTMモード用誘電体コア部分11の一部とキ
ャビティ2の内壁面との間を連結する支持体であり、誘
電体コア10より低誘電率材料から成る。15は、後述
するように主としてTEzモードの共振周波数を上昇方
向に設定する溝である。
【0017】図3は、この多重モード誘電体共振器装置
で用いる5つの共振モードの電界分布の例を示してい
る。ここで(A)はTMxモード、(B)はTMyモー
ドについてそれぞれ示している。このようにTMxモー
ドは、キャビティの外面に形成されている一方の導電体
膜からそれに対向する他方の導電体膜にかけて、x軸方
向に電界ベクトルが向き、同様にTMyモードはy軸方
向に電界ベクトルが向く。また図3において(C)はT
Ezモード、(D)はTEyモード、(E)はTExモ
ードについてそれぞれ示している。TEzモードは、z
軸に垂直な面方向に電界ベクトルがループを描き、TE
yモードはy軸に垂直な面方向に電界ベクトルがループ
を描き、さらにTExモードはx軸に垂直な面方向に電
界ベクトルがループを描く。
【0018】なお、z軸方向に電界ベクトルが向くTM
zモードも生じるが、板状を成すTMモード用誘電体コ
ア部分11の厚み方向寸法が、他方向の寸法より小さい
ため、TMzモードの共振周波数は、他のモードの共振
周波数すなわち使用周波数帯より高い。
【0019】図4は、誘電体コアを、図1に示した状態
からTEモード用誘電体コア部分12を取り除いた正方
形板状にするとともに、そのz方向の寸法を変化させた
時の上記6つの共振モードの共振周波数の変化を示して
いる。図5はその装置の例を示している。ここでキャビ
ティの縦方向と横方向の幅および高さはそれぞれ40m
mである。
【0020】図4に示すように、誘電体コアのz方向
(厚み方向)寸法を小さくすることにより、TMzモー
ドの共振周波数はTMxモードおよびTMyモードの共
振周波数より高い方向へ離すことができる。(図におい
てはTMxモードの共振周波数を示すマークとTMyモ
ードの共振周波数を示すマークとが重なっている。ま
た、TExモードの共振周波数を示すマークとTEyモ
ードの共振周波数を示すマークとが重なっている。)例
えば誘電体コアのx軸方向とy軸方向の幅をそれぞれ3
0mmとし、z軸方向の幅(厚み)をその50%以下
(15mm以下)にすることによって、TMzモードの
共振周波数をTMxモードおよびTMyモードの共振周
波数より10%以上離すことができる。市場において要
求される一般的なフィルタ特性を得るためには、使用周
波数帯以外の共振モードの共振周波数は、使用周波数帯
より10%以上離れていることが必要であるので、TM
モード用誘電体コア部分の厚み寸法は、他の2方向の寸
法より50%以下に薄くすればよい。
【0021】但し、このままではTExモードおよびT
Eyモードも高くなる。そこで、TMモード用誘電体コ
ア部分から膨出するTEモード用誘電体コア部分12を
設けて、TExモードおよびTEyモードの共振周波数
を使用周波数帯内に入るように定める。
【0022】図6はTEモード用誘電体コア部分である
球状を成す部分の半径を変化させた時の上記6つの共振
モードの共振周波数の変化を示している。このように球
状部分の半径を大きくすることにより、TMxモードお
よびTMyモードの共振周波数は殆ど変化しないのに対
し、TExモードおよびTEyモードの共振周波数は低
下する。(図においては、TMxモードの共振周波数を
示すマークとTMyモードの共振周波数を示すマークと
が重なっている。またTExモードの共振周波数を示す
マークとTEyモードの共振周波数を示すマークとが重
なっている。)この例では、半径が約11mmの時、T
Mxモード、TMyモード、TExモード、およびTE
yモードがほぼ等しい周波数で共振する。なお、TMz
モードの共振周波数は、球状部分の半径を大きくするこ
とにより低くなるが、もともと高い周波数にシフトさせ
ているため、他のモードに影響を与えない。
【0023】一方、TEzモードについては、板状のT
Mモード用誘電体コア部分にもTEzモードの電界ベク
トルが広がるため、その共振周波数はTExモードおよ
びTEyモードの共振周波数より低くなるが、図1およ
び図2に示したように、周波数設定溝15をTMモード
用誘電体コアに設けることにより、TEzモードに対す
