JP3505944B2 - 画像形成装置のフィニッシャ - Google Patents

画像形成装置のフィニッシャ

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JP3505944B2 JP02898397A JP2898397A JP3505944B2 JP 3505944 B2 JP3505944 B2 JP 3505944B2 JP 02898397 A JP02898397 A JP 02898397A JP 2898397 A JP2898397 A JP 2898397A JP 3505944 B2 JP3505944 B2 JP 3505944B2
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)
  • Forming Counted Batches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンター等の画像形成装置に付設されて使用され、か
かる画像形成装置から順次排出される記録シートを整合
して所定のシート束を形成し、必要とあらば該シート束
にステープリング処理を施す画像形成装置のフィニッシ
ャに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィニッシャとしては、
特開平1−259375号公報、実開平6−32442
号公報等に開示されたものが知られている。これら公報
所載のフィニッシャは画像形成装置の記録シート排出口
を覆うようにして該画像形成装置に付設されており、か
かる画像形成装置から順次排出される記録シートを一旦
シート揃えトレイに収容し、これら記録シートをページ
順に揃えてシート束を形成すると共に、ページ揃えが完
了したシート束を上記シート揃えトレイからスタッカト
レイへ排出して積み上げるように構成されている。ま
た、上記シート揃えトレイにはステープラが配設されて
おり、ページ揃えがなされたシート束に対して必要に応
じステープリング処理を施すことができるようにもなっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機等に
おいては、例えば自動原稿送り装置(ADF)を用いた
複写作業中に原稿の給送ミスが発生すると、かかる複写
機が自動的に複写作業を中断することから、複写機内の
シート搬送経路には画像形成動作が正常に終了していな
い記録シート(以下、無効記録シート)が残留してしま
うことになる。特に、単位時間当たりの複写枚数が多い
高速複写機においては数枚の無効記録シートが発生して
しまい、複写作業を再開するに当たっては複写機のハウ
ジングの各所を開放して、全ての無効記録シートを複写
機内から取り除く作業が必要となる。
【0004】従って、近年の複写機にあっては複写作業
の再開をより容易なものとするために、無効記録シート
を自動的に複写機外へ排出させて複写作業の再開をする
方法が採用されている。
【0005】しかし、フィニッシャを付設した複写機で
このような無効記録シートの排出を行った場合、かかる
無効記録シートは全てフィニッシャのシート揃えトレイ
へ排出されてしまうことから、かかるシート揃えトレイ
上では画像形成動作が正常に完了した記録シート(以
下、有効記録シート)と無効記録シートが入り交じって
しまう。このため、複写作業を行う作業者は該作業の完
了後に整合されたシート束の中から無効記録シートを捜
し出して取り除かなければならず、かかる除去作業に余
分な手間が掛かる他、これによって折角のシート束の整
合状態が崩れてしまうといった問題点もあった。
【0006】また、無効記録シートが発生した複写作業
においてステープリング処理が選択されている場合に
は、シート揃えトレイに排出された有効記録シートと無
効記録シートが一緒に綴じられてしまうといった問題点
もあった。
【0007】このような問題点に関し、前述の特開平1
−259375号公報に開示されるフィニッシャでは、
シート揃えトレイに排出された無効記録シートの枚数を
複写機自らが計数して作業者に明示することにより、無
効記録シートの除去作業の容易化及び確実化が図られて
いるが、結局のところ整合されたシート束の中から無効
記録シートを除去しなければならないことに変わりはな
