JP4796028B2 - 誘電体共振器、及び誘電体共振器の制御方法 - Google Patents

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本発明は、誘電体共振器、及び誘電体共振器の制御方法に関する。
近年、携帯情報端末や通信端末に代表される電子機器では、高機能化及び小型化がめざましい。これら携帯情報端末や通信端末には共振器フィルタが組み込まれており、上述した携帯情報端末などの小型化に伴って、前記共振器フィルタにおいても小型化が要求され、その結果、誘電体共振器が用いられるようになってきている。
上記誘電体共振器としては、例えば特許文献1に記載されているように、空洞共振器内に誘電体共振器素子を配置するとともに、前記空洞共振器において、前記誘電体共振器素子に向けて金属ねじを設け、共振結合モードを行うことによって、多重モード誘電体共振器が開示されている。しかしながら、このような誘電体共振器においては、共振器内に金属ねじが存在するために、共振に供する電気信号の伝送ロスが大きくなってしまうという問題がある。
上記問題を解決すべく、特許文献2には、誘電体共振器素子に対して円柱状の穴を開けて共振結合モードを行い、複数の周波数に対応した多重モード誘電体共振器が開示されている。しかしながら、これらの誘電体共振器は切削などの加工を伴うために製造コストが増大し、また、十分な共振結合モードを行うことができず、実用に足る複数の周波数に対応した多重モードの共振器を実現することができないでいた。
特開昭57−194603号公報 特開昭62−204601号公報
本発明は、電気信号の伝送ロスがなく、多重モードに対応した簡易な構成の誘電体共振器、及びこの誘電体共振器における共振状態(結合モード)を制御する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
円筒状又は多角形状の外部導体と、
前記外部導体の略中心部に配置された円柱状の誘電体共振素子と、
前記外部導体において、前記誘電体共振素子と対向するようにして設けられた少なくとも1つの誘電体素子片と、
電気信号入力部及び電気信号出力部と、
を具えることを特徴とする、誘電体共振器に関する。
また、本発明は、
円筒状又は多角形状の外部導体と、前記外部導体の略中心部に配置された円柱状の誘電体共振素子とを具える誘電体共振器の制御方法であって、
前記外部導体において、前記誘電体共振素子と対向するようにして少なくとも1つの誘電体素子片を設け、前記誘電体共振素子と前記誘電体素子片との距離を調整することにより、前記誘電体共振器の共振状態を制御することを特徴とする、誘電体共振器の制御方法に関する。
本発明によれば、外部導体内に円柱状又は多角形状の誘電体共振素子を設けるという従来類似の基本構成に対し、前記外部導体に誘電体素子片を設け、前記誘電体共振素子と前記誘電体素子片との距離を制御することによって、目的とする誘電体共振器の共振状態(結合モード)を制御するようにしている。したがって、従来のように、共振状態(結合モード)を制御するに際し、金属ねじなどを用いないために、共振に供すべき電気信号の伝送ロスなどを生じることがない。また、誘電体共振素子の加工など煩雑な工程を用いないので、上述のような共振状態(結合モード)を制御した誘電体共振器を簡易に得ることができる。
なお、上記のように、誘電体共振素子と誘電体素子片との距離を調節することによって共振状態が制御される理由は、前記誘電体共振器の実質的な容量が変化するためであると考えられる。
本発明の一態様においては、前記誘電体素子片は、前記誘電体共振器のフィルタ特性の減衰極位置に設ける。これは、例えば、上記誘電体共振器における電気信号入力部及び電気信号出力部との結合性が小さい箇所とすることができる。
具体的には、前記電気信号入力部及び前記電気信号出力部を前記外部導体の側面に略90度の角度をなすようにして配置し、前記誘電体素子片を前記電気信号入力部から略45度及び225度の少なくとも一方の位置に設けることができる。また、前記電気信号入力部又は前記電気信号出力部を前記外部導体の上面又は下面上に配置し、前記電気信号出力部又は前記電気信号入力部を前記外部導体の側面に配置し、前記誘電体素子片を前記電気信号入力部から前記電気信号出力部へ向けた方向において、略45度及び225度の少なくとも一方の位置に設けることができる。
これらの場合においては、特に誘電体共振器内に導入された電気信号のEHモード同士、あるいはEHモードとTMモードとを結合することができ、二重モードの誘電体共振器を提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、電気信号の伝送ロスがなく、多重モードに対応した簡易な構成の誘電体共振器、及びこの誘電体共振器における共振状態(結合モード)を制御する方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における誘電体共振器の平面図であり、図2は、図1に示す誘電体共振器の側面図である。また、図3は、図1及び2に示す誘電体共振器の等価回路である。