る実効誘電率を低下させ、TEzモードの共振周波数
を、この図6に示した場合より高く定める。
【0024】また、球状を成すTEモード用誘電体コア
部分のz軸方向の径がTExモードおよびTEyモード
の共振周波数を決定し、x軸方向およびy軸方向の径が
TEzモードの共振周波数を決定するため、図1および
図2に示したように、TEモード用誘電体コア部分のz
軸方向の径を、x軸方向およびy軸方向より大きくする
ことにより、TEzモードの共振周波数を一定にしたま
まTExモードおよびTEyモードの共振周波数を低く
することができる。
【0025】このように、周波数設定溝15の大きさお
よびTEモード用誘電体コア部分の形状によって、TE
zモードの共振周波数もTExモードおよびTEyモー
ドの共振周波数に相対的に接近させることができ、全体
として5重モードの誘電体共振器装置として利用でき
る。
【0026】なお、誘電体コア10の中央部は上記TM
モードとTEモードの各モードの電磁界が共存するた
め、この部分はTMモード用誘電体コア部分11でもあ
り、且つTEモード用誘電体コア部分12でもある。仮
にこの2つの部分を形式的に完全に分離しようとすれ
ば、図7の(A)に示すように、板状のTMモード用誘
電体コア部分11と2つの半球状のTEモード用誘電体
コア部分12a,12bとに分けるか、(B)に示すよ
うに、中央部に孔を設けた板状のTMモード用誘電体コ
ア部分11と、その孔に挿入される球状のTEモード用
誘電体コア部分12とに分けることになる。しかし、
(A)の場合でも、TMモード用誘電体コア部分11に
TEモードの電界ベクトルが通り、(B)の場合でも、
TEモード用誘電体コア部分12にTMモードの電界ベ
クトルが通る。この発明に係るTMモード用誘電体コア
部分とTEモード用誘電体コア部分のそれぞれの一部
は、誘電体コアの中央部において、TMモードとTEモ
ードに共用するものであることに注意すべきである。
【0027】次に、他の異なった形状を有する誘電体コ
アを用いた多重モード誘電体共振器装置の構成を図8〜
図13を参照して説明する。これらの図において(A)
は図2に示した形態と同様に上面図、(B)はその断面
図である。
【0028】図8に示す例では、TEモード用誘電体コ
ア部分12を、言わば階段ピラミッド形状に設けてい
る。すなわちTMモード用誘電体コア部分11から上下
方向に四角錐台を階段状に形成したものである。
【0029】図9に示す例では、TMモード用誘電体コ
ア部分11の上下に四角錐形状のTMモード用誘電体コ
ア部分12を膨出させている。
【0030】図10に示す例では、TMモード用誘電体
コア部分11の上下に四角柱形状のTMモード用誘電体
コア部分12を膨出させている。
【0031】図11に示す例では、TMモード用誘電体
コア部分11の上下に円柱形状のTMモード用誘電体コ
ア部分12を膨出させている。
【0032】図12に示す例では、TMモード用誘電体
コア部分11の上下に六角柱形状のTMモード用誘電体
コア部分12を膨出させている。
【0033】図13に示す例では、TMモード用誘電体
コア部分11の上下に八角錐台形状のTMモード用誘電
体コア部分12を膨出させている。
【0034】これらの他にも、多角柱形状、多角錐形
状、多角錐台形状およびその他の多面体形状の膨出部を
TEモード用誘電体コア部分として設けてもよい。
【0035】これらのいずれの形状においても、板状を
成すTMモード用誘電体コア部分11とキャビティとが
主としてTMxモードおよびTMyモードの共振器とし
て作用し、TEモード用誘電体コア部分12が主として
TEx,TEy,TEzモードの共振器として作用す
る。
【0036】図14は、TMモード用誘電体コア部分の
他の形状の例を示す図である。これらはいずれも板状を
成すTMモード用誘電体コア部分の平面図である。
(A)の例では、板状部分の四隅を凹ませた形状として
いる。(B)に示す例では、四隅に丸みを持たせた形状
としている。(C)の例では、各辺の中央部をテーパー
形状に窪ませた例を示している。
【0037】(A),(B),(C)のように、TMモ
ード用誘電体コアの端面とキャビティの内壁面との対向
面積を少なくすれば、その間の静電容量が小さくなるた
