JP3505123B2 - 光誘起導波路型回折格子の作製方法 - Google Patents

光誘起導波路型回折格子の作製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面光波回路(P
LC)デバイスに関し、特に、Si基板等の平面基板上
に構成された平面光波回路(PLC)デバイスにおい
て、紫外線(UV)レーザ誘起グレーティング(光回折
格子)を高効率で精密に形成し、高性能のフィルタ及び
高性能の光波回路型レーザ及びその作製方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】インターネット及びe-mailの爆発
的な普及により、通信回線の大容量化が米国を中心とし
て急速的に進められている。この大容量化のキー技術は
光通信技術であり、高密度波長多重(DWDM)システ
ムと光アクセスネットワークシステムが導入され始めて
いる。これらの光通信システムを構築するために、平面
導波路(PLC)デバイスが適用されるようになって来
ており、この傾向は拡大すると予想される。それに伴
い、PLCデバイスには適用範囲拡大・低コスト化が要
求されるようになってきた。
【0003】PLC型光デバイスとしては、石英系ガラ
ス導波路で構成されるものが代表的であり、火炎堆積法
と反応性エッチングで作製される。PLC型では、光の
干渉を利用したデバイスが波長多重(WDM)用フィル
タとして有用である。これは、PLCでは導波路長と屈
折率の積である光路長を精密に制御することが可能であ
り、高性能でコンパクトなマッハツェンダー干渉計(M
ZI)型等のフィルタを構成することができるからであ
る。また、PLC型では、半導体LDを平面基板上に搭
載してUV誘起グレーティングを光導波路に形成した集
積化外部共振器レーザもWDM用光源として有望であ
る。これは、発振波長が石英ガラスの安定性により半導
体LDの発振波長の10倍も温度安定性が高くなるとい
う点や、石英ガラスの屈折率再現性が高いためグレーテ
ィングの中心波長の制御性、すなわち、発振波長の制御
性が高いという点によるからである。さらに、アレー導
波路回折格子等の波長合波器とともに、集積化外部共振
器レーザを複数個集積した多波長レーザはWDM用多波
長光源として有望である。
【0004】MZIとUV誘起グレーティングを組み合
わせると、WDM用フィルタを構成することができる。
図7にMZIとUV誘起グレーティングを組み合わせた
WDM用フィルタの構成を示す。図7において、1は基
板(平面基板)、2は入出力光導波路、3a,3bは3
dBの方向性結合器、4a,4bは直線光導波路、5
a,5bはUV誘起グレーティングである。このMZI
型フィルタでは、複数の波長を有する信号光をポートa
に入射すると、ブラッグ(Bragg)波長に対応した
波長のみをポートbから分波することができ、それ以外
の波長はポートdに出力することになる。
【0005】グレーティング(光回折格子)は、光導波
路中に周期的に誘起された屈折率変化で構成され、特定
の波長を反射あるいは遮断する素子として動作する。周
期が波長オーダの場合、ブラッグ(Bragg)グレー
ティングと呼ばれ、その中心波長は次式の数1で表され
る。
【0006】
【数1】 λ0=neΛここで、neは導波路の実効屈
折率、Λはグレーティングのピッチである。
【0007】図7に示すフィルタにおいて、ポートa→
bへのスペクトルの計算結果を図8に示す。ブラッグ波
長を中心とする信号スペクトルがポートbに出力され
る。