図1及び2に示すように、本実施形態における誘電体共振器10は、円筒状の外部導体11と、外部導体11の略中心部に配置された円柱状の誘電体共振素子12と、外部導体11の円周面において、誘電体共振素子12と対向するようにして設けられた2つの誘電体素子片13−1及び13−2とを含んでいる。また、外部導体11の円周面上には、電気信号入力部14及び電気信号出力部15が互いに90度の角度をなすようにして配置されている。なお、誘電体共振素子12は、図示しない、例えばアルミナなどから構成される支持台上に配置されている。
また、電気信号入力部14から電気信号出力部15への方向を正方向とした場合に、第1の誘電体素子片13−1は、電気信号入力部14から45度の位置において、誘電体共振素子12と対向するように配置されており、第2の誘電体素子片13−2は、電気信号入力部14から225度の位置において、誘電体共振素子12と対向するようにして配置されている。
なお、図3におけるC1は、電気信号入力部14と誘電体共振器10の共振回路とを容量結合する容量結合回路であり、C5は、電気信号出力部15と誘電体共振器10の共振回路とを容量結合する容量結合回路である。また、C2及びL1並びにC4及びL2は、誘電体共振器10の共振回路を構成する容量結合回路及びインダクタンスである。さらに、C3は、誘電体素子片13−1及び13−2によって形成される断間結合容量である。
図3における容量結合回路C1及びC5は、それぞれ電気信号入力部14、電気信号出力部15及び誘電体共振素子12を構成する材料、並びにそれらの大きさ、さらには、電気信号入力部14及び電気信号出力部15と誘電体共振素子12との距離などによって変化する。また、図3における容量結合回路C2、C4及びインダクタンスL1、L2は、誘電体共振素子12及び外部導体11を構成する材料、並びにこれらの間の距離などによって変化する。
さらに、図3における容量結合回路C2及びC4は、誘電体共振素子12と誘電体素子片13−1及び13−2との距離によっても変化する。本実施形態においては、特に前記距離を調節することによって、容量結合回路C2及びC4、並びにC3の値を制御し、共振状態(結合モード)の制御を行う。
図4は、本実施形態における誘電体共振器10の、外部導体11における誘電体素子片13−1及び13−2の、電気信号入力部14を基準とした相対的な位置関係に依存した電気信号の減衰状態を示すグラフである。図4から明らかなように、本実施形態で示しているように、誘電体素子片13−1及び13−2を、電気信号入力部14からそれぞれ45度及び225度の位置に配置した場合において減衰効果を呈していることが分かる。
すなわち、このような位置に誘電体素子片13−1及び13−2を配置することによって、電気信号入力部14及び電気信号出力部15との結合性が小さくなり、さらに上述した誘電体共振素子12と誘電体素子片13−1及び13−2との距離調整に基づいて、誘電体共振器10内に導入した電気信号の共振状態(結合モード)を良好な状態で制御することができるようになる。本実施形態では、図1中に示すように、2つのEHモード(EH1及びEH2)の結合を行って二重モードの共振状態を実現することができる。
なお、本実施形態では、2つの誘電体素子片13−1及び13−2を設けるようにしたが、いずれか一方の誘電体素子片のみを用いるようにすることもできる。この場合においても、上記同様の二重モードの共振状態を実現することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本実施形態における誘電体共振器の平面図であり、図6は、図5に示す誘電体共振器の側面図である。なお、図1及び2に示す誘電体共振器の構成要素と類似及び同一の構成要素に対しては同じ参照符号を用いて表している。
図5及び6に示すように、本実施形態における誘電体共振器20は、円筒状の外部導体11と、外部導体11の略中心部に配置された円柱状の誘電体共振素子12と、外部導体11の上面及び下面において、誘電体共振素子12と対向するようにして設けられた2つの誘電体素子片13−1及び13−2とを含んでいる。また、外部導体11の上面には電気信号入力部14が設けられており、外部導体11の円周面上には電気信号出力部15が設けられている。この結果、電気信号入力部14及び電気信号出力部15は、互いに90度の角度をなして位置することになる。なお、誘電体共振素子12は、図示しない、例えばアルミナなどから構成される支持台上に配置されている。
また、電気信号入力部14から電気信号出力部15への方向を正方向とした場合に、第1の誘電体素子片13−1は、電気信号入力部14から45度の位置において、誘電体共振素子12と対向するように配置されており、第2の誘電体素子片13−2は、電気信号入力部14から225度の位置において、誘電体共振素子12と対向するようにして配置されている。