め、TMxモードおよびTMyモードの共振周波数を高
めることができる。また、(C)のように、正方形板状
の各辺の中央部を、端面から内部方向へ誘電体部分を取
り除く形状とすることにより、TEzモードの共振周波
数を高めることができる。したがって、板状を成すTM
モード用誘電体コア部分の形状によって、2つのTMモ
ードとTEzモードの共振周波数をそれぞれ定めること
ができる。
【0038】次に、キャビティ内における誘電体コアの
支持構造の他のいくつかの例を図15〜図18を参照し
て説明する。これらの図において(A)は図2に示した
形態と同様に上面図、(B)はその断面図である。
【0039】図15に示す例では、誘電体コアのTMモ
ード用誘電体コア部分11の各端面の中央部をそれぞれ
支持体3により支持している。
【0040】図16に示す例では、誘電体コアのTMモ
ード用誘電体コア部分11の四隅をそれぞれ支持体3に
より支持している。
【0041】図17に示す例では、TMモード用誘電体
コア部分11の四隅の上下面に支持体3′をそれぞれ取
り付け、この支持体3′部分を支持体3によりキャビテ
ィ内に支持している。
【0042】さらに図18に示す例では、TMモード用
誘電体コア部分の四隅付近の上下面と、キャビティの開
口部を被う蓋との間に支持体3を設けている。
【0043】これらの支持体3,3′は、誘電体コアよ
り低誘電率材料を用いることにより、各共振モードに対
する影響を少なくしている。
【0044】次に、上記5つの共振モードを順に結合さ
せたフィルタの例を図19を参照して説明する。図19
において、5a,5bはそれぞれ同軸コネクタであり、
それらの中心導体にはキャビティ2内に突出するプロー
ブ4a,4bを取り付けている。13aはTMxモード
とTEyモードとの結合溝、13bはTMyモードとT
Exモードとの結合溝、また14a,14a′はTEy
モードとTEzモードとの結合溝、さらに14b,14
b′はTExモードとTEzモードとの結合溝である。
【0045】図20の(A),(B)は、結合溝13a
の作用について示している。図中の曲線で示す矢印はT
MxモードとTEyモードの電界ベクトルを表してい
る。(A)に示すモードを偶モード、(B)に示す状態
を奇モードとすれば、結合溝13aが2つのモードにお
ける電界強度の分布に摂動を与えることになり、TMx
モードとTEyモードとの間でエネルギーの授受が行わ
れ、この2つのモードが結合する。
【0046】同様にして、図19に示したようにx軸方
向に延びる結合溝13bを設けることにより、TMyモ
ードとTExモードとを結合させる。
【0047】図21は上記結合溝14b,14b′の作
用を示す図である。図21の(A)はTExモードとT
Ezモードの電界ベクトルを斜視図として表したもの、
(B)はxz面での断面における2つのモードの電界ベ
クトルを示している。ここでTExモードとTEzモー
ドとを足し合わせたモード(TEx+zモード)を考え
ると、このモードは(C)に示すように、x+z軸方向
に垂直な面に電界ベクトルがループを描くモードとな
る。また、TExモードとTEzモードの差のモード
(TEx−zモード)の電界ベクトルは(D)に示すよ
うに、x−z軸方向に垂直な面にループを描くモードと
なる。
【0048】結合溝14b,14b′はTEx−zモー
ドの電界ベクトルのループが通る位置にあるため、TE
x−zモードの電界を弱める方向に作用し、この摂動に
よってTExモードとTEzモードとが結合する。
【0049】同様に、図19において結合溝14a,1
4a′はTEy+zモードとTEy−zモードに摂動を
与えて、TEyモードとTEzモードとを結合させる。
【0050】このようにして、結合溝13aによりTM
xモード→TEyモードの結合が生じ、結合溝14aに
よりTEyモード→TEzモードの結合が生じ、結合溝
14bによりTEz→TExモードの結合が生じ、さら
に結合溝13bによりTExモード→TMyモードの結
合が生じるため、結局5つの共振器が順に結合した5重
モード共振器として作用する。
【0051】図19において、プローブ4aは初段の共
振器であるTMxモードと電界結合し、プローブ4bは
終段の共振器であるTMyモードと電界結合する。以上
のようにして、同軸コネクタ5a−5bの間が、5段の