く、前述の問題点を解決することはできなかった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、シート揃えトレ
イ上において有効記録シートと無効記録シートを明確に
区別することができ、かかるシート揃えトレイ上におけ
るシート束の整合状態を崩すことなく、無効記録シート
を該シート束から容易に除去することが可能な画像形成
装置のフィニッシャを提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、シート揃えト
レイ上で有効記録シートと無効記録シートが混在する場
合であっても、有効記録シートにのみステープリング処
理を行うことが可能な画像形成装置のフィニッシャを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置のフィニッシャは、画像形成
装置から順次排出される記録シートを収容し、所定のシ
ート束を形成するシート揃えトレイと、このシート揃え
トレイと上記画像形成装置との間に設けられ、かかる画
像形成装置から記録シートを受け取った後にこれを上記
シート揃えトレイヘ搬送するシート保持手段と、このシ
ート保持手段によって搬送されている記録シートをその
搬送方向と直交する方向ヘ適宜押圧し、かかる記録シー
トを上記シート揃えトレイ上の所定の整合位置へ排出さ
せる整合部材と、上記シート揃えトレイから排出された
シート束を積載するスタッカトレイと、上記シート保持
手段によって搬送されている記録シートが正常な画像形
成動作を経ずに上記画像形成装置から排出されたもので
ある場合に、上記整合部材の動作を禁止する整合禁止手
段とを備え、上記シート保持手段は、画像形成装置から
排出された記録シートの先端が挿入されるスリットを有
すると共に、該記録シートを巻き付けるように回転しな
がらこれをシート揃えトレイヘ排出するディスク部材で
あることを特徴とする。
【0011】このような技術的手段によれば、画像形成
装置から排出された記録シートは上記シート保持手段に
よってシート揃えトレイへ搬送されるが、かかる搬送の
際に整合部材は記録シートを搬送方向と直交する方向へ
適宜押圧する。これにより、記録シートはシート保持手
段による搬送中にその搬送方向とは直交する方向へ変位
し、シート揃えトレイ上の所定の整合位置に排出され
る。
【0012】一方、画像形成装置から排出された記録シ
ートが正常な画像形成動作を得ずに当該装置から排出さ
れたもの、すなわち無効記録シートである場合には、上
記整合禁止手段が整合部材の動作を禁止するので、シー
ト保持手段によって搬送されている記録シートはその搬
送方向と直交する方向へ何ら変位することなくシート揃
えトレイへ排出される。
【0013】このため、正常な画像形成動作を経て画像
形成装置から排出された記録シート、すなわち有効記録
シートと前述の無効記録シートが混在した状態でシート
揃えトレイに排出されたとしても、両者はシート揃えト
レイ上における収容位置が異なったものとなり、前者の
有効記録シートのみが所定の整合位置に収容され、後者
の無効記録シートは有効記録シートのシート束から突出
した状態でシート揃えトレイに収容される。従って、シ
ート揃えトレイ上で有効記録シートと無効記録シートを
容易に区別することができ、しかも無効記録シートは整
合されたシート束から突出しているので、かかる無効記
録シートをシート束から容易に除去することができるも
のである。
【0014】また、このように本発明のフィニッシャで
はシート揃えトレイ上における有効記録シートの収容位
置と無効記録シートのそれとを異ならせているので、シ
ート揃えトレイ上で整合されたシート束に対してステー
プリング処理を行うに当たり、整合位置に収容された記
録シートのみがステープラに挿入されるように構成すれ
ば、シート揃えトレイ上に有効記録シートと無効記録シ
ートの双方が収容されている場合であっても、無効記録
シートを綴じることなく有効記録シートにのみステープ
リング処理を行うことも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の画像形成装置のフィニッシャを詳細に説明する。図1
は本発明が適用されたフィニッシャの実施例を示すもの
であり、同図においてフィニッシャ20はADF(Auto
Document Feeder)10付の複写機11に付設されてい
る。かかる複写機11は、原稿の画情報を読み込んで電