図7は、本実施形態における誘電体共振器20の、外部導体11における誘電体素子片13−1及び13−2の、電気信号入力部14を基準とした相対的な位置関係に依存した電気信号の減衰状態を示すグラフである。図7から明らかなように、本実施形態で示しているように、誘電体素子片13−1及び13−2を、電気信号入力部14からそれぞれ45度及び225度の位置に配置した場合において減衰効果を呈していることが分かる。
すなわち、このような位置に誘電体素子片13−1及び13−2を配置することによって、電気信号入力部14及び電気信号出力部15との結合性が小さくなり、さらに誘電体共振素子12と誘電体素子片13−1及び13−2との距離調整に基づいて、誘電体共振器20内に導入した電気信号の共振状態(結合モード)を良好な状態で制御することができるようになる。本実施形態では、図5中に示すように、EHモードとTMモードとの結合を行って二重モードの共振状態を実現することができる。
なお、特に図示しないが、本実施形態における誘電体共振器20においても、上記実施形態と同様に図3に示すような等価回路が形成される。
また、本実施形態では、2つの誘電体素子片13−1及び13−2を設けるようにしたが、いずれか一方の誘電体素子片のみを用いるようにすることもできる。この場合においても、上記同様の二重モードの共振状態を実現することができる。
(第3の実施形態)
図8は、本実施形態における誘電体共振器の平面図であり、図9は、図8に示す誘電体共振器を矢印Aで示す方向から見た場合の側面図であり、図10は、図8に示す誘電体共振器を矢印Bで示す方向から見た場合の側面図である。なお、図1及び2に示す誘電体共振器の構成要素と類似及び同一の構成要素に対しては同じ参照符号を用いて表している。
図8〜10に示すように、本実施形態における誘電体共振器30は、円筒状の外部導体11と、外部導体11の略中心部に配置された円柱状の誘電体共振素子12と、外部導体11の上面及び下面において、誘電体共振素子12と対向するようにして設けられた2つの誘電体素子片13−1及び13−2とを含んでいる。また、外部導体11の上面には電気信号入力部14が設けられており、外部導体11の円周面上には電気信号出力部15が設けられている。この結果、電気信号入力部14及び電気信号出力部15は、互いに90度の角度をなして位置することになる。なお、誘電体共振素子12は、図示しない、例えばアルミナなどから構成される支持台上に配置されている。
なお、本実施例では特に図示しないが、上記誘電体素子片の配置は、上記第1の実施形態及び第2の実施形態に示すように、減衰効果を示す位置において実施している。
したがって、本実施形態に示す位置に誘電体素子片13−1及び13−2を配置することによって、電気信号入力部14及び電気信号出力部15との結合性が小さくなり、さらに誘電体共振素子12と誘電体素子片13−1及び13−2との距離調整に基づいて、誘電体共振器30内に導入した電気信号の共振状態(結合モード)を良好な状態で制御することができるようになる。本実施形態では、図8〜10中に示すように、2つのEHモードとTMモードとの結合を行って三重モードの共振状態を実現することができる。
なお、特に図示しないが、本実施形態における誘電体共振器30においても、上記実施形態と同様に図3に示すような等価回路が形成される。
以上、本発明について具体例を挙げながら詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
例えば、上記具体例では、誘電体素子片を外部導体の減衰効果を呈する箇所に配置しているが、必ずしも減衰効果を奏しない箇所に配置した場合においても、誘電体素子片と誘電体共振素子との距離を適宜に制御することによって、十分に共振状態(結合モード)の制御を行うことができるようになる。但し、上述のように、誘電体素子片を減衰効果を奏する箇所に配置することによって、より簡易かつ効果的に共振状態(結合モード)を制御することができる。
また、上記具体例で示した誘電体共振器は単独で用いることもできるが、適宜他の共振器と組み合わせ、多重の共振器として構成することもできる。
また、上記具体例は、数々のシミュレーションやそれに基づいて実施した実験結果に基づくものであって、実際に誘電体共振素子と誘電体素子片との距離をどの程度に調節するかなどの具体的な指針は、誘電体共振器の構成によって異なる。例えば、第1の実施形態におけるような配置の電気信号入力部と電気信号出力部とを有する誘電体共振器と、第3の実施形態におけるような配置の電気信号入力部と電気信号出力部とを有する誘電体共振器とでは、誘電体共振素子と誘電体素子片との距離に対する共振状態(結合モード)の依存性は全く異なるようになる。
したがって、具体的な設定は、個別具体的な構成の誘電体共振器において独自に行う必要がある。但し、外部導体に対する、誘電体共振素子の大きさ(高さ及び直径)の選択が基本となることは従来と同様である。