共振器による帯域通過フィルタ特性を示すフィルタを構
成する。
【0052】次に、上記5つの共振モードと所定の共振
モード間の結合モードのそれぞれをxy平面で45°回
転させた形態の例を図22を参照して説明する。図22
において、TMモード用誘電体コア部分11によって、
x+y軸方向に電界ベクトルが向くTMx+yモード
と、x−y軸方向に電界ベクトルが向くTMx−yモー
ドが生じ、またTEモード用誘電体コア部分12によっ
て、x+y軸方向に垂直な面に電界ベクトルがループを
描くTEx+yモード、x−y軸方向に垂直な面に電界
ベクトルがループを描くTEx−yモード、およびz軸
方向に垂直な面に電界ベクトルがループを描くTEzモ
ードがそれぞれ生じる。
【0053】したがって、この装置は図19に示した構
造をxy平面で45°回転させたものと同様であり、結
合溝13bはTMx+yモードとTEx−yモードとを
結合させ、結合溝13aはTMx−yモードとTEx+
yモードとを結合させる。また結合溝14aはTEx+
yモードとTEzモードとを結合させ、結合溝14bは
TEx−yモードとTEzモードとをそれぞれ結合させ
る。また、プローブ4aはTMx+yモードと電界結合
し、プローブ4bはTMx−yモードと電界結合する。
【0054】以上のようにして、図19に示したものと
同様に、同軸コネクタ5a−5b間が、5つの共振器を
順次結合させた帯域通過特性を示すフィルタを構成す
る。
【0055】次に、図22に示した多重モード誘電体共
振器装置に他の共振器を組み合わせてなるフィルタの構
成例を図23を参照して説明する。図23の(A)は、
上部の蓋を取り除いた状態での上面図、(B)は(A)
におけるB−B部分の断面図である。図23において2
0は図22に示した5重モード共振器である。また2
1,22はそれぞれ半同軸共振器である。この半同軸共
振器21,22は、キャビティ内に中心導体8を備え、
周波数調整ネジ9の下端部と中心導体8の上端部との間
に生じる静電容量と中心導体8の長さ等によって共振周
波数を定めている。同軸コネクタ5aの中心導体とキャ
ビティの内面との間には結合ループ7aを設けていて、
この結合ループによって外部結合をとっている。同様に
同軸コネクタ5bの中心導体とキャビティの内面との間
には結合ループ7dを設けていて、この結合ループによ
って外部結合をとっている。また共振器20のプローブ
4a,4bには結合ループ7b,7cをそれぞれ接続し
ていて、結合ループ7b,7cを半同軸共振器21,2
2にそれぞれ磁界結合させている。
【0056】以上の構成により、初段と終段の共振器
と、その間の5段の誘電体共振器によって、合計7段の
共振器から成る帯域通過特性を有するフィルタとして作
用することになる。このように初段と終段の共振器を半
同軸共振器とし、結合ループにより強い外部結合をとる
ようにしたため、広帯域特性が容易に得られる。また5
重モードの共振器20によるスプリアスモードが、半同
軸共振器21,22により抑圧されるため、全体のスプ
リアス特性が改善される。さらに、外部と直接結合させ
る必要が無いので、5重モード共振器20におけるプロ
ーブ4a,4bは小さくてすみ、入出力間の信号の直接
パスも少なくなり、直接パスによる特性の劣化も生じな
い。
【0057】なお、図23に示した例では半同軸共振器
を用いたが、同様にして初段と終段に同軸共振器を用い
ることができ、同様の効果を奏する。
【0058】次に、デュプレクサの構成例を図24を参
照して説明する。図24において、20TX,20RX
はそれぞれ図22に示したものと同様の5重モード共振
器、21TX,22TX,21RX,22RXはそれぞ
れ図23に示したものと同様の半同軸共振器である。こ
の2つの半同軸共振器21TX,22TXおよび5重モ
ード共振器20TXによって送信フィルタ部分を構成
し、同様に2つの半同軸共振器21RX,22RXおよ
び5重モード共振器20RXによって受信フィルタ部分
を構成している。
【0059】なお、同軸コネクタ5aの中心導体に接続
している結合ループ7eは半同軸共振器22TXおよび
21RXにそれぞれ磁界結合し、送信信号と受信信号を
分岐する。このようにしてアンテナ共用器としてのデュ
プレクサを構成する。
【0060】図25は上記デュプレクサを用いた通信装
置の構成を示すブロック図である。このように、送信フ
ィルタの入力ポートに送信回路、受信フィルタの出力ポ
ートに受信回路をそれぞれ接続し、デュプレクサの入出
力ポートにアンテナを接続することによって、通信装置
の高周波部を構成する。
【0061】この例以外に、上記5重モード共振器を単
独の帯域通過フィルタとして設けてもよい。
【0062】なお、各実施形態では、誘電体コアの正方
形板状部分でTMxモードとTMyモードを生じさせ
て、その両方を用いる例を示したが、これを長方形板状
にすることにより、例えばTMxモードのみを使用周波
数帯で共振させ、TMyモードとTMzモードの共振周
波数を使用周波数帯より高めて、単一のTMモードのみ
を利用するようにしてもよい。また、実施形態ではTE
モードの3つのモードをすべて用いたが、このうち2つ
のTEモードのみを用いるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、使用周
波数帯より高い周波数に設定したTMモードの影響を受
けることなく、残るTMモードとTEモードが利用でき
るので、3つのTMモードを用いる場合の1つのTMモ
ードが、他の共振モードに不要な結合を起こすという問
題がなく、所定の共振モード同士を所定の状態で結合さ
せた多重モード誘電体共振器装置が得られる。
【0064】 また、TMモード用誘電体コア部分とT
Eモード用誘電体コア部分とが一体であるので、誘電体
コアの製造が容易となり、且つキャビティ内における誘
電体コアの配置も容易となる。
【0065】 請求項に記載の発明によれば、共振モ
ードの多重化により、共振器間の結合損失が低減され、
また、誘電体コアをキャビティ中央部に設けた構造であ
るため、誘電体コアに電磁界が集中し、導体損失が少な
くなって、共振器のQが高まる。そのため単一の誘電体
コアおよび単一のキャビティを用いながら多段の共振器
による小型で低損失なフィルタとして用いることができ
る。
【0066】 請求項に記載の発明によれば、入出力
手段が、比較的誘電体コア外への電磁界の漏れの大きな
TMモードに結合するため、強い外部結合が得られ、広
帯域化が図れる。また、TEモード同士を順に結合させ
ることにより、結合手段の構造が簡単となり、その設計
も容易となる。
【0067】 請求項に記載の発明によれば、半同軸
共振器または同軸共振器に対して外部結合をとるため、
結合ループによる磁界結合で強い外部結合が得られ、広
帯域化が図れる。また上記多重モードの誘電体共振器に
よるスプリアスモードが、半同軸共振器または同軸共振
器により抑圧されるため、全体のスプリアス特性が改善
される。さらに、半同軸共振器または同軸共振器と多重
誘電体共振器間とは強く結合させる必要がないため、多
重モード誘電体共振器における入出力手段は小さくてす
み、入出力間の信号の直接パスも少なくなり、直接パス
による特性の劣化も生じない。
【0068】 請求項に記載の発明によれば、全体に
小型で低損失なデュプレクサが得られ、アンテナ共用器
として用いることができる。
【0069】 請求項に記載の発明によれば、全体に
小型で低損失な通信装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る多重モード誘電体共振器
装置の基本部分の構成を示す斜視図
【図2】同共振器装置の上面図および断面図
【図3】同共振器装置の各モードにおける電界分布を示
す図
【図4】誘電体コアの板状部分の厚み寸法と各共振モー
ドの共振周波数との関係を示す図
【図5】その誘電体共振器の構成を示す斜視図
【図6】誘電体コアの板状部分から膨出させた球状部分
の大きさと各モードの共振周波数との関係を示す図
【図7】TMモード用誘電体コア部分とTEモード用誘
電体コア部分との関係を説明するための図
【図8】TEモード用誘電体コア部分の他の形状の例を
示す図
【図9】TEモード用誘電体コア部分の他の形状の例を
示す図
【図10】TEモード用誘電体コア部分の他の形状の例
を示す図
【図11】TEモード用誘電体コア部分の他の形状の例
を示す図
【図12】TEモード用誘電体コア部分の他の形状の例
を示す図
【図13】TEモード用誘電体コア部分の他の形状の例
を示す図
【図14】TMモード用誘電体コア部分の形状を異なら
せたいくつかの例を示す図
【図15】誘電体コアのキャビティ内における支持構造
の他の例を示す図
【図16】誘電体コアのキャビティ内における支持構造
の他の例を示す図
【図17】誘電体コアのキャビティ内における支持構造
の他の例を示す図
【図18】誘電体コアのキャビティ内における支持構造
の他の例を示す図
【図19】各共振モードを順に結合させて成る5重モー
ド共振器を用いたフィルタの例を示す図
【図20】TMモードとTEモード間の結合の様子を示
す図
【図21】TEモード同士の結合の様子を示す図
【図22】他の5重モード共振器を用いたフィルタの例
を示す図
【図23】半同軸共振器と5重モード共振器を用いたフ
ィルタの構成例を示す図
【図24】デュプレクサの構成例を示す図
【図25】通信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
2−キャビティ 3,3′−支持体 4−プローブ 5−同軸コネクタ 6−蓋 7−結合ループ 8−中心導体 9−周波数調整ネジ 10−誘電体コア 11−TMモード用誘電体コア部分 12−TEモード用誘電体コア部分 13,14−結合溝 15−周波数設定溝 20−5重モード共振器 21−半同軸共振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢 智之 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 平11−145704(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/20 - 1/219 H01P 7/00 - 7/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有するキャビティ内に誘電体コ
    アを配置して成る誘電体共振器装置において、 少なくとも1つのTMモードが使用周波数帯で共振し、
    他のTMモードが使用周波数帯より高い周波数で共振す
    るように、主としてTMモードの共振周波数を定めるT
    Mモード用誘電体コア部分と、 多重TEモードのそれぞれのTEモードが使用周波数帯
    で共振するように、主としてTEモードの共振周波数を
    定めるTEモード用誘電体コア部分とによって前記誘電
    体コアを構成し、 前記TMモード用誘電体コア部分を板状とし、前記TE
    モード用誘電体コア部分を前記TMモード用誘電体コア
    部分の上下面から膨出させた形状として、前記TMモー
    ド用誘電体コア部分と前記TEモード用誘電体コア部分
    とを一体化し、前記TMモード用誘電体コア部分の上下
    面から対称的に膨出させた形状の対称性を崩すことによ
    って、TMモードとTEモードとを結合させた多重モー
    ド誘電体共振器装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多重モード誘電体共振
    器装置と、該多重モード誘電体共振器装置の所定の共振
    モードに結合する入出力手段とから成るフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記入出力手段が複数の共振モードのう
    ちTMモードに結合するものとし、結合溝によってTM
    モードとTEモードとを結合させる手段およびTEモー
    ド同士を結合させる手段を設けた請求項2に記載のフィ
    ルタ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の多重モード誘電体共振
    器装置と、該多重モード誘電体共振器装置の所定の共振
    モードに結合する同軸共振器または半同軸共振器と、該
    共振器に結合する入出力手段とから成るフィルタ。
  5. 【請求項5】 請求項2、3または4に記載のフィルタ
    を、2組設けて成るデュプレクサ。
  6. 【請求項6】 請求項2、3もしくは4に記載のフィル
    タまたは請求項5に記載のデュプレクサを用いた通信装
    置。
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