JP3505144B2 - 電動鉛筆削り器 - Google Patents

電動鉛筆削り器

Info

Publication number
JP3505144B2
JP3505144B2 JP2000394998A JP2000394998A JP3505144B2 JP 3505144 B2 JP3505144 B2 JP 3505144B2 JP 2000394998 A JP2000394998 A JP 2000394998A JP 2000394998 A JP2000394998 A JP 2000394998A JP 3505144 B2 JP3505144 B2 JP 3505144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pencil
contact
cutting
tip
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000394998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002192891A (ja
Inventor
ハン リュー,ワック
Original Assignee
株式会社ケーティーエフ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ケーティーエフ filed Critical 株式会社ケーティーエフ
Priority to JP2000394998A priority Critical patent/JP3505144B2/ja
Priority to CNB011226145A priority patent/CN1321828C/zh
Publication of JP2002192891A publication Critical patent/JP2002192891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3505144B2 publication Critical patent/JP3505144B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータなどに
よって切削刃を駆動して鉛筆の芯を削る電動鉛筆削り器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明の解決しようとする手段】従
来、鉛筆削り器には手動により切削刃を駆動させる手動
式の他に、電動モータなどによって切削刃を駆動して鉛
筆の芯を削る電動鉛筆削り器が知られている。一般的な
電動鉛筆削り器は、本体内に鉛筆を挿入すると、切削刃
が回転して、切削ステーション(本明細書において「切
削ステーション」とは、切削刃と鉛筆の先端部が接触す
る位置やその近傍の領域を意味する)に位置した鉛筆の
先端部を切削するように構成されているが、切削過程で
鉛筆の芯が折れて、切削ステーションに折れ芯が残った
り、短い鉛筆が本体内に入り込んで出てこなくなってし
まうことがあり、これによって鉛筆が削れなくなる事態
が起こり得る。従来、このような折れ芯や短い鉛筆を取
り出すには、削りくずケースを外して棒状の部材を切削
ステーションに突っ込んだり、本体の一部を分解したり
しなければならず、このような作業を必要とすること
は、使用者にとって極めて煩わしいだけでなく、故障の
原因にもなるなどの問題があった。
【0003】 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、折れ芯や短い鉛筆等の残留物を簡単に排出す
ることができる電動鉛筆削り器を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電動鉛筆削り器
は、切削ステーションに挿入された鉛筆の先端部が切削
可能となるように支持されてなる切削刃と、該切削刃を
切削動作せしめる駆動手段とを備えてなる電動鉛筆削り
器において、前記切削ステーションに残った残留物と当
接可能な位置において前記鉛筆の略軸方向に沿って前後
動可能に支持され、前記残留物と当接して該残留物を前
記切削ステーションから排出する排出手段と、該排出手
段を外部から操作する排出操作手段を備えてなることを
特徴とするものである。
【0005】 また、本発明の電動鉛筆削り器において、
前記切削ステーションにて切削される鉛筆の先端部と当
接可能な位置に該鉛筆の略軸方向に沿って前後動可能に
支持された当接手段と、該当接手段の前記鉛筆の先端部
との当接位置を調節する当接位置調節手段と、前記当接
手段が前記鉛筆の先端部に当接したことにより前記鉛筆
の切削状態を検出する切削状態検出手段とを備えた態様
では、前記排出手段が前記当接手段を兼ねていることが