【0008】グレーティングを形成する方法として、U
Vレーザ光とフェーズマスクを用いる方法が簡便で効率
がよい。図9にその方法を示す。図9において、6はフ
ェーズマスク、7a,7bは光導波路のクラッド、8は
光導波路のコア、9は平面基板である。フェーズマスク
では、微細な周期的な凹凸がマスク面に形成され、その
凹凸により干渉光を作り出すことができる。凹凸のピッ
チはΛとし、凹凸の探さはUVレーザ光の波長に依存す
る。フェーズマスクの上面からUVレーザ光10を照射
すると、干渉が生じる。コアの屈折率が光強度に依存し
て変化するので、グレーティング11を形成することが
できる。
【0009】図9に示す作製方法において、UVレーザ
光は目視で見えないため位置合せが困難であった。その
ため、2本のアームに別々にUV誘起グレーティングを
形成し、図7に示すデバイスを作製していた。この方法
では、2倍以上の時間がかかりコストが増大するという
問題があった。
【0010】また、2本のアームに別々にグレーティン
グを形成するので、誘起される屈折率変化に微妙な差が
生じる。屈折率変化の差は位相誤差Δφは次式の数2と
なる。
【0011】
【数2】 Δφ=(Δn1−Δn2)L ここで、Δn1,Δn2は2つのアームそれぞれに誘起
された屈折率変化、Lは照射部分の導波路長である。図
7に示すMZIでは2本のアームに位相誤差Δφ=Δn
Lがある場合、2つのポートからの出力は次式の数3,
数4で表される。
【0012】
【数3】 I1 1=I0sin2(Δφ)
【数4】 I1 2=I0cos2(Δφ) 図7の構成では、I1 1は戻り光であり、反射特性を劣
化させるとともに、ポート2に対しては損失になる。
【0013】図10にUV誘起グレーティングと半導体
LDを平面基板上に、アレイ導波路回折格子(AWG)
等の波長合波器とともに、集積した多波長レーザの構成
を示す。図10において、12-1〜12-8はUV誘起
グレーティング、13-1〜13-8は半導体LD、14
-1〜14-8は合波用の光導波路、15はAWG(アレ
イ導波路回折格子)等の波長合波器、16は出力用の光
導波路、17は平面基板である。ここで、各LDとグレ
ーティングで外部共振器レーザキャビティを構成し、グ
レーティングのブラッグ波長に最も近い(外部共振器レ
ーザキャビティの)縦モードが選択されて発振する。通
常、半導体LDの長さを600μm、半導体LDからグ
レーティングの中心までの長さを5mmとしているが、
この場合の縦モード間隔は0.1nm程度である。従っ
て、通常、発振波長はグレーティングのブラッグ波長±
0.05nmに制御される。グレーティング12-1〜1
2-8のブラッグ波長を必要とする発振波長に制御する
ことができれば、8個の外部共振器レーザの発振波長を
制御できることになる。この場合、AWG15で合波さ
れて出力光導波路16から出力される8波の発振光は、
それぞれの所望の発振波長から±0.05nm以内に制
御される。
【0014】作製する多波長レーザの目標の発振周波数
は、設計値がITUグリッドに一致する193.100
THz(1552.52nm)を中心にした100GH
z(0.80nm)間隔で8波(1550.12,155
0.92,1551.72,1552.52,1553.3
3,1554.13,1554.93,1555.73n
m)であった。グレーティング作製方法を図9に示した
方法を用いた場合、グレーティングのブラッグ波長は、
1550.30,1551.12,1551.88,15
52.67,1553.41,1554.10,1555.