気的な画像信号を作成するイメージ入力部12と、かか
る画像信号に基づいて記録シート1に対して実際に画像
を形成するイメージ出力部13とから構成されるデジタ
ル複写機であり、図示外のコンピュータに接続すること
によってページプリンタとしても機能するように構成さ
れている。
【0016】上記イメージ出力部13は原稿画像の複写
が完了した記録シート1を排出するシート排出口14を
有しており、画像信号に基づいて原稿画像が複写された
記録シート1はその受像面を上にして該シート排出口1
4から排出される。また、シート排出口14の内側には
記録シート1をフィニッシャに向けて排出する排出ロー
ラ15、及び記録シート1の排出の有無をチェックする
ためのシート検出センサ16が設けられており、記録シ
ート1がシート排出口14から排出される度毎に、複写
機からフィニッシャ20に対して記録シート1の排出信
号が送信されるようになっている。
【0017】ここで、上記ADF10はイメージ入力部
12の上部に設けられたプラテン(図示せず)を覆うよ
うに配設されており、原稿をその1ページ目からプラテ
ンに対して給送する所謂1→n型に構成されている。従
って、このADF10を用いて複写作業を行う場合、上
記イメージ出力部13は先ず1ページ目の記録シート1
をシート排出口14から排出し、最後にnページ目の記
録シート1を排出する。また、原稿のコピーが複数部必
要とされる場合は、原稿の1〜nページの画情報が複写
機11内の内部メモリに蓄積され、1→nページの複写
作業が必要されるコピー部数分だけ繰り返されるように
なっている。
【0018】一方、上記フィニッシャ20は、複写機1
1から順次排出される記録シート1を収容するシート揃
えトレイ21と、上記複写機11から排出された記録シ
ート1を受け取り、該記録シート1の表裏を反転させて
上記シート揃えトレイ21に排出するディスク部材22
と、上記シート揃えトレイ21上で形成されたシート束
2を最終的に積載するスタッカトレイ23とを備えてお
り、原稿枚数nに対応した枚数の記録シート1の束を上
記シート揃えトレイ21上で形成し、各シート束2毎に
スタッカトレイ23へ排出するように構成されている。
【0019】ここで、上記ディスク部材22を用いて記
録シート1の表裏を反転させるのは、かかる記録シート
1が受像面を上にした所謂フェイスアップの状態でイメ
ージ出力部13から排出され、且つ、1ページから順番
に排出されるためである。すなわち、表裏を反転させる
ことなくシート揃えトレイ21に収容したのでは、かか
るトレイ21上におけるページ揃えの順番が逆になって
しまうからである。従って、記録シート1は上記ディス
ク部材22によって反転させられ、受像面を下に向けた
所謂フェイスダウンの状態でシート揃えトレイ21に収
容される。
【0020】図2は上記シート揃えトレイ21の周辺機
構を示すものである。上記ディスク部材22は円板の円
周から内側に切り込むようにして円弧状のスリット24
を形成したものであり、駆動軸25の軸方向(紙面垂直
方向)に所定の間隔をおいて複数枚設けられている。イ
メージ出力部13から排出された記録シート1はその先
端が上記スリット24に挿入されるようになっており、
かかる状態で駆動軸25及びディスク部材22を回転さ
せると、先端をスリット24によって拘束された記録シ
ート1が該ディスク部材22に巻き付けられるようにし
て反転し、シート揃えトレイ21の上に展開するように
なっている。また、シート揃えトレイ21の端部には各
ディスク部材22に隣接してストッパ部材26が立設さ
れており、スリット24に挿入された記録シート1の先
端はこのストッパ部材26に係止されて、該スリット2
4からシート揃えトレイ21に排出される。
【0021】一方、図2の紙面手前側にはディスク部材
22のスリット24に挿入された記録シート1の側縁部
を駆動軸25の軸方向へ押圧するタンパ27が設けられ
ており、かかるタンパ27を動作させることによって、
記録シート1はスリット24に挿入された状態のまま図
2の紙面奥側へ変位するようになっている。
【0022】図3は上記タンパ27の駆動機構の具体的
構成を示すものである。かかるタンパ27は駆動軸25
の軸方向(記録シート1の搬送方向と直交する方向)へ
移動可能な軸部材28の先端に固定されており、偏心カ
ム29をモータ30によって回転させることによって適