好ましい。
【0006】 さらに、本発明の電動鉛筆削り器におい
て、前記当接手段が前記鉛筆の先端部に当接したことに
より前記切削刃の切削動作を停止する駆動停止手段を備
えた態様では、前記排出操作手段により前記排出手段を
排出動作せしめる時に前記切削刃を切削動作せしめる排
出時駆動手段を設けることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る電
動鉛筆削り器を、図面を用いて説明する。図1は、本発
明の一実施形態に係る電動鉛筆削り器10を、本体ケー
ス12の前面側の一部を破断して示す斜視図で、図2
は、電動鉛筆削り器10を、本体ケース12の背面側の
一部を破断して示す斜視図である。
【0008】 図1に示すように、電動鉛筆削り器10
は、本体ケース12と該本体ケース12内に挿脱可能な
くずケース14とを備えている。本体ケース12の内部
には、本体ケース12の背面側の上面に開口するスロッ
ト16から一部が露出して回転操作可能に設けられた芯
調節ダイヤル18と、本体ケース12の前面に開口する
図示せぬ挿入口から挿入された鉛筆を切削する切削機構
を収めた外殻ケース20とが配設されている。さらに、
図2に示すように、本体ケース12の背面側には、本体
ケース12の背面から突出した排出操作ボタン22が設
けられており、この排出操作ボタン22を押圧操作すこ
とで折れ芯や、入り込んでしまった短い鉛筆等の残留物
を容易に排出することが可能となる。
【0009】 以下、図3および図4によってさらに詳細
に説明する。まず、図3を用いて、前記外殻ケース20
内に収められた、電動鉛筆削り器10の切削機構を説明
する。図3は、鉛筆24とくずケース20が挿入された
状態の電動鉛筆削り器10の切削機構を取り出して示す
斜視図である。
【0010】 図3に示すように、切削機構は、カッター
ホルダ26と、カッター28とを備えている。カッター
ホルダ26は、図示せぬ挿入口より挿入された鉛筆24
が差し込まれる筒状の先軸部30と、鉛筆24の先端部
前方(図3のB方向)に位置する元軸部32と、先軸部
30と元軸部32とを連結する連結部34とが一体に形
成されてなり、鉛筆24の軸回りに自転可能なように図
示せぬ支持部材によって支持されている。切削刃として
のカッター28は、円筒状の外周面に螺旋状に形成され
た刃28aを有してなり、先軸部30に保持された鉛筆
24の軸方向と所定の切削角度を成すように、かつ自身
の軸回りに自転可能なようにカッターホルダ26により
支持されている。先軸部30のカッター28に面した部
分には図示せぬ開口部が形成されていて、先軸部30内
に保持された鉛筆24の先端部とカッター28とが接触
可能になっている。
【0011】 元軸部32の一端には、歯車36が一体的
に取り付けられていて、この歯車36は、歯車36と噛
合する図2に示す歯車38および歯車38と噛合する歯
車40などを介して、図示せぬ電動モータの回転軸に連
繋されている。また、カッター28の一端部には歯車部
28bが一体に形成され、この歯車部28bは、図3に
は示されない外殻ケース20に形成された内歯車部と噛
合している。以上の構成によって、電動モータが回転駆
動しその駆動力がカッターホルダ26に伝達されると、
カッターホルダ26が鉛筆24の軸回りに自転するとと
もに、カッター28がカッターホルダ26の動きに連動
して鉛筆24の軸回りに公転しながら自転して、該カッ
ター28に接触せしめられる鉛筆24の先端部を切削す
る。
【0012】 電動鉛筆削り器10では、先軸部30と元
軸部32とカッター28とに囲まれた領域に切削ステー
ション42が形成されていて、先軸部30内に差し込ま
れた鉛筆24は、カッター28によって切削されるにつ
れて先端部が先軸部30内から切削ステーション42内
に突出してくる。切削ステーション42内に突出してき
た鉛筆24の先端部に当接可能な位置には、カッターホ
ルダ26の連結部34に一体に形成された突片34aに
より、鉛筆24の略軸方向およびカッター28の軸方向
に沿って前後動可能に支持された当接片44と、該当接
片44を介して鉛筆24の先端部に一端部46aが当接
する棒状の当接棒46とからなる排出手段が設けられて
いる。当接棒46は、その他端部46bが排出操作ボタ
ン22に対向する位置まで元軸部32の内部を貫通して
延びていて、鉛筆24の軸方向に前後動可能に構成され
ている。排出操作ボタン22は、上方に延びる当接腕2
2aと、下方にクランク状に延びる弾性腕22bとを有
し、該弾性腕22bの端部が図示されない支持部材によ
って支持されることによって、弾性腕22bの弾性変形
により鉛筆24の軸方向に前後動可能となっている。
【0013】 排出操作ボタン22の近傍には、連繋部材
48が設けられている。この連繋部材48は、上下方向