また、上記具体例では、誘電体共振器を円筒状の外部導体から構成する場合についてのみ示したが、多角形状の外部導体から構成した場合についても同様の作用効果を得ることができる。
さらに、本発明においては、本発明の誘電体素子片による作用効果を阻害しない範囲において、従来のように、金属ねじを誘電体共振素子に向けて外部導体に設けることを排除するものではない。
また、電気信号入力部又は電気信号出力部と誘電体共振器とは、容量結合である必要はなく、電界結合であっても良い。いずれの場合においても、上述した本発明の要件を満足する限り、本発明の作用効果を奏することができる。
さらに、上述した誘電体素子片は、その全体を誘電体として構成することもできるし、所定の外部導体の先端部を誘電体として構成することもできる。後者の場合、外部導体への保持部は別の材料で形成しても構わない。
第1の実施形態における誘電体共振器の平面図である。 図1に示す誘電体共振器の側面図である。 図1及び2に示す誘電体共振器の等価回路である。 第1の実施形態における誘電体共振器の、電気信号の減衰状態を示すグラフである。 第2の実施形態における誘電体共振器の平面図である。 図5に示す誘電体共振器の側面図である。 第2の実施形態における誘電体共振器の、電気信号の減衰状態を示すグラフである。 第3の実施形態における誘電体共振器の平面図である。 図8に示す誘電体共振器の側面図である。 同じく、図8に示す誘電体共振器の側面図である。
符号の説明
10,20,30 誘電体共振器
11 外部導体
12 誘電体共振素子
13−1 第1の誘電体素子片
13−2 第2の誘電体素子片
14 電気信号入力部
15 電気信号出力部

Claims (6)

  1. 円筒状又は多角形状の外部導体と、
    前記外部導体の略中心部に配置された円柱状の誘電体共振素子と、
    前記外部導体において、前記誘電体共振素子と対向するようにして設けられた少なくとも1つの誘電体素子片と、
    電気信号入力部及び電気信号出力部とを具え、
    前記電気信号入力部及び前記電気信号出力部は、前記外部導体の側面に略90度の角度をなすようにして配置され、前記誘電体素子片は、前記電気信号入力部から略45度及び225度の少なくとも一方の位置に設け
    前記電気信号入力部より少なくともEHモードの電気信号を導入し、当該EHモードの電気信号を結合させて共振状態を生成するように構成したことを特徴とする、誘電体共振器。
  2. 円筒状又は多角形状の外部導体と、
    前記外部導体の略中心部に配置された円柱状の誘電体共振素子と、
    前記外部導体において、前記誘電体共振素子と対向するようにして設けられた少なくとも1つの誘電体素子片と、
    電気信号入力部及び電気信号出力部とを具え、
    前記電気信号入力部又は前記電気信号出力部は前記外部導体の上面又は下面上に配置され、前記電気信号出力部又は前記電気信号入力部は前記外部導体の側面に配置され、前記誘電体素子片は、前記電気信号入力部から前記電気信号出力部へ向けた方向において、略45度及び225度の少なくとも一方の位置に設けることを特徴とする、誘電体共振器。
  3. 前記電気信号入力部より少なくともEHモードの電気信号を導入し、当該EHモードの電気信号を結合させて共振状態を生成するように構成したことを特徴とする、請求項に記載の誘電体共振器。
  4. 円筒状又は多角形状の外部導体と、前記外部導体の略中心部に配置された円柱状誘電体共振素子とを具える誘電体共振器の制御方法であって、
    電気信号入力部及び電気信号出力部を、前記外部導体の側面に略90度の角度をなすようにして配置した場合において、前記誘電体素子片を、前記電気信号入力部から略45度及び225度の少なくとも一方の位置に設け、前記誘電体共振素子と前記誘電体素子片との距離を調整することにより、前記誘電体共振器の共振状態を制御し
    前記電気信号入力部より少なくともEHモードの電気信号を導入し、当該EHモードの電気信号を結合させて共振状態を生成することを特徴とする、誘電体共振器の制御方法。
  5. 円筒状又は多角形状の外部導体と、前記外部導体の略中心部に配置された円柱状誘電体共振素子とを具える誘電体共振器の制御方法であって、
    電気信号入力部又は電気信号出力部を前記外部導体の上面又は下面上に配置し、前記電気信号出力部又は電気信号入力部を前記外部導体の側面に配置した場合において、前記誘電体素子片を、前記電気信号入力部から前記電気信号出力部へ向けた方向において、略45度及び225度の少なくとも一方の位置に設けることを特徴とする、誘電体共振器の制御方法。
  6. 前記電気信号入力部より少なくともEHモードの電気信号を導入し、当該EHモードの電気信号を結合させて共振状態を生成することを特徴とする、請求項に記載の誘電体共振器の制御方法。
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