宜記録シート1の側縁部を押圧するようになっている。
すなわち、上記軸部材28には移動部材31を介してL
字型アーム32の一端が係合しており、このL字型アー
ム32の他端はローラフォロア33を介して上記偏心カ
ム29の周面に当接している。また、上記軸部材28は
スプリング34によって記録シート1の側縁部とは離間
する方向へ付勢されており、上記ローラフォロア33が
常に偏心カム29の周面に当接するようになっている。
これにより、上記モータ30を回転させると、偏心カム
29の一回転毎に上記タンパ27が記録シート1の側縁
部に向かって進出し、記録シート1はその搬送方向と直
交する方向へ押圧される(以下、かかる動作をタンピン
グ処理と記す)。
【0023】また、図4に示すように、記録シート1を
挟んでタンパ27と反対側には該記録シート1の整合位
置基準となる位置決め壁35が立設されており、上記タ
ンパ27によってタンピング処理がなされた記録シート
1は、図中に二点鎖線で示す如く位置決め壁35に突き
当たって係止されるようになっている。従って、ディス
ク部材22による搬送中にタンピング処理がなされた記
録シート1は上記位置決め壁35の立設位置、すなわち
所定の整合位置に対応してシート揃えトレイ21に排出
されることとなり、シート揃えトレイ21上で何ら記録
シート1の整合動作を行わずとも排出された記録シート
1は位置決め壁35に接して整合されたものとなる。
【0024】一方、図2に示すように、上記シート揃え
トレイ21の一画にはステープラ36が配設されてお
り、かかるシート揃えトレイ21上で形成されたシート
束2に対してステープリング処理が行えるようになって
いる。図5は上記シート揃えトレイ21に収容された記
録シート1とステープラ36との位置関係を示すもので
あり、実線で示す記録シート1は前述のタンピング処理
によって整合位置に排出された記録シート1を、一転鎖
線で示す記録シート1はタンピング処理を受けることな
くシート揃えトレイ21に排出された記録シート1を示
している。そして、上記ステープラ36はシート揃えト
レイ21の奥側の隅角部に配置されており、整合位置に
排出された記録シートのみがステープラに挿入されるよ
うになっている。このため、本実施例のフィニッシャ2
0ではタンピング処理の有無に応じ、特定の記録シート
1に対するステープリング処理を回避することが可能と
なっている。
【0025】また、このようにしてシート揃えトレイ2
1上で整合されたシート束2は、図6に示すように、ス
トッパ部材26をスタッカトレイ23に向けて進出させ
ることにより、かかるシート揃えトレイ21からスタッ
カトレイ23へ排出されるようになっている。図2に示
されるように、この実施例のフィニッシャ20ではスタ
ッカトレイ23に積載されたシート束2がシート揃えト
レイ21の一部を構成していることから、シート揃えト
レイ21からシート束2の排出がなされると、スタッカ
トレイ23は積載されたシート束2の最上面がシート揃
えトレイ21と略合致するまで降下し、ディスク部材2
2による次の記録シート1の排出に備える。また、シー
ト束2がシート揃えトレイ21から排出される度毎にス
タッカトレイ23は紙面の奥側あるいは手前側へ移動
し、シート束2を千鳥状にずらしながら積載する所謂オ
フセット排出処理を実行する。
【0026】次に、以上のように構成された本実施例の
フィニッシャの動作を図7に示すフローチャートに沿っ
て説明する。先ず、上記複写機11による複写作業が開
始されると、フィニッシャ20ではイメージ出力部13
からシート排出信号を受信したか否かがチェックされ
(ST1)、受信したと判断した場合には排出された記
録シート1が無効記録シートか否かがチェックされる
(ST2)。ここでは、正常に原稿画像が複写された有
効記録シートであったと仮定し説明を進める。
【0027】イメージ出力部13から排出された記録シ
ート1の先端は既にディスク部材22のスリット24に
挿入されていることから、前述のST2において有効記
録シートであると判断されると、ディスク部材22はタ
ンパ27が記録シート1の側縁部を押圧することができ
る位置、すなわちタンピング処理の可能位置まで回転し
て停止する(ST3)。これにより、記録シート1はデ
ィスク部材22に僅かに巻きついた状態となる。そし
て、この状態で記録シート1のタンピング処理が実行さ
れ(ST4)、これによって記録シート1は位置決め壁
35を基準とした整合位置へ移動する。タンピング処理
が終了したら、ディスク部材22はイニシアル位置、す
なわち次の記録シート1をスリット24に受け入れる位
置まで回転する(ST5)。このとき、記録シート1は
反転してシート揃えトレイ21上に展開すると共に、ス
トッパ部材26によってその先端がディスク部材22の
スリット24から排出され、シート揃えトレイ21に収
容される。
【0028】この後、シート揃えトレイ21に収容した
記録シート1が複写原稿の最終ページに対応した記録シ
ート1か否かがチェックされ(ST6)、複写機11側
から送信されてきた情報に基づいて最終ページでないと
判断される場合には、ST1に戻って次の記録シート1
のシート排出信号を受信したか否かをチェックし、最終
ページの記録シート1がシート揃えトレイ21に収容さ
れる迄、前述のST1〜ST6の処理を繰り返す。
【0029】また、最終ページであると判断された場合
には、シート揃えトレイ21上に複写原稿に対応したシ
ート束2が形成されていることとなるので、ステープリ
ング処理が選択されているか否かをチェックし(ST
7)、選択されている場合にはステープラ36を駆動し
てステープリング処理を実行する(ST8)。このと
き、ST4のタンピング処理がなされている記録シート
1は位置決め壁35を基準とした整合位置に排出されて
おり、その角部が必ずステープラ36に挿入されている
ので、ステープリング処理を実行することによってこれ
ら記録シート1を確実に綴じることが可能となる。
【0030】そして、ステープリング処理が終了した
ら、あるいはST7においてステープリング処理が選択
されていない場合には、ストッパ部材26を前進させて
シート束2をシート揃えトレイ21からスタッカトレイ
23へと押し出し(ST9)、更にスタッカトレイ23
のオフセット処理を行い(ST10)、一連の処理を終
了する。
【0031】一方、複写機11における複写作業中にお
いて、仮にADF10で原稿の給送ミスが発生し、正常
に原稿画像が複写されなかった無効記録シートが上記イ
メージ出力部13の内部に発生したとすると、フィニッ
シャ20は以下のように動作する。すなわち、イメージ
出力部13は無効記録シートをフィニッシャ20へ排出
するに当たり、シート排出信号に併せて該記録シート1
が無効記録シートである旨をフィニッシャ20へ通知す
る。これにより、フィニッシャ側ではディスク部材22
に受け入れた記録シートが無効記録シートであると判断
され(ST2)、ディスク部材はタンピング可能位置で
停止することなく、一気にイニシアル位置まで回転する
(ST11)。その結果、記録シートはタンパ27によ
るタンピング処理を受けることなくシート揃えトレイ2
1に収容される。
【0032】この後、無効記録シートがシート揃えトレ
イ21に排出されると、フローチャートに従って該記録
シート1が最終記録シートか否かがチェックされるが
(ST6)、複写作業は原稿給送ミスによって中断した
のだから、ここでの判断は当然にNoであり、フィニッ
シャ20での処理はST1に戻って次の記録シート1の
受け入れ待機状態となる。
【0033】そして、ADF10における原稿の給送ミ
スが解消され、複写作業が再開されると、最終ページの
記録シートがシート揃えトレイ21に排出されるまで前
述のST1〜ST6の処理が繰り返される。これによ
り、シート揃えトレイ21上には有効記録シートと無効
記録シートが折り重なったシート束が完成する。
【0034】しかし、シート揃えトレイ21に排出され
た無効記録シートはタンピング処理を経ていないことか
ら、図5に示す一点鎖線位置に排出されており、タンピ
ング処理を経た有効記録シートの排出位置(図5の実線
位置)とは異なったものとなっている。このため、無効
記録シートは位置決め壁35を基準として整合された有
効記録シートのシート束2から突出しているので、複写
作業の作業者は有効記録シートのシート束2の中から容
易に無効記録シートを判別することができる他、かかる
シート束2の整合状態を崩すことなく、無効記録シート
の除去を行い得るものである。
【0035】また、ステープリング処理に当たっては、
有効記録シートのみがステープラ36に挿入され、無効
記録シートはステープラ36に挿入されていないことか
ら、シート揃えトレイ21上で両者が混在している状態
であっても、有効記録シートにのみステーリング処理を
施すことができ、両者を一緒に綴じてしまうことがな
い。このため、ステープリング処理のなされたシート束
がスタッカトレイに排出されてから、無効記録シートを
除去すれば良く、無効記録シートが発生した場合であっ
てもフィニッシャによる処理作業を係属して行うことが
可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の画像
形成装置のフィニッシャによれば、画像形成装置から排
出された記録シートが無効記録シートであるか否かに応
じて整合部材の動作を禁止し、シート揃えトレイ上にお
ける有効記録シートの収容位置と無効記録シートの収容
位置とを異ならせているので、かかるシート揃えトレイ
上で有効記録シートと無効記録シートが混在する場合で
あっても、これらを明確に区別することができ、シート
揃えトレイ上におけるシート束の整合状態を崩すことな
く、無効記録シートを該シート束から容易に除去するこ
とが可能となる。
【0037】また、整合部材の動作によって所定の整合
位置へ排出された有効記録シートのみがステープラに挿
入されるように構成することにより、シート揃えトレイ
上で有効記録シートと無効記録シートが混在する場合で
あっても、有効記録シートにのみステープリング処理を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフィニッシャの実施例を示す概略構
成図である。
【図2】 実施例に係るシート揃えトレイの周辺機構を
示す概略図である。
【図3】 実施例に係るタンパの駆動機構を示す図であ
る。
【図4】 タンピング処理による記録シートの整合の様
子を示す斜視図である。
【図5】 シート揃えトレイ上における記録シートの収
容位置とステープラの配設位置との関係を示す平面図で
ある。
【図6】 シート束をスタッカトレイに排出する際のス
トッパ部材の動きを示す図である。
【図7】 実施例に係るフィニッシャの動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…記録シート、2…シート束、21…シート揃えトレ
イ、22…ディスク部材、23…スタッカトレイ、27
…タンパ(整合部材)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置から順次排出される記録シー
    トを収容し、所定のシート束を形成するシート揃えトレ
    イと、このシート揃えトレイと上記画像形成装置との間
    に設けられ、かかる画像形成装置から記録シートを受け
    取った後にこれを上記シート揃えトレイヘ搬送するシー
    ト保持手段と、このシート保持手段によって搬送されて
    いる記録シートをその搬送方向と直交する方向ヘ適宜押
    圧し、かかる記録シートを上記シート揃えトレイ上の所
    定の整合位置へ排出させる整合部材と、上記シート揃え
    トレイから排出されたシート束を積載するスタッカトレ
    イと、上記シート保持手段によって搬送されている記録
    シートが正常な画像形成動作を経ずに上記画像形成装置
    から排出されたものである場合に、上記整合部材の動作
    を禁止する整合禁止手段とを備え、 上記シート保持手段は、画像形成装置から排出された記
    録シートの先端が挿入されるスリットを有すると共に、
    該記録シートを巻き付けるように回転しながらこれをシ
    ート揃えトレイヘ排出するディスク部材である ことを特
    徴とする画像形成装置のフィニッシャ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置のフィニッシ
    ャにおいて、上記シート揃えトレイにはシート束に対し
    てステープリング処理を行うステープラが設けられ、上
    記整合部材よって整合位置へ排出された記録シートのみ
    が該ステープラに挿入されることを特徴とする画像形成
    装置のフィニッシヤ。
JP02898397A 1997-02-13 1997-02-13 画像形成装置のフィニッシャ Expired - Fee Related JP3505944B2 (ja)

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