に延びる基部48aと、該基部48aから排出操作ボタ
ン22と当接棒46の他端部46bとの間に延びる当接
腕48bと、基部48aから上方にL字状に延びる当接
腕48cとからなり、基部48aの軸回りに回動可能な
ように図示されぬ支持部材に支持されている。連繋部材
48のL字状の当接腕48cの近傍には、鉛筆24の軸
方向に延びた棒状部材50が設けられており、さらに、
この棒状部材50の中央部にはスイッチ押圧部材52が
取り付けられている。スイッチ押圧部材52は、棒状部
材50の中央部外周面に形成された図示されない螺旋状
のねじと噛合する図示されない螺旋状のねじを内周面に
有する円筒部52aと、この円筒部52aからL字状に
前方(図3のA方向)に延びる押圧片52bとからな
り、隔壁54に形成された突片54aに沿って前後方向
(図3のAB方向)に移動可能に構成されている。
【0014】 さらに棒状部材50の一端部50aには、
芯調節ダイヤル18に一体に形成された歯車部18aと
噛合する歯車56が、棒状部材50に対し相対的に前後
方向に移動可能に取り付けられている。また、棒状部材
50の他端部50bには、棒状部材50およびスイッチ
押圧部材52を図中B方向に付勢するコイルばね58が
取り付けられている。
【0015】 以上の構成により棒状部材50は、芯調節
ダイヤル18が操作された場合には、芯調節ダイヤル1
8の動きに連動して自転しつつ、スイッチ押圧部材52
との前後方向の位置関係を変えながら(このときスイッ
チ押圧部材52は、基本的に前後方向には移動しない)
前後方向に移動するのに対し、連繋部材48により後方
側から押圧されて前方に移動したり、コイルばね58の
付勢力により後方に移動する場合には、スイッチ押圧部
材52と一体的に移動する。
【0016】 スイッチ押圧部材52の押圧片52bの近
傍には、L字状に形成された金属片60が隔壁54によ
って支持されている。金属片60の上方に延びる一端部
60aの近傍には、図示せぬ電動モータに接続された前
面接続片62が、後方に延びる他端部60bの近傍に
は、図示せぬ電源コードに接続された下面接続片64が
各々配設されており、金属片60の一端部60aとによ
り前面スイッチ66が構成され、他端部60bと下面接
続片64とにより下面スイッチ68が構成されている。
【0017】 金属片60の一端部60aの近傍には、く
の字状に形成された前面スイッチ部材70が設けられて
いる。この前面スイッチ部材70は、一端部70aが金
属片60の一端部60aを押圧して、前面スイッチ66
をON状態にする位置と、一端部70aが金属片60の
一端部60aから離れ、前面スイッチ66をOFF状態
にする位置との間を移動可能なように、隔壁54に回動
可能に支持されている。また、前面スイッチ部材70に
は、一端部70aが金属片60の一端部60aから離れ
る方向に付勢するコイルばね72の一端が取り付けられ
ている。
【0018】 前面スイッチ部材70の他端部70bの近
傍には、鉛筆挿入検知部材74が設けられている。この
鉛筆挿入検知部材74は、挿入された鉛筆24の軸方向
に略直交する方向に延びた基部74aと、基部74aの
一端から延びた端部当接片74bと、基部74aの中央
部から延びた鉛筆当接片74cと、この鉛筆当接片74
cを挟むように位置する一対の当接片74d(図3で
は、一方のみ示す)とからなる。この鉛筆挿入検知部材
74は、鉛筆24が挿入されているときには、鉛筆当接
片74cが鉛筆24に押圧されることによって、端部当
接片74bが前面スイッチ部材70の他端部70bを押
圧し、鉛筆24が挿入されていないときには、端部当接
片74bが前面スイッチ部材70の他端部70bへの押
圧を解除するように、基部74aの軸回りに回動可能に
図示せぬ支持部材によって支持されている。
【0019】 鉛筆挿入検知部材74の上方近傍には、再
駆動スイッチ部材76が配置されている。この再駆動ス
イッチ部材76は、挿入された鉛筆24の軸方向と略直
交する方向に延びた基部76aと、基部74a両端から
各々下方に延びた一対の端部当接片76bと、基部76
aの中央部から上方に延びた中央当接片76cとが一体
に形成されてなり、端部当接片76cが、鉛筆挿入検知
部材74の端部当接片74dを押圧して鉛筆挿入検知部
材74を回動させる位置と、鉛筆挿入検知部材74の端
部当接片74dの押圧を解除する位置との間を移動でき
るように、基部76aの軸回りに回動可能に図示せぬ支
持部材によって支持されている。
【0020】 再駆動スイッチ部材76の中央当接片76
cの近傍には、鉛筆24の軸方向に延びた連絡棒80が
配置されている。この連絡棒80は、一端部80aが再
駆動スイッチ部材76の中央当接片76cに当接し、他
端部80bが排出操作ボタン22の当接腕22aに各々
当接するようにして、鉛筆24の軸方向に前後動可能に