01,1555.88nmと設計値から0.1〜0.2n
m程度のずれが生じた。その結果、発振波長は、155
0.31,1551.05,1551.82,1552.6
1,1553.43,1554.14,1555.02,
1555.81nmと設計値から0.1〜0.2nm程度
のずれが生じた。ここで、WDM用の光源としては、波
長間隔の1/10程度の波長制御精度、すなわち0.0
8nm以下の制御精度が要求されている。従って、図9
の方法で作成した多波長レーザではWDM用の光源とし
ての性能を満たしていないという問題点があった。これ
は、ブラッグ波長をモニタせずにグレーティングを作成
したためにグレーティングのブラッグ波長が設計値から
ずれた結果である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の2本のアー
ムに別々にUV誘起グレーティングを形成する方法で
は、時間がかかるという問題があった。また、MZIで
は、2つのアームの位相誤差が生じると、損失、反射特
性、消光比を劣化するという問題があった。従って、個
別形成の場合では、UV誘起グレーティングを作製後、
位相誤差を調節する必要があり、さらに時間がかかると
いう問題があった。
【0016】また、多波長レーザを作製するために、モ
ニタを行わないで直接グレーティングを作製する方法で
は、作製したグレーティングのブラッグ波長が設計値に
一致しないという問題があった。従って、グレーティン
グのブラッグ波長が設計値に一致しないと多波長レーザ
の発振波長が設計値に一致しないという問題があった。
【0017】本発明の目的は、光導波路のグレーティン
グを形成する位置の近傍にモニタ用の光導波路を設けた
平面光波回路(PLC)デバイスを提供することにあ
る。
【0018】本発明の他の目的は、短時間で消光比の高
いWDM用平面光波回路(PLC)デバイス(フィル
タ)を構成することが可能な技術を提供することにあ
る。
【0019】本発明の他の目的は、設計値通りに波長が
制御された平面光波回路(PLC)デバイス(多波長レ
ーザ)を実現することが可能な技術を提供することにあ
る。
【0020】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
【0022】 (1)平面基板上に形成された屈折率の
高いコアとその周りのクラッドからなる光導波路で構成
される平面光波回路(PLC)デバイスであって、2個
の方向性結合器とその2つの方向性結合器を結ぶ2本の
アーム直線導波路からなるマッハツェンダー干渉計(M
ZI)の前記2本のアーム直線導波路に光誘起導波路型
回折格子(グレーティング)を作製する方法において、
前記マッハツェンダー干渉計の近傍に形成された少なく
とも互いに平行な直線部分を有する3本以上のモニタ用
光導波路に紫外線(UV)レーザ光を同時に照射して光
誘起導波路型回折格子を形成する工程と、光誘起導波路
型回折格子を形成した前記モニタ用光導波路の各々を導
波する光スペクトルを測定して各モニタ用光導波路の屈
折率変化を求める工程と、各モニタ用光導波路の前記屈
折率変化から前記紫外線(UV)レーザ光のビームプロ
ファイルを求めて前記2本のアーム直線導波路に同時に
前記光誘起導波路型回折格子を形成する最適位置を計算
する工程と、前記最適位置に前記2本のアーム直線導波
路の位置を調節する工程と、位置を調節した前記2本の
アーム直線導波路に前記紫外線レーザ光を同時に照射し
て光誘起導波路型回折格子を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0023】 (2)平面基板上に形成された屈折率の
高いコアとその周りのクラッドからなる光導波路で構成
される平面光波回路(PLC)デバイスであって、2個
の方向性結合器とその2つの方向性結合器を結ぶ2本の
アーム直線導波路からなるマッハツェンダー干渉計(M
ZI)の前記2本のアーム直線導波路に光誘起導波路型
回折格子(グレーティング)を作製する方法において、
前記マッハツェンダー干渉計の近傍に形成された少なく
とも直線部分を有する4本以上の光導波路であって、前
記4本以上の光導波路のうち少なくとも2本の光導波路
が平行でないモニタ用光導波路に紫外線(UV)レーザ
光を同時に照射して光誘起導波路型回折格子を形成する
