JP5198964B2 - 多重モード誘電体共振器およびその調整方法 - Google Patents
多重モード誘電体共振器およびその調整方法 Download PDFInfo
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Description
第1実施形態の誘電体共振器の構造および特性について説明する。第1実施形態の誘電体共振器に関し、図1に上面図を示すとともに、図2に側断面図を示す。図1および図2に示すように、第1実施形態の誘電体共振器は、誘電体共振器本体10と、導体ケース11と、支持台12と、一対の入出力端子13と、誘電体調整片14と、支持棒15とを備えて構成される。
図3(A)は、誘電体調整片14および支持棒15の長辺側を見た側面図であり、図3(B)は、図3(A)に直交する方向から見た側面図である。誘電体調整片14は、長辺の長さLa、矩形断面における横方向の長さLbおよび縦方向の長さLcに形成される。また、支持棒15は、先端が誘電体調整片14の長辺の中央上部に固定される円柱状に形成される。なお、支持棒15は、その中心軸が誘電体共振器本体10の中心軸と一致するように配置される。
次に、第2実施形態の誘電体共振器について説明する。第2実施形態の誘電体共振器の基本構造は第1実施形態と共通するが、誘電体調整片14の調整手法が異なっている。すなわち、第2実施形態の誘電体共振器は、図1の上面図において角度θが固定の状態に保持される一方、図2の側断面図において、誘電体調整片14と誘電体共振器本体10の間の距離Dが可変となっている。図2に示す距離Dは、支持棒15を回転させることにより自在に調整することができる。その他の構造については、第1実施形態の場合と同様であるので説明を省略する。
次に、第3実施形態の誘電体共振器について説明する。第3実施形態の誘電体共振器は、第1実施形態の調整手法と第2実施形態の調整手法を組み合わせたものである。すなわち、第3実施形態の誘電体共振器は、図1の上面図において、第1実施形態と同様に誘電体調整片14の角度θを調整することができ、かつ図2の側断面図において、第2実施形態と同様に誘電体調整片14と誘電体共振器本体10の間の距離Dを調整することができる。
次に、第4実施形態の誘電体共振器について説明する。図9に第4実施形態の誘電体共振器の上面図を示す。第4実施形態の誘電体共振器においては、誘電体調整片14aの構造が第1〜第3実施形態の場合と異なっている。なお、誘電体共振器本体10、導体ケース11、支持台12、一対の入出力端子13、支持棒15については、第1〜第3実施形態と同様に構成される。第4実施形態の誘電体調整片14aは、第1〜第3実施形態の誘電体調整片14を長辺方向で概ね半分に分割した形状を有する。誘電体調整片14aの一端の上部には支持棒15が取り付けられている。支持棒15を回転させると、誘電体調整片14aの長辺の角度θを変化させることができる。
次に、第5実施形態の誘電体共振器について説明する。図11に第5実施形態の誘電体共振器の上面図を示す。第5実施形態の誘電体共振器においては、T字型の誘電体調整片14bを用いる点が特徴的である。なお、誘電体共振器本体10、導体ケース11、支持台12、一対の入出力端子13、支持棒15については、第1〜第4実施形態と同様に構成される。第5実施形態の誘電体調整片14bのT字型の連結部の上部には支持棒15が取り付けられている。支持棒15を回転させると、T字型の誘電体調整片14bの角度θを変化させることができる。なお、図11の例では、誘電体調整片14bの連結部を基点とする棒状部材が向く角度θを基準にしている。
次に、第6実施形態の誘電体共振器について説明する。図13に第6実施形態の誘電体共振器の上面図を示す。第6実施形態の誘電体共振器においては、十字型の誘電体調整片14cを用いる点が特徴的である。なお、誘電体共振器本体10、導体ケース11、支持台12、一対の入出力端子13、支持棒15については、第1〜第5実施形態と同様に構成される。第6実施形態の誘電体調整片14cにおいて、長い棒状部材と短い棒状部材が中央で直交する部分の上部に支持棒15が取り付けられている。支持棒15を回転させると、十字型の誘電体調整片14cの角度θを変化させることができる。なお、図13の例では、誘電体調整片14cの長い棒状部材が向く角度θを基準にしている。