図示せぬ支持部材によって支持されている。さらに、連
絡棒80には、連絡棒80を排出操作ボタン22の当接
腕22aの方向に付勢するコイルばね82が取り付けら
れている。
【0021】 前記金属片60の他端部60bの下方近傍
には、下面スイッチ部材90が設けられている。この下
面スイッチ部材90は、一端部90aが金属片60の他
端部60bを押圧して、下面スイッチ68をON状態に
する位置と、一端部90aが金属片60の他端部60b
から離れ、下面スイッチ68をOFF状態にする位置と
の間を移動可能なように、隔壁54に回動可能に支持さ
れている。また、下面スイッチ部材90には、一端部9
0aが金属片60の他端部60bから離れる方向に付勢
するコイルばね92の一端が取り付けられている。さら
に、この下面スイッチ部材90は、図示せぬくずケース
検知部材に連繋されていて、くずケース14が装填され
ているときには、くずケース14の上方端面に押圧され
て回動するくずケース検知部材の動きに連動して、一端
部90aが金属片60の他端部60bを押圧して、下面
スイッチ68をON状態にし、くずケース14が装填さ
れていないときには、コイルばね92の付勢により一端
部90aが金属片60の他端部60bから離れ、下面ス
イッチ68をOFF状態にするように構成されている。
これにより、くずケース14が装填されていなければ、
鉛筆24を挿入しても図示せぬ電動モータに通電され
ず、カッター28も作動しないようになっている。
【0022】 次に、図3により、電動鉛筆削り器10の
基本的な動作および芯調節機構の動作について説明す
る。くずケース14が装填されると、前記したように下
面スイッチ68はON状態になる。このとき、鉛筆24
を挿入すると鉛筆24によって鉛筆当接片74cを押圧
された鉛筆挿入検知部材74が、図中C方向に回動して
端部当接片74bが前面スイッチ部材70の他端部70
bを押圧する。他端部70bが押圧された前面スイッチ
部材70は、図中反時計方向に回動して一端部70aに
より金属片60の一端部60aを押圧し、前面スイッチ
66をON状態にする。下面スイッチ68と前面スイッ
チ66との両方がON状態となることにより、図示され
ない電動モータが駆動され、その駆動力が歯車40、3
6等を介してカッターホルダ26に伝達されて、カッタ
ーホルダ26が鉛筆24の軸回りに自転する。このカッ
ターホルダ26の自転に連動して、カッター28がその
軸回りに自転しながら、鉛筆24の軸回りに公転し、接
触している鉛筆24の先端部を切削する。
【0023】 切削された鉛筆24の芯先がとがって切削
ステーション42内に延びてくると、芯先が当接片44
に当接して該当接片44を後方(図中B方向)に押圧す
る。押圧された当接片44が当接棒46の一端部46a
を後方に押圧して、当接棒46を後方に移動せしめる。
当接棒46が後方に移動すると、その他端部46bが連
繋部材48の当接腕48bを後方に押圧して、連繋部材
48を基部48aの軸回りに回動させる。回動した連繋
部材48は、その当接腕48cにより棒状部材50の一
端部50aを前方に向けて押圧して、棒状部材50を前
方に移動せしめる。この棒状部材50が前方に移動する
と、スイッチ押圧部材52が棒状部材48と一体的に前
方に移動し、その押圧片52bによって金属片60の一
端部60aを押圧して前方に変形させて、前面スイッチ
66をOFF状態にする。これにより図示せぬ電動モー
タが停止し、カッター28による切削動作が停止する。
【0024】 なお、電動鉛筆削り器10では、カッター
ホルダ26が前後動可能に構成されていて、鉛筆24を
挿入した時に鉛筆24から先軸部30を介して受ける力
によって後方に移動し、鉛筆24を抜くと、元軸32に
取り付けられたコイルばね94の付勢力によって、前方
の元の位置に移動復帰するようになっている。このた
め、鉛筆24を抜く過程で、カッターホルダ26が前方
に移動すると、当接部材46、連繋部材48および棒状
部材50を介して前方に向け押圧されていたスイッチ押
圧部材52が解放される。開放されたスイッチ押圧部材
52は、コイルばね58の付勢力によって棒状部材50
と一体的に後方に移動して、その押圧片52aによる金
属片60の一端部60aの押圧を解除する。これによ
り、金属片60の一端部60aは弾性復帰して、前面ス
イッチ66がON状態となり、図示せぬ電動モータが駆
動し、カッター28が回転しながら切削動作する。
【0025】 この状態は、鉛筆24が抜かれ、鉛筆24
に押圧されていた鉛筆挿入検知部材74の押圧が解除さ
れて鉛筆挿入検知部材74が元の位置に回動復帰し、こ
れによって、鉛筆挿入検知部材74により押圧されてい
た前面スイッチ部材70の押圧が解除されて、前面スイ
ッチ部材70がコイルばね72の付勢力によって元の位