工程と、光誘起導波路型回折格子を形成した前記モニタ
用光導波路の各々を導波する光スペクトルを測定して各
モニタ用光導波路の屈折率変化を求める工程と、各モニ
タ用光導波路の前記屈折率変化から前記紫外線レーザ光
のビームプロファイルを求めて前記2本のアーム直線導
波路に同時に前記光誘起導波路型回折格子を形成する最
適位置を計算する工程と、前記最適位置に前記2本のア
ーム直線導波路の位置を調節する工程と、位置を調節し
た前記2本のアーム直線導波路に前記紫外線レーザ光を
同時に照射して光誘起導波路型回折格子を形成する工程
とを有することを特徴とする。
【0024】 (3)前記手段(1)または手段(2)
の光誘起導波路型回折格子の作製方法において、前記2
本のアーム直線導波路の光誘起導波路型回折格子(グレ
ーティング)を形成する位置の近傍に設置したマーカを
用いて前記紫外線(UV)レーザ光を照射する位置を調
節する工程をさらに有することを特徴とする。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】前記手段によれば、MZIアームの近傍に
設置したモニタ用の光導波路により、UVレーザビーム
のパワー分布を正確に計測し、照射位置を決めるので、
2本のアームに同時に精密なUV誘起グレーティングを
作製することができる。
【0029】これにより、(1)ビームパワー分布をモ
ニタすることにより、ビーム幅を狭くすることができる
ので、パワー密度が上がり時間短縮が可能となる。ま
た、レーザパワーをそれほど上げる必要がないので、レ
ーザの寿命を長くすることができる。 (2)2つのアームに同時にほぼ同等のグレーティング
を形成することが可能であるので、位相誤差調節をほと
んどする必要がない。
【0030】また、本発明では、光導波路の近傍に設置
したモニタ用の光導波路により、グレーティングのブラ
ッグ波長のその場でのモニタが可能になる。従って、所
望のブラッグ波長のグレーティングアレイを作製するこ
とができ、所望の発振波長の多波長レーザを作製するこ
とができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施形態
(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明する。 (実施例1)図1は、本発明による実施例1のWDM用
フィルタの概略構成を示す斜視図であり、1はSi基板
(平面基板)、2は入出力光導波路、3a,3bは3d
Bの方向性結合器、4a,4bは直線光導波路、5c,
5dはUV誘起グレーティング、18-1〜18-3はモ
ニタ用の直線もしくは直線部分を含む光導波路(以下、
モニタ用光導波路と称する)である。
【0032】本実施例1では、Si基板上に石英系ガラ
ス光導波路で構成されたWDM用フィルタを例として説
明する。本実施例1のWDM用フィルタは、図1に示す
ように、Si基板(平面基板)上に作製された石英系ガ
ラス導波路のマッハツェンダー干渉計(MZI)とブラ
ッググレーティングから成る。すなわち、Si基板(基
板)1上に入出力光導波路2、3dBの方向性結合器3
a,3b、直線光導波路4a,4b、UV誘起グレーテ
ィング5c,5d、及びモニタ用光導波路18-1〜1
8-3が形成されている。
【0033】本実施例1のWDM用フィルタの動作原理
は、前述した従来の技術で説明した通りである。
【0034】前記石英系導波路のコアのサイズは8μm
×8μm(64μm2)、コア−クラッド間の比屈折率
差は0.3%、Si基板1の厚さは1.0mmとした。M
ZIチップのサイズは、4mm×25mm(100mm
2)とし、チップ両端に入出力ファイバを接続した。
【0035】本実施例1では、UV誘起グレーティング
5dを2本の光導波路に同時に精密にかつ短時間で形成
するために、図1に示すように、3本のモニタ用光導波
路18-1〜18-3をMZIのアームのサイドに設置し
た。モニタ用光導波路18-1〜18-3の間隔は60μ
mとした。モニタ用光導波路18-1〜18-3の直線部
の長さを10mmとし、すべて平行に設置した。
【0036】ブラッググレーティングは波長193nm
のUVレーザ光とフェーズマスクを用いて作製した。
【0037】まず、モニタ用光導波路18-1〜18-3
にUVレーザ光をフェーズマスクを通して20分間照射