次に、第7実施形態の誘電体共振器について説明する。第7実施形態の誘電体共振器は、円形の断面形状を有する誘電体調整片14dを用いる点が特徴的である。なお、誘電体共振器本体10、導体ケース11、支持台12、一対の入出力端子13、支持棒15については、第1〜第6実施形態と同様に構成される。また、第7実施形態の誘電体共振器の構造は、図1及び図2と同様に表されるものとする。第7実施形態の誘電体調整片14dおよび支持棒15の構造について図15を参照して説明する。図15(A)は、誘電体調整片14dおよび支持棒15の長辺側を見た側面図であり、図15(B)は、図15(A)と直交する方向から見た側面図である。図15(A)は図3(A)と同様であるが、図15(B)は、図3(B)とは異なり、誘電体調整片14dが円形断面に形成されることがわかる。他の点については、第1実施形態と違いはない。
次に、第8実施形態の誘電体共振器について説明する。図17に第8実施形態の誘電体共振器の上面図を示す。第8実施形態においては、誘電体共振器本体20の形状が第1〜第7実施形態とは異なっている。なお、導体ケース11、支持台12、一対の入出力端子13、支持棒15については、第1〜第7実施形態と同様に構成される。
10a、20a…切削面
11…導体ケース
12…支持台
13…入出力端子
14、14a、14b、14c、14d…誘電体調整片
15…支持棒
Claims (10)
- 導体に囲まれたキャビティー内に固定され、複数の共振モードを励振するための側面構造を有する柱状の誘電体共振器本体と、
前記誘電体共振器本体の上面または底面に対向配置され、前記誘電体共振器本体の中心軸方向の回転軸に対して回転可能に構成された誘電体調整片と、
を備え、
前記誘電体調整片は、前記回転軸に直交する平面内で前記回転軸に対して非対称な形状を有し、
前記誘電体共振器本体は、第1の周波数および当該第1の周波数より高い第2の周波数の前記共振モードをそれぞれ励振し、前記誘電体調整片の調整により、前記第1の周波数および前記第2の周波数の変化の方向が逆になることを特徴とする多重モード誘電体共振器。 - 前記誘電体共振器本体は、円柱状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の多重モード誘電体共振器。
- 前記誘電体共振器本体は、多角形の断面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の多重モード誘電体共振器。
- 前記断面形状は、八角形であることを特徴とする請求項3に記載の多重モード誘電体共振器。
- 前記側面構造は、前記誘電体共振器本体の側面の一部を切削した構造であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の多重モード誘電体共振器。
- 前記誘電体共振器本体の側面側の前記導体に取り付けられ、前記誘電体共振器本体の中心軸に直交する平面内で、前記中心軸から第1の方向および当該第1の方向に直交する第2の方向にそれぞれ位置する一対の入出力端子を備えることを特徴とする請求項5に記載の多重モード誘電体共振器。
- 前記誘電体共振器本体の中心軸に直交する平面内で、前記第1の方向および前記第2の方向のそれぞれに対し前記側面構造の切削面の法線の方向が略45度の角度をなすことを特徴とする請求項6に記載の多重モード誘電体共振器。
- 前記誘電体調整片は、前記誘電体共振器本体に対する角度とは独立に、前記誘電体共振器本体との間の距離を調整可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の多重モード誘電体共振器。
- 請求項1に記載の多重モード誘電体共振器の調整方法であって、
前記誘電体共振器本体に対し、前記誘電体調整片の前記誘電体共振器本体に対する角度を調整することにより、前記第1の周波数および前記第2の周波数の平均周波数を一定に保ちつつ、前記第1の周波数および前記第2の周波数の結合係数を変化させて周波数特性を調整することを特徴とする調整方法。 - 請求項8に記載の多重モード誘電体共振器の調整方法であって、
前記誘電体共振器本体に対し、前記誘電体調整片の前記誘電体共振器本体に対する角度と、前記誘電体調整片と前記誘電体共振器本体との間の距離とを独立に調整することにより、前記第1の周波数および前記第2の周波数をそれぞれ所望の周波数特性に調整することを特徴とする調整方法。
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