置に回動復帰し、前面スイッチ66が再びOFF状態に
なるまでの間続く。このような構成としたことにより、
カッター28による切削動作を停止したことで生じる切
削面のケバ立ちを取り去ることが可能となる。
【0026】 次に、芯の太さを調節する場合の動作を説
明する。芯調節ダイヤル18を回動させると、その歯車
部18aと噛合する歯車56が回動して、さらに棒状部
材50が歯車56と一体的に軸周りに回動する。棒状部
材50が回動すると、スイッチ押圧部材52との前後方
向の位置関係を変えながら(このときスイッチ押圧部材
52は、基本的に前後方向には移動しない)前後動す
る。芯を太く削りたいときは、棒状部材50が前方に移
動するように、芯調節ダイヤル18を操作する。芯を細
く削りたいときは、棒状部材50が後方に移動するよう
に、芯調節ダイヤル18を操作する。この操作により、
当接片44が鉛筆24の芯先と当接して鉛筆24から受
ける押圧力を当接棒46および連繋部材48を介して棒
状部材50に伝達し始める位置を調節でき、これによっ
て芯の太さの調整が可能となっている。
【0027】 次に、図4をも用いて、電動鉛筆削り器1
0の残留物排出の動作を説明する。図4は、電動鉛筆削
り器10内に残った短い鉛筆を排出する動作を示す斜視
図である。図4に示すように、短い鉛筆24が取り出せ
なくなった場合、使用者が排出操作ボタン22を前方
(図中A方向)に押圧すると、排出操作ボタン22が図
3に示す連繋部材48の当接腕48bを介して当接棒4
6の他端部46bを押圧する。また同時に、排出操作ボ
タン22の上方に延びる当接腕22aが、連絡棒80の
他端部80bを前方に押圧する。
【0028】 他端部46bを押圧された当接棒46は、
前方に移動し、一端部46aが当接片44に当接しなが
ら当接片44を前方に移動させる。移動した当接片44
は、切削ステーション42内に残る鉛筆24の芯先を押
圧して切削ステーション42内から前方に押し出し、こ
れにより、鉛筆24を取り出すことができる。この排出
動作のとき、排出操作ボタン22により図3に示す当接
腕48bを押圧された連繋部材48は、その基部48a
の軸回りに回動し、その当接腕48cによる棒状部材5
0の押圧を解除する。押圧を解除された棒状部材50
は、コイルばね58の付勢力によりスイッチ押圧部材5
2と一体的に後方(図中B方向)に移動し、その押圧片
52aによる金属片60の一端部60aの押圧を解除す
る。これにより前面スイッチ66がON状態となり、カ
ッター28が切削動作する。このように排出動作のとき
に、カッター28が切削動作するようにすることで、折
れ芯、短い鉛筆等をスムーズに排出することが可能とな
る。
【0029】 また、残留物が折れ芯の場合、鉛筆24の
本体は抜かれているので前面スイッチ66がOFF状態
となっている。しかし、排出操作ボタン22の上方に延
びる当接腕22aにより前方に押圧されて移動する連絡
棒80の一端部80aが、再駆動スイッチ部材76の中
央当接片76cを押圧することによって、再駆動スイッ
チ部材76が図中D方向に回動してその端部当接片76
dにより鉛筆挿入検知部材74の端部当接片74dを押
圧して、鉛筆挿入検知部材74を鉛筆24が挿入された
ときと同じ状態に回動させるので、カッター28は切削
動作する。
【0030】 以上詳述したように、本実施形態に係る電
動鉛筆削り器10は、切削ステーション42に残った折
れ芯や短い鉛筆の芯先と当接可能な位置に、鉛筆24の
略軸方向に沿って前後動可能に支持され、折れ芯等の残
留物と当接して該残留物を切削ステーション42から排
出する当接片44および当接棒46からなる排出手段を
備えるとともに、当接棒46を本体背面側に突出させ、
その対向する位置に排出操作ボタン22を備えて、当接
片44および当接棒46を外部から操作できるようにし
たことにより、折れ芯等の残留物を簡単に排出すること
ができる。
【0031】 しかも、本実施形態においては、排出手段
を構成する当接片44および当接棒46が、芯の太さを
調節する機構を兼ねているので、構成を簡略化すること
ができる。さらに、本実施形態においては、当接片44
を鉛筆24の先端部に当接したことによりカッター28
の切削動作を停止するように構成してあり、排出操作ボ
タン22を操作したときには、鉛筆24が挿入されてい
ない状態でもカッター28が切削動作するよう構成して
いるので、折れ芯等をスムーズに排出することができ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る電動鉛筆削り器は、切削ス
テーションに残った折れ芯等の残留物と当接可能な位置
に、挿入される鉛筆の略軸方向に沿って前後動可能に支
持され、前記残留物と当接して該残留物を前記切削ステ
ーションから排出する排出手段と、該排出手段を外部か