した。照射条件を20Hz、200mJ/cm2/pu
lseとし、ビーム長をスリットを用いて調節し、約1
mmとした。形成したグレーティング5cを広帯域光源
とスペクトラムアナライザを用いて測定した。
【0038】測定したスペクトルから、前記数1の式に
より各モニタ用光導波路18-1〜18-3の屈折率変化
を計算した。図2に、3本のモニタ用光導波路18-1
〜18-3で得られた屈折率変化を示す。図6に示す屈
折率変化からUVレーザ光のビームプロファイルを求
め、2本の導波路に同時にUV誘起グレーティングを形
成する最適位置を計算した。
【0039】ビームプロファイルP(x)を計算する際
には、次式数5の関数でファイティング(Fittin
g)を行った。
【0040】
【数5】 P(x)=a(x−x0)2+c ここで、xは位置、x0はビーム中心、aとcは定数で
ある。
【0041】前記の結果に基づき、MZIアームにUV
誘起グレーティング5dを形成した。形成前にUVレー
ザ光のビーム形状に合わせて光導波路の位置を調節し
た。UVレーザ光の照射条件はモニタ用光導波路18-
1〜18-3に照射した場合と同じとした。図3(a)
と(b)に同時に2つのアームに形成されたUV誘起グ
レーティングのスペクトルを示す。ほぼ同一のスペクト
ルが得られ、同一のグレーティングが形成されているこ
とがわかる。この結果より、本発明の有効性が確認され
た。
【0042】さらに、本実施例1の図面には図示しなか
ったが、前記光導波路のグレーティングを形成する位置
の近傍にマーカを備えることにより、グレーティングを
照射する位置が明確になり、グレーティング作製効率を
上昇することができる。
【0043】なお、前記実施例1では、MZIとグレー
ティングを組み合わせたデバイスに関して説明したが、
本発明は、動作波長の温度依存性がある非対称MZI型
フィルタについても同様に適用可能である。
【0044】(実施例2)図4は、本発明による実施例
2のWDM用フィルタの概略構成を示す図であり、1は
Si基板(平面基板)、2は入出力光導波路、3a,3
bは3dBの方向性結合器、4a,4bは直線光導波
路、5c,5dは、UV誘起グレーティング5c,5
d、20-1〜20-4はモニタ用の直線部分含む光導波
路(モニタ用光導波路)である。
【0045】本実施例2では、Si基板(平面基板)上
に石英系ガラス光導波路で構成されたWDM用フィルタ
を例として説明する。前記実施例1の方式では、モニタ
用光導波路に平行なUVレーザ光に対してのみ有効であ
ったが、本実施例2ではモニタ用光導波路に平行でない
UVレーザ光に対しても有効である。
【0046】本実施例2のWDM用フィルタは、図4に
示すように、Si基板上に作製された石英系ガラス導波
路のマッハツェンダー干渉計(MZI)とブラッググレ
ーティングから成る。すなわち、Si基板(平面基板)
1上に入出力導波路2、3dBの方向性結合器3a,3
b、直線導波路4a,4b、UV誘起グレーティング5
c,5d、及びモニタ用光導波路20-1〜20-4が形
成されている。
【0047】本実施例2のWDM用フィルタの動作原理
は、前述した従来の技術で説明した通りである。
【0048】石英系導波路のコアのサイズは8μm×8
μm(64μm2)、コアークラッド間の比屈折率差は
0.3%、Si基板1の厚さは1.0mmとした。MZI
チップのサイズは、4mm×25(100mm2)と
し、チップ両端に入出力ファイバa,b,c,dを接続
した。本実施例2では、UV誘起グレーティング5c,
5dを2本の導波路に同時に精密にかつ短時間で形成す
るために、図4に示すように、4本のモニタ用光導波路
20-1〜20-4をMZIのアームのサイドに設置し
た。モニタ用光導波路20-1〜20-4の間隔は60μ
mとした。直線部の長さを10mmとし、すべての導波
路は直線部分を有し、モニタ用光導波路20-1と20-
2の導波路の相対角度がゼロでない。
【0049】ブラッググレーティングは波長193nm
のUVレーザ光とフェーズマスクを用いて作製した。
【0050】まず、モニタ用光導波路20-1〜20-4
にUVレーザ光をフェーズマスクを通して20分間照射
した。照射条件を20Hz,200mJ/cm2/pu
lseとし、ビーム長をスリットを用いて調節し、約1
mmとした。形成したグレーティングを広帯域光源とス
ペクトラムアナライザを用いて測定した。
【0051】測定したスペクトルから、前記数1の式に
より各モニタ用光導波路の屈折率変化を計算した。図5
に、4本のモニタ用光導波路20-1〜20-4で得られ
た屈折率変化を示す。図5に示す屈折率変化からUVレ
ーザ光のビームプロファイルを求め、2本の光導波路に
同時にUV誘起グレーティングを形成する最適位置を計
算した。
【0052】ビームプロファイルP(x,y)を計算す
る際には、次式の数6の関数でファイティング(Fit
ting)を行った。
【0053】
【数6】 P(x,y)={a(xcosθ0−ysin
θ0)−b}2+c ここで、x,yは位置、a,b,c,θ0は定数であ
る。
【0054】前記結果に基づき、MZIアームにUV誘
起グレーティングを形成した。形成前にUVレーザ光の
ビーム形状に合わせて導波路の位置を調節した。UVレ
ーザ光の照射条件はモニタ用光導波路20-1〜20-4
に照射した場合と同じとした。2つのアームに形成され
たUV誘起グレーティングのスペクトルは、前記実施例
1の場合と同様にほぼ同一のスペクトルが得られた。2
つのアームには、同一のグレーティングが形成されてい
ることがわかる。この結果より、本発明の有効性が確認
された。
【0055】さらに、本実施例2の図面には図示しなか
ったが、前記光導波路のグレーティングを形成する位置
の近傍にマーカを備えることにより、グレーティングを
照射する位置が明確になり、グレーティング作製効率を
上昇することができる。
【0056】以上、実施例2では、MZIとグレーティ
ングを組み合わせたデバイスに関して説明したが、動作
波長の温度依存性がある非対称MZI型フィルタについ
ても本発明は同様に適用可能である。
【0057】(実施例3)図6は、本発明による実施例
3のWDM用フィルタの概略構成を示す図であり、12
-1〜12-8はUV誘起グレーティング、13-1〜1
3-8が半導体LD、14-1〜14-8は合波用の光導
波路、15はアレイ導波路回折格子(AWG)等の波長
合波器、17はSi基板(平面基板)、19-1から1
9-8はモニタ用光導波路である。
【0058】本実施例3では、図5に示すように、Si
基板17上に半導体LDとUV誘起グレーティングを集
積した多波長レーザを例として説明する。
【0059】本実施例3のWDM用フィルタは、12-
1から12-8がUV誘起グレーティング、13-1から
13-8が半導体LD、14-1から14-8が合波用の
光導波路、15がAWG等の波長合波器、17が基板を
示している。また、19-1から19-8がモニタ用光導
波路である。
【0060】石英系導波路のコアのサイズは7×7μ
m、コア−クラッド間の比屈折率差は0.45%、Si
基板17の厚さは1.0mmとした。チップのサイズ
は、10×35mmとし、チップ両端に入出力ファイバ
を接続した。
【0061】本実施例3では、UV誘起グレーティング
の作製を同時にモニタするために図5に示すように、8
本のモニタ用光導波路19-1〜19-8をそれぞれ光導
波路14-1〜14-8の脇に設置した。その光導波路と
モニタ用光導波路の間隔は15μmとした。直線部の長
さを10mmとし、すべて平行に設置した。ブラッググ
レーティングは波長193nmのUVレーザ光とフェー
ズマスクを用いて作製した。
【0062】まず、UVレーザ光をフェーズマスクを通
して20分間照射した。本番の光導波路とモニタ用光導
波路を同時に照射している。本番の光導波路とモニタ用
光導波路の距離は15μmと短いので、それぞれに照射
されているUV光のビーム強度はほぼ同一である。従っ
て、形成されるUV誘起グレーティングのスペクトルは
ほぼ同一である。すなわち、モニタ用光導波路19-1
〜19-8に形成されるUV誘起グレーティングのスペ
クトルをモニタすることにより、本番の光導波路に形成
されるUV誘起グレーティングのスペクトルをモニタす
ることができる。
【0063】照射条件を20Hz、200mJ/cm2
/pulseとし、ビーム長をスリットを用いて調節
し、約1mmとした。UVレーザ光を照射してグレーテ
ィングを形成しながら、モニタ用光導波路19-1〜1
9-8に接続した光ファイバを通してグレーティングの
スペクトルを広帯域光源とスペクトラムアナライザを用
いて測定を行った。スペクトルをモニタしながらグレー
ティングのブラッグ波長が所望の波長になった時に、U
Vレーザ光の照射を止めた。以上により所望のブラッグ
波長のグレーティングを作製することができた。
【0064】前記のグレーティングの作製方法を8回繰
り返し、UV誘起グレーティング12-1〜12-8を作
製した。作製したUV誘起グレーティング12-1〜1
2-8のグレーティングのブラッグ波長は、1550.1
3、1550.92、1551.72、1552.51、
1553.33、1554.13、1554.92、15
55.73nmであった。
【0065】本多波長レーザを発振させたところ、発振
波長は、1550.16、1550.90、1551.7
5、1552.50、1553.32、1554.15、
1554.92、1555.71nmであり、ITUグリ
ッドに100GHz(0.80nm)間隔で一致する目
標の8波長(1550.12、1550.92、155
1.72、1552.52、1553.33、1554.1
3、1554.93、1555.73nm)から±0.0
5nm以内に制御されていた。この結果より、本発明の
有効性が確認された。
【0066】さらに、本実施例3の図面には図示しなか
ったが、前記光導波路のグレーティングを形成する位置
の近傍にマーカを備えることにより、グレーティングを
照射する位置が明確になり、グレーティング作製効率を
上昇することができる。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形(実施例)態に基づき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施形態(実施例)に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0069】本発明によれば、グレーティングを作製す
る光導波路の横にモニタ用光導波路を構成することによ
り、短時間で消光比の高い光波回路装置(MZIとUV
誘起グレーティングを組み合わせたWDM用フィルタ)
を構成することができる。また、これにより、設計値通
りに波長が制御された光波回路装置(多波長レーザ)を
実現することができる。
【0070】また、光導波路のグレーティングを形成す
る位置の近傍にマーカを備えることにより、グレーティ
ングを照射する位置が明確になり、グレーティング作製
効率を上昇することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1のモニタ用光導波路を備
えたWDM用フィルタの概略構成を示す模式図である。
【図2】本実施例1のモニタ用光導波路の屈折率変化を
示す図である。
【図3】本実施例1の2つのアームに同時に形成された
UV誘起グレーティングのスペクトルを示す図である。
【図4】本発明による実施例2のモニタ用光導波路を備
えたWDM用フィルタの概略構成を示す模式図である。
【図5】本実施例2のモニタ用光導波路の屈折率変化を
示す図である。
【図6】本発明による実施例3のモニタ用光導波路を備
えた多波長レーザの概略構成を示す模式図である。
【図7】従来のMZIとUV誘起グレーティングを組み
合わせたWDM用フィルタの概略構成を示す模式図であ
る。
【図8】従来のWDM用フィルタのポートa→bへの出
力スペクトルの計算結果を示すグラフである。
【図9】従来のWDM用フィルタのグレーティングを形
成する方法を示す模式図である。
【図10】従来の多波長レーザの概略構成を示す模式図
である。
【符号の説明】
1,9,17…Si基板(平面基板) 2…入出力光導波路 3a,3b…方向性結合器またはMMIカプラ 4a,4b…直線光導波路 5a,5b,5c,5d,11,12-1,12-2,12-3,
12-4,12-5,12-6,12-7,12-8…グレーテ
ィング a,b,c,d…入出力ポート 10…UV光 6…フェーズマスク 7a,7b…クラッド 8…コア 13-1,13-2,13-3,13-4,13-5,13-6,1
3-7,13-8…半導体LD 14-1,14-2,14-3,14-4,14-5,14-6,1
4-7,14-8…合波用の光導波路 15…アレイ導波路回折格子(AWG) 16…出力光導波路 18-1,18-2,18-3,20-1,20-2,20-3,2
0-4,19-1,19-2,19-3,19-4,19-5,19
-6,19-7,19-8…モニタ用光導波路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−295529(JP,A) 特開2001−194549(JP,A) 特開 平11−223737(JP,A) 特開 平11−352346(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/10 - 6/14 G02B 5/18 G02F 1/00 - 1/313 H01S 5/00 - 5/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面基板上に形成された屈折率の高いコ
    アとその周りのクラッドからなる光導波路で構成される
    平面光波回路(PLC)デバイスであって、2個の方向
    性結合器とその2つの方向性結合器を結ぶ2本のアーム
    直線導波路からなるマッハツェンダー干渉計(MZI)
    の前記2本のアーム直線導波路に光誘起導波路型回折格
    子(グレーティング)を作製する方法において、 前記マッハツェンダー干渉計の近傍に形成された少なく
    とも互いに平行な直線部分を有する3本以上のモニタ用
    光導波路に紫外線(UV)レーザ光を同時に照射して光
    誘起導波路型回折格子を形成する工程と、 光誘起導波路型回折格子を形成した前記モニタ用光導波
    路の各々を導波する光スペクトルを測定して各モニタ用
    光導波路の屈折率変化を求める工程と、 各モニタ用光導波路の前記屈折率変化から前記紫外線
    (UV)レーザ光のビームプロファイルを求めて前記2
    本のアーム直線導波路に同時に前記光誘起導波路型回折
    格子を形成する最適位置を計算する工程と、 前記最適位置に前記2本のアーム直線導波路の位置を調
    節する工程と、 位置を調節した前記2本のアーム直線導波路に前記紫外
    線レーザ光を同時に照射して光誘起導波路型回折格子を
    形成する工程と、 を有することを特徴とする光誘起導波路型回折格子の作
    製方法。
  2. 【請求項2】 平面基板上に形成された屈折率の高いコ
    アとその周りのクラッドからなる光導波路で構成される
    平面光波回路(PLC)デバイスあって、2個の方向
    性結合器とその2つの方向性結合器を結ぶ2本のアーム
    直線導波路からなるマッハツェンダー干渉計(MZI)
    の前記2本のアーム直線導波路に光誘起導波路型回折格
    子(グレーティング)を作製する方法において、 前記マッハツェンダー干渉計の近傍に形成された少なく
    とも直線部分を有する4本以上の光導波路であって、前
    記4本以上の光導波路のうち少なくとも2本の光導波路
    が平行でないモニタ用光導波路に紫外線(UV)レーザ
    光を同時に照射して光誘起導波路型回折格子を形成する
    工程と、 光誘起導波路型回折格子を形成した前記モニタ用光導波
    路の各々を導波する光スペクトルを測定して各モニタ用
    光導波路の屈折率変化を求める工程と、 各モニタ用光導波路の前記屈折率変化から前記紫外線レ
    ーザ光のビームプロファイルを求めて前記2本のアーム
    直線導波路に同時に前記光誘起導波路型回折格子を形成
    する最適位置を計算する工程と、 前記最適位置に前記2本のアーム直線導波路の位置を調
    節する工程と、 位置を調節した前記2本のアーム直線導波路に前記紫外
    線レーザ光を同時に照射して光誘起導波路型回折格子を
    形成する工程と、 を有することを特徴とする光誘起導波路型回折格子の作
    製方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光誘起
    導波路型回折格子の作製方法において、 前記2本のアーム直線導波路の光誘起導波路型回折格子
    (グレーティング)を形成する位置の近傍に設置したマ
    ーカを用いて前記紫外線(UV)レーザ光を照射する位
    置を調節する工程をさらに有することを特徴とする光誘
    起導波路型回折格子の作製方法。
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