ら操作する排出操作手段を備えてなるので、煩わしい作
業をすることなく、極めて容易に、折れ芯等の残留物を
排出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電動鉛筆削り器を、
本体ケースの前面側の一部を破断して示す斜視図
【図2】本発明の一実施形態に係る電動鉛筆削り器を、
本体ケース12の背面側の一部を破断して示す斜視図
【図3】鉛筆とくずケースが挿入された状態の電動鉛筆
削り器の切削機構を取り出して示す斜視図
【図4】電動鉛筆削り器に残った短い鉛筆を排出する動
作を示す斜視図
【符号の説明】
10 電動鉛筆削り器 12 本体ケース 14 くずケース 18 芯調節ダイヤル 22 排出操作ボタン 24 鉛筆 26 カッターホルダ 28 カッター 42 切削ステーション 44 当接片 46 当接棒 48 連繋部材 50 棒状部材 52 スイッチ押圧部材 54 隔壁 66 前面スイッチ 68 下面スイッチ 70 前面スイッチ部材 74 鉛筆挿入検知部材 76 再駆動スイッチ部材 80 連絡棒 90 下面スイッチ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43L 23/00 - 23/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削ステーションに挿入された鉛筆の先
    端部が切削可能となるように支持されてなる切削刃と、
    該切削刃を切削動作せしめる駆動手段とを備えてなる電
    動鉛筆削り器において、 前記切削ステーションに残った残留物と当接可能な位置
    において前記鉛筆の略軸方向に沿って前後動可能に支持
    され、前記残留物と当接して該残留物を前記切削ステー
    ションから排出する排出手段と、該排出手段を外部から
    操作する排出操作手段を備えてなることを特徴とする電
    動鉛筆削り器。
  2. 【請求項2】 前記切削ステーションにて切削される鉛
    筆の先端部と当接可能な位置に該鉛筆の略軸方向に沿っ
    て前後動可能に支持された当接手段と、該当接手段の前
    記鉛筆の先端部との当接位置を調節する当接位置調節手
    段と、前記当接手段が前記鉛筆の先端部に当接したこと
    により前記鉛筆の切削状態を検出する切削状態検出手段
    とを備え、前記排出手段が前記当接手段を兼ねているこ
    とを特徴とする請求項1記載の電動鉛筆削り器。
  3. 【請求項3】 前記当接手段が前記鉛筆の先端部に当接
    したことにより前記切削刃の切削動作を停止する駆動停
    止手段と、前記排出操作手段により前記排出手段を排出
    動作せしめる時に前記切削刃を切削動作せしめる排出時
    駆動手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の電動
    鉛筆削り器。
JP2000394998A 2000-12-26 2000-12-26 電動鉛筆削り器 Expired - Fee Related JP3505144B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000394998A JP3505144B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 電動鉛筆削り器
CNB011226145A CN1321828C (zh) 2000-12-26 2001-06-26 电动削铅笔器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000394998A JP3505144B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 電動鉛筆削り器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002192891A JP2002192891A (ja) 2002-07-10
JP3505144B2 true JP3505144B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=18860534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000394998A Expired - Fee Related JP3505144B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 電動鉛筆削り器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3505144B2 (ja)
CN (1) CN1321828C (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110805A (ja) 2004-10-13 2006-04-27 Ktf:Kk 鉛筆削り機
CN100366443C (zh) * 2005-12-14 2008-02-06 煜日升电子(深圳)有限公司 电动铅笔刨
JP3899113B1 (ja) * 2006-04-27 2007-03-28 株式会社ケーティーエフ 電動鉛筆削り器
CN100475556C (zh) * 2006-11-07 2009-04-08 煜日升电子(深圳)有限公司 电动多笔刨
CN114103533B (zh) * 2021-10-29 2022-12-13 宁波天天文具有限公司 一种削笔器

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5119475Y1 (ja) * 1970-12-30 1976-05-22
JPS54116064U (ja) * 1978-01-31 1979-08-14
JPS54164648U (ja) * 1978-05-09 1979-11-19
JPS58175997U (ja) * 1982-05-19 1983-11-25 三洋電機株式会社 鉛筆削器
US4601316A (en) * 1985-09-30 1986-07-22 Ketcham & Mcdougall, Inc. Electric pencil sharpener
CN2156056Y (zh) * 1992-09-24 1994-02-16 陈幸宗 具有声光警示效果的削铅笔机
CN2160557Y (zh) * 1993-06-15 1994-04-06 林夏森 削笔机
DE19707116A1 (de) * 1996-02-29 1998-03-05 Correns Florian Anspitzer für Schreibstifte oder Schreibminen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002192891A (ja) 2002-07-10
CN1361019A (zh) 2002-07-31
CN1321828C (zh) 2007-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7240703B2 (en) Automatic pencil sharpener
JP5201972B2 (ja) 電動手工具装置
US20070251105A1 (en) Electric pencil sharpener
US6938531B2 (en) Reciprocal-movement power tool
JP3505144B2 (ja) 電動鉛筆削り器
GB2195295A (en) A combined envelope opener and pencil sharpener unit
US6394675B1 (en) Tape printing apparatus
JP4181471B2 (ja) 電動鉛筆削り
EP2078617B1 (en) Safety device for an electric pencil sharpener
US20020092659A1 (en) Automatic cable-cutting apparatus
JPH01317793A (ja) 鉛筆削り機
US6390398B1 (en) Device capable of shredding paper and sharpening pencil
JP2869769B2 (ja) 手動鉛筆削り器
US8016004B2 (en) More silent and robust electric pencil sharpener
JP2008023753A (ja) 鉛筆削り器
JP2003125972A (ja) 電動式ペーパーホルダ
CN220076010U (zh) 一种自动削笔机
JP2813958B2 (ja) 手動鉛筆削り器
JP7345159B2 (ja) 錠剤分割装置
CN219341713U (zh) 一种全自动开罐的开罐器
CN221753557U (zh) 磨粉机
US5220998A (en) Grinder safety switch
CN116491826A (zh) 研磨机
CN210337399U (zh) 一种削笔器的笔芯粗细调节结构及其削笔器
JPH0811372A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031212

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees